番組の名前は『Disco: Soundtrack of a Revolution(ディスコ:革命のサウンドトラック)全3話』。内容は1970年代初期に出現したディスコは元々は地下のゲイクラブで発達したもので…そしてまた1970年初期の時代はゲイ・ライツ・ムーブメント(男性同性愛者の人権運動)や女性解放運動が盛んな頃で、ディスコは新しい時代の幕開けのBGMであった…という話。
現在Global Dance Chartに入っている曲。しばらく前にUK upfront club chartとUK commercial pop club chartにも入っていた。フレーズのリピートのみでドカドカ鳴らしてひねりも無く2分とちょっとですぐ終わりますが、リズムがノリノリなので売れたのでしょう。ビートが気持ちいいのでメモしておこう。
★James Hype James Edward Lee Marslandさん。英国のDJ、Record Producer。1989ねん生まれ。13歳に音楽に目覚め15歳からDJを試みる。16歳には地元のクラブのwarm up DJとしてレジデンシーを獲得。18歳でプロのDJに。また2020にはレーベルSTEREOHYPEをスタート。
Songwriters: Christian Lars Karlsson / Negin Djafari / David Phelan / Alex Oriet / Guy James Robin / Marc A Van Oosterbaan / Virginia Sarah Breakwell / George Elliot Fraser / James Whitfield De Roche / Jordan Lees / Jan H J M Garritsen
半年くらい前かな、英国のcommercial pop club chartとupfront club chartに入っていた曲。
元曲は有名曲。オリジナルは米国のR&B女性シンガー・グループ The Emotions の1977年の大ヒット曲「BEST OF MY LOVE」。元曲はまったりといい感じのR&Bですが、この英国のゴスペル・アレンジ・チーム Revival によるカバーは、今どきのアシッドジャズ+ハウスのアレンジ+バンド仕立て。いかにもロンドンの音楽だと私は思う。ゴスペルはアメリカ発祥。しかしゴスペルをこのようにハウス系のダンスにアレンジするのは英国風でしょうか。これが私には一番気持ちいい。最高です。最高最高。
★Revival 英国のゴスペル・コーラス・プロジェクト。グループを牽引するChristopher Peyton (Vocalist/Songwriter), James F. Reynolds (Producer), Paul Gardner (Producer/DJ) and Mousse T. (Producer/DJ)は、1990年代から英国のハウス・シーンで活躍したアーティスト達。彼らが様々なR&B等のクラッシック・ソングを house, disco, and soul等の現代風な味付けで新しいダンス曲としてカバーしリリース。過去の名曲を掘り起こし様々な年齢の音楽ファンに向けて発信している。
★Imaani 英国の女性シンガー。1972年生まれ。1998年にEurovision Song Contest 1998で英国を代表し2位となる。曲「Where Are You」は英国とオランダ、ベルギーでチャートイン。英アシッドジャズのバンドIncognitoで何度もボーカルをつとめた。
World Tour Part I June 1 – Barcelona, Primavera Sound Festival June 3 – Brussels, La Madeleine June 5 – Paris, Bataclan June 7 – Cologne, Live Music Hall June 8 – Berlin, Metropol June 10 – London, Indigo at The O2 June 12 – Amsterdam, Melkweg Max June 19 – Seoul, Yes24 Live Hall June 21 – Kuala Lumpur, Zepp June 23 – Bangkok, Samyan Hall June 25 – Hong Kong, MacPherson Stadium June 27 – Taipei, Zepp New Taipei June 29 – Singapore, The Theatre at Mediacorp
World Tour Part II September 26 – Vancouver, BC, PNE Forum September 27 – Seattle, WA, Showbox SoDo September 29 – San Francisco, CA, The Warfield October 1 – Mexico City, MX, Pepsi Center October 3 – Chicago, IL, Byline Bank Aragon Ballroom October 6 – Toronto, HISTORY
October 8 – New York, NY, Terminal 5 October 9 – Boston, MA, Roadrunner October 11 – Washington, D.C., The Anthem October 13 – Atlanta, GA, The Eastern October 15 – Austin, TX, ACL Live
October 17 – Dallas, TX, The Factory in Deep Ellum
先日BABYMETALさんとElectric Callboyの「RATATATA」を聴いてElectric Callboyが ダセ~と文句を言っていたのですけど、なんとなんとこの曲、ライブで爆発する! 6月7日と8日のRock im Park と Rock Am Ring のフェスですごく盛り上がってた。
今後のショーは、漏れてくる映像での欧州フェスの盛り上がりを見てどの会場に行っても盛り上がるのだろう。今回のフェス回りの最初がドイツのフェスで Electric Callboy と共演できたのもよかった。BABYMETALさんも楽しそうだしすごくいいライブ。バンドもいい音を出してる。いいギターの音が聴こえてきた。
そしてもう一つはタイのバンドBODYSLAMとF.HERO、そしてBABYMETALのコラボ曲「LEAVE IT ALL BEHIND」。
F.HERO x BODYSLAM x BABYMETAL
- LEAVE IT ALL BEHIND (2024)
Leave It All Behind – Single
Released: March 14, 2024
℗ 2024 High Cloud Entertainment
これは3月にリリースされていたのですね。すごくいい曲。好き。タイにHR/HMのバンドがいるというのも私には新鮮。ボーカルの方がすごくかっこいい。ちょっとセクシーな声。彼の声とスーメタルさんの声が「Leave it all behind...」とハモるととてもいい響き。大人ね。切ない泣きのメロで。これはBABYMETALさんにとっては新しいイメージかも。
2曲それぞれ印象が違って面白いです。「RATATATA」はBABYMETALがコミカルだし、「LEAVE IT ALL BEHIND」はBABYMETALがすごくいい女に見える/聴こえる。面白い。どちらもイメージが違うのでいいと思う。私は特に「LEAVE IT ALL BEHIND」の大人のいい女の響きがすごくいいと思った。
I got room for you I got room for you I got room for you
--------------------------------------------------------------------- Songwriters: Ruth Anne Cunningham / Maegan Severia Cottone / John Nicholas Ealand Morgan / William Martyn Morris Lansley / Nikolaos Kalogerias / Daniel John Creasy
延々といって。こういうのが一番だらだら踊れる。お洒落な音。最高最高最高。延々と流し続けたい。4:00頃から入るサックスの音が気持ちいいですね。特にサックスが踊り始める5:15辺りからが最高。2000年頃にロンドンのAcid Jazzのバンドで延々と踊ってたのを思い出す。Down To The BoneとJazz Cafeが懐かしいね。このアレンジは米国のものですが、こういう音楽をやるバンドは今もロンドンにはいるのだろうなぁ。このプロダクションはたぶんDJが作っているのだろうと思うけれど、この音はバンドでもいける。最高だろうな。いいなぁ。3時間ぐらい踊りたい。
これもUK Commercial pop club chartとUpfront club chartに入っていた。
Main Artist:
★Sweet Georgie George Jackson/George G-Spot Jacksonさん。米国ミシガン州シカゴのDJ/プロデューサー。1986年から活動。初期の米国Houseの立役者。リミックス多数。ミシガン州、クリーブランド州で活躍中。
★Ed Ramsey 米国メリーランド州ボルチモア出身のsongwriterとvocalist。コンテンポラリーR&B…ヒップホップにジャズ、ファンクをR&Bに組み合わせたスタイルで知られる。2021 年にアルバムPOJI Recordsより『Who Is Ed Ramsey?』をリリース。その他にもシングルを多数リリース。YouTubeで聴ける。
★Peter Mac カナダ、トロント出身の音楽プロデューサー。独自の音楽エージェンシーのオーナー。ハウスミュージックのショーのプロモーター、ブッカーとして長年の経験を持つ。ボストンのBerklee College of Musicで学んだ。2020年のコロナ禍でプロモーターの仕事が出来なくなった頃に作曲を始めた。現在55歳。自らレーベルBarking Mad Musicを創設。
Remixer
★Emmaculate Eric Weltonさん。ミュージシャンと画家の両親の元、シカゴの郊外で育った。1980の後期、ティーンの頃からハウスミュージックに親しむ。1990年頃からDJのスキルを学び、その細部に至るまで完璧なプロダクションの技でEmmaculateと呼ばれるようになる。シカゴの音楽producers & sound engineersとして知られるようになる。2017年からオリジナルをリリースするようになる。2021年から3年間連続で、producer、mix engineerでグラミー賞にノミネートされる。その一つがBeyoncéの「Break My Soul (Terry Hunter Remix)」。多くの大物アーティストの作品を手掛けている。
少し前にUK commercial pop club chartまたはUK upfront club chartに入っていた曲。すごくいい曲。かっこいい曲。ダンスチャートに入っていた曲だけれどバンドの曲です。
Porijはマンチェスターの音楽学校Royal Northern College of Musicの学生が2019年に結成したバンド。まだ皆さんお若いのだろうと思います。いかにも技巧的な音楽の上手い人々のバンドという感じ。私はまだ他の曲を聴いていないのだけれど、音楽をしっかり学んだ方々が今風の音楽をやっている…将来有望なバンドなのだろうと思います。記録しましょう。
★Porij 英国マンチェスターのバンド。2019年結成。メンバーはマンチェスターのRoyal Northern College of Musicの学生で在学中に出会った。2023年にコールドプレイのマンチェスター公演のサポート。そして2024年にデビュー・アルバム『Teething』をリリース。名前の由来はporridge(おかゆ/ポリッジ)を5歳の子供が間違って書いたような綴りとして思いついたそう。
デビューアルバムは高評価で、批評家たちは彼らの音を「nu-jazz, house, funk and art-pop」や「house, garage, new wave and lo-fi pop」「90s drum 'n' bass」「indie" band "dabbling in drum'n'bass」などと表現しているそうだ。
★Ron Carroll Ronald Michael Carrollさん。1968年シカゴの生まれ。アメリカのDJ、シンガー・ソングライター、プロデューサー。ハウス・ミュージック界隈でよく知られる。最初はロックを聴いていたが、高校の頃からHouseに転向。ティーンの頃の1980年代からクラブで演奏するようになる。1994年頃から業界でよく知られるようになる。
★Eric Kupper リミックスはこのお方。米国の仏系keyboardist, arranger, songwriter, remix artist, DJ, and record producer。1980年代からキーボードやギター、作曲で多くのアーティストと活動。1986年からリミックスやプロデュースをした曲の数は2000曲以上。多くの大物アーティストを手がけ、特にDef Mix Productionsの仕事で知られる。1980年代から初期のHouse musicに関わりそのジャンルの基礎を築いたメンバーの一人。
Under exclusive licence to Warner Music UK Limited.
An Atlantic Records UK release, ℗ 2024 Isabella Cross
オリジナルver.
Issey Cross – Sleepwalking (2024)
Sleepwalking (feat. Songer) – Single
Released: February 23, 2024
Under exclusive licence to Warner Music UK Limited.
An Atlantic Records UK release, ℗ 2024 Isabella Cross
まず気になったのは prettygood Remix 。
今UKのcommercial pop club chartに入っている曲。オリジナルの曲もいいけれどこの prettygood Remix がいい気持ち。スタートはPerfumeのエレクトロ・ワールドのイントロのようだが、サビで80年代のヒップホップ初期のような音の感じ。Midnight Starの「Freak-A-Zoid」(1983) を思い出した。
●① When I fall apart, never let me crash =私が(既に)バラバラな時は、
私に自分をもっとダメにするようなことをさせないで ●② Wrote it in the stars, but they never last =‘written in the stars’=星に書いてある=運命で決まっている…等々 ここでは彼女が自分で星に書いたと言っている…しかしそれは消えてしまうと ●③ Don't wanna lose that thing that I love like Arsene Wenger =アーセン・ベンゲル:英国のサッカーチーム、アーセナルの元監督
和訳をするにあたって問題だったのは繰り返し歌われるキーワード 「Buss It Down」 この歌のキーワード。この言葉が謎。ヒップホップ系の言葉でネット上のスラング辞書にもいくつか意味は出てくるのだけれど、様々な意味があって決め手がない。下ネタ系の意味から、クラブでフロアに降りてきてダンスする等々。
Buss:Bustの意味も。胸。米国南部のスラングだそう。 Buss it down:Break it downの意味も。ダンスの意味。 Buss it down:地方の訛りによるもので元はBursting/爆発する、はち切れる Buss:Kissの意味も Bussin:awesome or great素晴らしい Bussin down:キラキラしたもので派手にデコること
それから英国のラッパーMichael Daapah/Big Shaqさんは「ガッツポーズのように手の甲を外に向けて高い時計を誇示する動作」と言っている(Big Shaqさんの曲「Buss It Down」参照)。
Buss it downとは、自分を誇示したり装飾をつけたりダンスしたり胸を出したりキスしたり爆発しそうにはち切れたり…全体にポジティブで元気がいいということだろう。しっかりと強く自分の人生の手綱を握る…そのようにも聞こえる。
というわけで意訳ではおおざっぱに色んな意味を含めて「私はやる/しっかりとやる」と訳した。
このゴスペルのコーラスの響きは Queen のコーラスを思い出す。
Buss It Down RAYE ---------------------------------------------------------------------
[Bridge] (Buss it down, back it up) 私はしっかりやる 彼女はやる気 (Back it up like a truck) 彼もしっかりと 彼らもしっかりと (Slow it down, speed it up) 私の海に溺れるまで揺さぶって あなたの海に溺れるまで揺さぶって (Shake it to your ocean drown) 自分で落ち着こうと思う時まで Oh, 私はまだその時じゃないって思った方がいい
私はやる uh, hmm, hee そして私はきっと, uh, uh, uh And a, uh (They gon' buss it down)
[Chorus] 私はしっかりやろうと思う しっかりと (She gon' buss it) 時計のように着実に それに触れて Oh, 元に戻して壊してやる きっと彼はそれが好きになると思う (He's gon' love it) Yeah, yeah, down
[Outro] (They gon' buss it down)
--------------------------------------------------------------------- Writers RAYE, Eyelar, Antoinette Smith & Mike Sabath
● If you wanted you could make it all worth it =worth it: 英語でよく出てくる言葉だけれど日本語のぴったりと合う訳がない。この考え方が日本にはないからだろう。意味は「ある行動や物事にかけた時間、お金、労力が、結果として満足いくものだった場合」。よくある日本語訳は「それだけの価値がある」だけれど日本ではあまり使わない言葉。なんとなく意訳をすることも多いと思う。この歌の歌詞も「満足できるようにしましょう」「素晴らしいものにしましょう」だろうか。というわけで意訳。
Worth It RAYE ---------------------------------------------------------------------
[Intro] Oh, no, no, no No, no, no Oh, pa-pa-ba-da あなたがきっと… Ooh, ooh, ooh, ooh No, no, no, no, My love, あなたなら全て…
[Chorus] Baby, bae, b-b-bae-b-b-baby, おねがい? (Oh, baby, would you?) ちゃんとやってくれる? (Would you make it all right?) それとももっと素敵に? (Maybe that much better babe) もしそうしたいなら
あなたはそれを素晴らしいものにできるわ, worth it, worth it, worth it (If you wanted to, oh) Ooh, 太陽が昇るのを見たら、
あなたならもっと素敵にできる だからあなたにそれを最高のものにして欲しいの, worth it, worth it, worth it
Ooh, 全ての時間をかけてもいい
あなたに全てあげようと思ってる baby だからあなたに満足のいくものにして欲しいの, worth it, worth it, worth it Ooh, 全ての時間を使って私は自分を磨かなきゃ だからあなたにそれを最高のものにして欲しいの worth it, worth it, worth it
[Bridge] 6カラットのカルティエ・リングで私を飾って, baby (Babe) トップフロアのペントハウス 2016年のシャルドネをちょっと飲んで (On the top floor) 夢みたい, baby ともかく 私 あなたに夢中 私 計画を全部書き換えてるところ とてもわくわくしてるの あなたが最高のものにしてくれることを祈ってる