2026年3月12日木曜日

映画『国宝/Kokuho』(2005) :歌舞伎の美しい映像化に価値がある





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『国宝』(2025)
/日/カラー
/2h 55m/監督・脚本:李相日
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日本で大変な大ヒットの映画『国宝』をやっと見ることが出来た。よかった!

とにかく日本でものすごい評判だと聞いていたので見ることが出来る日を楽しみにしてました。ニューヨークでのリリース、米国各地でもリリース、そしてヨーロッパ各国でもリリース…いつかいつか…やっと今年の3月になってハワイでもリリースされました。よかった。旦那Aと二人で見にいってきた。


もうこの映画は見る人見る人ほぼ全員が10点10点10点…という映画なのでここでは私が1回だけ見て思った最初の印象… PROと好きだった場面、CONを記録しておこうと思う(個人的意見です)。



★ネタバレ注意  



PROS

歌舞伎の映像化

なによりもこの映画は、歌舞伎という舞台芸術を本当に美しく美しく映画として表現したことが一番大きいと思う。美しかった。綺麗だった。豪華。ドキドキした。ワクワクした。楽しかった。あ~いいな~…と心から思った。


歌舞伎に限らず舞台上のショーというものは映像にすることが難しいと思う。舞台と映画の魅力はそれぞれが違うものだから…

映画の魅力は大きな画面を見て大音響を聞いて全身を映像と音に包まれて圧倒される…のが魅力。
 そして舞台の魅力は、生身の人間が目の前で息をして泣いて笑って叫んで歌う…その生の迫力に圧倒されるのを楽しむ…その場その場だけの一瞬一瞬を目と耳で必死に追う楽しみ…が魅力。

…どのような舞台でも生の迫力をテレビなどの映像に落とし込むのはとても難しい。だからステージ上のショーを映像/映画として見せる時には様々な演出を加えることが必要になってくる。

ステージ上の俳優の顔に迫りその表情を、汗を、息遣いをとらえ、また身体の動き、手の動き、衣装の動きを映像にとらえ…目の動きで緊張を、恍惚を、また俳優さんの背中の後ろから彼の見ているものを…。その映像の上に効果的なサウンド/音楽を添えてシーンを盛り上げていく…

それがこの映画は大変素晴らしかった。美しかった。映像が一つ一つ語っていて息を呑んだ。


私は李相日監督の映画は過去に『フラガール』を見ていた。あの映画も舞台のショーを題材にしていた。あのステージの蒼井優さんの大きな笑顔と迫力のあるダンスと音楽は忘れられない。この監督さんはステージ上のショーを映像にするのが大変上手い監督さんなのだろうと思います。

この映画の歌舞伎の映像化/映画化は芸術だと思う。二人の俳優さんが並んで踊る様子の可憐さ、そして二人が舞台の前方に歩み出てくる場面での大きな音楽、「二人道成寺」での鐘の上のシーンも、前面から二人の華やかさと迫力を、そして後ろからも二人が見ている景色を映し…そして場面を大きな音楽でうわ~っと盛り上げる。綺麗で華やかで素晴らしかった。


俳優さん達

吉沢亮さんはミステリアス。綺麗なお顔にどこか心が読めない部分がある…少し冷たい印象…それがこの俳優さんの魅力なのか、それとも演じた喜久雄のキャラクターなのだろうか。どちらでしょうね。とても不思議な魅力の役者さんだと思う。
 俊介を演じた横浜流星さん。またぼんぼんの役ですね。以前見た映画『アキラとあきら』でも大企業の御曹司でした。このお方はしっとりと憂いのある表情のいい俳優さん。お顔が好きだわ。

お二人とも陽ではない。お二人とも少し影があるようなミステリアスな雰囲気のある役者さんだと思います。お二人とも内になにかを秘めているような感じ…喜久雄の複雑な出自と、俊介の名門の血の重み…がこの映画の二人の役に合っていると思った。いいキャスティング。違和感のないキャスティング。

それから子供時代を演じた若い俳優さんお二人も良かった。特に喜久雄の黒川想矢さんはしなやかで繊細な表情のいい役者さん。

渡辺謙さんの存在感もさすが、寺島しのぶさんの苦悩の表情、高畑充希さんが色っぽかった、そして田中泯さん独特の別世界な感じ。役者さん達が皆よかった。全ての登場人物達に違和感がなかった。それもよかった。


昭和の空気

私は五社英雄監督の映画が好きで…とはいってもしっかりと見たのは3本『鬼龍院花子の生涯』『陽暉楼』『吉原炎上』だけなのだけれど、あの華やかな映像が本当に好きで…。

この『国宝』の最初の場面で、喜久雄の父親を頭としたやくざ一家の酒宴の様子が出てくる。その場面を見て「あ~これは好きなやつだ…」とすぐに馴染んだ笑。お座敷で芸者さんがいて(←イナカッタカナ?)…そうそうそうあの雰囲気…渡辺謙さんがやってきて親分に挨拶する場面も…あ~あの感じ。好き。

ところで…五社英雄監督の『鬼龍院花子の生涯』『陽暉楼』と言えば、あの映画は1930年代1940年代の話。しかしこの『国宝』の最初の場面は1964年だった…そんなに昔じゃない。それから喜久雄が成長していくにつれて、1970年代1980年代と時代が流れるのだけれど、その時代は…私も育ってました。私が知るあの頃の時代が大昔に見えた。…もしかしたら私の子供の頃の時代はもう「歴史的な時代」になったのかな…とちょっとショックだった笑。

この映画の喜久雄と俊介は(詳しいことは覚えていないのだけれど)だいたい1950年ぐらいに生まれた方々なのかな。ということは今75歳ぐらいの方の設定でしょうか。偶然だとは思うけれど、坂東玉三郎さんが1950年生まれ。ということは喜久雄と俊介は玉三郎さんと同じ時代を生きたキャラクターの設定ということなのでしょう。玉様は寅年生まれのお方だったのね。


俊介が立ち去るまで100点満点

…と思った。旦那Aも同じ意見。喜久雄君が父親を失い、入れ墨を彫って父の仇討ちに出向き、1年後に花井半二郎に芸の才能を買われて歌舞伎の世界に入り、俊介と共に日々訓練を重ね共に成長してく様子。喜久雄を追って春江も街に出てきていて共に暮らしている様子。そして喜久雄と俊介が舞台に立つようになり、大舞台に立ち…そして俊介が歌舞伎界を去る場面まではすっかり話に心を奪われていた。傑作の予感。昭和の香りも堪能した。



CONS

見終わって正直に思ったのは…
俊介が歌舞伎界を去ってからのストーリーが忙しすぎ。詰め込み過ぎだと思った。これはただただ長い原作を3時間に落とし込むことの難しさなのだろうと思った。

俊介が歌舞伎界を去るあたりから起こること(ネタバレ注意)
交通事故/代役/歌舞伎界を去る/襲名/倒れる/死去/醜聞/復帰/歌舞伎界を去る/どさ回り/復帰/共演/病/切断/舞台/死去/国宝/娘

とにかく忙しい展開。あまりにも多くの事が起こり過ぎる。そのため筋を追うことに忙しく、じっくりと人物の内面を追うことが出来なくなった。半二郎の吐血も、俊介の脚の切断もショッキング過ぎる…その悲劇があまりにも大きい。 

映画の前半では二人の歌舞伎役者の成長と内面が描かれていたのに、半二郎の吐血の頃から後は悲劇の事件を追う映画…これが起こってその次にこれが起こって…と状況の移り変わりを追うことがメインになって忙しくなり過ぎたと感じた。

私は個人的にはもっと二人の関係…歌舞伎役者のお二人の友情や仲間意識、喜び、また反対にライバル心や嫉妬、不満、怒り、苦しみ…等々の心模様を深く描いて欲しかった。特に前半の二人の成長期がとてもいい感じに描かれていたので、同じように大人になってからの二人の関係も「歌舞伎の世界の中」で見てみたかった。 

前半は人物の心を描いた繊細な描写が多かった。例えば喜久雄が半二郎の代役に抜擢された時だったか、喜久雄の手が震えて化粧が出来ない場面。喜久雄と俊介がまだ学生だった頃、満開の桜の木の下で自転車に乗っているシーン。「二人道成寺」で二人が鐘の後ろで頷き合うシーンもいい。 (喜久雄と春江が若かった頃)アパートで春江が喜久雄の入れ墨の背中にもたれて呟くように話す場面もよかった。…前半は心に触れるいい場面が沢山あった。

しかしこれは私の個人的な好み。映画やドラマでは私は人物の心を細やかに追う作品が好みなのです。


他に気になったこと…俊介が8年間、喜久雄も4年間…歌舞伎役者の二人がそれぞれ歌舞伎界を離れる話に違和感。また一度大スターになった人が地方の芝居小屋でどさ回りをすることもないだろうとも思う。それから映画の後半が駆け足だったこともあって、喜久雄が「悪魔と取引きした」と言うほど悪いことをしたようにも見えなかったのは私が昭和の頭だからか。


そんなわけで映画の前半が好き。後半は少し忙しいと感じたが、それでも舞台の場面は最高。最後は「鷺娘」を見ていいなぁと思いながら見終わった。

3時間の映画なのに長いとは感じなかった(もしかしたら忙しい展開が良かったのかもしれない)。一度も眠くならなかったし最初から最後まで心を掴まれていた。夫婦二人とも満足して映画館を出た。

なによりも大きなスクリーンで見てよかった。映画はやっぱり大きなスクリーンで大きな音で見たほうがいい。特にステージの場面が最高。いい映画は Experience/体験です。映画館で見てよかったです。


ちょっと自慢 🍀
歌舞伎の思い出  ---2023/1/26

歌舞伎と言えばこのようなドラマもあった


映画『衝撃実録! ワイヤーカード破綻劇の内幕/Skandal! Bringing Down Wirecard』(2022) :事実はフィクションより奇なり






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『Skandal! Bringing Down Wirecard』(2022)
/英/カラー
/1h 32m/監督:James Erskine』
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先日BBCとHBOのドラマ『Industry』シーズン4を見終わって色々と調べていたら見つけたドキュメンタリー。映画制作は英国/Netflix。2022年の作品。

ドラマのTender社とCEOのホイットニーのストーリーが、この実在したドイツの会社「Wirecard AG」の事件と非常に似ているというのを聞いて調べたら出てきた。旦那Aが見たいというので週末に視聴。


そのまんまでした。これ『Industry』S4のTender社の話そのまんま

この実在したWirecard社も元々はオンライン決済代行業者でポルノとギャンブルの決済サービスをしていたそう。その後同社は2005年にフランクフルト証券取引所に株式を上場、2007年にアジアに進出。その後もアジア太平洋地域で事業を拡大。同社は世界200以上の国際的な支払いサービス、また100以上の取引通貨に対応し、売上はヨーロッパ地域の割合が多いものの、資産ではアジア太平洋地域が最大であったとのこと。

しかし2019年1月、英フィナンシャルタイムズ紙(FT)がWirecard社の不正会計の疑いを報じた。同社は2020年6月18日に19億ユーロの所在不明を認め、19日にCEOのマーカス・ブラウンが辞任。そして経営破綻した。

事件発覚後、最高執行責任者(COO)ヤン・マルサレクがオーストリアから逃亡。ロシアのパスポートを偽名で取得。西側の情報機関や安全保障当局はロシアのスパイであった可能性が高いとしている


ドラマ『Industry』S4のストーリーでTender社が事業拡大したのはアフリカの地域。一方このWirecard社の事業拡大はアジアの地域ではあったけれど、詐欺の内容はほぼ同じ(かな?私もよく理解していないけど)。そしてCOOのヤン・マルサレク氏がロシアと繋がっていて逃亡したことも似ている。

似ているというよりもむしろ『Industry』S4のストーリーはこのWirecard社事件をベースにドラマを書いたとしか思えない。

『Industry』の米国人のホイットニー本人はロシアと直接関わっていたわけではなく、Tender社がオーストリアの銀行IBN Bauer社を買収したことでたまたま(運悪く)ロシアと繋がることになったけれど、このWirecard社のCOOのオーストリア人ヤン・マルサレク氏は2010年頃からロシアの情報機関と繋がっていたそうで、彼こそ事実はフィクション(小説)より奇なり。彼は現在、国際刑事警察機構(Interpol )から国際指名手配中だそう。


それからWirecard社にショート投資をした投資会社Safkhet Capital社の若い女性お2人の話も出てくる。まさにハーパーの会社。彼女達はペンシルベニア州のWirecard社のオフィスも見に行って「大きなオフィスに30人しかいなかった」と言っている。スイートピーがアフリカにTender社を訪ねたエピソードと似ている笑。


『Industry』S4を見ていたので、このドキュメンタリーもドラマと比べながら見て楽しんだ(途中で少し寝そうになったけど)。それにしてもすごい話だ。ドラマを見ていた時は…Tender社が実質ほとんど利益を上げていないのに数字をいじるだけで5千万ドルでアフリカの会社を買収したり、その数字で成功を偽って10臆ドルの投資を要求していたり…そのような話は本当にあるのだろうか?と首を傾げていたのだけれど、このWirecard社の話はもっとワイルドですごかった。こういうこともあるのだなとただただ驚き。


このドキュメンタリーの中で日本のソフトバンクの Wirecard 社への9億ユーロの投資の話が出てきてびっくり。そういえばソフトバンク社は2024年にも米国に1000億投資するという話がありましたね。あれはどうなったのだろう?


2026年3月8日日曜日

Bausa – Magnetic (2026)



ギターとピアノの音



Bausa – Magnetic (2026)
Magnetic / Addicted To Your Love – Single
Bausa
February 27, 2026
℗ 2026 Distortion under exclusive license to B1 Recordings / 
Sony Music Norway



これは英国のShazamのダンスチャートに今週入ってきた曲。

★Bausaとはノルウェーのアーティスト・トリオ(メンバーの名前が見つからなかった)。2021年にデビュー。2023年にはシングル「Turné」がヒット。同局はノルウェーのグラミー賞とも言える Spellemann 賞で「ソング・オブ・ザ・イヤー」「ブレイクスルー・オブ・ザ・イヤー」「パーティー・ミュージック・オブ・ザ・イヤー」にノミネート。

これからは世界を目指し B1 / Ministry of Sound Recordingsから、ボーカルをフィーチャーしたハウスのシングルをリリースしていく予定。このダブルシングル「Magnetic / Addicted To Your Love」はクラシックなディスコ/ファンクとキャッチーなボーカルとメロディーを融合させたスカンジナビア風ハウストラック。



Magnetic
Bausa
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僕の時間を犠牲にしてる
君を捉まえるため, ooh
僕の時間を使って
君を捉まえるため, ooh


Ooh, ooh
ぼくを引き寄せて 磁石のよう...


どうして君の愛は僕をこんな風に感じさせるのか教えてよ
クレイジーだよ 君はいつも僕が考えてることを勘ぐってる
どうして君の愛は僕をこんな風に感じさせるのか教えて
クレイジーだよ 君はいつも僕が考えてることを批判する


僕の時間を犠牲にしてるんだ
君と一緒にいるために, ooh
僕の時間を犠牲にしてる
君を捉まえるため, ooh


Ooh, ooh
Pull me close, magnetic...


どうして君の愛は僕をこんな風に感じさせるのか教えてよ
クレイジーだよ 君はいつも僕が考えてることを勘ぐってる
どうして君の愛は僕をこんな風に感じさせるのか教えて
クレイジーだよ 君はいつも僕が考えてることを批判する (ooh)


Save my... yeah, yeah
Save my... yeah, yeah, yeah...


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Writer(s): Sebastian Teigen, Edvard Braein Groth, Fredrik Kristoffer Von Krogh, Philip Bergenstjerna



2026年3月5日木曜日

英ドラマ BBC/HBO『インダストリー/Industry』(2026) シーズン4, 第8話まとめ:Both, And …そして感想



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『Industry』 (2026) TV Series-Season 4/英・米/カラー
/約50分・全8話/
制作:Mickey Down, Konrad Kay』
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英国BBCと米国HBOの制作のドラマ。米国での放送はHBOチャンネルで 2026年の1月11日から3月1日まで。

はぁ…終わりました。やっと。このドラマは私にはわかりにくいので毎回中身を掘り下げてみたけれど、その作業が大変で…すっかりエネルギーを吸い取られてしまった。今もぼ~っとしてる。

今回の第8話はビジネス関連の難しいことが全て終わってシーズンのエピローグ(登場人物達のその後)的なものだったので、簡単にあらすじだけ書いておこう。Wikipediaの英語のあらすじをGoogle翻訳して手を加えたものを載せておく。。






★あらすじ/ネタバレ注意







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最終回第8話 あらすじ

● Tender社のスキャンダル後、労働党政府・産業担当国務大臣ジェニファー・ベヴァンはテレビで政府を擁護する。

● (アフリカ・ガーナ国Tender支社だった)トニー・デイは警察がロンドンのTender社本社を捜索中に逮捕される。

● ヤスミンはヘンリーと離婚する。

● ホイットニーはヘンリー・マックに、自分と一緒にリトアニア国ヴィリニュスへ逃げるよう促し、ロシアがTender社に関与していることを明かし、偽造リトアニアパスポートを提供する。

ヘンリーは最初飛行機に乗るが自らのアイデンティティを捨てることを拒否し、ホイットニーを厳しく罵倒して帰宅するが、そこで警察に逮捕される。

●  SternTao社の…ハーパー、スイートピー、クワベナはTender社の破綻で1億1千万ポンドを稼ぎ、それぞれ200万ポンドを分配し、新しい事務所を模索する。

● ヘンリーは信託義務違反の司法取引を受け入れ、逃亡したホイットニーに不利な証言をする。

● 投資家/ヘンリーのゴッドファーザーのオットーは、暗殺の危険を理由にロシアのことに触れないようヘンリーに警告する。

● ヘンリーから離婚したヤスミンは、改革的右派政党Reform UKの政治家セバスチャン・ステファノヴィッツを推し、パリで彼の資金集めのパーティーを主催する。

● パーティーに招かれ参加したハーパーは、欧州右翼の客たちとの不快な会話と、また彼らを楽しませるために連れてこられたヘイリーをはじめとする若いエスコートの存在について、ヤスミンに詰め寄る。

● ヤスミンは、これは女の子達からの搾取ではなく、彼女達に豊かな生活の機会を提供しているとして自分の行動を弁明し、ハーパーにエリックとDollyのビデオを見せる。

● ビデオを見て動揺したハーパーは、ホテルの部屋に戻りクワベナに「もはや自分の身近な人たちを認識できなくなった」と告げる。

● ヘンリーはノートンの邸宅で自宅軟禁されている…広大な土地でのんびり。

● ハーパーは短編映画『Tender』についてインタビューを受け、将来について思いを巡らせる。

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個々の人物達


ハーパー・スターン/Harper Stern(Myha'la)
よかったですね。前回の最後に私が心配したヤスミンとの夜遊びでの「インサイダー取引きの疑い」にもならず、無事に巨額の収入を得た。ショート投資大成功! 

Tender社株のショート投資が成功した後、ハーパーがエリックの留守電に電話しているのが哀れ。しかし彼女は孤独な人ではあるけれど、これからは成功した会社のリーダーとしてスイートピーとクワベナが信頼できるパートナーになるのだろう。会社の規模も大きくなるのかな?

ハーパーは母親が亡くなったことで何か区切りができたのではないか。今回のエピソードの最後はハーパーが常識のある人物になっているのが面白い。ハーパーはパーティーでの(変わり果てた)ヤスミンとの会話で、ヤスミンを友人として現実に引き戻そうとしていた。今まで彼女は成功のためなら全てを裏切っても平気なキャラだったのに、今シーズンの最後にはハーパーがまともな人物に成長している。


スイートピー・ゴライトリー/Sweetpea Golightly(Miriam Petche)
投資の成功でスイートピーも子供っぽくはしゃいで嬉しそうだ。このシーズンは彼女が大活躍。頭が良くて勇気がある。明るく行動派でかっこいい女の子。感情も表に出やすくてかわいい。好きなキャラ。


クワベナ・バナーマン/Kwabena Bannerman(Toheeb Jimoh)
実はまっとうな青年。ネット上の彼の評価を見ていると「クワベナは軽薄で軽くて…」などの批判も見かけるのだけれど、年寄りの私にはこのシーズンの中で彼が一番まともな人物に見えた。

確かに彼はお調子者で下ネタ大好きで、いつも笑っていて軽薄に見えるけれど、彼の行動を見ていたら…実は根がとてもまともな好青年ではないかと思ってしまった。

アフリカでのスイートピーとの一件でも、最初彼は「隣の部屋にいるから」などと言ってスイートピーの部屋に踏み込む意志はなかったと思われる。スイートピーが鼻血を出してトイレから出てきた時もマイクを投げ出して助けに来てくれた。その後スイートピーが荒れていてきわどい質問をしていた時も、くだけた調子だとはいえ躊躇しながら笑顔で答えていた。

彼は裏表のない(嘘つきではない)とてもまっとうな青年に思える(私のような年寄にはネ)。彼は信頼できる人だと思う。彼の頭がいいのはハーパーが彼をMostyn Asset Management社から引き抜いたことでもわかる。優秀な人なのだろう。彼のように普段は下ネタ好きで軽薄そうに見えても「実はまっとうないい人物」というのはとてもいいキャラ設定。


ホイットニー・ハルバーストラム/Whitney Halberstram(Max Minghella)
生きていた。そして逃げた。第6回で私は彼がアメリカで苦労したリトアニア移民の息子だと想像したが、この第8回ではヘンリーのリトアニアの偽パスポートも出てきたので、ホイットニーもただ嘘つきの米国人の可能性の方が大きいと思った笑。

ま~この人は最初から最後までポーカーフェイスというか…大根というか…よくわからない人物でした。ポンジ・スキームの大犯罪人。とんでもないですね。彼に比べると、周りにいる人物達が全員まともな人間に見えてくる…それほどスケールの大きな悪党。特に女性+若い女の子達をビジネスでの恐喝の道具に使った方法は絶対に許すまじ。もう2度とこのドラマには出てこなくてもいい。飛行機の飛び立つ前にヘンリーに罵倒されて私はとてもすっきりしました笑。結局彼はロシアを頼ったわけだけれど、その後の命がどうなるのかは誰にもわからない。

実はホイットニーとTender社の件で、近年似ている事件があったことをネット上で知った。このTender社と同じような事件がドイツであったらしい。会社の名前は「Wirecard AG」…この会社もオンライン決済代行業者でポルノとギャンブルの決済サービスをしていた。その後同社は不正な業務と財務報告でCEOだったMarkus Braun氏が捉えられ懲役刑判決を受けたが、COOだったJan Marsalek氏が逃亡し、現在ロシアに隠れていてロシアの諜報機関の保護下にあると考えられているそうだ。このシーズンはこの事件を参考にしたのだろう。


ヘンリー・マック/Sir Henry Muck(Kit Harington)
貴族のボンボンで世間知らず。もうどうしようもなくダメな人。現実が見えていないというか情けない人だがなぜか憎めないお殿様。シャワーの中で「He is an Englishman~ ♪」と大声で歌う笑。漫画のように滑稽で子供みたいで憎めない。ホイットニーが後ろに立っているのにお尻を出したまま歌い続けるのはただただ可笑しい。お人好しで他人をすぐに信じてしまうのだろうね。

自分を利用しただけのヤスミンの意図にも全く気付かずに「愛してる」を言い続けて、あ~この人はどこまで気付けない人なのだろう…と少し可哀想にもなる。

ただ彼の最後の砦が…自分の貴族のタイトルだったのにも大笑い。ホイットニーに誘われて、リトアニアの偽パスポートと共に飛行機に乗り込んだはいいが、偽パスポートと英国のパスポートを見比べ…彼の英国のパスポートのSIR E HENRY MUCK BT、R F HENRY DE CHARTLEY NORTON に比べ、偽パスポートには何の称号も無いのを見て何か思うところがあったのだろう…ブチ切れて(口に出来ないような)酷い言葉でホイットニーを罵倒した。大変な権幕で。 … ヘンリ~ 笑笑笑笑笑、笑ったわ。

…そんなに大声でホイットニーを罵倒できるのなら、どうしてもっと早くホイットニーから離れられなかったのよ笑

結局はご先祖様に顔向け出来ないことはこの人には出来なかったということでしょうか。偉大なご先祖様があるから今の自分がある、家名に傷をつけるわけにはいかない、だから「I want to be a better person!!」なのだろう。育ちのいい人の道徳心の基本が見えますね。

「There is dignity to knowing your place.」 …いい言葉。様々な意味に解釈できるけれど。  

結局ノートンおじさんやオットーおじさんに守られて広大なカントリーハウスで釣りをしながらのんびり軟禁生活を送っている。「He is an Englishman~ ♪」がBGM笑で。平和やね。第7回で「ノートン卿は力のある人なので頼ればいいのに」とここにも書いたのだけれど結局そうなった。

彼はヤスミンのような異国系の女性ではなくて、素直なイングリッシュローズと結婚して平和に偉大な家系を繋げていけばよろしい。

調べたらヘンリーの本名はSir Reginald Henry Ferrers de Chartley Norton Muck, 11th Baronetだそうで…長い。そういえばMuck家はカトリックだと言っていて(Anglicanじゃないのか)、名前を見るとフランス系なのかな…ノルマン系ならずいぶん古い家系ですね。

ちなみにヘンリーが「He is an Englishman~ ♪」と歌っていたのは英国のArthur Sullivan and Gilbert and Sullivanによる喜劇オペラ『H.M.S. Pinafore/The Lass That Loved a Sailor』から「For He is an Englishman」。

それからヘンリーを演じる Kit Haringtonさんは本物の貴族の末裔だそう。調べたらご先祖に16世紀の貴族の肖像画が出てきてびっくり。


ヤスミン・ハナニ/Yasmin Kara-Hanani(Marisa Abela)
…溜息。ヤスミンは堕ちました。犯罪に手を染めた。彼女は数シーズン前から今米国で問題になっているエプ〇タ〇ン氏のパートナー、ギレ〇ン・マク〇ウェル氏に似せて設定されているキャラだったのだけれど、犯罪もそのままのキャラに変わってしまった。

ヤスミンの父親Charles Hananiはレバノン系英国育ち。彼はオックスフォード大を卒業し英国上流階級の社交クラブに属し、出版社Hanani Publishingのオーナー。地中海での休暇中にヨットの事故で死去(シーズン3)。ヤスミンはその彼の娘として育った。

…ヤスミンのキャラ設定がギ〇イン・マクス〇ェル氏と似ている…

マ〇スウェル氏の父親ロバート・マク〇ウェル氏は英国のメディア王。彼女も裕福な家庭で育ち20代には英国社交界の華。父親は彼女を可愛がりヨットにも「Lady Ghislaine」と名づけたという。父親のマクス〇ェル氏は休暇中に大西洋でヨットの事故で急死したそうだ。 …その設定がヤスミンの設定とかなり似ている。

まさかこれほどギ〇イン・マ〇スウェルと同じような道を歩むとは驚き。もう堕ちるところまで堕ちた。ここまで堕ちたらもう今後のシリーズに居場所は無いのか?

このドラマシリーズの様々な人物達の中で、ヤスミンはハーパーと共に残っていたキャラなので…おそらくシーズン5にも出てくるのだろうけれど、ここまで堕ちたら闇が深すぎて…、もしかしたらシーズン5はヤスミンのその後を追う話になるのか?そうなったらもう新しいストーリーは作れないような気がするが。どうなるのか?



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最後に

面白かったドラマ。ひさしぶりにはまった。

それにしてもこのドラマは最初のシーズンからずいぶん話が大きくなった。最初は大卒の新人がロンドンのシティに入って金融界に生存する魑魅魍魎達を観察する…という話だったと思うが、ハーパーの成長がとてつもない…と同時にドラマのスケールも大きくなった。ハーパーがショート投資を行う間に、大企業の大掛かりな詐欺事件を扱い、なんとロシアまで関わってきた。

ドラマの設定の範囲も大きくなっていて…英国の政治とメディアが大企業の詐欺事件に関わってくるのも面白かった。Fintech界新進のTender社と労働党政府の親密な関り。反対派の保守党メディアがTender社の問題を記事にしながら現行の労働党政府を叩く。そのメディアのオーナーは保守党の貴族院のメンバー。複雑なことにTender社はその貴族のメディア王の甥ヘンリーをCEOとして引き入れている…。

そのような政治の党派の争いと詐欺企業が絡むその外側で…ハーパーの投資会社が大儲けをするという話。

Tender社のもう一人のCEOは得体のしれないアメリカ人…オーストリアの銀行の買収で同社にはロシアが関わってきた。そしてその銀行のオーナーは極右。そこに英国の右派政党が今後関わってくるのだろうか。

その上流の社交会界隈にヤスミンがやっと自分の居場所を見つけた。


よく考えられた脚本だと思う。俳優さん達も成長して…いい俳優さん達が沢山。特にヤスミン(Marisa Abela)とヘンリー(Kit Harington )の役者さんは本当に上手い。演技を超えている。

苦しくなるほど情報を掘り下げながら見たけれど、なんとか完走できてよかった。

さてこのドラマは、これからシーズン5がファイナル/完結編で決まったそうだ。それにしても今までの馴染みのキャラがずいぶん消えたのだけれどこれからどうするのだろう。

シーズン5を楽しみに。



Season 4
Season 3
Season 2
Season 1


2026年3月4日水曜日

お猫様H:また踏みしだかれる



このような写真は、1年の中で冬の間に数回しか取れないのでまた同じようなお写真の昼 Ver.。雨が多くて少し寒かった2月の初め頃。


今年はお雛様を出さなかった。ドラマの『Industry』のまとめを書いていて疲れてしまった。また来年。来年こそは2月の始めに出そう。

ハワイは3月になって暖かくなってきました。もうブランケットもいらないかな。


2026年3月2日月曜日

英ドラマ BBC/HBO『インダストリー/Industry』(2026) シーズン4, 第7話まとめ:Points of Emphasis




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『Industry』 (2026) TV Series-Season 4/英・米/カラー
/約50分・全8話/
制作:Mickey Down, Konrad Kay』
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今回もまた難しかった。2回も繰り返して一人で見てやっぱり理解できず、週末に旦那Aと3回目を見て説明を聞いてやっと理解できた。トホホ

この回は本筋から離れて「保守派が労働党政府を引き摺り下ろす話」。そこにヤスミンが大きく関わってくる。…しかし最初は「いったいこの話は何の話だろう?」と、この回の意味そのものがよく理解できなかった。それで内容を理解するのにも時間がかかってしまった。

前回第6回で、
ハーパーのSternTao社がTender社の詐欺のひとつを暴き
● Tender社の株価も下がり
● ヘンリーがホイットニーのおかかえ監査人をクビにして
● ホイットニーがヘンリーに「Dear Henry...」と罪を認めたことから
私はこの回はまずホイットニーが逃亡して、Tender社の株価がどんどん下がってハーパーが大喜び…の内容を期待していた。

ところがそうではなかった。Tender社の勢いはまだ衰えていない。急に政治家が絡んでくる話が出てきて…????

というわけで今回は、私が理解した内容の解説的なものを記録しておこう。



ちなみにこのシーズンの最終回・第8回はすでに3月1日の日曜日に放送されたのだけれど、私はまだ見ていない。この文章をブログにあげてから最終回を見る予定。





★あらすじ/全てネタバレ注意





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この回はヤスミンの回

まずこの第7回は…ヤスミンにスポットライトを当てるための回。そういえばヤスミンはこのドラマのメインの人物であるにも関わらず、このシーズンでは第6話までずっと脇役だった。そこで脚本はこの第7話を「ヤスミン主役の回」にしたのだろうと思った。むしろ政治家の話を初回から盛り込んだのは、ヤスミンに活躍の場を与えるためのものだったのかもしれない。

この回はヤスミンが全ての可能な限りのコネを使い、嘘の情報を流して物事を自分の思い通りに動かしていく回。その犠牲者は、Tender社と労働党政府の大臣リサ・ディーン、そして夫のヘンリー。

まず冒頭の、ホイットニーから手紙「Dear Henry...」を受け取ったすぐ後のヘンリーとヤスミンのシーン。この場面でどうやらヤスミンはヘンリーを見捨てたのだろうと思った。

ヘンリーは、お坊ちゃん過ぎてお人好し過ぎてだらしがなくて、ちょっと残念な頭で…ホイットニーに丸め込まれてしまった。そしてまたヘンリーは愚かなことに財産をTender社の株につぎ込んだと言う。財産を失う危機なのに、それでもヘンリーが心配するのは自分の名誉や評判だけ。ヤスミンが怒鳴れば「だって僕はもっと良い人でいたいから…」と大声を上げる。ヘンリーには現実が全く見えていない…大切な財産よりも自分の名声を気にするような男だった…。

それでヤスミンはヘンリーを見限ったのだと思われる。これがこの回のヤスミンの行動のきっかけ。



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しかしそれでも納得がいかぬ…プロットの穴

そんなわけで、確かにこの回がヤスミンのスポットライト回だというのは理解した。しかしそれでもこの回はプロット的に無理がある。というわけでまずここで少し文句も書いておこう。

なぜSternTao社は決定的な証拠の写真を発表しないのか?

前回の終わりに、ホイットニーがヘンリーに種明かしの手紙を渡したのでもうTender社も終わりかと思ったら、その後また何事もなかったようにTender社の株が持ち直しているとか、その上にPierpoint社の買収の話が出てくるとか…表面的にはあまり状況は変わっていない模様。

いったい前回のハーパーの、Alphaコンファレンスでの「Tender社の詐欺」の暴露の影響はどうなったのか?

何よりもハーパー及びSternTao社は、なぜスイートピーがアクラで撮った空のオフィスの写真を「Tender社の詐欺の証拠として発表しなかったのか?そしてさっさとFinDigest誌、または他のメディアにその写真を流さなかったのか?あの写真を出せば…動かぬ証拠としてTender社への当局の捜査が始まるだろうし、もちろん株価も下がる。SternTao社はなぜ証拠写真を出さなかったのか?


なぜノートン卿はヘンリーを救わないのか?

ヘンリーは甘やかされた役立たずの残念なボンボンかもしれないが、伯父のノートン卿が彼を見捨てるのはおかしい。

保守派の彼が自分のメディアで労働党を貶めたいのはわかる。しかしそれと、甥を見捨てるのは別の話だろう。メディア王のノートン卿、貴族のノートン卿が英国内で最高レベルの弁護士を雇うのは簡単なことだろう。Tender社の問題は全てホイットニーの詐欺行為。CEOになってからまだ日が浅いヘンリーは実質イノセント。「Dear Henry」の手紙はホイットニーの罪の証拠としても使えるだろう。ノートン卿が国内最高の弁護士を雇えばヘンリーを救うことはできるのではないか?


そのようなことを考えてこの第7話のプロットには少し穴があるのではないかと思った。そのような疑問がある前提で個々の人物達のストーリーを書く。



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まずは全体のあらすじ(英語のものをGoogle翻訳)

ヘンリーとヤスミンはホイットニーの手紙を読んでパニックになるが、ヘンリーは当局に行くことを拒否する。Tender社に対する規制当局の調査を複雑にするためホイットニーは密かに株式を取得していたとしてPierpoint社の買収を提案する。彼とヘンリーはニューヨークに行き、Pierpoint社の年次総会で買収提案を行う。ホイットニーは逃亡しようとするが、ロシア人の取り巻きが彼を阻止し、ジム・ダイカーを殺害したことを暴露して脅迫、Pierpoint社の買収を進めるよう強要する。年次総会で、ホイットニーは主に変動の激しいTender社の株で構成された株式を帳簿価格の1.9倍で買収を提案する。一方、ヤスミンはハーパーを説得し、ディーンがTender社に関する懸念を表明したメモを隠蔽したという疑惑を広めさせる。ハーパーはこの主張をFinDigest誌の編集長バージェスに持ち込み、バージェスはそれを公表する。ノートンのタブロイド紙「The Patriot」もこれを大きく報道したため、内務大臣リサ・ディーンは辞任に追い込まれ、Tender社は重大詐欺局の調査と新たな監査を受けることになる。その後Pierpoint社のウィルヘルミナはヘンリーに対し、ホイットニーがPierpoint社の株式を実際には購入しておらず、自身は彼の買収提案を別の買収提案に利用しただけだと告白する。困惑したヘンリーはホイットニーに電話をかけようとするが、彼の電話は机の上に置き忘れられている。ハーパーとヤスミンはバーで出会い、互いの嫉妬と恨みを打ち明け、クラブで一緒に踊る


この回を人物ごとにまとめると…

①ヤスミン
ヘンリーを見限り、嘘をばらまいてTender社と労働党の政府を陥れ、自分はTender社から逃げようとする

②ホイットニー
Tender社から逃げようとしている。しかしロシアのスパイに抑えられた。Al-Mi'raj Pierpoint社を買収しようとするが、結局できなかった

③ヘンリー
気弱で現実を見ることが出来ず、ホイットニーに脅されてTender社から逃れられなくなっている。彼が気にしているのは名誉を失うこと

④ノートン卿
労働党政府を陥れるために甥ヘンリーの会社Tender社を見捨てる。自らの持つメディアで労働党政府を批判

⑤通商産業大臣リサ・ディーン
Tender社と政府との親密な繋がりを(理不尽にも)責任を負わされて辞任

⑥産業担当国務大臣のジェニファー・べヴァン
元々Tender社と政府を繋げたのは彼女だったが、保身のためにリサを救うことができなかった。

⑦ハーパー・スターン
ヤスミンの話に乗って嘘をFinDigest誌に伝える。

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【人物達】


①ヤスミン
ヘンリーを見限り、嘘をばらまいてTender社と労働党の政府を陥れ、自分はTender社から逃げようとする


まず「元々Tender社のホイットニーとヘンリー、大臣のジェニファーを結びつけたのはヤスミンだった」


さてヤスミンは今回の主役。彼女はまずヘンリーを見捨てることに決めた。彼女はTender社とヘンリーを見捨てて、自分がTender社の危機から抜け出す方法を探っている。

一番の目標はTender社を潰すこと。そのためにヘンリーの伯父のメディア王ノートン卿を誘いこむ。

ノートン卿にヘンリーとの結婚を聞かれて問題を打ち明けるヤスミン…ヘンリーのお酒と薬…特にヘンリーの薬問題は少し盛って伝えている?(たぶん嘘その1。ヘンリーはヘロインはやっていなかったのではないか?)


Tender社には労働党の政府が関わり過ぎていた。労働党は首相の前向きの意向によりTender社の銀行ライセンスの取得を急がせた過去もある。現在Tender社の株価は下降し、労働党の政府は保守党に責められて焦っている。

Tender社を積極的に推していた産業担当国務大臣のジェニファー・べヴァンがヤスミンに電話をしてくる。彼女はノートン卿の持つタブロイド紙と話をしたいと言う。(←なぜ?)


保守党のノートン卿の持つタブロイド紙「The Patriot」の編集長ケビンと、ジェニファーとのミーティングが行われる。ケビンは労働党の政府と通商産業大臣のリサ・ディーンを引き摺り下ろすための記事の証拠が欲しいとジェニファーに問う。ジェニファーはそれを拒否する。


次にヤスミンはSternTao社のハーパーを訪ねて、通商産業大臣リサ・ディーンを貶めるための「嘘」を伝える

リサがTender社を推していたこと(嘘その2 リサは元々Tender社に反対していた )…リサがWebHorizo​​nでのスピーチでヘンリーを紹介したこともその証拠とされる。
● リサがTender社の銀行ライセンスの獲得を早めるため(事前調査で言われていた)Tender社に関する懸念を記したメモを隠蔽したこと(嘘その3)。

そしてハーパーにこれらの情報をFinDigest誌に伝えるよう仕向ける。


ヤスミンはハーパーに「Tender社のことは私一人だけが反対していたの(嘘その4)」と言うが、ハーパーに「でもそうじゃなかったよね」と返されて「そんなのどうでもいいの、この話をどこかのメディアに伝えてよ、そうしたら株価も下がるから」などとヤスミンは開き直る。


その後ハーパーがFinDigest誌の編集長エドワード・バージェスにその情報…大臣のリサ・ディーンがTender社の事前調査での問題を隠蔽したこと(嘘その3)を伝える。


それが FinDigest 誌の記事になる。FinDigest誌の疑問記事を受けて今度はノートン卿のタブロイド紙 The Patriot 紙、そして保守派の新聞(名前はわからない)が「リサとTender社の親密さ」を記事にした。労働党の首相官邸が狼狽える。

リサ・ディーンが辞任。

そしてTender社は重大詐欺局/The Serious Fraud Office (SFO) の調査と新たな監査を受けることになった。


これらのことは、夫のヘンリーがニューヨークに出張中の出来事。ヤスミンは各メディアを嘘で操りTender社を貶めている。

そしてノートン卿には「ヘンリーは人生を通して何の責任も負わずに生きてきた。これは彼への愛。私たちは彼のためにできる限りのことをしてきた。」と泣く。

そしてヘンリーがロンドンに帰ってきた時にはヤスミンはすでにTender社を退社していた。


後でヤスミンは、ジェニファーから「The Patriot紙の記事のきっかけとなった FinDigest 誌へのリークは... あなたなの?」と聞かれてまたヤスミンは「あなたの望み通りになったでしょう」と開き直る。

最後にハーパーを誘って夜遊び。朝まで踊り飲んで酔っぱらっている…。さてどうなる?


ヤスミンは今回様々なものをズタズタに引き裂いている。ヘンリーを見捨てることを決め、ヘンリーの出張中に伯父のノートン卿のメディア、そしてハーパーを通してFinDigest誌を使い、Tender社と労働党の政府の親密さの嘘の記事を流した。結果嵌められた大臣のリサ・ディーンは辞任。Tender社の株価も落ちることになる。

● さて最後にヤスミンはハーパーを誘って夜遊びをしていたけれど、これも彼女のアイデアによる意図的なものだろうか?…まず、Tender社の社員だったヤスミンが、SternTao社のハーパーと夜遊びをしているところを写真に撮られたら、ハーパーのTender社の投資がインサイダー取引きだと疑われる可能性もある。また二人で夜通し朝まで飲んで遊んでいたら、翌朝予定していたTender株の買い戻しがきちんとできるのかも不安になるが大丈夫だろうか?


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ホイットニー
Tender社から逃げようとしている。しかしロシアのスパイに捉えられる。Al-Mi'raj Pierpoint社を買収しようとするが結局できなかった


Tender社の全ての詐欺行為はこの人の罪。


詐欺に詐欺を重ねて問題を大きくする詐欺行為をポンジ・スキーム(Ponzi scheme)という。Tender社も数値の上だけで買収を重ね、社の事業が成功しているように見せかけ、投資家からの出資を誘い、その嘘の好成績の評判で株価が上がっていく。
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● Ponzi scheme
ポンジ・スキームとは、実際には資産運用をしていないにもかかわらず、「高配当」を謳って投資家から資金を集め、新規の出資者から得たお金を以前からの投資家への配当として支払う詐欺的な手法。いわゆる自転車操業であり、新規の投資が滞ると破綻する。…特徴は「必ず儲かる」「短期間で高配当」などの甘い言葉で誘う。その方法は、新規投資家から集めたお金で、古い投資家に配当(または元本)を支払う。…等々、詐欺を積み重ねていく。
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ホイットニーの人生も嘘に嘘を重ねた人生だった。


今回ホイットニーはTender社からの逃亡を試みている。逃げるにあたって、責任を押し付けるのは社のCEOヘンリー。前回ヘンリーに手紙「Dear Henry...」でおおまかな罪の内容を伝えた。ヘンリーが当局に出向いて社の詐欺の事情を明らかにすると言えば「君も罪を逃れられない」と言って脅す。気弱なヘンリーは(名声を失うなどの恐れから)ホイットニーの言いなりになってしまう。

そしてホイットニーはまた詐欺を重ねる。取締役会義でTender社がAl-Mi'raj Pierpoint社を買収すると発表。そのアイデアを(ロシアに繋がる)フェルディナンドも推している。

ホイットニーとヘンリーはニューヨークに飛び、Al-Mi'raj Pierpoint社の年次株主総会(AGM/Annual General Meeting)へ出席。ホイットニーは事前にAl-Mi'raj Pierpoint社のウィルヘルミナに電話をし「 Al-Mi'rajがPierpointを手離したがっていることを告げ、Al-Mi'rajの持ち株を買い取りたいから自分に会場で話をさせろ、そうでなければ社の悪い評判をマスコミに流すこともできると脅す。ウィルヘルミナが合意。


ニューヨークでの夜、ホイットニーは逃亡を試みる。逃亡先は日本の埼玉県!ところが(ロシアと繋がっている)フェルディナンドと部下が彼を捉える。彼らはホイットニーを見張っていて空港のWIFIからホイットニーの交信データを受信し彼の逃亡計画を掴んだらしい。フェルディナンドは(ロシアは)Pierpointの買収を望んでいる…それでPierpoint社の顧客情報を手に入れたいと言う。

またフェルディナンドはFinDigest誌のジムの死にも関わっていた。車の中でホイットニーの隣に座ったフェルディナンドの部下は、第4話の最後で…ジムとリシにパブで絡んできた(ロンドン下町アクセントを喋る)見知らぬ男だった(唖然)。


翌日、ホイットニーは Al-Mi'raj Pierpoint社の年次株主総会の会場で買収を発表する。言葉巧みにTender社の株で Al-Mi'rajの持ち株を買うと言う。


帰りの飛行機の中で、ヘンリーがホイットニーに「なぜAl-Mi'rajの幹部は君の意見を支持したのか?」と聞けば、ホイットニーは「たぶんヘイリーとデートしたからかな」と言う。

帰国後ヘンリーがPierpoint社のウィルヘルミナからの電話を受ける。ホイットニーが買収しようとした Al-Mi'raj の持ち株分はすでに Temasek 社へ売れたと言う。Temasek社との話は実は以前から進んでいたのだが、ホイットニーが会場で買収の意志を話したことから予定していたよりも高く売れたらしい。

その後ホイットニーが行方不明/AWOL(absent without official leave)になる。彼が片時も手放さなかったスマホは机の中で鳴っていた。逃亡?それとも消されたか?


余談だが前回第6回で私は「ホイットニーがリトアニア人の移民の子供で米国で苦労をした」などと考察を書いていたが、今回それを証明する内容は無し。ホイットニーのリトアニアのパスポートは逃亡のために新しく作った偽パスポートの可能性も。


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ヘンリー
気弱で現実を見ることが出来ず、ホイットニーに脅されてTender社から逃れられなくなっている。彼が気にしているのは名誉を失うこと


貴族のボンボン、世間知らずで気弱なため、ヘンリーは一般の会社の経営には向いていなかった。ホイットニーはヘンリーのもたらす上流社会でのコネを求めて彼に近づいた。ヘンリーの世間知らずで気弱な性格は、詐欺師のホイットニーには好都合だった。

前回の「Dear Henry」=ホイットニーの手紙でヘンリーは詐欺のあらましを知った。それはヘンリーに罪を自覚させ、彼に罪を押し付けるのが目的。ヤスミンはあの手紙を「脅し」だと気付く。しかしヘンリーは、家名に傷をつけること、そして自分の名誉を失うことを恐れて当局に出頭することが出来ない。

ホイットニーはヘンリーに「君は罪から逃れられない、君も刑務所行きは免れない」と脅す。そしてヘンリーはまたホイットニーの繰り返す「Tender社は回復するから大丈夫」の言葉に言いくるめられてしまう。


…もしここでヘンリーが事の重大さを理解し、ノートン卿を頼るなりして優秀な弁護士を雇いTender社から自分を切り離せば自らの罪を最小限に抑えることも可能だったと思う。しかしヘンリーはそれも思いつけない。当局に出頭して全てを話す勇気もない。ヘンリーはホイットニーの言うまま、ホイットニーの更なる詐欺行為(Pierpoint社の買収)を傍観、サポートするだけ。そしてヤスミンにも見限られる。

ヘンリーが台詞で何度も「ヤスミンに連絡しなくちゃ、ヤスミンはどこ?」などと言い…彼がヤスミンを母親のように頼っているのが伺える。その様子をホイットニーから「ママのオッパイから離れられないの?」と馬鹿にされている。


ニューヨークからロンドンに帰ってきたら、ホイットニーが消えていた。


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ヘンリーの伯父メディア王アレクサンダー・ノートン卿
甥ヘンリーの会社Tender社を見捨てる。自らの持つメディアで労働党政府とTender社を批判


ノートン卿は保守派のメディア王。彼は大手新聞社(名前はわからない)とタブロイドThe Patriot紙のオーナー。彼は保守党(Tory/The UK Conservative Party)党員であり、自らのメディアを使って労働党(The UK Labour Party)を貶める記事を常に出している。今回のTender社と労働党政府の親密な結びつきは彼にとって、労働党を貶めるための格好の材料であった。

まずヤスミンからの相談を受けてノートン卿は、Tender社と政府の閣僚を結びつけ労働党を貶めようと画策する。

労働党閣僚のジェニファーが自らの保身のためにヤスミンに相談してきた時、彼女をタブロイドThe Patriot紙に紹介して(反労働党的な)情報を得ようとする。しかしジェニファーはそれを拒否する。


ヤスミンが目的のために「情報をでっちあげる」と仄めかした時も、ノートン卿は彼女をたしなめるが止めることはなく、その後ヤスミンはFinDigest誌に嘘の情報を流す。その記事を受けて、The Patriot紙も保守派大手新聞社(名前は不明)も反労働党的な記事を出した。

結果、通商産業大臣リサ・ディーンは辞任。

ノートン卿はヤスミンと組んで政府とTender社を貶めることには成功したが、前述の「ノートン卿はヘンリーの伯父なのに、なぜ彼を助けないのか?」の疑問は残る。


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ヤスミンに貶められる政治家達

通商産業大臣リサ・ディーン
Tender社と政府との親密な繋がりの責任を(理不尽にも)負わされて辞任


政府が推していたTender社の株価が下がったことで労働党政府は保守党から責められている。政治のポッドキャストに出演したリサが右派の論客に責められる。右派政党 Reform UKのセバスチャン/Sebastian Stefanowicz は「Tender社の上級管理職とリサが密接な関係にあり、Tender社の銀行ライセンスや承認を早めていたという噂がある」と非難する。
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● Emory Andrew Tate III is an American and British social media personality, businessman, and former professional kickboxer who gained notoriety for promoting various highly controversial positions in the manosphere
● Reform UK
イギリスの政党。反グローバリズムを掲げる右派政党で、厳格な移民政策などを掲げる。
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ポッドキャストを聞いていた首席補佐官リッキー・マーティンがリサに詰め寄る。それを受けてリサはリッキーに「元々Tender社の件を推していたのは首相とリッキー」だと反論する。


過去の回で…、
● まずTender社に近づいたのは産業担当国務大臣のジェニファー・べヴァン。ジェニファーはヤスミンに誘われてヘンリーの誕生会パーティーにも呼ばれている。
● それから政府内でTender社の銀行ライセンス獲得を推したのは首相の意向を受けた首席補佐官リッキー・マーティンであった。


ヤスミンが(労働党とTender社を貶めるため)ハーパーを使って FinDigest 誌にいくつかの嘘を伝えた。それを記事にしたFinDigest誌をきっかけに、The Patriot 紙と保守派大手新聞(名前は不明)が

● 通商産業大臣リサ・ディーンがTender社を10回ほど訪問したこと
● リサがTender社のCEOのヘンリーをWebHorizo​​nで紹介したこと
● 英国でのTender社の展開に関する内部リスク評価の警告が報告されていた
● リサが省庁に対しそのブリーフィングメモを隠蔽するよう指示した

などの記事を掲載する。内容のほとんどはリサを貶めるための記事であった。


結果リサは辞任する。


リサは今回の犠牲者。彼女が全ての非難を受けることになったが、リサは元々Tender社と政府の関係を一番反対していた人物。ところが、ジェニファーもリッキーもリサを庇うことなく、保守派のメディアがリサを追い詰めて辞任に追い込んだ。


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産業担当国務大臣のジェニファー・べヴァン
元々Tender社と政府を繋げたのは彼女だったが、保身のためにリサを救うことができなかった


彼女はヤスミンに誘われて過去にマック家の社交パーティーにも参加しホイットニーにも紹介されている(第1話)。またヘンリーの誕生会パーティにも出席している(第2話)。ヘンリーからも直接「Tender社が英国のFintecを率いるから推してほしい」と打診されている(第3話)。

その後、通商産業大臣のリサ・ディーンと英国PRA(健全性規制機構)の面々との会談でも、ジェニファーはTender社を推している。また会議に途中から加わった首相首席補佐官リッキーは、規制当局に取引承認を迫っている(第3話)。

今回Tender社との親密さを保守派に指摘され焦っている内閣で、ジェニファーは良心の呵責を感じながらも保身に回り、リサを庇いきることなく辞任に追い込んだ。

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SternTao社ハーパー
ヤスミンの話に乗って嘘をFinDigest誌に伝える



今回のハーパーは、ヤスミンの嘘をFinDigest誌に伝えただけ。ハーパーはヤスミンの言葉が嘘だと気付いているが、結局SternTao社のショート投資の儲けになるからとヤスミンの指示に従っている。最後にヤスミンに誘われて二人で夜遊びをしているが、元Tender社CEOの妻ヤスミンと一緒にいるところを写真に撮られたら、インサイダー取引の証拠にされる可能性もある。


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さて最終回はどうなるか?????



Season 4
Season 3
Season 2
Season 1



2026年2月26日木曜日

Maximus Tronic (feat.Benny Remedy) - Comfy (2025)



これはかっこいい音



Maximus Tronic - Comfy (2025)
Album: Mad-Max Tronic
Maximus Tronic
Released: December 12, 2025
℗ 2025 Maximus Tronic


英国Commercial Pop Club Chartに入ってきた曲。これはかっこいい音。音もいいリズムもいい。ボーカル2人の声もいい。アレンジもいい。とてもいい曲。歌詞は面白く微笑ましいね😄

★Maximus Tronic
あまり情報が出ていないのだけれどEDM, R&B, Drum & Bass, and Popのアーティスト。去年の12月にデビューアルバム『Mad-Max Tronic』をリリース。シンガーソングライターなのかな。作曲者の名前にLee Thomasと出ているのでたぶんこのお方だと思う。米国の方かな。


歌詞は若者のスラングが多いので意訳。あってるかな?


Comfy
Maximus Tronic
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Yeah, Yo, Check it out!


聞いたなら 何があったのか教えて
これ 私の世界でなんだか心地よく…
聞いたのなら 何があったのか教えてよ
これ 私の世界でなんだかまったり…


どこにいればいい?
● ここにいて?


● 
うちで、心地よくなろうとしてる
君が一緒だと 全てはラブリー
僕の車でも 居心地よく
汚れてくるまえに
● 
何言ってるの? 私があなたのゴミを片づけて…
私のものね 私がお掃除するならキープ?
ぶっちゃけ言うけど
わたしクリーニングレディじゃないから
もし欲しいなら
ETSYで掃除用手袋を買いなさいよ!


● どこにいればいい?
● ここにいて?


● 
冗談だろ クレイジーだよな
怠けるのを心地いいのと間違ってるだろ
俺はソックスとパンツは洗ってる
だから心地よくさせてくれよ!
● 
あなたソックスもパンツも履かないじゃないの!
だからすぐにまったり出来るんじゃない
私お婆ちゃんでもママでもないから
自分で洗いなさいよ
Oh, oky, それならこうすればいいわ
あなたは自分のを洗って、私は私の服を洗う
Ah yeah それならいいわよね
一緒にまったりできるわね


● どこにいればいい?
● ここにいて?


● 
私クリーニングレディじゃないから
もし欲しいなら
ETSYで掃除用手袋を買いなさいよ


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Songwriter: Lee Thomas