2026年2月25日水曜日

DHT Musical★『The Last 5 Years/The Last Five Years』







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The Last Five Years
Music & Lyrics: Jason Robert Brown
Book by Jason Robert Brown
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ホノルルのコミュニティー・シアター Diamond Head Theater(DHT)で、2月の始めの頃に二人芝居のミュージカル『The Last 5 Years/The Last Five Years』を見てきた。

この作品の初演は2001年、米国のシカゴ。そして2002年にオフ・ブロードウェイ。2013年にオフ・ブロードウェイ再演。2016年から英国に渡り、2021年に英国ウェスト・エンド。そして2025年にNYブロードウェイ公演だったそう。
 

まず最初に書いておこう…私は基本的に舞台の上のショーはほぼ全て楽しめる人間。歌も踊りも芝居も、生の人間が舞台に立っているだけで嬉しくなってしまう。だからこの作品も見てよかったです。

しかし…全然わからなかった笑笑笑笑笑笑…全く理解出来ていなかった、ごめんなさいです


この芝居は、まず(私には)その実験的な設定を分かっていないと無理。私の英語力では無理だ。だから場面場面は理解していても、全体的なストーリーが全く分かっていなかった。これは全て私の問題。とにかく全て私が悪い。劇場に入ってまず入口で貰うパンフレットで内容をよく読んでおくべきだった(自宅で予習しておくべきだった)。読まなかった…ゴメンヨ~




★ネタバレ注意





まずこの作品の構成を説明をしよう。

この二人芝居/ミュージカルは、男女が出会って結婚して離婚するまでの5年間の話。

ただその内容は…男女それぞれのキャラクターの時間の進み方が順行・逆行させている独特な構成。舞台は男女が交代でそれぞれ一人ずつその時の状況と心模様を独白で歌うのだけれど、

● 男性(ジェイミー)は出会いから別れ…
● 女性(キャシー)は別れから出会いへ…

という風にジェイミーは時間が前に進み、またキャシーは時間が遡っていくというもの。


だから…ショーの最初は男性ジェイミーが「彼女に会って嬉しい」状態、しかしその直ぐ後に続いて出てくる女性キャシーは「一人で座って結婚の終わりを嘆いている」 状態。

そのままジェイミーは恋が進んで結婚して離婚~と時間が前に進み、キャシーは離婚した時から時間を逆行して結婚、そして二人が出会った頃に遡っていく。その状況をそれぞれが一人で歌って説明しながらストーリーは進んでいく。

二人が舞台上で実際に直接やり取りをするのは、劇の真ん中の「結婚式」の場面のみ。結婚式が終わると、男性は離婚に向かって進み、女性は出会った頃に遡っていく。



これはね…まず最初から構成を理解していたらなんとかなったかもしれん。しかし私はパンフレットを見ていなかった。

そしてなによりも一番の問題は、私はミュージカルで英語の聞き取りをするのが大変苦手。もうどうしようもないほどいつも苦手過ぎ泣…

たぶん脳の中で音楽を処理する部分と、(英語の)歌詞を処理する部分がよく繋がっていないのではないかと思う(言い訳)

だっていつも難しいんです悶…ミュージカル。しかし普通のミュージカルなら、(補助情報として)ステージ上で何が起こっているのかを目で見ていれば、だいたい60%ぐらいのストーリーはわかるので、後は自分の想像も加えながら見れば、英語の歌詞も何とかわかるようになる。ミュージカルも暫く進んでいけば、だんだん英語の歌詞も分かるようになってくる(気がする)。

しかし今回は、そのような補助的な視覚での情報が使えなかった。だって男女のストーリーがバラバラに進んでいるのだもの。難しいわ~。


それでもそれでも楽しかったですよ場面場面は。女性はモデルさんみたいに綺麗だったし、お二人とも歌が上手い(DHTは素人劇団なのに皆上手です)。

それからなによりもこのミュージカルは曲がいい。
曲が大変素晴らしい。
本当にいい曲が多かった、素晴らしかったです。


Goodbye Until Tomorrow / I Could Never Rescue You (2015)
これは映画化されていてサントラから。最後の歌…なんとゴージャスな
The Last Five Years (Original Motion Picture Soundtrack)
Anna Kendrick, Jeremy Jordan
Released:  February 10, 2015
℗ 2015 Sh-K-Boom Records, Inc.
  

舞台デザインと演出はたぶんホノルル・オリジナル。舞台がどんどん回転して、傘を使った演出など…小さいステージなのに凝った演出をしていた。

十分楽しんだ。途中から…というより最初からあまり分からなかったけれど、俳優さんが「嬉しそうだな~」とか「なんで悲しいのかな~」などと「???」マークを沢山頭に浮かべながらも音楽は素晴らしいし、とても楽しめた。


ステージはなにを見ても楽しいのよ。だからいいのです。

将来もしこの芝居を見る機会があったのなら、こんどこそ構成を理解した上で楽しみたいと思います。

後からNYブロードウェイの映像を少し見てみた。あ、なんだ…やっぱ上手いんだな~。キャシーが舞台の最後の歌ですごく嬉しそうだ。だってジェイミーに出会ったばかりなんだもんね。

というわけで感想とは言えないけど記録しておこう。大変申し訳なく候。



2026年2月23日月曜日

英ドラマ BBC/HBO『インダストリー/Industry』(2026) シーズン4, 第6話まとめ:Dear Henry



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『Industry』 (2026) TV Series-Season 4/英・米/カラー
/約50分・全8話/
制作:Mickey Down, Konrad Kay』
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ぅわあああ…なんか…すごいな…。密なドラマ。濃厚。まーあきれるほど深いドラマ。とにかくレイヤーにレイヤーを重ねて状況がますます重くなる。この第6話から急展開になりました。

エリック!…😭😭😭😭


ストーリーの展開も凄いが、キャラクターの人物設定がまた面白い。それにドラマ内での様々な文化的リファレンス、また近年の政治的事象へのリファレンスも多いのに驚く。制作・脚本の方々はどれだけ大量の情報を脚本に盛り込んでいるのか…恐ろしいほど。当然1回見ただけでは分からない。いやだいたいの流れは1回でも分かる。しかし台詞の意味をひとつひとつ調べていくと、ま~~~~すごいね。面白い。難しいから。

というわけでまたまた色々と調べたものを記録。とんでもなく長いです。



日本語での金融の専門用語をよく知らないので訳で使用する言葉がおかしいかもしれません。






★あらすじ/全てネタバレ注意





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まず大まかなあらすじ
今回は展開が多いので時間の流れに沿っての出来事をまずリストにし、後から内容を深堀りする。

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①ハーパーはヤスミンに、テンダーは詐欺師だと警告する。
②ヤスミンがヘンリーにその疑いを伝える。
③Tender社は調子がいい。米国への事業の展開の話も出ている。
④ホイットニーとTender社監査人ジェイコブ、ヘンリーでの夕食会。
 ヘンリーがホイットニーを疑い始める。
⑤ホイットニーがヘンリーをゲイクラブに連れていき彼の心配は有耶無耶になる。
⑥SternTao社ハーパーがALPHAコンファレンスでTender社に関する調査結果を発表。
⑦Tender社の株価が急降下…28%下落する。
⑧喜ぶSternTao社の社員達。
⑨Tender社 ホイットニーの部下ヘイリーの反撃
⑩寂しいホイットニーがハーパーに電話して身の上話
⑪ホイットニーとフェルディナンド…フェルディナンドの正体
⑫ホイットニーの正体とは
⑬ホイットニーがトニーに忠誠心を保つよう説得
⑭スイートピーとFinDigest誌編集長とトニーのミーティング
⑮エリックの受け取ったメール…ホイットニーによる脅し
⑯CNNによるホイットニーとエリックの討論+トニーの参加
⑰ヘイリーによるヤスミンへの打ち明け話
⑱エリックによるSternTao社でのパートナーシップ解消。
⑲ヘンリーがTender社監査人ジェイコブを解雇
⑳ホイットニーがヘンリーに手紙を渡す
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内容が濃い。ハーパーによるTender社の収支の疑惑発表でTender社の株価が落ちるのに並行して、Tender社の内部の危機が明らかにされる…ホイットニーの詐欺行為以外の上に、(ホイットニーが知らなかった)外部からの影響、ヘイリーの告白…等々。そのゴタゴタの上にホイットニーの嘘で固めた人生が少しずつ浮かび上がる。劇中で使われる音楽もそれぞれに意味がありそうだ(全てはチェックしていないが)。とにかく濃いドラマ。上のあらすじリストの番号に沿って内容を掘り下げる。



①ハーパーはヤスミンに、テンダーは詐欺師だと警告する
ハーパー(Myha'la)が(元友人+同僚)のヤスミン(Marisa Abela)にTender社の詐欺行為、ホイットニー(Max Minghella)が犯罪者だと警告する。


②ヤスミンがヘンリー(Kit Harington)にその疑いを伝える


③Tender社は調子がいい。米国への事業の展開の話も出ている
米国にも事業を展開しようとしている。米国の代表を交えてのミーティングには英国の議員も参加。話が大きくなっている。


④ホイットニーとTender社監査人ジェイコブ、ヘンリーでの夕食会。
監査人のジェイコブを招いて夕食会。ジェイコブが「米国に関しては米国専門の監査人を雇った方がいい」と告げるが、ホイットニーが米国の件もジェイコブにカバーして欲しいと頼む。
ヘンリーがホイットニーを疑い始めている
ヘンリーが監査の内容を尋ねるが、ジェイコブは「Tenderのような規模の企業のバランスシートに疑問符が付くのは、よくあることで不正行為によるものではない」と言う。
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● IFRS standards(International Financial Reporting Standards )
国際会計基準審議会(IASB)による国際的な会計基準。140以上の法域における財務諸表の透明性、説明責任、比較可能性を確保するために策定した、財務報告のためのスタンダードを設定し、国際的な投資家が企業を効率的に分析することを可能にする。
● GAAP standards(Generally Accepted Accounting Principles)
米国での財務諸表の作成と報告に使用されている規則、基準、手順の方法。会計基準コード化(ASC)を通じて主に財務会計基準審議会(FASB)によって管理されており、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書などの財務データが、あらゆる業界の投資家、債権者、規制当局にとって一貫性があり、透明性が高く、比較可能であることを保証している。
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⑤ホイットニーがヘンリーをゲイクラブに連れていき彼の疑念は有耶無耶になる。


⑥SternTao社ハーパーがALPHAコンファレンスでTender社に関する調査結果を発表。
ハーパー「Tender の収益の大部分は完全に架空のものである可能性。消費者からの預金獲得は、過去の財務不正をさらに複雑な会計の網の中に隠蔽しようとする試み。Tender社の遡及決算と、決済処理業者としての同社の中核事業を検証すべきだ。我々のDCF分析では、20億~30億ポンドの企業価値中核事業である合法事業に当てはめると仮定した場合、ベースの目標株価は1株あたり12ポンド。またアフリカとアジア太平洋全域での買収による価値はゼロ。私達は情報源に直接アクセスした。説明のつかない現金/負債、虚偽の第三者買収、収益を現実に合わせて調整した場合の維持できない評価、差し迫った規制と監査…を合わせれば(株価は)最大の下振れになるだろう。現在のレベルから 100% 下落する。衰退は急速に進むだろう」
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● DCF(Discounted cash flow) analysis
財務分析における割引キャッシュフロー (DCF) 分析は、金銭の時間的価値を組み込んで証券、プロジェクト、会社、または資産を評価するために使用される方法
● Enron fraud
かつてアメリカ合衆国テキサス州ヒューストンに存在した総合エネルギー取引とITビジネスを行っていた企業。巨額の不正経理・不正取引による粉飾決算が明るみに出て、2001年12月に破綻。
● Valeant Pharmaceuticals fraud (now Bausch Health)
2014年から2016年にかけて、大幅な薬価引き上げ、専門薬局フィリドールとの非公開関係、不適切な収益認識など、広範囲にわたる不正行為を行ってた。米国で最大規模の12億ドルの証券集団訴訟の和解となった。
● Luckin Coffee fraud
2017年に設立された中国のコーヒーチェーンが、2019年の売上高を3億ドル(22億人民元)以上も捏造していたことが発覚。かつてスターバックスの有力なライバルと目されていた同社は、市場の期待に応えるため、複雑で捏造された関連当事者間の取引を利用して売上高とコストを水増ししていた。
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⑦Tender社の株価が急降下…28%下落する。焦るTender社。
Tender社の株価は28%下落する。焦るTender社が取締役会議
Tender社を救うために…既存の融資条件の再交渉、何らかのつなぎ融資、経費削減や人員削減、アフリカや他の地域での買収など、中核事業以外の資産の売却も行う。Basel IIIの流動性カバレッジと社のコア Tier 1 とTier 2ポジションの状況を再確認。また支払い延期、顧客データの販売…(顧客のデータ販売にフェルディナンドが強く反対する→後述㊟4
(これ以上価格がこれ以上下がった場合)PierPoint社は10億ドルの債券に償還条項を設けている(第4話の…COCO債でのPierPoint社からの貸付の回収)
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● Basel III
2007年から2009年にかけての金融危機を受けて、バーゼル銀行監督委員会(BCBS)が策定した包括的な国際銀行改革案。規制、監督、リスク管理の強化を目的としている。銀行の資本増強、レバレッジの削減、流動性の向上に重点を置いている。
● Tier 1
銀行の中核となる最高品質の規制資本。主に普通株と内部留保から構成される。
● Tier 2
補足資本。銀行が破綻した場合に損失を吸収し、預金者と上位債権者を保護する二次準備金として機能する。
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⑧喜ぶSternTao社の社員達
Tender社の株価の暴落で皆喜んでいる(エリックのNYメッツの例え笑)。現在28%も株価が下がっているが、今のところ儲けは3 millionだけ。理由は今までTender社の株の価格が上がっていたため…これから下がればもっと利益が出る。
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● PnL…The profit and loss (P&L)
損益計算書(P&L)は、特定の期間における収益、費用、そして純利益を示す。貸借対照表は、資産、負債、所有者資本を示すことで、事業価値を示す。
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またこの場面では、シーズン3の人物ジェシー/Jesse Bloom の会社 Crotona Park Capital の部下 Preston Carnahan(CIO/Chief Investment Officer)が、 ALPHA コンファレンスの会場にいたことに触れている。


⑨Tender社 ホイットニーの部下ヘイリーの反撃
ホイットニーの部下ヘイリー(Kiernan Shipka)がホイットニーに噛みつく。そこで明かされる事実… ヘイリーを始め、ホイットニーの前の部下「クローン病になった女」、それに若いDolly Hotel girlも皆同じエスコート・エージェンシーから雇われた売春婦だった。ヘイリーの最後の捨て台詞にワタクシは痺れました。


⑩寂しいホイットニーがハーパーに電話して身の上話
大学の時に「好きなクラシック音楽を聞かれて答えられなかった」スタンフォード大での思い出を語る。それからずっとホイットニーは嘘をつき続けているらしい。社会の上に上れば上るほど階級でジャッジされる英国に来たのは間違いだったと告白する。後述㊟2
寂しいホイットニーは元同僚のジョナ(Kal Penn)に電話する。もちろんジョナはホイットニーを恨んでいる。
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● Solomon Asch (1907–1996)
ポーランド系アメリカ人の社会心理学の先駆者。集団からの圧力がいかにして個人を自身の認識を捨て去り、誤った多数派の意見を受け入れるよう駆り立てるかを実証した。人の心理への社会的な影響、同調圧力、そして集団力学を理解する上で、今もなお礎となっている。
● Solomon Asch Milgram experiment
アッシュとスタンレー・ミルグラムによる心理に関する実験。1951年のアッシュの実験は同調性を実証し、個人がしばしば自身の正しい判断を無視して全員一致の集団に同調することを示した。
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⑪ホイットニーとフェルディナンドの会話…フェルディナンドの正体
フェルディナンド(Nico Rogner)が彼の身元を話し始める。彼はロシアの外国情報機関 SVRとFSBの技術部門 Cozy Bearに雇われた。彼は(Tender社が買収した)オーストリアの銀行IBN Bauer社の上部に食い込み、IBNの顧客基盤、名前、ネットワーク、支出習慣の全体像を把握した。情報はロシアに流れた。
ロシアの外国情報機関はTender社の経営権を握っていた。後述㊟3
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● Cozy Bear
コージーベアとは、西側からロシアの外国諜報機関と関係があると考えられている高度な持続的脅威(Advanced persistent threat)ハッカーグループ
● SVR
The SVR (Sluzhba Vneshney Razvedki) is Russia's primary civilian foreign intelligence agency,
● FSB
Federal'naya Sluzhba Bezopasnosti Rossiyskoy Federatsii/The Federal Security Service of the Russian Federation[a] (FSB) is the principal security agency of Russia and the main successor agency to the Soviet Union's KGB
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⑫ホイットニーの正体とは?後述㊟2


⑬ホイットニーがトニーに忠誠心を保つよう説得
スイートピー(Miriam Petche)とFinDigest誌編集長エドワード・バージェス(David Wilmot)とトニー(Stephen Campbell Moore)のミーティングの前にホイットニーが現れて、トニーにTender 社への忠誠を保つよう説得する。「私は今まで君を救ってやった。彼らは君の将来の世話はしてくれない」


⑭スイートピーとFinDigest誌編集長とトニーのミーティング


⑮エリックへのメール…ホイットニーによる脅し
エリック(Ken Leung)へ送られてきたメール…(前回)売春婦のドリーと一緒にいる自分が盗撮されたビデオと、2011年生まれ(15歳)と記載された彼女のパスポートの写真…を受け取る。未成年との関係は犯罪。


⑯CNNによるホイットニーとエリックの討論+トニーの参戦
エリックは自分がホイットニーと対決したいと告げてCNNに向かった。インタビューの前に彼はホイットニーに『孫子』兵法書からの言葉を囁く

「Do not press a desperate foe too hard. When you surround an army, leave an outlet free. What if the outlet I use is through? Through you.
必死の敵にあまり圧力をかけすぎないように。軍を包囲する際は、出口を開けておくように。もし私が使う出口が、お前を貫通していたらどうする?」
▶ 意味:包囲した敵軍には逃げ道を開けておけ…の意味。追い詰めすぎると死に物狂いで反撃してくるから。窮鼠猫を噛むですね。

討論でのエリックの必死の攻防。彼は前日のメールでの脅しを受け自らが戦うと決めたらしい。
途中でトニー・デイによる映像でのサプライズ参加「アフリカでの収支への疑いは欧州による偏見だ。西洋メディアでは反アフリカ論争を隠蔽し親アフリカ的な弁明をするのをよく見かける」と訴える。そこにホイットニーが乗る「あなた(エリック)は嘘を流して利益を得ようとしている」
エリックの反論「私はただ資産運用者なだけ。私自身には問題もある。しかしTender社の不正と私の問題は別。関係ない。二言…新たな監査を要求する。


⑰ヘイリーによるヤスミンへの打ち明け話 後述㊟5
ヘイリーはエスコート・エージェンシーからホイットニーに雇われた。彼の他のアシスタントたちも同じ。ホイットニーは彼女達を彼が近づきたい人々(金融関係、投資家など)に送り出し、関係を持たせ、その様子を盗撮する…その映像が後で取引に使われる。一度はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに飛んで銀行の取締役Al-Mi'raj とも関係を持った 
⇒(Al-Mi'raj PierPoint社とTender社の繋がり)。
前回、エリックの買ったDollyもホイットニーに雇われていた。


⑱エリックによるSternTao社でのパートナーシップ解消
エリックが会社を辞めること告げる。ハーパーにその理由は言わない。会社を辞めるのは(Dollyの件での)トラブルを避けるため。エリックはまた退職時に自らの投資以外の…すべての権利、ボーナス、延払金、および株式持分を放棄するという。
エリックはハーパーに「以前は自分以外の誰かに誇りを感じることなどできなかった。君が私が間違っていたことを証明してくれて本当に嬉しい」と告げる。


⑲ヘンリーがTender社おかかえの監査人ジェイコブを解雇
CNNの討論のおかげでTender社の株価の下降は落ち着いた。Pierpoint社からのCOCO債の資金回収も免れた。しかしヘンリーが独自に社の監査人ジェイコブを解雇。新しい監査人を雇ったと言う。


⑳ホイットニーがヘンリーに手紙を渡す
ホイットニーはヘンリーに手紙を渡して立ち去る。エレベーターでは日本の会社に電話をしてコードナンバーを告げている。
ホイットニーの手紙には…「共に強くあらねばならない。批判者たちを遅らせ、敵が私たちの目標に近づくのを困難にさせるつもりだ。人々は私を、私達を犯罪者として非難するだろう。特に君に対して。ヘンリー、私のバケツには穴が開いているんだ 後述㊟①


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★内容をますます深堀り


㊟1 ● Dear Henry, there's a hole in my bucket.
全篇に詩のように繰り返されるホイットニーの「Dear, Henry...」。それに続く「there's a hole in my bucket」のフレーズ。これは中部ヨーロッパの民謡「There's a Hole in My Bucket/バケツの穴」からのフレーズ。内容は…バケツに穴が開いているから直そうとするが、結局「バケツに穴があるから水が汲めない」と元に戻ってしまう。延々とループする内容となる。


㊟2 ● 寂しいホイットニー、嘘つきのホイットニーの正体
【考察】
これがこの回の一番のサブプロット。彼がハーパーに電話をして打ち明け話をするところから彼の…嘘で塗り固めた人生が明らかになっていく。

ハーパーと話ながら彼がデスクから取り出したパスポートの名前は「Vytautas Andriulevičius」。これが彼の本当の名前とIDなのだろうか。

(彼の過去に関する私の想像)おそらく彼はリトアニア移民の子供。貧しい家庭で米国で育った。彼は優秀で(おそらくは奨学金で)スタンフォード大で学んだが、ある時「好きなクラシック音楽を聞かれて答えられなかった」事で恥をかいた。彼はプライドが高かったのだろう。それからずっとホイットニーは嘘をつき続けているらしい。

新天地を求めて英国に渡りジョナと会社を起こすが、社会で成功し上に上れば上るほど英国の階級社会のルールを思い知ることになる。

一方(彼と同じく下流育ちの)ハーパーは自らの育ちを隠してはいない。彼女はPierpointの入社時にも大学の経歴をごまかしていた。しかし彼女はその後実力で金融界で成功し成りあがった(それはエリックも同じ)。

ホイットニーはそんなハーパーにだけ心を開く(会社の敵なのに)。彼は生まれでジャッジされる英国に来たのは間違いだったと告白する。

そんなホイットニーがヘンリーをTender社に引き入れたのは、会社を大きくするにあたってヘンリーの貴族のタイトルが階級社会の英国で役に立つと思ったから。そして都合のいいことに、ヘンリーはイノセントで人を疑わないボンボンのお坊ちゃん。彼は貴族で自分を取り繕う必要が無い…常にいいかげんでのんびりしている。ヘンリーはTender社のことも十分に調べずにCEOだといい気になってTenderに取り込まれてしまった。

ホイットニーが歌うホイットニー・ヒューストンの
「I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me)」…ホイットニーの偽名の元はこれなのではないか。

そんな風にホイットニーは人生のすべてを嘘で塗り固めてきた。それを「Dear Henry, there's a hole in my bucket.」=「終わりがない嘘」だと独白している。㊟1

彼は(ジョナによると)お酒も飲まない、酔っぱらわない、女遊びもしない。嘘で固めた仮面を保つために彼は決して他人に隙を見せない。自分の嘘に追い詰められてギリギリの状態で生きているのではないか。この俳優Max Minghellaさんは、表情が硬くて…私は彼は大根かと思ったのけれど、この嘘をつき続ける複雑なキャラの「仮面」を演じていたことによるものなのだろう。

彼はこれからリトアニアのパスポートで国外脱出するのだろうか?


●  ホイットニーはなぜ「Dear Henry...」なのか?
【考察】
ところでホイットニーはなぜヘンリーが好きなのか? ゲイかどうかはとりあえず置いといて、ホイットニーはヘンリーを密かに思慕している。なぜか? 
「ホイットニーはヘンリーの無邪気さに憧れている」
…ホイットニーは前述のようにいつも不安で嘘をつき続けてきた。彼は人に隙を見せることができなかった。最初は事業に便利だからと…貴族のヘンリーを Tender 社に引き込んだのだが、次第にヘンリーのイノセントな無邪気さに惹かれ始める。
ヘンリーは階級社会ではピラミッドの頂点に近い場所にいる貴族。生まれながらに上にいる者は人と人、人と自分を比べてジャッジする必要がない。圧倒的に上の階級にいるから、ヘンリーには(上から目線だが)どのような人も受け入れられる余裕があるのだろう。ヘンリーはホイットニーをジャッジしない。そして彼は元々子供のようにイノセントなお坊ちゃんでお人好し。それでホイットニーはヘンリーの側なら安心できる…ヘンリーの余裕と無邪気さに憧れる…そして心の中でヘンリーに話しかけるほど惹かれていった(片思い)ということだろう。


㊟3 ● ロシアが関わってきた
第3話でTender社が買収したオーストリアのIBN Bauer銀行。そのCFOのフェルディナンド/Ferdinand Schwarzwald…彼はロシアの外国情報機関SVRとFSBの技術部門Cozy Bearにスカウトされ、IBN Bauer銀行に送り込まれた。そこで銀行の顧客情報をロシアに流した過去がある。

彼はTenderへの関りで。Tender社及びAl-Mi'raj PierPoint社の顧客情報も手に入れようとしている。彼がTender社の株価が急降下したときに、(対策として)顧客情報を売るアイデアを強く拒否しているのはそのためだろう →㊟4

彼は以前からTender社に関り、ジョナを解雇し、銀行業務へと事業を転換するホイットニーの意志を支持、IBN Bauer銀行の買収にも協力。フェルディナンドは現在Tender社の取締役の一人。

SternTao社に…Tender社のアフリカにおける不正事業が公に暴露される中、トニーの内部告発を懸念し、ロシアは「メッセージから外れた」者の暗殺も厭わないと示唆する。


● ホイットニーが板挟み
嘘を重ねたホイットニーのアフリカでの詐欺事業。そのことをフェルディナンドはまだ知らないと思われる。ロシアが欲しがっているのはTender社とAl-Mi'raj PierPoint社の顧客情報らしいが、もしホイットニーのアフリカ事業での嘘がフェルディナンドに知られたら…Tender社に新しい監査がはいり、Tender社のアフリカでの買収事業に中身が無いこと、Tender社の資産そのものにも実体がないことをフェルディナンドが知ったらどうなるのか?恐ろしい結末が見える。


㊟5 ● ホイットニーの悪事・女性
ホイットニーが売春婦を雇って、金融関係、投資家などに送り出し盗撮をし…相手の弱みを握り…それを交渉/脅迫に使っていたこと…その中で、ホイットニーの雇った若い娘=エリックの買ったDollyが未成年だったことから、まるで今の米国で大きな問題になっているエ〇ス〇タ〇ン事件のようだと思った。


● エリックはどうなる?
おそらく彼がこのドラマ・シリーズに戻ってくることはないのだろうと思う。エリックは英国を去って米国のどこかの郊外に落ち着いてリタイアするのだろう。果たしてホイットニーが盗撮ビデオを警察に渡し、英国で犯罪者となった場合、それが米国の彼の逮捕に繋がるのか…?私にはわからない。
エリックは一番好きなキャラクターだったのに残念。ただ私が好きだったのはシーズン1のエリックだったと今なら言える。S1での彼は会社では成り上がりのボス猿的なセールスのトップで部下を怒鳴り散らしていたが(かっこよかった)、家庭では奥さんと友人のような関係、双子の娘さんには優しいお父さん…だった印象。シーズン2でのニューヨーク出張での浮気(許される範囲だろう)。そんな彼の印象が、シーズン3から変わってしまった。S3では離婚して独り者のミッドライフ・クライシス男。ヤスミンにみっともなくセクハラで迫り、S4では売春婦を買う。彼は女難で身を滅ぼした。
これでおとなしくリタイアか。~残念だな~。


● ハーパーが綺麗になった
余談だが、このシーズンのハーパーがすごく綺麗になっていた。表情も豊かだし、女の顔になった…どうしたのかと思ったら、なんと女優のMyha'laさんは去年ご結婚なさっていた。やっぱり女性は幸せでお顔が変わるんだなと思った。おめでとうございます。


● 最後にホイットニーの「Dear Henry...」
ホイットニーの「Dear Henry...」の独白で、彼の心の変化が伺える。それをまとめておこう。

Dear Henry1: You have to be the person who makes the other feel safe in the fullest expression of who they really are.
君は他人に安心感を与える存在でなければならない。彼等がありのままの状態でも。

Dear Henry2:What if I don't contain multitudes?s
もし私が多くの人格を抱えていないとしたらどう思う?(私が正直だったら?)

Dear Henry3:To he who has everything, more will be given. But whoever does not have, even what they do have, will be taken away.
全てを持つ者にはさらに与えられる。しかし持たない者は持っているものさえも取り上げられる。

Dear Henry4:I'm a pathological optimist. Dear Henry, we're too close now to lose faith. Dear Henry, we are hardwired to live.
私は病的な楽観主義者なんだ。ヘンリー、私たちはあまりにも近づきすぎたから離れられない。ヘンリー、私たちには生きることが組み込まれている。

Dear Henry5:How are we supposed to remain virtuous when the temptation is so great?
誘惑がとてつもなく大きい時、私たちはどうやって徳を保ち続けられるだろう?

Dear Henry6:Is it really any surprise we seek control when we are always at the mercy of forces much larger than ourselves?
私たちは常に自分よりもはるかに大きな力に翻弄されている時、コントロールを求めるのはそんなに不思議なことだろうか?

Dear Henry7Wealth is the greatest disguise from our truest, most probable states.
富とは、私達の一番真実に近く、可能性のある状態を、偽装するものだ。

Dear Henry8: (手紙)I think maybe the time for poetry and ornament has passed. Practically, it's very important that you understand everything.
詩やお飾りを話す時期は過ぎたと思う。現実に君が全てを理解することが大切だ…



Season 4
Season 3
Season 2
Season 1




2026年2月19日木曜日

Siân Owen & Tayá - Need You (2025)



キレがいい かっこいい音



Siân Owen & Tayá - Need You (2025)
Need You – Single
Siân Owen, Tayá
Released: October 10, 2025
℗ 2025 D4 D4NCE



これは去年の年末頃に英国の Upfront Club Chart か Commercial Pop Club Chart または Shazam uk dance に入っていた曲。右と左で音が少しずつ違うのが面白い。昔は左右の音の違う曲が結構あったと思うのだけれど、近年はあまりないかも。

★Siân Owen
英国ロンドンの女性DJ、音楽プロデューサー。英国のHouse Musicシーンで知られる存在になりつつある。Ministry of Soundなどの有名クラブ、Tomorrowland Winter等のフェスで演奏し、イビサ島で夏の間レジデントを2年間務めている。

★Tayá
女性シンガーソングライター。この曲のボーカル担当。あまり情報が出てこなかったけれど Instagram のアカウントがあった。


2026年2月18日水曜日

英ドラマ BBC/HBO『インダストリー/Industry』(2026) シーズン4, 第5話まとめ:Eyes Without a Face



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『Industry』 (2026) TV Series-Season 4/英・米/カラー
/約50分・全8話/
制作:Mickey Down, Konrad Kay』
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面白くなってきました。

ロンドンの Tender 社が勢いを増し株価が上がっている。そして SternTao 社は Tender 株の巨額のショート(空売り)投資をしたために焦っている。彼らは必死になって株価が下がる確証を探している。今回のストーリーは、SternTao 社の社員スイートピーとクワベナがアフリカ・ガーナのアクラに行き、Tender 社アフリカ支社の怪しい収支の実体を探りに行く話。二人はついに Tender 社の株価が下がるためのその確証を突き止めた。

謎が解けてきました。面白くなってきた。4話までは Tender 社の表向きの成長と、後ろに見え隠れする不穏な動き…そして SternTao 社の巨額のショート投資でストーリーを構築、後半に入った 5話から謎解きをする。すごく面白くなってきた。

エリックやハーパー、スイートピーのサイドストーリーも少し。それは後から。まず SternTao 社の今の状況、そしてクワベナとスイートピーのアフリカ謎解きの旅の流れを記録。


日本語での金融の専門用語をよく知らないので訳で使用する言葉がおかしいかもしれません。




★セグメント毎のあらすじ/全てネタバレ注意





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SternTao社

Tender 社の株価は上がり続けている。モルガン・スタンレー社による「Tender 社の新アプリのユーザー獲得率データについての強気の見通し」で Tender 株は現在7%の上昇。

ドイツ銀行のブローカー、ケニー(Conor MacNeill)は「入札ポジションにはもっとリスク・マージンが必要、もっと担保が…さもなくば他のポジションを清算すること(SternTao 社は他にもロングやヘッジで投資をしている)。48時間以内、最長72時間以内に担保を追加で差し入れろ、そうでなければ Tender 株を売却することになる」と警告。= SternTao 社は追証請求(Margin Call)の危機に瀕している。

大型投資家のひとり、フランスの Pierre がハーパー(Myha'la)に ALPHA のコンファレンスでの講演を依頼してきた。

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● Reinhard Heydrich/ラインハルト・ハイドリヒ
ナチス・ドイツの高官。…ケニーがドイツ銀行のマージン係の催促の厳しさを例えて話している。
● CIO (Chief Investment Officer) /最高投資責任者
資産運用会社、銀行、年金基金などで投資・運用部門のトップを指す。市場分析に基づき、資産配分(アセットアロケーション)や投資戦略の策定、ポートフォリオの運用・監視、リスク管理を統括し、収益の最大化に責任を持つ役職
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前回の4話の最後、FinDigest 誌の記者ジム・ダイカー(Charlie Heaton )が薬のオーバードーズで死亡していた。ジムはリシ(Sagar Radia)から薬を買っていた。リシは現在、過失致死罪で起訴されている。ダークウェブで手に入れたコカインにはフェンタニルが入っていたという話も。

Tender 社でのアフリカでの動きを探るため、スイートピー(Miriam Petche)とクワベナ(Toheeb Jimoh)がガーナのアクラに飛ぶことになった。クワベナはアクラに親戚がいる。子供の頃は年に4回11年間もアクラに行っていたと言う。

その夜、ハーパーとエリック(Ken Leung)の会話。ハーパーはエリックを臆病だとなじる。ここのハーパーがキツイキツイ。

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● Hail Mary
アメ・フットボールで試合終盤に必死に得点を狙って投げられる、通常は失敗する長いパス=絶体絶命の状況での一発逆転狙いの最後の手段(神頼み)
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翌朝。ハーパーとエリックはどのように Tender 株のショート投資をどう救うかを話している。しかしエリックは全てが終わったと思っている…入札ポジションを清算し、この件全体を最も楽に解決する方法を見つけるつもりだと言う。

その後、スイートピーとクワベナがアフリカから Tender 社のアクラでの買収事業の実態を暴いたと知らせてくる。


ハーパーは Pierre の ALPHA コンファレンスのスピーチでそのことを話すことを決めた。



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ガーナ・アクラ:スイートピー&クワベナ

スイートピーは事前に現地の Tender 社のトニー・デイ(Max Minghella)に Zoom でコンタクトしている。彼には「他の経営会議でアクラに行く予定なので訪問でのミーティングに変更して欲しい」と伝えた。

まず最初にスイートピーは Tender 社が買収した地元の決済代行会社 SwiftGC 社を訪ねる。しかし SwiftGC の登録住所は私書箱メイル・ボックスのみ。電話番号はまたダブリンの Tender 社のコールセンターに繋がっていた…それは過去に調べた「Tender 社が買収した他の数社」の連絡先と同じコールセンター。

午前11時にトニー・デイをTender社支社に訪ねる。スイートピーは自らを Mostyn Asset Management 社の社員と偽り「テンダーへの投資案件に加え、この地域における他の株式投資のための現地調査している」また「Tender 社が決済代行業者の顧客獲得から新アプリへユーザーを移行する計画について、特に現地での買収について詳しく教えて欲しい(Tender 社は既にアフリカでの買収をいくつか行っている)」と伝える。短いミーティングの後、スイートピーはトニーに連絡番号を渡す。

次にスイートピーは Tender 社の SwiftGC 社買収の写真画像を逆検索。Tender からの買収の時に SwiftGC 社が依頼した弁護士を訪ねる。スイートピーは Tender 社が SwiftGC 社を5000万ドルで買収したその大きな金額に疑問を抱いている。買収に関わった弁護士に SwiftGC の評価額がどのようになされたのかを質問する。弁護士は「SwiftGC は急成長企業。ガーナ銀行が規制環境を緩和して以来、モバイル決済セクターは急成長を遂げている」と言う。それ以上の情報を得ることはできなかった。

トニーがスイートピーに電話してくる。トニーは FCA register で彼女の名前を調べ、前職の上司にも連絡して彼女が嘘をついていることを知っていた。スイートピーはトニーに「テンダーの株価は幻想だとする情報が出ていることを知っているか?」と問う。トニーは FinDigest 誌のジムから連絡を受けていたが、ジムが他界したことは知らなかった。

その後スイートピーはバーのトイレで殴られる…彼女はトニーが仕向けたものではないかと疑う。

翌朝。クワベナが調べた内容…SwiftGC 社は元はアクラの GoldSalt Media 社の持つ小さな会社だった。Tender 社はその SwiftGC 社を GoldSalt Media 社から買収した。その会長が最近亡くなり、家族内で遺産相続で揉めているという。クワベナが昔から知る女性が、GoldSalt Media 社会長の娘のメンサ夫人を知っていた。二人とも同じ寄宿制学校の生徒だった。

早速内情を聞き出そうと二人はメンサ夫人に会いに行く。メンサ夫人は8人の兄弟姉妹で父親の遺産を争っていると言う。しかし遺産のほとんどは不動産だと言う。Tender 社の SwiftGC 社の 5000 万ドルでの買収の支払いはなかった。買収そのものがなかったと言う。

(メンサ夫人から聞いて)スイートピーとクワベナは SwiftGC 社のビルを訪ねる。そこは空のビルに電話番が雇われているだけ。SwiftGC 社は存在していなかった!


スイートピーは SternTao 社のハーパーとエリックに電話
▶その内容
Tender 社が急成長を遂げ、高い収益を生み出す企業だと主張しているものには実体がない。Tender 社の多くの買収事業には中身がない。

Tender 社は買収する会社の価値について虚偽の情報を流している…価値を誇張することで積極的な成長を装っている。

SwiftGC 社の件も…空の部屋に 5000 万ドルも支払ったと宣伝しているが、現実には支払っていなかった。SwiftGC 社にはユーザーも収益もない。5000 万ドルも支払われていない。

しかし Tender 社には、SwiftGC 社の買収に5000万ドルが支払われた記録が残った。また現地の人々に賄賂を渡して証拠の写真撮影などを行い、買収が行われたことの見せかけの情報を流していた。

つまり Tender 社はアフリカでマネーロンダリングをしていたのではなく、買収費用を水増しして利益を捏造し(さらにガーナ当局に賄賂を渡して宣伝し)、偽の収益を循環させて成功を装っていた。

そして同じように他の様々な(嘘の)買収も、不透明な構造、複雑な子会社網、賄賂の効くアフリカで連続して行い続け、Tender 社は全く中身のない買収の数字だけで、社の急成長を謳っていた。

FinDigest 誌の記者ジムが仮定していた…Tender 社がアフリカから違法なポルノやギャンブルの支払いを資金洗浄している事実はなかった。そのためアメリカの賭博法が施行されても彼らの利益は一度も損なわれず、ホイットニーは損益を一切考えずに Siren 社を解雇できた

Tender 社は決済代行サービスとしてさえ成功したことがない…という事実を隠すために銀行になった。


ハーパーは Pierre の ALPHA コンファレンスのスピーチでこのことを話すことを決めた。




またスイートピーは FinDigest 誌の編集長エドワード・バージェスに連絡する。そして彼女がアクラの Tender 支社のトニー・デイとのコンタクトを取り持つこと、そしてトニーの命の安全を保証するよう要求する。トニーに Tender 社の内部告発者になってもらう可能性を話すが、エドワードは難しいだろうと言う。


その後スイートピーとクワベナは Tender 社支社のトニーに突撃。全てをぶちまける…トニーが Tender 社の嘘の買収を知っていながらその責任者の振りをするために雇われているのかと詰め寄る。ホイットニーはトニーを脅しているのか?ホイットニー以外に誰が後ろにいるのか…?

トニーの心が動く「内部告発をする前に、自らの責任を最小限に抑える方法を正確に知りたい」と言う。

スイートピーはトニーに告げる
「ロンドンへの飛行機チケットをあなたに渡す。FinDigest 社の編集長エドワード・バージェスに紹介するので FinDigest 誌を通してトニーの安全保証を確かなものにする。取締役会、政府、監査役、投資家、調査アナリストは、あなたの言うことを信じないだろう。彼らはあなたが(SternTao社から)金をもらっていると言うだろう。しかしこれはあなたが免責されるチャンスだ。あなたは加害者ではなく被害者だ。」

トニーは「考えておく」と告げる

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● FCA register
イギリスの金融行為規制機構(FCA)が管理する、規制対象の金融サービスを行う企業や個人を載せた公式の公開リスト
● Ouroboros/ウロボロス
自らの尾を噛んで環となったヘビまたは竜を描いた、古代から伝わるシンボルです。始まりも終わりもないことから「無限」「永遠」「不滅」を象徴
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その他

米国のハーパーの母親が急死。ハーパーは母親に虐待された記憶しかないと言う…彼女の衝動性と攻撃性はそのせいなのか。母親の死に彼女はどのように反応していいのかわからず戸惑っている。またエリックは娘のリリーがキャットフィッシュ行為による友人への酷い虐めを行ったことで退学になったと話す。父親として失敗したと悔やんでいる。二人は友人として慰め合う。


 今の SternTao 社のオフィスはエリックの住まいでもある。家賃は月10万ポンド(£100,000)? 

とある夜、元妻と娘がエリックのオフィス兼住まいを訪ねている。元妻と娘が眠りについた後、エリックは売春婦 Dolly hotel girl に会いに行く。
↑ このシーンの意味が私には全く理解できなかった。忙しすぎて娘に寄り添うことができなかったと…罪悪感を感じている父親が、娘と元妻が自宅で眠っているのを見て自宅から抜け出し、若い売春婦を買う。そして「俺に自分を大きく思わせてくれ」と言う。売春婦は「Yes, daddy」などと答える。最悪に気持ち悪い。そのシーンそのものも不快なのだが、なによりもこのシーンのエリックの心理と行動が私には全く理解できなかった。男性には理解できるのだろうか?

そこで旦那Aに尋ねてみた…なぜエリックはあのようなことをしたのか?

A が言うには「エリックはものすごいストレスに苛まれていた。Tender 社の株は上昇中…SternTao 社の投資は失敗、巨額を失うのは明らか。自らが投資した10臆ドルも失うことになる…娘へ用意していたお金も消えた。そして娘は友人を虐めて学校から退学になった。父親として失敗した…そのことを反省した。家族にもっと寄り添おうと思った。しかし元妻に「後悔を愛と勘違いしないで」と言われた…もう一度いい父親になろうとする意志を拒絶された。それでとうとう心が折れてしまった

エリックは今までの人生を α (Alpha) Male(ボス猿的な男)として生きてきた(生きようとしてきた)。しかし今の彼には何も残っていない。もう多数の部下を率いる大企業のセールス部門のボスでもない。SternTao は失敗。エリックは全てを失った。年も取った。自信も揺らいでいる。

腹が立った。もうどうでもいい。女を買って「俺を大きいと思わせてくれ」と告げる。エリックは寂しかった。人肌も恋しい。あまりに大きなストレスで潰れて自暴自棄になって間違いを犯してしまったのだろう」と分析していた。なるほど…。女の私には一生わからないと思った。説明されればなるほどと思うが…こんなにも男の心理とはわからないものかと思った 難しい


スイートピーは19歳の時に SNS で裸を晒している。そのことを広めたのはリシだと思っている。

最後に、私はなによりもスイートピーが最高にかっこいいと思った。彼女は頭がいい。そして勇気と実行力が素晴らしい。かっこいい女だ。見知らぬ土地で怖い目に遭いながらも感情を殺して必死で証拠を掴み取った。最後に泣いていたけれどよほど怖かったのだろう。いいキャラクターだ。強い女性にはいつも惹かれる。

毎回音楽もいい。ビリー・アイドルも懐かしい。いい曲だった。


Season 4
Season 3
Season 2
Season 1


2026年2月17日火曜日

お猫様H:幸せの重み



またまた猫に踏みしだかれる季節がやってまいりました。


おやすみ~ズ


毎年 1月から2月が寒いです。人間がブランケットにくるまってウトウトしていると、猫が突然ドゥンッとお腹の上に乗ってくるので人間はぉおぅっと小さく声を出す。そのまま猫は暫く揉み揉みマッサージをした後くるくる回って落ち着く場所をみつける。幸せな時間。


2026年2月14日土曜日

チョコレートを貰ったのだ ォオオオオ~ウヒヒャ…😍Love



少し前から冷蔵庫の一番上の棚の隅に箱があることは知っていた。「これなに~?💕」と聞いたらAは「まぁお楽しみに」と答えた。そうかそうか。じゃあ触らないわ。そしてすっかり忘れていた。

今日ランチの後でテーブルの上に乗ってた。
あっあれだっ!あの箱だ!ヤッタッ!!!

バレンタイン仕様
このカラフルな色合いにワクワク
ハートが割れているぜ 😆

すご~い。これ前から試してみたかったチョコのひとつ。去年のクリスマスにもNYのチョコをもらって一緒に食べたので、今年のクリスマスはこの派手色のチョコかな~などと思っていた。バレンタインに来たっ!💕 

オンラインで注文したらしい。嬉しいよ。うちはアニバーサリー系をほぼやらない家なのでたま~にこういうものを貰うととても嬉しい。え、私から?忘れてました💃🏻

さっき「Love」と書いてある右上と左下のを二人で一個ずつ食べた。おいしかった!ありがたや~🥹 Thank you💕アリガト~



2026年2月12日木曜日

James Alexandr & Zoë Badwi - Sexual (Extended Mix)(2025)



音の洪水



James Alexandr & Zoë Badwi - Sexual (2025)
Sexual - Single
James Alexandr, Zoë Badwi
Released: August 5, 2025
℗ 2025 Jerk Awake / EMI April Music Inc. / Future Furniture / Shark Media Song / Warner Chappell.



これは今英国の Upfront Club Chart に上がってきている曲。すごく古典的というのか…問答無用に気分を上げてくれる昔ながらのビートとリズム。叩きつけるような鍵盤の音に溺れて気持ちが持っていかれる。すごく気持ちいい。大きな音に圧倒されてぼ~っとする。 問答無用。メロディも切なくていい。これはExtended Mixだけれど、これは長ければ長いほどいい。


★James Alexandr
オーストラリア・シドニー在住の英国人のDJ。オートラリア各地、そして各国の有名クラブやフェスで活躍。ロンドンのMinistry of Sound、Groucho ClubからメルボルンのIvy Sydney、Cafe Del Mar、Marqueeへ、彼の活動の歴史はユニーク。各DJとの共演や Sydney Mardi Gras、Poof Doof、 2023 World Pride Dayなどなど活動を広げている。オーストラリアのARIA club chartの常連。

★Zoë Badwi
オーストラリアのシンガーソングライター。1978年生まれ。2001年にオーストラリアのガール・グループSirensのメンバーをつとめた後ソロに転向。2008年のソロ・デビュー曲「Release Me」がARIA Clubs Chartの1位に。2011年にソロ・アルバム『Zoë』をリリース。彼女は英国のグループLittle MixのメンバーJade Thirlwallのいとこ。