能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2024年6月10日月曜日

謎の発疹⑥…その後の経過=順調な漢方と遅れ過ぎる西洋医療



5月14日火曜日に発症した腕と脚の謎の皮膚炎。発症から4週間が過ぎた。もう快方に向かっている。腕は早く回復して、今はほんの少し皮が剥けている以外はほぼ普通に見える。もう半袖を来ても大丈夫。脚はまだまだ回復中。赤く腫れていた膝下全体はまるで酷い日焼けのあとのように今もボロボロと皮が剥けている。完全に痕が無くなるまでまだ時間がかかりそうだ。しばらく短パンやスカートは我慢。

ハワイはここのところ晴天が続いている。気分が晴れてきたのは天気がいいことも大きいのだろう。湿疹を発症した5月の半ばは毎日のように雨が続いていた。そして壊れ続ける古い家の床や天井に水回り…。それでストレスが積み重なったのが原因だとは思うが、それにしてもずいぶん弱くなったものだと思う。自分では平気だと思っていたのに問題は皮膚に出た。


前回ストレスで湿疹が手足に出たのは17年前に父を亡くした時。日本の実家に帰って家族と共に1カ月父を看病し看取った。その時に掌いっぱいに痒みのない湿疹が粟のように出た。そして足の甲にも湿疹。そして足の中指と薬指の付け根がキリキリと傷んだ。背中も痛かったかもしれぬ。当時のテレビで奈美悦子さんが掌蹠膿疱症のことをお話しになっているのを見て「もしかしたら私のこれもそうか」等と思ったが病院にいく時間はなかった。父が亡くなった後、症状は次第に消えたと思う。若い頃からストレスが多いと何らかの皮膚疾患を度々発症していたので、どうやらそういう体質らしいことは理解している。それにしても今回は酷かった。しかし前回の掌蹠膿疱症のような症状とは違っていたので何が悪いのかは今もわからない。


今回、皮膚疾患を発症してから総合病院にコンタクトしようとしたが予約が詰まっていてすぐに診てもらえない。それで症状が酷くなっていた(発症してから)10日後の5月25日土曜日に漢方医を訪ねた。問診の後に丸薬を処方してもらった。その時点で既にピークは越えていたのか、それとも漢方薬が効いたのか、その後症状は次第に治まっていった。

その後6月4日火曜日に再度漢方医を訪ねた。経過を医師に見せて少しの問診の後、また同じ漢方薬を処方された。今回は丸薬の数を少しづつ減らして摂るように指示される。「また来るように」とは言われなかったのでこれで治りつつあるのだろう。ほっとする。
  
前回と同じお薬?

そして今日の6月10日の様子は上記の通り。まだ脚は外に出せないがもう回復に向かいつつあるのはわかる。漢方医を訪ねてよかったと思う。またいつか発疹することもあるかもしれないが、これからは漢方医を訪ねればいいと思うだけで少しは気持ちが楽になった。その安心感がストレスを少なくしてくれるかもしれぬ。  


それから漢方薬を飲みながら今回他にも気をつけたことがある。アレルギーや自己免疫不全などとの関係なども考えて、発症してからは暫く食べる物も気をつけることにした。野菜をよく食べる。そしてご飯は玄米に変えた。パンは出来るだけ全粒小麦のもの。そして出来るだけ砂糖を摂らないようにした(お菓子やソーダ類)。アルコールを絶ち、カフェイン(コーヒーとお茶)を避け、水、白湯を飲む。肉類はチキンと魚を増やし脂の多いものは避け、ハムやソーセージなどの加工食品を摂らないようにした。そういえばグルテン耐性があるのかどうかは知らないがその辺りも考えてグルテン・フリーのものも試してみた。健康のために今回は食物のことも考えさせられた。

玄米は歯ごたえがあって美味しいし、健康にもいいのなら暫くこれでいくのもいいねと旦那Aと話した。クッキーやケーキ、ソーダ類(大好きなジンジャーエール)はもう少し我慢。アルコールもまだ。砂糖関連はこれからも控えたほうがいいのだろうと思う。身体にいい食べ物のことを意識することになったのはよかった。


それからネット上でアトピー関連の情報を検索していて皮膚疾患にいいという肌のケア製品も注文した。Hylunia Skincare社Hymed Skincare社の製品…クレンザーとスプレー式の化粧水、保湿クリームを注文。それぞれ同じようなケア製品を3点ずつ買ったのだけれど、同じHylunia の箱に入って届いたのでどうやらこの2社は同じ会社なのかも。もう肌は内面から回復に向かっているようなのでこれが直接効いているのかはわからないが、使用中のHyluniaはどの製品もいい感じ。特に保湿クリームはしっとりしていてとてもいい。
 
BODY WASHは刺激が少なく、化粧水は炎症を抑え、
クリームは保湿がいいのだそう

Hylunia(使用中 いい)
・HYDRATE BODY WASH
・LAVENDER FLORAL WATER MIST
・HEALING & RESTORING CREAM
Hymed(まだ使っていない)
・Gentle Skin Cleanser For Deep Cleansings
・Colloidal Silver Mist For Rosacea Skin Treatment
・Hyaluronic Reconstructive Crème For Eczema & Psoriasis



さてその後の総合病院との関係はどうなったのか?これも記録しておこう。

総合病院の担当医と電話で話をしたのは5月21日火曜日。その会話で「皮膚科に紹介(Referral)しましょう。たぶん3日後ぐらいにはこちらから連絡ができると思うよ」と言われた。

その後担当医から電話があったのが5月31日金曜日。その電話で担当医から「来週に皮膚科から直接電話がありますよ」と伝えられる。この担当医はとても親身になってくださるいい先生。しかし皮膚科の専門医からその担当医に連絡があったのが彼との電話での会話から10日後ということになる。普段から親しく話をしているその中国系の担当医に「実は漢方医に行って薬をもらってもう治りつつあるので皮膚科の予約はキャンセルします」と伝えたら「ああそれはいいですね」と言われる。この担当医は漢方薬を悪いことだとは思っていないらしい。担当医も総合病院の複雑なシステムのせいで患者を専門医に早く通せないことを考えていらっしゃるのではないかと察した。

翌週の6月3日月曜日、皮膚科の看護師から「診察の予約できる空き時間」を告げる電話があった「他の患者の予約がキャンセルされたから今日の午後診察ができる」とのこと。しかし既に私の症状は回復しつつあったので診察をキャンセルした。


全体の経過をまとめると…

5月14日・火 皮膚炎を発症。
● 5月18日・土 総合病院のUrgent Careの医師による深夜のビデオ診察でステロイド剤を処方される
● 5月21日・火 総合病院担当医と電話で問診・皮膚科へ紹介してもらえることになる
● 5月23日・木 ステロイド剤プレドニゾンによる副作用
● 5月25日・土 漢方医を訪ねる
● 5月31日・金 担当医から皮膚科から連絡があったことを告げる電話
● 6月  3日・月 皮膚科から当日の予約が可能との電話…キャンセルする
● 6月  4日・火 漢方医を再度訪ねる


5月14日火曜日 に発症してから総合病院のUrgent Careに連絡をしたのが4日後。その後担当医経由で皮膚科の専門医に診てもらえることになったのは発症からほぼ3週間後の6月3日月曜日。3週間後の診察とはずいぶんのんびりしているものだと思う。結局、総合病院は全く役に立たなかったね…というのが正直な感想。

それにしてもこの総合病院のシステム、このような手間のかかるやり方で…もっと深刻な病気の場合には手遅れになる前にきちんと診てもらえるのだろうかと少し心配にもなった。

そろそろ保険会社を変えたほうがいいのかもしれぬ。  

今回の病院との経験で少し考えた。日本人の平均寿命が長いのはもしかしたら病院のシステムがきちんと整えられているおかげではないかと。アメリカでは(無謀にも)危険な薬に頼りずぎる医療と、そして遅れがちの医療体制で、救えない患者も多いのではないか(英国でも20年前からNHSでの治療の遅れは問題になっていた…しかし英国にはプライベート医療というものもある)。今回の経験で、もしかしたらアメリカでは長生きできないのかもしれないよね…と考えずにはいられなかった。アメリカの医療、やれやれである(あくまでも個人的意見です)

そういえば処方されたステロイド剤を1錠飲んだ後、左目の外側に光が走り視界が曇るようになっていたのだが、今はそれもずいぶん治まった。目はまたあらためて病院に行かなければならないと思う。

あれもこれも…結局は「老い」なのだろうなとも思う。