これがひとつの答えかもしれない
Luca Debonaire - Falling Down (2019)
Falling Down - Single
Luca Debonaire
Released: Feb 11, 2019
℗ 2019 Effective Records
なぜだろう。なぜ私はロックを聴かなくなってしまったのか?
あれだけ三度の飯よりも好きだったロック。新譜が出るたびにわくわくしていたバンドの奏でる音楽。大金を注ぎ込んで好きなアーティストのアルバムを買い集め、ライブがあれば必ず見に行って応援していたのに…
ロックに対するあの情熱はどこにいった?
CD屋が減ったからとか、配信のダウンロードやストリーミングになったから状況が変ったからとか、年を取ったから、環境が変わったからとか…色々な理由はあるのだろうが、その一番の理由はどれなのだろう?
そんな風に思っていたある日、動画サイトでこのビデオを見つけた。
とても気持ちがいい。
心奪われるほど気持ちがいい。
(おそらくアーティストのオフィシャルMVでもない)いち音楽ファンが作ったであろうこの美しいビデオ。この動画に心奪われる。
…確かに曲そのものもいいのだけれど、それだけではないですよね。ぶっちゃけこの曲はこの綺麗な映像のBGMでしかない。それなのにこの気持ちのよさはなんなのだ?
答えはきっとここにある…なぜ私がダンス・ミュージックの様々なジャンル…ポップス風EDMから、トランスやハウス、プログレッシブ・ハウスまでを好んで聴くようになったのか?
ダンス・ミュージックは
日常のBGMとして最高
エクササイズ、ハイキング、ウォーキング、ランニング(←一般的な話です。もちろん超インドア派の私はそういうことはやらない)。いやスポーツだけではない。日常の生活の中のBGM…移動/ドライブ、キッチンでの料理、ヘッドフォンをしての家事/掃除機、洗濯、お片づけ。それにパソコンに向ってブログの文章を書いている時にも…。
こういう音楽は日常の邪魔にならない。
単なる日常のBGM。邪魔にならない音楽。それでも音楽はやっぱり音楽。間違いなく人の感覚を心地よく刺激してくれる…。
年を取って、昔のようにバンドやその音楽を熱狂的に追いかけることもなくなってしまった今、求めている音楽は心地よいBGM。日常を美しく彩ってくれるBGM。それが今私が日常でダンス・ミュージックを聴きたがる理由なのかもしれない。
…今でもライブを見るのならやっぱり生のバンドがいいのにね。