能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2017年8月8日火曜日

The Fixx - One Thing Leads To Another (1983)



今も現役だそうですよ。



The Fixx - One Thing Leads To Another (1983)

Album:  Reach the Beach
Releaed:  Dec 31, 1982
℗ 2003 Geffen Records


先日のSpoonを見ていて、音が80年代初期のブリティッシュ・ロック的かなと思ったんですが、思い出したのはこのあたりのバンド…The Fixx80年代の始めの頃、英国各地でわらわらと沸いてきてアメリカでも売れた多くの英国の(または英国経由の欧州の)バンド達…

The Human LeagueABCCulture ClubSpandau BalletKajagoogooEurythmicsDepeche ModeHoward Jonesa-haBananarama Wham! New OrderTears for FearsPet Shop Boys、Frankie Goes to HollywoodMen Without HatsSimple MindsPeter SchillingUltravoxJapanthe Thompson TwinsGary NumanThomas Dolby

出るわ出るわ…Wikipediaで「New Wave」や「Synth-pop」のお題だけで検索して、曲が思い出せるバンドだけでもこれだけあった。もちろんDuran Duranもその一つ。この手のバンドでは、Culture Club Duran Duranが当時一番全世界的に売れたのかな? あ…U2ってこのカテゴリーじゃないですよね。


というわけでThe Fixx。アルバムReach the Beachは買った。この曲が良かったからアルバムも購入。音が硬質でカリカリしていて悪くなかったけれどちょっと地味かも。シングルカットされた曲以外はあまり覚えていない。ちょっとボーカルがDavid Bowie的。明らかに影響を受けてます。

しかしこの曲「One Thing Leads To Another」はワンヒットワンダー的なものなのかも。この曲は米ビルボード・チャートで1983年の11月にシングルで4位まで上がったそうな。私が東京でこのアルバムを聴いていた頃、旦那Aはアメリカで同じアルバムを聴いていたらしい。音楽で振り返る日米共通の思い出。

 そういえばこの曲の他には、映画『ストリート・オブ・ファイア Streets of Fire(1984)』のサントラに入ってたDeeper and Deeperも良かった。
 


The Fixx - Deeper And Deeper (Long Version)(1984)
Album:  Streets of Fire
Various Artists
Released:  January 1, 2011
This Compilation ℗ 2011 Geffen Records
 
 
今回初めて知ったんですけど、The Fixx は今も現役だそうだ。現在アメリカをハードなスケジュールでツアー中。びっくり。
 
このThe Fixxも大昔ライブを見に行った。1985年の中野サンプラザの27列目。上から見下ろした記憶がある。(記憶が確かじゃないんだけれど)たぶんボーカルの人が脚に怪我をしていて松葉杖をついてライブをしていたような気がする。しかしネット上を検索してもそのような情報は全く出てこない。はたして…あれはThe Fixxだったのだろうか。

2017年8月3日木曜日

Spoon - Can I Sit Next To You (2017)



レイ・デイヴィスの声
80年代の英国っぽいバンド。



Spoon - Can I Sit Next To You (2017)(音が小さい)

Album:  Hot Thoughts
Released:  Mar 17, 2017
℗ 2017 Matador
 

日前に、米の深夜番組『The Late Show with Stephen Colbert』に出てきたバンド。米・テキサス州オースティン出身。結成は1993年だそうです。なんと結構息の長いバンド。ほーこれも知らなかった。

Wikipediaを紐解けば(マぁ書物じゃニャーですけド)…ジャンルでは、Indie rock · indie pop · art rock · experimental rock等となっていた。

1996年のデビューからアルバムも9枚出しているので、独自のスタイルも確立しているのだろうと思います。動画サイトでちょっとだけ聴いてみたけど悪くない。ちょっと単調な曲が多いかな。アルバムは飽きるかもしれないけれど、たぶんライブはいい感じのバンドかも。

硬質な音。ちょっと80年代の英国のバンドっぽい。ボーカルの声がキンクスのレイ・デイヴィスにそっくりだ。ジョン・レノンにもちょっと似ている。バンドの音の感じは、80年代のThe FIxx辺りを思い出す。David Bowieの『Scary Monsters』の頃の雰囲気もちょっと入ってるかも。

先日(同じく米の深夜番組)The Late Late Show で見つけたParamore80年代っぽい音だと書いたんですが、あの頃の英国ロックの音が(現在ロック不振の)アメリカで地味~に生き残っているのかも。面白いですね。

Paramore – Told You So (2017)


2017年8月1日火曜日

お猫様H:影と遊ぶ



わきーっ
がおーっ ワーッ
キャー…
次は…
キツネダオ ヒャ~
コンコン… ア~レ~…
休憩デス
 
 
 

2017年7月27日木曜日

Negicco - 愛は光 (2017)



名曲きました。
キリンジとNegicco


Negicco - 愛は光 (2017)

Album:  Negicco 2011~2017 -BEST- 2
Released:  July 20, 2017
T-Palette Records
 
 
 
いいです。ちょっと前に解禁されてから気付いていたんだけど、ここのところライブなんかで気持ちが他所に行ってて、落ち着いてから文を書こうと思ってた。
 
昨日、ドラマの感想で「イノセンスがイノセンスが…」と書いたんですけど…、ネギちゃんこそイノセンスの人々。いい曲です。
 
作詞・作曲はキリンジの堀込高樹さんだそうです。なんと素晴らしい組み合わせ。(前から思っていたけれど)ネギちゃんとコラボする大人の方々が本当にすごい方々が多くて驚きます。結果ネギちゃんのアルバムは名曲揃い。どうしてこんなにいい作曲家の方々が集まってくるのだろう。
 
ネギちゃん達に、どこかアーティストの方々をインスパイアするいい雰囲気があるからなんだろうかと思う。たぶん彼女達が「普通の女の子」「薄化粧で普段着の女の子」「話しかけたら笑顔で返事をしてくれそうな」「イノセンス=純粋さ」…そんな彼女達の穏やかな雰囲気が、ちょっと年上の大人のアーティストの方々を惹き付けるのではないか。
 
ネギちゃん達はいろんなタイプの曲をやっていて、いろんな顔もあるはずなのに、いつも芯の部分に決して染まらない「純粋さ」がある。今の時代に芸能界にいて、この「普通の女の子っぽさ」を保っているのは特殊だと思います。普通である事がネギちゃん達を唯一無二にしている。
 
コーラスも綺麗。サビの途中の「それこそが本当のことです」からまたサビに入る部分が「あ~キリンジや…いいねぇ」としみじみ思う。それぞれの優しい声がいい。ネギちゃんの声はいい。
 
しばらく音楽だけを聴いていて歌詞を聴いていなかったんだけれど、よく聴いたらこれはファンに向けて話しかけている歌なんですね。ホールでのライブで、ファンの照らすペンライトの星の中でこの曲を歌うNegiccoの様子を想像したらちょっと涙が出そうになった。
 
 
このMV…この風景は日本人のリアルな原風景です。おとぎ話化されていない原風景。「どこまでも田んぼの広がる道を、女の子3人が自転車に乗る…」単純な映像なのにしみじみといい。日本全国どこにでもある情景だと思うのよ。手紙を書く女の子達。美しい風景の中を自転車に乗って手紙を出しに行く。作りものではない普通の生活の美しさ。これは幸せな映像だ。
 
海外にいると、こんな日本の普通の風景にはっとさせられる。
 
こういう日本のどこにでもある風景を使った映像というのは、もしかしたら海外のどこかで「日本は美しい」と受け取られる可能性もあるのではないかと思う。Youtubeで解禁すれば世界中から見ることができるわけです。フィンランドの男の子が、ポルトガルの女の子が、ベトナムの若者が、モロッコのお母さんが、メキシコの高校生が、カナダの青年が…「日本の景色は綺麗だなぁ」と思ってこのMVを見ているかもしれない。
 
ネギちゃんの作品のアート・ディレクション/見せ方というのはいつもお洒落なんですよ。普通の日本の風景がヨーロッパ映画のようなお洒落な雰囲気になる。人が穏やかな田園風景を見ていい気持ちになる理由は外国でも日本でも真の部分は同じ。穏やかな普通の風景に穏やかな幸せと平和があることを皆知っているから。


 
 Negicco「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」
(2017/7/20 on sale)ティザー映像
 
 ネギちゃんかわいいな、ネギ畑も綺麗
 
 
720日にベスト盤「Negicco 20112017 -BEST- 2」が発売されたそうです。この歌もそのアルバムから。アルバム・ジャケットのネギ畑での写真が本当に綺麗です。


Negicco - カリプソ娘に花束を (2018)
Negicco - 愛は光 (2017)
Negicco - 矛盾、はじめました。(2016)
Negicco - カナールの窓辺 (2015)

Orland - Do-De-Da~Trimondo Negimina~ feat.Negicco (Teaser)(2015)
Negicco - ねぇバーディア (2015)
Negicco - 光のシュプール (2014)
Negicco - サンシャイン日本海 (2014)

Negicco - Triple! Wonderland (2014)
Negicco - アイドルばかり聴かないで(2013)
Negicco - あなたとPop With You! (2012)
Negicco - 圧倒的なスタイル (2008)

NHK 土曜時代劇『澪つくし料理帳』全8回・感想



日本では513日から78日まで放送。

このドラマはウブな町娘黒木華さんと、彼女を上から目線で愛でる森山未來侍を見て楽しむドラマ。そこに誠実で優しい永山絢斗町医者がやってきて、黒木華ちゃんに片思い…でますます楽しい。

全体の物語はよく見ていなかった(すまぬ)。お料理はおいしそうだけどストーリーとしてはあまり入り込めなかったのかも。…しかし俳優さん達は素晴らしい。小日向文世さんがいい。俳優さん達を見るだけでもいいドラマ。

しかし私には、とにかく森山未來侍と黒木華町娘のほのぼのとしたやりとりがよかった。澪ちゃんは子供かと思うくらいウブ。そこに森山未來侍が上から目線でからんでくる。いいですねこの二人。化学反応なのかな。

森山未來侍/小松原が色っぽいんですよ。森山さんといえば2013年の『夫婦善哉』でも色気がある色気がある…と感想を書いたんですけど、今回も真面目な役柄にも関わらず、やっぱり強烈な色気。不思議な俳優さん。あの色気はどこからくるのか。やっぱり鼻の形がいい…声もいい。

森山さんは妙に男臭いのね。『夫婦善哉』では、大人の女・尾野真千子さんを相手に、色気ばかりあるダメ男をなさってましたが、今回は真面目な侍。実は御膳奉行だそうで、なるほどあの自信に溢れて落ち着いた大人な感じはそこなのか…。その大人の男が若いイノセントな小娘澪ちゃんを可愛がる。

一方、黒木華/澪ちゃんは純粋。黒木さんのイノセントな雰囲気はこういうドラマには本当にいい。近年の女優さん達にはあまりイノセンスを感じなけれど黒木さんには感じる。彼女も現代の若い女優さんなのであの初々しさは演技なのだろうけれど、澪ちゃんのイノセンスには納得できる。

例えば、永山絢斗町医者が明らかに自分に惹かれているのに、ウブな澪ちゃんは気付かない。気付かない振りをしているのではなくて本当に気付いていない。鈍感というかウブ過ぎるというのか…その様子が信じられるんですよ。他の女優さんがやったら「なんだわかっているくせに気付かない振りをしやがって…わるい女ね」と思うだろうに、黒木華さんがやると「ああこの子は本当にわからないのねぇ」と思ってしまう。

澪ちゃんのイノセンスに説得力があるのは黒木さんの持つ雰囲気。黒木さんのお顔は、6歳ぐらいの小さな女の子がそのままのお顔で大人になったような感じ。はにかみが何とも言えず可愛い。大変貴重。

森山未來侍/小松原が、そんな澪ちゃんを子供を相手にするように可愛がる。しかし色気があるんだよなぁ。澪ちゃんには色気は無い。それなのにこの二人には妙な化学反応があると思う。

話していた小松原が、突然澪ちゃんの額を指で突いて眉を「下がり眉」にする場面…困る澪ちゃん。外で話していても急に眉間を押されて澪ちゃんがまた戸惑う。節分の豆を小松原が片手でとって、澪ちゃんに渡す場面…澪ちゃんの「50個くらい?」に対して「38個くらいか」と豆を渡す。その時の澪ちゃんの一瞬の怪訝な顔もいい。小松原の思わせぶりな「(炒り豆が)この上なく好きだ」の言葉にも、澪ちゃんはどう反応していいのかわからない。この二人にはこういう小さな場面でいい化学反応が見えた。

澪ちゃんは小松原さんが大好きなんですよね。そして小松原さんも澪ちゃんのことを可愛いと思っていて…それなのに彼女はウブ過ぎて小松原さんの好意に気付いていない。いや気付いていてもどうすればいいのかわからない。彼女はただ小松原さんのことが好き。まるで子供のように。恋に恋する乙女のように。だから振り向かない小松原さんの後ろ姿を見つめるだけで満足している。

そんな(子供のようにイノセントな)澪ちゃんに、真面目な永山絢斗町医者が密かに思いを寄せる。澪ちゃんはそれにも全く気付いていない。切ないねぇ。

…しかし御膳奉行と町娘とは、今後も身分の違いで結ばれることはないでしょう。このドラマは続編があるのかな。あっても悲恋なのかなぁ。

…この二人は同じようなキャラ設定でいつか恋に落ちる様子も見てみたいな。歌舞伎役者とウブな町娘とかどうよ…?