先週、このブログの音楽コーナーで取り上げた米国の若い女性ジャズ・シンガーのSamara Joyさん。彼女の歌を聴いて「あ~ジャズっていいよねぇ」などと旦那Aと話していて、まぁ色々とYouTubeを漁って聴いていたわけです。「やっぱシナトラはいいよね。「Just In Time」はシナトラが一番いいね。おっと「Mack the Knife」はどうよ…これ20年ぐらい前に英国に住んでた時に、当時なぜか60年代のイージー・リスニングが流行って…アメリカや英国の「歌謡曲」的なものがロンドンですごく流行っていて、この Bobby Darin の「Mack the Knife」も(元Take Thatのアイドル)ロビー・ウィリアムスが歌ったりしてたよねぇ」…等々と話していた。「あのロビー・ウィリアムスはまぁまぁだったね、やっぱオリジナルがいいな。あ、そうだ、そういえば当時ケビン・スペイシーが Bobby Darin の映画を撮ってたよね。なんかちょこっとどこかで歌ってるの見たけど彼すごく上手いよね。その映画 見たいねぇ」などと話した。
この映画、元々の企画は1994年頃に立ち上がったらしいのだけれど、実際にプロダクションが始まって撮影が行われたのは2003年の11月から。撮影は英国とドイツ。丁度その頃、当時の英国では前述の50年代後期~60年代初期のイージー・リスニング/歌謡曲がとても流行っていた。そして2004年からケビン・スペイシーはロンドンの劇場 Old Vic の芸術監督を始めていてロンドンを拠点にしていた。…なんだか様々なものが重なって出来上がった映画という感じがしますね。丁度いいタイミングだったのだろう。
丁度いいタイミングと言えば… 現在ニューヨークのブロードウェイで、このボビー・ダリンさんの新しいミュージカル『Just In Time』の公演の準備が進められているらしいです。初演は今年の3月28 日。劇場はCircle In The Square Theatre。もうチケットが発売されている。いいなぁ。楽しいだろうな。これヒットしたらツアーで来てくれないかなぁ。
余談だがその後、ラジオで聴いたQUEENの「Don't Stop Me Now」とアルバム『QUEEN LIVE KILLERS』を買って、私はどっぷりとQUEENの沼にハマった。もうディスコは振り返らなかった。その後1990年代までずーっとロックを聴き続けたので私は自分のことをディープなロック・ファンだとばかり思っていた。
それにしてもイリノイ州シカゴの「ディスコ・デモリッション・ナイト」とは…本当に本当に最悪だ。この話を扱った別のドキュメンタリー『"American Experience" The War on Disco (2023)』は去年の秋に見た。このBBCのドキュメンタリーでもこの事件のことを取り上げているが、ここではネット上で調べた事件についての情報も追加して書き加えた。
余談だけれど… 実は知り合いに「マスター・オブ・ワイン/Master of Wine」の資格を持つ女性がいる。ロンドン時代の旦那Aの同僚の奥さん。彼女は20代から勉強を始めて、たぶん合格するのに5年以上(もしかしたら10年近く)かかったのではないかと思う。とにかく取るのが大変難しい資格だと聞いている。そのマスター・オブ・ワインの今の資格保持者は世界で416人。そしてこのイライジャ君が目指しているマスター・ソムリエは世界でたった274人。決して簡単に合格できる資格ではない。その彼女の旦那さんも、彼女が合格するまでに大量のワインを買わなければならなかったと言っていた。
● 金井浩人:樫木央海 (本多正純 (1566–1637)) ● 穂志もえか:宇佐美藤 -- 戸田広松の孫娘 ● 阿部進之介:戸田文太郎 (細川忠興 (1563–1646)) ● 西岡徳馬:戸田"Iron Fist"広松 ( 細川藤孝 (1534–1610)) ● 螢雪次朗:太閤 ( 豊臣秀吉 (1537–1598)) ● 竹嶋康成:村次 ● 倉悠貴:吉井長門 ( 松平忠吉 (1580-1607)) ● 向里祐香:菊 -- 遊女 ● 洞口依子:桐の方 ( 阿茶局 (1555-1637)) ● 亜湖:Daiyoin/大夫人・伊与 ( 高台院 (1549–1624)) ● トシ・トダ:杉山如水 (前田利家 (1539-1599)) ● ● ヒロ・カナガワ:五十嵐 ● Junichi Tajiri as Uejiro ● Néstor Carbonell as バスコ・ロドリゲス ● Nobuya Shimamoto as Nebara Jozen ● 祁答院雄貴:竹丸 ● 藤本真伍:志津の方 ● Haruno Niiyama as Natsu No Kata ● Joaquim de Almeida as Father Domingo
● Paulino Nunes as Father Paul Dell'Aqua ● ヒロモト・イダ as 木山右近定長 キリシタン (小西行長 (1555-1600)) ● ● タケシ・クロカワ as 大野晴信 キリシタン (大谷吉継(1558-1600)) ● ● Yuko Miyamoto as Gin ● Yoshi Amao as Sera
マイケルの『スリラー/Thriller』関連のドキュメンタリー映像は今までにも何度か目にしている。特に楽曲「Thriller」のMVのメイキングオブは当時もどこかで放送されていたと思う。髭面の監督ジョン・ランディスが出てきてMVの製作を語るのは前にも見た。それ以外にもTOTOのスティーブ・ルカサーが「Beat It」でギターを弾いているとか、「Billie Jean」の裏話。あの「…But the kid is not my son 🎶」の女性は誰よ?…そのような様々な話はどこかで見たり聞いたりしていたと思う。
だからあまり期待もせず気軽に見たのだけれど、それでもいくつか見たことのない映像が出てきた。「The Girl Is Mine」でのデュエットのポール・マッカートニーのレコーディングのシーンは私は初めて見た。それから(たぶんファンの間では有名なのだろうと思うが)「Beat It」のギターソロがエディ・ヴァンヘイレンだったというのも今回初めて知った。あれもTOTOのスティーブ・ルカサーだとばかり思っていた。そして「Thriller」のイントロがほぼ全て打ち込みで演奏されているのも初めて知った。機械のボタンをどんどん押してレイヤーを重ねてリズムパターンを作り、その上にキーボードでコードを弾けば「スリラー」イントロの出来上がり。すごく面白い。
このような過去を語るドキュメンタリーは、当時を知る人々や、誰か有名人を連れてきて語らせることが常。当時を知る人の話は面白い。当時の評論家やアレンジャーなどが何人も出てくる。ブルック・シールズも出てくる。そうそう…そういえば当時ブルック・シールズがマイケルと公の場所に出てきたことがあって、彼女はマイケルのガールフレンドか?などとも噂されていた。前述の「…But the kid is not my son 🎶」の相手はブルックではないかとの噂もあったと思うが、その件についての彼女のコメントが全くないのは面白い。おそらく当時二人はただ友人だっただけで、ブルックさんからのコメントは拒否されたのかも笑。
1983年当時を知る人々は… -------------------------------------------------- Michael Jackson(映像) Brooke Shields(当時親しかった) John Landis(スリラーMVの監督) Nelson George(音楽評論家) Robert Hilburn(音楽評論家) Paul Jackson Jr.(ギター/ベース) Jimmy Jam and Terry Lewis(ソングライティングチーム) Deborah Nadoolman Landis(スリラーの衣装デザイン) Steve Lukather(ギタリスト) Anthony Marinelli(シンセプログラマー) Greg Phillinganes(キーボーディスト、アレンジャー) Raphael Saadiq(アーティスト) Oren Waters(コーラス) Julia Waters Tillman(コーラス) Maxine Waters Willard(コーラス)
そして思い出を語る今のスター -------------------------------------------------- Mary J. Blige(アーティスト) Mark Ronson(アーティスト) Misty Copeland(バレリーナ) Maxwell(アーティスト) Polo G(アーティスト) Myles Frost(ステージアクター、シンガー) Usher(アーティスト) Will.i.am(アーティスト) --------------------------------------------------
少し思い出話 マイケルが日本に来たのは1987年の「Bad World Tour」。関東の公演は後楽園球場(ドームの前)と横浜スタジアム。9月に1回目を後楽園球場に見に行ったと思うがチケットの半券が出てこなかった。スタンドの上の方の席だったと思う。2回目は10月4日(日)横浜スタジアム(S席21ゲート20列286番)。開始時間は夕暮れ時の午後6時30分。1回目の後楽園球場から見た空はまだ明るかったのを覚えている。途中でマイケルが左にひっこんで突然右から出てきた(いや反対方向だったか?)時は狂ったように大騒ぎした。
もう一度マイケルを見たのは1992年の「Dangerous World Tour」。12月19日(土)6時30分開演。東京ドーム(S席 21ゲート 1階 17通路 5列 186番)。この公演はあまりよく覚えていない。
Field of Dreams…皆が夢を実現する夢の球場。感動するお話…ということが2回目にやっとわかった。いい話。しかしそれにしても1回目は全然理解できなかった。難しい。突然ケビン・コスナーが聞く「お告げ」は何だろうと思ったし、ホワイトソックスの1919年のブラックソックス事件も全く知らなかった。作家のテレンス・マンの登場とか、アーチー・ムーンライト・グラハムの話も意図がわからず。パパの話も(冒頭に説明があったがすぐに忘れて)意味がわからなかった。だからずいぶん部品がバラバラ飛ぶ映画だと思った。2回目に見てやっと理解した。3回目に見たら巧みに伏線回収がなされていることもわかった。
…ブラックソックス事件で八百長にかかわったとして球界追放になった8名の選手たちは、1919年当時の大スターだった。今の時代ならジャッジに大谷にベッツ、トラウト、アクーニャ Jr. とかそういうクラスの人達だったのだろう。チームで言うならブレーブスやアストロズ辺りか。そのスターチームの8名が事件後に球界から追放になったことで、野球ファンは大変悲しんだ。その記憶は主人公レイ(ケビン・コスナー)の父親ジャックを含む当時の野球ファンの心に深く刻まれていた。
海亀は20年ほど前に旦那Aとボストンからミネソタ州のミネアポリスまで寄り道をしながら車で旅をした。この映画のレイとテレンスの旅する道と重なるルート。ボストンからミネソタ州の2252 km (1,390.7 mi) は車だと数日間かかる距離。日本だったら…車で札幌から鹿児島までが2241 km (1392 miles)でほぼ同じぐらいの距離。レイはアイオワからボストン、ボストンからミネソタ州、ミネソタ州からアイオワまでとものすごい長距離を走ってます。
現ボストン・レッドソックスのフェンウェイパークのグリーンモンスターの1988年の様子が見れる。
レイの娘カリンちゃんは、今FXのドラマ『Winning Time: The Rise of the Lakers Dynasty』でThe Forum arena のgeneral manager and PresidentのClaire Rothmanを演じているGaby Hoffmannさん。現在41歳。『フィールドオブドリームス』の頃は6歳。
以前キャラクターデザインで興奮したのは『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス/The Nightmare Before Christmas』。あれは本物の人形のストップモーション・アニメーションなのだけれど、キャラクターのデザインは今見ても傑作。ちょっと変、ちょっと妙、ちょっと異様。ちょっと怖い。なんと楽しいキャラクター・デザイン。
(あの『ナイトメア…』ように)キャラクターデザインと世界観に魅せられる興奮と感動を、私はこの『ブック・オブ・ライフ~マノロの数奇な冒険/The Book of Life』で久しぶりに感じた。画面を見ていて「うわ~~」と声の出るほどのワクワク感。これです、この映画の魅力。
International Movie Data Base(IMDB)でスコアを低くしたレビューアーの文を読むと、同じような印象を持った人は私だけではないらしい。彼らの中には「タコ先生とトモダチになったのなら、なぜタコ先生がサメにやられるのを助けなかったのか」と憤っている人もいるがそれは私は気にならなかった。BBCのドキュメンタリーなどを思えば、自然の弱肉強食の様子を撮影するのはあたりまえ。動物モノの映像はドライに撮影するのが普通なので、クレイグさんもプロとして自然をそのまま撮影したのだろう。確かにそのような自然の動物の撮影のドライさと、「僕のタコ先生」への愛情の表現が、度々入り乱れるため多少混乱させられるのは事実。