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2017年6月14日水曜日

U.K. – Nevermore (1978)



ジャズです。
不思議綺麗なギター。



U.K. – Nevermore (1978)

Album:  U.K.
Released:  Dec 31, 1977
℗ 1978 The copyright in this sound recording
is owned by Virgin Records Ltd



ここ3日ほど聴いてる。U.K.のファースト・アルバム『U.K./憂国の四士』。いいです。

去年の10月、『Night After Night』の事を書いたときに、思いついてU.K.のアルバムCD3枚を購入…なんとなくそれだけで満足してそれから聴いていなかった。←そういうことはよくある。

この1枚目のアルバムは聴いたと思っていたけれど、どうやら勘違いをしていたらしい。このアルバム…聴いていなかったみたいうわー。

今年の4月にギタリストのAllan Holdsworthさんがお亡くなりになって、藤岡先生が呟いたり、ヌーノ君の言葉をネット上で見かけたりしていて、アランさんのことはここのところ気になってました。ちゃんと聴き直そう…。


3日前に足湯を30分…と思ってアルバムを聴き始め、「あれ…この曲知らないぞ…」と思ったのがこの「Nevermore」と「Mental Medication」。

そういえば25年ぐらい前、プログレ好きギター弾きの先輩とU.K.のことを話していたら「1枚目がいいよね」と言っていて、私わからなかったんだ…そうだ聴いてなかったんだこのアルバム。U.K.にギタリストがいたのって1枚目だけなのよね。Allanさんは1枚目で脱退していたのだ。
ひゃ~…。

ということは…ワタクシ、U.K.のドラムはボジオさんだと思い込んでいて、Bill Bruford さんがいたこともちゃんと把握してなかったらしい…ふぉ~。


というわけで今聴いてます1枚目。

これは2枚目とは違うバンドだ。いい。テリー・ボジオさんのいるパワフルなU.K.も好きだけれど、この1枚目『U.K.』はもっと真性プログレ。時間がゆっくりと過ぎる。いいです。

さすがギタリスト注目のアランさんのギターが素晴らしい。不思議複雑で綺麗。それにこのNevermore」と「Mental Medication」はアランさんが作曲なさっているそうなんだけれど、この2曲はジャズ+フュージョン寄り。今聴けば個人的にすごく気持ちいい音。音がジャズだ。いいなぁ。

この2曲は足湯につかりながら「おおおっ」と驚いた。いい。こういう曲をなさりたいからアランさんはU.K.を辞めちゃったのかなぁ。

Nevermore」は名曲ですね。気持ちいい。冒頭のアコギが綺麗 
305からプログレギター。キーボードとの掛け合いがかっこいい。430から浪漫。いい声。515から現代音楽。それからまたプログレで締め。

とても高尚ないい雰囲気の曲だけれど歌詞は「ソーホーに行こう」…ロンドンのソーホーは夜の繁華街。夜遊びに行く歌?なのに音が高尚です。すごく綺麗。…夜遊びに出かけて騒いで色んなところに迷い込んで酩酊して朝を迎える話…かな?短編小説のようだ。


それにしてもこういう真性プログレは時間がゆっくりと流れるので、今の時代に流行らないのもしょうがないのかも。現代は忙しすぎる。しかしむしろこんな忙しい時代だからこそ、こういう細やかで繊細な音楽をゆったりと聴くのもいいのかもなぁと思った足湯につかりながら『U.K.』を聴いてぼーっとするのもいい。


U.K. – Nevermore (1978)
U.K. - Night After Night (1979)
U.K. - The Only Thing She Needs (1979)