ラベル 海外色々 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 海外色々 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年2月8日日曜日

ドイツのリースリング・ワインについて



先日ここに書いたドイツのリースリング・ワイン「Joh. Jos. Prüm, Graacher Himmelreich Riesling Auslese」がとても美味しかった。文章を書くためにこのワインのことを調べていたら、初めて聞く言葉が沢山出てきた。

まずこのワイン「Auslese」がドイツのリースリングのワインの甘さの順番で3番目に甘いということがわかった。「Auslese」はデザート・ワインほどではないが、デザート・ワインに近い甘さだそうだ。それで食事とのペアリングはスパイシーか甘辛な食べ物だということもわかった。

もし「Auslese」が一般的な食事と合わせるのに甘すぎるのなら、他のリースリングでもっと食事に合うものがあるだろうと思い調べてみた。それでリースリング、またドイツのワインには様々な等級があることを知った。それで調べたことをここに記録しておこうと思う。


まずはドイツ・ワインの等級(特にリースリング)
低いものから高いものへ

-----------------------------------------------------------------
① Landwein/Deutscher Wein

一番低いクラス。ドイツ国内で消費されるテーブル・ワインのレベル。ほぼドイツ国外には出ない


-----------------------------------------------------------------
② Qualitatswein/クワリテーツヴァイン

基準と卓越性でテーブルワインLandweinよりも優れている。Qualitatsweinとして認められるリースリングワインは、ドイツの13の指定ワイン産地の中から、その1つの産地で栽培されたブドウのみを使用して生産されなければならない。その産地はボトルのラベルに明記されている。ワインの分類はブドウの最低熟度によって決定される。

その13の産地とは
--------------------------------------
・Ahr/アー地方
ピノ・ノワールの聖地として知られるこの小さな地域は、ベルベットのような舌触りと豊かな赤い果実の風味が特徴的な卓越したピノ・ノワールワインの生産が主。

・Baden/バーデン地方
温暖な気候で多様性を誇り、ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールに匹敵するコクのあるピノ・ノワールを生産することで知られている。同時に現代的なワイン醸造技術とこの地域の豊かなテロワールを尊重したワイン造りを行っている。

・Franken/フランケン地方
ジルヴァーナー種で有名なこの地域のワインは、爽やかな酸味と際立ったミネラル感が特徴。また、ワイン生産者たちは伝統を重んじ、特別なワインにはボックスタッシェンと呼ばれる独特の形状のボトルを使用している。

・Hessische Bergstraße/ヘシッシェ・バークシュトラーセ地方

・Mittelrhein/ミッテルライン地方

・Mosel/モーゼル地方
曲がりくねったモーゼル川沿いに位置するこの地域は、優美なリースリングで知られている。スレート質の土壌が、ワインの繊細な果実味と独特のミネラル感を生み出す。

・Nahe/ナーウ地方

・Pfalz/プファルツ地方
ライン川からボーデン湖まで広がるプファルツ地方は温暖な気候に恵まれ、コクのあるピノ・ノワールや、ピノ・グリ、ピノ・ブランなど多種多様な白ワインが生産されている。

・Rheingau/ラインガウ地方
濃厚でコクのあるリースリングで有名。南向きの斜面が十分な日差しを浴びるため、熟した果実の風味と甘みと酸味の完璧なバランスを備えたワインが生まれる。

・Rheinhessen/ラインヘッセン地方

・Sachsen/ザクセン地方

・Saale-Unstrut/ザーレ・ウンストルト地方

・Württemberg/ヴーテンバーグ
特にトロリンガー種とレンベルガー種を使った赤ワインで知られるこの地域は、多彩な風味とスタイルのワインを提供している。

--------------------------------------
リースリングはこれら全ての土地で栽培されているが、有名なのはモーゼル地方ラインガウ地方

Qualitatsweinでのブドウは通常、熟度が低い状態で収穫され、シャプタリゼーション(発酵前のブドウ果汁に糖分を加えてワインのアルコール度数を高める工程)が行われる。リースリング・ワインで Qualitatswein のワインとして分類されるには、アルコール度数が少なくとも7%以上であること。Qualitatswein は極辛口からやや甘口まで幅広い。

このクラスでの甘味のレベル
1. Trocken/Selection: トロッケン
ドライ。辛口ワイン。「セレクション」という言葉はラインガウ地方で手摘みされたブドウから造られたワインのみ
2. Halbtrocken/Classic: ハーブトロッケン
「やや辛口」またはやや甘口のワイン
3. Feinherb:ファインハブ
ハルプトロッケンに似た、やや辛口のワインを表す非公式な用語。
4. Liebliche: リーブリヒャ
残糖量が最大45g/lの甘口ワイン。
5. süß or Süss: ス―ス
甘口または非常に甘口


-----------------------------------------------------------------
③ Pradikatswein/プレディカーツヴァイン

プレミアムワイン。品質は2つの要素…ブドウの熟度/品質、そして地域固有の特性(ブドウ畑に至るまで)により決定される。

プレディカーツヴァインは、高品質ワインの中でもさらに格上のカテゴリーに位置づけられ、特定の特性を備えた高級ワ​​インを指す。辛口、やや辛口、やや甘口、極甘口のデザートワインなどがある。プレディカーツヴァインはドイツの認可されたワイン生産地域で生産されたものでなければならず、糖分を加えることは認められていない。

このクラスのワインの等級は、収穫時のブドウの熟度によって決まり、それがワインの甘さに直接影響している。プレディカーツワインのリースリングは伝統的に甘口。その品質区分はドイツのモーゼル地方で主に用いられており…収穫時のブドウの熟度に基づいてさらに細かく分類される。ブドウが熟しているほど、ワインのアルコール度数や甘みが強くなる。この分類にはアイスワイン(eiswein)も含まれる。

プレディカーツヴァインはブドウの熟度に応じて以下のサブカテゴリーに分類される。
--------------------------------------

Kabinett/カビネット
リースリングの中で最も軽いスタイルのワインで、糖度67~82エクスレ(糖分148~188g/L)のブドウから造られる。カビネットは辛口からやや甘口まで幅広いスタイルがある。

Spätlese/シュペートレーゼ
シュペートレーゼとは「遅摘み」を意味し、ブドウの糖度は76~90エクスレ(糖度172~209g/L)。濃厚で、通常はカビネットよりも甘口。ボトルに「Trocken」(トロッケン)と表示されている場合は、辛口でアルコール度数が高いタイプ。ここのワインは辛口から中甘口。食事に合わせるのに一番適しているワイン

Auslese/アウスレーゼ
「厳選収穫」を意味するアウスレーゼは、エクスレ度83~110(糖度191~260g/l)。非常に熟したブドウの房から手摘みで厳選された貴腐ブドウから造られるさらに甘口のワイン。「トロッケン」(辛口)と表示されている場合は、より甘みが少なく、アルコール度数が高くなる。多くは中甘口または甘口。

Beerenauslese/ベーレンアウスレーゼ
「ベリーの厳選収穫」を意味する。ブドウが干しブドウ状になった貴腐ブドウ(糖度110~128エクスレ、糖分260g/l以上!)から作られるため非常に希少。ハーフボトルで販売される貴重なデザートワイン。

Trockenbeerenauslese/トロッケンベーレンアウスレーゼ
「乾燥したブドウを選別して収穫したもの」という意味。ブドウの木で乾燥してレーズン状になったブドウを、エクスレ度150~154度で収穫して造られる。最も希少なワイン。

Eiswein/アイスワイン
ブドウが樹になったまま凍結し凍った状態で圧搾された(通常は真夜中に行われる)ものが真のアイスワインと分類される。これらのワインは、収穫時にエクスレ度110~128度(糖度260g/l以上!)に達する。

--------------------------------------

なるほど、まず美味しいリースリングなら、③のPradikatswein/プレディカーツヴァインのクラスがいい(ラベルに印刷してある)。モーゼル地方のリースリングのワインでプレディカーツヴァインなら間違いないだろう。

その中から、軽いものから順に…

Kabinett/カビネット
Spätlese/シュペートレーゼ
Auslese/アウスレーゼ


これより濃く甘いものは、食事に合わせるよりデザートワインの扱いになる。うちはデザートワインは飲まないので、食事用にはこの3つの種類の中から選べばいい。一番ご飯に合わせやすいのはSpätlese/シュペートレーゼだろうか。辛口がいいなら「Trocken」と覚えておけばいい。

リースリングはアルコール度数が少ないので、あまり飲めない私も気軽に開けることが出来るのがいい。それからリースリングは比較的手ごろな値段のものも多いので、これからお店で良さそうなものを見かけたら飲んでみようと思う。


実は少し贅沢をした。

先日の「Joh. Jos. Prüm」のAuslese/アウスレーゼがあまりにも美味しかったので、他のワインもないかといくつかのお店を調べて見た。そうしたら上記の3つ種類のワインがあったので買ってしまった。

左から
Wehlener Sonnenuhr  Riesling Kabinett 2020
Bernkasteler Badstube  Riesling Spätlese 2023
Graacher Himmelreich  Riesling Auslese 2020

2020年のものがほんの少し残っていて、一種類 Spätlese だけ2023年のものが出ていた。この「Joh. Jos. Prüm」のリースリングは長期熟成が可能なので白ワインなのにすぐに飲まなくてもいい。それで思い切って購入。これから5年間、もしかしたら8年、10年ほど寝かせて記念日などに開けようかと思う。楽しみ。


Bad Bunny /バッド・バニーのスーパーボウル(2026) Halftime Show



今日は朝から嵐ですごく寒いハワイ。


さっき見ました。今年は色々色々色々…ポリティカルな話が絡んでいたらしく…私はあまり追っていないのですけど、皆様色々と心配したり色々色々いわくつき…のハーフタイムショーだそうですが…。  


なんか面白かったわ。ワタクシバッド・バニーさんを全く知らなくて聴いたこともなくて…そういえば彼は今年のグラミー賞の Grammy Award for Album of the Year/最優秀アルバム賞を『Debí Tirar Más Fotos』で受賞なさったそうです。すごいやん。スーパースターなのね。

今日のショーは全部スペイン語で歌詞は全く分からなかったけれど音楽が楽しかった。ラテン音楽は踊りたくなるし元気が良くていい。テーマは「働く人々」かな。皆仕事をしながら踊ってましたね。老若男女皆踊るから楽しい。楽しい演出。いいですね。  

バッド・バニーさんはお顔もかわいくて…なんだか日本人にもいそうなお顔。かわいいお兄ちゃん。途中金髪のレディ・ガガが出てきた。彼女は上手いし華がある。楽しい。それからリッキー・マーティンが出てきた…ぉおおずいぶん大人になったな~お久しぶりです。彼は30年近く前に超大物アイドルだったのですよネ…当時ロンドンのトッテナムコートロード駅の側のバージン・メガストアに彼がプロモーションで来店していて、たまたまお店の前を通ったら女の子達がお店の前の道にギュウギュウに溢れてすごかった。今はすっかり落ち着いたイケオジになってましたね。感慨深いわ。

最後は皆が南米の旗を持ってバッドバニーさんに続いて行進。バッドバニーさんが南米の国の名前「コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、メキシコ、ベネズエラ…などなど(南米を全部言ったのかな?)、最後にプエルトリコと叫んでショーは終了。ちょっと感動したわ。いいじゃないですか😍

※追記
日本のYahooの記事を見てショーをもう一度見直してきた。どうやらテーマは「働く人々」というよりも、「日常の中にダンスがあり喜びがあり、仕事もして遊んで恋に落ちて結婚して…などなどの様々な日常を描いて、そして南米も北米も皆アメリカなんだから仲良く…憎しみよりも愛を」のメッセージだったみたいです。そうですね、日々の生活の中に愛があり喜びがある…いかにも南米らしいメッセージでしたね。いいストーリー。いいショーだった。


このショーをポリティクスで語りたい人も多いと思う。でも気楽に見てもいいと思うのヨ。プエルトリコの31歳の男の子がアメリカ合衆国でグラミー賞を取って、スーパーボウルのハーフタイム・ショーの主役に選ばれて、嬉しくて誇らしくて…だから全編スペイン語で歌ってパフォーマンスして、そして南米から皆を集めて一緒に皆それぞれの国の旗を持ってフィールドを歩いて国名を誇らしげに叫ぶ。いいと思います。皆嬉しそうだった。音楽も明るくてエネルギーに溢れて楽しかった。

また政治を語って文句言う人もいるのかな~。
気楽にいこうぜ
🕺💃🕺💃🕺💃🕺💃🕺💃🕺💃🕺💃🕺💃


Bad Bunny's Super Bowl halftime show 
setlist
----------------------------------------------------------------
1. Tití Me Preguntó"
2. Yo Perreo Sola"
3. Safaera"
4. Party"
5. Voy a Llevarte Pa’ PR"
6. EoO"
7. Monaco"
8. Salsa-inspired "Die with a Smile" with Lady Gaga
9. BAILE INoLVIDABLE"
10. NUEVAYoL"
11. LO QUE LE PASÓ A HAWAii" with Ricky Martin
12. El Apagón"
13. CAFé CON RON"
14. DeBÍ TiRAR MáS FOToS"
----------------------------------------------------------------


今年のゲームは

Seattle Seahawks 29  VS  13 New England Patriots 


2026年2月5日木曜日

独モーゼル地方/Mosel白ワイン・リースリングJoh. Jos. Prüm, Graacher Himmelreich Riesling Auslese 2020 と豚肉とプルーンの煮込み



今回はドイツに寄り道します。 

独モーゼル地方のリースリング
Joh. Jos. Prüm, Graacher Himmelreich Riesling Auslese 2020


今回開けたのは評判のいいリースリング。以前私がワインに興味を持ち始め頃、旦那Aが「じゃあ僕も」と勝手に買ってきたワイン。リースリングならどれを飲んでも基本的に美味しいよね…とボトルを調べたらなんと高評価のワインだった。 VIVINO.comでのスコアが 4.3点。値段はちょっと高めなのですけど買ったのはハーフボトル。評判を知った旦那Aが調子に乗って後でハーフボトルをもう1本買ってきた。

リースリングは大抵どれを飲んでも美味しい。レストランでよくわからなかったらとりあえずリースリングを飲めばいいみたいな…誰が飲んでも美味しいあまり難しくないワインの印象だった。よくは知らないのだけれど…とりあえずどれを飲んでも美味しいワインだと思っていた。

しかしこのワイン、調べたらとてもいいワインらしいです。楽しみ。


というわけで先週1月の最後の週末に開けました。

Joh. Jos. Prüm, Graacher Himmelreich Riesling Auslese 2020



合わせたのは豚肉とプルーンの煮込み。これはフランス料理の Porc aux pruneaux を元にしたものだと思います。うちのフランス料理の料理本にも煮込んだ野菜をピューレにしてソースにした手間のかかる上品な方法が載っていたけれど、今回はネットで見つけた大雑把なレシピで挑戦。豚肉はお正月に使った塊の残り半分を冷凍していたもの…700グラムほど。レシピは大量の玉ねぎとドライプルーンを白ワインで煮たなんちゃってレシピでとても簡単。時間もかからず簡単に出来るのにすご~く美味しかった💕

小さいグラスはドライプルーンを戻したブランデー
色がかわいい


さてこの Riesling Auslese/リースリング・アウスレーゼのワインは結構甘いワインで(開けるまで知らなかった)ペアリングはブルーチーズとかデザート、そしてスパイシーな料理(四川風中華やタイ料理)などと書いてあった…辛い四川料理、甘いタイ料理。

デザートワインではないのだけれど、デザートワインに近い合わせ方もおすすめだそうだ。しかしこのワイン、アルコール分がとても低い(7%)。一方リースリングは伝統的に豚肉に合うとも言われていて…よくはわからないが…今回のポークとプルーンも甘い料理で十分合ってたと思う。す~~~~~ごく美味しかった。無茶苦茶美味しかった。まぁ料理もワインもそれぞれが美味しかったということだと思う。


さてワインのお味は?

開けてまず美味しい。うわ~美味しい。なにも理屈はいらない。これは極上の美味しさ。甘い。フルーティ…しかし特に何かのフルーツが前面に出てくるわけではない。とにかく絶妙のお味。美味し過ぎる。すっきり十分シャープなのになんだかとろりとした感じもある。フルーティ+ハチミツのような…軽いのに濃厚、リッチ。しかしデザートワインとも違う。デザートワインのように重くない。

アルコールは7%。これもアルコールに強くない私にはとてもいい。以前飲んだモスカート・ダスティも甘くてアルコールが低かったと思うが、あのワインは物足りないくらい軽かった。このリースリングはもっとリッチで濃厚、スムース、無茶苦茶美味しいです(言葉が見つからない)。なんだか美味しすぎて理屈を捏ねるよりただただ黙って飲む…ぐらい美味しい。珍しいほど美味しいワイン。ネット上の解説を見ると…レモン、南国果実(ピーチなど)、蜂蜜、白い花のようなエレガントな香り…だそうだ。確かにそのような感じ。旦那Aと後で…今までで一番美味しかったワインかもねなどと話した。ただ最高の飲み物としてとても美味しい。

十分に言葉で言い表せないくらい美味しかった。今書いてても「なんか…今も飲みたいな」と思うほど美味しかった。

ハーフボトルなのに残って翌日も同じ料理で飲んだのだけれど、ほとんど味が変わっていなかった。やっぱり美味しい。すぐに飲み終わった。

とにかく美味しい。今回少し調べてリースリングにも色々な種類があることを知った。とてもいい学び。後でリースリングの種類もまとめておこう。



それではワインの情報

Joh. Jos. Prüm, Graacher Himmelreich Riesling Auslese 2020


● ワイナリー (weingut)・Joh. Jos. Prüm (weingut)

1156年以来、プリュム家はモーゼル川沿いのヴェーレン/ Wehlen村を故郷としてきた。現在のワイン造りはセバスチャン・アロイス・プリュム(1794年~1871年)によって始められた。息子のマティアス(1835年~1890年)を経て、マティアスの長男ヨハン・ヨーゼフ・プリュム/Joh. Jos. Prümが1911年にワイナリーを設立。

1920年に息子のセバスチャンが事業を引き継いだ。彼はアウスレーゼ(ワインの種類)以上のワインに高い関心を持ち、糖度の高いブドウの栽培に尽力。当時のモーゼルでは高い糖度のブドウを作るのは容易ではなく、最高格のTBA(Trockenbeerenauslese=甘いデザートワイン)を造れるようになるまで長い年月を要した。1937年にようやくTBAの基準を満たすブドウが収穫できるようになったのと同時にワイナリーの評価は高まりを見せ、現在まで続くワイナリーの世界的な名声を確立。

1969年には息子のマンフレッドが、そして2003年からは彼の長女のカタリーナが協力してワイナリーを経営している。

Joh. Jos. Prüm家のブドウ畑は
・ヴェーレナー・ゾンネンウーア/Wehlener Sonnenuhr、
・ツェルティンガー・ゾンネンウーア/Zeltinger Sonnenuhr 、
・グラーハー・ヒンメルライヒGraacher Himmelreich、←今回の
・ベルンカステラー・バーシュトゥーベ/Bernkasteler Badstube
といったこれらの地域で最も有名なブドウ畑を含む13.5ヘクタールの土地を所有している。

プリュム家は1996年に「年間最優秀ワインメーカー」に選ばれ、2007年にはゴー・ミヨ/ドイツワインガイド誌によって「年間最優秀コレクション」に選出された。

ヨハン・ヨーゼフ・プリュム醸造所はVDP(ドイツ高級ワイン生産者協会)の創設メンバー。


産地

モーゼル/Mosel地方は中世からワイン造りが盛んで、その主なブドウ畑所有者はローマ・カトリック教会だった。今日でもこの地域のブドウ畑の名前にはその歴史が反映されている。

ドイツのモーゼル川中流域に位置するベルンカステル=ヴェーレン/Bernkastel-Wehlen 村は、世界最高峰のリースリングを生み出す産地として知られている。特に、ヴェーレナー・ゾンネンウーア/Wehlener Sonnenuhr の葡萄畑の急峻な青色粘板岩の斜面で栽培されたブドウから造られるワインは、その優雅さ、精緻さ、高い酸度、そして濃厚なミネラル感で高く評価されている。主要な生産者は、J.J. Prüm、Kerpen、そしてDr. Loosenなど。

グラーハー村のヒンメルライヒ/Graacher Himmelreich は、ヴェーレナー・ゾンネンウーア/Wehlener Sonnenuhrの畑の南端に隣接しているグラーハ村の有名なブドウ畑で、ヴェーレン村からモーゼル川を挟んだ対岸に位置し、卓越したミネラル感あふれるリースリングワインの産地として知られている。南西向きの急斜面の粘板岩土壌からは、キレのある酸味、濃厚な柑橘系の香りと、独特の火打石のようなスモーキーなミネラル感を備えたワインが生まれる。

Himmelreich の意味は Kingdom of Heaven/天国の王国(天国のワインが取れるような)と呼ばれる葡萄畑の意味で、ドイツのワインの格付けで仏のブルゴーニュ・ワインの「プルミエ・クリュ」の畑に相当するようなもの。


葡萄

リースリング種はドイツやフランス・アルザス地方で多く栽培されている白ブドウの品種。極甘口から辛口、発泡性があるものまで様々なワインが作られる。世界中で栽培されており、リースリングはシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランと並んで、白ワイン品種の「トップ3」に数えられている。またリースリングは「テロワールを強く反映する」品種であり、そのワインの個性は産地の特性に大きく左右される。

ドイツのモーゼル地方のような冷涼な地域では、リースリングワインはリンゴやその他の果実の香りを持ち際立った酸味が特徴で、残糖によってバランスが取れている。晩熟品種であるリースリングは、プファルツ地方、アルザス地方、オーストリアの一部といった温暖な地域では柑橘類や桃の香りが感じられる。

リースリングは歴史の長い品種で、15世紀から(綴りの揺れはあるものの)複数の文献に書き記されている。


ワインの特徴

このクラシックなグラーハー・ヒンメルライヒ・アウスレーゼは、エレガントなモーゼル・リースリング・アウスレーゼの優れた好例。厳選されたブドウは手摘みで収穫され、ステンレスタンクで発酵させた後、数ヶ月間オーク樽で熟成される。爽やかな果実のアロマと風味、表現力豊かなミネラル感、そして繊細な酸味が見事に調和している。砂糖無添加、アルコール度数を高めるために砂糖を加えるなどの加糖行為は厳しく禁止されている。

このワインは長期熟成のポテンシャルが高く、今後数年でさらに調和と洗練さを増していくと予想される。20年以上の熟成が可能。

とろりとした濃厚なアウスレーゼで、微かな発泡感と際立った酸味が特徴です。非常に活気に満ちていながらも、表現力豊かでコクがあり、蜂蜜のようなアプリコットの風味にミネラル感のあるアクセントが加わることで、さらに奥深い味わい。

色は淡い黄色で、ストーンフルーツ、白い花、蜂蜜のアロマが豊かに香ります。口に含むと、アプリコット、ピーチ、柑橘系の果実味に加え、ミネラル感も感じらる。後味は長く、爽やかな酸味が心地よく残る。


Auslese とは
ドイツ語で「厳選された収穫」意味で、最も熟した房だけが選ばれていることを示す。完熟したブドウの房を手摘みで選別して造られる、ドイツおよびオーストリアの高級ワインの格付け。このワインは一般的に甘口で濃厚な味わいを持ち、貴腐菌の影響を受けていることが多く、蜂蜜やトロピカルフルーツのニュアンスを持つ高品質なデザートワインや食後酒として楽しまれている。

Prädikatswein とは
プレディカーツヴァインは、ドイツ(およびオーストリア)のワイン格付けにおける最高位であり、収穫時のブドウの熟度に基づいた特別な特性を持つ高品質ワインを指し、以前は「プレディカーツ付き品質ワイン」(QmP)として知られていた。

Goldkapsel / Gold Capsule
「ゴールドカプセル」という名称は、アウスレーゼなどのプレディカーツワインにおいて、さらに一段上の品質レベルを示すために用いられるが、ドイツのワイン法で規定されているものではない。一種の限定版であり、そのヴィンテージまたはロットの中で最高の出来栄えのワインに付けられる。
2020年はそうだとの情報を見たので調べたら、どうやらワインボトルの口を覆う金属や樹脂のカバー「キャップシール(カプセル)」が金色の特別なボトルのようです。今回飲んだ白い「キャップシール(カプセル)」はゴールドカプセルではない。たぶんハワイではゴールドカプセルは手に入らないのではないのかな。


組み合わせ

デザート、スパイシーな料理…タイ料理、インド料理、甘辛やスパイシーな中華、そして濃厚なチーズなどとの相性が良い。フォアグラ、ブルーチーズ、フレッシュフルーツを使ったデザートとの相性は抜群。


これはただただ飲み物として美味しかった。また飲みたい。どうやら甘いワインなので食前酒やデザートワインとして飲まれることが多いらしく、さて豚肉とプルーンの煮込みに最高の組み合わせかどうかはわからないが😀、しかしとにかく美味しかった。最高のディナー。満足。それからこのワインは20年間も熟成可能なので、毎年1本ずつ買い足していくのもいいかもねなどと話した…後から順番に飲んでいけば楽しいだろう。この会社は各種の美味しいリースリングを作っているらしいので他のワインも試してみたい。


ワインメモ
🍷Joh. Jos. Prüm, Graacher Himmelreich Riesling Auslese 2020
Vivino.com Score: 4.3
Winery:
Joh. Jos. Prüm
Grapes:Riesling
Region:Germany / Mosel / Graach
Wine style:German Riesling
Alcohol content:7%


2026年1月27日火曜日

米国のテレビ『NewsNation』:Bye bye Leland, hello Elizabeth


日本でもご存じの方が沢山いらっしゃると思う。米国ミネソタ州のミネアポリスで亡くなった方のことでしばらく気分が沈んでいた。悲しい。本当に悲しい。そしてものすごい怒り。憤り。毎日この国で起こっていることから目が離せない。一日一日この国はどうなっていくのかと心配し恐ろしくなる。


今米国で何が起こっているのか…今の私がそれを知るための情報源は『NewsNation』。毎日プライムタイムの番組を録画して見ている。


まず『Cuomo/クオモ』。国が右と左、赤と青に割れることのないようクリス・クオモ氏が毎日の国の状況を(出来る限り)フェアにレポートしてくれている。この番組が今の私の一番の情報の源。クオモなら信じられる。
 

その次に録画しているのが『On Balance with Leland Vittert 』…プレゼンターはリーランド・ビッタート氏。元々彼はFOX所属だったこともあって、立ち位置は右寄り。それでもまぁ右の話も聞いてこそフェアというものだろうと私も今まで見てきたのだが、ここにきて…そろそろ見るのをやめようかと思い始めた。

このお方はやっぱり偏ってますね。最初から右寄りだとは思っていたけれど「ミネアポリスの事件」の扱い方で疑問を感じずにはいられないことが数回。「事件」はほぼ映像の証拠が残っているのにも関わらず、犠牲者側を非難し続ける姿勢は信じがたい。そして2人目の犠牲者で何も言えなくなると、話題を変えてしまうのにも驚いた。

番組のプレゼンターが「ミネアポリスの事件」をどのように扱うかでそのプレゼンターの質が見えるように思う。


ここ数日、新しく『NewsNation』に加わり彼女のショー『Katie Pavlich Tonight』を始めたケイティ・パブリッチ氏。リーランド氏のすぐ後の番組。彼女による大統領のインタビューがあったので見て、その後も何度かチェックしてみたが、彼女は完全にまぁ…私とは信じる方向が違う。犠牲者をなおも非難する姿勢は信じがたいものがある。彼女もFOXから移ってきた人。


『NewsNation』は(左寄り)中庸のクオモ氏をチャンネルの目玉に据えながらもなお極右のプレゼンターを出すのか?と疑問に感じずにはいられなくなった。


そうそう、暫く前から『NewsNation』に加わり土曜日には『Batya』を率いるようになったバティヤ・アンガー=サルゴン氏。彼女はとても魅力的なのだけれどかなりコンサバな視点からのアプローチ。彼女もかなり保守。


…もしかしたら『NewsNation』は…ますます保守に傾いてFOXから視聴者が移ってくるのを期待しているのだろうかと疑問に思い始めた。


そこで今週から録画をして見始めたのがエリザベス・バーガス氏の『Elizabeth Vargas Reports』。まだ2回ほどしか見ていないのだけれど、彼女はいい💕。「ミネアポリスの事件」で心が苦しくなっていた時に彼女の番組を見たら…パッと視界が開けたようだった。

とにかく「ミネアポリスの事件」のメディアでの扱いでもやもやとしていたところ、彼女の『Elizabeth Vargas Reports』を見たら、彼女がはっきりと直球で一番聞きたいことを言ってくれた。

…全ての多くの映像で証拠が残っている状況で、犠牲者に何の落ち度もない状況で、未だ反対側(攻撃した側)を擁護する動きに、エリザベス姉さんはバシッとすっきり「おかしいだろ」と言ってくれる。そうです。それが聞きたかった。ありがとう。

おかしいものはおかしい。メディアで(どのような理由であれ)それが言えないのもおかしい。はっきりと「ダメなものはダメ」と言って下さるエリザベス姉さんに私は感謝したい。


なんとかこの国にはがんばってほしい。今ボロボロですよね。ここのところ絶望に近い気持ちになりかけていた。暗くなっていた。リーランドにケイティ、バティヤの言葉を聞いていたら頭がおかしくなりそうだった。


クオモはいいけれど…まだ足りない。
これからエリザベス姉さんの番組を見ようと思う。
少し気持ちを前向きにすっきりさせたい。


2026年1月19日月曜日

2026年1月5日月曜日

亀の初ぼやき 無事に年が明けた2026年



おっともう5日だ。
あけましておめでとうございます。

今年は熱も出ずに無事に新しい年を迎えました。
去年一昨年と2年続けてお正月に熱を出したので、今年はあまり頑張らないようにしようと心がけた。


★ 暗い話注意


クリスマスからお正月にかけては気分が落ちる。毎年1年で一番暗くなる笑。これからも毎年こういう感じでず~っといくのだろうと思う。旦那Aも同じ。二人とも昔ホリデーシーズンを家族と過ごした日々を思い出してなんだかどんより、義弟から送られてきた家族写真を見て羨ましくなる。米国東部のインロー様も今年は寂しいらしい…電話で話した。結局うちも二人だけで過ごすホリデーシーズンは寂しいのだ。二人で今までの人生の反省ばかりしていてどうもいけない。

それにしてもホリデーシーズンというのは「やるべきこと」が多すぎる。旦那Aがクリスマスの週から取った2週間の休暇のうち、(祝日のための)食事の準備や買い物などに1週間以上も使ってしまった。せっかくの休暇なのに(作るべき義務のような)料理のことを考えるだけで休暇が終わってしまう。今年も祝日前に「これをやろう、どこにいこう」と計画していたのに(雨の日が多いこともあって)ほとんど実現せずに終わってしまった。

…なんだそういうことか。この気ぜわしい(あまり楽しくない)気分はそういうことかと思った。義務が多すぎるのだ。それなら年末のホリデーの日々は、ただただ「Ritual/食の儀式」を仕事としてこなす半月間だと思えばいいのだろう。義務だと腹をくくればいい。

季節の「Ritual」とは(文句を言いながらも)やればやったでそれなりの「Reward」もあるので、結局はクリスマスはツリーを出してディナーを作り、年末にはそばを食べ、年が明ければそれなりのものを食べていればそれなりに気持ちは落ち着く。旦那Aはきちんとそういうものをやりたい人。だから文句を言いながらもなんとかこの年末のイベントを二人でこなす。

こうやってうだうだ書くだけでずいぶんズレてますけどね ワタクシ。ホリデーの忙しさに加えてワタクシ正月が誕生日でまた一つ年をとる。今年もご飯を作ってうだうだするだけで終わってしまった。暗い。

毎年早く終わればいいと思いながらホリデーシーズンを過ごす。私は普通の日々がいい。何事も無いイベントも無い予定もない義務もない…何もない普通の日々…洗濯や掃除や整理整頓そして普通の食事などの…日々のタスクを淡々と静かにこなす日々が好き。静かに過ごす日々の中で、毎日ほんの少しの発見や学びがあればそれで幸せ。

ホリデー中に人間が毎日出かけるものだから、神経質な猫が2度ほど吐いた。また消化器が炎症をおこしかけているのかも。彼女は私達が家にいないことで大きなストレスを感じるらしい。もう休みも終わって人間は家にいるのでベタベタ猫にかまっている。ご飯の分量に気をつけていればたぶん大丈夫。

今年もホリデーシーズンが無事終わってよかった。


年末年始の作業

お正月用の豚ロースは一番小さくてもこのサイズ…1キロ超え
半分にカットして半分は冷凍する
縛って焼き色をつけて
調味料で煮ればそれらしい味に レシピはネット上のものを毎年実験中
ハワイはエビがローカルで獲れるのです。これはカウアイ島産だったかな。綺麗なエビ。冷凍のパックを解凍して小分けにして再冷凍。エビは再冷凍が大丈夫なのだそう。
エビを揚げて、かき揚げ(焦げた)と年越しそば
お正月のなんちゃっておせち。買ったものが多い。作ったのは田作りとエビ。元旦はきんぴらを忘れた。今年はお屠蘇は飲まなかった
旦那Aがくれたクリスマスと誕生日のプレ。ありがたい。NYの Chocolat Moderne。ネットで探して見つけたらしい。二つずつあるので二人で味見。ものすごく凝った味で面白い。
そろそろお醤油味に飽きたころ…
お正月が終わったらカレーよね。バーモント 🍛


2025年12月27日土曜日

仏ラングドック=ルシヨン地方/Languedoc - Roussillon地中海沿岸の赤ワインDomaine de Cigalus Rouge 2020 とロースト・ビーフ



フランスのワインを学ぶシリーズ。

仏ラングドック=ルシヨン地方の赤ワインのブレンド/Domaine de Cigalus Rouge 2020


--------------------------------------------------
● アルザス地方/Alsace
🍇 ロワール地方/Loire ●●
● シャンパーニュ地方/Champagne
🍇 ブルゴーニュ地方/Bourgogne
● ボジョレー/Beaujolais
● ジュラ地方/Jura
🍇ボルドー地方/Bordeaux ●●
🍇シュッド・ウェスト地方/Sud Ouest 南西地方
ラングドック=ルシヨン地方/Languedoc=Roussillon ●●
↑ 今回はこれ
🍇ローヌ地方/Rhône ●●●
● プロヴァンス地方/Provence
● コルス島(コルシカ島)/Corce
--------------------------------------------------


今回クリスマス・ディナーで開けたのは、またまたラングドック・ルシヨン地方の赤ブレンド。少し前に買っていた数本の赤の中からスコアの高いものを選択。そしてこの赤は、ペアリングにローストの赤い肉/ビーフがいいとあった。今回のディナーはロースト・ビーフ。それならこれがいいだろうとこれを選んだ。

この2020年の赤は VIVINO.comでのスコアが4.2点。南の重いワインで4.2点ならまた新しい試みで学びが期待できる。というのも私は重い赤は難しいと思ったから。ボルドーもローヌ地方も、アルコール分の強い重い赤ワインはあまり好みではなかった。北の白に比べて南の赤は私には難しい。スコアが4.2点なら比較的「いい赤ワイン」の経験ができる。今回は沢山の葡萄のブレンドらしいので、さてどのような味なのか楽しみ。


というわけで開けました。

Gerard Bertrand, Domaine de Cigalus Rouge 2020, IGP Aude Hauterive




合わせたのはプライムリブ・ロースト・ビーフ



さてワインのお味は?

開けて注いで味見。フルーティ。ベリー系。最初からいいですね。料理をしながらチーズをつまんで少しずつ飲む。なんだろう…フルーツ…沢山の味が練り込まれた感じ。旦那Aは「複雑だね、いろんな味がする、ココアパウダー、ダークチョコレート、これは複雑…」などと言う。私にはなんだかプラムとかレーズンとか、チェリー、ベリー系…なんだか一言では表わせない。

アルコール分は14.5度。しかし初日はアルコール分をあまり感じない(だからいい)。強いワイン、フルーティ…しかし丸い印象。少し前に飲んだボルドーの「Château Lassègue」ほどではないが、少し粉のような味もする。食事を始めて暫く経つころ(十分に空気が入り、お肉と合わせながら飲んだ状態)どこかスパイスのような、ほんの少しピリピリするような感じもある。このスパイスの感じが赤身の肉にいいのだろうか。とにかく色んな印象…複雑。十分美味しいと思う(個人的に好みかどうかは別の話)

このワインもアルコールが高いにもかかわらず1日目はアルコール分をあまり直接感じない。これは大切。アルコールを感じないからおいしく飲める。

翌日25日のディナー。ほぼ同じメニューのご飯で飲む。少し酸味とアルコール分が増した。ピリッとする。

3日目。さて…まだ飲んでる。まだ美味しい。いやもしかしたら前日よりも美味しいのかな?アルコールも予想したほど前に出ていない。しかし早いペースで飲んだらちょっと酔った。

たぶん美味しい。このワインは以前飲んだボルドーの「Château Lassègue」に比べてフルーツが前面に出ているけれど、それでもやはり1日目は丸くパウダリー。全体にまろやかで飲みやすい。2日目からアルコール分が少し前に出てくる。酸味も増す。スパイシーなピリッとした感じもある。しかし3日目になってもまだまろやかさも残っていて嫌なアルコールの味があまりしない。これがいいワインということなのだろう(勝手に想像)。しかしボルドーの時も思ったが私は1日目のまろやかな味が一番好きだと思う。

さてこのワインが好きかどうかはまだわからない。もしかしたら個人的にダークなフルーツやスパイス味が好みではないかもしれない。私は基本的に酸っぱいのが得意ではない。しかし資料を読むと、この濃いフルーツ味やスパイス風味のシャープさが赤みの肉に合うという話もある。なるほど。経験が少なすぎてまだよくわからないけれど、ペアリングの良し悪しも大切なのだなと思った。


それではワインの情報

Gerard Bertrand, Domaine de Cigalus Rouge 2020, IGP Aude Hauterive



Gerard Bertrand

南フランス・ラングドック地方を代表する大手ワイン生産者。Bertrand氏は元々はプロのラグビーの選手だったが、父親からBertrand家の葡萄畑を引き継いでワインの生産に携わるようになった。バイオダイナミック農法を取り入れたワイン造りと多様なポートフォリオで知られる。彼の代表的なワインには、Cote des Roses、 Château L'Hospitalet、Cigalus などがあり、果実、花、スパイスの香りが特徴で、気軽にワインを楽しむ人から質の高いフランスワインを求める愛好家まで、幅広い層に支持されている。…このGerard Bertrandの名前はお店でもよく見かける。


 産地

ラングドック=ルシヨン地方/Languedoc – Roussillon
おっとっと…たった今まで RoussillonをLoussillon とスぺスミスをしていましたね。いかにも日本人らしい間違い。や~ねぇ…恥ずかしいな。Languedoc=Roussillon が正しいスペルです。今までの全記事を直さなければ。

Languedoc – Roussillon とはスペインの直ぐ上、地中海を南東に望む地域。ここのワインは今まで2本飲んだ。

Domaine de Fontsainte, Corbiere Rouge 2021
Les Costieres de Pomerols, Picpoul de Pinet H.B. 2023


これらは赤と白でまったく違うタイプのワインなのだけれど、どちらもスコアが4.0点で美味しかった。この地方は昔は安価のワインで知られていたらしいのだが、近年様々なワイナリーが努力を重ねて評価が上がっている。ボルドーなどの有名なワイン産地のようにまだブランド化されていないので、今でもいいワインが比較的お手頃価格なのがいい。

南フランスの広大なワイン産地、現在のラングドック・ルシヨン地方は、多様で高品質なワインで知られている。伝統的なフランスのAOC(原産地統制呼称)とニューワールドの柔軟性を融合させ、フルーティーな赤ワイン(シラー、グルナッシュ、ムールヴェードル)から、爽やかな白ワイン(ピクプール、シャルドネ)、そして濃厚な酒精強化ワイン(バニュルス、リヴザルト)まで、あらゆる種類のワインを生産している。ブドウ畑がモザイクのように広がるこの地域は、ブレンドワイン、芳醇なロゼワイン、そしてブランケット・ド・リムーのような先駆的なスパークリングワインで有名で、数多くのAOCにおいて優れた品質とコストパフォーマンスを誇っている。

ドメーヌ・ド・シガリュス/Domaine de Cigalus
このワインの産地「ドメーヌ・ド・シガリュス」は、コルビエール/Corbières 地方の谷間、フォンフロワド/Fontfroide(冷たい泉)のテロワールに位置しており、独特な環境が生み出す恩恵を受けている。早熟品種から晩熟品種まで、幅広いブドウ品種の栽培が可能。赤…メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、カラドック、シラー、ムールヴェードル、カリニャンと白…シャルドネ、ヴィオニエ、ソーヴィニヨン・ブランなどの多様な品種で個性的なワインを生み出している。


IGP Aude Hauteriveの意味
IGPオーデ・オートリーヴは、フランス南部ラングドック地方のオーデ県で生産されるワインに与えられる、特定の高品質な地理的表示

IGP (Indication Géographique Protégée) とは
ブドウの栽培、加工、醸造が特定の地理的地域で行われたワインに与えられるヨーロッパの品質認証ラベルで、品質保証を提供するものの、AOP/AOC よりも規制は緩やか。

Aude Hauterive
Aude…ワインの産地である南フランスの県(ラングドック地方)は、オード川にちなんで名付けられた。
Hautrive…IGP Aude 指定の土地。 カルカソンヌの南、コルビエール山塊にあるオルビユー川の源流付近に位置している。多様な土壌と微気候に恵まれた地域であり、数多くのブドウ品種の栽培に適している。

ちなみにこの地域は、同ラングドックの Picpoul de Pinet の生産地 Marseillan から車で南西方向に1時間ほどの距離。


葡萄

7種類の葡萄のブレンドから作られる。それぞれのキャラクターを書き出してみた

Cabernet Sauvignon
 フルボディ、ドライ、ダークフルーツ、タンニン、酸味
Merlot
 ソフト、ミディアムボディ、プラム、ココア、飲みやすい
Cabernet Franc
 ミディアムボディ、ラズベリー、ハーブ、土、酸味、軽い
Syrah
 フルボディ、強い、ダークフルーツ、土、
 スパイシー、チョコ、タンニン
Grenache
 ジューシー、フルーティ、レッドフルーツ、ジャム、
 ソフトタンニン
Carignan
 フルボディ、高タンニン、粗野、高酸味、赤フルーツ、スパイシー
Caladoc(GrenacheとMalbecの交配種)
 フルボディ、濃い色、高タンニン、リッチなフルーツ

これだけの種類を適度にブレンドして作られているのなら「複雑」な味も納得できる。スパイシーな味がしたのはシラーとカリニャンのせい?多分私はメルローやカベルネフランが好きなのだろうな。


ワインの特徴

濃密なルビー色にマホガニーの色合いが加わった美しい色調。香りは、凝縮された非常に熟した黒系果実、グリルしたスパイス、トーストしたオークの香りが力強く立ち昇る。口に含むと、豊かで贅沢な味わいとベルベットのような滑らかなタンニンが感じられる。ブラックベリー、ブラックチェリー、プラムといった黒系果実のアロマが再び現れ、複雑な燻製香のニュアンスを経てミントの香りが広がる。余韻は長く、完璧なバランスを保っている。


組み合わせ

16°Cが飲むのに適した温度。ローストした赤身肉、ソースを使った鶏肉料理、熟成チーズによく合う。
 

なるほど複雑でよ~く考えられて作られたワインなのだろうと思います。酸味とスパイシーな味は…もしかしたら私の好みではないかもしれないが(…葡萄とワインの特徴を学び中)、食べ物とのペアリング次第で活きるワインなのだろうと思う。十分に美味しかったと思うがこのタイプのワインは私はまだまだ経験が必要。


ワインメモ
🍷 Gerard Bertrand, Domaine de Cigalus Rouge 2020, IGP Aude Hauterive
Vivino.com Score: 4.2
Winery: Domaine de Cigalus
Grapes: Shiraz/Syrah, Cabernet Sauvignon, Cabernet Franc, Grenache, Merlot, Carignan, Caladoc
Region: France / Vin de Pays / Pays d'Oc
Wine style: Languedoc-Roussillon Red
Alcohol content: 14.5%
Wine description:
Intense ruby colour with a mahogany hue. First the bouquet shouts concentrated, very ripe black fruit. After a little time in the glass, more complexity with grilled spice and toasted oak unfolds. The palate is lush and opulent with velvety tannins. The aromas of black fruit -blackberries, black cherries and plums - reappear with a complex empyreumatic web leading into mint. The finish is long with a perfect balance.



2025年12月26日金曜日

クリスマスの実験その2・ロースト・ビーフ



さて今年のクリスマスの目玉。今年は人生初めて真面目にロースト・ビーフに取り組もうと思った。

以前からロースト・ビーフにはあまりいい印象がなかった。そのようなお題で2012年にもこのブログに文句を書いている。


英国にいたとき、私はおいしいロースト・ビーフを食べなかった。旦那Aの同僚のアメリカンな奥様方とロースト・ビーフの専門店に行ってロブスターを食べていた。阿保である。

そんなわけで私はロースト・ビーフのことをよく知らなかった。この地に来てレストランで食べるまでは。2012年にロースト・ビーフの文句を書いてから、その後この地でプライムリブのローストを食べる機会が何度かあった。確かにおいしかった。なんだなんだなんだ…いいものを食べれば美味しいではないか。そういうことか。そういうことだ。そのプライムリブを食べるまで私は美味しいロースト・ビーフを食べていなかったわけだ。納得した。

しかしその後も自宅でローストをしたがやっぱりそれほど美味しいわけではなかった。安い肉、小さなサイズ、焼き過ぎてぱさぱさになったこともある。失敗が続いた。
…結局はいいお肉を買わなければプロの作るものほど美味しいものは作れない。それなら自分で焼くのはやめよう…となんとなく思い込んでいた。


今年なぜロースト・ビーフを思い立ったのかわからない。25日のディナーをやめて24日にしようと23日にスーパーにお肉を買いに行った。クリスマスの直前だからなのか、肉売り場に大量の巨大な肉の塊がたくさん並んでいた。驚いた。ビーフも様々な箇所の塊。大きなラムも、ポークもガラスのケースにみっちり並んでいる。

そうか…みんなクリスマスはローストなのか…。

もしかしたらそれを見てその場でロースト・ビーフにしようと思ったのかもしれぬ。よく覚えていない。今年は大好きなラムはやめて、まず基本のビーフに真剣に取り組もうと旦那Aと話し合う。

ガラスケースの中には長いテンダーロイン。1ポンド/453グラムの値段が高い。その下に紐で巻かれた大きな丸い塊。その塊の値段は1ポンドの値でそれほど高いと思わなかった。ああこれくらいならいいんじゃない?それで旦那Aが買っている間、私は肉売り場から離れて他のものを見ていた。

肉の塊の包みをカートに入れてやってきた旦那A。「いくらだった?」と聞けば、なんと1ポンドがお手ごろ価格だと思った肉は 2.8ポンド/1.3キロの大きさだった。なんと値段は名札で見た値段の3倍に近かった。目を丸くする。うなずく旦那A。その値段にびびる夫婦。どうやらプライムリブを買ってしまったらしいと後で知った。

なんとかやってみよう。これでダメなら二度とうちでローストをやらなければいい。覚悟を決めた。23日の夜に様々なネット上の情報を見て焼き方を研究した。


思う以上に狼狽えていたのかもしれぬ。私は24日の朝に早く目を覚ました。冷蔵庫から出した方がいいのか。一旦肉を冷蔵庫からとり出し、カウンターに置いて数分後にまた元に戻した。YouTubeで焼き方を検索したら「塩を塗り込んで4時間以上~一晩寝かせるするのがよい」という情報が出てきた。旦那Aが起きてきたので同ビデオを見せて「どうする?塩塗る?4時間以上寝かせるんだってよ。この人は18時間寝かせたと言っているよ。今日に間に合わないじゃん」

結果、4時間寝かせるだけなら24日のディナーにまだ間に合うので、そうしようということになった。午前に肉に塩をすり込み冷蔵庫にしまう。

その後、ヨークシャー・プディングを作ったらびっくりするほど上手くいった。それで気分が上がった。


今回のローストはとにかく本格的にやろう…と思った。肉が大きいので全てオーブンで処理する。フライパンで焼かない。ローストの方法が2通り出てきた。

①最初に高で焼いて肉汁を閉じ込め、後で温度を下げて焼く方法。そして②最初に低で焼いて後から高温にする方法。さてどちらだろう。②は肉汁が出てくるのではないか?それなら先に高音で肉汁を閉じ込める①にしよう。

高音で焼いて、その後オーブンの温度を下げ、温度計を肉に刺して中の温度が140°F/60°Cになるまで焼き、その温度に達したらオーブンから出してアルミホイルを被せて15分から30分…別のビデオでは30分以上90分まで放置とあった。

今回実際にやってみた作業の順番と数値を書いておこう。

----------------------------------------------------------------------------
午前中に 2.8 ポンド/1.3 キロの肉を冷蔵庫から出す。
● シャープなナイフで余分な脂身と青みがかって見える筋を取り除く(後でソース用に使うのでとっておく)
● タコ糸で縛って形を整える。
● 塩大さじ1(以上)胡椒を適量すり込む。
● 冷蔵庫に戻す。カバーをせずに表面を少し乾燥させる。
● (最低)4時間後、肉を冷蔵庫から出し1時間。肉を室温に戻す。
● オーブンを500°F/260°Cにセット。
● バターとすりおろしガーリック/オレガノ/ローズマリー・タイムを混ぜてペーストをつくり、それを上に塗る(これは間違った方法、しかし大丈夫だったので一応記録)
● オーブンが温まったら、脂身を上にして肉をラックに乗せてロースト開始。
 500°F/260°Cで、20分間ロースト。お肉の外が焼ける(Maillard roasting)。
● 肉を取り出す(アルミを被せた)。オーブンを消してドアを開け温度を下げる。
● おそらく30分後、オーブンを325°F/163°Cにセットしてリスタート。
● オーブンが温まったら、肉をオーブンに戻す。アルミは被せない。
● 刺した温度計…肉の中央が145°F/63°Cになるまで焼く。目標の温度に達するまであまり時間がかからなかった。
 肉の温度を度々チェックする。温度が大切。時間は肉による。
● この温度の設定は、焼けた状態がミディアムになる設定。
● 肉の中央が 145°F/63°C になったら、肉を取り出す。
● アルミホイルを被せて、40分間放置(私は加熱不足、旦那Aは加熱し過ぎを心配した)
● 出来上がり。

----------------------------------------------------------------------------


塩をすり込んでしばらく寝かせる
高音で焼いた後 この後ベーキングシートは取り換えた
できました


たぶん途中でちょっと間違ったと思う。ガーリック・ハーブ・バターは焼き上がった後に塗るべきなのに焼く前に塗ってしまった。だからバターはほぼ溶けてトレーに流れた笑。

それでも信じられないほど美味しいロースト・ビーフが出来た。レストランで食べるのと同じ味。なんとなんと極上のロースト・ビーフが出来てしまったらしい。これは嬉しい。とても嬉しい。

お肉の質が良ければ丸ごと全部美味しい。翌日も十分美味しい。どこを食べても柔らかいのに驚く。塩をすり込んだのがよかったのか、お肉のどこを食べても味がある。とても美味しい。

なんだこんなに美味しいのならまたやりたいね。なかなか出来ないけど大切な日のディナーならいいねと言えばうんうんとうなずく旦那。それにこんなに沢山お肉を食べられるならあの値段にも悔いはない。満足の方が大きい。半年分ビーフを食べた感じだ。

今年のクリスマスはとてもいい学びができた。実験は大成功。


新しい実験に夢中になって、クリスマス・ディナーのプレッシャーが無くなったのもよかった。ディナーも義務に感じると面倒だし苦しいが、新しいことに挑戦するならまた楽しい。毎年こういう感じでなにか新しいことに挑戦すればいいのだなと思った。それも学び。


クリスマスの実験その1・ヨークシャー・プディング



ヨークシャー・プディングを作ろうと思い立った理由は…

ロースト・ビーフを作ろうと、YouTubeで手順を確認していたら「ヨークシャー・プディング」のビデオを見付けた。覗いてみたらなんだか簡単そうだ。じゃあやってみようと24日のディナーの日の午前中に作ってみることにした。人生初めてのヨークシャー・プディングに挑戦。

レシピは英国のシェフのおじさんのビデオ。このとおりに作ってみた。おじさんの声が優しくて癒し。


12 Traditional Yorkshire Puddings: A Christmas Dinner Essential
https://www.youtube.com/watch?v=iNib0TeLHSI


卵を混ぜる人
卵に小麦粉、塩、牛乳をただ混ぜるだけ
とろとろの生地をあらかじめ熱した型に流し込んで210°Cのオーブンで25分。油はラードがないので植物油を使った。バターはダメだそうです。
立ち上がり始めるプディング
盛り上がってまいりました。オーブンが汚いな
なんだかすごいぞ
出来た。感動。
すごいすごいすごい、できるもんだね びっくり
試食 味もお店と全く同じ 感動

というわけで午前から無茶苦茶気分が上がりました。実験は楽しいな。



ローストのクリスマス・ディナー



今年は王道をかましました
無茶苦茶うまくいったので記録

メニューはロースト・ビーフにロースト・ポテト、ヨークシャー・プディング、芽キャベツ炒め、茹でインゲン。
盛り付けに脂身を切り落としてしまった合理的な旦那A、私は大きなカットをそのまま。ナプキンが紙…布を買わなきゃ。
 No-nonsense、シンプルな王道
ビーフにBordelaise sauce…ワインはボルドーではないけど。ホースラディッシュ・ソースも。
チーズは赤ワインに合わせてハードチーズ…Kaasaggio Gouda、English Chedder、Appenzeller。
灯の光がワインを通ってキラリ
デザートはエスプレッソとラム・レーズン・アイスクリーム(お腹一杯で他に入らない)
25日にはあらためてクリスマスプディングをバニラ・アイスと



本来クリスマス・ディナーは25日なのだけれど今年は24日のイブに。

2年前に12月25日のクリスマス当日、ビーフ・シチューを3時間煮込んだつもりがストーブの火が消えていて食べられず。26日に食べることになって盛り上がらなかったので、今年は失敗を見込んで24日のディナーにした。もし24日に料理を失敗しても25日にディナーを食べられればよい。24日のディナーなのでプレッシャーもなく気分も楽。そのせいかご飯もうまくできた。

24日の午前中に急に思いついて(人生で初めて焼いた)ヨークシャー・プディングが上手く焼けて嬉しくなった。ものすごく気分が上がってやる気満々になり、その勢いで焼いた(人生初めての)高い肉のローストも大傑作。お店と同じ味になったので驚いた。

それならテーブルもそれらしくセットしようぜと思い立った。写真のシルバーウェアの置き方に迷いが見える。旦那Aの置いたアメリカ式(面が上向き)のセットを見て「下向きじゃないの?」とフォークだけ下に向けたがスプーンに迷った。ご飯の後で調べたら、ヨーロッパは全て下向き。アメリカンは上向きだそうだ。

※追記・訂正…下向きは古式なフランス式らしい。フランスでもレストランでは上向きが多い。英国も上。下向きはあまり無いということでしょう。今はフランスも下向きはフォーマル、古いレストランか家庭のプライベートなディナーだけらしい。私どうして下向きと思ったかな~…以前どこかで見たのと、英国でフォークの面を決して上に向けない友人がいたこと…それで情報を混ぜたのかも。


25日の当日は料理をしなくてよかったのもいい。プレッシャーがないのはいい。クリスマスの日の車の少ない道路を自転車に乗りにいった。

今年のご飯は大成功。プレッシャーがないからクリスマスごっこも楽しくできた。来年も24日にしよう。


2025年12月23日火曜日

Season’s Greetings 2025🎄🎄🎄




🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺

🎄🎄🎄 Happy Holidays !!!🎄🎄🎄

🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺


Merry Christmas!!!




今年も無事終わりそう。
クリスマスホリデーを満喫中💕
旦那っちがご飯を作ってくれるので
私は嬉しい


Have a wonderful holiday season~

🎄🌴🎄🌴🎄🎄🌴🎄🎄🌴🎄🌴🎄

🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺 🌺


2025年12月18日木曜日

DHT Musical★『Piney Needlesmith and The Road Less Traveled』初演






----------------------------------------------------------------------------
Piney Needlesmith and The Road Less Traveled』
Book, Music & Lyrics: Roslyn Catracchia, Pete Seibert
Director: Joseph Morales
-----------------------------------------------------------------------------



少し前に、またまたホノルルのコミュニティー・シアター Diamond Head Theater(DHT)でクリスマス・シーズンのミュージカル『Piney Needlesmith and The Road Less Traveled』を見た。このミュージカルはこのDHTで世界初の公演…初演です。

オリジナルのミュージカル。まず作曲は…ハワイ在住のプロの作曲家 Roslyn Catracchiaさん。そしてブロードウェイや映画、ドラマなどでの有名な作品を手がける作曲家 Pete Seibert さん。監督は『Hamilton』のシカゴ・プロダクションに参加し、また『Hamilton』の2018年の全米ツアーの主役を務めたJoseph Moralesさんが担当。

ハワイのコミュニティー・シアターで新しいミュージカル作品の初演…こういうこともあるんだねと驚いた。ブロードウェイ・クラスのプロがやってきて作曲やプロダクションに関わっての初公演。その作品を見ることができた、とてもいい経験が出来たと思う。



タイトルの『Piney Needlesmith and The Road Less Traveled』の…「The Road Less Traveled」の言葉にピンとくる人は多いと思う。この言葉は有名なセルフ・ヘルプ/心理療法/精神成長のためのガイドブック…の本のタイトル。作家はM. Scott Peck氏で初版は1978年。現在出ている日本語訳のタイトルは『愛すること、生きること:全訳「愛と心理療法」』だそう。

この本『The Road Less Traveled』は米国人なら知らない人はいないのではないかと思う。それぐらい有名な言葉。私も結婚したときに旦那Aの友人に貰って読んだ。おそらくその友人は「人の親になるなら読んだ方がいい」とプレゼントしてくれたのだと思うけれど、この本は(私が親になるというよりも)私自身の心を救ってくれたと思う。ま~この本は私の人生を変えました。この本でモノの見方が変わった。親と子の関係などなど…それまでわからなかった事の答えが全て書いてあった。自分探しの本とも言えるのかな。

そのような本のタイトルをつけるくらいだから…と思いながらパンフレットを読めば、なるほど「社会にうまく馴染めない主人公が、同じような仲間と冒険をする話」などと書いてあった。やっぱりね。自分探しの冒険か。いいですね。面白そうだ。


12月の公演らしくストーリーもクリスマス・シーズン。北極にあるエルフ(妖精)の街。サンタクロースもそこの住人。彼らは日々クリスマスの準備をしている。問題の多い松の木の妖精 Piney Needlesmith が拘留施設に送られる。そこで世界中から送られてくるサンタへの手紙の整理をするよう言われる。拘留施設には数名の同じような仲間達もいた。彼らのことをまとめて「はみ出し者」と言っておこうか。手紙を読んでいたらクリスマスを嫌う男の子ティムの手紙を見つけた。Piney Needlesmith は他のはみ出し者の仲間達と共にティムを探す冒険の旅に出る。


作品全体の曲がとてもいい。流石にプロの作曲家の作品だと思う。DHTの俳優さん達はほどんどがアマチュアであるにもかかわらず、いつも芝居、歌のレベルが高い。そして今回のショーはかなりお金のかかった豪華なステージだった。オーケストラピットを閉じて、バンドはステージの後ろの高いステージ上。広くなったステージの全体を使い、場面によっては丸い回転式のステージがあったのにも驚いた。大がかりなセットが楽しい。ライティングでの演出も巧み。コミュニティーシアターとは思えないほどの野心的な作品だと思った。楽しかった。面白かった。
 

ただしストーリーはかなりカオスだと思った笑(だから面白かったというのもある)。登場人物が多く、サイドキャラに大変あくの強いキャラがいて目を奪われる…彼女の名前はアガサ。北極のエルフの街のリーダーだと思われるが、アガサ役のオペラシンガーがピチピチのレザーパンツを履いて大声を張りあげるのが強烈。彼女の声が大きすぎて何を言っているのか全く聞き取れない笑。それでも彼女の派手派手な姿を見ているだけでもすごく面白い。

タイトルに The  Road Less Traveled がくっついていて、主人公とその仲間ははみ出し者だし、その彼らが自己発見の冒険に出る…そのような話だと思っていたけれど、全体にカオス過ぎて自己発見の主題などみじんも感じられなかったぞ笑。

上記の大声のアガサの存在感や、(クリスマスの嫌いな男の子)ティムの住む街がなぜか19世紀の「ロンドンタウン」、それなのに人物達はスマホを使っている、エルフ達の旅になぜかYeti(雪男)が参加するとか、そのエルフの仲間全員でロンドンの舞台に立ってイエス誕生の劇をしてしまうとか…?????? なんだかものすごいカオスでわけがわからなくなって…それが面白かった。こんなにカオスだからもう難しいお題なんて忘れてもいいよネ…と思った笑。

私はいつものように楽しかったです。しかしこれ、もしブロードウェイや全米を目指すなら、もう少しストーリーをまとめたほうがいいのではないかとも思った。かわいい主人公の松の妖精 Piney Needlesmith の自己発見の旅とか、The Road Less Traveledのテーマをほとんど感じられなかったのは少し問題だろう。それとも、あのなんでもありのケオス感を売りにしてドタバタ劇にしてしまうのもいいのかもしれぬ。しかし「The Road Less Traveled」はかなり「重いラベル」なのでこのままの内容で観客を納得させるのは…むずかしいかなぁ。どうかな~。面白かったですけどね。私は見てよかったです。十分に楽しめた。


DHTは今の私にとっては救いなのですよ。とても大切なものなの。私はティーンの頃からとにかくどのようなジャンルでも舞台でのショーが大好きなのよ。ギグもライブもコンサートも芝居もミュージカルも歌舞伎もパフォーマンスも、なにがなんでも舞台のショーが好きで好きで好きで…。

ところが今のハワイにはショーが無い。先日も知り合いと話した「ハワイは誰も来なくなったよねぇ」。そうなの…アリーナにもコンサートホールにもジャズ・クラブにも、今は本土からアーティストが全く来てくれない。Hawaii Opera Theatreのシーズンも未だ再開されていないのです。見たいショーがほとんどない。だから人生がつまんない~。少し前に暗くなっていた時は「もしかしてハワイに来たのはまずかったのか…」などとまで思った。だって私…人生の長い間、ショーを見るのが生きがいだったし、本当に今ショーがないんだもん。

そんな今、このDHTだけが唯一私を救ってくれるショーになっている。本当にありがたいのです。ありがとうありがとうありがとう。心から感謝してます。


2025年12月16日火曜日

『The Voice』出演!XG Performs "GALA" !!!!!



今TVで見てきた。

ハワイは本土より遅れての放送なのですけど、番組を録画しながら見た。ひゃ~かっこよかったね。すごいね。よかったです

本編の『The Voice』が結構つまんなくてXGが出てくるのを待ってた。XGが歌い終わってからiPadでネットを見ていたら、すでにこのライブが番組公式で上がっているのを知った。今この時間も番組はやってるのだけれど、この文を書きたくてパソコンの前に座って文字を打ってる。番組の続きは後から録画を見る。

いいですね~。みんな綺麗だな~🥰
ほんとにかっこよかった😍 
マヤさんのラップの声が力強くてすごくいい💕

会場も盛り上がってますね。それにしてもこれは本当に大きなプロモーション。『The Voice』の番組を見てる人のほとんどはXGのことを見るのが初めてではないのかな。全米への強力なプロモーションですね。

全体の印象はやっぱり K-POP です。だからこの出演を見て「あぁ K-POP か」と思うアメリカ人も多いと思う。もし若い人が「あれ、これ誰?」と興味をもってくれればそれで十分なプロモーションになると思う。

これは運命だな。彼女達のことが知ることができてよかった。運がよかった。私は先日のYahooのニュースでココナさんのニュースを見て初めてXGのことを知ったのです。そして「GALA」を一度聴いて沼にはまってしまった。彼女達のことを運よくこのタイミングで知れたことでまだ興奮してる。彼女達のことが知れてよかったです💕💕💕💕💕




クリスマスの準備*ツリー🎄を立てる



年末はやるべきことが多い。

今月の最初の週に終わった工事の後の部屋のお掃除。そしてついでに同じ部屋の壁のペンキ塗りなどもやり始めた。ここのところ雨が多いのでやっていないのだけれど、来年に向けてゆっくりやるつもり。

それからクリスマスカードを書いて送る作業。このカード書きと送付が毎年この時期の一番のストレス。毎年ぎりぎりまで作業を始めないので期日内に間に合わなくなる…苦しくなるほど焦る。先週の11日になんとかカードを送り出し、昨日米国の親戚にプレゼントを送り終わってほっとした。

昨日はほっとしたので、YouTubeで先日知った日本のアイドル XGの「Gala」のリアクションビデオを大量に見た。面白い~  My new obsession。あの曲「Gala」は最高~💕 リアクションを見まくったのでたぶん「Gala」を70回ぐらい聴いたかも笑。マジではまったわ。女の子達が本当にかっこいい。いい歌。ほれぼれ。今晩のテレビの『The Voice』でのXGさんのゲストパフォーマンスも楽しみ 

そういえば猫の写真をブログにあげなきゃ…いや明日にしよう。今日はクリスマスツリーを出さなければ。さきほどやっとツリーを出した。アングラマラスなツリー設置の Behind the scenes を記録しよう。


去年ツリーを新しく買いました。「Balsam Hill」という会社。この会社はツリーもいいしパッケージングも丁寧でいい会社ですよ。高さは 5.5 フィート。
金属のベースにツリーの下部を刺して葉を広げる。ツリーの下にはインロー様が作ってくださったマットレス。インロー様は手芸が上手なのです。
ツリーの真ん中を下のツリーに刺す
トップを刺す
トップの葉を広げたら完成、本物の木っぽい
ライトを取り付けます
灯りを点けて
枝の下から始めて人間が木の周りをぐるぐる回ってコードを取り付けます
出来た
窓の下の棚に枝を模したガーランドを這わせて完成。いい感じ。
木の下の金属の足にベルベットを巻いて隠して完成。オーナメントは明日にしよう。
これは今年から加わった飾り。このリースは去年玄関用に買ったのだけれど、吊るすとあまり綺麗ではなかったので室内のデコレーションにした。キャンドルを真ん中に入れたらいい感じ。
玄関はシンプルな枝のリースを買って、リボンを自分で作った。宅配のお兄ちゃんにほめられた「ゴージャス」だって。ありがと~ ♪  ウレシイナ
アマゾンでこのようなベルベットのリボンを購入。YouTubeで「Christmas wreath bow」で検索したら作り方が出てきたのでやってみたら綺麗にできた。
12月の始め頃に旦那Aが仕事で関わるNYの会社から今年もNYの巨大なクッキーが送られてきた。お歳暮?すごく美味しいのです。食べきれないので冷凍。これも ウレシイ

カードを出し終わるとほっとする。やっとクリスマスらしい気分になってきた。

先日のThanksgivingでは「家族がなくてさびしー」などと言っていたけれど、今年のクリスマスは客も来ないから掃除もしなくていいし 、ツリーも出ればなんだかいい気分になって嬉しくなってきた。よかったよかった。ここのところ毎日雨だけれど、ハワイの冬らしくしっとりと落ち着いていい感じです。