大人になったねぇ…
Perfume – 無限未来 (2018)
Mugenmirai - Single
Released: Mar 14, 2018
A UNIVERSAL J / Perfume Records release;
℗2018 UNIVERSAL MUSIC LLC
℗2018 UNIVERSAL MUSIC LLC
相変わらず綺麗ですね。もう直ぐ三十路だそうですが、年相応に大人の女性になっていくのが大変素晴らしい。彼女達はいつも本当に綺麗。
今回のシングル「無限未来」は音が好きです。雰囲気がいい。綺麗。ちょっと神秘的。
映画『ちはやふる -結び-』主題歌「無限未来」(Perfume)PV
音の雰囲気がいいのは、PerfumeのMVよりも映画『ちはやふる‛結び'』のトレーラー兼PVのほうがよくわかる。この映像はとてもかっこいいです。私は前作の映画『ちはやふる』は見ていないのですが、このPVはもしかしたら実際の映画よりかっこよく見えるのではないかと思った。それぐらいいい。若い俳優さん達がキラキラ輝いて見える。映画のPV(プロモーション・ビデオ)として成功していると思います。編集がいいんでしょう。音楽が良ければ映像も綺麗に見えますね。映画の挿入歌、エンディングの歌としては大変素晴らしいと思います。
しかし歌詞に文句がないわけではない。
時間を止めて 瞬きも見える
目を凝らす未来 印象 連続 天の上
震える光 瞬く世界が
少しずつ少しずつ
加速してくStory
…
…
大地を撫でる 魔法の音に乗って
眩しい光 体を慣らして
少しずつ少しずつ
加速してくStory
…
意味は摩訶不思議ですけど日本語の歌詞の印象はかなり綺麗。それなのにサビがまた意味不明の英語。「Maybe so, maybe
so, maybe 」とは何ぞや? 前回の『If you wanna 』の時も散々文句を言ったんですけど(いやあまり言ってなかったですね)、私は最近のPerfumeの歌詞の英語が気になってしょうがないのよ。
私は個人的に日本のグループには日本語で歌って欲しいというのがあるのだろうと思う。英語を使うのは構わないけれど使うのなら意味を持たせて欲しい。「Spending
all my time」「Cling Cling」も「Pick Me Up、Jump Lightly」も「Tokyo Girl」にちりばめられた英単語もどうもしっくりこない。「If you wanna
love me」のリピートは論外。ものすごく変。
Perfumeの歌は昔はもっと歌詞がよく練られていたと思うんですよ。「エレクトロ・ワールド」は最高。初期の歌詞は唸らされる歌詞が多かった。「だいじょばない」の忙しい歌詞も面白かったし、「575」のラップの部分は内容もいいし音としても面白かった。日本語がわからない人が聞けば日本語は摩訶不思議。リズムさえ合えば日本語の歌詞は音としても面白いと思う。だから意味の無い英単語のリピートはもったいないと思う。この歌も「Maybe
so, maybe so, maybe」の部分に意味のある日本語の歌詞をいれるだけで全体の印象はずいぶん変わると思う。
英語を使うのなら誰か英語を使える人を雇った方がいい。昔YMOは英語の歌詞を英国人に書かせてましたね。そういうのがあってもいいのかも。
個人的な好みというだけなんですけどね。中田さんはいろんな意味でミニマルな方向に向いているのだろうか。しかし歌詞が少なければ、楽曲の印象が弱くなるのは避けられないだろうし、たぶん振り付けもやりにくいのではないかと思う。Perfumeはこれからどうなっていくのか。