ドラマチックやねぇ
Aerosmith - Cry Me A River (1982)
Album: Rock In a Hard Place
Released: Aug 1, 1982
℗ 2012, 1982 Sony Music Entertainment
アルバムは『美獣乱舞/Rock In A Hard Place (1982)』。この頃のエアロはあまり元気がなかったのかも。ギターのジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォードがバンドを抜けていたんですよね。だから世間的にも地味な時期…だと思われているのかも。
このアルバムは1985年ぐらいにレンタルレコード屋で借りて聴いたんだと思う。スティーブン・タイラーがいればエアロスミスになるのか…といったらそうでもなかったんだろうか…どうなんだろう。1985年頃の当時は、海亀がそれまで聴いていなかった大物バンド=エアロスミスのアルバムを遡って聴いていた頃。前知識がなかったのでこのアルバムも普通に聴いたと記憶している。ちょっと聴きなおしてみようか。
その後エアロは1986年のRun DMCのMVの「Walk This Way」で再浮上…その後1987年に出た『Permanent Vacation』で大復活。いやー嬉しかったですねぇ。絵的にもやっぱジョー・ペリーがいなくちゃ。復活したエアロも大人で最高にかっこよかった。武道館にも見に行った。
というわけでこの曲は(おそらく)低迷期(なの?)に出たアルバム『美獣乱舞/Rock In A Hard Place』からの珍品。これがいい。
もともとこの「Cry Me A River」はジャズのスタンダード。1955年のJulie Londonのバージョンが一番有名。その他にも多くの人がカバーを出している超有名曲。
Julie London - Cry me a river (1955)
Album: Cry Me a River
Released: 16 Jul 2002
℗ 2007 AML
2000年頃にロンドンにいた頃、60年代頃のイージー・リスニングが流行って、その頃にJulie Londonのバージョンをよく聴いてた。しかしこの曲との最初の出会いは、たぶんこのエアロスミスのカバーだったんだろうと思う。
歌詞は恨み節「今さらやってきてごめんねって言ったって知らないわ。勝手に泣けばいいわよ。あたしもあなたのために沢山泣いたんだから…」という歌。
このスティーブン・タイラーはいいですねぇ。このお方は粘っこいベッタベタのバラード(演歌)を歌わせたら最高なんですけど、これもいいですねぇ。最高。
元曲でさらっと乾いたジャズギターが、ハードロックのギターになってるのがいい。ほんのちょっとだけギターを齧った旦那Aによると、オリジナルのJulie Londonのジャズ・バージョンのギターはとても難しいそうです。
ギターはJimmy Crespoさん。
プロデュースはJack Douglas。
エアロもJulie Londonもどちらも好き。