見る事が出来ました。この番組、のっちさんが光ってます。舞台上の大先輩にかじりついて色んな質問をしてます。積極的に先輩から学ぼうとしている。彼女の真面目な性格が見えてきます。普段から色々なことを真剣に考えているんだろうと思う。Perfumeでこれから一番伸びるのはこの人かもしれない。
大先輩の志村さんにPerfumeがお呼ばれしてできたこの番組では、思った以上に、Perfumeの3人のそれぞれの人となりが見えて面白かったです。
かしゆかさんはいつものように静かに聞き役にまわってます。静かに大先輩の言葉を吸収。元々おとなしい人なんでしょう。反対にあ~ちゃんはいつものように華やか。彼女は私いつも思うんだけどなんだか印象がガシャガシャしてるんですよ。若い娘がかまびすしい。それが面白い。志村さんに対しても、ポイントを押えて真面目に話を聞いてるんだけど、多くの場面でリアクションが大きくガヤガヤしてる。焦点を自分に集中させる人。彼女がいると場が明るくなるのがよく分かります。
さてのっちさん。大先輩を前にびっくりするほど積極的です。彼女がこんなに真面目で前向きな人だったとは。普段の彼女の言動にはどこか「照れ」があって、常にシャイな印象があったんだけど、今回は「学びたいこと」に対して、大先輩に積極的にいろんな質問をしている。一見自然体でカジュアルなんだけど、質問する時の眼差しは真剣。質問の内容もかなり斬り込んでます。全身から「学びたい、教えてください」オーラが発散されてました。
志村さんの反応もそれぞれ違ってましたね。あ~ちゃんが何か言えば、嬉しそうにニコニコして優しいおじさんなのに、のっちの質問では一瞬マジな表情に。彼女の直球の質問に対し、志村さんも自らの経験と考えを正直に直球でお返しになる。会話が進むにつれて志村さんの心のドアが一つ一つ開いていく。このやりとりが本当によかった。のっちは大先輩の志村さんにお仕事の具体的な話を聞きながら、人生のヒントを学ぼうとしている。
のっちが目をキラキラさせて積極的に何かを学ぼうとしている様子も魅力的だったし、志村さんが舞台上の先輩として真摯に後輩の質問に答えていらっしゃるのもとても素敵でした。志村さんは職人さんですね。すごくかっこいい。
そんなあたりを、のっちさんと志村さんの言葉を中心にまた記録。
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・思いがけずテクノをやることになって挫折はなかったか?
★のっち:中田さんの音楽がかっこいいんだって思ったときに、こういう歌い方がこの音楽にはあってるんだな…っていう納得してからは好きになった。
・ライゾマティクスとのコラボについて
★のっち:自分が間違えたら、その見せたい演出が見せられなくなってしまうっていうプレッシャーは毎回あります。機械が100%動いても自分が間違えたら失敗しちゃう…。
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★のっち:志村さんも緊張されるんですか?
●志村:緊張する。基本的に仕事をする時は緊張してないとだめだと思う。緊張をいい方にもっていく。
★のっち:(緊張は)ほぐすようにしようというよりは、緊張をどういうふうに活かそうという風に考えるんですか?
●志村:緊張を無くすには、どんだけ自分が練習して稽古してOKってなってれば、そんなに緊張しない。どの部分も全部自信が持てるまでいっとけば緊張しないはず。でも緊張する。
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・Perfumeの過去を振り返り
★のっち:ずっと楽しかったですね。あの時苦しかったとか、売れない時代がどうのってよく言われるんですけど、その時もずっとこう…なんか夢を追いながらずっと楽しかったし、それはほんとに周りの大人達に恵まれていたな…と思います。
●志村:夢がある時って、自分が貧乏でもなんでもその時はね、貧乏を楽しめるんだよね。
★かしゆか:今思うと、その当時の事を今やれって言われたら流石にちょっと難しいでしょって思う…やなこと沢山あるんですけど、その当時はそんなこと全然気にしないで前だけ向いて、どうやったら振り向いてくれるんだろうとか、どうやったらもっと来てくれるのかなとか、今回どこが良くなかったのか…じゃあもっと次こうしようって、ずっと次を見てた、前を見てたっていうのがありますね。
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★あ~ちゃん:志村さんは楽しいおじさんってイメージ。苦しい部分が想像できない。
●志村:それを出しちゃうとだめなんだ。今プライベートを売ってる人いるじゃないですか。トークでもなんでもね、プライベートを。(俺は)プライベートをなるべく出さないようにする。普段なにやってるんだろうと思わせてる方がいい。
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その後ものっちの質問は続く。
★のっち:体調管理はどうされているんですか?
★のっち:(志村さんの舞台を見て)びっくりしたのが、お客さんの年齢層の幅が…。大人も子供になってる。
★のっち:ひとみばあさんに喜ぶ→ひとみばあさんのアイデアを聞き出す→志村さんのキャラのアイデア出しについても。
★のっち:もしかしたら続かなかったものが、どうして今まで続いてるんですか?
●志村:要望があるから。(全員集合の)生放送でお客さんの前で「あれ、これもう1回いけるんじゃない?」ってやってることがだんだん1年とか2年になった。狙ってはいない。これを流行らせようっていう気持ちは全く無い。
★のっち:コントってものを好きになったのはいつからなんですか?
●志村:素では俺そんなに面白くない。カツラとか役に…その人になると何か出来る。大胆なこともいける気がする。普段はすごい真面目。
★のっち:飽きたりすることはないんですか?
●志村:飽きない。大事にしてる。このキャラに次は何をさせようかと思う。常に自分でやっていることは、上からもう一人の自分が見ていないと。どう受け取ってもらえるか、自分でもう一回見ないといけない。
★かしゆか:こういう時に思いつくとかあるんですか。キャラクターとか、台本の内容とか、はっと閃く時とか。
●志村:常にどうしようって思っている。ずーっと考えてても集中力って20分ぐらいしかない。…基本的に考えるのが一番辛いから、それが嫌だから、今の人はそれをやらない。セット作ってコントなんかやらないじゃない。みんなおしゃべりの方。僕はおしゃべりが下手だから、おしゃべりが上手い人は凄いと思う。僕は3日ぐらいかけて台本作ってセットもチェックして、いろいろ全部やってやるから。大変なこと。結構労力いる。だから皆それを避けて通る。でも俺はそれを40年もやってるから、それをやるから生き残ってるのかな…人が嫌がる事を…だと思うね。
★のっち:この道で行こうって、自分はずっとこういうことをやり続けるんだって決めたタイミングってあったんですか?
●志村:小学校の頃。TVで喜劇人の舞台の中継を見て、普段笑わない家族が食卓で笑っているのを見て「笑いってすげえな」と思ってから。俺もこれをやろうと。…基本的に自分が面白いと思ったことしかやらない。そこは昔からそう。
★のっち:それはなんでですか。ご自分の中に違和感があるからなのか、お客さんにばれちゃうからなのか。
●志村:自分が得意な部分しかやらない。人がこれやってるけど、じゃあそれをやってみようかとはあまり思わない。無理して自分に合わない事をやってうけないよりは、自分の得意分野でうけたほうがいい。
★あ~ちゃん:ということは、その得意分野っていうところが、志村さんははっきりされているんですか。ここが自分はしっくりくる、得意だって…。
●志村:僕は動き7で、喋りが3。
★のっち:確かに台詞がないシーンとか沢山あったし、それが面白かった。
★のっち:舞台みたいにお客さんがいるのと、カメラの前でコントするのと、どっちがやりやすいですか。
●志村:舞台でやるとお客さんの反応と拍手と笑い声が自分の中の勇気と自信になる。「やっててよかった」「これでもう1年このままでいける」と思う。間違ってなかったなと思う。あの興奮度と終わった後の満足度は、かえがたい。終わってからも嬉しいのとテンションが上がってるのがわかる。あれは普通の人では味わえない唯一のところだからね。
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