名曲きました。
キリンジとNegicco。
Negicco - 愛は光 (2017)
Album: Negicco 2011~2017 -BEST- 2
Released: July 20, 2017
Released: July 20, 2017
T-Palette Records
いいです。ちょっと前に解禁されてから気付いていたんだけど、ここのところライブなんかで気持ちが他所に行ってて、落ち着いてから文を書こうと思ってた。
昨日、ドラマの感想で「イノセンスがイノセンスが…」と書いたんですけど…、ネギちゃんこそイノセンスの人々。いい曲です。
作詞・作曲はキリンジの堀込高樹さんだそうです。なんと素晴らしい組み合わせ。(前から思っていたけれど)ネギちゃんとコラボする大人の方々が本当にすごい方々が多くて驚きます。結果ネギちゃんのアルバムは名曲揃い。どうしてこんなにいい作曲家の方々が集まってくるのだろう。
ネギちゃん達に、どこかアーティストの方々をインスパイアするいい雰囲気があるからなんだろうかと思う。たぶん彼女達が「普通の女の子」「薄化粧で普段着の女の子」「話しかけたら笑顔で返事をしてくれそうな」「イノセンス=純粋さ」…そんな彼女達の穏やかな雰囲気が、ちょっと年上の大人のアーティストの方々を惹き付けるのではないか。
ネギちゃん達はいろんなタイプの曲をやっていて、いろんな顔もあるはずなのに、いつも芯の部分に決して染まらない「純粋さ」がある。今の時代に芸能界にいて、この「普通の女の子っぽさ」を保っているのは特殊だと思います。普通である事がネギちゃん達を唯一無二にしている。
コーラスも綺麗。サビの途中の「それこそが本当のことです」からまたサビに入る部分が「あ~キリンジや…いいねぇ」としみじみ思う。それぞれの優しい声がいい。ネギちゃんの声はいい。
しばらく音楽だけを聴いていて歌詞を聴いていなかったんだけれど、よく聴いたらこれはファンに向けて話しかけている歌なんですね。ホールでのライブで、ファンの照らすペンライトの星の中でこの曲を歌うNegiccoの様子を想像したらちょっと涙が出そうになった。
このMV…この風景は日本人のリアルな原風景です。おとぎ話化されていない原風景。「どこまでも田んぼの広がる道を、女の子3人が自転車に乗る…」単純な映像なのにしみじみといい。日本全国どこにでもある情景だと思うのよ。手紙を書く女の子達。美しい風景の中を自転車に乗って手紙を出しに行く。作りものではない普通の生活の美しさ。これは幸せな映像だ。
海外にいると、こんな日本の普通の風景にはっとさせられる。
こういう日本のどこにでもある風景を使った映像というのは、もしかしたら海外のどこかで「日本は美しい」と受け取られる可能性もあるのではないかと思う。Youtubeで解禁すれば世界中から見ることができるわけです。フィンランドの男の子が、ポルトガルの女の子が、ベトナムの若者が、モロッコのお母さんが、メキシコの高校生が、カナダの青年が…「日本の景色は綺麗だなぁ」と思ってこのMVを見ているかもしれない。
ネギちゃんの作品のアート・ディレクション/見せ方というのはいつもお洒落なんですよ。普通の日本の風景がヨーロッパ映画のようなお洒落な雰囲気になる。人が穏やかな田園風景を見ていい気持ちになる理由は外国でも日本でも真の部分は同じ。穏やかな普通の風景に穏やかな幸せと平和があることを皆知っているから。
Negicco「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」
(2017/7/20 on sale)ティザー映像
ネギちゃんかわいいな、ネギ畑も綺麗
7月20日にベスト盤「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」が発売されたそうです。この歌もそのアルバムから。アルバム・ジャケットのネギ畑での写真が本当に綺麗です。
・Negicco - カリプソ娘に花束を (2018)
・Negicco - 愛は光 (2017)
・Negicco - 矛盾、はじめました。(2016)
・Negicco - カナールの窓辺 (2015)
・Orland - Do-De-Da~Trimondo Negimina~ feat.Negicco (Teaser)(2015)
・Negicco - ねぇバーディア (2015)
・Negicco - 光のシュプール (2014)
・Negicco - サンシャイン日本海 (2014)
・Negicco - Triple! Wonderland (2014)
・Negicco - アイドルばかり聴かないで(2013)
・Negicco - あなたとPop With You! (2012)
・Negicco - 圧倒的なスタイル (2008)