能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2024年7月2日火曜日

Coq au Vin/チキンの赤ワイン煮と La Vieille Ferme Red 2020



そもそもお酒はあまり量を飲めない。旦那Aは今まで仕事がらみでいいワインを飲む機会も多くあったのにあまり興味がないらしい。二人ともお酒よりケーキの方がいいとなれば食卓にもあまりアルコールが出ない。

しかしなんだか少しぐらいはワインの基本を知りたいよねぇ。大人だしさ。少しは知っておいた方がいいと思う。料理用にただ安いワインを買うだけ、カリフォルニアの安いブレンド(Ménage à Trois おいしいけど)を買うだけなのも面白味がない。なにかもっとワインに興味を持つきっかけはないかねぇと思っていたころで去年11月に出会ったいただきものの仏産白ワインSancerre、そして年末の仏ブルゴーニュ・赤ワイン。

そのワインの味に特に感動したわけでもなかったのだけれど(よくわかっていない)、そのワインの由来を調べてワインの産地や土地やブドウの種類を知るのは面白いと思った。そうか…ワインは土地や気候によってそんなに違うのか。

その後今年4月にシチューに使ったボルドー・赤ワイン。確かに産地もブドウも違えば味も違う。重さも違う。なるほど面白い。じゃあこれからフランスのワインに集中してお手頃ワインを飲み比べてみようか。ワインを通してフランス探訪の旅はどうよ。

そんなわけでここのところいくつか仏ワインを買っているのだけれどいかんせん飲む機会がない。日常的にアルコールを飲まないものだから(旦那Aが夜も仕事をする)なかなかボトルを開けられない。しかし買ったワインを積ワインばかりにするわけにもいかない。


というわけで前々から買っていた安いワインを平日に開けようと思い立つ。チキンのワイン煮を作る。

今回使ったワインはLa Vieille Ferme Red2020。La Vieille Fermeとは古い農家の意味。安いです。スーパーのWhole Foodsで12ドルぐらいだと思うが、ネット上で調べたら9ドルくらいで売られている。これを買った理由はラベルが可愛かったから。2羽の鶏がかわいい。もちろん値段が高くないのも理由。シチューには丁度いい。さてこのフランスワイン、なにか面白いストーリーが出てくるかな?



生産者はFamille Perrin(ペラン・ファミリー)。南仏Rhone Valley/ローヌ地方のワイン・メーカー。Châteauneuf du Pape(シャトーヌフ・デュ・パプ)のワイナリー、Château de Beaucastel、Miraval、Domaine du Clos des Tourellesなど、オーガニックワインでも知られている。

南仏のRhone Valley/ローヌ地方は、ワイン生産で有名な南フランスの土地。地中海に近いエリアでプロヴァンスの北西側に位置する。その地方の最良の土地で育ったブドウは人の手で収穫され良質のワインが造られる。


そのFamille Perrin社のこのワイン「La Vieille Ferme Red/古い農家」は同社の安いワイン・シリーズだろうか。日常的に飲むのに気負わないワインなのだろう。様々な評価サイトでこのワインは5点満点の3.1~3.5点。

解説によると…味は、スパイシーでフルーティ。バランス良くフレッシュで、チェリーと軽いタンニンのバランスで飲みやすい。


ローヌ地方のワインはグルナッシュ、シラー、サンソーなどの南フランス特有の個性的なブドウをブレンドして造られる。このワインで使用されたブドウは4種類

🍇Carignanカリニャン15%:スペインのアラゴン原産の黒ブドウ。乾燥した温暖な気候を好む晩熟のブドウ品種。強靭な渋みと酸味でブレンド用…ワインに骨格を与える役割。スペインやイタリアでも栽培される。

🍇Cinsaultサンソ―15%:南フランス原産の黒ブドウ。高温と乾燥に強くフランスでは主に南部で栽培される。タンニンが少なくスパイシーでフルーティーなのが特徴。味に複雑味を出すためにブレンドされる。イタリアや北アフリカなど地中海沿岸で栽培される。

🍇Grenacheグルナッシュ50%:スペインのアラゴン原産の黒ブドウ。温かい気候を好み、高温や乾燥に強い。タンニンが控えめで酸味も穏やか。明るい色。ロゼやポルトにも使われる。

🍇Syrahシラー20%:仏ローヌ地方原産の黒ブドウ。北ローヌは花崗岩質の石灰質が多い土壌のため黒味の強い小さめの果粒。濃い色あいでタンニンが多くスパイシーでフルボディ。フランスとオーストラリアで栽培される

そして2020年のLa Vieille Ferme Redの特徴は…
いい気候の年。質もよく大量に生産された。少しの雨でよく風が吹いた。マイルドな冬、明るい春、暑い夏。強い風が木の周りの空気を新鮮に保ったとのこと。


料理の前に一口。ん…悪くない?フルーティー、軽いかな。ともかく2/3ほど鍋に入れる。煮込む途中で仕事中の旦那Aが様子を見に来た「いい匂いがする」。海亀「ね、ワイン、これちょっと飲んでみてよ、10ドルワイン、どう?」A「…ん~…深みがないね、なんか浅い…」亀「そう?そこそこかと思ったけど」A「ん~…」亀「でもシチューには十分ね」A「だね」…まぁ安いワインですからね。


さてこのチキンの赤ワイン煮のレシピは手持ちの(失敗しない)フランス料理の本にも載っているのだけれど、もっと身近になったのはNHKで見たタサン志麻さんのレシピと彼女の料理へのアプローチ。レシピは料理本とほぼ同じ。しかし志麻さんのカジュアルな料理へのアプローチに私は感銘を受けた。気負わない作り方の平日シチュー。チキンに塩を振って、その後ボールについた塩や小麦粉を水で洗って鍋に入れる荒っぽさ。いいね。そうか。そうだよね、おフランスのワイン煮も元々お気楽な家庭料理なんだよね。いちいち計量カップや大さじ小さじで計ることもない。ただ様子を見ながら材料を鍋に投げ込む料理方法。いいと思う。彼女のやり方を見てずいぶん気持ちが楽になった。十分煮込めばビストロ風チキン・シチュー。

ワインを入れる
セロリはレシピにないけれど勝手に入れた

そして出来上がった。おいしい。やっぱり美味しい。失敗しないワイン煮。

残り物のサイド、マッシュポテトと共に


それにしてもこの料理、大昔まだロンドンにいたころ、使うワインを間違えて青紫色のチキンが出来たことがある。問題はワインの選択。あれはおそらくいただきものの濃いイタリアワインを知らずに使ったからだと思う。見事に青紫のチキンシチューが出来た。あまり美味しそうではなかった。

そういうこともあるし、ワインのことは少し知っておいた方がいいのだろう。手頃な安ワインで平日のシチュー。材料を入れればあとは放っておけば鍋が料理してくれる。ビーフに比べて煮込み時間も短い(40分ほど)。そして結果は最高。美味しい美味しい美味しい。

ワインもほんの少し飲む。あ、料理と合わせればそれほど悪いわけでもない。OKOK。この値段ですもの。これでよしよし。

本日2日目のシチュー ますます美味しい
ワインも今日の方が少しおいしい気がする

というわけで今回は南フランス・ローヌ地方のワインを記録。ブルゴーニュやボルドーとは全く違うブドウを使っているのが面白いなと思った。新しい学び。去年からフランスのワインを4本飲んだら全部違う地方のものだった。

それにしても赤ワインを開ける時はいつもシチューなのだけれど、他にも赤ワインを開けるための料理をしなければ。たまにはステーキも焼こうか。それに30ドルぐらいのワインはシチューにはもったいない…でも全部飲むのは多いのですよ。


2024年7月1日月曜日

Aluna & Paul Woolford – Heatstroke (2024)





Aluna & Paul Woolford – Heatstroke (2024)
Heatstroke - Single
Aluna, Paul Woolford
Released: 14 June, 2024
℗ 2024 Mad Decent


少し前にUK upfront club chart, commercial pop club chartに入っていた。メモします。このシンガーのAlunaさんは声に特徴がありますね。


★Paul Woolford
英国リーズ出身の音楽プロデューサー、DJ。1976年生まれ。2002年に活動開始。地元リーズのクラブBack to Basicsでレジデント務め、2008年にはイビザでレジデントを務めるようになる。各地でコンスタントにツアーを継続。またレーベルIntimacyを運営。

★Aluna
Aluna Francisさん。英国のシンガー・ソングライター。1988年ウェールズ生まれ。両親はジャマイカ系とインド系で、両親の離婚の後は米国ニュージャージーと英国ロンドンで育つ。彼女は2012年に英国のelectronic music duo「AlunaGeorge」のメンバーとしてデビュー。ジャンルはElectropop、synth-pop、alternative R&B、R&B、UK garage等々様々。デュオは2013年にアルバム「Body Music」をリリースし、同アルバムは2013 BRIT AwardやSound of 2013のリストにあがった。同年Disclosureとのコラボ曲「White Noise」で英国シングルチャート2位に。その後AlunaさんはAlunaGeorgeを続けながら、 2020年にソロに転向。2020年にソロアルバム『Renaissance』、今年2023年7月にセカンドアルバム『MYCELiUM』をリリース。この曲では高音のボーカル。


Heatstroke
Aluna & Paul Woolford
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[Intro]
Move your body
身体を動かして
Move your, move your body


[Verse]
人々は言う 私は禍だって
でも私はあなたに必要な女よ
私の狂った視線の先に中毒になって
あなたは私を通して物を見てる

私が銃弾を受けるわ, babe
あなたは私の無謀な逃げ場
あなたの波に合わせて
あなたがいつも私を無謀にさせる


[Chorus]
さあ乗って 身体を動かして
あなたのソウルが必要なの このパーティを続けるために
Let's go, 熱くしましょう
熱射病に
Heatstrokeになろう

[Post-Chorus]
Heatstroke
熱射病

[Refrain]
Move your body
身体を動かして
Move your, move your body


[Chorus]
さあ乗って 身体を動かして
あなたのソウルが必要なの このパーティを続けるために
Let's go, 熱くしましょう
熱射病になるほど
Heatstrokeになろう (Heatstroke)

さあ乗って 身体を動かして (Yeah)
あなたのソウルが必要なの このパーティを続けるために
(Need your soul, yeah)
Let's go, 熱くしましょう (Let's go)
熱射病になるまで
Heatstrokeになろう
(Let's get, let's get, let's get it hot in here)


[Bridge]
Come move your body
身体を動かして
Yeah, heatstroke, let's get heatstroke

[Refrain]
Move your body
身体を動かして
Move your, move your body


[Chorus]
さあ乗って 身体を動かして (Move your body)
あなたのソウルが必要なの このパーティを続けるために
Let's go, 熱くしましょう
熱射病に (Heatstroke)
Heatstrokeになろう

さあ乗って 身体を動かして
あなたのソウルが必要なの このパーティを続けるために
Let's go, 熱くしましょう
熱射病に
Heatstrokeになろう

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Writers:  Aluna, Lauren Faith & Paul Woolford