能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2024年11月19日火曜日

バスルーム改装5:3週間目、工事はスムースに進む



今日19日の火曜日で、バスルームの改装工事が始まってから3週間が経つことになる。もう3週間も過ぎたぞ。すごいぞ。作業も順調に進んでいる。日々はなんの問題もなく過ぎている。なんとか猫も耐えてくれている。


最初の3日はデモリション/取り壊しの日々。古いバスルームのタイルを剥がしたりキャビネットを破壊したり、壁のドライウォールを取り払ったりと、それはそれはもの凄い音が家中に鳴り響く。

最初は埃除けのビニールの幕も入口に張られていたのだが、窓を開けているものだから風に吹かれ直ぐに床に落ちてそのままになった。旦那Aの仕事部屋と臨時の寝室(猫部屋)のドアはしっかりと閉めているので大丈夫だが、それ以外の部屋は家中に小さな埃が舞っている。家全体がほぼオープンプランの開け放った家のデザインだから、微細な埃も自由に舞い踊る。そして棚や床にうっすらと降り積もる…。

わかっているのだ。改装とはそういうものだ。そういうものだとわかっているからしょうがないのだ。とにかく耐えて共に生活していくしかない。



全てが取り払われて部屋が空になったのは4日目ぐらいか。それから水道管を移動し構築する工事。シャワーの位置を変えるので水道管を別の壁まで伸ばしていく。壁の裏側に新しく水道管が通っているのを確認した。そしてシャワー室の奥に新しく入れるバスタブのフレームの木の枠が取り付けられた。

その後、シャワー室の壁の下部から床一面、バスタブの横まで覆うように厚いビニールの防水シートを張り巡らす。その上にセメントを広げ、排水溝に向かって緩やかに傾斜する床を構築。その後、壁には防水のセメントボードが取り付けられてシャワー室の壁ができる。シャワールームが形になってきた。


壁が出来たら全体に赤い防水加工のペイント「RedGard 」を塗る。昔英国でやったバスルーム改装での防水加工では、ビニール製の防水シートをバスタブ周りの壁に貼っていたと思ったが、今どきの防水加工はタブに入ったドロドロのペイント式。それをペンキを塗るように壁に塗ってタイルの後ろの防水加工とする。壁が真っ赤に染まる。


それが乾いてから壁にタイルを貼っていく。そのタイル貼りは職人さんの腕の見せ所。非常に仕事の丁寧な方々で安心する。注文したタイルはかなりな数が輸送中に割れていて、最後まで足りるかどうかが心配だったが、どうやらぎりぎりで足りたらしい。ほっとする。割れたタイルをカットして無駄なく使用してくださった職人さん達の頑張りのおかげだと思う。

シャワー室の外のシンクとトイレのエリアの床のタイルも設置された。毎日少しずつバスルームが形になっていくのが嬉しい。

作業で一番時間がかかったのはタイル貼りの作業だった。丁寧にタイルの高さや大きさを合わせ、目地の幅を綺麗に揃える作業に時間がかかり、タイル貼りだけで3日以上かかったと思う。それにしても職人さん達の丁寧な作業には本当に感謝している。そのタイル貼りの作業が終わったのが先週の土曜日(臨時で土曜も作業をしてくださった。ありがたい)


そして昨日、タイルの目地が白いグラウトで埋められた。真っ白。何から何まで真っ白。すごく綺麗に仕上がった。ちょっと感激している。夢の白いバスルームが実現しつつある。コントラクターの会社の監督さんも笑顔、私達も笑顔、職人さん達も笑顔。皆が「綺麗だね」と笑顔になった。すごくいい感じに物事が進んでいる。


職人さん達はお二人。フレンドリーな方々で徐々に打ち解けていった。2週目ぐらいから私も現場を度々訪れ作業の内容を確認してお二人と話をするようになった。必要であればリクエストを伝える。コミュニケーションの中から徐々にお互いへの信頼がうまれてくる。皆が完璧な「夢のバスルーム」の完成のために同じ目標に向かって共に作業をしているような雰囲気になってくる。

コミュニケーションがよくできるようになれば気持ちよく作業が進むようになる。全ては職人さんとの信頼関係。これは以前ロンドンでの改装の時も同じだった。職人さん達の技を心からリスペクトし、分からないことがあれば質問をして物事を解決していく。リクエストがあれば伝える。おかしいと思ったら伝える。デザインの細部を変更したい場合も相談してみる。まるで自分が現場監督になったような気持ちで関わっていく。沢山の会話とともに職人さん達との信頼を積み重ねていく。今回の改装工事も職人さん達といい関係がつくれたと思う。お二人には心から感謝している。

それにしてもお二人で全ての工事を行っているのは本当にすごいと思う。夢の実現のためには、腕のいい職人さん達がなによりも大切な存在。彼らに出会えたことは幸運だった。


これからシャワールームの床のタイルを貼り、バスタブを設置し、上部の壁をペイント、シャワールームの外のシンク回りのキャビネットを設置し、トイレを設置。天井のライトの残りをつけて壁と天井をペイント。家の全部のドアを新しいものに取り換える。あと1週間と少しはかかるだろうか。予定していた通り工事が始まってからほぼ1カ月(+数日だろうか)で完成すると思う。

ほぼかたちが見え始めたシャワールームを見て今とてもワクワクしている。