能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2014年9月17日水曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第34回「九州出陣」 8月24日放送



さていよいよ九州上陸…と思ったら、準備期間と吉川さん説得の時間のほうが長くて、戦闘シーンは一瞬のみ。やっぱりね…。

それでも大友さんが出てきて、島津さんも出てきたところはやっぱり嬉しい。今まで戦国ものの秀吉の時代のドラマって九州はことごとく全部スルーだったんですよ。大抵ナレーション5秒でおしまい。「秀吉は九州を平定し…」で終わって次は小田原を長々とやる。それが定番。なので吉川さんの説得でも、大友宗麟が助けを求めるシーンでも、一瞬の戦闘シーンでも1回分を使って九州攻めのドラマ化が見れるのは非常に嬉しい嬉しい嬉しい。

東の方の方々にとっては、九州はどうも野蛮人の住むところらしいです。困ったもんですよ。九州にだって大戦国時代があったのに。東の視聴率を考えれば、今回の官兵衛君のドラマも九州話にそれほど期待は出来ないのかもしれないけど、それでも今回形だけでも九州攻めを描こうとしているところは嬉しい。出来ればもうすこし突っ込んでいろんな大名を出して欲しいけどなぁ。まー無理なんだろうな。

島津さんが蛮族のごとく描かれてましたがこれもしょうがないですね。ほんとは秀吉や信長・家康なんか足元にも及ばないくらい由緒正しい家柄なんですよ。でもドラマでは秀吉や官兵衛から見た九州の大名の印象だからこういうものなんでしょう。辺境の地の蛮族扱い。それなら逆手にとってもっと強面、もっと野蛮で毛むくじゃら、言葉もバリバリの薩摩弁でゴリゴリにやってほしかったですな。男くっさー…大好きです。あれを聞くとテンションが上がる(笑)。

さて毛利家の吉川さんは今回で退場。このお方も頑固ジジイぶりが素晴らしかったです。以前からガミガミ怒ってばかりいましたが、史実の吉川さんはああいうキャラじゃないんだそうです。でもこのドラマの吉川さんはよかった。このお方がガミガミ怒鳴るとなぜか毎回とても嬉しくなった(笑)。怒ってる理由の理屈が通ってましたもん。主張が正しい。ああいう昭和の頑固ヤカン親父は大好きだ。


★あらすじ

大友宗麟が秀吉に助けを求めてきた。官兵衛の九州攻め。味方の吉川元春が動いてくれない。会って説得。なんとか担ぎ出して島津に勝利。そのころ家康はやっと大阪城の秀吉に挨拶に来た。


●流れと感想

大坂城 九州の島津は大友宗麟を圧迫。宗麟が秀吉に助けを求めてやってきた。官兵衛が行くことになる。宗麟といえば有名なキリスト教徒。そういえば官兵衛君もキリスト教徒になったんでした。
大坂天満・黒田屋敷 さて黒田と毛利は九州入りをすることになった。息子長政は大坂でお留守番。蜂須賀小六が急に倒れる。思い出話。小六亡くなる。
大坂城 昔からの家臣は官兵衛と秀長だけ? 思えば随分時間が経った。さて家康をどうしよう。戦わずに上洛させるには?秀吉の妹の朝日姫を家康の嫁として送ろう。家康は鼻で笑い飛ばす。
黒田屋敷 長政は家康にイライラ。九州出陣は725日。毛利+吉川+小早川も出陣予定。出発の支度。光ちゃんと会話。なんか光ちゃんが優しい奥さんになった。
安芸・新宗荘・吉川元春の屋敷 吉川さんは行きたくないのね。弟・小早川さんが説得に来た。吉川さんは秀吉の下で働きたくない。
大坂城 光と糸がやってきた。着物に見とれていると茶々さん登場。糸ちゃんがまた生意気。2人はおねさんに会いに来た。黒木さんのおねさんはゴージャスな成金の奥様になった。似合いますね。綺麗。貫禄があっていい。役が合ってきた。
安芸・黒田陣 官兵衛、毛利の領地に陣を構える。
安芸・吉田郡山城 九州攻め作戦会議。毛利に出陣要請。躊躇する毛利に官兵衛が強く迫る。吉川さんの軍が出ないと困る。
豊後・大友氏の居城 神棚には十字架。
島津 キター!!もっさり男臭いな。いいぞ。
下関・黒田陣 吉川さんを待っている。勝つために吉川軍が欲しい。吉川さんは病気だそうだ。
どこかの寺 吉川さんが呼び出され官兵衛が会いに来た。ここで直談判。吉川さんの頑固ジジイぶりがいい。官兵衛くん唾を飛ばしながら激昂。「天下のために犠牲になってくれ。高松城の清水さんも立派に犠牲になって皆を救った。」←うわーいやな論理。いやだよねぇ。そんな他の人の事言われても吉川さんには関係ないがな。人がやってるからって、いやなもんはいやだ。私ならこんな屁理屈には説得されないですね。吉川「面の皮の厚い男よ」そうだそうだ!怒れ吉川!なんだか吉川さんの抵抗を応援したい。こういう正直で不器用な人は嫌いではない。
大坂城 長政は秀吉とお茶会。島津はどうした?家康は?その後秀吉は自分の母親を家康の元へ人質に出すと決めたらしい。秀吉泣く←キャラが違う。
黒田陣 出陣の日。小早川到着。おっと吉川さんもやってきた。
豊前・宇留津城 毛利と島津激突。戦闘シーンをちょっとだけ。島津退き始める。吉川さんが苦しそうだ。…ところで島津義久さんは怒ってますよ(カコイイ)。おっと今回の島津さんは標準語ですね。
黒田の陣 大友宗麟がやってきた。感謝してる。うんうん島津はまだ負けとらんぞ。
三河の家康 秀吉の母親が来るのをどうしようと言っている。そりゃーそうだ。押し付けられても困ります。
大坂城 そしてとうとう家康が大坂にやってきた。家康は怖いですね。しかしこの家康といい竹中秀吉といい吉川さん、小早川さん、安国寺恵瓊さん、ちょっと前の宇喜多さんや清水さんの宇梶さん、黒田パパ、荒木ちゃん(ご結婚おめでとうございます!\(^o^)/ヤッター!)といい…このドラマはオジサンの俳優さんたちが素晴らしいですね
もっとオヤジを出せ!
吉の竹中さんは96年の秀吉に比べると今の貫禄がすごくてその違いがすごく面白い。
・長政は家康の案内役。長政早速家康にとりこまれる(笑)。家康の大物感に負けた模様。
豊前・小倉城 吉川さんは瀕死の状態。死の床でも頑固オヤジぶりがステキです。この吉川さんはよかった。いつもヤカンでね。頑固で。こういう昭和の頑固オヤジみたいな人は好きだ。ドラマのキャラは癖があるからこそ魅力的。完全いい人完璧善人キャラの主役しか描けない大河ドラマは主役よりも脇役の方が面白い。しかし官兵衛君は年寄りに無理をさせてなんとも思わないのかね?いい人設定じゃないの?

2014年9月15日月曜日

Everuthing Everything – Schoolin (2010) Live 2011



やっぱりこの人達はすごいと思う。


Everuthing Everything – Schoolin (2010) Live 2011
 


まずはライブの様子。曲は1分ぐらいから。こんな難しそうな曲を演奏してこれだけ弾ける、これだけ歌える。ライブの勢いとは別の意味でこの曲はライブの方がいいかも。キレがいい。それぞれ楽器の音がよく聴こえるのがいい。ギターがすごく綺麗だ。特に350秒あたりからのブリッジのギターがすごくいい。なにか懐かしい感じがするんだよなぁ。プログレ音?ベースがよく聴こえるのもいい。みんな上手いですね。本当に彼らはいくつなんだろう?このビデオ、消えないといいな。
 
公式MV。これも面白い。
 
Everuthing Everything – Schoolin (2010)

Album:  Man Alive
Released: Aug 30, 2010 ℗ 2010 Polydor Ltd. (UK)

Everything Everything - MY KZ, UR BF (2009)



やっぱり注目ですな。


Everything Everything - MY KZ, UR BF (2009)

Album:  Man Alive
Released: Aug 30, 2010 ℗ 2010 Polydor Ltd. (UK)


このバンドはいい。やっぱりいい。いや…つい先日知ったばかりなんだけど、ちょっと動画サイトで聴いてみたらすごく面白い。これはジャンル分けできません。本当に才能のある人たちだなぁ。

まだ若いんでしょうか。ネット上をうろうろしてもあまり情報が出てこない。Wikiでもバンドの結成や影響を受けた音楽、業界からかなり注目されていることは書いてあっても、メンバーに関しては年齢一つ出てこない。公式のサイトでも、バンドのライブスケジュールやアルバム情報等の実務的な内容ばかりで、彼らがどういう人達なのかはほとんど出てこない。いくつぐらいなのかなぁ。30歳にはいってないかな。音楽至上主義っぽいな。非常に真面目ですね、きっと。

とにかく音楽で色んな事をやってる。非常にユニークではあるけれど全く新しいというよりも、何処かで聴いたような。いろんなバンドが頭にうかぶ。プログレの部品もそうだし、80年頃のXTCとか、10CCか?実験を始めたころのRadioheadか。80年頃のNew Waveのバンドがいろいろやってた頃の感じなのかな。すごく面白い。

今どきの音楽をよく知らないのだけど、こんなにバラエティに富んだ音楽をやるバンドは近年は珍しいんじゃないのかな。いろいろとやってはいても曲は結構ポップで聴きやすいし素晴らしいです。

英国本国でも期待されてるみたいでいろんな賞にもノミネート。影響を受けたバンドやミュージシャンは、Nirvana,Radiohead,the Beatles,Destiny's Child R. Kelly等々…多種多様。これはきっとインタビューなどで出てきた名前だろうし、それ以外にもjazz funkmodern US R'n'Bprog and krautrock,post-rock/punk/hardcore…などの影響を受けているらしい。とにかく色んなものを聴いていいとこ取りなんでしょう。素晴らしい素晴らしい。

★メンバー
Jonathan Higgs – lead vocals, keyboards, laptop, rhythm guitar
Jeremy Pritchard – bass, keyboards, backing vocals
Michael Spearman – drums, backing vocals
Alex Robertshaw – lead guitar, keyboards, backing vocals



Everything Everything - Kemosabe (2013)
Everything Everything - MY KZ, UR BF (2009)
Everuthing Everything - Schoolin (2010)
Everything Everything - Night of the Long Knives (2017)

2014年9月11日木曜日

Perfume:海外関連のニュース+これからの海外話



とにかくこのブログ、「Perfumeは海外に行け行け」と言い続けてきたので、とりあえずこれも記録しておこう。

去年の秋にリリースされたアルバム『Level 3のアメリカ盤が、アメリカのレーベルAstralwerksから107日に配信リリース決定。10月末にはCDも発売される。そのアメリカ盤LEVEL 3Bonus Edition』にはDV & LM(有名なDJらしい)による「Spending All My Time」のリミックス、及びラジオミックスの 2曲をボーナストラックとして追加。

…だそうです。正直よくわからん。そんなにすごいこと? もしかしてこのレーベル・Astralwerksさんは、アメリカや世界各国向けにPerfumeCMを作ったり、その他のプロモーションもやってくれるんだろうか?

というのもこのリリース、「Spending…」のリミックスのボーナストラックが2曲入ってるだけで、あとは去年のアルバムと全く同じ。『Level 3』のアルバムの楽曲は全て去年世界中で既にリリースされていて、アメリカのiTunesでももちろんフルアルバムが購入可。作品が去年のものなのに、今さらアメリカのレーベルで出したからって売れるんだろうか?コアなファンはコレクションアイテム、ノベルティーとしてCDを買ってくれるだろうけど、そもそもCDなんて海外ではもうあまり売れないし。正直なんだか話題作りと箔付けだけな感じもするけれどどうなんだろう。実際にPerfumeさんの米国上陸にプラスに働けばいいなと思う。

去年の発売時の『Level 3』のアルバムそのものは、iTunesElectronic部門では欧州でもアメリカでも(外国のグループとしては)結構売れていたと記憶している。iTunes瞬間チャートでは各国でトップ10にも入っていたんじゃないかな。Perfumeは去年7月に欧州ツアーを敢行。その3ヵ月後の秋には『Level 3』のリリースをとても喜んでくれたファン層が世界中にもかなりいた。もし彼らが今も継続してPerfumeを聴き続けてくれているのなら、今回のライブも何も心配することはないだろうと思う。

それからもう一つ、スポンサーにデルタ航空がついたというのも伝わっていて、もし海外ツアーで、機材の輸送等でのメリットがあるのだとしたら素晴らしいこと。WT3の公式トレイラー映像でもドームライブのセットを見せているし、今回のWT3は海外にも面白いステージセットを持って行けるのだとしたら面白い。


*

さてところでこのブログ、以前に比べてPerfume関連の文が非常に少なくなっているのだけど、決してPerfumeを忘れたわけではないです。Perfumeは今でも素晴らしいダンスグループ/ポップスターだと思うし、今度のWT3も上手くいけばいいなと思ってます。
 
ただ以前のように、こちらが勝手にやたらと盛り上がって押せ押せで応援することはもうやめました。というのも、Perfumeさんの海外展開にはいろんな意味でもやもやしたものが感じられるようになったからです。
 
私もファンなので、いろんな情報を出来るだけ読むようにはしていますが、どうもここ過去2年ほどPerfumeさんから伝わって来るメッセージのニュアンスは「海外はあまり乗り気ではない」というもの。
 
以前から…それにWT2の後のインタビューなどでもPerfumeさんから聞こえて来たのは「海外は本当に大変」「あまり行きたくない/苦手」「ハイテク/テクノロジー云々と言ってもそれはPerfumeが(本当に)やりたいことなのか」「海外のダンスフェスで曲の演出を変えるぐらいならPerfumeが出てもしょうがない」「海外には行くけどやっぱり日本が一番いい」(←私が個人的に感じた印象なので実際の彼女達の言葉ではないです。あくまでも私が受け取った印象)…など、海外や海外向きの演出に対してほぼネガティブな印象のものばかり。
 
もういいのかな…という感じもしますよね。
 
今はもちろん今回の海外ツアーに向けてやる気十分だろうとは思うけれど、彼女達の元気の底にある本音は、もしかしたら私達に見せているものとは違うのではないかと考え始めてしまった。スタッフやレコード会社など、周りの人達から持ち上げられて「海外海外」とは言われても、実は彼女達は納得していない部分があるんじゃないのか。だからこそ実際のライブでも、明らかに海外向けではない長めの日本語MCや、コアなファンのみに向けられたはずのPTAコーナー遊びなどを海外公演でも全て実行。それのみならずおよそ似つかわしくないダンスフェスでさえもそれをやってしまうという……もう意地にしか見えないもの。ここだけは絶対に譲れない…Perfumeの意地
 
ライブでのファンカムは絶対に許さない。ライブのネタバレも絶対に許さない。サイリウムは禁止。海外でさえも「私達はPerfumeのやり方を絶対に変えない」意地を通す彼女達を見ていると、もう頑張らなくてもいいんじゃないかとも思えてきた。だってこういう禁止事項やこだわりって、海外展開にはほとんどプラスにならないものばかり。
 
今のPerfumeのあり方をこのまま貫き通すのであれば、それを待っていてくれるコアな熱いファンは海外にもかなりいると思うし、そういうほぼファンクラブツアー的なノリでやっていくのであれば、それはそれでまた幸せなPerfumeのあり方なんだろうとも思う。
 
ただそれは私のような外野から見ればあまりワクワクするものではないんですね。
 
正直ちょっともったいない。Perfumeがもし海外向けに本気を出せば世界一面白いものが出来るだろうと今でも思うから。アートなパフォーマンスをやるポップグループとして本気を出せば、世界でも他に類を見ないほどの完成度ですごいことが出来る唯一無二の人達だと今でも思っているから。しかしご本人達があまり乗り気でないのなら、それを外野がガタガタ言ってももうしょうがないのだろうと思う。実際彼女達が何を考えて海外に行こうとしているのかももうよくわからなくなってきた。
 
最後にもう一つ。Perfumeさんの海外遠征の理由に「日本の音楽を世界に届ける/日本がいかに素晴らしいのかを世界に届ける」というのがあるんだけど、どうして「私達はすごいんだから私達にしか出来ないびっくりするようなライブをやってドッカーンと一発かまして世界中のみんなをあっと言わせて大スターになるのだガッハッハッハッハッハ!!!」と言わないのだろうと思う。海外に行く理由に「日本が素晴らしいから」とか「中田さんの音楽が素晴らしいから」とか、どうしてそんな他の人や他の事ばかり言って私達が素晴らしいから/私達が海外に行きたいから」とはっきり言えないんだろうかと思う。正直もっとガツガツしないと海外はダメだと思う。ほんとに。きゃりーちゃんやBABYMETALちゃんが洒落でもなんでも世界征服なんて言って実際にそれを実現させつつあるのを見ているとますますそう思う。きゃりーちゃんやBABYMETALちゃん達の海外に対する真摯さのほうがファンも安心して応援できるんですよね。

…と、こういう薄―い言葉の端々にもPerfumeさんの海外へのとまどいが見えてしまったりするのでありました。それでもWT3は十分成功するだろうと思います。NYはほぼ完売?すごいですね。米国ライブを長年待っていてくれたファンは今も確実にいる。本当の勝負はWT3が終わってからでしょう。海外ツアーもこれで一旦一段落。これからは今後Perfumeさんが海外とどう向き合っていくのか、どんな気持ちでやっていきたいのか、国内の活動とどう折り合いをつけていくのかが考えどころ。私はあまり熱くなることなく静かに応援していきたい。WT3の成功をお祈りいたします。