キリンさんのイベント、Summer
NightのDIGEST MOVIE 見ました。キリンさんに感謝。
ますます面白くなってきました。Perfumeはどんどん進化してます。
小さい会場仕様の新生Perfumeという感じ。今年秋のアジアツアーに向けての舞台演出のテストでもあるんでしょうか。ホログラフィックとの競演が最高。3人が6人になった「Spring of Life」の間奏部分はマジで鳥肌もの。その直後の、レトロなコンピュータースクリーンの映像を被せたロボットダンスも最高の演出。素晴らしいです。
これなら世界に行ける。もう大丈夫だと思う。これから海外なら暫くはこういうサイズのステージだろうから、こういう感じの演出の仕方を探っているんだろうと思う。
面白い方向に一直線に行ってくれてる感じでにやにやが止まらない。Perfumeが日々進化しているのをニュースとして見れることがとても幸せ。ほんとに嬉しい。ファンでいてよかったと思う。ありがとう。コンピアルバムもダンス系らしいので、早速初回盤予約したわ♪
ドームにはドームの良さ、武道館には武道館のよさがあると思う。だけど、こういう小さいライブハウスでのPerfumeの良さは抜群。組み合わせを見せるPerfumのダンスは、これぐらいの3人の立ち位置が一番いい。特にこの映像は、正面一点からの固定カメラの映像がほとんどで、それが最高にいい。顔の大写しが多いTVではほぼ不可能な映像。こんな映像を見ると、改めてこの娘達のダンスに惚れ惚れと見とれる。
GAMEツアー時の小さい会場での演出は、あそこで一旦完結していたと思う。それぐらい素晴らしかった。頭上の3つの大きなスクリーンに映し出されたイントロの映像。そこから靴音を響かせて現われるPerfumeと映像が連動。その直後のGAMEの重低音のかっこよさ。「Play the Game…」で3人が揃って腕をうねうね回す振りを見ておおっと驚いた。あの映像で「アイドル」の言葉が吹っ飛んだ。その他「Take
Me Take Me」もGAMEツアーの映像がベスト。ああいうふうな、小さい会場だからこそ映えるPerfumeの振りは結構あると思う。
そんなあの時のPerfumeが帰ってきたかのような今回の映像はほんとに嬉しい。なんて言ったらいいんですかね。大きなホールでは、観客がPerfumを取り囲んで3Dで魅せる演出なんだけど、こういう小さい会場では一方向からPerfumeを2D的に捉えることが出来るんで、振りの面白さが強調されるんだろうと思う。彼女達のダンスもより激しくなってるし、いろんなPerfumeの基本の良さがバージョンアップして戻ってきたような感じ。すごくいい。
ホログラフィックの演出についてはもう何も言うことがないです。あまりのかっこよさに言葉がない。他のアーティストがイメージと遊ぶことは出来ても、Perfumeのようにああいう風な組み合わせで一緒に踊ることはなかなか出来ないだろうと思う。6人といわず12人でもいい。これからいくらでもいろんなことが考えられると思う。海外なら今回の「Hurly Burly」のような感じで、曲の紹介や簡単なMCなどもそれぞれの言語を投写して出来ると思う。いろいろな可能性が出てきた。
一つ気になったのは、こういった投写を使った演出のせいで舞台全体が暗いこと。空中に浮かぶ青い映像以外は暗いステージなので、いつものPerfumeのステージのようなキラキラの幻惑感は無い。だからこそ彼女達のダンスが映えて素晴らしいのだけれど、「ダンスだけの直球勝負で2時間のショー」みたいになると彼女達にきついかもしれないと思う。疲れてきたらアラも目立つかもしれない。両脇か頭上で映像のスクリーンを演出に絡めるとか、上記GAMEツアーのシャンデリアや足場のようなアクセサリーなどで、演出上の変化も多少必要かもしれないなとも思う。
それにしても、ホログラフィックはどうやってるんでしょうかね。初音ミクと同じ? 「Spring of Life」で投写される3人の映像はどう見ても彼女達の後ろのスクリーンなのに、青い映像とインタラクティブに遊ぶのは明らかに彼女達の前のスクリーン。2つのスクリーンに挟まれて踊ってるんだろうか。そもそもどこから投写されているのかさえ分からない。まさかスクリーンのないホログラフィーじゃないと思うけどどうなんだろう。もう既にスターウォーズのレイヤ姫みたいなことが出来るんだろうか…。なんだかすごいな…。