能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年7月11日水曜日

映画『スノーホワイト /Snow White and the Huntsman 』:綺麗な絵本


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Snow White and the Huntsman2012年)/米/カラー
127分/監督;Rupert Sanders
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久しぶりに見ました、お金をかけたハリウッド映画。楽しんだ。なーんにも残らないけど…。


ストーリーは白雪姫が基本にあるんだけど、そこに『ジャンヌ・ダルク』と『もののけ姫』と『ロード・オブ・ザ・リング』を投げ込んで大変忙しく仕上げましたという感じ。話が淡々と進んで、これといった心理劇も全く無い「浅い」映画なので、なんだか豪華に作られた綺麗な絵本をぺらぺらめくっているような感じ。ターゲット・オーディエンス=ティーンの女の子達の好きな物を全部投げ込んで、主役は大ヒット映画=トワイライト・サーガの女の子にしよう…と、狙って作った娯楽映画だと思う。まあ見事に原作のおとぎ話的な感じが皆無で、可憐な美少女なはずのお姫様が鎧を着て剣を振り回すという…白雪姫とは似ても似つかぬ代物。それでも絵は綺麗だし面白かった。



見所は、シャーリーズ・セロンさんの気合の入った熱演。アカデミー主演女優賞の貫禄。この女優さんは、たかがティーン向けの映画でも本気です。なりきり具合が素晴らしい。一番の見ごたえ。からだ張ってる。怖い怖い。彼女は見ていてすごく楽しい。


主役の女の子クリステン・スチュワートさんはどうも華がない。白雪姫の設定の絶世の美少女というには、ちと色気が無さ過ぎる。しかしこれには理由があるのでしょう(後述)。私はどうもこの女優さんの鼻の穴が気になってしょうがない。目はすごく綺麗なんだけど、鼻の下が短いのにあごが長かったりして、美少女というにはなんだかうーんという感じだ。めったに笑わないしあまり可愛くない感じ。


ところで、あのもっさりしたオーストラリア訛りの俳優さんは誰でしょう。今人気のハリウッドのアクションスターでしょうか。アメリカの女の子達は高校生の頃からああいう毛深いゴリラ君がいいのかしら。


『もののけ姫』のシーンは思わずのけぞるレベル。おいおいそんなに露骨にコピーしちゃっていいのか。あまりに同じなんで、ジブリさんにアイデア料支払ったんだろうかと思った。でもね、なんだか嬉しかったわ。白雪姫もあの場面だけはサンになってたし、シシ神さまもリアルに実写で(CGだけど)ああいうのはちょっと嬉しい。

さて、主役の女の子の話を。前述したように彼女は、大ヒットした『トワイライト・サーガ』で大スターになったんだけど、たぶん今一番のアイドルスター。さてそのアイドルの女の子が、私の目にはあまりにもサバサバしていてちっとも可愛くない、色気もない。あまり芝居が上手い感じでもない。なんだか女の子として硬すぎる印象。そもそもトワイライト・サーガなんて、ティーンの女の子の恋の話でもあるだろうに、どうしてあそこまで色気のない娘がヒロインに選ばれたのか疑問。何故か。


それは…彼女のファンである1215歳の女の子って、大人が思う以上に潔癖で女の色気を嫌うものだからかも。自分の色気にさえ戸惑っている頃には、他の女の子の色気なんて全然興味がないのでは。むしろ凛々しいぐらいの女の子のほうがいい。ティーンの女の子達はセクシーよりカッコイイ女の子が好きなんでしょう。


ところがこんなティーンアイドル、234歳を過ぎると行き詰ることが多い。それは、ティーンの頃には人気の理由だったボーイッシュさが、大人の女優として欠点になってしまうから。大人の女優にはティーンのスターとは違った魅力が必要なんです。このクリステンさんが、この先そんな大人の女優さんになれるのかどうかはまだ不明。


ただ今回、この凛々しい若い女優さんをちょっと見直した点がひとつ。彼女はアクションでいけるのかも。馬に乗るのが非常にさまになってるし、崖から飛び降りたり、剣を振り回したりするのもなかなかいい。もしかしたら将来、誰かアクション系の俳優と組んで、危ない事をやってもさまになる次世代の男勝りのアクション女優としてやっていけるのではないか…どうかな…。





NHK ドラマ10『はつ恋』第7回-Promise


Loaded, and exhausted…。あー疲れた…へとへとです。こんなにまぁドキドキしたドラマもめずらしい。何度もテレビに向かって声を出したものだから、旦那Aがびっくりして何度も2階から降りてきた。ああああぁ疲れた…。


ネタバレ御免

とうとう行き着くとこまでいってしまいました。しかし俳優さん、女優さんがすごいです。脚本もはんぱない。ここまでリアルにいろんな事を描き切って、一切の綺麗ごとを切り捨てた怒涛の最後に、大きな拍手。よくぞやりました。まさかNHKでこんなドラマが見れるとは。

何度もテレビに向かって大声をあげたその記録。

まず三島先生との逢瀬。ああぁとうとう。「えーっいかんっ止めろっ!」…しかしこの場面、美しくて切ないんですよ。これはもう俳優さん達の力技。特に木村さんはすごい。ほんとうに愛しくて哀しくて切ない顔。演技と思えないような表情。見ててドキドキした。普通ならこんな場面、「チープな芝居にしやがって…これだから不倫ものはしょうもない」と怒るところなのに、俳優さん達の迫真の演技のせいで、いつの間にか「なんだかヨカッタネ…」などと思ってしまう始末。上手い役者さんたちの演技ってすごいなーと思う。

翌朝、潤ちゃんが布団の上で起きたままなの。「え~っ潤ちゃん寝てないの?」。その後帰ってきた緑さんのいたたまれなさ。潤ちゃん怒ってますよ。

幸絵さんが、ホテルで本を開くとハラリと落ちるメモ書きのメッセージ。「ぎゃーーーっ!」

そのメモを持って潤ちゃんのオフィスに現われる幸絵さん。潤ちゃんの目が怖い。狂気が見え始める。怖い。そのメモを持って潤ちゃんに近づく眼鏡っ子。「ごらあっちへいけっ!よけいなことするんじゃねえっ!あ、握りつぶした。」

その後、公民館で会う緑さんと三島君。「ズット…イッショニ…」と言う三島君。そこで緑さんが突然「私には大切な家族がいるの。今までなかなか思い切れなったけど、これでホントに最後ね。サヨウナラ…。」 「えーっオイオイオイオイオイオイ一回○○したらそれでスッキリしたのかっ、あんまりだろーっ!大切な家族がいるって…じゃあ何で○○したんだよぉーっ!もう取り返しがつかないじゃないかっ。なんて身勝手な自己中女なんだっ!こら、そこでニコニコするんじゃないっ。」その直後、様子を見ていた潤ちゃん。「ああーっ!」

もちろん、潤ちゃんは怒りまくります。「そうそうそのとおり! あ、でも悪いのは三島君じゃないですよっ、奥さん奥さん…」


二人が家に帰ってきた後、最後のシーンでの会話のリアルなことリアルなこと。怖いです。もちろんこれも脚本と俳優さん達が上手いから。緊張感がすごくてピリピリ痛い痛い。緑さんが黙りこくったときには「ダメっ言うんじゃないっ、言っちゃダメっ!」とまた大声をあげた。でも「ゴメン」と言ってしまう緑さん。「ああぁどうして言う…。」 その後の潤ちゃんの怒り。「はい当然です当然です、あなたが正しい…ごもっとも、ごもっとも…」そうこうしているうちにクレジットが流れ始めた。潤ちゃんに三行半を突きつけられる緑さんが、もうどうしようもないほど汚い女に見えてしまった。ほんとにリアル。女優さんてすごいなと思う。

これは辛いです、ほんとに。俳優さん、女優さんがとてつもなく上手いから、もうリアルで怖い怖い。三島先生と一晩を過ごしてしまう場面なんて、大変けしからん場面な筈なのに、緑さんが余りにも切ない表情なんで、なんだか納得してしまう。私は絶対ありえないけど、そのあたりは正しい正しくないではないんだろうな…と思うくらいいいシーン。だけどね…後が無いんですよ。あるのは泥沼の不幸と後悔だけ。それがたぶん世の中のほとんどの人達が、こういうことを出来ない(しない)理由。感情に流されることが本当に幸せなことなのかどうなのかは、一線を越えて向こう側に行った人にしか分からないんでしょう。

だけど、このドラマのいいところは、その後の「残酷な家族の崩壊」をおざなりにせず、隠すことなくしっかりと描ききったことでしょう。これは辛い。傷口に塩をすり込まれるような痛み。見事です。これが現実なんでしょう。オイタをしたら結果が付いてくる。脚本がそれを逃げていない。ここまでやるのなら、不倫話もリアルな人間のドラマとして見れるということ。すごいドラマ。


あいかわらず、3人の役者さん達がすごいです。潤ちゃんの公民館での荒々しさ、その後、自宅に帰ってきて緑さんにダメ出しをするときには、ものすごく怒ってるのにやっぱり表面は優しい…。だけどその表情がだんだんと本気の怒りに変わってくるところなんて、ほんっとに怖い。緑さん、もう後が無いです。こういう普段から優しい人は怒らせたら後がない。最後にママを追って、バスを追いかける健太君を抱きかかえる潤ちゃんの後ろ姿を見ながら、気持ちがどんより言葉が無いほど悲しくなった。



★ところで先週スタジオパークの青木さんを見て、なんだかこの人好きかも。あの柄パンツに雪駄で大雑把な感じもいい。ブログも見たら絵も上手。なんだか好きな俳優さんになりそう。








2012年7月10日火曜日

Dash Berlin with Cerf, Mitiska & Jaren - Man On The Run (2009)




いい曲です。



Dash Berlin with Cerf, Mitiska & Jaren - Man On The Run (2009)
Man On the Run - EP
Released: Mar 23, 2009
℗ 2009 Armada Music.com


ネット上でいろいろとつついていると、いろんなものが出てくるんだけど、これも最近見つけた。いい曲です。情緒的なメロディ。トランスの味付けが無くても普通に良曲だと思う。
正式なアーティスト名は、Dash Berlin with Cerf, Mitiska & Jaren 。タイトルはMan On The Run。この「Dash Berlin」というのが、オランダのJeffrey Sutoriusさん を中心とした3人のトランスのDJプロジェクト(?よくわからない)だそう。…で、「Cerf, Mitiska & Jaren」というJarenさん、Matt Cerfさん、Shawn Mitiskaさんの3人のグループとのコラボなんでしょうか。なんて発音するのかもわからないわ。
とにかく、こういうダンス系の曲というのは、同じ曲が動画サイトにごまんとあがっていて、どれがオフィシャルかを見つけるのも難しい。間違って違う名前であがってたりする。これも実はArmin Van Buurenで探してたら出てきた曲。かかわりはあるらしいけどこれはDash Berlinです。…でオフィシャルを見つけてPVを見るとろくでもなかったりして、なかなかいいリンクが見つからない。おまけに他の人のリミックスがあがってたりする。
でもいい曲です。これがあるから動画サイトめぐりは止められない
 
追記:Dash Berlinの属するレーベルがオランダのArmada Music2003年に創立されたトランスのレーベルで、その創立者の一人がArmin van Buurenさんだそう。この曲とこの人の関わりもその関連でした。


2012年7月9日月曜日

NHK大河ドラマ「平清盛」第27回「宿命の対決」



よかったです。男祭り。大きな拍手。やっぱいいよね、戦の再現。



 もうね、玉木君、惚れたわ♪ ステキ。いい男。惚れ惚れ…見とれる…(笑)。ファンになった。あ、武将の時だけね。彼が画面に出てくるだけで、ほえ…と見惚れる。ステキ。この人は絵になる。時代劇の男としてすごく絵になる。先週スタジオパークに出ていたのを見たけど、普段はふつーのイケメン君なのね。なんだかご本人は現代風に洗練されすぎた優男であまりピンとこなかったけど、武将をやると最高にいい。こんなドSで荒々しくて乱暴で怒鳴ってばっかりの単細胞をやると最高にはまる。前回も書いたけど、この俳優さんには時々時代劇に出て、激しい日本男児を演じ続けて欲しい。45歳ぐらいになって貫録がついたら、この人の男振りの右に出る者はいなくなるかも。これは楽しみ。怒鳴り声が最高。素晴らしいです。映画やドラマの業界の方々には、こういう俳優さんに、昔気質の激しい男を演じる機会を作ってあげて欲しい。現代の優男ばかりなんて、ほんとにつまんないわ。


それから前回あんなに清盛君の文句を言ったのに、今回どうよ。いいじゃないですか。今回清盛君がかっこいいの。どうした。やればできるじゃない…。えーびっくりだわ。玉木君が勢いでガウガウ言ってるのに対して、清盛君は静かな知将という感じですか。ほんとなの、今回、前回と打って変わって清盛君がかっこよく見えた。それもカメラワークとか照明で意図的に良く見えるように撮っている感じ。

公卿の二人が会いに来て、清盛君にひれ伏している場面なんて、清盛君を大きく見えるように下から撮ってる。一人でサイコロを振ってた後立ち上がった時もそう。意図的に強い大きな男に見えるように下からのアングルで撮ってるんです。どうしてこんなに週ごとに印象が変わるんだろうと、ほんっとに不思議。

先週の信西の首を見上げる場面なんて、カメラが信西の首の位置から清盛君を見下ろしていて、あれだとどうやったって清盛君が小物にしか見えない。上を見上げて睨み付けるのも子供が泣きながら文句を言っているようにしか見えなかった。でもそれはカメラの位置のせい。一族の棟梁を撮るのに決していいアングルではないです。それなのに今回、清盛君が小さい男に見えた場面がなかった。今回は彼を魅力的に撮ってる。声も腹から出ていたし威厳もあった。静かに座っている場面も、ちゃんと知将がいろいろと考えているように見えた。なんだか演出も監督も全然違う感じで、ほんっとに不思議。



全体の荒々しい雰囲気もとても良かったです。前回の保元の乱でも書いたんだけど、戦の回なんてアクション映画と同じで、わらわらがやがや鎧や刀がぶつかって、人物もガウガウわめいていれば、それなりに形になるもの。後はカメラで、熱演をされている役者さんたちの勢いを撮って、効果的に編集すればばそれでいい。今回の戦の場面はそれがすごくよく出来てたと思う。ほんとに久々に興奮しました。

何よりも嬉しいのは、若い俳優さんたちが、思いっきり弾けて武将をやってたこと。みんな男の子だもんね。武将のコスプレをして刀を振り回すのが、楽しくないわけがない(笑)。みんな活き活きしてるんだもん。そりゃ楽しいと思う。見てるこちらも楽しい。

 重盛君。声が腹からしっかり出てる。この重盛という人は非常に頭のいい武将に描かれているんだろうと思う。どちらかといえば頭でっかちタイプ。だけどそんな彼も、戦では興奮して怒鳴り散らしてるのがいい。

それに対して義平さん。この人がまたいい。誰にも抑えられないような切れるような激しさが、武将としてすごくいい。ああいう血の気の多いタイプが、武将なんて職業には一番あってるんだろうと思う。小粒でもピリッと辛い。この俳優さんにもまた時代劇をやって欲しい。

それから、頼盛君。この人も化けたね。やっぱり男の子はアクションものが嬉しくってしょうがないんじゃないかな。みんなのなかで一番活き活きしてた。普段は可愛すぎるぐらいの優男で小柄、顔立ちも繊細なのに、まあー化けた化けた。殺陣もさまになってる。かっこいいです。目が据わってるんだもの。本気。この人は俳優として、いろんな引き出しがあるんじゃないかな。いいですね。

そんなこんなで、ただただ男祭りを楽しんだ回。それでいいと思います。楽しかったわ。なによりも若い俳優さんたちがよかった。普段は優しい現代の男の子達が、武将のコスプレで活き活きと漢を演じているのを見るのはとてもうれしい。まだまだ日本も捨てたもんじゃない。こういうのもいいじゃないですか。だって最近の現代劇なんてみんな女の子みたいな優男ばっかりなんだもの。ほんとにつまんないわ。せめて時代劇ドラマの中だけでいいから、彼らが本来持っているはずの男らしさを見せてもらいたい。じゃないといつか日本はだめになる。ほんとよ。



さて最後の、清盛VS義朝の一騎打ち。これで多くの視聴者がひっくり返ったと思う。史実でもないし無理もない。いろいろ設定としてもおかしな感じ。だけど100歩譲って、一騎打ちの場面そのものはいいと思いたい。というのも始めのころから今回まで、長々と引きずってきた義朝と清盛の友人設定が、ここでクライマックスという流れから、こんな場面もしょうがないと思うからだ。二人の関係が最初から話の機軸なので、これはドラマとして避けられなかったのでしょう。

それに一騎打ちのアクションもそれほど悪くはなかった。たぶんお二人とも殺陣を普段からやってる方々ではないと思うので、真田広之さんのような本格的なキレを求めてもしょうがない。俳優として与えられた殺陣の型をやってるのだとしたらあれで十分。それにあの場面の映像は決して悪くなかった。緊張感もあったし。なんだか対戦型格闘ゲームのようにも見えたけど。お二人とも大柄なので(特に清盛君)、重さを感じられるアクションもよかったと思う(出来れば日本刀を持って欲しかったけど)。

ただ一つ気になったのは、義朝君をあそこまで追い詰めておきながら、殺さずに逃がしてしまったこと。おそらく次回1回分で義朝君の最後を語るためなんだろうけど、あれはちょっと惜しい。(ありえないとは分かっていても)清盛君が刀を取り出したときは、一瞬あのままざくっといくのかと思った。そしたらやっぱり殺さずに涙なのね。そこからは、現代友情お涙劇になっちゃった。清盛君もまた声が裏返ってるし…。ドラマとしてあそこで義朝君を殺せないのは解る。しかし、実際にはあのまま逃がしてしまった方がずーっと残酷なのよ。落ち武者として雑魚に殺されるより、あのまま清盛君が首をとったほうがずっと優しいの。だけどそもそも一騎打ちがありえないのだから、いろいろと無理があったんでしょう。



ところで清盛君は馬を走らせるとさまになる。馬上で剣を両手で持った場面もあった。乗馬が上手いのかな。ところで清盛君はよく泣くけど、もうあまり泣かない方がいいと思う。それから突然出てきた潤ちゃん青木さん鬼若(弁慶)の迫力は異常。男臭さがはんぱない。やっぱりこの人はいい。

さて来週はどうなるか。義朝君の最後。悲しいわ。涙涙かな…。




2012年7月8日日曜日

おわび:違法ダウンロード法についての文は削除しました



今日数時間前、ここに違法ダウンロード法について、海外在住のPerfumeファンとしての考えをアップしたのだが、これを書いてからまたいろいろと調べていたら、どうやら勘違いをしていたらしいことに気付いた。文の内容は、動画サイトなどへ音楽ファンがアップした動画がなくなったら大変だと騒いでいるものだったのだが、どうやらダウンロードとアップロードを混ぜて勘違いをしていたらしい。あきらかに間違った情報なので全文削除することにした。大変申し訳ありませんでした。



2012年7月6日金曜日

映画『彼女はパートタイムトラベラー/Safety Not Guaranteed 』:映画の魔法






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Safety Not Guaranteed2012年)/米/カラー
86分/監督; Colin Trevorrow
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久しぶりにいい映画を見た。アガリます。


お話は、とある雑誌の個人広告から始まる。
「求む:私と一緒に過去に行ってくれる人。これは冗談ではない。報酬は帰ってきてから支払う。必ず自分の武器を持ってくること。安全は保障しない。私は以前1度だけやったことがある。」


現実に、実際のアメリカの雑誌に掲載された個人広告だったそうで(実は冗談だったというオチ)、すぐにインターネットで世間に広まったのだそう。脚本家がこれを元にアイデアを思いつき作品に。というのがこの映画の出来たきっかけ。


ちょっとだけネタバレ注意かも


ストーリーはシアトルの雑誌記者ジェフさんが2人の若い(大学を出たばかりの)見習いを連れて「この広告主が本当のアホなのかどうか」を確かめに出かけるというもの。…とは言ってもこのジェフさんの本当の目的は、偶然同じ町に住む昔の彼女に会いに行くというもの。2人の若い見習いは、無愛想な女の子ダリアスさん。それに真面目すぎるガチガチの優等生で彼女いない歴=年齢のインド人の男の子アーナウ君。この3人が真実を見つけるために小さな町にやってくる。


この映画もまたまたまたまた普通の普通のアメリカの人々を地味に描いた小さな映画系。また旦那Aの選択で見に行ったのだけど、本音は「またこの手の映画?『マダガスカル3 』の方がいいな」などと思っていた。…が、これは久々に当たりました。


泣きました…映画の良さに。


こういうふうな映画の内容を説明しても、ネタバレ以外に何にもならないので、今回のレビューは拍手喝采、大興奮の感想のみにしようと思う。


初恋の元カノを訪ねていく騒がしいオヤジ。社会を知らない若い二人(二人とも明るいタイプではない)。学校を出て初めての仕事。冒険。ちょっと怖いミステリアスな広告主。サスペンス。嘘。友情。信頼。笑い。恋。不安。不信。そして魔法…。とにかくいろいろと詰め込んでよくまとめたものです。お話も緊張の連続。最初からぐいぐい引き込まれていきます。最初からゲラゲラ笑わせてくれるんだけど、インディーズ系の地味な映画なのでゆるい話かと思っていたら、いつの間にか真剣に集中して見てしまうほど面白い。とても丁寧に作られているんだろうなと思う。

何よりも最後に見終わって感じたのは「映画の魔法」。いろんな映画があるけれど、映画の一番の素晴らしさは、きっと夢を見させてくれること。うわーっと思う魔法を見せてくれること。無意識に気持ちがアガルこと。それに見終わった後でちょっと幸せな気分になることじゃないかなと思う。この映画は最高にそんな気分にさせてくれる。地味なインディーズ系の映画でこういうのは大変珍しいと思う。


最初はこんなに地味で大丈夫かと思った登場人物たちも、どんどん魅力的に変わってくる。ミステリアスな広告主のケネスさん。不思議で変でちょっと怖い。だけどたぶんすごくいい人…。とにかくこの人がら目が離せない。いったい何者だろう…?
それから余裕いっぱいに見えて実は不器用なジェフさん、ド真面目なアーナウ君、無愛想なダリアスさんもみんな可愛いくてほほえましい。それぞれの非日常の冒険を追いかけながら、見ている私達も一緒に嬉しくなったり怖くなったり…それも映画の魔法。この魔法というのは、きっと「よくできた映画」ということなのだろうなと思う。


それにしてもやっぱり一見地味な映画なので、派手なハリウッドスタイルをお好みの方には向かないのかもしれない。登場人物も殆ど知らない俳優さん達ばかり。もちろん美男美女はいない。普通の人々。でも普通だからいいんです。



みなさんこの映画はいいですよ。お勧めです


ちなみに今年のサンダンス映画祭で、ウォルド・ソルト脚本賞を受賞作したそうです。
ところでミステリアスな広告主のケネスさんは、ジミー・ペイジによく似ていると思うぞ。




2012年7月5日木曜日

David Bowie - Look Back In Anger (1979)



踊れます。



David Bowie - Look Back In Anger (1979)

Album:  Lodger
Released: 1979 ℗ 1999 Digital Remaster (P) 1999
The copyright in this sound recording is
owned by Jones/Tintoretto Entertainment Company LLC
under exclusive licence to Parlophone Records Ltd

(ボーカルが情感たっぷりなんでちょっと重いんだけど)この曲は今のダンス曲としてもいけると思う。だいたい踊れる曲のリズムパターンなんていつの時代もあまり変わらない。リミックス無しでもいける。とにかくすごいのはこの時代、打ち込みに頼らずにライブでこのリズムを叩きだせるミュージシャン達が沢山いたこと。
ボウイさんはあまりダンスが上手じゃないので、リズム感がいいのかどうか分からないけど、バック・バンドはすごかったです。ドラムもベースもギターもバリバリのファンクバンド。
83年に来日した時、友人達と大騒ぎしてチケットを取り、結局関東の全5公演見に行った。開演前にトーキング・ヘッズの「Burning Down The House」が会場に流れ始めると(だったと思う)、もうすぐショーの始まり。曲の途中で会場が暗くなってイキナリこの曲がはじまる。超かっこよかった。



David Bowie – Jump They Say (1993)
David Bowie – Wedding Song (1993)
David Bowie - Look Back In Anger (1979)
David Bowie – Stay (1976) ライブ盤話

David Bowie – Right (1974)