30何年ぶり?
Girl – Hollywood Tease (1980)
Released January 1980
まったりと続く不人気企画…海亀のメタル昔話。(^_^;)\
またまた色々とつついていたらこういうものが出てきた。いやーまーこういうものが出てくるとは…びっくり。今まで100%忘れてました。懐かしいねぇ❤。
これはね…ワタクシ自慢じゃないですけど、中学か高校生の時にこの曲が入ったアルバム「Sheer Greed」 (1980)を買いました (^_^;)\。
このバンドに覚えのある人は結構年寄りです。(^_^;)\
1970年代の終わり頃…アメリカでディスコが流行り、英国ではパンクの勢いがなくなりABBAが継続して流行っていたところに、80年になって急にメタルのバンドが沢山メディアに出てきた時期があったんですよ。覚えてます。当時読んでいた洋楽誌『Music Life』にも急に英国のゴツイお兄さんたちの写真が増えた時期がありました。Iron Madenのデビュー・アルバムの広告が雑誌1面に出ていたのも覚えてる。私はあの怖いジャケットを見ただけで音を聴こうとも思わなかったけど。
ちょっと今調べたら、そんな当時のメタルの人気は「New Wave of British Heavy Metal (NWOBHM)」というものだったらしい。
・Wiki英語
https://en.wikipedia.org/wiki/New_Wave_of_British_Heavy_Metal(かなり詳しい)
・Wiki日本語
https://ja.wikipedia.org/wiki/NWOBHM(簡略化されてます)
当時の日本の洋楽雑誌は英米で流行っているものをほぼそのままリポートしてくれていたので、かなりコアなバンドの情報も日本には早く入ってきてました。あのコワモテのお兄さんたちの写真も、あの当時の英国の状況をそのままリポートしてくれていたんですね。…Iron MadenとかMotörheadとかSaxonとかJudas Priest とか…彼らの強烈なイメージはよく覚えてます。
そんな英国のメタルのオジサン達は、女子中高生のワタクシにはコワモテ過ぎてあまり興味も湧かなかったんだけど、このバンドGirlだけは可愛かった。興味を持った理由はただそれだけ。
また当時の日本の洋楽メディアは(BCR、Queen、Japan、Cheap Trickの成功から)、海外のかっこいいバンドを日本に紹介して、若い女の子のアイドルに仕立て上げることをよくやっていたんだけど、このバンドが他のメタルバンドに比べると圧倒的に可愛かったことから、メディアもこのバンドをかなり推したんですよ。それに私もまんまと引っ掛かった。
バンドのデビューアルバム「Sheer Greed」も雑誌の1面広告で出ていたし、この曲もラジオでかかってました。私もアルバムからの数曲をラジオで聴いて良さそうなのでアルバムを買ったと思う。悪く無かったです。
私もついアルバムを買ったように、このバンドは日本ではアイドルとして女の子達にかなり人気だったと思う。だけどいつの間にか忘れられてしまったのは、バンドが3年しか続かなかったこと。そして80年代に入ってから、JapanからDuran Duranへと続くあまり重くない音楽をやるシンセポップ・バンドのブームになって、女の子達の興味がそっちに行ってしまったことも大きい。私もそちらに惹かれて英国メタルのことはすぐに忘れてしまった。
その後バンドのボーカルPhil Lewisさんは、渡米してL.A. Gunsへ。ギターのPhil CollenさんはあのDef Leppardで大活躍。Phil Collenさんの顔はデフ・レパードの記事の写真で早い時期に見かけてびっくりした。
なんだか本当に懐かしいわ。この曲は久しぶりに聴いたけどやっぱりいい曲。Philさんは女の子みたいですね。