2016年2月1日月曜日

David Bowie – Right (1974)



踊れます。



David Bowie – Right (1974)
 
Album:  Young Americans
Released: Mar 07, 1975
℗ 2007 Parlophone Records Ltd,
a Warner Music Group Company



 またまたBowie先生。このお方はこんな曲もやってました。アルバムはYoung Americans1975年のリリース。散々キャラものをやった後、今度はアメリカでソウルに挑戦。ジャケット写真の色合いが70年代の米Playboy誌みたいですね。(^_^)

このアルバムはタイトル曲の「Young Americans」や「Fame」が有名なので、他の曲は目立たなかったりするのですが、実はアルバムとして全体がいい感じなんですよ。

Bowieさんの作品は、ハンキー・ドリーとか、ジギー~ダイアモンドの犬のキャラもの、ベルリン三部作の方が有名で、このアルバムを彼の代表作にあげる人は少ないんじゃないかと思う。なんだか地味な印象。しかし私はこのアルバムが単体で結構好き。Bowieさんの作品かどうかはあまり関係なく好き。

白人のやる偽ソウル? それがいいんですよ。ディープにならないのがいい。

Bowieさんは元々黒人音楽が大好きで憧れていたらしいです。アメリカで大好きなソウル・ミュージックと薬にドップリ漬かって出したアルバムがこれ。これがなかなかいい。『Diamond Dogs』からずいぶん変わりました。Bowieさんは器用ですね。


最初に10代でアルバムを聴いた時には、キャッチーな「Young Americans」や「Fame」だけがいいと思っていたけれど、その後20代後半あたりに、これがアルバム全体を通していかに気持ちのいい作品かと気付いた。

あまり集中せずアルバムを通してのんびり聴いていると「おおいいねぇ」と思う。Bowieさんのアルバムは曲に好き嫌いがある事が多いんだけど、このアルバムは全体を通して気持ちよく聴ける。バンドの音がいいからです(あ…「Across the Universe」はいらないかも)。


この曲は同じ横ノリのリズムが延々と続きます。殆どBowieさんが30%ぐらいで、後はファンキーなバックバンドとコーラスの女性達が70%かな…という印象。(追記:1:08あたりからの複雑なコーラスはバックシンガー達の即行ではなく、ほとんどBowieさんが指示を出してます。コーラスで参加したLuther Vandross さんと共同でまとめ上げたものらしい)サックスはデビッド・サンボーン氏だそう。

このアルバムは、ミュージシャン達がスタジオに全員入って(ほぼ)ライブ録りをしたんだそうです。プロデューサーによると85%はライブ録りらしい。この曲はいかにもそうですね。曲として主張はしないけれどまったり踊れる曲。最初はのんびりしてますが後半にかけて盛り上がっていくのがとてもいい。最後3:30あたりからが特にいい。


Bowieさんの曲で個人的にうだうだ書けるのはこのくらい。『Young Americans』以前のアルバムはそれぞれのキャラ色が強くて、楽曲も周辺の色んなものを含めての曲という印象が強く、曲単体の魅力だけでアルバムから1曲ずつ選ぶのはとても難しい。

Hunky Dory』は好き。あのアルバムは曲がいい。Bowieさんがいい曲を書くことはあのアルバムでよくわかる。その後の様々なキャラ付けギミックも、彼に作曲の力があったからこそ成功したというのがわかります。キャラ付けやスタイルだけで売れた人ではないんですよね。歌がいいから成功した人。


ところで私はまだ『Blackstar』が聴けない。たぶん暫く聴かない。ずっと聴かないかもしれない。もう少し元気がいい頃のBowieさんを聴いていようと思います。

今頃になってじわじわと悲しい。



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David Bowie – Right (1974)