能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2022年7月25日月曜日

映画『シング:ネクストステージ/Sing 2』(2021):面白く楽しい良作しかし馬鹿っぽい悪ふざけユーモアは減った





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『Sing 2 (2021)/米・日/カラー
/1h 50min/監督:Garth Jennings, Christophe Lourdelet』
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前作『シング/Sing』(2016)でお馴染みのキャラクター達がさらなる高みを目指す。今度はラスベガスのステージ!

正確にはラスベガスではなくてレッド・ショア・シティ。そこのクリスタル・タワー・シアターで、あのお馴染みのメンバーがショーを成功させるというお話。

面白かったです。楽しい。期待を裏切らない。誰にとってもお勧め。王道のエンタメです。

こういう話は、最初から夢がかなう前提で話がスタートしているので気負うことなく、な~んにも考えずに楽しめる。実際楽しい。


★ネタバレ注意

Netflixにあったので何の前知識も無く見たのだけれど期待を裏切らず面白かった。さらさらっとすんなりと楽しめた。

今回は出演者が大物。それにびっくり。実は誰が出ているのか知らなかったので、後からクレジットを見て驚いた。まだ1回しか見ていないのだけれど…劇中、U2のBonoが「I Still Haven't Found What I'm Looking For」を歌っているのはわかったものの、彼があのライオンの喋る声もやっているとは全くわからなかった。今もまだよくわかっていない。Bonoってあんな声でしたっけ?

その他にもPharrell WilliamsやHalseyがいる。そういえばメインのキャラクター達も、マシュー・マコノヒーとかリース・ウィザースプーンとかスカーレット・ヨハンソンでしたね。みんな大物。主人公のムーンはマコノヒーがやっているだけで笑える。

監督のGarth Jenningsさんは英国人なのですね。あぁ音楽好きのお方なのだろう。音楽とショーとステージが好きだからこんな映画を撮るのだろう。前作の『シング/Sing』の時も、いかにも音楽とショーが好きな人が作った映画なのだろうと思ったのだけれど、もちろん今回も楽しい。音楽が好きならきっと楽しめる。


Cons

…悪いというわけではないのだけれど新鮮味はなくなった。ストーリーも成功する事が前提なのがわかっているので(わかりやすい子供向けのアニメーション)、驚くことや心配することはほとんど無い。途中で(メンバー達にとっての)多少の困難はあるものの、それほどの大きな問題には思えない。

レッド・ショア・シティの白狼オーナーがマフィア系なのかな。だからちょっと怖いのだけれど、それほどでもない。これも「全てきっとうまくいく」とわかっているので困難とは言ってもスパイス程度。思い起こせば前作『シング/Sing』では、主人公のムーンが破産したり(?)シアターが水に流されて破壊されたりたりして…かなりハラハラさせられたと思う。それに比べれば、今回のライオンの話も白狼のマフィアの話もあまり深刻な困難には思えなかった。

それから前作『シング/Sing』の…頭のネジが一本抜けたかと思うようなアホ場面…腹を抱えて大笑いして笑いが止まらなくなるほどの馬鹿馬鹿しい面白場面も今回はなかった。前回のムーンの平泳ぎとか最高だったもんね。そんなアホな面白さが今回は足りなかった。

前作のそんな面白さの一つが、日本人アイドルのレッサーパンダの女の子達。あれもすごく面白かったのに、今回彼女達は数秒しか出てこない。あの子達はあれからまだアメリカに留まって頑張っていたのね笑。今回彼女達はハリネズミ/アッシュのライブで観客として盛り上がるシーンだけ。もうすこしあの妙な日本語を喋って欲しかった。それから豚の子供達のシーンも前回の方がずっと面白かったです。


というわけで、映画としては間違いなく楽しめる。音楽が楽しく、見てゴージャスですごく楽しい映画。キャストに大物ミュージシャンを迎えてそれも楽しい。しかし前作『シング/Sing』のような馬鹿っぽい悪ふざけ風の面白味はなくなった。ストーリーにもハラハラさせられて驚くほどの刺激は少ない。個人的にはもう少し馬鹿馬鹿しくハジケて欲しかった。

でも迷うことなく良作。なんの心配もなく楽しめる。欧米のアニメーション映画はゴージャスで楽しい。

これシリーズ化するのかなぁ。いつかメタリカとか出るかな。


10点満点で…
音楽 9点
楽しさ 8点
親しみやすさ 10点
安心感 10点
ゴージャス 9点
かわいらしさ 8点
ストーリーの面白さ 5点
ユーモア 4点
ばかばかしさ 4点
驚き 3点
感動 6点
日本のアイドル味 1点
キャストの大物度 9点
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2022年7月24日日曜日

Perfume:NHK SONGS 第609回 Perfume



TV Japanにて放送。
拝見しました。すごーい。なんか久しぶり。Perfumeの45分。拍手っ!

ワタクシPerfumeファンとは言いながら、実は日本に住んでいないこともあってPerfumeさんの映像を見ることは普段は難しいのです。歌番組の出演はほぼ見ることができないし、映像をネット上で探して見ることはあっても全てをカバーするのは難しい。ましてやこのようなインタビュー番組はなかなかそのような機会もない。だからPerfumeさんが喋って笑っている様子を見るのは久しぶり。生身の女性のPerfumeを見るのは久しぶり。

すごく綺麗だった。大人のお姉さんだった。

久しぶりなのですよ。ほんとに。今Perfumeさんって33歳でしたっけ。そうか、そうだよなぁ。やっぱり大人ですよね。そしてプロ。プロ中のプロ。もう本当に大御所。エンタメ界の大御所の雰囲気。すごーい。


ワタクシウミガメがPerfumeさんを知ったのは2010年。もう12年も前。そうか…もう12年も経ったのか。そうですよね。だから今の彼女達はあんなに大人なのですよね。あたりまえなのだけれど、すごいことだわ。感慨深い。

最初にファンになった頃は、彼女達は21歳かな?20代初期ですよね。「不自然なガール」の頃だと思うのだけど、あの頃の彼女達はまだ可愛らしい女の子でした。のっちが細くて子鹿のようだった。みんな可愛かった。パキパキと踊る様子が可愛かった。あれから12年。

大御所の余裕です。すごいな~。とにかくすごい。

日本の女性グループで、20代初期から10年以上も私が追ったグループは彼女達だけ。出合った時の彼女達は21歳で今33歳。同じメンバーの同じグループを12年間も見続けてしまった。そして今の彼女達は本当に大きい。大御所。本当に大御所。大きな拍手。

久しぶりにお元気そうな様子が見れて嬉しかったです。綺麗。みんなキラキラしてる。華やかなスーパースター。12年前とはまた違う魅力。素晴らしく美しい。


インタビューのトークも大人。言葉が大人。やっぱり大御所。彼女達が今まで積み重ねてきた経験がものすごいので、もう他とは比べられないです。本当にすごい。言葉のひとつひとつの重みにいちいち感嘆する。彼女達の豊富な経験とたゆまぬ努力、長年の積み重ねの結果が彼女達の言葉ひとつひとつの重みになる。すごいな~。もうリスペクトしかない。この方々は普通の人が想像も出来ないような大きなことを成し遂げたプロの女性達なのですよね。かっこいいな。

久しぶりに彼女達の生の言葉が聞けてよかった。嬉しかった。


踊ればやっぱり楽しい。「Flow」「Spinning World」。彼女達をしっかり落ち着いたカメラで写す映像も久しぶりに見た。素晴らしい。NHKさんに感謝。

「Flow」の落ち着いたカメラでのPerfumeさんは本当に綺麗。白い衣装。それに脚も見えた。セットは天井からシャンデリア+リボン状のカーテンの下がる比較的シンプルなもので丸いステージもシンプル。エフェクトも映像もゴミゴミした演出もないステージで踊る白いPerfumeは本当に綺麗。ああいう演出/映像もたまにはいい。感動する。NHKさん感謝。

「Spinning World」も同じ。あれはフルコーラスかな。ダンスがかっこいい。余裕です。いややっぱり「Spinning World」は脚を見せて欲しいっ笑。

なんかね…生で動くPerfumeを久しぶりに見られてすごく嬉しかったです。ダンスが素晴らしい。やっぱりすごいわ。いいものを見た。感謝感謝。


2022年7月21日木曜日

NHK伝説のコンサート・オフコース 「1982.6.30日本武道館」40年後に泣く







TV Japanで少し前に放送になったものを録画していた。やっと見た。
日本では7月2日に放送されたもの

1982年6月30日の武道館でのオフコースのライブ映像。

構成は
番組の紹介:オフコース・ファンのNHKの阿部渉さんの解説←これが楽しい
ライブ映像「オフコース 1982.6.30日本武道館」はほぼ1時間30分。
当時のドキュメンタリー「若い広場~オフコースの世界」:アルバム「over」のレコーディングの様子など


いや~~~~懐かしくて泣いたわ。なぜだ?ファンではなかったはずなのに…。しかし有名な曲は知ってる。歌える…
「もう終わりだね」「もうすぐそこは白い冬」「愛を止めないで、そこから逃げないで」「今なんて言ったの?」「君を抱いていいの?」キャー そんな歌詞を聞いて心動きましたよ高校生の頃。

ファンではなかったので知る曲は少ない。しかし友人がファンだった。だから存在はよく知っていた。友人は高い声で「小田さ~ん♪」と呼ぶ小田さんファン。私にとってオフコースは少し大人のバンドの印象。すごく年上な方々だと思っていた。私は洋楽ばかり聴いていて深く聴き入ることはなかったのだけれど彼らの曲はよかった。よく覚えている。

ライブ映像も見たことがなかったのではないか(よくわからない)。もし当時テレビで放送があったのなら見たはずだと思うが、ともかく40年も前のことだ。覚えていない。しかしそのファンの友人は「小田さんが泣いてる~」などと言っていたような気がする。


というわけで拝見…

すごいバンド


かっこい~。コーラスがすごい。惚れる。

あらためてオフコースはこんなにすごいバンドだったんだねと驚いた。曲もいい。とにかくコーラスがすごい。歌が上手い。

最初の1曲目「愛の中へ」で、あのサビの高音のコーラスに驚いた。ま~なんと美しい。このバンド、全員が歌う。すごい。

そうなのですよ。40年前の当時は「さよなら」と「君を抱いていいの」と「愛をとめないで」ぐらいしか知らなかったのかも。それにスタジオver.をラジオで聴いていただけなのかも。当時オフコースはすごく流行ってたので、それらの曲をよく聴いた覚えはあるのだけれど…。

このバンドってライブがこんなにすごいバンドだったのですね。もう…しっかりと見入りましたよ昨晩。そしてついついライブ映像から「若い広場」まで見てしまい全部で3時間も見続けてしまった。

とにかくいいバンド。素晴らしいバンド。いい音。コーラスがとにかくすごい。


いいライブです。ロックの時代のいいバンド。全員が楽器が上手くて歌も上手い。ギミックなし。曲がいい。歌がいい。基本の基本だけですごいバンド。これがまず一番。素晴らしい。

メンバーの方々の世代による洋楽からの影響と、あの時代の音楽のスタイルからの影響が沢山聞き取れるのが面白い。彼らの時代の色んな音、色んな影響が聞き取れる。思いつくだけでも… 

Wings/Paul McCartney/Beatles、 Beach Boys、Supertramp、Eagles、Doobie Brothers、Billy Joel、たぶんChicagoやAir SupplyやStyxなんかも感じるし、それにギターの松尾さんの「僕の言いたいこと」には、Peter GabrielやPhil Collins、Pink Floydなんかのプログレも感じる。そんなのは私の勝手な想像だけれど面白い。今だからわかる。


オフコースのことを当時から40年も過ぎてやっと知ることになった。このバンドもまた「初期ベビーブーマー世代(1945-1955)」のバンド。

小田和正(K)さんと鈴木康博(G)さんが1947年生まれ
清水仁(B)さんが1950年生まれ
大間ジロー(D)さんと松尾 一彦(G)さんが1954年生まれ

彼らと同じ「初期ベビーブーマー世代」はとにかく有名な方々が多い
山下達郎さん(1953年)YMOの坂本龍一さん(1952年)高橋幸宏さん(1952年)細野 晴臣さん(1947年)大瀧詠一さん(1948年)渡辺香津美さん(1953年)忌野清志郎さん(1951年)松任谷由実さん(1954年)さだまさしさん(1952年)財津和夫さん(1948年) その他、フォークソング世代の大物の方々が数え切れないほど…。

彼らが20代~30代に活躍していた1970年代後半から80年代初期。彼らの世代をリスペクトして常に見上げていたのは当時中学生や高校生だった私の世代。オフコースにも高校生から大学生ぐらいの女性ファンが多かったのだろう。この武道館のライブにも高校の制服を着た女の子達が沢山映っている。小田さんに黄色い声。女性に人気のバンドだったのですよね。しかし高校生の女の子がアイドル視するバンドがこんなに上手いバンド(ほぼフュージョン・バンド)だったとは…。当時は巷に本当にいい音楽が溢れていたのだなと思う。洋楽もメロディーの美しいいい曲が沢山あったし、英国産の実験的な音楽も含めて当時は音楽的に豊かな時代だったのだろうと思う。オフコースほどの上手いバンドが女の子のアイドルなんて…すごい時代だと思う。ほんとに。

いい時代だったんだな。映像の中の観客の女の子達はみんな聖子ちゃんカットで前髪が重く、みんな服装ももっさりしていて、皆コンサートの最初から最後まで手拍子をし続ける。昔の日本のライブは皆そうでしたよね。全員が手を叩きながら時々黄色い声を飛ばす。微笑ましい光景。懐かしい。


当時の若者は皆イノセントだった。世の中もまだまだ保守的で、男女のお見合いなんかも普通にあった時代。「高校生でおつきあいをする」なんてのもそんなに多くはなくて、せいぜい同級生に片思いとか…そんな時代。そんなウブな時代に、オフコースは「君を抱いていいの?」と歌った。よく覚えてますよ。へーって思ったもの。当時の高校生の女の子達は皆そんな歌詞を聞いてドキドキしたのだろう。

映像を見ていると、メンバーの方々の衣装、観客の女の子達の髪型も服装も、皆で揃って手拍子をし続ける様子も、あの時代が一気に蘇る気がして「Yes No」のあのイントロのメロディーを聴いて涙が出た。あの頃は40年前。


オフコースの皆さんは素敵なお兄さんで全員かっこいいのですけど、ギターの松尾さんが可愛くてうれしくなった。当時松尾さんと大間さんは28歳、清水さんが32歳。そして小田さんと鈴木さんが35歳。

小田さんのバラードもいいが鈴木さんのロックも好き。すごくかっこいい。

ところであの「Yes No」の印象的なイントロのメロディーから歌に入るときに、なぜ転調するのだろう?  

そういえばあの頃「時に愛は」という曲がありましたね。好きでした。


映像は不思議ですね。こんな映像を見ると、あの20代30代のオフコースのメンバーの方々が今でもどこかでライブをしているような気がする。40年も遅れて好きになるってこういう感じなのかな。


Set List

1982 6 30
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愛の中へ   v小田
メインストリートをつっ走れ   v鈴木
君を待つ渚   v松尾
思いのままに   v小田
哀しいくらい   v小田
夜はふたりで   v鈴木
さよなら   v小田
僕の言いたいこと   v松尾/小田 
心はなれて   v小田
言葉にできない   v小田 
一億の夜を越えて   v鈴木
のがすなチャンスを   v鈴木 ドラムソロ
Yes No   v小田
愛を止めないで   v小田
l love you   v小田
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Yes No   v小田
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YES-YES-YES   観客



2022年7月20日水曜日

Perfume – Spinning World (2022)



素晴らしい



Perfume – Spinning World (2022)
Album: Plasma
Perfume
Pre-Release: July 27, 2022
A UNIVERSAL J / Perfume Records Release; 
℗ 2022 UNIVERSAL MUSIC LLC



曲がとにかくいい。
中田さんいいじゃん…意欲作。素晴らしい素晴らしい素晴らしい。

ちょっと懐かしい音。最初はファンキーでフュージョン系かと思ったら、いやいやいや…音はまるまる80年代初期のシンセポップ。これが気持ちいいんだ。懐かしい。もちろん質感は綺麗でモダンなのですけれど。

ここ10年ぐらい?欧米には80年代の頃のシンセポップの音を今再現しているDJが何人かいる…とここにも何曲かそんな曲を記録してきたのだけれど、これもそんな音かな。リズムはなんだかフュージョンっぽいのに、音の部品が…あの大昔、マドンナのデビュー・アルバムに使われていたような音が沢山。ホール&オーツ、プリンス、米の各種R & B/ヒップホップも色々と思い出す。時々70年代後期のプログレ音と、80年代ポップ時代のカシオペアが入る。様々なミックスですね。

ファンキーなバックビートを刻むギターのテキテキ鳴る音もそう。ブーンと底辺に流れるベースの音もそう。突然ジャン・と決める鍵盤の和音も。きゅーんと上るキーボードの効果音も。タターンと突然キメるスネアのドラム音はGated Reverb。やるじゃん…80年代音。いいっすね~。

いい音。いい曲。ダンス曲としてもリズムが中だるみせずに延々と4分間続くので最高。いい。ダンス曲はリズムが止まらない方がいい。ゴンゴン踊れる。ノリノリ。2:30あたりからはインスト曲。これで4分まで尺を伸ばす…インスト曲としても意欲作じゃないか。これが最高。イイキモチ。

そしてPerfumeの声が大人。ドライな大人の女性の声。いいっすね。大人よ。大人の曲。


ビデオはなぜか中華風。曲にあっているとは思わないが意図的なものでしょう。カラクリ人形風のシーンはさすがPerfume。面白い。

これ、もしかしたら衣装を2タイプ入れたほうがよかったかも。カクカク、トトトトトトと人形ダンスの場面はこの衣装とコンセプトでいい。しかしファンキーなダンスの場面は脚を出してほしかった。脚の形を出して欲しい。脚が見たい。ミニスカートじゃなくてもいい。パンツでもいい。いかにもダンスがよく見える衣装にして欲しかった。このロングスカートだと、巧みな足さばきが見えない。もったいないわ。これが惜しい。dance practice videoとかdance version videoで足さばきの見える衣装でダンスを全部見せて欲しい。…と思った。個人的意見。

これは…意欲作ですよね。曲も4分。ビデオのコンセプトも凝ってるし、ダンスもいい。いい作品。今まであまりなかったファンキーな曲。曲がファンキーだから尚のことダンスが見たい。

Perfumeは踊れる曲がいい。やっぱりいい。Perfumeさんはダンサーとしてほんっっっっっとに上手い方々なので、衣装が脚を見せないのは本当にもったいないと思います。だって彼女達は舞台上のエンタテイナーなのだもの。何歳になっても脚が見えてもいいのです。身体の動きが見えるからかっこいいし、ドキドキするような華がある。だからこそPerfumeに惚れるのよ。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第27回「鎌倉殿と13人」7月17日放送



新しい鎌倉殿は北条頼家(金子大地)。

この頼家君が大変わかりやすくイキってイキってアティチュードがバリバリなので、どうしたものかと思ったらなんとこの時の頼家君は18歳だそう。お若い。まだ頼朝パパに色々と教えてもらう前だったのですね。そうか大変だな。だからあんなに強がっているのか。本当は自分が未熟で無知なことがわかっているのだろう。しかし人に弱さを見せたくない。負けず嫌いかな。小さい時から比企家で可愛がられておぼっちゃんだろうし、我も強い、プライドも高いのだろう。それがよくわかる脚本。三谷さんすごい。

なぜか頼家は(このドラマでは)彼を助けるために組まれたはずの…訴訟の裁断の合議制のための「13人」を敵視していた自分が信用されてないから選ばれた13人だと思ったらしい。

しかしそんな頼家もみんなの前では強がっているのに、義時(小栗旬)から13人のことを聞き、「わしはそんなに頼りないか?」と問う。そして「義時はその13人に入ってないよね」と問い、義時がその13人の一人だと答えれば「もう北条は信じない」と不機嫌になる。

そして頼家が泣く。表情を全く変えないのに大粒の涙が沢山こぼれた。あ~この子は本当にプレッシャーを感じてる。自分の不甲斐なさが悔しいのだろうね。かわいそうになった。

それでもやっぱり頼家君は負けていない。「13人」が正式に発表されると、頼家はいきなり御家人達に向かってわたしは騙されない。お前たちを信じてはいない。」と宣言し、自ら選んだ若い近習5人を連れてくる。

頼家君、全方向にぶつかりますね。前途多難。御家人のおじさん達もあきれてます。でも18歳なら…わかるわ。リアルですね。頼家が13人に反発したのは本当の話だそうです。


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というわけで今回はどのような流れで鎌倉の合議制の13人が決められたのか…の話。

まだ反抗期

頼家君は18歳。負けん気が強すぎて危なっかしいのは明らか。お世話になった比企にも北条にも「特別扱いはしない」と宣言して誰にも頼ろうとしない。三善康信(小林隆)に教わった仕事…御家人達同士の揉め事などの訴訟の裁断もできず、途中で席を立って他所に行ってしまう。

その様子を見て心配する義時に、頼家の子供時代を知る(比企家出身の)比奈(堀田真由)がアドバイス…頼家は助けてと言えない性格。本当は助けて欲しいのでは。

そんなわけで、義時は梶原景時と相談して有力御家人達による訴訟の合議制を思いつく。

最初のメンバーは文官4人…中原親能(川島潤哉)二階堂行政(野仲イサオ)三善康信(小林隆)大江広元(栗原英雄)。そして梶原景時(中村獅童)の5人。

そこに比企能員(佐藤二朗)が加わる。
負けじと北条時政(坂東彌十郎)が加わる。
比企が安達盛長(野添義弘)を引き込む。
北条が三浦義澄(佐藤B作)を。
そしてまた北条が和田義盛(横田栄司)を。
比企が八田知家(市原隼人)を。
そして北条が足立遠元(大野泰広)を。
最後に政子が北条義時(小栗旬)を。
悩みが多すぎ

それで13人決定。
建久10年/正治元年(1199年)4月 十三人の合議制が開始。

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それ以外のこと…

建久10年/正治元年(1199年)2月 
京の「三左衛門事件」。頼朝を失ったことで主家が冷遇される危機感を抱いた一条能保・高能(木戸邑弥)父子の遺臣が、権大納言・源通親/土御門通親(関智一)の襲撃を企てたとして逮捕された事件。僧・文覚(市川猿之助)も捕らえられた。

建久10年/正治元年(1199年)4月 
13人の合議制に反発して、頼家は若い近習5人を選び仲間のチームを作った。いかにも18歳の男の子が考えそう。若者は800年前も同じね。面白い。メンバーは小笠原長経、比企宗朝、比企時員、中野能成…そして北条頼時(坂口健太郎)と北条時連(瀬戸康史)。頼家はこの取次ぎチーム…彼らでなければ頼家への目通りを許さず、またこれに手向かってはならないという命令を出した(wikipedia)。

阿野全成と実衣夫婦に隙間風
実衣(宮澤エマ)は阿野全成(新納慎也)が鎌倉殿にならなかったことにがっかりしたらしい。趣味で始めた琵琶のレッスンで先生の結城朝光(高橋侃)に出会う。恋?

頼家の嫁問題
頼家の子供を生んだせつ(山谷花純)が正室のつつじ(北香那)をマウンティング。女の戦い。


2022年7月19日火曜日

お猫様H:Chunky



猫さんが昼寝
大きくなったね
もりもりっ
アオ~アオアオアオアオアオアオアオ…
お~


今、MLBのオールスターゲーム見てる。面白い。エンタメですね 😃楽しい。


2022年7月15日金曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第26回「悲しむ前に」7月3日放送



頼朝が倒れた後、亡くなるまでの鎌倉の様子。落馬してからのストーリーを1話を使って丁寧に描く。贅沢。頼朝が昏睡する間、周りの人々はどう動いたのか。

鎌倉は分裂する。

頼朝の後継者をめぐって鎌倉が割れた。
阿野全成を推す---北条時政とりく
そして
源頼家を推す---比企家


話の軸は頼朝の後継者を誰にするか…での比企と北条の対立/政子と実依の対立なのですが、実は今回一番印象に残ったのは頼朝の穏やかな最後と政子。



とうとう頼朝が亡くなってしまった。なんだか寂しい。今まで主役でしたもんね。頼朝はスーパースター。やっぱり頼朝が立ち上がってこその鎌倉…今まで鎌倉の全ては頼朝を中心に回っていた。そのスターの頼朝がこれからのストーリーにいないのだと思うとどうも寂しい。とうとう頼朝の時代が終わってしまった。

これからの話は…昔『草燃える』を見て/後に再度DVDで総集編を見た以外はあまり知らないのだけれど…あまり歴史を調べずに、ドラマでのストーリーの展開にあらためて驚いたりびっくりしたりしようと思います。

「頼朝が亡くなって義時は伊豆に帰ると言うが、政子に頼家を守るようにと引き止められる」

今まで北条義時は頼朝の便利なツールとして動いていたのだけれど、これからは主役。彼が自分の意思でどう変わっていくのか楽しみ。


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建久9年(1198)12月末に落馬した源頼朝(大泉洋)が鎌倉に帰ってきた。頭を打ったらしく眠っている。医師はあと数日の命だと言う。

政子(小池栄子)
頼朝ラブ。頼朝を看病。彼女こそ頼朝を心から愛していた。

北条義時(小栗旬)
頼朝の忠臣であることは間違いないのだけれど、それにしても「頼朝の状態を誰にも知らせるな」と言いながら皆に話を広めているのは彼ですよね。物事を動かすために伝えなければならない人々がいるとはいえ、結局皆に頼朝のことを喋っている。一応「内密に」と口止めはするが、結局噂は広まる。どんどん広がる。全然内密になっていない笑。いかにも三谷さんらしい流れ。

 ▶ 梶原景時(中村獅童)と畠山重忠(中川大志)
  頼朝の落馬を見た者を口止めさせる。
 ▶ 北条時政(坂東彌十郎)と時連(瀬戸康史)
  →三浦家に行って義澄(佐藤B作)に水垢離につきあわせる
  →りく(宮沢りえ)にも伝わる。
 ▶ 比企能員(佐藤二朗)
  →妻・(堀内敬子)と娘・せつ(山谷花純)に告げる。
八田知家(市原隼人)は極秘に火葬の準備

比企能員の野心
後継者は頼家(金子大地)に。比企は頼家の乳母夫

北条時政…りくの野心
りくは比企家にライバル心を燃やしている。時政を説き伏せ、頼朝の弟・阿野全成(新納慎也)を後継者にするように指示…娘の実衣(宮澤エマ)は御台所に。それを全成と実衣に打診。

義時のアイデア
頼家を後継者に推している。頼家の正室のつつじ(北香那)に子供が生まれたら、比企に対抗するため、三浦義村(山本耕史)にその子供の乳母夫になってほしいと伝える。

政子の意向
頼朝の後継者はもちろん息子の頼家。

実依の野心と全成
実衣に御台所になる野心が芽生える。政子と対抗。

頼家
「わしが後を継ぐ」頼朝のことを公にするようにとの指示

御家人達
集まって皆に頼朝のことが伝えられる。皆騒ぐ。

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建久10年(1199年)1月11日 頼朝は死の直前に出家。髻を落としたら観音像が出て来た。これは比企尼が言っていた観音像?大切に髻に隠していたのですね。

最後に頼朝は起き上がり、政子に「これはなんですか?」と尋ねる。そして倒れる。死去。建久10年(1199年)1月13日 享年52(満51歳没)。

荼毘に付し、頼朝の遺骨は持仏堂へ。安達盛長(野添義弘)が哀しむ。

北条時政や比企能員が誰が後継者かで言い争うが、政子が頼家を説き伏せる。

頼家が御家人達の前で鎌倉殿就任を宣言。


北条家は揉めている。

阿野全成と実依を押していた時政とりくは不満。「頼家は気が強く女好き。いつかボロを出す」りくにはアイデアがありそう。

伊豆に帰ると言う義時を政子が止める。頼朝の観音像を義時に渡す。