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2022年7月21日木曜日

NHK伝説のコンサート・オフコース 「1982.6.30日本武道館」40年後に泣く







TV Japanで少し前に放送になったものを録画していた。やっと見た。
日本では7月2日に放送されたもの

1982年6月30日の武道館でのオフコースのライブ映像。

構成は
番組の紹介:オフコース・ファンのNHKの阿部渉さんの解説←これが楽しい
ライブ映像「オフコース 1982.6.30日本武道館」はほぼ1時間30分。
当時のドキュメンタリー「若い広場~オフコースの世界」:アルバム「over」のレコーディングの様子など


いや~~~~懐かしくて泣いたわ。なぜだ?ファンではなかったはずなのに…。しかし有名な曲は知ってる。歌える…
「もう終わりだね」「もうすぐそこは白い冬」「愛を止めないで、そこから逃げないで」「今なんて言ったの?」「君を抱いていいの?」キャー そんな歌詞を聞いて心動きましたよ高校生の頃。

ファンではなかったので知る曲は少ない。しかし友人がファンだった。だから存在はよく知っていた。友人は高い声で「小田さ~ん♪」と呼ぶ小田さんファン。私にとってオフコースは少し大人のバンドの印象。すごく年上な方々だと思っていた。私は洋楽ばかり聴いていて深く聴き入ることはなかったのだけれど彼らの曲はよかった。よく覚えている。

ライブ映像も見たことがなかったのではないか(よくわからない)。もし当時テレビで放送があったのなら見たはずだと思うが、ともかく40年も前のことだ。覚えていない。しかしそのファンの友人は「小田さんが泣いてる~」などと言っていたような気がする。


というわけで拝見…

すごいバンド


かっこい~。コーラスがすごい。惚れる。

あらためてオフコースはこんなにすごいバンドだったんだねと驚いた。曲もいい。とにかくコーラスがすごい。歌が上手い。

最初の1曲目「愛の中へ」で、あのサビの高音のコーラスに驚いた。ま~なんと美しい。このバンド、全員が歌う。すごい。

そうなのですよ。40年前の当時は「さよなら」と「君を抱いていいの」と「愛をとめないで」ぐらいしか知らなかったのかも。それにスタジオver.をラジオで聴いていただけなのかも。当時オフコースはすごく流行ってたので、それらの曲をよく聴いた覚えはあるのだけれど…。

このバンドってライブがこんなにすごいバンドだったのですね。もう…しっかりと見入りましたよ昨晩。そしてついついライブ映像から「若い広場」まで見てしまい全部で3時間も見続けてしまった。

とにかくいいバンド。素晴らしいバンド。いい音。コーラスがとにかくすごい。


いいライブです。ロックの時代のいいバンド。全員が楽器が上手くて歌も上手い。ギミックなし。曲がいい。歌がいい。基本の基本だけですごいバンド。これがまず一番。素晴らしい。

メンバーの方々の世代による洋楽からの影響と、あの時代の音楽のスタイルからの影響が沢山聞き取れるのが面白い。彼らの時代の色んな音、色んな影響が聞き取れる。思いつくだけでも… 

Wings/Paul McCartney/Beatles、 Beach Boys、Supertramp、Eagles、Doobie Brothers、Billy Joel、たぶんChicagoやAir SupplyやStyxなんかも感じるし、それにギターの松尾さんの「僕の言いたいこと」には、Peter GabrielやPhil Collins、Pink Floydなんかのプログレも感じる。そんなのは私の勝手な想像だけれど面白い。今だからわかる。


オフコースのことを当時から40年も過ぎてやっと知ることになった。このバンドもまた「初期ベビーブーマー世代(1945-1955)」のバンド。

小田和正(K)さんと鈴木康博(G)さんが1947年生まれ
清水仁(B)さんが1950年生まれ
大間ジロー(D)さんと松尾 一彦(G)さんが1954年生まれ

彼らと同じ「初期ベビーブーマー世代」はとにかく有名な方々が多い
山下達郎さん(1953年)YMOの坂本龍一さん(1952年)高橋幸宏さん(1952年)細野 晴臣さん(1947年)大瀧詠一さん(1948年)渡辺香津美さん(1953年)忌野清志郎さん(1951年)松任谷由実さん(1954年)さだまさしさん(1952年)財津和夫さん(1948年) その他、フォークソング世代の大物の方々が数え切れないほど…。

彼らが20代~30代に活躍していた1970年代後半から80年代初期。彼らの世代をリスペクトして常に見上げていたのは当時中学生や高校生だった私の世代。オフコースにも高校生から大学生ぐらいの女性ファンが多かったのだろう。この武道館のライブにも高校の制服を着た女の子達が沢山映っている。小田さんに黄色い声。女性に人気のバンドだったのですよね。しかし高校生の女の子がアイドル視するバンドがこんなに上手いバンド(ほぼフュージョン・バンド)だったとは…。当時は巷に本当にいい音楽が溢れていたのだなと思う。洋楽もメロディーの美しいいい曲が沢山あったし、英国産の実験的な音楽も含めて当時は音楽的に豊かな時代だったのだろうと思う。オフコースほどの上手いバンドが女の子のアイドルなんて…すごい時代だと思う。ほんとに。

いい時代だったんだな。映像の中の観客の女の子達はみんな聖子ちゃんカットで前髪が重く、みんな服装ももっさりしていて、皆コンサートの最初から最後まで手拍子をし続ける。昔の日本のライブは皆そうでしたよね。全員が手を叩きながら時々黄色い声を飛ばす。微笑ましい光景。懐かしい。


当時の若者は皆イノセントだった。世の中もまだまだ保守的で、男女のお見合いなんかも普通にあった時代。「高校生でおつきあいをする」なんてのもそんなに多くはなくて、せいぜい同級生に片思いとか…そんな時代。そんなウブな時代に、オフコースは「君を抱いていいの?」と歌った。よく覚えてますよ。へーって思ったもの。当時の高校生の女の子達は皆そんな歌詞を聞いてドキドキしたのだろう。

映像を見ていると、メンバーの方々の衣装、観客の女の子達の髪型も服装も、皆で揃って手拍子をし続ける様子も、あの時代が一気に蘇る気がして「Yes No」のあのイントロのメロディーを聴いて涙が出た。あの頃は40年前。


オフコースの皆さんは素敵なお兄さんで全員かっこいいのですけど、ギターの松尾さんが可愛くてうれしくなった。当時松尾さんと大間さんは28歳、清水さんが32歳。そして小田さんと鈴木さんが35歳。

小田さんのバラードもいいが鈴木さんのロックも好き。すごくかっこいい。

ところであの「Yes No」の印象的なイントロのメロディーから歌に入るときに、なぜ転調するのだろう?  

そういえばあの頃「時に愛は」という曲がありましたね。好きでした。


映像は不思議ですね。こんな映像を見ると、あの20代30代のオフコースのメンバーの方々が今でもどこかでライブをしているような気がする。40年も遅れて好きになるってこういう感じなのかな。


Set List

1982 6 30
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愛の中へ   v小田
メインストリートをつっ走れ   v鈴木
君を待つ渚   v松尾
思いのままに   v小田
哀しいくらい   v小田
夜はふたりで   v鈴木
さよなら   v小田
僕の言いたいこと   v松尾/小田 
心はなれて   v小田
言葉にできない   v小田 
一億の夜を越えて   v鈴木
のがすなチャンスを   v鈴木 ドラムソロ
Yes No   v小田
愛を止めないで   v小田
l love you   v小田
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Yes No   v小田
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YES-YES-YES   観客