能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2013年6月20日木曜日

Perfume:Perfume、カンヌのステージに立つ!



Perfumeのカンヌでのパフォーマンス、たった今動画サイトで見てきました。ライブでは見れなかったので録画されてて良かったです。

いやーキマシタネ。アートなPerfume。もう笑いが止まらんぐらい振り切れてくれた感じ(笑)。ほんとに…これは…普段とは全く違った別次元のPerfume。正直よくわかんないです。これだとダンス以外はPerfumeじゃなくてもいいぐらい。でも面白いわ。こういう「アイドルPerfume」から「アートの部品Perfume」までの両極端な振れ具合こそがPerfumeの面白いところ。真鍋さんとくっついてよかったですね。こんなこと普通、機会も無いしアイドルでこういうことするなんてありえません。こういうことが出来るからこそPerfumeは特別。とにかくお疲れ様です。

まだよくカンヌでのいろんなことが掴めてないんですが、どうもチームPerfumeサイバー部門で銀賞をとったらしいです。これ、どれぐらい凄いのかわかんないんですけど、とにかく目出度いおめでとうございます。真鍋さん凄いな。

以前から欧米にPerfumeが行くときは、面白い演出でアートショーとして行った方がいいんじゃないか(Perfumeを海外へ=7-3. 前衛的な舞台芸術+ポップコンサート~テクノフェス…と書いてきたんですが、今回のショーは、まさにここに極まれり…という感じで面白いです。正直ココまで振り切れる必要があるのか…とも思いましたが、いや、いいと思いますよ。話題性があるのはいいことです。


とにかくポップスターと、ああいう前衛のアートなものが結びついたステージっていうのは、あちらでもあんまり無いと思うんですよ。例えばビヨンセなんて(彼女のステージそのものは凄いけれど)彼女自身が大物過ぎるので、こういうアートな場での部品的な扱いは難しいんじゃないかと思う。大物アーティストの利権とかプライドとかいろいろとあって、こういう部品的な扱いは許されないでしょう。今回の主役も真鍋さんのアイデア=ネットの環境を使ったメディアアートのアイデアですからね。

Perfumeと真鍋さん、それにMIKIKOさんや中田さん、スタッフ全員が長い間の信頼関係で結ばれているからこそこういうことも可能なんでしょう。だって、あそこまでアートショーの部品になりきって、ほとんどPerfumeだかなんだか分かんない見せ方なんて、大物の欧米のスターが納得するわけないもの。

でもね、そこがPerfumeの強さなんです。いつもは可愛いアイドルをやってるけど、こういう風なアートなプロジェクトの部品にもなれるフレキシブルさは貴重。あまり欧米のスターはこういうことはやりたがらないと思う。だからいいんです。

Perfumeが欧米では比較的無名であることもよかったのかも。「日本からきたポップスター」がアートなパフォーマンスをする…という設定が面白い。見たことも無いアジアのスターが見たことも無いアートをやる…というコンセプトがいい。「なんだかよくわかんないけど面白いね」みたいな…。


今回のショーはさっそくいろんな人の目にとまっているらしく、ネット界隈でも高く評価されてるみたいです。Perfumeにとっても欧州初の露出としては、とてつもなくプラスになったと思う。カンヌの広告祭(Cannes Lions International Festival of Creativity=創造性の祭典)ということから、Perfumeを全く知らない海外の広告業界の人達もこのパフォーマンスを見た可能性がありますしね。全く予想しなかった人達が食いついてくれる可能性もあるかもしれません。同時に、これが普段のPerfumeだと思われる可能性もあるわけで…。ちょっとPerfumeにとってはハードルが上がったかもしれませんね。それに今後、この技術を真似してもっと凄いステージをやる海外のアーティストも出てくるかもしれません。

ともかくプレゼンは成功。とある海外ファンの方のアカウントに集められた海外からのTwitterのメッセージを転載します…(ものすごくいいかげんな訳ですが生の賞賛の言葉を見てください)

That Perfume live thing at Cannes Lions was really cool!(あのカンヌのPerfumeのライブはかっこいいよ)

i was really attracted to the performances of Perfume in Cannes. can't wait to see them in London!(すっごくよかった。ロンドンが待ちきれない)

Gente, NA MORALZINHA... o que foi aquela performance fantástica das Perfume no streaming do Cannes Lions de hoje? CHESSUS, SO AMAZING!(翻訳不可能ですが褒めてます)

So maybe I should download the JPOP group Perfume album lol(J-POPグループPerfumeのアルバムをダウンロードしちゃおうかな(大笑)(←おじさんです)

OMG! You've never seen anything like this before (神様!こんなもん見たこと無い)

just saw the future. live show from PERFUME from japan. (たった今未来を見た)

Have never seen technology, entertainment and hacking come together like this(テクノロジーとエンターテイメントとハッキングがこのように合わさったものを今まで見たことが無い)

Japanese band Perfume's projection mapped performance was quite a spectacle(日本のバンドPerfumeのパフォーマンスはちょっとすごかったな)

I don't really know what just happened, but it was epic.(なんなんだあれは。でもスゲー)

Thank you for the amazing presentation! Perfume fans are so proud; it touched our hearts!(素晴らしいプレゼンテーションをありがとう。ファンとして誇りに思う。感動した)

Not 100% sure what I just saw ... But I like it.(よく分かんないけど…好き)

Japan concept band perfume now has a biggest fan! (日本のコンセプトバンドPerfumeの大ファンになった)

Perfume & Daito Manabe gave the most memorable performance of Cannes Lions 2013 Perfumeと真鍋さんのパフォーマンスが一番良かった)

Japanese Techno Group Perfume is absolutely stunning in Cannes Lions Creative Festival (カンヌで日本のテクノポップグループPerfumeがほんとに素晴らしかった)

Perfume Cannes debut via Dentsu is one of the coolest things I've seen this festival. (これが一番かっこよかった)
 
↑…すごいですね。CoolfantásticaAMAZINGquite a spectacleepicmost memorableabsolutely stunningcoolest things…、等々最大級の賛辞が寄せられています。素晴らしい素晴らしい。
 
彼女達はもう飛行機の中なんだろうか…。



2013年6月19日水曜日

Perfume:東京・大阪2大ドームライブ決定!



おおー来ましたね。やった。ヨシッ!

2013127日(土)京セラ大阪
2013128日(日)京セラ大阪
20131224日(火)東京ドーム
20131225日(水)東京ドーム

おおおぉーすごいやないか…。両ドームのキャパをだいたい4万人で全4日=16万人…? すげー!そんなに入るの?特にクリスマスの2日連続がすごいな。東京ドームよ。Perfumeってそんなにすごいの…おっと失礼。いやーいいじゃないですかー。

クリスマスの東京は平日なんですね。これはもう全国のPerfumeファンは東京に向けて民族大移動をするしかない!みんな有給決定ですね。いいなー私も参加したい…イヤ、ムリ デスケド…。

とにかくみなさんおめでとうございます。
また楽しみが増えましたな。燃えますね (^_^)v

いいことです。素晴らしい素晴らしい素晴らしい素晴らしい。…というのもぶっちゃけ今年2月のドラえもんあたりから、Perfume界隈はちょっと勢いが無くなったかな…と思ってたんです。その理由はただ一つ、

国内の刺激が足りない=ワンマンライブが足りてない

それだけなんです。だからこのニュースは素晴らしい。そういえばつい先日もこのブログで「Perfumeはそろそろワンマンライブが必要だ。派手にやったれ!代々木3日どうよ…」と書いたばっかり。なんとドームを4日です!まあ派手になるかどうかはともかく…ライブ決定は本当によかったです。

アルバムもそろそろ時期ですもんね…これはまあ当然でしょう。今年の年末は「JPN」が出てから2年目。シングルの曲も溜まってきたし、いいタイミング。

とにかくいいニュースです。よかった。

…私は東京ドームの日はこちらで教会のミサに出席すると思う… 
       (*´ェ`*) カタチダケデスケド…。

お、それからとうとう日本のiTunesPerfumeが全曲発売になった模様。

それから、またまたあのイギリスの雑誌「Neo Magazine」にて、あのダニエル・ロブソン君が、記事を書いてくれてます。アルバム「Level 3」のリリースとドームツアーのこと、それに各国でのiTunesリリースと、ライブDVDBlue-rayディスクのリリース、おまけにカンヌのことまで。おー!やっぱりダニエル君は立派に宣伝部長をしてくれとるやないか…。心強いですね。素晴らしい。彼もロンドンのライブに参加するそうな。嬉しいだろうな…。

↓記事のリンク

http://www.neomag.co.uk/art/lifestyle/article/1570/exclusive-perfume-news



2013年6月18日火曜日

Perfume – Magic of Love (2013) PV解禁おめでとう!



きましたぞ  (^o^)ヤター



Perfume – Magic of Love (2013)

Magic of Love - Single
Released:  May 22, 2013
℗ 2013 UNIVERSAL J, a division of UNIVERSAL MUSIC LLC

 
もう日本では619日。さっそくあがってますぞ! 祝フルPV解禁。モチロン曲をこちらにもあげましょう!

公式のYoutubeサイトにいってみると、あがってますあがってます。うわー圧巻。全部フルです。嬉しいですよ。よくぞ思い切ってくれました。あ、シクシクがない…。これからできるだけPerfumeの曲が多くの人の目に耳にとまりますよう…。

この曲はいい曲だと思う。ビデオの3人も綺麗なお姉さん。

ところでいろんなニュースが公開されたそうですが、まだ全部読んでないので、そのことについてはこれから書きます。

そりあえず、祝フルPV解禁おめでとう!

Perfume - Spinning World (2022)
Perfume - Polygon Wave (2021) 
Perfume - 無限未来 (2018)
Perfume - If You Wanna (2017)
Perfume - Pick Me Up (2015)
Perfume - 1 mm (2013)
Perfume - Magic of Love (2013)
Perfume - Spring Of Life (2012)
Perfume - Glitter (2011)
Perfume – 575(2010)
Perfume - Baby Cruising Love (2008)
Perfume - Twinkle Snow Powdery Snow (2007)




2013年6月17日月曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第24回「二本松少年隊の悲劇」



会津はもう負け戦に入ってるんですね。

先週は白河城が落城。その後奪回戦が3ヶ月ほど続いたそうですが、奥羽越列藩同盟軍は苦戦。結局城を奪回することはなかったそうです。歩を進める官軍には、板垣退助(加藤雅也)が300人の兵と共に参戦。奥州街道を登る作戦は板垣さんのものらしい。そして官軍は一つまた一つと圧倒的な武力をもって旧幕府側の城を落としていく。その間に秋田藩が官軍に寝返った。会津は後方も敵に狙われることになる。

官軍は勝ち進み二本松に到着。そこで迎え撃つのは幼い少年達の部隊。何よりも驚かされるのは少年達の年齢。13歳の子もいる。そんな子供達が銃の訓練を受けて戦場に出て行くという異常さ。史実だそうです。彼らの場面になってからは涙を抑えることが出来ませんでした。役者さん達ももちろん子役の男の子達。隊長の「誇りを持って戦え」という号令に「はいっ」と返事をする声も可愛い子供の声。

この時代というのは、それまで誰もが皆平和な江戸時代に暮らしていたわけで実戦の経験なんて全く無いはずなんですね。そこに急に戦争が始まってしまった。大人でさえ戦争なんて誰も経験したことが無い。武芸として磨いた腕も実戦では使ったことがない。大人も子供も全員が戦争を知らない世代。ドラマの後の「八重の桜・紀行」で、二本松の少年達がまるで修学旅行にでも行くようにはしゃいでいたとあったのですが、実際にそれぐらい皆無知でイノセントだったのだろうと思う。誰もが「殿のため、お家のため」と迷うことなく戦に赴いたんですね。


子供があたりまえのように戦場に送られる。それは現在21世紀の私達から見ればとんでもないこと。ところがこんな145年も前の信じられない話も、つい70年ほど前までは現実にあったことなんです。

実は今回を見ていて、太平洋戦争終戦間近の日本の、特攻隊の少年兵達のことを思い出してしまった。日本も70年ほど前までは少年達を戦場に送り出していたんです。戦争も終わりに近づき、もう負け戦と分かっていても最後の最後に玉音放送を聞くまで178歳の子供達がお国のために死んでたんです。それを素晴らしいことだと国民全員が信じてました。

みんなそう。このドラマで八重ちゃん(綾瀬はるか)が、殿のため、死んだ弟のために銃をとるのも、会津藩が負けると分かっていてもなお必死で官軍に抗戦するのも、幼い少年達が戦に出て行くのも、女性達でさえ薙刀を持って戦おうとするのも、西郷頼母(西田敏行)の家族が誰一人として「戦争はいやじゃ」なんて言わず「お家の名に恥じぬよう立派に…」と言うのも、太平洋戦争時代の日本と全く同じ。あの時代の人達もみな「お国のため」に迷うことなく戦ったんです。会津が無謀であればあるほど、愚かであればあるほど、頑固であればあるほど、まるで70年前の日本そのもの。だからこそ会津に肩入れしてしまう。負けると分かっていても応援したくなるんです。悲しいんですね。こういうふうな感情で見てしまうともう理屈で何が正しいのか何が悪いのかなんて言えなくなってしまう。

(特にここで説教をするつもりは無いですが)歴史上の、悲しい話でも苦しく醜い話でも正確に描写して、それで視聴者それぞれに考えさせることこそが、大河ドラマの本来あるべき姿。それを今年の大河ドラマは忠実にやってくれている。二本松の少年達を「厭戦反戦ボーイズ」にしなくて本当によかったです。彼らが純粋に「殿のため、お家のため」に必死で戦うからこそ悲しい。歴史の真実を描くからこそ後世の人間はそこから学べるんです。

近年のドラマで、戦国時代の人物達でさえ全員反戦モードなんて絶対におかしい。あの血生臭い時代を全て綺麗ごとのお姫様ごっこ話にするなんて間違ってます。歴史の真実を描いて、そこから学ぶことこそが歴史に散った人物達への供養になるんです。二本松の少年達に合掌。


このドラマの脚本のすごいところは、こういう悲しい話でも必要以上にひっぱらないこと。二本松少年隊の悲劇も大きな歴史の流れの一幕。八重ちゃんを絡めてもただのお涙頂戴話にはしていない。冷静に淡々と歴史を見つめる目がある。それが素晴らしい。淡々としているからこそリアルです。

官軍と旧幕府軍をはっきりと善悪で描いていないのもいい。むしろ驚くほどニュートラル。淡々と史実を追っています。官軍が勝つために情け容赦ないのも事実。会津が必死になって抗戦するのも事実。会津が未だに火縄銃で戦っているのも事実(火薬なんて関が原の時代のままの配合だというのにも驚いた)。会津に肩入れするドラマとはいっても、特に官軍が酷いようには描いていない。官軍の人物が少年兵を逃がそうとするのもその一つ。彼らもやるべき戦をやっているだけ。実際にはいろいろと酷い話もあったそうですが、そこに焦点をあてるとドラマの趣旨が変わってしまうため描写を避けたのだろうと思う。現代の私達に憎しみの感情を思い起こさせては本末転倒ですから。ただただ時代の大きな流れに飲み込まれた人々の様子をそのまま描こうとする意図なのだろうと思う。



会津藩内の軋轢も詳しく描いています。急に任せられた白河城戦で敗戦し、停戦を促す西郷頼母。しかし彼には現実が見えていない。停戦を申し出たところで今さら戦争が食い止められるわけが無い。他の藩士達は京都から今まで戦ってきた。犠牲も出した。敵のこともよく分かっている。もう後が無いことも分かっているんでしょう。結果頼母は白河口総督を解任。もう会津藩内もギリギリの崖っぷちなんです。

もし今回悪役がいるのなら岩倉具視(小堺一機)。彼だけは好きになれませんよね。それに私怨に駆られたように見える木戸孝允(及川光博)。彼らに対しての視聴者の気持ちを代弁したのが松平春嶽(村上弘明)。「会津の謝罪恭順の願いを握りつぶして、奥羽一円を戦争に巻き込み、罪無きものを罰し内戦を起すことが大政奉還なのか」「歪んでおる。あなた方のつくる新しい国は、踏み出したその一歩から既に歪んでおる。誰の為の国づくりぞ。とくとお考えあれ。」

実際にこういう事を言ったのでしょうか。現代的な視点ですから脚色ではないかと思いますが、これでバランスが取れるんですね。勝ったとはいえ官軍も決して正しいわけではない。歴史というもの、実際には勝った側の作っていく歴史なんだということも言っているんでしょう。それでも時代は動いていく。そのあたりのこの脚本の冷静なバランス感覚はすごいです。

会津戦争が終わって後の西南戦争も同じように描かれるのだとしたら、この激動の時代の不条理さと無常観のようなものが描かれるのかも。もしそうだとしたら凄いと思う。

最後に京都の覚馬(西島秀俊)。何度も牢番に妨害されながらも意見書「管見」を完成。それを時栄(谷村美月)に託します。この後彼はどうなるのでしょうか。