能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年8月14日火曜日

写真で見るPerfumeのルックスのバランス




最近、Spending All My Timeの制服姿の写真がネット上にも沢山出回っていて、よく見かけるのですが、ほんとにみんな綺麗。ついじっくりと3人の写真を眺めてみたのだけど、三人三様の魅力があるもんだなと思う。3人ともとてもフォトジェニックです。

のっち:綺麗どころ。ちょっと前にJapan Timesの記者が彼女の事をクールだと書いていたのだけど、確かにそんな雰囲気がある。顔が大人になったせいでますますそんな感じ。無表情気味な目がすごく綺麗。Perfumeクール部門

かしゆか;お人形。極端なぱっつん前髪のせいもあるのだろうけど、生身の人間らしさを極力少なくした感じ。眉が見えないので表情も見えにくい。スタイルと姿勢がいいのも人形っぽい。とても綺麗。Perfumeのアンドロイド、人形部門

あ~ちゃん:愛です。温かみ。彼女の黒目がちの目がとても温かい。笑ってなくてもいつも微笑んでいるような目。表情が豊か。写真でもそんな彼女の「」な感じが伝わってくる。Perfumeの華とか太陽とか…そんな感じ。とても綺麗。Perfume愛部門


クール、人形風、温かみ…、全部すごく女性っぽい魅力。そこにダンスが加わった躍動感


全部Perfumeの魅力に当てはまる。曲や状況によって、どれかのバランスにシフトしながらグループとしての魅力が成り立っているんでしょう。ルックスでも3人それぞれが違う魅力でPerfumeに貢献してる。誰か一人抜けてもバランスが崩れると思う。子供の頃から偶然一緒になった人達なのに、よくここまでバランスが取れているものだと思う。キャラがかぶってなくてそれぞれに違った魅力があるの。それなのにグループとしても違和感が無い。Perfumeは一日にして成らず。今までに3人で作り上げてきた魅力なんでしょう。

パワフルやワイルド、セクシーが加わらなかったのも日本製っぽくていい。アジア人独特の清潔感やイノセントさもある。偶然とはいえよくできたものだと思う。

3人合わせてPerfumeです!」はまさにそんなPerfumeの魅力をそのまんま定義しているのだなと思う。




2012年8月13日月曜日

Donna Summer - MacArthur Park Suite (1978)




ドナ・サマー様は永遠です。



Donna Summer - MacArthur Park Suite (1978)

Album:  Bad Girls (Deluxe Edition)
Released: Apr 25, 1979
℗ 2003 The Island Def Jam Music Group


ちょっと前のエントリーでDavid Guettaの曲を紹介した時に、80年代のジョルジオ・モロダーみたいなものだろうかと書いた。さてこのジョルジオ・モロダーというお方、80年代には押しも押されもせぬ大大大大プロデューサー。たぶん当時一番売れていたんだろうと思う。

彼のプロデュースしたものは当時の洋楽聴きなら誰でも知っている曲の目白押し。特に映画のサントラがすごかった。『アメリカン・ジゴロ』『ミッドナイト・エクスプレス』『スカーフェイス』、『フラッシュダンス』『ネバーエンディング・ストーリー』『トップガン』『メトロポリス』『キャットピープル』。曲は、Call Me-BlondieFlash Dance-Irene CaraNeverending Story-LimahlTake My Breath Away-BerlinLove Kills-Freddie MercuryPutting Out Fire-David Bowie…、とにかく売れてました。 (いやまぎれもなくすごい人なんです。シンセ使いの大御所。YMOもこの人から学んだらしい。電子音楽の世界的大家だそうです)
私があまり好きではなかったのは、キャッチー過ぎたから。彼がどんなに売れていても私はキレのいいナイル・ロジャースのほうが好きだった。80年代半ばからはちょっと変わったイギリスのプロデュサー達が出てきていたし、そっちの方が面白かった。


だけどこの人、ドナ・サマーの作品群をプロデュースしていたんですね。70年代後半のディスコの黄金期。個人的にはドナ・サマーの曲はディスコ曲というより「ドナ・サマー様の曲」と言いたいのだけれど、世間ではこのドナ・サマーのプロデュースが有名だからなんでしょう、彼の事を「ディスコ音楽の父(father of disco)」と呼んでいるらしい。もちろんドナ・サマーは「ディスコの女王」。

ドナ・サマーさんはほんっとに歌が上手い。単に上手いだけじゃなくて、ドッカーンとパワーのある歌い方。すごいです。70年代の終わりに洋楽を聴き始めた頃に、彼女はむちゃくちゃ売れていて、いつもラジオで鳴っていた。ベストアルバムなんて全曲ヒット曲。超有名曲ばかり。

モロダーさんのキャッチーなアレンジがドナさんにぴったりだったんでしょう。もし彼女が当時のナイル・ロジャースにプロデュースされていたら、曲調が単純すぎてもったいないことになっていたかも。これだけ歌が上手い人には情緒的な歌謡曲風のアレンジが抜群にいい。

さてこの曲もスローバラードから始まって超ドラマチックに展開。「Spring was never waiting…」と歌いだすだけで場の空気が変わる。こんな曲が夕暮れ時、ラジオから流れてきたらほぉーと聴き惚れるしかない。歌が上手い上手い。あまりディスコ曲として踊りやすいとは思わないけど、この曲はアメリカ歌謡の王道の極致だと思います。名曲中の名曲。こんな曲もこんなに上手い歌手も、もう2度と出ないでしょう。素晴らしいです。(追記:曲を聞きながら興奮して書いた暴言。ホイットニー・ヒューストンやマライア・キャリーはどうなんだという…こんな曲はもう出ないかもしれないけど…)(ちなみに当時ラジオでかかっていたのは340秒あたりまで。これは元々組曲なので長いです。私も全部は数回しか聴いたことがなかった。 1330秒辺りからのHeaven Knows がすごくいい。

★追記:これを書くのにネットを調べていたら元曲は1968年にRichard Harrisさんがレコーディングしたものだそう。知らなかった。だからこんなに情緒的なメロディなんでしょうか


ところで、こんなにドラマチックな曲なのに、歌詞は???…だとずーっと思ってた。

これがサビの歌詞。

MacArthur's Park is melting in the dark
All the sweet, green icing flowing down...
Someone left the cake out in the rain
I don't think that I can take it
'cause it took so long to bake it
And I'll never have that recipe again
Oh, no!


こんなに感動的な曲調なのに、なぜかドナさんは「雨の中でケーキが溶けている。耐えられないの。もう作れないわ。レシピも覚えてないし。どうしよおぉぉぉぉぉ」と唄っているのだけど、「なんでケーキぐらいでこんなに泣くのだろう…」と真面目に思っていた。

不思議なので旦那Aに初めてどういう意味なのか先日聞いてみた。そしたらこの溶けるケーキは、彼女の「終わった恋」のメタファー(暗喩)だと言うのだ。この歌は「終わった恋を嘆いている歌」らしい。ポエトリーなの。うひゃ~…今の今まで知らなかった。大反省。

今年5月にドナ・サマーさんは亡くなったそうです。大好きだった。この人の存在は今でもすごく大きい。今でもこの人の曲を聴くと洋楽を聴き始めたばかりの頃を思い出す。本当にありがとう。R.I.P.


 

ロンドンオリンピック2012閉会式




んまーなんとも沢山沢山詰め込んだものです。


スパイスガールズまで出てきた。これはもうTake That を見習って再結成ツアーをするしかないでしょう。今でも大人気みたいだし。ビクトリア・ベッカムが子沢山なんで問題はそこだけでしょう。


Take Thatも出ました。最後に大トリだもの。すごいなー。いつの間にそんなに大御所になっちゃったのよぉ。


後はそうだな…、真っ白頭のブライアン・メイ爺ですかね。びっくりです。真っ白。やはりイギリス一のお祭り男。今年のジュビリーには呼ばれなかったみたいだけど、10年前にはバッキンガム宮殿の屋上でギター弾いてました。お祭りがあるたびに、いそいそと出かけて行ってギターを弾いてしまう。オリンピックみたいな大きなお祭り騒ぎに彼が出ないわけが無い。なんと Brighton Rockまでやってくれました。オリンピックであんな昔の曲を聴けるとは…。やっぱりロジャー爺も付いてきた。また太ったな。この人の大ファンだったんですよ大昔…。


結局長丁場に疲れ果てて、アメリカではTake Thatの後にドラマを放送し始めたので、その後に出てきたらしいWhoは見ず仕舞い。


あーお祭りが終わっちゃったよ。このせいで妙な習慣がついてしまって、気分を元に戻すのに時間がかかりそうだ…。


今回のオリンピックのハイライトは、体操内村君の金可愛かった。



2012年8月12日日曜日

男子マラソン観戦完了!


マラソン見たわっ! 中本さん6位入賞! おめでとうございますっ! イェイェイェイェイ! 

ウガンダのキプロティッチさんもおめでとうございます! ずっと無表情で走ってたのに最後は大きな笑顔で国旗を背負ってゴールイン。ウガンダの金は初めてだそうです。よかったね~! みんなすごいなぁ。




2012年8月11日土曜日

オリンピック:陸上男子4X100mリレー 5位


オリンピックを毎晩見ているので文が書けない…。

ボルトすげー、アリシアちゃんかわいー、アメリカ短距離娘はすげー…と見入っております。日本が100mのリレーで5位というのもすごい。アメリカやジャマイカと競争して5位なんてすごいわっ。相変わらずアメリカのTVはちっともうつしてくれないけど…。アメリカの赤とジャマイカの黄色のユニフォームの間で、ちらちらとうつる白いユニフォームの日本男子君達を応援したわっ。さあ次はマラソンっ!




2012年8月8日水曜日

David Guetta ft. Chris Brown, Lil Wayne - I Can Only Imagine (2012)



御大David Guetta…



David Guetta ft. Chris Brown, Lil Wayne  - I Can Only Imagine (2012)

Album:  Nothing But the Beat
Released: Aug 24, 2011
℗ 2011 What A Music Ltd, Licence exclusive Parlophone Music France


私はDavid Guetta があまり好きではないと思う。いろいろと聴いてみたけど、タメばっかりで途中でコロコロ変わるペースがすごく踊りにくいし、メロディーも情緒的で単調、ウェット過ぎてお腹いっぱいになるからだと思う。ダンス風のアレンジをした歌謡曲。大昔のジョルジオ・モロダーみたいなもんですかね。すごく売れてるのにキャッチー過ぎて鼻につくタイプ。なんだかメロディーもアレンジも安易すぎる。リズムもあまりステキじゃないし、なんで売れているのかも分からない。こういう感覚的なものは言葉にするのが難しい。

Guettaさんの中途半端な前世紀風の金髪ロン毛もいかんと思う…うむ。

この曲は、敵を知らねばなるまいとDavid Guetta めぐりをしている時に見つけた。最初の印象は”Scatterbrain”。とっ散らかった印象。バラード調にHIP HOP、途中ではなんとQueenRadio GaGa風まで、まあーよくここまで違う曲をごちゃ混ぜに投げ込んだものだというもの。よくまとまってるとも思わないし、こういう売れ筋の曲調を集めて接着剤でくっつけたようなものが、いいわけがないと思っていた。

ところがついつい気になって何度か聴いてしまう。Youtubeの公式動画をお気に入りに入れたのが運のつき。何度も聴いてすっかりはまってしまった…。どうしてなのか分からない。Lil Wayneさんのガサガサしたラップにやられたかなと思う。あのラップのパートが好きで聴いてしまう感じ。あの部分だけで1曲作って欲しい。なんなんですかね…Guetta君に負けちまったのか…。

ところで、Guetta印ならなんでも売れるのかと思ったら、この曲はあまり売れなかったらしい。チャートでトップ5に入ったのはベルギーとポーランドと英国のダンスチャートだけ。アメリカなんてダンスチャートでも33位どまり。うーん何が売れて何が売れないのかも分からない。他の売れてる曲よりずっといいと思うけどな…。

PVもこれみよがしの近未来風。お金かけてます。やっぱり近未来風は流行ってるのかな…。


↑これを書いた後で、動画サイトでGuetta君のインタビューを見たら、なんだかすごくいい人っぽい。かなりチャーミングかも(笑)。




2012年8月7日火曜日

Perfumeはどこで売れているのか=西洋iTunes配信での動向を探る



以前のエントリー「Perfumeを海外へ」を書いてから早7ヶ月。あれからPerfumeの周りにはいろんなことがあった。エントリーを書いたのは去年の12月。それから3ヵ月後に突然のレコード会社の移籍。それに伴って新しい作品の海外での配信の開始。まずはアルバム『JPN』。それから春にはシングル『Spring of Life』も配信された。もうすぐ出る新曲『Spending All My Time』の配信も決まっている。


そもそもこのエントリーは西洋の市場を考えたものだったのだが、アジアの市場ではもっと大きな動きがあった。春にアジア向け現地バージョン『JPN』のCDの発売。今年の秋にはアジア各地でのライブハウスツアーも決まっている。古巣徳間ジャパンからは過去の作品をまとめたアルバムも発売される。もともと手ごたえの予想できたアジア市場とはいえこれは非常に嬉しい。



それでは西洋ではどうなのか。配信が始まった直後『JPN』がどこかのダンスチャートで8位までいったとか、そんな嬉しい噂も聞こえてきていた。『Spring of Life』が配信になった直後には、Perfumeの曲別の人気チャートで、『JPN』のどの曲も抜いて1番人気になったこともあった。やっぱりPerfumeにはそれなりのファンがついているらしい。


アジア人が西洋の市場で勝負をするのは、元々非常に難しいということは以前のエントリー「日本人はスーパースターになれるのか」で書いた。西洋では売れなくても当たり前。だからこそ、現地でのマーケティングなど一切やっていない極東のグループPerfumeが、一時的であれダンスチャートに食い込むことが出来たのは特筆に値するだろうと思う。


ではどこでどのように売れたのだろうか。世界に配信が始まってからほぼ5ヶ月。元々私はPerfumeはダンスミュージックの盛んなヨーロッパでいけるだろう。R & Bのアメリカではダメだろう…とかなり大雑把に予想していた。そこでPerfume曲のiTunesでの動向を探ってみようと思い各国のページを覗いて見ることにした。


各国のiTunesのページに行くと、それぞれの曲やアルバムを採点した客の人数が出ている(Customer Ratings)。これはアマゾンなどでの評価数と同じで、iTunesで曲を買った客の中からほんの一部の人たちがボタンを押してくれているのだろうと思う。売れれば大きな数だし、売れなければ少ない数だろう。国別のネットへの親しみ度などいろんなことが数に影響するだろうと思うが、それでもPerfumeの各国での売れ方を見るのに、ある程度の目安にはなるかもしれないと思った。そんな各国のPerfume作品に対する評価数は現時点で以下の通り。


                        JPN                      Spring of Life                   Rihanna

US                        337                        203                                  11186
France               39                          (0)                                    107
Australia              32                          (9)                                     854
Canada                 30                          13                                     761
UK                          29                         (14)                                 2814
Mexico                  21                         19                                     536
Brazil                     13                          (0)                                    172
Sweden                  8                           (0)                                    56
Spain                      7                           (0)                                    156
Germany                7                           (0)                                   1117
Italy                         5                           (0)                                   481

まず断っておきたいのは、この数字がかなり大雑把なおおよその目安であろうこと。曲を買ってもわざわざ評価のボタンを押してくれる人は少ない。評価数が少なくても実際にダウンロードされた数は何十倍と予想してもいいと思う(公式のダウンロード数は見つけられなかった)。

評価数が確認できたのは上記の国々。それ以外のオランダ、ニュージーランド、ベルギー、デンマーク、アイルランド、オーストリア、ポーランド、ポルトガルには十分な評価数が上がっていない(これらの国々にもファンがいることはYoutubeのコメント欄で確認済み)。上記のいくつかの国で『Spring of Life』の数字が( )内なのは、これらの国で現在この曲が既にiTunesストアから消えている事を示している(もう売られていない)。( )内の数字は発売後1ヶ月後あたりのものだったと思う。

結果は、なんとアメリカでぶっちぎりでダントツ1番人気なのだ。『JPN』が337人。次点はフランスだが桁が違う。なんとPerfumeはアメリカで売れているのだ。フランスが次点であることを見ても、やはりどうやらPerfumeJ-POP好きに売れているらしいと見た。アメリカでの人気はカリフォルニアを中心とした「不思議ニッポン文化好き」の若い子達によるものだろう(現地在住の日本人も多い)。フランスでの人気は言わずもがな。明らかにJapan Expo.にやってくるような「不思議ニッポン文化好き」のファンだろうと思う。これを見る限り、ダンス曲の盛んなヨーロッパで、特にクラブ系の音楽ファン(あちらの大学生はほとんどこれ)がPerfume買ってくれているようには見えない。なんと予想以上の「J-POP枠売れ」である。『JPN』のJ-POP寄りの内容を考えても、さもありなんということか。


市場での大きさを見るため、目安としてリアーナのアルバム『Talk That Talk』の数字を横に並べてみた。リアーナのようなスーパースタークラスと比べるとその規模の違いが分かると思う。それでも西洋で一切のマーケティングをやってないアジア人グループとしては素晴らしい結果だと思う。これから過去の作品が配信で西洋にも出されるのか、それに今後の度重なる新曲の配信で徐々にファン層を拡大していけるのか、結果が出るのはまだまだこれからだろうと思う。


Perfumeを海外へ」を書いてから半年間投げっぱなしにしていたが、海外展開も本格的に始まったことだし、一度途中経過を見てみるのもいいかと思った。いろんな意味で興味深い結果だと思う。


★ところで予約した『JPN Tour』のDVDが暫く前からうちに届いているのだけど、オリンピックで忙しくて見る暇が無い…。