能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2022年7月12日火曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第25回「天が望んだ男」6月26日放送



頼朝最後の日々。

前回の最後に「頼朝は自分の死が迫っていることがわかっている」とあった。頼朝が亡くなったのは52歳(満51歳)だそう。Wikipediaには「原因は落馬とも病気とも言われるが定かではない」とある。もしこのドラマのように「自分の死が迫っている」のがわかっていたのなら、頼朝は身体の調子が悪い自覚があったのだろうか。当時の51歳はどんな様子だったのだろう。

ネット上を検索してみると鎌倉時代の平均寿命が出て来た。24歳だそうだが、これは当時の乳幼児死亡数が多かったことによるもので、実際は貴族なら40~50歳ぐらいほどだったそう。

ということは、頼朝が51歳まで生きたというのは平均寿命か…比較的長寿。そろそろ加齢により具合が悪くなる年齢だったのかも。当時の権力者は比較的栄養バランスのとれた食事ができて健康的で、特に鎌倉の武士達は貴族的な生活を送った平家よりも健康的だったという情報もあった。彼らの死因はもちろん戦死も多い。ストレスによる病死もある。戦の前線にほとんど出なかった頼朝が51歳まで生きたのは幸運だったのだろう。平清盛の63歳も長寿。それにしても前回24話で調べた岡崎義実が89歳というのは…彼は超人、仙人レベルですね。



というわけで今回は(身体の具合が悪かったのか)不安になった源頼朝(大泉洋)が、縁起の悪い物事を避けようとしてバタバタするお話。その縁起の悪い物事とは…弟の阿野全成(新納慎也)が言ったデタラメのリスト。その頼朝の様子がコメディ。場面場面が漫画のような構図。すごく面白い。



その縁起の悪いこと、気をつけることのリスト

① 陰陽五行では相性のよくない色…平家の赤
② 久方ぶりの者が訪ねてくるのはよくないことの兆し
③ 自分に恨みを持つ者の縁者には気をつける
④ 昔を振り返ること
⑤ 人に先を託す
⑥ 仏事神事は欠かさぬこと
⑦ 赤子を抱くと命を吸い取られる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

① 平家の赤
政子の指示で義時の異母兄弟・北条時連(瀬戸康史)が赤いほおずきを頼朝の部屋に飾る


② 久方ぶりの訪問者
土肥実平(阿南健治)と千葉常胤(岡本信人)が久しぶりに訪ねてきた。


③ 自分に恨みを持つ者の縁者には気をつける
多過ぎて数え切れない。比企能員(佐藤二朗)は? 北条時政(坂東彌十郎)は? 頼朝は和田義盛(横田栄司)の館に住む巴御前(秋元才加)を訪ねて謝罪。

④ 昔を振り返ること
和田の館に巴御前を訪ねて昔の話をする。巴に謝罪。
相模川の橋の落成供養では政子(小池栄子)としみじみ。しかしこの場面の頼朝は気にしていない。

⑤ 人に先を託す
比企能員や大江広元(栗原英雄)三善康信(小林隆)が集まって頼朝の後継者を話し合っていた場に頼朝が現れて激怒。しかし相模川の法要の後には、北条義時(小栗旬)に源氏の未来を託す頼朝。


⑥仏事神事は欠かさぬこと
建久9年(1198年)12月27日。北条時政の四女の夫・稲毛重成(村上誠基)が、亡くなった妻のために相模川に橋をかけ、その橋の落成供養を行う。頼朝はそれに呼ばれて参加。しかし法要の後、悟りを開いた頼朝は神仏には頼らず好きに生きると言う。


⑦ 命を吸い取る赤子
頼家(金子大地)と比企能員の娘・せつ(山谷花純)が長男・一幡を連れてきた。

孫に会えてよかったねぇ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    
頼家の嫁問題。
頼家には比企家のせつとの子供がいるが、せつを正室にするつもりはない。つつじを正室にしたいと言う。三浦義村(山本耕史)が頼家に紹介したつつじの母は頼朝の叔父・鎮西八郎為朝の娘。頼家はすでにつつじと夫婦の契りを結んでいると言う。頼家は手が早い。頼朝はつつじが源氏の血筋だと大変喜ぶ。

頼家君がすごく嬉しそうだ

頼朝は北条家による相模川の橋の落成供養に出かける。縁起を担いで方違え(忌むべき方角を避けて外出)により和田義盛の館に立ち寄る。一旦館を出るが、途中の道が八田知家(市原隼人)の指揮のもと工事中。和田の館に引き返して巴に会い謝罪。


相模川の法要で頼朝は時政の妻・りく(宮沢りえ)と初めて会う。時政の本心を探るが、りくは時政にそのような野心はないと言う。りくは頼朝に「共に京育ち。りくは強いお方が好き」と頼朝に京にのぼるよう促す。現れた時政も「不満などない」と言う。

この場面の宮沢りえさんが最高。さすがの美女。やっぱり美女はこうでなくちゃね。男性を色香で惑わす美女。いいですねぇ。もうね、宮沢さんの色っぽい表情が最高。素敵。りくさんはどんどん男を色香で惑わせてください。

政子と和む頼朝の顔は明るい。義時には「頼家を支えてやってくれ」と告げる。頼朝は大御所となると言う。そろそろ引退しようと思っているらしい。「人の命は定められたもの。甘んじて受け入れよう。好きに生きる。怯えて過ごすのは無駄。」 頼朝、悟りを開いたか? 神仏には頼らぬということか?

頼朝は安達盛長(野添義弘)と共に帰路に就いた。二人、思い出話を始めたところで頼朝が落馬。

あれっ?わだっちがすごくイイ男でびっくりしたわ

その瞬間、それぞれの人物達が鈴の音を聞く。それまで頼朝が聞いていたのと同じ鈴の音。その音は義時には聞こえていない。なぜだなぜだなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ?


今知った。このドラマの元になっている『吾妻鏡』には、頼朝の死の記録が抜けていて、「落馬」のことに触れられているのは頼朝の死の13年後だそうだ。不思議ですねぇ。


とうとう頼朝が落馬してしまう。これで頼朝も最後か。それにしてもこの大泉さんの頼朝は素晴らしかった。大泉さんは色んな引き出しのある役者さんなのですね。最初はこのドラマはコメディ仕立てだとばかり思っていた。初回からちょっと面白系だった。それなのに回が進むに連れて頼朝はどんどん変わっていった。

上品な源氏のぼんぼん。女好きで手が早い。やる気のない若者から密かに野心が芽生え、リーダーとしての自覚を持ち、上総介との対面では源氏の棟梁の威厳を見せた。大軍を抱えるトップとして指示を出し、それでも女好きは止められない。警戒した部下の処刑。親族の討伐。平家討伐。冷酷。狡猾。残酷。親族の処刑、暗殺。京への野心。家族も犠牲にする。猜疑心。不安。そして悟り。

すごいと思います大泉さん。様々な顔を持つ頼朝が全て一人の頼朝として納得できました。面白かったです。三谷さんの脚本が素晴らしいのはもちろんのこと。大泉さんの頑張りに大きな拍手。



2022年7月7日木曜日

NHK BSプレミアム『今度生まれたら』全7話・感想



TV Japanにて。録画を見終わった。日本での放送は2022年5月8日から6月19日まで。NHK BSプレミアム。全7話。 また1話目を見逃してしまい2話から鑑賞。


原作は内館牧子さんの小説『今度生まれたら』。この小説は、内館牧子さんの「老後小説」シリーズの3作目だそう。そういえば同じ「老後小説」シリーズの『すぐ死ぬんだから』のドラマ(2020年NHK)もとても面白かった…以前ここにも長い感想を書いた。「老後小説」シリーズとは、団塊の世代…または日本の初期ベビーブーマー(1945年~1955年頃生)の世代…のお話かな。

面白かったです。ユーモラス。とにかくほのぼのと楽しいドラマ。


テーマは:
70歳になった夏江はつぶやいた。「今度生まれたら、この人とは結婚しない」
そして、これまでにあったターニングポイントがよみがえる。やり直しのきかない年齢になって、それでも今をどう生きるかを考え始める夏江や、とりまく人々を軽やかに優しく描く、内館牧子原作の「老後小説」をドラマ化。


ネタバレ注意

第2話から見始めて数話を見て思ったのは「みなさんお元気だな」笑
だって皆さん70歳ぐらいですよね。その方々がこれから新しいことを始めようかとか、恋に落ちたり、新しい生活を始めたり…なんだかパワフルな人々。すごいな~。私まだ50代だけれど彼らのように元気じゃないわ。


内容は時に深刻でもあり(誘惑、不倫、離婚)…う~んそうでもないか。様々なお題が出てきてランダムにそれぞれの話が絡み合い…淡々と過ぎて淡々と終わった。『すぐ死ぬんだから』のように何か大きな事件が起こるわけでもなく、ドラマチックな結末があるわけでもない。ベビーブーマーの世代の日常を(色々あるけれど)淡々と描いた風景画のようなドラマと言おうか。雨降って地固まる。いい雰囲気のドラマだった。楽しかった。妙に不思議なドラマでもあった。


メインの登場人物は,
専業主婦の佐川夏江(松坂慶子)70歳。夏江の夫・和幸(風間杜夫)。
夏江の姉・島田信子(藤田弓子)。信子の夫・芳彦(平田満)。
夏江の後輩・山賀敏男(小倉一郎)。敏男の妻・佐保子(余貴美子)
女性弁護士・高梨公子(風吹ジュン)
島田芳彦の同級生・吉野久美(ジュディ・オング)=バンビ

(余貴美子さん以外は)皆様ベビーブーマーの方々。ベテランの俳優の方々。まずそこ。俳優さん達が皆さんやっぱり上手い。芝居が自然。演技が演技じゃないみたいに自然。演技があまりに自然すぎて脚本に描かれた芝居であることを忘れてストーリーに引き込まれる。

風間さんと松坂さんの夫婦のほのぼの感が最高。夫婦の芝居は巧の技。阿吽の呼吸。ほのぼの。微笑ましい。和む。お見事。そして松坂さんと藤田弓子さん姉妹の会話の自然さとリアルさもすごい。まるで親戚にいる普通のオバチャン達…。

脚本も巧み。芝居も自然。ストーリーはユーモアを交えてほのぼのと。贅沢な時間ですよ。本当にいい。ほのぼの。


(私が年を取ったせいなのか)近年の若い世代のドラマや映画は、脚本も芝居も何かが不自然でストーリーに集中できないことも多いのだけれど、このドラマはすぐに馴染んだ。脚本が面白くて俳優さん達が上手いから、ストーリーに多少無理があってもどんどん引き込まれる。普通の人々の普通の日常の描写。そしてなんだか妙にお洒落。

そう。このドラマはあの団塊+初期ベビーブーマーの世代のドラマなのですよね。まずそこが面白い理由なのだろう。…昔の『金妻』の世代が今お婆ちゃんの世代になってるということだ。そうか、そうなのか…。


団塊+初期ベビーブーマーの世代は、私にとっては常に前の時代を走っているお兄さんお姉さん世代。彼らは様々な時代を力強く彩ってきたパワフルな世代。それぞれの時代で彼らが作ってきたものはいつも面白かった。彼らの作ってきた文化…映画も音楽もドラマも、それを喜んで消費していたのは、ちょっと後に生まれた私の世代…たぶん。

そんなお兄さんお姉さんの世代が今70代になっていることにあらためて驚いた。私が中学、高校、大学の頃に輝いていた年上のお姉さんやお兄さん。彼らが今70代…そんなに時間が経ったのか。私も年をとるはずだ。


松坂慶子さん、風間杜夫さん、平田満さんと言えば…深作欣二監督の角川映画『蒲田行進曲』(1982年)だもの。うわ~小夏さん、銀ちゃん、ヤスの階段落ち…。そう。まずそれ。すぐにあの3人だと思った。だから…小夏と銀ちゃんが夫婦を演じているだけで感動してしまう。風間さんちょっとかっこよかったな。松坂さんも綺麗だった。


そんなわけで、ストーリーは…色々あったけれどなんとなく全体にほのぼのしていて、ぐるぐるぐるぐる延々と回し続ける中華の回転テーブルとか、健の褌踊りとか、いろんな面白い不思議場面もあって楽しかったです。

最終話の最後、松坂さんと風間さんのキッチンのシーンは最高。おまえのらっきょ…あの間…。いいなぁ。なんだかニヤニヤする。結局このお二人は仲がいい。

松坂慶子さんが好き。彼女は声も優しい。癒し。お若い頃は本当にゴージャスな美女。見惚れた。今も綺麗なお姉さん。すごい

面白かったので録画を消す前にもう1回見直そうか。雰囲気を楽しむ。


NHK BSプレミアム『すぐ死ぬんだから』全5話・最終話感想 ---2020/10/20




2022年7月5日火曜日

お猫様H:天窓からの光



夏の間、光が光が…と言っているのは
階段の踊り場に 天窓から直接射す光
猫さんはお日様を追って移動する
ひまわりのように

Alien abduction



2022年7月1日金曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第24回「変わらぬ人」6月19日放送



範頼の運命、大姫の選択

頼朝の不安が止まりません。彼はとうとう一番信頼できる身内をも疑い始め、それは強迫観念になっていく。強大な権力を持った者が次第に周りの者を疑い始め、それが意味の無い粛清に繋がっていく。それは古今東西よくある話なのかも。心理的なパターンがありそう。この頼朝の時代は約1000年も前の昔で、頼朝の心理がどこまでそのパターンをなぞるのか実際には謎だけれど、このドラマの流れは十分納得できる。

しかしそれにしてもこのドラマの範頼はただただ惜しい。


範頼
頼朝一行が巻狩り(建久4年(1193年)5月6月)から鎌倉に帰ってきた。

源頼朝(大泉洋)は、前回の曾我兄弟の暗殺未遂の報で、弟・範頼(迫田孝也)が自身に代わって鎌倉殿の座に就こうとしたと範頼の背信を疑い始める。範頼の野心の証拠は、気を利かせて三善康信(小林隆)が京に送った文。その文は梶原景時(中村獅童)の手に入り頼朝へ届けられていた。


範頼を焚きつけた比企能員(佐藤二朗)は範頼を拒絶。義時は範頼に比企の関与を訪ねるが、範頼は比企を庇う。建久4年(1193年)8月2日 範頼は「謀反ではない」との起請文を頼朝に届ける。その起請文に大江広元(栗原英雄)が言いがかり…源姓を署名したのは範頼の野心の証拠だと言う。それを問われて範頼は引き下がる。

頼朝を政子(小池栄子)が説得。安達盛長(野添義弘)が呼んだ比企尼(草笛光子)も頼朝を説得するが、猜疑心に苛まれる頼朝は聞く耳を持たない。

建久4年(1193年)8月17日 範頼は伊豆の修善寺へ幽閉。

思うようにならぬ京/朝廷への進出に苛立つ頼朝は、その理由が誰か…範頼の呪いだと思い始める。頼朝の命で梶原から送られた善児(梶原善)が範頼を暗殺。

あっさりと暗殺されてしまった。すごくいい人だったのですよね範頼。もったいないなぁ。律儀な人で、これからも頼朝の力になったろうに。ところでまたまた善児ですが、なんだかこう何度も繰り返されると嫌になってきますね笑。驚きがない。彼が出てくると「ああそうか」と思う。  


大姫
京/朝廷との繋がりを強固にしようとする頼朝。大姫(南沙良)の後鳥羽天皇との縁談が棚上げになったことから、大姫を公家に嫁がせようとするが、大姫は頑なに心を開かない。大姫はまだ木曽義高が忘れらない。それでも長い時間が過ぎて、大姫は記憶の中の義高の面影が薄れてきていると言う。それで(秋元才加)に相談するため和田義盛(横田栄司)の館を訪ねる。巴は前に進むようにと大姫を説く。

気持ちを新たに大姫は京の帝へ嫁ぐことに同意。父母の役に立つのならと健気。


建久6年(1195)2月 頼朝2度目の上洛。頼朝は京の各方面に金銀をばら撒き、大姫と政子は丹後局(鈴木京香)を訪ねる(3月29日)…各方面へのコネを求めたものの丹後局に「田舎者、厚かましい」と侮辱される。

こわい 丹後局

大姫は傷ついた。寝所を一人抜け出して雨に降られていたところを三浦義村(山本耕史)に救われる。義村が大姫に説く「姫は姫の生きたいように生きるべきです…人は己の幸せのために生きる。当たり前のことです」。←これ。本当。本当に本当。基本です。素晴らしい幸せのための哲学。

横顔の綺麗な 大姫

大姫、病に倒れ鎌倉に帰ってくる。容体は悪化。大姫「私は私の好きにしてもいい。好きに生きると言う事は好きに死ぬということ。死ぬのは怖くない。死ねば義高様に会える。楽しみ」。建久8年7月14日(1197年8月28日)大姫死去。享年20。

本当にかわいそうだった。この大姫の話はちょっと涙が出そうになった。辛いね。でも義高君に会えたかな。だったらいいな。


岡崎爺
元気爺

岡崎義実(たかお鷹) このドラマでは前回の曾我兄弟の仇討ちへの関与で出家引退。記録では彼は建久4年(1193年)8月24日に老衰であるためとして出家したそうだ。そして亡くなった時は89歳。すごい!

岡崎さんは最初の頃に出て来た時は穏やかなお爺ちゃんかと思ってたのに、出てくるたびに坂東武者一番の武闘派。何度も何度も頼朝への不満を述べ、千葉常胤と共に直ぐに武器を取って戦い始めそうな様子。何度もびっくりした。 今回出家した後、訪ねてきた梶原景時が昔の話をし、「そういうことも… あったな」と言う。一瞬の場面なのに様々な思いの巡る表情。いい役者さん。

巴さんが幸せそうだ
よかったです。本当によかった。以前義仲と頼朝軍の戦で彼女が捕らえられた場面で「敵の武将の手に落ちるのは屈辱だろう」と書いたのですけど、和田さんがよほどいい人だったのだろう。気性の激しい女性を大切に大切にして心を開かせたのだろう。和田さんすごい。この巴さんが和田さんの家に入ったという話は一部の記録にも残っているらしいです。本当だったのかどうかは不明。でもここでは幸せな話になっていてよかったです。眉毛も分かれてた。綺麗。

意地悪な丹後局
鈴木京香さんがお綺麗なのですよ。彼女は何をやっても美しいお方。それなのにこの丹後局では容赦なくいけずなババアをなさっている。すごいね。しかしキツイな。さすがうまい女優さんだ。素晴らしいです拍手。もう笑えないほどハンパなく底意地が悪い。素直な大姫ちゃんが病むのも納得。

頼朝はだいじょうぶか
政子でさえ鎌倉殿はおかしいと言う。彼は怯えているらしい。娘の大姫を亡くしたその場で次女の三幡の入内の話を進めろと言うのは異常。そして最後にはナレーションで「自分の死が迫っていることがわかっている」。


2022年6月28日火曜日

Lizzo - About Damn Time (Purple Disco Machine Remix)(2022)



リゾちゃん元気



Lizzo - About Damn Time (Purple Disco Machine Remix)(2022)
About Damn Time (Purple Disco Machine Remix) – Single
Released: May 18, 2022
℗ 2022 Nice Life Recording Company and Atlantic Recording Corporation

元曲MV
Hey, 映画『Breakin'』のあの有名な
ほうきダンスのオマージュが出てくるじゃん。ターボ!
About Damn Time – Single
Released: April 14, 2022
℗ 2022 Nice Life Recording Company and Atlantic Recording Corporation



リゾちゃんの歌のPurple Disco Machineによるリミックス。ちょっと早くてもっとノリがいいぞ。元曲もいい。ディスコ調だ。懐かしい音。

この曲はすでにものすごく売れていてここに取り上げるのは「もういいかな」と思ったのですけど、今週英国のCommercial Pop Club Chartでこのリミックスが1位になってて。そして昨日『The Late Late Show with James Corden』のCarpool Karaokeにもリゾちゃんが出てきたので、丁度いい機会だからメモしておこうと思った。訳もすでに沢山出てるのですけど自分用に訳した。リゾちゃんは面白いのね。

★Purple Disco Machine
Tino Schmidt さん。1980年生まれのドイツ人の disco and house music producer and DJ。一人なんだ。グループじゃなかったのですね。このお方の名前はここのところ英国のダンスチャートでよく見かける。出す曲ほとんどチャート入りしているのでは。その名前のとおり、彼の曲は70年代レトロのディスコ調が多いのですけど、当時を知る年寄りにはちょっと安易過ぎるアレンジな気がしていた。ノリはいい。このリミックスも安易に軽いディスコ調だ。

㊟細かいことですが…
Is everybody back up in the buildin'?  
=私は「back up」で詰まってると思ったのだけれど、旦那Aはみんな家にいることだろうと言ってる
 It's been a minute, tell me how you're healin'
= 「healin'」治ってることか?コロナ?旦那Aはただ家で休んでるだけだろうと言う。healin'がfeelingと韻を踏んでるので大きな意味はない
 Feeling fussy, walkin' in my Balenci-ussy's
=この「fussy」は普通の意味なら「細部に細かく口うるさい」でファッションで完璧にということか。それとも細かいことが気になってそわそわするとか。それから以前リアーナがバルバドスのスラングでFussyにHappyの意味があるとも言ったらしい。「Feeling fussy」ならハッピーな気分で? さてどちらでしょう?「バレンシアシー」は韻を踏んでる。バレンシアガの靴。

英語の歌詞は韻を踏んで意図的に曖昧な言葉やダブルミーニングな言葉を使ったりするのでピンポイントでの正確な和訳は難しいです。間違ってたらゴメンネ



About Damn Time
Lizzo
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バッドビッチのお時間, yeah, 豊満な30
いろいろとあったけれど 私は今でも誰かとイチャイチャしたい (okay)
みんな建物に詰まってる? 
しばらくね どう回復してるのか教えて 
だって私 自分の感情を掘り下げようかと思って
どんな気分? 今どんな気分なの?

Oh, しばらく落ち込んでたの プレッシャーを感じてた
こんなにストレスを感じるには 私いい女過ぎるし yeah
Oh, 私 もう以前のあの女の子じゃない
Uh, ビッチ 私もっといい女かもよ

音楽のボリュームを上げて ライトを暗くして
私わかるの 大丈夫な気がする
Okay (okay), alright
今こそその時 (time)
音楽の音を大きくして お祝いしよう (alright)
感じるの 私は大丈夫だって
Okay (okay), alright
今がその時 (time)


今すぐ センチメンタルな
男や女に 元気付けて欲しい
完璧にバランシアガのアレで歩いて 
私のファビュラスをひき出そうとしてるの
だって 私つまんないこと気にし過ぎるから
カップには2ショットが必要ね
立ち上がって踊ってキメたい
Mm, 今の私そんな気分


Oh, しばらく落ち込んでたの プレッシャーを感じてた
こんなにストレスを感じるには 私いい女過ぎるし yeah
Oh, 私 もう以前のあの女の子じゃない
Uh, ビッチ 私もっといい女かもよ

音楽のボリュームを上げて ライトを暗くして
私わかるの 大丈夫な気がする
Okay (okay), alright
今こそその時 (time)
音楽の音を大きくして お祝いしよう (alright)
感じるの 私は大丈夫だって
Okay (okay), alright
今がその時 (time)

Bitch
だって, uh, 今がどんな時間かわかってるでしょ, uh
今夜 私がやってくる 今夜やってくる (uh-huh)
I'm comin' out tonight, I'm comin' out tonight (woo)
I'm comin' out tonight, I'm comin' out tonight
Okay (okay), alright
今がその時
I'm comin' out tonight, (let's go) I'm comin' out tonight (comin' out tonight)
I'm comin' out tonight, I'm comin' out tonight (woo)
I'm comin' out tonight, I'm comin' out tonight (comin' out tonight)
Okay (okay), alright
今こそその時

Oh
Bitch
Yeah, yeah
It's about damn time

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Songwriters: Blake Slatkin / Eric Frederic / Larry Tyrone Price / Malcolm Robert Andrew McLaren / Melissa Viviane Jefferson / Ronald Jerome Jr. Larkins / Stephen Eric Hague / Theron Makiel Thomas
About Damn Time lyrics © Sony/ATV Music Publishing LLC, Universal Music Publishing Group, Warner Chappell Music, Inc





2022年6月27日月曜日

Disclosure x Raye – Waterfall (2022)



ちょっと前にチャートに入っていた



Disclosure x Raye – Waterfall (2022)
Waterfall – Single
Disclosure & RAYE
Released: March 22, 2022
℗ 2022 Apollo Records under exclusive license to AWAL Recordings Ltd



久しぶりのDisclosure。そして大好きなレイちゃんのコラボ。いい歌です。Disclosureは大物になったし、レイちゃんはやっぱり上手い。


★Disclosure
もう大物ですね。英国のelectronic music duo。Howard (born 11 May 1994) さんとGuy Lawrence (born 25 May 1991)さんの兄弟デュオ。英国サリー州出身。2013年のアルバム・デビューでその最初のアルバムが2014年にグラミー賞のBest Dance/Electronica Albumにノミネート。それから出すアルバムがほとんどグラミー賞にノミネート。その他にも様々な賞にノミネートされ、また受賞も。英国のグループなのだけれど彼らはアメリカのダンスチャートでよく売れているみたいです。他のアーティストとのコラボも多数。このブログでは2012年にサム・スミスとコラボした「Latch」を取り上げたのですが、当時はまだスミスさんもDisclosureもまだまだ出てきたばっかりだったと思う。あれから両者ともスーパースターになりましたね。出世したな。

★Raye
そして今回のDisclosureのコラボはレイちゃん。Rachel Agatha Keenさん。1997年生まれロンドン出身。彼女のことはここでも何度かピックアップ。彼女はとにかく歌が上手い。ただ声が良くて歌の響きがいいだけではない。彼女の強みはリズム感。歌詞をかっこいいリズムに乗せて軽々と歌う。それがすごくうまい。この歌でも、後半の「Never had a lover like you, no….」の早口言葉みたいなのを軽々と歌ってる。こういう平たんで機械的なラップ調はジャマイカ系のラップに多いと思うのだけれど、彼女はガーナとスイスに英国のミックス。様々なリズムを軽々と操れそうな上手いお方です。今の若い女性シンガーの中でも飛びぬけて上手いと思う。



Waterfall
Disclosure and Raye
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あなたと私だけしか見えない
人が沢山いる部屋で あなたは私の決心
Oh, 二人の境界線を曖昧にして
混雑した部屋で 私は彼にキスをしたかも キスしたかも

Oh, now, baby, ちょっと待って
長い間 あなたを押し返してきた oh
そして私は都合のいい言い訳を使い果たした baby
わかってる そうよ
もう一晩も待てないoh
降参する 私の負け もう耐えられない

お願いだから
あなたの愛情を私に注いで
私への全ての愛を 私に
まるで滝のように baby
お願い
あなたの愛情を私に注いで
私への全ての愛を 私に
あなたに滝のように降り注いでほしい
Oh, baby, 私に全てを感じさせて


たぶんこれは間違い
でも あなたのタトゥーを私の肩に入れたい
もしあなたがバーボンと痛みだったなら
私はあなたを空に掲げて乾杯する どうしようもなく

Oh, now, baby, ちょっと待って
長い間 あなたに抵抗してきたoh
そして私は都合のいい言い訳を使い果たした baby
わかってる そうよ
もう一晩も待てない oh
降参する 私の負け もう耐えられない

お願いだから
あなたの愛情を私に注いで
私への全ての愛を 私に
まるで滝のように baby
お願い
あなたの愛情を私に注いで
私への全ての愛を 私に
あなたに滝のように降り注いでほしい
Oh, baby, 私に全て感じさせて (yeah)


生きる糧をちょうだい
私が愛せるものをちょうだい
私がしがみつける誰かをちょうだい
一番大切にするから
生きる糧をちょうだい
感じられるものをちょうだい
私が頼りにできる何かをちょうだい
本物の何かをちょうだい


あなたみたいな人は初めて no
こんな愛が欲しかった
落ち着いて そう落ち着くわ
彼を愛して そして彼に話そう
私にもいいところがあるって yeah
あなたみたいな人は初めてno
こんな愛が欲しかった
落ち着いて そう落ち着くわ
彼を愛して そして彼に話そう
私の一番いいとこを


お願い
あなたの愛情を私に注いで
私への全ての愛を 私に
まるで滝のように baby
お願いだから
あなたの愛情を私に注いで
私への全ての愛を 私に
あなたに滝のように降り注いでほしい
Oh, baby, 私に全て感じさせて (yeah)

Won't you let your
Won't you let your
Won't you let your
Water fall on-
Won't you let your
Won't you let your
Won't you let your
Waterfall

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Songwriters: Howard Lawrence / Jimmy Napes / Guy Lawrence / Rachel Agatha Keen



RAYE - Oscar Winning Tears. (2023)(Live at the Royal Albert Hall)

2022年6月26日日曜日

MLB★エンゼルス×マリナーズ:今日は乱闘だ!



今日は乱闘勃発だっ!あはははびっくりした。面白かったので記録する。

わかってるのわかってるわかってるわかってるのよ。ここに野球のことを書くのならエンゼルスの勝利のゲームのことを書くべき。そうなのです。大谷さんの21日の2発8点。その翌日の登板で8回2安打無失点13奪三振! そして25日のでかい16号ホームランも…見てます見てます。全部追ってる。でもそういう素晴らしい試合はこれからもきっと沢山あるではないか。いちいちブログに書くものでもないかと書かずにいた。

しかし今日は書かずにいられない。実はライブで今日のゲームを見始めたのは4回ぐらい。それで乱闘のことは後から知った。乱闘が起こったのは2回の表。まず動画サイトやTwitterなどの映像を見て驚き、一旦ライブのゲームを最後まで見て解説を聞いた。そしてテレビのチャンネルBally Sports Westが同じ試合を再放送するので録画。乱闘シーンを録画してまたじっくり何度も見た…笑笑笑

ともかく選手のみなさんは怪我をしなければよい。気をつけてください。しかしあれくらいの喧嘩はいい。いろいろと溜まってたところでいいガス抜きになる。しかし~~~~メジャーリーグってあんな喧嘩をするんだね。ちょっとびっくりした。面白いね。

Bally Sports Westの解説のおじさん達(ティム・サーモン、マーク・グビザ、パトリック・オニールさん)もみんな笑ってました。経験豊かな彼らもあれくらいの喧嘩は慣れているらしい。サーモンさんなんて穏やかな紳士なのに「いろいろと溜まってる時はああいうこともある。それにトラウトが前日にやられたからって、皆で一丸となって喧嘩しに行ってる。あれでまたチームがまとまっていいことだ…」とかなんとかおっしゃってました。笑いながら。

それにしてもレンドンがいきなり怪我してない左手で相手に張り手をやるからびっくりしたわ。怪我で休養中なのに大丈夫なのか~。

それから今日の死球を(おそらく)指示したネビン監督代行のインタビュー。彼も全然気にしていない。乱闘のことを聞かれて「スケジュールのせいで同じチームと8回も試合をし続けると溜まる物もある」とか言ってる。なんだ~全然反省してない笑。

あれは最初からそのつもりだったんじゃないかな。スタートのワンツ投手なんて見たことが無い。彼は「やれよ」と死球の指示を出されたのではないか。なんだか可哀想。だって初回からスターターのスアレスが出てこなかったもんね。

ネビンさんはちょっと短気なのかもね。しかしこれどっちのチームが悪いのかわからないな。昨日のトラウトもボールが頭に当たりそうだったし、その少し前にはウォルシュにもほぼ頭に球が当たりそうだったのですよね。すごく危ない。マリナーズの投手が下手なのか狙っているのかわからない。そのあたりにネビンさんが怒っちゃったのかな。昨日から随分怒ってましたね。どちらが悪いのかわかんない。…あ、その前にマリナーズのアプトンの頭に球が当たったのでしたね。それが最初か。

それにしても狙った死球と言えば…、去年のエンゼルスのゲームで白靴下の監督が同じような指示を出したようなゲームがあったと思う。あれは大谷さんが球を当てられたのではなかったか(覚えていない)。それでワタクシは去年は「白靴下のジジイは野蛮だわ。最低」などと怒っていたのです。しかしなんと今年はネビンさんがエンゼルスで同じ事をやっているという…どうするよこれ笑。アメリカのスポーツってこういうもの?


旦那Aも笑ってる。奴は北国の人で、子供の頃アイスホッケーをやっていたのですよ。…でアイスホッケーは乱暴なことで有名。旦那Aは普段は大変穏やかな男なのですけど、アイスホッケー中は乱闘に加わってペナルティ・ボックス(反省室)送りになったと言ってた笑。

…話はまたそれるけれど、プロのアイスホッケーはちょっと前の時代は本当に乱暴だったのだそうだ。敵チームが自分チームのスター・プレイヤーを狙って殴ってくるので、それぞれのチームに腕っぷしの強い喧嘩用の選手を雇ったりしていたのだそう。それがエスカレートして怪我をする人が多く出たので、今はずいぶんおとなしくなったらしい。アメリカって野蛮ですね。しょうがないな笑。ところでアメフトには乱闘はないそうだ。

追記:これを書いた後でYouTubeでアイスホッケーの乱闘の映像を見てみたのですけどものすごかった。あれは本気で殴り合ってる。ひどすぎてドン引き。本気の殴りあいで全然面白くない。 …それに比べればエンゼルスとマリナーズの乱闘は楽しいわ。


ともかく…、乱闘は決していいことではないけれど、まぁある時はあるのだろう。それにワタクシは女なので男達の喧嘩はどうでもよい。勝手にやってねと思う。そういえば女性はスポーツをやっていても殴り合いの喧嘩をすることはないですよね。やっぱり男が野蛮なのだと思うわ。まぁ勝手にやればよろしい。男同士の喧嘩にはあまり腹は立たないです。怪我をしなければよい。

解説のおじさん達も言っていたように、エンゼルスもこのことで気持ちが引き締まって結束が強まってこれからいい結果がでればいいな~と思う。どうか皆さん怪我をしないように頑張ってください。

というわけで、今日の試合は

エンゼルス 2点 × 1 マリナーズ


でエンゼルス勝利!おめでと~!