Happy Birthday きゃりーさん! はたちーおめでとう!
こういうの↓、時々意図せずばったりと出くわすんですよインターネットの世界で。これって知られてるの?
Kyary Pamyu Pamyu covershoot - The
PonPonPon star has a laugh with Nicola behind the scenes of her Dazed covershoot (きゃりーぱみゅぱみゅ - ぽんぽんぽんのスターが「DAZED」の表紙用写真の撮影現場でニコラと大笑い)
ページはイギリス、ロンドンのファッション&カルチャー誌『DAZED & CONFUSED(デイズド & コンフューズド)』のウェブサイト版。去年の12月号の表紙用にきゃりーさんとロンドンのアーティストがコラボをしたというお話。そのインタビューのビデオと10点の写真もあがってる。
衣装は日本人デザイナーの山縣良和という方。「縁起物の熊手をイメージしてデザインされた服の神様"THE SEVEN GODS(=七服神)"のうちの一体」だそうで、いかにも不思議の国ニッポンの作品。その様子を書いた日本語の情報はこちら。
ロンドンのファッション&カルチャー誌『DAZED & CONFUSED』。これすっごくトンガリっ子達の雑誌よ。アートスクールの学生が読んでるような雑誌。うっわーやったね…これ表紙ですよ表紙、皆さん。彼女の顔がロンドン中の本屋やニューススタンドに並んだわけでしょ。すごいですよ。
DAZED & CONFUSED 2012年12月号の表紙
インタビューの動画をちらっと見たけど日本語ぺらぺらの人が彼女と話してる(彼はもしかしてパンダキャラのデザイナーなの?)。彼女のことを「アジアを代表するアーティスト」とはっきり言ってますね。撮影は日本でしょう。ロンドンから雑誌が取材に来てその表紙用の写真を撮ったということらしい。
中身もエディターやデザイナーの名前もトンガリすぎて私にはよく分からないけど、きゃりーさんはとにかくすごい。「原宿ファッション」「キャラクターもの」「不思議の国ニッポン」を背負って真正面から取り上げられてる。それも彼女が自分で出て行ってるんじゃなくて、ロンドンの雑誌から取材に来てる。これとんでもないことです。ほんとに。
音楽がキャッチーなのは言うまでも無いことだけど、彼女のファッションやルックスも含めた全部のパッケージが面白いんですよね。いやーまいったいった。まさかロンドンがここまで興味を示してくれるとは…。かなりショックに近い驚き…。
そういえばワールドツアーももうすぐですよね。ロンドンのチケットも数分で売り切れとか。
イギリスは小さい国。ロンドンもヨーロッパの一都市にすぎない。だけどここの文化の世界的な影響力を馬鹿にしてはいけない。ロンドンのトンガリっ子が喜ぶものは必ずニューヨークやパリ、ベルリンのトンガリっ子にも飛び火するんです。だからすごいの。
きゃりーさんはほんとによくやってる。ご本人も頭がいいんだろうし、事務所が自由な売り方を全面バックアップしてるのも大きいと思う。面白いパッケージで売る。これは日本のポップスターの海外への売り方として最高に上手いやりかた。いやーまいったまいった。ほんとうに心臓がドキドキするぐらいショックな喜び…。
しかしなー…「Perfumeを海外へ」で「Perfumeの西洋への売り方をアート系で…」と私が言っていたのはまさにこういう感じなんですよね。きゃりーさんにちょっと先を越されたな…しょうがないけど。まあ比べるものでもないか…。