2012年1月10日火曜日

RuPaul's Drag Race 2

さて、「RuPaul’s Drag Race」、始まったのは2009年。それから毎年1月から4ヶ月間の放送で、今年で4シーズン目になる。最近再放送の録画を見てはまったのだが、これほど面白いものはなかなかない。いや、面白いなんて言ったら参加者の彼女達に失礼かもしれない。全員が本当に真剣。勝つために必死になってがんばっているのを見てるだけでこちらも心を動かされてしまう。

なにしろ、クオリティーが高い。野郎ばかりが化粧をして…なんてとんでもない。オーディションで選ばれてきたからなのか、ほんっとに綺麗な人が多い。全員ゴージャス。全員、クラブなどでショーをやってるプロなので自分の見せ方をわかってやっているわけで、エンターテイナーとして、非常に質が高い。

毎回の課題の内容も、それは厳しいもので、エンタテイナーの枠にはいる様々なタスクをこなす実力、それにオリジナルの創造性を要求される。コメディアン、寸劇の女優、ものまね名人、プレゼンター、司会、モデル、ダンサー、シンガー、ショーガール、インタビュアー、衣装デザイナー、スタイリスト、それにもちろんヘアメイクアーティスト。全員自分を素材とした総合プロデューサーとしての力が試されているわけだ。要は、司会のルポールがやってきたことを全員に要求していることになる。

美しさに体形は関係ない。すごく大きい人もいれば、ガリガリのモデル体形もいる、非常に女性的な体の人もいれば、メイクで勝負の人もいる。ショーガール風のセクシー系もいれば、中性的なハイファッションのモデル風、バービー人形のような女性として完璧なスタイルの子もいる。女装とはいっても、千差万別なんだなと思う。ただ、全員が、自分をどう見せれば魅力的になるかをよく解っていて、本当に見てて楽しい。全員ゴージャス。ほんとうに綺麗だ。

RuPaul- Glamazon
(もしこういうものが嫌いじゃないなら、ぜひ映像を2回クリックして、Youtubeサイトに飛んで大きな映像で見て欲しい。びっくりする人も多いと思う)


もともとは全員男の子。バックステージでノーメークで自作のドレスを縫っている彼女達は、一見普通の男の子だ。毎朝丁寧にひげをそらなければ、あごがすぐに青くなる。女装時は髭剃りあとをファンデーションで隠し、眉毛も丁寧に塗り固め別の眉毛を書いている。髪を伸ばしている子はほとんどいない。カツラを使うことがあたりまえだからだ。それに、人種的なものかと思うが、繊細な骨格のアジア人に比べて、白人や黒人の子達は、あごが大きかったり、首が太かったり、一見ハンデも多そうに見える。それが、メークや衣装で魔法のように綺麗な女性に化ける。ものすごいテクニックと毎日の努力の結果だと思う。
面白いのは、このドラァグクイーン達、25歳の男の子がお化粧をしてもそのまま25歳の女の子にはならない。大柄で豪華な彼女達は、ものすごくゴージャスだけれど年齢は不詳。おそらく、若い女の子の繊細な体形を再現するのが難しいからだと思う。

司会のルポールも51歳のおやじなのだが、まあ怖いくらい美しい。見ているだけで女の私も、もう少しがんばろうかなと、アイシャドウを塗る手に気合いが入ったりする。