能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年12月10日月曜日

Dinka - Toes In The Sand [Original Mix] (2012)



これは山下達郎さんだと思う。

 
 
Dinka - Toes In The Sand [Original Mix] (2012)

Album:  Innocence
Released: May 14, 2012
℗ 2012 GNKP Goodnight Kiss Productions GmbH
 
 
いや…スイス人のDJ。若い女の子です。DINKAさん。またまたいろいろとつついてたら出てきた曲。最近のプログレッシブトランスの一種だそうだけど、私には山下さんの80年ごろの曲にそっくりに聴こえる。曲名は「Toes In The Sand(砂の中のつま先)」
 
もちろん味付けや部品は現在の音なんだけど、目指してるところというのか、ターゲットのオーディエンスなのか、曲の目的なのか、80年代の山下さんあたりの曲の感じにすごく似てると思う。コーラスの使い方も似ている。同じ気持ちよさ。例えばこれ。



山下達郎 - LOVELAND, ISLAND (1982)
Album:  For You
Released:  21 Jan 1982

 
80年頃の私は青い顔でプログレやニューロマを聴いていて太陽には全くご縁が無かったので、この手のビーチ音楽というのは山下さん以外まったく知らないのだけど、他にもTUBEさんの「Season in the Sun」とか…(おっとこれは 86年だそうです)。コード進行の爽やかさ…? このつながりでいくとカシオペアやスクエアあたりとも繋がりそうだ…今すぐ出てこないけど。そういえば当時の「夏の海」タイプの海外の曲は全く知らない。
 
現代のスイスの20代の女の子のやるトランスが、80年頃の山下達郎さん達と何故かつながってしまう不思議。このDINKAさんが山下さんの80年頃の曲をまさか知ってるはずはないと思う。ほんとに不思議だ。最近のダンス曲らしくAメロしかないのもまた一興。
 
ところで、このDINKAさんというのも今ちょっと興味ある人。詳しくはまた今度。


Dinka - GreenLeaf (Original Mix) (2009)
Dinka - Violet(Original Mix) (2010)
Dinka - ToesIn The Sand [Original Mix] (2012)


2012年12月9日日曜日

Cerf, Mitiska & Jaren - You Never Said (Dash Berlin Remix) (2008)



またDash BerlinCerf, Mitiska & Jaren




Cerf, Mitiska & Jaren - You Never Said (Dash Berlin Remix)
You Never Said - EP
Released: Aug 4, 2008
℗ 2008 Armada Music BV



これでCerf, Mitiska & Jaren3回目。

それにしてもCerf, Mitiska & Jarenとは覚えにくい名前だ。もう少し覚えやすい名前にすればいいのに。オリジナルもいいのだけど、Dash Belrinのリミックスにした。

この人達の曲というのは、なにもダンスミュージックにしなくてもいいんだと思う。作曲も普通にいいし、キャッチーで普通に曲として聴ける。ちょっと音の感じも80年代の英国っぽい。ボーカルの人の声が好き。

ただこういう普通に綺麗な曲というのは、最近のアメリカでは受けないのかも。だからアメリカ人なのに、ヨーロッパのDJと組んでヨーロッパで売ってるのかもしれない。曲の嗜好の合うヨーロッパの客に向けてリリースしたほうが、チャンスがあるということなのかも。これもオランダのトランスレーベルのArmada Music からシングルで出してる。

いろいろとトランスを探っていると、アメリカやイギリスやオーストラリアの(あまりR&Bっぽくない)シンガー達がヨーロッパのレーベルから曲をリリースしてるのをよく見かける。

 

2012年12月8日土曜日

映画『ライフ・オブ・パイ/Life of Pi』:映画の魔法 2

 
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Life of Pi2012年)/米/カラー
127分/監督;Ang Lee
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綺麗です。ほんとに素晴らしい。元々絵には大変弱い人間なのだけどこれはスゴイ。ほんとに綺麗だ。おまけに動物が沢山出てくるし。動物、自然好きにはたまらない。
 
映画の魔法。こういう映画こそ、この言葉を使いたい。2時間の間うわーっわー………キレイダナー……ほぉー……と感嘆につぐ感嘆(心の中で)。美しいの…例えようもないほど。
 
英国BBC10年ほど前に『「Blue Planet/ブループラネット(映画「ディープ・ブルー」)』という海洋生物のドキュメンタリーがあったのだけど、それに人工的な(『アバター』みたいな)キラキラ感を添えたような絵。もうね…うそでもなんでもいいわ。あんなに綺麗なら。これぞ映画の魔法。
 

★インド人の男の子が、ボートでトラと一緒に太平洋を旅する…というお話。
 
原作は2002年に(英国の)世界的に権威のあるブッカー賞を取った本『Life of Pi/パイの物語』。ものすごく売れてました。当時よく宣伝もされてたし、本屋にも山積みになってた。友人も読んでいた。長い間ベストセラーだったそうです。
 
当時私は読まなかったのだけど、今年、数ヶ月前にこの映画の予告編を映画館で見て「こりゃ読まなくちゃ」とさっそく原作を買い込んだ。…が、前書きだけ読んで未だに積読。映画が始まっちゃったので先に見ることにした。
 

内容が哲学的だというのは聞いていた。宗教に人生に冒険に動物?…大好きなテーマだし、内容への興味も大いにあったのだけど、映画を見たらそんな理屈は吹っ飛んでしまった。いや私が映画から読み取れなかっただけなのだろうと思う。
 
だから内容の解説も感想も一切書かない。正直よく分からなかった。それでもこんなに興奮しているのは、絵があまりにも綺麗だったから。この映画の映像をもとに、積読しといた本を開こうと思う。きっといろんなことが見えてくるんだろう。こんな壮大なテーマを、半分だけ分かったような分からないような状態で書くことは出来ない。原作もいろんな解釈の仕方がありそうだ。
 

元々原作のイメージが凄いのだろうと思うけれど、それをビジュアル化した監督さん=アン・リーさんの手腕もとてつもないと思う。CGはまた進歩したんですね。もう動物が、どれがCGでどれが本物なのか全く分からなかった。だから話の展開も仰天もの。この映画は今の技術で作られたからこそ可能だったんだろうと思う。本物なのか作り物がリアルなのかもう無茶苦茶で分からなくなる。だから心を掴まれるし、ハラハラドキドキするし、怖いし、和むし、感動するし…それに言葉に出来ないほど綺麗…これを映画の魔法と言わずに何と言おう。
 

あまり全体の話には関係ないのだけど、主人公のお父さんが非常に古典的な昔の強い父親でいいなと思った。ああいう強い父親像は最近あまり見かけない。


アクション映画を見ながら極上の美を鑑賞し哲学するような映画。素晴らしい。魔法です。実はトラがとても可愛い。

 
 
 

2012年12月6日木曜日

Perfume海外ファンクラブ開設に寄せて7 -公式サイト充実での効果とまとめ



7●公式サイト充実での効果とまとめ


長々と書いてきたが、言いたかったのは、まずフリーの海外用公式コンテンツを充実させること。その上で(料金を払ってでも見たい)ファンクラブ限定有料オンラインコンテンツを提供するということだ。有料ファンクラブ限定のコンテンツはあくまでもエクストラ(本体の上に乗っかった特別なもの)。まず海外ファン向けに本体をしっかりさせないとエクストラの有難みがなくなってしまう可能性もあると思う。有料になったとたんに牙をむく海外ファンもいるかもしれない。

本体をしっかりと提供した上でなら、エクストラ(特別なもの)として国内用の「P.T.A.」のコンテンツも受け入れられやすいのではないか。お金を払ってまでPerfumeに近づきたい海外のコアなファンなら、Perfumeらしい(日本らしい)ゆるい内容も日本語もそのまま受け入れてもらえるだろう。


現在海外のファン達は、日本からの少ないPerfumeの情報を、個人個人で努力して入手(日本語を学んだ人も多い)、それをある者は自分で翻訳し、ある者は動画サイトを探し、ある者は日本人ファンと連絡を取り合い…。彼らはそうやって個々入手した情報を、Twitterやブログで世界中のファンとシェアしながら情報交換をしている。彼らはPerfumeに近づくために、せいいっぱい努力をしている。彼らの努力無しには、先月のアジアツアーもあれほど盛り上がらなかっただろうと思う。そんな彼らの負担を、充実した海外用Perfume公式サイトを出すことで、軽減してあげられないものだろうか。


それからもうひとつ。英語での公式サイトが充実すれば、ちょっとのぞきに来た一見さんも新規のファンとして掴むことができるかもしれない。充実した英語での公式サイトは、長期に渡って非常に効率のいい海外に向けての最大の宣伝広告なのだということを考えて欲しい。



いつものようにまたガタガタ書いたけれど、まあこういう見方もあるということで記録しておきたい。海外からの視点です。これも「Perfumeを海外へ」の実践編として記録したい。■


 


 

Perfume海外ファンクラブ開設に寄せて6 -まずフリーの公式海外向けサイトを充実させること



6●まずフリーの公式海外向けサイトを充実させること


以前のエントリーで、海外ファンクラブの開設は正しいと書いた。今でもそう思う。おそらく海外でのファンクラブツアーを予定してのものだろうと思うが、得体の知れない海外でのファン層を把握するためにもいいアイデアだと思う。

それに、ファンクラブ限定のオンラインコンテンツに料金を課すのもそれほど大きな問題だとは思わない。ただそれは、ファンクラブに入らなくても閲覧できる充実した公式のデータがあった上でのことだ。一般が閲覧可能な情報をまずフリーで提供して、その上の(もうすこし踏み込んだコアなファンのための)ファンクラブ限定有料コンテンツでないと、納得しないファンも出てくるかもしれない。


★まずは海外向けの英語での無料公式サイトを充実させること。

最新のニュース、メンバーの新規プロフィール、Perfumeの簡単な歴史、ディスコグラフィー、公式のフォトギャラリー、サイト内での公式PVの紹介(Youtube公式サイトと連動)。音源ストリーミングが無理ならせめて海外iTunesPerfumeのページへのリンク(これで試聴が出来る)。壁紙などツールのフリーダウンロード。英語でのツアー日程(文字のみで可)、それにe-mail登録のみでのファン同士のメッセージボード…。これぐらいは公式サイトとしてスタンダードなレベル。

公式サイトのデザインの項目に、
HOMENEWSBIOGRAPHYHISTORYDISCOGRAPHY=MUSICVIDEOSPHOTOSMULTIMEDIALIVEPRESSFORUMSHOPFANCLUB
ぐらいでいいだろうか。ニュース以外の基本の文字の情報(バイオグラフィー、Perfumeの歴史、プレス)は一度翻訳したら半永久的にそのまま使える。それ以外のページ(写真ギャラリー、ディスコグラフィー、ライブ日程、MUSIC、マルチメディア等)は、グラフィックで誘導して文字説明の必要のないデザインにすればいい。アイコンをクリックして写真を見たり、音楽を聴けるようなものであればいい。

現行の「グローバルサイト」での遊び(モーションキャプチャデータ)は、トップページにせずMULTIMEDIA(マルチメディア)のページなどに入れてファンの遊び場として温存させればいいだろう。これからもVer.34Perfume遊びを続けていけば面白いと思う。遊び場として独立させてPLAYGROUNDのページを作ってもいい。そんなページ内ならどんなにぶっ飛んだ事をしてもいい…。


それから海外向けのサイトは美しく尚且つ機能重視であることも大切。デザイン重視の重く見づらいデザインは客にすぐに飽きらられてしまう。「グローバルサイト」はかっこいいけどユーザーフレンドリーなデザインではないと感じた。公式サイトはあくまでも情報をファンに提供するコミュニケーションツールであることを第一に。海外のファンはそれほど辛抱強くないかもしれない。

それから継続は力。情報を安定して提供し続けることも重要。固定のデータ(BIOGRAPHYHISTORYDISCOGRAPHYMUSICVIDEOS)のページは1度作ればそのまま永久に使える。ページのデザインさえ整えば、簡単なニュースとライブ日程、写真だけの更新でファンも満足するし運用も非常に楽なはず。不可能ではないと思う。


これだけの内容を作るのに予算がどれぐらいかかるのか不明だが、せめて基本の項目だけでも実現できないだろうか(最初は規模が小さくても徐々に改善していけばいい)。現行の海外向けFacebookの内容などはニュースとしてそのまま使える。あれを公式のページに移転すればいいだろう。

予算次第だろうけれど改善出来ることはいくらでもある。せめて現在ネット上に散乱しているPerfumeの海外向け公式情報源(FacebookTwitter、ワールドツアーサイト、グローバルサイト等)を一つにまとめること。情報の混乱を避けるため、海外への窓口(サイト)は一つに絞ってそこから個々に移動できるようにしたほうがいい。時間がかかってもいいので来年1年以内に(1年目のメンバーシップが切れないうちに)公式海外サイトをまとめられないものだろうか。




Perfume海外ファンクラブ開設に寄せて5 -1200円分はエクストラの限定コンテンツ



51200円分はエクストラの限定コンテンツ


さて、海外ファンクラブの話に戻そう。

なぜこんなにがたがた口うるさく言っているのか…。それは今回、海外ファンクラブの開設で、1200円を参加者全員から徴収することが決まったからだ。日本のファンクラブの存在を考えたらフリーコンテンツにすることは無理なのだろうというのは理解できる。値段もそれ程高いわけではない。このこと自体に問題は無いだろうと思う。

しかし海外ファンにとって有料は文字通り有料なのだ。貨幣の価値の違う国の人もいる。限定コンテンツを有料にするのなら、それ以前にまず海外ファンのための無料コンテンツを充実させることが必要ではないだろうか。というのも1200円の有料コンテンツとは、(充実した無料コンテンツの上に上乗せされる)コアなファンのためのエクストラの限定コンテンツだと思うからだ。


日本のファンは日常的にPerfumeの最新ニュースに触れている。もちろん日本語のPerfume公式サイトで日々の詳しい情報を得ることもできる。日本在住ならTVの歌番組やニュースなど、Perfumeに日常的に触れることも可能だ。それにくらべて海外のファンは、そんな最低限のニュースに触れることさえ大変難しく(公式Facebookは見つけにくいと思う)、その上海外向けPerfume公式サイトがほぼ存在しない状態なのだ。

海外向けの基本の公式情報サイトさえ無い状態で、海外のファンがファンクラブに入会し、1200円で得られるものは、たまに配信される限定オンラインコンテンツのみ(2年目からは値上がりする可能性もある)。その有料オンラインコンテンツは、そもそも(金銭感覚もアイドルの捉え方も海外とは違う)日本のファンに向けてのもの。内容や面白味が上手く伝わらない可能性もある(翻訳はされるのだろうか)。

Perfumeの有料コンテンツが、海外スター達の公式サイトの無料コンテンツのレベルとそれ程変わらないという問題もある。写真にビデオに音源ストリーミング、雑誌記事にファン同士のメッセージボード…。もし海外のファンがこういうフリーの公式コンテンツを常識と考えているとしたら、Perfumeの有料コンテンツがかなり弱いものに思われても不思議ではない。

要は現状で、有料のファンクラブオンラインコンテンツは、海外のファンにとって1200円の上乗せ分の価値に思えないかもしれないということ。問題はバランスなのだと思う。基本の無料サービスが無い状態で、いきなり1200円を徴収するのは難しいのではないかということだ。



ちなみに海外スター有料ファンクラブの内容の一例を(なぜか男っぽいバンドが多いけど)。

U2=会員料金年間50ドルで(85ドルのオプションも有)
★ライブチケット先行販売、 豪華ハードカバーライブ写真集、メンバー選曲の15曲限定ライブCD、未発表ライブ音源3曲の即時ダウンロード、写真リソグラフ4枚、ブックマーク4枚、初回購入時ショップでの25%ディスカウント★限定音源ストリーミング、限定ビデオ(スタジオ&ステージ・メンバーインタビュー・過去のニュースアーカイブ等)、専用チャット、専用ブログ、過去のツアーでのスタッフの日記他…etc.

メタリカ=インターナショナル会員料金年間60ドルで
★全てのライブでのファンクラブメンバー専用エリアのチケットの確保、メンバーに会えるチャンス、ファンクラブ限定ライブ、抽選で(ラジオに呼ばれたり、事務所に行って未発表の曲を聴かせてもらったり、パーティーに呼ばれたり…)、★48ページのクラブマガジンが年4回。新アルバムの視聴、ファンクラブメンバー専用のメッセージボード、専用チャット、限定スペシャルグッズパッケージ購入権、会員限定オンラインコンテンツ(音源、ビデオ、写真、マガジン)、毎年違うデザインのT-シャツ、メンバーシップカード、サイン入りの写真、メンバーからのウェルカムレター、ショップのカタログとディスカウント、…etc.(メタリカはファン想い)

(極端な例ですが)ものすごく豪華。豊かな経済力をバックにおそらく赤字運営のサービス。Perfumeがこういうものと競争する必要は全く無いけれど、海外にはこういう極端な有料ファンクラブサービスも存在するという一例。一般的には 20~30ドル前後の会員費T-シャツとライブチケット確保が普通。