能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2021年3月23日火曜日

DJ Rae, Martin Badder - Change (DJ Spen & Reelsoul Remix)(2020)



延々といける



DJ Rae, Martin Badder - Change
 (DJ Spen & Reelsoul Extended Remix)(2020)
DJ Rae, Martin Badder - Change (DJ Spen & Reelsoul Remix)(2020)
Change – Single
Released: December 4, 2020
℗ 2020 LET THERE BE HOUSE RECORDS.



これはただただ何も考えずに流しておけばいい。とても気持ちいい。
元曲よりも、リミックスの方がいい。かなり良曲。


★DJ Rae
英ロンドンの女性DJ、シンガー、ソングライター、プロデューサー。この曲を歌っているのは彼女かな。

★Martin Badder
プロデューサー/DJ。このお方の名前は近年よく見かけます。売れてるのかな。

★DJ Spen
本名Sean Spencerさん。アメリカのDJ、record producer、 record executive。この曲ではリミックス担当。曲が締まりました。1968年の53歳。ベテランですね。1981年から活躍。

★Reelsoul
本名William Rodriquez IIIさん。リミックス担当。1980年生まれらしい。お父さんの影響で子供の頃から創作開始。





映画『ヴェルサイユの宮廷庭師/A Little Chaos』(2014):ヴェルサイユに大根を生やす







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『A Little Chaos(2014年)/英/カラー
/112分/監督:Alan Rickman』
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週末にNetflixをつついていたら出て来た。前知識はゼロ。英国の俳優のアラン・リックマン監督作品。好き。舞台はルイ14世時代の建設中の仏ヴェルサイユ宮殿。好物。それなら拝見。主演はケイト・ウィンスレット。いいですねぇ。おまけにアラン様がルイ14世をやっている。それは見なければ。


あらすじ
フランス。ルイ14世(1638 - 1715・在位1643 - 1715)(Alan Rickman)の時代。ヴェルサイユに宮殿とその庭園を建設中。国王の庭園建築家アンドレ・ル・ノートル(Matthias Schoenaerts)のもと、庭に野外の「舞踏の間」の建設を任されたのは、無名の庭師サビーヌ(Kate Winslet)だった。


感想
これはこれは…大根豊作物語。いや~驚くほど退屈な映画。あまりに退屈過ぎるので、途中で映像を止めて共に鑑賞していた旦那Aを振り返り、亀「ねぇ…これってどうなの?役者も大根だけど、脚本もずいぶん間延びしてる?」A「うん…台詞がね…。でも景色は綺麗じゃん」薄ら笑いをするA。亀「この俳優さんアクセントある?英語を喋る人じゃないでしょ」A「北かな。ビヨン・ボルグに似てる。まぁいいじゃん映像は綺麗だし」亀「そうね…」

…と見続けるものの…すぐに睡魔が襲ってきた。いや見ましたよ。見ましたとも。一応目は開いていた。わからなくなったら旦那Aに「ね、今どうなった?」などと確認しながら最後まで鑑賞。

しかしなぁ…これは…退屈だ。この主役の俳優さんは一体誰?ものすごい大根。表情がずーっと同じ。そしてルイ14世のリックマンさんは御本人のパロディみたい。いや彼のことは好きだからいいのですけど。

結局、景色や衣装は綺麗だったのだけれどお話は何も残らないボーっとした映画でした。そもそもボルグとスティーブ・ペリーを足して2で割ったような庭園建築家ノートルと、ケイト・ウィンスレットが恋に落ちるのはお約束だからそれはいい。話はそれが要なのだけれど…しかし二人の化学反応は薄い。それはいけない。こういうのは湯気を出して熱くなってもらわないと。お二人も盛り上がらず、話も何の盛り上がりも驚きもないままゆるゆると終わってしまった。

脚本が退屈。芝居の間もおかしい。すごくゆっくりでリズムが悪い。普段は上手いケイト・ウィンスレットさんも魅力がないし、いつもはキャラの立つStanley Tucciさんも全く輝かない。これはいかがなものか。

気になったので庭園建築家ノートルの俳優さんを見てみたら、このMatthias Schoenaertsさんはベルギーの俳優さん。英語に慣れてないのかと思ったのだけれど、インタビューの動画を見たら普段は英語ぺらぺらです。それならこの映画ではなぜこんなに大根なのだろう。そもそも彼は様々な映画の賞も取っている上手い俳優さんらしい。う~ん…首をひねる。やっぱ…脚本なんだろうな。ケイトさんもあまり上手く見えなかったですもんね。

映像は綺麗でした。アランさんがルイ14世の格好で拝見できたのもとても嬉しい。
とりあえず感想らしい感想とも言えぬが、記録しておこう。


アラン・リックマンさんは、大昔ブルース・ウィリスの『ダイ・ハード/Die Hard』(1988)のドイツ人のテロリスト役でファンになった。ゆるいファンですけど。あの長いお顔と声が好き。彼はロンドンにいた時に一度舞台を見るチャンスがあったのに見れなかった。残念。ウェスト・エンドで彼の出ている芝居の看板を見て「見に行こう」と思っていたのに、いつの間にか終わっていた。独特の雰囲気…カリスマのある俳優さんでした



2021年3月22日月曜日

Joel Corry x RAYE x David Guetta – BED (2021)



役者やのぉ



Joel Corry x RAYE x David Guetta – BED (2021)
BBC Radio 1 - Live Lounge 本当に上手いね!最高
Bed – Single
Joel Corry, RAYE, David Guetta
Released: February 26, 2021
UNDER EXCLUSIVE LICENCE TO ASYLUM RECORDS UK,
A DIVISION OF WARNER MUSIC UK LIMITED, 
℗ 2021 PERFECT HAVOC LIMITED



今欧米で売れてます。キャッチーです。良曲。

ボーカルのRAYE さん、DJのJoel CorryさんとDavid Guettaさんの作品ですが、このRAYE さんは出す曲出す曲ほぼ皆いい曲。良曲が多い。有名なDJとのコラボも多い。彼女の声は歌に乗りやすいのかもしれませんね。

ビデオはロボットのレンタル・ボーイフレンドとガールフレンドの話。星新一の世界だ。好き。RAYE さんJoel Corryさんがロボットをやってます。以前Katy Perryさんの時も思ったのだけれど、欧米の歌手の方々は芝居が上手いです。面白い。

ちなみにこのロボットのレンタル料はひと月£199だそうだぞ。3万円くらい?


RAYE さん
本名Rachel Agatha Keenさん。英国ロンドン出身のボーカリスト。1997年生まれの23歳。なんと…もっと年齢が上かと思っていた。すごくセクシー。すごく大人っぽいというか…大人ですけど…個性的なお顔です。エキゾティックですごく魅力的だと思う。しかしそんなにお若いとは思わなかった。2014年にデビュー。最初のヒットは2016年…ということは当時19歳。このお方の声が好き。様々なDJとコラボしているのも、彼女の声が皆に好かれているからなのだろう。上手いボーカリスト。動画サイトで出ているどの曲もいい。

Joel Corryさん
英国ロンドンのProducer/DJ。1989年31歳。彼の名前はここ数年よく聞く。よく売れているお方だと思う。2019年の6月に Joel Corry feat. Hayley May - Sorry (2019) を取り上げた時はまだ情報もあまりなかったのに、今はWikipediaにも彼の情報が乗っている。出世したのね。このお方は筋肉モリモリ体育会系で、スポーツとDJの二足のわらじらしいのですけど、このビデオのロボットもエエカラダをしてますねぇ。

David Guettaさん
説明の要らぬ大先生。超大物です。フランスのProducer/DJ。1967年生まれの53歳。ベテランの超超超大物。髪も短くなりました。まだ現役バリバリだな。このビデオでは冒頭の広告にオジサマロボットとして一瞬出てきますね。



BED
David Guetta, Joel Corry, and Raye
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私のベッドはあるけど、あなたのベッドの中にいたい

夜の9時5分
私の気分は覚醒中
あなたに電話してる だって物足りないから

朝には仕事がある
早い早い時間の 早朝に
でも 愛が高まってる時に 誰が眠りたいっていうのよ

Oh なぜこんなに辛いやり方してるんだろう?
私の身体はあなたの腕の中に入りたいの baby
朝になったら きっと後悔する
でもあなたが電話してきたら 抵抗できない


私のベッドはあるけど、今夜はあなたのベッドの中にいたい
私のベッドはあるけど、あなたのベッドの中に
今夜あなたに電話する時は そう言うつもり
私のベッドはあるけど、あなたのベッドの中に入りたいの


私 ベッドの左側に寝るでしょ
もしあなたが左側に寝るのなら
私は右側に移動するわ yeah あなたのためにね oh oh

朝には仕事があるの
早い早い時間の 早朝に
でもあなたとロックするなら 誰が眠りたいっていうのよ

Oh なぜこんなに辛いやり方してるんだろう?
私の身体はあなたの腕の中に入りたいの baby
朝になったら きっと後悔する
でもあなたが電話してきたら 抵抗できない


私のベッドはあるけど、今夜はあなたのベッドの中にいたい
私のベッドはあるけど、あなたのベッドの中に
今夜あなたに電話する時は そう言うつもり
私のベッドはあるけど、あなたのベッドの中に入りたいの

私のベッドはあるけど、今夜はあなたのベッドの中にいたい
私のベッドはあるけど、あなたのベッドの中に
今夜あなたに電話する時は そう言うつもり
私のベッドはあるけど、あなたのベッドの中に入りたいの


Ooh
あなたの愛が必要なの
あなたの愛が必要なの
Yeah
Ooh
あなたの愛が必要なの
あなたの愛が必要なの


電話が長すぎるわ 今
なに言ってるのよ 始めたいの 今すぐ
もし一人でいたくないのなら 今
私に電話して だって
私のベッドはあるけど、今夜はあなたのベッドの中にいたいから
あなたのベッドの中に入りたい

Oh-whoa
私のベッドはあるけど、今夜はあなたのベッドの中にいたい
私のベッドはあるけど、あなたのベッドの中に
今夜あなたに電話する時は そう言うつもり
私のベッドはあるけど、あなたのベッドの中に入りたい

電話が長すぎるわ 今
なに言ってるのよ 始めたいの 今すぐ
もし一人でいたくないのなら 今
私に電話して だって
私のベッドはあるけど、今夜はあなたのベッドの中にいたいから
私のベッドはあるけど あなたのベッドの中に入りたい


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Source: LyricFind
Songwriters: David Guetta / Giorgio H. Tuinfort / Janee Millicent Lucy Bennett / Joel Corry / Lewis Daniel Thompson / Neave Applebaum / Rachel Keen
BED lyrics © Universal Music Publishing Group, Sony/ATV Music Publishing LLC, Warner Chappell Music, Inc, Spirit Music Group, Reservoir Media Management Inc


Raye

Joel Corry

David Guetta





2021年3月19日金曜日

Judy Garlad - The Trolley Song (1944)



路面電車での出会い



Judy Garlad - The Trolley Song (1944)
Album: Meet Me In St. Louis 
(Original Motion Picture Soundtrack)
Released: January 1, 1945
℗ 1995 THIS COMPILATION WATERTOWER MUSIC 
AS LICENSEE FOR TURNER ENTERTAINMENT CO.



昨日の書いた映画『Meet Me in St. Louis』の中の曲。ジュディさんが輝いてます。楽しそうに演じているのね。

さてこの曲を訳してみた。乗客とエスター(ジュディ)が歌で会話のようなやり取りをして歌っているのですが、この曲は映画のストーリーとは全く関係なく、この歌そのものがストーリーになっているみたいです。ちなみに歌に出てくるハンティントン公園とはカリフォルニア州ロサンゼルスの地名。


まず乗客(コーラス)が、路面電車/トロリーでのおおまかな流れを語る。電車はハンティントン谷に向かって出発し、ハンティントン湖を過ぎて終点の公園に到着し、車両を降りることになってちょっと残念だと歌う。

じゃあジュディさんの歌うパートはというと…、この歌のストーリー中の主人公の女性が同じ路面電車で恋に落ちる話なのですね。それが乗客が先に歌ったパートと平行して描かれている。

かっこいい男の子が乗ってきて女の子の隣に座って会話が始まる。彼は終点まで女の子の手を繋いでくれた。嬉しかった。…その事をジュディさんが打ち明け話のように周りの乗客に説明している。

だから途中で話を聞く乗客達が「彼が好きだから話せないんだね」と歌い始め、ジュディさんの話に相槌を打つ。


そのような歌の中でのストーリーがあったのですね。だからこのシーンで途中から電車に乗ってくる隣人のジョンは、この歌には全く関係ない。歌の女の子のストーリーはそれだけで独立しているものらしい…と旦那Aが言っている。ちょっと混乱しますね。

なるほどね。これはいちいち訳してみるまでわからなかった。そもそも歌は歌詞がよく聴き取れない。映画で見ている時はぼんやりと見て、これは劇中の話なんだろうかと首をかしげてました。

それにしてもリズムがはずんでいい。ジュディさんが歌いながら表情豊かに演じてるのがいい。皆楽しそう。


The Trolley Song

Song by Judy Garlad
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乗客
Clang, clang, clang went the trolley
クランクランクランと路面電車が行く
Ding, ding, ding went the bell
ディンディンディンとベルが鳴り
Zing, zing, zing went my heartstrings
ジンジンジンと心が鳴った
As we started for Huntington Dell
ハンティントン谷に向かって出発した時

Chug, chug, chug went the motor
ポッポッポッとモーターは鳴り
Bump, bump, bump went the brakes
バンバンバンとブレーキが鳴る
Thump, thump, thump went my heartstrings
ドキドキドキと心が鳴った
As we glided by Huntington Lake
ハンティントン湖の横を緩やかに通り過ぎた時

The day was bright, the air was sweet
日は明るく、空気は甘い
The smell of honeysuckle charmed me off my feet
スイカズラの香りに魅了され
I tried to sing but couldn't squeak
歌おうとしたけれど きぃきぃ声さえ出せない
In fact, I felt so good I couldn't even speak
事実 気持ちよすぎて話すこともできない

Buzz, buzz, buzz went the buzzer
バズバズバズとブザーが鳴り
Time to all to disembark
みんな下車する時間
Time to fall went my heartstrings
私の心も沈んだ
As we got off at Huntington Park
ハンティントン公園で皆が(電車から)降りた時
As we got off at Huntington Park
ハンティントン公園で降りた時に

JUDY
With my high starched collar
糊付けされた高い襟に
And my high topped shoes
高く編み上げたブーツ
And my hair piled high upon my head
私の髪は頭高く結い上げられ
I went to lose a jolly hour on the Trolley
路面電車での楽しい時間を過ごすつもりだった
And lost my heart instead
それなのに恋に落ちたのよ

With his light brown derby
彼の薄茶のダービーハットと
And his bright green tie
彼の明るい緑のネクタイ
He was quite the handsomest of men
彼はとにかく最高にハンサム
I started to yen
私は熱望し
So I counted to ten
だから10を数えて
Then I counted to ten again
また10を数えた

Clang, clang, clang went the trolley
クランクランクランと路面電車は行く
Ding, ding, ding went the bell
ディンディンディンとベルが鳴り
Zing, zing, zing went my heartstrings
ジンジンジンと心が鳴った
From the moment I saw him I fell
彼を見た瞬間から私は恋に落ちた

Chug, chug, chug went the motor
ポッポッポッとモーターは鳴り
Bump, bump, bump went the brake
バンバンバンとブレーキが鳴り
Thump, thump, thump went my heartstrings
ドキドキドキと心が鳴った
When he smiled I could feel the car shake
彼が微笑んだら 車両が揺れるのを感じたわ

乗客
(Clang, clang, clang)

JUDY
He tipped his hat
彼は帽子を傾け
And took a seat
席に腰掛けた
He said, he hoped he hadn't stepped upon my feet
彼は私の足を踏まなかったかなと言う
He asked my name
彼は私の名前を聞いて
I held my breath
私は息を止めた
I couldn't speak because
話せなくなったの なぜなら
He scared me half to death
彼が死ぬほど怖かったから

Chug, chug, chug went the motor
ポッポッポッとモーターは鳴り
Plop, plop, plop went the wheels
プロップロップロッと車輪は回り
Stop, stop, stop went my heartstrings
止まって止まって止まってと心が鳴る
As he started to go
彼が行こうとして
Then I started to know how it feels when the universe reels
私は 世界が回る時 どんな感じなのかわかり始めた

乗客
The day was bright
日は明るく
The air was sweet
空気は甘く
The smell of honeysuckle charmed you off your feet
スイカズラの香りに魅了されて
You tried to sing
あなたは歌おうとしても
But couldn't squeak
きぃきぃ声も出ない
In fact, you loved him
だってあなたは彼を愛してるから
So you couldn't even speak
話すこともできないんだね

JUDY
Buzz, buzz, buzz went the buzzer
バズバズバズとブザーが鳴り
Plop, plop, plop went the wheels
プロップロップロッと車輪は回り
Stop, stop, stop went my heartstrings
止まって止まって止まってと心が鳴る
As he started to leave
彼が去ろうとした時
I took hold of his sleeve with my hand
私は手で彼の袖をつかみ
And as if it were planned
そしてそれはまるで計画されたかのように
He stayed on with me
彼は私と一緒にいてくれた
And it was grand just to stand
なんて素敵なの 立ってるだけでも
With his hand holding mine
彼が私の手を握っていてくれたの
Till the end of the line
終点までずっと

乗客
Clang, clang, clang went the trolley
クランクランクランと路面電車が行く
Zing, zing, zing went my heart
ドキドキドキと心が鳴った

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Source: LyricFind
Songwriters: Hugh Martin / Ralph Blane
The Trolley Song lyrics © Sony/ATV Music Publishing LLC, Fintage House Publishing, Kobalt Music Publishing Ltd.





2021年3月18日木曜日

映画『若草の頃/Meet Me in St. Louis』(1944):豪華なおとぎ話・輝くジュディさん





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『Meet Me in St. Louis(1944年)/米/カラー
/113分/監督:Vincente Minnelli』
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去年の年末にテレビを録画。年末に1度見て、昨日再度鑑賞。1944年の映画。ジュディ・ガーランド主演のクラシック。


1903年のミズーリ州セントルイスの家族=スミス家の1年を、ティーンの次女のエスター(ジュディ・ガーランド)を中心に描く。登場人物はエスターと3姉妹、兄、弁護士の父、主婦の母、祖父、家政婦、そして隣人のジョンと数名の町の人々。

裕福な中流階級の家族の1年を4つのパートに分け、それぞれの季節のシーンを描いて構成。特に大きな事件もなく、ティーンの女の子の恋話や、隣人とのやりとり、末っ子のハロウィーンの冒険、クリスマスの舞踏会などの家族の日常がきらびやかに描かれる。


フェアリーテールですねこれは。おとぎ話。時代は1903年。お父さんは弁護士。お城のような豪邸に住む美しい家族。5人の子供達と両親に祖父、そこに住み込みの家政婦を加えて9人がこの豪邸に住んでいる。さて1903年当時、現実にセントルイス市で弁護士の家族がこれだけ豊かな生活が出来たのだろうかと多少疑問には思うけれど、いやそんなリアリティは求められていないのですよね。

1944年と言えば第二次世界大戦の真っ只中。この映画は、戦争で空気も重苦しかった時代に、アメリカの国民が少しでも現実を忘れて…ありえないほど美しくゴージャスな家族の日常を描いた…フェアリーテール/おとぎ話を楽しめるようにと制作されたのだろう。華やかな美しい色彩に。美しい人々、美しい調度品、カラフルな衣装、何から何までが美しい贅沢なファミリー映画。本当の意味での映画の魔法…現実逃避のための映画だったのだろうと思った。


★ネタバレ注意

主演のジュディー・ガーランドは当時22歳。すでに大女優の風格。この映画で彼女が演じているのは16歳ぐらいの女の子。彼女は小柄で身長が151cmなこともあって実際可愛らしいのだけれど、時々ふと大人の顔になる。少女のようでありながら30歳を過ぎた大人の女にも見える。不思議なカリスマ。

ジュディさんは声が特殊。話す声は可愛いのに、歌い始めると急に成熟した大人の女の声になる。不思議です。特殊。彼女のカリスマの真似は簡単には出来ないと思う。本当に特殊なお方。

ジュディさんは1939年の『オズの魔法使い』で17歳でスターになり、その後も主演で何本もアイドル映画を撮っていて、この映画では既に大女優の佇まい。表情豊か。コミカルな演技も可愛い。

隣人のジョンに家のパーティーで始めて会うシーン。実は以前からず~っと彼に片思いしていたのに、初めて兄に紹介されると「お名前がわかりませんでしたわ」「あらこちらにお住まい?」などととぼける。
トロリーにジョンが来ないからとふてくされてるのに、ジョンが遅れてやってきたと知ると嬉しさで顔が輝き始める。散々嬉しそうに歌っていたのに、ジョンが隣に座れば微妙に困惑した顔。
ハロウィーンの日、誤解をしてジョンの家に殴りこみ。いきなりパンチを数発。その後の初めてのキスの後、うちに帰ってきてからの夢心地の表情。時々にやにやして心もそぞろ。目が泳ぐのがおかしい。
そしてクリスマスの舞踏会の前、姉との寝室のシーン。コルセットを締めた後の表情。コメディエンヌなのね。本当に表情豊か。
最後のジョンとの戸外でのシーン。ジュディさんの横顔が美しい。
そして妹と窓辺で歌う「Have Yourself a Merry Little Christmas」。その目が見つめる先に何があるのだろうと思わせられる独特の表情。22歳とは思えない。このシーンを見ると涙が出ます。

彼女は22歳にして大女優。この映画の監督はヴィンセント・ミネリ。1945年にジュディさんは彼と結婚。生まれた娘さんがライザ・ミネリ。この映画の頃に、二人が恋仲になっていたのかどうかはわからないけれど、ミネリ氏がジュディさんを一番綺麗に撮ろうとしていたのはよくわかる。ジュディさんは輝いてます。


それにしてもこの映画が1944年に撮られたという事実に驚く。カラーで大変美しい。衣装デザインこそ(1903年当時を再現して)古いのだろうけれど、出てくる人々の様子は現代とそれほど変わらない。言葉づかいも少し丁寧だけれど、今とそれほど違っているようにも思えない。表情豊かに輝くエスター、妹のトゥーティはお転婆だし、声が大きく元気のいいお父さん、おすましの美人の姉ローズや、穏やかな隣人のジョンの佇まいも、それほど古く感じないのは不思議。特にお爺ちゃんの紳士ぶりとその言葉づかいのモダンで自然な感じは…例えば彼がこの21世紀に旦那Aの家族に紛れていても不自然に感じないだろうと思うほど。
 

このお爺ちゃんを演じたハリー・ダヴェンポートさんは、1944年当時は78歳。彼の生まれた年は1866年! 日本人にわかりやすく言うなら1867年は「大政奉還」の年。なんと彼は日本の江戸時代に生まれたお方なのですよ。びっくり。

そのお爺ちゃんは、エスターが「クリスマスの舞踏会に行けない」と泣けば「私がつれていってあげよう」と言う…ティーンの孫娘を舞踏会に連れて行く素敵なお爺ちゃん。舞踏会の会場で美人のルシルさんに「お爺様大好き」と言われれば「若者は何時間でもあなたとお話ししたいと思いますよ」とスマートにこなし、またエスターが残念な男の子達とのダンスに疲れたら、かっこよく助け出してくれる。そして会場に現れた隣人ジョンを見つければ、踊りながらエスターをジョンの元に届ける。かっこいい紳士的なお爺ちゃん。最高。

スミス家のコミカルで優しいお爺ちゃん…かっこいい紳士的なお爺ちゃんは日本の江戸時代生まれ。その事実に驚く。ああ…この映画は歴史上の時代の人々をカラーの映像で残している映画でもあるのですね。


そういえばスミス家の屋内のライトはガス灯。最後の万国博覧会でのライトアップされた建物を皆で見て喜ぶシーンは、電気のライトが珍しかったからだそうだ。


この映画を…ひねりも毒も何もない、砂糖菓子のような綺麗ごとばかりの昔のハリウッド映画…だと捉えるのなら、それもまた事実だろう。この映画は…例えば70年代の映画のように…人の心理をリアルに掘り下げた映画でもなければ現実を描いた映画でもない。ただの夢物語。しかしその夢物語の後ろには、様々なストーリーがある。「美しい日常を描いた映画」は大戦中の人々の「現実逃避の映画」でもあった。

ほぼ2時間の大作。豪華絢爛。美しく上手い俳優たち。軽快な歌の数々。今の時代にも違和感のないユーモアと家族愛。どれをとってもこの映画が、今から77年も前に制作されたとは思えない。ものすごい偉業だと思います。

昔のハリウッドって本当にすごかったんだね…と思わずにはいられない。そんな映画。そしてその主演で輝く22歳の大女優、ジュディ・ガーランドさん。溜息。すごい映画です。






2021年3月16日火曜日

お猫様H:時間が過ぎるのが早いぞ



んむむ…
もう3月半ば。
最近は日々の過ぎるのが早すぎて、
頭でうまくプロセスできない。
ここのところ猫さんの写真も撮ってなかった
これは2月の写真





2021年3月15日月曜日

Lake Street Dive – Hypotheticals (2021)



いいね



Lake Street Dive – Hypotheticals (2021)
Album: Obviously
Released: March 12, 2021
℗ 2021 NONESUCH RECORDS INC. FOR THE UNITED STATES 
AND WEA INTERNATIONAL INC. FOR 
THE WORLD OUTSIDE THE UNITED STATES.



先週『The Late Show with Stephen Colbert』に出て来たバンド。大人のポップス。ちゃんとメロディーがあってポップ。そう。この曲にはメロディがある。いいことだ。リズムが軽くてお洒落。軽快。

バンドはLake Street Dive。このバンドのことは聞いた事がなかった。2004年に結成されたマルチなジャンルのバンドだそうだ。メンバーは

 Rachael Price – lead vocals, ukulele, guitar
 Mike "McDuck" Olson – trumpet, guitar, piano, organ, vocals
 Bridget Kearney – acoustic bass, electric bass, piano, vocals
 Mike Calabrese – drums, organ, vocals
 Akie Bermiss – keyboards, organ, vocals


ニューヨークのブルックリンをベースに活躍中。上手いバンド。メンバーの多くは家族がミュージシャンだったりしたことから、皆子供の頃よりクラシック音楽をやっていて、音楽の興味がジャズに移行した頃に出会った仲間らしい。60年代のジャズやソウル、ロックから影響を受けているそう。

このスタジオライブの様子では、全員が歌えるのね。上手い。楽しそう。これは実力派のバンドだな。

ルックスもみんな大人。ボーカルのレイチェルさんは髪型のせいか70年代の女性ボーカリストを思い出す。カーリー・サイモンとか。彼女はいい声。バンドのコーラスも心地良い。おちついた大人が余裕でやる音楽。いいですねぇ。

この曲が入った新しいアルバム『Obviously』は3月12日にリリースされたばかり。ほやほやです。


Hypotheticals

Lake Street Dive
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明らかに、私達、何かが始まりそう
これからどうなるか あなたが知っているとは思わない
でも私達 何かあると思う
あなたにも知ってほしいと思った

いろいろと仮説を立てているの
あなたの名前を私の名前の横に書いて
あなたと私が一緒にできることを想像してる
夢で全ての可能性を見たの
あなたは一人 私の横で暮らすべき時
ベイビー もう様子をうかがうのはやめましょう

早急な行動は必要ないけど
これは危険な魅惑、ちょっと怖いくらい
でも攻撃のプランがあるわ
私達をいつかそこに連れて行くつもり わかってる
プランAとプランBがあって
それにもしどうしても必要なら プランCにも行ける
何をやっても あなたと一緒にいられるなら

いろいろと仮説を立てているの
あなたの名前を私の名前の横に書いて
あなたと私が一緒にできることを想像してる
夢で全ての可能性を見たの
あなたは一人 私のそばで暮らすべき時
ベイビー もう様子を見るのはやめましょう

誰も未来のことはわからない
天気予報士も時々雨に降られるでしょ
でもあなたの中に 今まで見たこともないものが見えるの
確かじゃないかも 違う 違うかも
でも試して見る価値はあると思う

仮説は イエス
理論的には 永遠
何が起こるか見ましょう
でも私たち決して別れないといいわね

(repeat)

いろいろと仮説を立てているの
(仮説を立ててる)
あなたの名前を私の名前の横に書いて
(あなたの名前を私の名前の横に書いて)
あなたと私が一緒にできることを想像してる
夢で全ての可能性を見たの(全ての可能性)
あなたは一人 私のそばで暮らすべき時
ベイビー もう様子を見るのはやめましょう

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Source: Musixmatch
Songwriters: Mike Elizondo / Michael Daniel Calabrese / Bridget Kearney / Rachel Claire Price / Mike S Olson / Aamir Bermiss
Hypotheticals lyrics © Kearnabreezin Tunes, 17 Lake Street Music, Simma Da Na Music, Baby Uncle Music, Akie Bermiss Music