能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2017年11月9日木曜日

Stanley Clarke - Lopsy Lu (1974)



跳ねるベース



Stanley Clarke - Lopsy Lu (1974)
Album:  Stanley Clarke
Released:  Dec 31, 1973
℗ 2011 Sony Music Entertainment 


スタンリー・クラークさん。大御所です。なんとこんなファンキーな曲を1974年になさっていたのね。驚き。

このアルバムも25年ぐらい前にランダムに音楽探しをしていた時に買ったもの。この曲が一番ファンキーでした。ベースで踊りたくて当時いろいろと聴いてみた。ジャコ様はひととおり聞いた。ラリー先生もちょこっと齧った。ブーツィー様。プライマス。フリー。ジョンソン兄弟は後から知った。サクライテツオ様やストーさんは10年ほど前。

…で、結局マーカス様に落ち着いた。

上手い人々はごまんといるけれど、タイトでいながらブイブイ踊らせてくれるベースにはなかなかお目に…お耳にかからない。このスタンリーさんも他のタイプの曲を沢山なさっているので、ファンキーばかりではないんですよね。

ロンドンでもいろいろ見たんですけど、ライブでこれでもかこれでもかとスラップをやってくださる方はあまりいないんですよ。本当はうんざりするぐらいンデンデベチベチやって欲しい。だから昔のカシオペアのサクライさんにはびっくりしたのです。

他にもいろいろいるんだろうけどな。あまり知らないのかも。レッチリのフリーさん、プライマスのレス・クレイポールさんもしつこくやってくれますね。彼はすごいです。しかしプライマスにはメロディがないから飽きちゃう。

結局マーカス様が一番なのかな…最近聴いてないな。
ファンキーなベーシストをまだまだ探し中。
先日のアンドレ・ベリーさんも楽しかったです。

 

Andre Berry - Funk Bassの基本 "Pluck Placement"



先日デヴィッド・サンボーンさんを見た後で、ファンキーなベーシストのアンドレ・ベリーさんの動画を探していて見つけたもの。

彼はどうやらLACM (Los Angeles College of Music)という学校で教えている先生でもある(あった?)らしいです。その学校から出ているビデオなんですけどかっこいいのでとりあげます。





ものすごく単純なことなのにこのグルーヴ。かっこいいですねぇ。

Pluckの意味は「むしる」とか「摘む」「引き抜く」「引っ張る」なので、ピーンと弾くような弾き方なのかな。そのPlacementなので、その引っ張る弾き方をどこに置くのかというお話。

なるほどね~…ほー。感心しました。こういうリズムは感覚だけでノルことは出来ても、理屈で考えたことは今までなかったです。特に4番目のリズムは楽譜で書かれても私きっと読めないな。ノリだけならすぐノレるんですけどね。タメが気持ちいい。

説明もわかりやすいですね。いい先生。明るい。

アンドレさんはもう一つビデオがあったのでとりあげておこう。左手の使い方らしいです。アンドレさんかっこいいわね。


Andre Berry - Bass Quick Tip "Left Hand"
 

 

 

2017年11月8日水曜日

Perfume:FUTURE-EXPERIMENT VOL.01 距離をなくせ。




FUTURE-EXPERIMENT VOL.01 docomo × Perfume 距離をなくせ。

docomoOfficial


ライブで見ましたぜ。いやーすごかったですねぇ。こういうのをやってくれると「やっぱり流石Perfumeだわ」と思いますね。すごいわー。

昨夜ソファーに横になっていたんですけど…「あ…そういえば今日はPerfumeの…」と時計を見たらもう実験開始の5分前。早速iPadをとりだして見始めたら、猫がちょうどお腹の上に上がってきた…。おいーっ…ちょっちょっと…ヤメテ…お腹をフミフミ始めた猫に話しかけていたらFUTURE-EXPERIMENT VOL.01が始まってしまったではないか。そのままフミフミされて笑いをこらえながら鑑賞。

内容を全く知らなかったので、最初に女の子達が街を歩いている映像を理解できず…。「おっとかしゆかの後ろにタワーブリッジ…あーちゃん東京、のっちNY…」…3人の後ろ姿に時計のカウントが重なった映像でやっと理解。

 
 

これはライブです。

のっちはニューヨーク
かしゆかロンドン
あ~ちゃん東京

すぐに曲が始まる。

揃ってます!

すごいやん。すごいやないのぉ。おおおおっ!

 
 
 
面白いねぇほーこれはよく揃ってますよ。へーこれなのね…「距離をなくせ」ってこういうことなんだ。しかしその距離が遠い。すごいやないですか…。

ほー…

と思う間に終了。猫はお腹の上にのびのびになって寝ている。胸の上に置いたipadのスピーカーからの音楽を聴きながら寝てしまったらしい。
 
 
すぐに3人のトーク。このトークが少し遅れるのが面白い。でもほんの少しのずれなんですよね。会話にはほとんど違和感がない。しかしダンスは音楽であわせていたんだろうか…?イヤー不思議。あ~ちゃんが「すごいことなんですよ」と言ってますがほんとですね。すごいわ。
 
3人あわせてPerfumeです」は一回目は少し遅れてました。合わせてやるとのっちが少し遅れる。あ~ちゃんの冗談「かけだしのアイドル」も面白い。その後に遅れを調整して2回目にやった時はほぼ合ってました! これのっちさんがあわせたんでしょ。のっちすごいわ。3人はこういうのが本当にすごいです。
 
 
日が明けてからdocomoさんの公式の映像が上がってたので見直したんですけど、ダンスがやっぱり揃ってますね。これはちょっと前の「DISPLAY」のMVと同じタイプの見せ方ですね。3人がぴたりと同じ角度で動くので、切り張りのようにそれぞれの映像を合わせても揃って見える。Perfumeはこれがすごいのね。
 
本当にこればかりは世界中を探してもPerfume以外に誰もできないんじゃないのか。
 
本当にすごいわ。東京-ロンドン―ニューヨーク間は1万キロだそうです。これは技術の話なんだろうな。Perfumeだからこういう実験が効果的にできるということですね。

かっこよかったです。
 
 
ダンスが終わってアドレナリンが出ているせいなのか、あ~ちゃんがきちんとお話しできてましたね。時間が経つにつれてだんだんふわふわしてきたのはアドレナリンが切れたんだろうな。
 
かしゆかさんが「何度もリハーサルを重ねて…いざ本番がくると思うと、やっぱり一人ってこんなに不安になって、横を見れば安心するっていう気持ちがいつも無意識にあったんだなっていうのを実感しました」。のっちも目をキラキラさせながら「せっかくニューヨークに来てるのに…話をする二人がいない…すごく不思議な感じで…でもこの三角形のオブジェに入ったら三人でいるような気がして、普段肌感覚で感じている二人の空気を感覚で感じる…新しい体験をした…緊張したけど楽しかった」あーちゃん「離れているとこんなに難しいものなんだと思って。二人があってやっと舞台に立てる…」
 
ちょっとぐっときますね。そうなのよ。今回Perfumeとしてこの実験で何が一番特殊かって、三人がバラバラになったことなんですよね。三人ともそれぞれ違う国にいて時差もあるほど遠くにいる。あ~ちゃんとかしゆかが「他の二人に勇気を貰っている」という話、それにのっちが「いつもお話しをする二人がいない」というのもちょっと泣ける。この三人はいつもいつもずーっと必ず一緒だったわけで、こんなに距離を離れてPerfumeをやることは今までなかったのだろう。
 
 
この実験は技術も彼女達のダンスもすごいけれど、何よりも三人がバラバラになってもPerfumeを成り立たせたことに一番ぐっときました。ほんと。どんなに技術が発達しても地球の裏側はやっぱり遠い。今回は三人ともバラバラ。のっちさんはお一人様が得意だと聞いているけれど、やっぱりニューヨークで一人は心細いですよね。ロンドンのかしゆかさんも東京のあ~ちゃんもきっと同じ。Perfumeとして踊っているのに、他の二人が一緒にいないのは三人それぞれすごく違和感があったんじゃないか…。


それでも三人とも綺麗に揃ってましたよ。
Perfumeになってた。


遠く離れていても三人はやっぱりPerfume。そこに一番ぐっときました。
成功おめでとうございます。いい物を見せてもらった。感謝してます。

何度か映像を見直してますけど何度見てもすごいです。ひきこまれる。


これからかしゆかさんとのっちさんはそれぞれ観光する時間はあるんだろうか?皆様どうかお身体を大切に。今のロンドンは暗くて寒いで。


 

2017年11月6日月曜日

David Sanborn – Run For Cover (1981)



名曲中の名曲。


 
David Sanborn – Run For Cover (1981)

 Album :  Voyeur
Released:  Jan 1, 1981
℗ 1981 Warner Bros. Records Inc.
 
 
これをここでとり上げておこう。もうスキスキ

この曲は1981年のサンボーンさんのアルバム曲なんだけれど、日本ではマーカス・ミラーさんの曲としてのほうが有名なんじゃないだろうか。ベーシストが皆コピーしたくなる曲なのかも。日本ではたぶんそう。元スクエアの須藤さんが完コピをやっている動画も見たことがあるぞ。

マーカス先生の曲として有名なのはたぶんみんな同じ動画を見てやられたんじゃないか。91年の「Live Under The Sky」↓。強烈です。マーカスさんかっこよすぎ❤ 惚れる❤ 私もこれでマーカス先生のファンになった。いや元々好きだったんですけどますます好きになった。



The Marcus Miller Project -Run For Cover- LIVE UNDER THE SKY '91

↑このライブは日本です。バブルの香もまだ濃かった1991年。
このライブを見た方は本当に羨ましい。


ベースの印象があまりにも大きいんだけれど、この曲のサンボーンさんのサックスも軽やかでいい。軽やか。こちら↓のライブはサックスが軽やか。


David Sanborn & Marcus Miller - Run for Cover (1984)

Album:  Straight to the Heart
Released:  Dec 31, 1983
℗ 1984 Warner Bros. Records


今回サンボーンさんのライブで聴けたのがとても嬉しい。ベースのAndre Berryさんもかっこよかった。

動画サイトをつついていたらこんなのが出てきた。サンボーンさんと、マーカスさんと、昨日見たアンドレ・ベリーさんが共演している。これは貴重。ケオスやね😁😁 楽しそう😁😁😁😁 



David Sanborn - Run for Cover (Bass Duet : Marcus Miller & Andre Berry)
Smooth Jazz Cruise 2011




この曲は人気曲らしくて、ライブのレコーディングもあっていろんなバージョンがあるらしいのですが、今回1981年のオリジナル(上)を聴いてみたらとてもギラギラと生々しくてよかった。皆さんお若い頃の音ですね。

マーカス・ミラーさんのライブは2007年あたりに一度見たんですけど、この曲をやったかどうか…覚えていない…。

この曲は好き過ぎてとにかく一度はとり上げておきたい。好き好き




LIVE★David Sanborn/デヴィッド・サンボーン Live!! -4 Nov 2017




 

またまた大御所です。
 
またまた超有名な方…とはいってもワタクシはRun For Coverぐらいしか知らない。実はサンボーンさんではなくて、マーカス・ミラーさん経由で知った曲。アメリカのフュージョン界隈も10年程前にちょっとだけ齧った。サンボーンさんといえばDimensionのサックスの勝田一樹さんが好きな方なんですよね。サックスの音がちょっと似ているかも。
 
今回は早めに出動。いい席が取れた。ご飯を食べていたらバンドメンバーが出てきた。おっとライブが始まってしまったぞ。
 
 
アナウンスの後にサンボーンさんが出ていらっしゃる。素敵です。最初からノリがいい曲。2曲目には長いドラムソロ。このバンドはベースとドラムが巧い。ファンキーな5弦ベース。ドラムは手数が多い。パーカッションも巧い。ギターとキーボードも巧い。ギターがいい音。その巧くてノリのいいバンドの音の上に、サンボーンさんのサックスがのる。
 
かっこいい。
 
サンボーンさんはドラムの前の高い椅子に腰掛けて演奏をなさる。曲をバンドが演奏して、その上にサックスが絡む。演奏をなさっていない時は椅子の上に座ってバンドの演奏を聴くように目を閉じていらっしゃる。渋い。
 
どの曲もバックバンドが大暴れ。どっしりと安定した身体に軸が通りその周りを早い手技が踊る巧いドラム。真っ白な5弦ベースのファンキーなベーシスト。好きな音。彼はノッてくると首が前後に揺れステップを踏みながら歩き回る。すごくかっこいい。いいバンドはリズム・セクションが巧い。流石大先生のバンドです。期待通り。
 
 
MCは少なめ。もしかしたらサンボーンさんは物静かな方なのかも。3曲目ぐらいで十分温まってからやっと初めてのMC。バンドの紹介。そして「今日は来てくれてありがとうね」。お話になる口調も静かです。MCの途中で(何がきっかけだったのか)バンドのメンバーが「アダムス・ファミリー」「Petticoat Junction」などの昔のTV番組のテーマソングをちょっと演奏するお遊び。「昔のテレビのリプレイばかり見すぎてるよねぇ」などとおっしゃる。会場も沸く。
 
MCが少ないかわりに11曲がとても長い。だからいい。トークを含めたエンタメ・ショーというよりも律儀に音楽を聴かせるライブ。それもまたかっこいい。
 
 
曲名をあまり知らなかったのだけれど、紹介された曲名は1曲目Another Star (by Stevie Wonder)からMaputo」「Camel Islandたぶんもう2,3曲やってアンコールの前にRun For Cover。アンコールはThe Dream (by Michael Sembello。(最近のセットリストを見てみたら構成がほぼ一緒なので、おそらくこれ以外の曲はOrdinary PeopleChicago Songあたりを演奏したのだろうと思う)。
 
途中でパーカッショニストがステージ前に出てきて箱を叩く(あの箱の名前は「Cajón(カホン)」というものらしい。南米の打楽器だそうです。小さな箱なのに大きな音。そういえばアル・ディメオラさんもライブで叩いてました。
 
 
ハイライトはRun For Cover。マーカス・ミラーさんの有名曲。サンボーンさんの曲なんだけれど書いたのはミラーさん。この曲は動画サイトでマーカス・ミラーさんの演奏を見て惚れた。好きだ。サンボーンさんが「次の曲はね…Run For Cover」と紹介なさった時に思わず両手をあげて喜ぶ。ウヒョ~!待ってました。
 
ベーシストが前に出てくる。ベチベチバチバチンデンデ…うわ~好き。スキスキ。たまらん。好き。動画サイトのマーカス先生のソロを全部覚えてるのでついつい比べてしまうのは致し方なし。しかしこのお方もファンキーでかっこいいです。惚れる。
 
ベーシストが真っ白なベースを抱えて右に左に歩き回り、左のサンボーンさんを煽り、右のギタリストを煽り、真ん中で見得を切り…ひゃ~かっこいい。観客は喜びステージ上も盛り上がってノリノリになる。サンボーンさんもバンドの皆も大きな笑顔…顔を見合わせて笑っている。バンドの全員がその時を楽しんでいるのがわかる。幸せな時間。
 
観客も大喜び。曲が終わったら全員立ち上がって大きな拍手。一旦終了。
 
そしてアンコールは「The Dream」。作曲はマイケル・センベロ氏。サンボーンさん「彼は映画『フラッシュダンス』で「マニアック」を書いた人だよ」美しいバラードです。それが最後の曲。
 
曲が終わってサンボーンさんが手を振ってステージを下りる間、バンドはノリのいい曲を演奏。皆立ったままで手拍子。ライトが点いてからテーブルをシェアした隣の方と「すごかったわねー」と感嘆しあう。いいライブは皆が幸せ。
 
いやーかっこよかった。
 
大物のライブは逃してはいけない。必ず満足させてくれる。サンボーンさんが拝見できて良かった。遠いところをいらしてくださったことに感謝です。

ありがとうございまーすLove Love Love
😍😊😍😊😍Thank you


David Sanborn Electric Band
 David Sanborn – Saxophone
 Nicky Moroch – Electric Guitar
 Andre Berry – Bass
 Gene Lake – Drums
 Steve Wiengart – Keyboards
 Ramon Yslas – Purcussion