能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2019年1月16日水曜日

NHK 2019新春生放送!年の初めはさだまさし



年末から録り溜めしている番組をぼちぼち見ているんですけど、新年初の『生さだ』を昨日見ました。この『今夜も生でさだまさし』シリーズは、去年のいつだったか…TVでやっているのを知ってから録画予約をして見るようになりました。もう半年くらい見ているのかな。

番組はまったりと昭和の時代のラジオの深夜放送のようなノリ。いいですねぇ。ちょっと懐かしい。和みます。どうやらこの番組は2006年から始まったらしく…ひゃ~全く知らなかった。


さださんが画面の真ん中に座って視聴者からの葉書を読む…ほぼそれだけの番組なのですが、ワタクシのような年寄りには懐かしいノリ。まったりほのぼの…さださんのユーモラスな口調にクスクスと笑う。なんとなく内輪なノリも…和みます。

…というわけでこの日の回は大晦日のカウントダウンライブの後だったのだろうか…この『新年の生さだ』はいつもと違って大きな会場・両国国技館。ゲストも岩崎宏美さんや、コロッケさん、さかなクンさん、ももクロちゃんと豪華…とは言っても番組の殆どはさださんが葉書を読むだけなんですけど。面白かったです。以前からこの番組のことを書こう書こうと思っていて丁度いい機会なので書いておきましょう。


さだまさしさんは、正しい大人の方…正しい人生の先輩だと思います。彼のこの番組を見ているとしみじみと思う。毎回心に響くのは、さださんの人々に対するお心遣いです。葉書を書いてくださった方々にも、会場の方々にも、スタッフさんにも、さださんは常に思いやりをもって接していらっしゃるように感じます。大人です。ユーモアに溢れながらも常識的で、人々への優しい思いやりを忘れず…番組を拝見しているとそれがとても心地よくて…。そんなさださんの優しさはもしかしたら今の時代には大変貴重なものかもしれないとも思います。


そしてさださんは綺麗な日本語をお話しになる方。葉書を読む時も、ゲストの方々に対しても、ユーモアを交えながら(過剰に堅苦しくなることなく)丁寧な日本語をお話しになる。それがまた心地いい。

今のメディアは今の人々が作るもの。言葉は時代と共に変わっていくことも理解しています。しかし日本語も変わりましたよね。特に尊敬語はもしかしたらメディアから無くなりつつあるのではないかとさえ思います。近年はNHKでさえ敬語…特に尊敬語ををほとんど使わない。あれはNHKが「尊敬語はもう使わない」とある時から社内で決めたのではないかと思ったほど。そんな風に言葉とは時代が変わるにつれて変わっていくものなのだろうとも思います。

しかし昔の時代を知る者には、綺麗な日本語はやっぱり気持ちがいいわけです。この「生さだ」のさださんの言葉はとても綺麗です。さださんは、私から見て大人の世代の方。ちょっと前の日本の常識…人との関係ではまず相手を尊重することを普段からあたりまえのようになさっている…さださんは正しい大人な方なのだろうと思います。この番組を見ていると毎回それを感じてしみじみといいなぁと思います。


一見地味な番組ではあるものの、毎回必ず何か心に響く場面があるのもすごいです。毎回心が温かくなったり、ちょっと心動かされたりしてます。視聴者の方々からの葉書の内容にも、さださんのコメントにも、どこで心動かされるのか予想はできない。感動は突然やってくる。それもこの番組の大きな魅力。

…そんなことを前々から書いておきたいな…と思ってました。


ここで余談ですが…
私のさださんの思い出を書いておこう。

ず~っと記憶に残っている若い頃の一場面。1978年か79年頃…その頃巷では、さだまさしさんとゴダイゴが流行っていました。私はゴダイゴの「ガンダーラ」と、さださんの「天までとどけ」の両方が好きでした。

ゴダイゴの「ガンダーラ」はシングル盤を買った。
さださんの「天までとどけ」もシングル盤を買った。

そんな中学生の頃のある日、私は「ゴダイゴ」と「さだまさし」を並べて考えた。

どちらのファンになろうか…?
 
さださんの「天までとどけ」の裏面の「惜春」は素晴らしい曲。この曲の詩を見て「さださんのファンになったらこんなに美しい日本語の詩ともっと出会えるのだ」と思った。そしてまた同時期に、ゴダイゴの「ガンダーラ」や「モンキーマジック」を聴いて「ロックバンドで英語の歌はかっこいいな」とも思った。
 
さてどちらにしようか。
どちらのファンになろうか?
 
もしさださんのファンになれば、日本語の詩や言葉にもっと親しむようになるだろう(文学少女への道)。もしゴダイゴのファンになれば、バンドの音楽や英語の歌に親しむようになるのだろう。…その二択のうちのどちらかを選べば、それがこれからの自分の音楽の嗜好や興味の方向を決めるのだろうと、かなり真剣に考えたこともよく覚えている。なぜ両方を好きになればいい…と思わなかったのだろう。
 
結果私はゴダイゴのアルバムを買い始めた。日本語の歌詞よりもバンドの音と英語を選んだ。そして英語の歌詞に馴染んだことで、次第に興味は海外のバンドへ。そしてQueenのファン…洋楽全般のファンになっていった。
 
 
…だから今でも思うわけですよ。もしあの時、私がもしさださんを選んでいたら、私の人生はどうなっていたのだろうと。もしあの時、さださんのファンになっていたら、私はきっと日本語で文章を書いたり詩を楽しむ人間になって、英語を好んで勉強しなかったかもしれない。英語に馴染まず、洋楽も聴かなければ、私の人生は今とは全く違ったものになっていただろう。
 
さださんにはそんな思い出があるのです。
「惜春」が大好きでした。詩の言葉がとても綺麗。心に沁みます。

   薄墨の中に沈みゆく愛を
   涙と交互に掘り起こせば
   出逢うのはいつもあたたかな嘘と
   わずかばかりの夢の切れはし
 
「木蓮の香り降る夕暮れ」もいいなぁ…。まさかあれから40年も過ぎて、またさださんのお姿をテレビで拝見できるとは思っていませんでした。本当に嬉しいです。この番組の昔のラジオ番組のようなまったりとしたノリも本当に懐かしい。この番組に感謝してます。
 
これから隠れマサシタンになるのもいい。


2019年1月15日火曜日

大きいフルーツPummeloを食べてみた



先日猫エントリーで取り上げた「大きなグレープフルーツ」を食べてみた。

お猫様H:大きなフルーツ      ---2019/1/15

昔「グレープフルーツは手で剥いて食べた方が美味しい」と学生時代の友人が教えてくれた。普通に半切りにしてスプーンですくって食べるのもいいけれど、手でグレープフルーツの皮を剥いて白い袋から中身を取り出して食べるともっと美味しい気がする。というわけでこの巨大なグレープフルーツも手で剥いてみることにした。

上に小さく切り込みを入れて剥き始めたら皮がバラバラになった。

 
皮の中の白い部分はふわふわで肉厚。鼻を近づけると、おっとこれは

百合の花のような香り
 
これがお花の香り
 
とてもいい香り。ふんわりと微かに百合のような匂い。不思議です。綺麗な香り。お店でフルーツを手にとって匂いを嗅いだらグレープフルーツそのままの匂いだったのに、皮を剥けば百合の花…なんと優雅な。これは不思議。
半分に割る

出てきた中身は大きめの袋。ふわふわの白いのをつけたままの袋を開けて中のフルーツを取り出す。薄い黄色の中央から背の側にむかって淡いオレンジ色のグラデーション。白い袋の内側は淡いピンク。とても綺麗。中央に小さな種が並ぶ。中の果汁の入った袋は破れにくいので、中身を取り出すのにも困らない。


ボールに入れてみた。


ボールに入れたフルーツを手でつまんで口に入れる。優しく淡い味。苦味はほとんど無いし酸味も少ない。ほんのりと甘い。繊細な味だ。とても美味しい。ちょっと感激。酸っぱいのが苦手な私には丁度いい酸味。
 
これはグレープフルーツではない。苦味も酸味も少ないので、グレープフルーツを期待するとぼんやりした味に思える。これはもっと優しい味と香り。別のフルーツと思ったほうがいい


いったいこれは何だろう?ネットで外見から情報を探す。大きい柑橘系なら、東南アジアの「ポメロ/Pomelo」とか日本の「バンペイユ/晩白柚」などという物が出てきたが、写真で見る限り微妙に違うような。

フルーツに付けられていたゴミのように小さなラベルを見てみたら

Pummeloと名前が書いてあった。プメロ?


ちなみにこのフルーツはアメリカ産。しかしPummelo Fruitsで検索すると東南アジアのPomeloが出てきたりする。同じものなのだろうか?…日本のブンタンが同じものだという情報も出てきた。

 ❤外はグレープフルーツの香り。
 ❤中の白いふわふわは百合の香り。
 ❤中のフルーツは宝石のように美しい。
 ❤味はほんのりと上品に甘酸っぱい。
 ❤とても綺麗なフルーツ。

これはとてもいいものを見つけたわ。ちょっと感激。

 

2019年1月14日月曜日

耳下腺腫瘍の摘出手術・一ヵ月後の様子



13日で手術から一ヶ月が過ぎた。思ったよりも早く普通に生活できるようになった。年末にはライブでちょっと踊ったし、状態はいいのだろうと思います。

お酒は飲んでいない、運動もしていない…のだけれど、普段からあまり飲まないし運動もしないので不自由は感じない。年末に友人を招いてご飯を食べた時に、赤ワインをグラスに1cm程飲んだら、ちょっと傷の辺りがドキドキしたのでまだ飲まない方がいいのだろうと思った(お屠蘇は大丈夫)。


去年123日の早朝からの手術では、入院をせずに日帰り。傷口には薄いテープを貼ったのみ。翌日にはドレーンを抜いて、手術後2日目の夜(約30時間後)にはものが食べられるようになった。傷の痛みは殆どない。手術後1週間目頃に風邪をひいて微熱が続く。10日目に検診。傷の状態を先生に見てもらい、テープを貼りなおしてチェックはおしまい。縫合した糸は溶けるタイプのもので抜糸も必要ないとのこと。手術後の検診はこれで最後だと言われた。ぇええええ?

日本の方々のブログによると、日本での耳下腺腫瘍の摘出手術では一般的に1週間の入院。その後の検診も数週間後、数ヶ月後から半年、1年後と続く…とあったので、

ワタクシは大変拍子抜け。

…ぇぇえええええ?これでお終い? もうハンサムなイタリア人の先生には会えないのかしら?あらー残念…なんだなんだなんだなーんだ…ょ。
 
この病院は保険会社付属の病院なのだけれど経費の節約なのだろうか?…「うまくいけばこのままで大丈夫なはずだから調子がおかしくなったらまた予約していらっしゃい」…ということなのだろう。やっぱりアメリカは大雑把で粗っぽいなと思う。
 
その後は家でのんびりと過ごして、12月末にライブハウスへ復活。外出も手術後の2週間目ぐらいから出来ていたと思う。
 
おっと鏡を見て描いたから左右が逆になった 傷は右側です


取り除かれた腫瘍は良性。サイズは1cm強。周りの組織も少し取り除いたとのことだったので、直径2cm弱ぐらいの組織が切り取られたのではないかと思う。耳の下から後ろにのびる傷の長さは3cmほど。耳たぶの前面から測っても全体の長さは5cmほど(もっと大きいかと思っていた)。今は傷痕用のテープを貼っているが、傷は髪に隠れて前面からは殆ど見えない。先生が上手な方で傷が小さいことに心から感謝感謝感謝。
 
傷の周りは、手術後5日程は腫れていたが徐々に治まった。それでも傷周りの多少の形状の変化と違和感は今も残っている。腫瘍のあった耳の下には大きな凹み。その凹んだ部分の周りの皮膚が硬く強張っている。傷は小さいのに、周りの大きな範囲が盛り上がって硬いのだけれど、これは大丈夫なのだろうか? 英語で「Scar Tissue」とは「傷ついた組織」だろうか…その部分の形状が元の姿に戻るのに半年から1年はかかるらしい。まだまだ道のりは長い。
 
 
傷の周りの皮膚の麻痺の範囲は、手術直後に比べると減ってきている。感覚が戻らないと言われた耳たぶにも感覚が戻ってきた。凹んだ辺りの皮膚にはうっすらと感覚が戻りつつあるが、耳の前の Scar Tissue(固く盛り上がった部分)はまだ感覚が戻らない。
 
ここ2週間ほど、時々 Scar Tissue の周りでざわざわと何かが蠢くような感覚を感じる事がある。ある方のブログによると、どうやら「手術で皮膚を組織から剥がすことで一旦切れた神経が、再生してまた繋がりつつある状態」らしい。確かにそんな感じはあるかも。
 
皮膚の感覚は11日と変わる。術後2週間程は、傷の周りの感覚が無かったので痛みも殆ど感じなかったのだが、感覚が戻ってくるにつれて組織が引っ張られるような違和感を感じるようにもなった。年末にライブで踊っていて「少しクラクラした」というのも、首の内部の組織が引っ張られて違和感を感じたことによるものだろうと思う。普段はほとんど痛くないのだけれど、首の筋肉を動かすとたまに首から脳に響くような感じがある。まだまだ気をつけたほうがいい。
 
手術から一ヶ月の様子はこのようなもの。Scar Tissue の辺りに違和感があるのでそれが気になるが、日常生活には何の問題もない。お酒と激しい運動はしばらく控える。泳ぐのもいけないらしい。傷周りの強張りはもう少し様子を見て、気になったら病院に連絡しようと思う。


耳下腺腫瘍の摘出手術の記録       ---2018/12/7



お猫様H:大きなフルーツ



ネタ切れ時の猫だのみ…。
いや書くつもりのネタは沢山あるのですが、どうにもスイッチが入らない。というわけで、お猫様とフルーツシリーズ。

大きな柑橘系の果物を買ってきた。これはなんぞや。グレープフルーツと書いてあったけれど、巨大です。メロンくらい?また猫さんが転がすかどうか見てみましょう。

ほら~これ見て~大きいねぇ。
 コレハナニ?
😓
 4.5キロの猫さんが小さく見えます
記念撮影
転がすには大きすぎて
ふわふわあごマッサージ
 
 
大きいフルーツPummeloを食べてみた     ---2019/1/16
 
 
 

2019年1月8日火曜日

LIVE★Sheila E/シーラ・E. LIVE!!!– 30 December 2018






いや~………というわけでやっぱり行ってしまったシーラ・E.姉さんのライブ。ぁあああぁよかったですよかったです最高最高最高。

ライブの直後会場を出てすぐ旦那Aに「Best Live?...ever..」と聞くと「Definitely! …This year…」と返ってきた。いやほんと。今年間違いなくベストライブ。私にとっては最高のライブの一つかもしれない。盛り上がりました最高。あ~見てよかった行ってよかった彼女に会えて良かった。


実はチケットをギリギリまで買っていなかったんですよ。チケットを買ったのはドン・マクリーンさんを見た翌日。というのも(ドン・マクリーンさんのライブの感想でも書いたように)12月は私初めての全身麻酔の手術があるので、年末までにシーラ姉さんが見れるほど元気に回復できるのかどうかギリギリになるまでわからなかった。

実は1227日にマクリーンさんのライブを見て「ああ私大丈夫だわ」と思った。これならシーラ姉さんのライブも見れるだろう。ジャズクラブなんだし首が痛いならおとなしく座っていればいい。なにも踊ることはない。ともかくシーラ姉さんが遥々来てくださるなら応援にいかなくちゃ。昔20歳の頃に彼女が大好きだったのよ海亀。やっぱり見なくちゃね。会いにいかなくちゃ。シーラ姉さん大好きだもの。❤❤❤


実はシーラ姉さんを見るのは今回で4度目だ。

1回目は東京でのソロライブ。1985614日・渋谷公会堂。チケットを取ったら(奇跡の)前から10列目。うひょ~っと喜んだ。実はその日遅れて会場に入ったら、もうライブが始まっていた。会場の真ん中の通路を前方に下りていくとシーラ姉さんが舞台の真ん中でドラムを叩きながら歌っている。前方にいる彼女にどんどん近づいていって「うわーすごいこんなに目の前だ」と思って席に着いたら全然見えない…。席は壁の隣だった。会場の隅っこ過ぎて全然見えない…。そういう状態でほぼ音だけ聴いた1回目。

2回目3回目はプリンス様の横浜スタジアムのライブを2回。198698日と9日。彼女はプリンス様の前座をしていた。スタンドの上の方で米粒サイズの彼女を見た。


今回はジャズクラブ…まぁーなんてラッキー。あんな小さい箱でお姉様に会える日が来るとは海亀全く予想していなかった。なんと嬉しい。感激です。やっぱり首の傷などに負けてはいられない。シーラ姉さんに会いにいかなくちゃね。

今回はいい席を取った。好きな人が見られるのに遠慮をしてはいけない。相席のカップルは同世代かちょっと年下かな?ハローと挨拶をする。


そしてライブが始まった。セットリストをチェックしていたので、1曲目が「Funky National Anthem: Message 2 America(米国歌ファンキー版)」というのはわかっていた。ひゃ~姉さんが目の前にいるわよ。こういう時のためにアメリカの国歌は歌えるようになっておいた方がいいわね。

いくつかのカバーソングの後、彼女の「The Belle of St. Mark」懐かしいねぇ。そして「Leader of the Band 」では、なんとシーラさんのお父さんPete "Pops" Escovedoさんが登場。シーラさんのお父様は有名なパーカッショニスト。何と彼は83歳だそう。とてもお若い。

お父さんはMCも面白くとてもお元気。ビシッとシルバーのスーツを着ていらして、シーラさんとバンドメンバーのカフタンの衣装を見て「僕はお客さんのためにこんなにドレスアップしてきたのに。キミたちはどうしてドレスアップしないの?」「お父さんこれはアフリカの衣装なのよ…」お父さんがあまりにも調子よく長話をなさるので、途中でシーラさんが音楽をやりましょうと説く場面も可笑しい。仲のいい親子。今回の年末のライブには、ご両親がホリデーを兼ねて一緒にいらしていたのだそうだ。そしてお父さんともう1曲:スティーヴィー・ワンダーの「Don't You Worry 'bout a Thing」お父さんかっこいい。

パパ素敵

それから「Bailer」ではお客を15人ほどステージに乗せて踊らせる。「Rockstar」ではシーラさんがギターを弾きながら観客席に下りてきて客の周りをゆっくりと回る。すぐ近くの目の前でギターを弾いてくださったのに感激。曲の最後はプリンスの「Purple Rain」のアウトロ。この長いアウトロでシーラさんは白いギターを頭上に掲げ、天を仰ぎ、少し涙ぐむ。

シーラさんは涙を拭いて静かに語り始める「みんな聞いて。特に今の政府にも聞いて欲しい。みんな嫌うことはダメ。愛し合わなければダメなの。ヘイトより愛。愛が世界を変える。みんな聞いて。みんな立って。そして周りを見て。今日まで会った事のなかった周りの人達とハグしてアイラブユーって言って欲しいの。」

会場がざわつく。うわーきたきたこういうのは照れ臭いのよねー。でも海亀も大人です。前の席に座っていたアフリカ系のお兄さんの肩をトントンと叩いたら振り返ったのでハグハグアイラブユー。お互いに思わずにやにやする。照れくさー。隣では旦那Aが彼の奥さんをハグしている。その直後にそのラテン系の奥さんがこちらを見てニコニコ。椅子を動かしてお互いに微笑みながら近づき彼女ともハグハグアイラブユー。ふと後ろを振り返れば白人の白髪のお父さんとティーンの息子さん。お父さんと目があってお互い照れ笑いしながらハグハグアイラブユー。その隣の息子さんは恥ずかしいんだろうね…もじもじと下を向いてる。そこでどらどらオバチャンにハグをさせなさいと、両腕を広げる。すると素直にハグしてアイラブユーと言ってくれたぞ。😊

4人とハグしてアイラブユーを言い合ったらすっかりほのぼのにこにこ。会場全体も和やかになる。不思議ですね。嘘でも照れながらでもハグしてアイラブユーを口にするとなんとなく嬉しくなってくる。みんな同じ気持ちなんだろうね。みんな照れてニヤニヤしながらほのぼのしてる。すっかり和やかないい雰囲気。


この後はたぶん「A Love Bizarre」ではなかったか。プリンスのメドレーだったかもしれない。興奮してよく覚えていないのだけれど、ハグ大会の後で立ち上がったまま踊り始めたのは記憶している。うひょ~踊る踊る。一瞬くらくらっとしたのはたぶん首の痛み…おっといけない。

怒涛のプリンスメドレー「America」「Baby I’m a Star」うわぁこれはたまらん。やっぱりこれは踊らずにはいられない。FreedomLoveJoyPeaceだもの。イケイケガンガン踊る。なんとシーラ姉さんがもう一度客席に下りてきてすぐそばの通路を駆け抜けていったぞ。ぉおおおおっ。

首を揺らさないように気をつけてまた踊る。そして「Baby I’m a Star」からThe Glamorous Life」へ突入。ギャーッ感極まってぅわああああああああっ踊れや踊れ。うわあああシーラさんっ姉さんあたしずっと踊っていたいわ好き好き好きだ。


シーラ姉さんは全力疾走でエネルギー爆発。こんなにお元気なお姉さん。ほんとにすごい。彼女はノンストップで舞台中を動き回り歌いドラムをバシバシ叩き踊り続ける。なんてかっこいいんだろう。このお方は若い頃から全くスローダウンしていないのね。本当にものすごいエネルギーの爆発ライブ。

バックのミュージシャン達もかっこいいぞ。最高のファンクバンド。中だるみすることなく元気のいいリズムを刻み続ける。歌って踊るサックス奏者。野太い声のコーラスの女性も踊る。後ろで黙々とリズムを刻む長身のベースオジサン。キレのいいドラムス。サングラスをかけた若いギターの男の子。右手に大柄なキーボード奏者。全員素敵です。

何よりも座長のシーラ姉さんがかっこよすぎる。彼女こそ…彼女こそが亡きプリンスのメッセージを伝える今一番の伝道師なんだろうね。曲の合間に見えた彼女の左腕の内側には(プリンスが名前を名乗っていなかった頃の)シンボルの大きな刺青。彼女の白いドラムにもシンボルのマーク。姉さん本気です。さっきの「みんなでハグハグアイラブユー」とは、まさにプリンスが生前伝えたかったことなのだろう。世の中のみんなが愛し合えば世界は平和になる。そのメッセージを一番ピュアに伝えているのはシーラ姉さんなのだろうと思った。彼女は本気だ。

彼女に会えてよかった。彼女のライブを見に行って本当によかった。ライブとして最高に楽しくエネルギーに溢れ元気が出て勇気をもらえる。周りの皆ともにこにこと打ち解けてなんだかとても幸せな1時間半だった。あまりに興奮して一瞬、もうこのまま他のライブが見られなくてもいい…とさえ思った。

シーラさん来て下さって感謝してます。
プリンスさんのメッセージもしっかり受け止めました。
本当に楽しかった。
あなたにに会えてよかった。
シーラ姉さんが全力で走りぬいたライブ。
本当にすごかった。ただただ感謝感謝。
 
客電が点いて、バラバラと観客が席を離れ始める。テーブルの相席のさっきハグしたカップルと笑顔で手を振ってさようならをする。ほのぼのと嬉しい。平和とはこういうところから始まるのだ。汝の隣人を愛せよ。
 
シーラ姉さんありがとう。
アイシテマース。
大好き❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤好き好き


↓だいたいこんなセットリストではなかったかと思う
 間違っているかもしれないけれど

Setlist   December 30 2018 
Funky National Anthem: Message 2 America
One Nation Under a Groove (Funkadelic cover) 
The Word (Prince cover) 
Get on the Boat (Prince cover) 
Holly Rock
The Belle of St. Mark
Leader of the Band (with Pete "Pops" Escovedo)パパと
Don't You Worry 'bout a Thing (Stevie Wonder cover) (with Pete "Pops" Escovedo)パパと
Bailar (Audience members danced onstage.) 
Rockstar (Purple Rain outro) 
-----Long MC---hug and love
A Love Bizarre
Prince medley ---"America" "Baby I’m a Star"
The Glamorous Life

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The band featured:
Sheila E – vocal, drums, guitar,
Lynn Mabry - vocals
Eddie M. - saxophone
Mychael Gabriel - guitar
John Wesley McVicker - drums
Raymond McKinley - bass
Bertron Curtis - keyboards

Sheila E - The Glamourous Life (1984)