能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2016年10月12日水曜日

LIVE★Average White Band/アヴェレージ・ホワイト・バンドLive!!!



またLegendを見に行ってきたぜ!ヤッホー!

☺☺☺☺☺

まさかこのバンドを見る事が出来る日が来るとは思わなかった。AWB70年代の英国のファンクバンド。このバンドはロンドンにいた時2000年あたりに一度リバイバルがあって、当時ロンドンで見ておくべきだったんですよ。結局見ないまま英国を離れてしまった。

お二人のオリジナルメンバー(ギターとベース)が70歳ぐらいかな。だからAWBがアメリカのジャス/フュージョン界隈でまだ現役でライブをなさっているとは全く知らなかった。こんなに遠い所まで来てくださるなんて感激ですありがとうありがとうありがとう
 
さっそく見に行くぜっ!箱が小さくて実は客の入りも…空席が目立つ…おっとこれはだいじょうぶか。バンドもなんだか緊張してるかも。だってどんな客が来てるかわからないもんね。うひゃ~ドキドキ。
 
温まるまで暫く時間がかかった。前半は定番のカバー(Marvin Gaye, Dionne WarwickChaka KhanもやったAWB曲「Whatcha' Gonna Do For Me」(←たぶん)でまったりと進む。
 
中、長いドラムソロあたりからだんだん温まってきた。客にコアなファンがいて、曲のイントロが流れると歓声があがるようになる。ワタクシも予習していった曲が出始めた辺りで嬉しくなる…あぁ踊りたひ…。そのまましばらく席でぐねぐね動いて時は流れる。
 
Cut The Cake」ではファンがステージ上のバンドにケーキを渡す。アメリカは自由だ☺☺☺☺ バンドも戸惑いながらケーキを食べる☺☺☺
 
最後にアンコールで待ってました!「Pick Up The Pieces」これでみんな立ち上がる。後ろからも客がつめかけて踊る☺☺☺ これ、アメリカの人にとってAWBと言えばこれなんですね。みんなでぐねぐね踊る。バンドも最後はノリノリ。この曲、こんなにウケるのなら超ロングバージョンにして20分ぐらいやってください。
Average White Band - Pick Up The Pieces (1974)

楽しかった

あまりよく知らなかったんだけど見てよかった。遠い所を来てくださって感謝感謝感謝です。ありがとうまた来てくれるといいなぁ。遠いからなぁスコットランド…この近所にいらしたのはなんと38年ぶりだそうだウヒャー。


今回新しく知った曲「Work To Do」。
元々はThe Isley Brothers1972年の曲。

 Average White Band - Work To Do (1974)

 Album:  AWB
Released: Aug 1974
℗ 1974 This Reissue 1974 & 1977
Atlantic Recording Corporation

 

2016年10月11日火曜日

2016年米大統領選ウォッチ-その4: クリントンvsトランプTV討論バトル第2回



大統領候補・テレビ討論会の2回目です。


海亀の採点

クリントン候補6
トランプ候補2
(採点不可2点)

 
いやー酷いな。大統領選も落ちたものだ
 
あまりの酷さにげんなりした。これって本当に大統領を選ぶ選挙のための討論会なのかとあらためて確認したくなる。大統領選の討論会とは、本来それぞれの候補者が国のために建設的なアイデアをプレゼンする場であるはず。
 
それなのに今回の討論会第2回目は…喧嘩…というよりも非難バトル大会…国民の前でお互いのうち
 
どちらがもっと悪いのか
 
を暴いて攻撃してそれぞれが弁明をする場になってしまっていた。お二人とも脛に傷ある身。普通の綺麗な人達じゃない。それぞれが疑惑の人。この大統領選では、そんな二人のうちのどちらかがが選ばれて世界一の権力者となる…。
 
なんだか今回の大統領選は本当に辛い。見ていて何一つトキメクものがない。
 
 
討論会第2回目は、市民から寄せられた質問に対して答える形をとっていたのだけれど、その半分が二人の候補者の過去の言動、行動に疑問を投げかけている内容。この質問だけで二人の候補者が普通の候補者ではないのが見えてくる。そのリストは…。
←候補者個人の疑惑・人柄に関しての質問はオレンジ色に着色)
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子供達に対して模範となるような態度をとっていると思うか?
トランプ氏へ)あなたの女性を侮辱したテープについて聞いている。やっていないのか?
トランプ氏へ)キャンペーン中に(いい人に)変わったと言っているけど、いつ変わったのか?
クリントン氏へ)メール問題について説明してください。あなたはメールの扱いを間違ったと言ったけれどFBIの「不注意だ」との責めには違うと言った。FBIはメールの中に8件の極秘事項も含まれていて敵に情報が漏れたかもしれないと言う。不注意じゃないのか?
●保険・オバマケアは高すぎる。様々なコストを下げるにはどうするのか?
★(クリントン氏へ)あなたの夫ビル・クリントンはオバマケアを、中小企業を苦しめると非難した。本当か?
★(トランプ氏へ)オバマケアをやめるそうだが、既に病気を持った人もカバーされるよう保険会社にはどう働きかけるのか?
●アメリカには330万人のイスラム教徒がいる。嫌イスラム教徒の動きが増えていて、私達がイスラム教徒というだけで反抗分子だと呼ばれる状況をなんとかしてくれるのか?
★(トランプ氏へ)イスラム教徒は禁止/追放なのか?
★(クリントン氏へ)シリア難民の受け入れを10000人から65000人に増やそうとしているが、入国の審査を強化しても完璧なシステムでない。なぜ危険を冒して受け入れるのか?
政治家は偽善的で裏表があってもいいのか?
●富裕層にも平等に税金を課すために税金の規定をどう変えるのか?
トランプ氏へ1995年の所得申告によるとあなたは91600万ドルを失った。それにより連邦所得税を払わなかった可能性がある。損失を使って税金を払わなかったのか?
トランプ氏へ)それであなたは何年間税を払わなかったのか?
●シリアでは殺戮が続いている。大統領になったらアレッポでの惨状をどうするのか?助けなければホロコーストと同じになるのではないか?
★(トランプ氏へ)アレッポの惨状をどうするのか?あなたの副大統領候補は軍を拡大し軍事介入すると言っている。アレッポが堕ちたらどうなると思うか?あなたの戦略を教えてください。
★(クリントン氏へ)アサドを追放するために武装した反体制派を支持したがアレッポに関しては既に手遅れ。外交手段も失敗。停戦も失敗。アサド政権に対する外交を支える為に飛行禁止区域を超えて米国の軍隊を送るのか?
あなたはアメリカにとって熱心で献身的な大統領になるのか?
クリントン氏へ)あなたはトランプ氏のサポーターの半分を「嘆かわしい」と言って後悔もしていないが、何千万人ものアメリカ人を否定しながらどうやって国をまとめるのか?
●最高裁判事を選ぶのに一番重要な点は何か?
●必要なエネルギーのためにどのようなエネルギーポリシーを持つのか?また化石燃料発電の労働者の仕事を減少させずに環境に優しくあるためにはどうするのか?
最後にお二人へ。それぞれ相手に対して尊敬できる事を言ってください。
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↑政治に関する内容は全部で●=6件。それ以外の4件はお二人の人となりと疑惑について。
 
 
これらの質問で大まかではあるけれど、アメリカの課題も見えてくる。

・医療保険
・人種・民族差別+難民
・税金
・中近東の惨状+外交
・エネルギー問題

毎度のこととはいえ問題は山積み。アメリカには多くの難問をさばける優秀な大統領が必要。ところが今回の大統領候補は二人とも疑惑を抱え、そもそも国民が両候補を信頼できずにいる。そこが今回の大統領選の最大の問題。
 
 
■討論の様子は?
 
●トランプ氏わかっちゃいるけど酷い。相手をこき下ろすことしか言っていない。それにしてもまぁなんと面の皮の厚い人なのか。この人は本当にすごいな悪い意味で。あきれる。
 
例の「女性侮辱テープ」の話には驚かない。もともとこういう人だろうし、ああいう成金のプレイボーイなら他にも沢山いる。トランプさんはもともとそういう類の男。大統領候補に選ばれること自体が間違っている。大統領選の選挙日の1ヶ月前にあのようなテープが公開されるとはまぁ運が悪いのだけれど…。
 
ところがこのオヤジ、例のビデオに関して全国民の前で責められても顔色一つ変えることなく「おっとゴメンナサイ…僕は女性を尊敬しているんですよ。そんなことより、ISISは酷い事をやってる。やっつけるぜ。それにヒラリーがいかに酷いのか知ってるか?ビル・クリントンなんて俺よりももっと酷いぜ。こんなこともこれもあれもこれもあれもやったんだぜダメだ酷い酷いダメダメダメなんだよ…恥を知れ。刑務所に送ってやる」と延々とヒラリーさんを攻撃し続ける。マシンガンのように。
 
なんだかすごいなと思った。この人は他人の(大衆の)意見なんて全く気にも留めない、自分が米国中…いや世界中の人々にどう思われようがどうでもいいのね。ある意味怪物。ほんとにほんとにすごいわ悪い意味で。怖い。人として何か欠けてますね。討論の途中で「ヒラリーに喋らせて俺には時間をくれないのか?なんでもっとヒラリーを責めないんだよ、まだ終わってないだろ」と司会者二人にも文句を言い始める。礼儀やルールも無視。
 
とにかく攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃。「ヒラリーは酷い、オバマは酷い、ヒラリーの旦那も酷い、とにかく酷い酷い酷い」と文句を言い続ける。都合の悪い質問には答えない。答える代わりに全く関係ない事を喋って喋って喋り続ける。自分が大統領になって何をするかは税金を下げること以外ほとんど言っていない。きっとわからないからだろう
 
見ていてなんだか気持ちが悪くなった。真面目に討論会に臨んだヒラリーさんも困っただろうと思う。討論になっていない。トランプさんはこの討論会で、相手を攻撃する以外に建設的なことを言っていない。
 
困ったことに、現在のアメリカには、この人のこういう人間離れした面の皮の厚さとあつかましさ、押しの強さを曲解して「トランプさんは大統領候補として最高に強い人、頼れる強い男だ」と賞賛する人々が少なからずいる。それもまた恐ろしい。頭が痛い。
 
実は前回の副大統領候補の討論の時のように、メモを取りながら録画を見ていたんだけど、言ったことのリストを作るのはやめようと思った。トランプ氏のヒラリー氏に対する膨大な非難・攻撃なんて書き連ねるだけ無駄。
 
大統領選の討論会なのに実にくだらない。下世話な口喧嘩。ああくだらない。
 
もうなんでこんな奴を選んだんだよ。もう少しまともな人間を選んでくれ。不快極まりない。大統領選の討論会なんだからもう少し建設的なことを言えばいいのに。相手を言葉で殴って殴って殴り倒して大統領になるつもりなのか。それとももうやけっぱちなのか。あきれて物も言えない。落ちるとこまで落ちた。
 
 
●クリントン氏は頑張ったと思う。規格外のトランプ氏の攻撃に声を荒げることも無く、落ち着いて理想を語ろうとしていた。討論会を討論会として尊重していた。元弁護士は口も立つ。過去の実績から具体的、建設的な内容の話もしてましたね。いい話をしようとしていた。
 
討論中トランプ氏に「彼女は過去20年間何もやっていない」と責められ、その返事として語った彼女の実績を記しておこう。
 
「…過去30年間に私がやったこと… 毎年8百万人の子供が健康保険を持てるようになった。何十万人の子供が養子に貰われるように養子縁組と里親のシステムを変えた。911日のテロでは共和党の市長・州知事・大統領と協力し、事態に緊急に対応して病気になった人々の医療を保証した。数十万人の州兵の医療と健康管理。子供達は正しい量の薬を与えられるようになった。世界に出て国のための主張をし、女性の生活向上を唱えた。ロシアの核兵器を減らし…400件の法令に私の名前が刻まれている。これからもハードに働く。同じように働く。結果を出す」

彼女の具体的なビジョンはhttps://www.hillaryclinton.com/issues/で閲覧可。

しかし私、前回のエントリーを書いた後にちょっと調べたんだけれど、ヒラリー氏も問題が多い。多いだけじゃない。もっと隠しているのかもしれない。どこまでが本当なのかわからないが黒い噂もある。理想的な人だとはいい難いのだろう。黒すぎる。外交的にはかなりなタカ派だというのも最近知った。それも心配。


本当に何を信じればいいのかわからなくなる。もっと普通の人、クリーンな人はいなかったのか。純粋に理念を掲げ希望を語ってくれる若い世代の政治家はいなかったのか?それともアメリカは理想を語れるほどの余裕さえも無いのか?

トランプ氏が税をごまかし前時代的な差別主義者で政治の素人なら、クリントン氏は手段を選ばず強欲で嘘つきかもしれない。この二人が今年のアメリカの大統領候補。これから4年間。アメリカはこの二人のいずれかに率いられることになる。

なんだか気持ちが滅入る討論会でした。



………アンダーソン・クーパーって イイヨネ… 

2016年10月6日木曜日

お猫様H:アイロン台の上の猫


かわe


件のテレビ討論会を、メモを取りながら集中して見ていたら、それまでおとなしく待っていたお猫様が痺れを切らして愛情を要求し始めた。彼女はお姫様なので素直に人間の膝の上に乗って甘えることはしない。尻尾を立ててこちらを横目で見ながらテレビの前を無言で通り過ぎる。何度も通り過ぎる。退屈しているらしい。

テレビの録画をとめて「ハイハイわかりました」と、こちらが立ち上がった途端にお猫様はダダッと走る。それを走って追いかける。階段を駆け上り2階の窓から外を見てすんすんと鼻を鳴らし、また次の部屋に走っていって窓をチェック、また次の部屋に走っていく。人間はただひたすら彼女を追って走る。毎晩お猫様を追って人間は家中を走る。

そうやって暫く走ったら休憩。その日は、出しっぱなしのアイロン台に乗ってダラダラし始めた。頭を撫でたり耳にドライなチューをしたり「可愛いねいい子だね大好きI love you…」と話しかけて一緒にダラダラする。これはその時のお写真。

この後でお猫様に顔を寄せて一緒に自撮りを何枚も撮った。

 

2016年10月5日水曜日

2016年米大統領選ウォッチ-その3: ケインvsペンスTV討論バトル



昨日104日に行われた副大統領候補のテレビ討論。

今回の討論の両候補は、

クリントン候補側=ティム・ケイン/Tim Kaine
(民主党/The Democratic Party
トランプ候補側 =マイク・ペンス/Mike Pence
(共和党/The Republican Party


海亀の点数

ケイン候補5.6
ペンス候補4.4

 
いや~どちらがいいのか悩みました。今回はガチの喧嘩。もう大変よ。そもそもテレビ討論ってこんな風でいいんですかね。お二人とも国民の前で喧々囂々ガチの大喧嘩。決してお上品とは言えない。

 討論の印象は、

頭も舌も良く回るが
少し黙って相手の話も聞きましょう熱血漢
軍拡が最大目標の礼儀正しい紳士

 
特にヒラリーさん側のケイン候補は噛み付かんばかりに吼えてました。相手のペンス候補が話している上から被さるようにガミガミ吼え立てる。決して印象がいいとは言えない。まーうるさいうるさい。

途中で司会者が怒った…
People at home cannot understand either one of you when you speak over each other. I would please ask you to wait until it is that the other is finished.
(家で見ている視聴者は、お二人が同時に話すとどちらの言う事もわからないんです。どうか一人が話し終わるまで待ってください!)
…思わず「そうだそうだ!」と叫んでしまったぞ。そんな調子でお二人とも最後までガミガミやりあってました。


まずとにかくケイン氏があきれるほど攻撃的。下準備もよくなさってたのでしょう…多くの具体的な政策を明確に提示。話す情報の量がものすごく多い。司会者の問いかける質問に対し、マシンガンのように情報をまくし立て、その上でトランプ氏への非難を付け加える。頭も回るし舌も回るし…本当によく喋る。話に澱みがない。攻撃攻撃攻撃。相手が話し終わるまで待てずに、被さるように話し始めるのは気が短いんでしょうか。非常に有能だけれど直情的な熱血漢。マッチョで攻撃的。あまりいい印象ではないけれど、たぶん正直な人だろうとは思う。

一方ペンス氏は紳士的。丁寧。慇懃。いかにも古き良きアメリカの形式的な紳士風なんだけれど、実際モタモタしていてもったいぶっているようにさえ見えてしまう。さっさと本題に行けばいいのに。ケイン氏の攻撃、それから司会者からのトランプ氏へのツッコミ質問にも明確に答えることはなく他の話を始めてはぐらかしてしまうのももどかしい。紳士的な態度は政治家の技。紳士的でも正しい事を言っているとは限らない。個人的に一見紳士的でありながら本質は失礼なアメリカ人を知っているので、こういう人には警戒してしまう。


まとめと感想の前に討論の内容を記録。討論を見ながらメモを取ったものなので抜けている事柄もあると思う…おおまかな内容。ネット上にある討論を書き起こしたものも全ては読んでいない。▲印は相手に対する攻撃。

●討論の内容
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ティム・ケイン氏(民主党/The Democratic Party58
 
具体的な政策の案を話してました。そのリスト。

自己紹介とクリントン氏の援護スピーチ。
トランプ氏を非難…差別主義者だ★喧嘩
クリントン氏の外交政策の実績を賞賛★喧嘩

経済を立て直すには?
 ①工業、設備への投資+クリーンエネルギーをリサーチ ②労働者の教育、幼児教育、教師の育成、低所得家庭の子供には無料の教育を ③最低賃金を上げる。女性への報酬を平等に ④中小企業を応援 起業を奨励 ⑤中小企業をターゲットに減税、大企業には増税。▲トランプは最低賃金を無くし、大企業への税を下げると言っている。★喧嘩
社会保障は?
 民営化しない。▲トランプは民営化すると言う。
人種問題/警察は仕事が多すぎ?
 警察と地域コミュニティーの繋がりを強化し犯罪の低下に繋げる。警察側にも偏見があるので改善。銃規制は購入者のバックグラウンド・チェックを。▲トランプは警察を強くするだけ。トランプは差別主義者で偏見の塊。ペンスさんが彼の味方をするのが信じられない。★喧嘩
移民問題
 ①移民政策の改善 ②危険人物へ法の執行 ③国境のコントロールを強化 ④勤勉な移民には市民権を。▲トランプは1600万人を国外追放。
テロリズムは(現行の政府の元で)増えたか減ったか?
 何とか/ともかく/ある意味(Somehow)減ったと言える…その例。 ▲トランプはダメダメダメ
国内でのテロは
▲トランプの移民政策は差別を助長する。ペンスさんが彼の味方をするのが信じられない。
Intelligence Surge(テロリストに対し内外の様々な情報戦・ハイテク分野からの協力)←よくわからない
 ①ベストな人材と機材の確保 ②他国との協力。▲トランプはNATOさえ否定した。★喧嘩
シリアの市民がロシアからの爆撃に晒されているのをどうするか?
 ①救済の安全地帯を確保 ②アメリカのパワーを行使 ▲トランプはプーチンを認めている。トランプは世界中が核を持つと言う。(トランプのような)狂った人間が(核の)ボタンを押すかもしれない。ペンスさんが彼の味方をするのが信じられない。
米国とロシア
 プーチンは独裁者。
北朝鮮
 (脱線して)▲クリントン財団は慈善団体。トランプ財団は私欲のため。
北朝鮮が核を保有したら先制措置をとる?
 回答無し。経済制裁を加える。中国との関係。
信仰について
 カトリック信者だがそれで政策を曲げることは無い。中絶は女性が自分で決めることだ。▲トランプはマッケイン氏を侮辱し、メキシコ人を侮辱し、アフリカ系を侮辱し、女性の中絶は犯罪だと言う。なぜそんなトランプ氏を信頼出来るのか。
国を団結させる為に
 党派を超えて協力し合う。

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マイク・ペンス氏(共和党/The Republican Party57

一方ペンス氏の内容は。

自己紹介とトランプ氏の援護。
現行の政府をこき下ろす…クリントン財団を非難★喧嘩
クリントン氏の外交政策の実績を非難★喧嘩

経済を立て直すには?
 減税。今の状態は現行の政府のせい。オバマケアなど現行の政策は無効に。経済を発展させ負債を減らす。トランプ氏の税金問題への質問には答えない。★喧嘩
社会保障は?
 高齢者の権利を守る。減税。
人種問題/警察は仕事が多すぎ?
 ケインさんに同意。刑事司法制度の見直し。 ▲ヒラリーは警察側に偏見があると言う。★喧嘩
移民問題
 不法滞在者を取り締まる。国境をコントロール。犯罪者は送り返す。▲ヒラリー氏のトランプ氏への侮辱キャンペーンは酷い。
テロリズムは(現行の政府の元で)増えたか減ったか?
 悪化した。 ▲ヒラリー氏のせい。彼女ではリーダーシップが取れない。
国内でのテロは
 移民政策を改善。怪しい人物は国内に入れない。
Intelligence Surge(テロリストに対し内外の様々な情報戦・ハイテク分野からの協力)
 ▲ヒラリーは個人のサーバーを悪用している。★喧嘩
シリアの市民がロシアからの爆撃に晒されているのをどうするか?
 ①救済ための安全地帯を確保 ②アメリカを強くする。軍事予算を増やす。軍備拡張。現在の軍隊は小さすぎる。アメリカがもっと出て行って世界のリーダーシップをとらなければ。力でコントロールする。
米国とロシア
 ロシアが強く大きくなった。アメリカももっと大きく強くあらねばならない。アメリカを強く。
北朝鮮
 アメリカは軍備拡張。軍のパワーアップ。それが外交に影響する。強ければ強いほどいい。▲トランプの税を非難するのなら、ヒラリーの外国政府からの献金はどうなんだ。クリントン財団は外国の政府から金を受け取っている。
北朝鮮が核を保有したら先制措置をとる?
 回答無し。
信仰について
 キリスト教徒。▲ヒラリー+ケインは中絶を許している。中絶はいけない。生んで子供は養子に出せばいい。命は大切に。
国を団結させる為に
 現行の政府の政策は明らかに失敗。税制を変える。様々な事を変えていく。この国はもっと元気に堂々と立てるように強い国になるべき。軍を強くする。そして世界に尊敬(畏怖)されるアメリカになる、強いアメリカ、アメリカはもう一度力強く素晴らしい国にならなければ。
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●まとめ
 
一番大きな印象は、ケイン氏がトランプ氏を非難しながらも、質問に答え政策にも踏み込んだ具体的な話をしているのに対し、ペンス氏減税と軍拡、強いアメリカばかりを強調していたこと。ペンス氏はトランプ氏の様々な疑惑を弁明することもない。非難されれば、反対にヒラリーさんと現行の政府を攻撃する。そうやってケイン氏とペンス氏が両サイドから攻撃を始め、司会者にたしなめられる場面が何度もあった。

喧嘩ばかりしている。

…大統領選の討論てこんな感じなのかと疑問に思ったのも、お二人の口論の印象があまりにも強かったから。話した内容よりも喧嘩ばかりしていた印象が残った。

米国のメディアCNNは今回の討論の勝敗を、

ケイン候補42
ペンス候補48

と出した。数字にそれほどの差は無いのだけれど、落ち着いて紳士的だったペンス氏の方が好印象だったんですね。討論の内容を見ればケイン氏が具体的な政策の話をしていたのは明白なのに、お行儀の良かったペンス氏が印象で勝った。これがテレビ討論の面白いところであり怖いところでもある。結局内容よりも印象の方が大きいんですね。

一方、また彼らが副大統領候補であることから、彼らが今回の討論で大統領候補のクリントンさん、トランプさんをどれだけ援護したか?…と言う質問(CNN)には、

ケイン候補58
ペンス候補35

 ほお…なるほど。ペンス氏がトランプ候補を援護できなかったのは視聴者にも見えていたんですね。いやー私もペンスさんのような古き良きアメリカの代表みたいな方が、なぜトランプ氏をサポートするのかわからない。なぜなのだろう?
 
 
この大統領選は、個人的に共和党のトランプ候補があまりにも規格外すぎてありえない候補なので、完全にフェアには語れないんですよ。なぜペンスさんみたいな人が立候補しなかったんだろう。共和党はなぜもっと普通の人を選べなかったのだろう…?
 
冒頭に海亀の出した点数は、2人の候補の話の内容を聞いてケイン氏の方が具体的な政策に踏み込んでいたことによるもの。内容的にはケインさんが7点、ペンスさんが3点ぐらいなんだけど、ケインさんのあまりにも攻撃的で失礼な態度で1.5点程減点。結局あまり変わらない点数になってしまった。
 
ペンス氏に関しては、紳士的ながらもアメリカの軍備拡張しか言ってなかったことが大変気になる。トランプさんと共に軍拡をするんでしょうかね。怖いですね。本当に必要なのかな。
 
 
世界の軍事費のデータを見ると、近年のデータ(List by the Stockholm International Peace Research Institute, 2016 Fact Sheet (for 2015))では、アメリカの軍事費は世界第1位で、そのサイズは世界のトップ15カ国の軍事費の合計の35%を占めるらしい。(Wikipedia
↑ちなみに日本の軍事費は世界で8位だそうだ。

アメリカの軍事費は他に比べられないほど大きい。しかしペンス氏によるとまだまだ足りないらしい。軍事費を拡大すれば、国内の政策の予算は減ることになる。ペンス氏は経済、教育、医療など様々な国内の問題よりも、軍備拡張が大切だと言っているのだろうか。本当にそうなら数字にして見せて欲しい。

アメリカの外交政策に関しては正しい答えが全くわからない。軍拡が絶対にダメだと言えるほどの知識も私にはない。世界の軍事費の35%も有るのなら十分じゃないかとも思える。一方米国国内の問題は山積み。…軍拡ばかりを主張したペンスさんに同意出来ない理由はその辺りにあるのだけれど、絶対にダメだとの確信も持てない。

アメリカはこれからどうなるのか…?