能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2021年5月6日木曜日

仮バンド/Kari Band『二枚目/Nimaime』に真面目に向き合う★感想



仮BAND/Kari Band - 侍Groove (2020)【Music Video EDIT ver.】
Watch on YouTube/YouTubeで見ろ)と出るのでそこをクリックして下さい
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Album: Nimaime
Released: January 29, 2021
日 ℗ 2020 Bellwood Records Co., Ltd.
米英 ℗ 2020 KING RECORD CO., LTD



聴いたわ。拝聴しました。4月19日に仮バンドの曲の事を書いてからすぐにMP3を購入。何度も聴きました。好きです。❤❤❤大好物❤❤❤


すっごく男前なかっこいいアルバム。かっこいい音楽、好き なによりもこのアルバムは聴きやすい。大人の余裕を感じるアルバム。


今これを書くにあたって、仮バンドの1枚目『仮音源/Kari Ongen - Demo』を聴きなおしたのだけれど、今回のアルバムは明らかに前回とは雰囲気が変わりました。『仮音源』は藤岡さんのギターに牽引された混沌とケオスと攻撃性と実験…そして演者の前向きな気持ちの勢いが見えたアルバム。面白いアルバム。エネルギーに溢れた、やる気の大きさがとても印象的だった。いかにもBabymetalの熱に押されて生まれた意欲作。藤岡さんの色…実験的な音も多くて、とにかくやる気満々の印象。私には新しい音も多くて、それがすごく面白かった

仮バンド/Kari Band『仮音源/Kari Ongen - Demo』に真面目に向き合う★感想


今回の『二枚目』はそこから一歩前に進みました。今回リズムセクションのお二人がバンドの要になり、様々なゲスト・ミュージシャンを招きいれたことで世界が広がったようにも感じた。ドラムとベースが後ろを固めて、その上に色のついた様々なメロディー楽器が自由に乗る。そしてドラムとベースも時にメロディを奏でる。

大人の余裕。お二人のリズム隊のグルーヴの上にメロディー楽器の方々が自由に遊ぶ。ドラムとベースのグルーヴが気持ちいい。曲の構成もわかりやすくコントロールされていて聴きやすい。前回のメタル的な重さは少なくなったけれど、個人的にはそれが私には丁度気持ちいい。リズムが曲を引っ張っていくのがいい。全体に大人の余裕。完成された大人のアルバム。名盤だと思います。迷うことなく好き。


それから前回『仮音源』の感想には「アルバムの曲数が少ない」などとと書いていたのだけれど、今回このアルバムを聴いてまた考えを改めた。これは…むしろこのミニアルバムのサイズがいいのではないか…とも思い始めた。

確かにインストの6曲入りのミニアルバム…フルで12曲は入っていない。しかし6曲だからこそ気楽に聴ける。尺が短かいからこそ気楽に聴いて、1回全部聴き終わったら「ん?もう一回聴こうかな」。そしてまた「もう1回」また「もう1回」「もう1回だけ」と気付いたら何度も聴いている。もちろん何度も聴きたくなるのは楽曲が心地良いから。


いいアルバムです。実にいいアルバム。楽器それぞれの音がよく聞こえるのもいい。

おそらく私がこのアルバムが気持ちいいのは、以前からメタルよりもフュージョンやスムースジャズをよく聴いているからだろうとも思う。最初から違和感なくすんなりと馴染むように聴けた。

Bohさんも前田さんもテクニックがすごい。変幻自在なのね。それから他の様々なゲスト・ミュージシャンの方々もすごい。本当にすごいです。このアルバムも前回と同様、何度も聴いて聴くたびに新しい音が聴こえてくる。やっぱり上手い人達のインストは楽しいね。


特に好きなのは4曲目の「U-Yeah!!!」これ、忙しいドラムがいい。すごくかっこいいの。カタカタカタカタ…すごくかっこいいドラム。身体も揺れる。ヘビーなスムースジャズ系。ホーンセクションの入り方に痺れる。ほんとにかっこいい。ベースのンベンベンベ…も超かっこいい。そこに乗る泣きギターと暴れん坊オルガンもいい。オルガンの後ろのドラムとベースが、も~~~かっこよすぎ。ワイルドなサックス。ロックなギター。これは本当に好きだ。名曲名曲名曲名曲❤❤❤。全部かっこいい。あまりにかっこよくてあっという間に終わる。これライブで聴きたいですね。かっこいいなぁ~愛。愛を感じる笑。

それぞれどの曲も全部いい。それぞれいい。だから、またまた全曲感想を書こう。そうしよう。
 
というわけで曲を聴いた印象と感想。曲に関するネット上の情報も読んでいない。サラな状態で聴いて感じた曲の印象。


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感想の曲中の時間は、Windows PCのMedia Playerで聴いた時のもの。そのまま再生するのと、マウスでバーを前後させて聴くのとで、時間の表示が3秒ほどずれる。バーに触らずに聴くと、ここに書いた時間より3秒ほど早いと思います。CDで聴けばまた違うのかもしれない。
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Albun Review
『二枚目/Nimaime
 仮BAND/Kari Band

  Released: January 29, 2020
  日℗© Bellwood Records Co., Ltd.

仮BAND
 Bass. BOH
 Drums. 前田遊野
ゲストミュージシャン
 西脇辰弥(Key)、桑原あい(Piano)、岡 聡志(Gt)、ISAO(Gt)、平賀優介(Gt)
 辻本美博(Sax)、小林洋介(Tp) from カルメラ、
 たなせゆうや(Tb)、星野沙織(Vio)

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1.侍Groove
どどどどどっどどどどどっどどどどどっ。元気がいいねぇ。0:17おっと摩訶不思議。カリカリッとギターのエッジ。安定のベース。1:02不思議なギターソロ。踊るギター。暴れるギター。おおすご~い摩訶不思議。いいね。1:40頃から 暴れるギターの後ろになんか面白い音が微かに聞こえる。マリンバか? 2:50ベースが歌うソロ。かっこいいね。3:18ドラムソロ。おぅいいね~。3:30そこで三連シンバル。3:42ほぉ~。エモツインギター。このメロディーがかっこいい。4:10あら~この細やかなギター。綺麗だ。4:23ギターの音の重なりが綺麗。綺麗だ。4:36そしてどどどどどっどどどどどっどどどどどっ。Now back to the main theme.  不思議なコード進行。かっこいいね。最後は怒涛の音の壁

2.Bewitching
シャンシャンシャンシャン…ドンドンドリドリドリドリドリ元気のいいベース…おお~これも元気がいいな。ゴリゴリベースとゴリゴリギター。力強い。00:45そしてツイン・ギター。00:59おおっとこれはバイオリンではないか。UK風味。短い間奏もUK風味。エモギター。1:35あっ東欧風かトルコ風か。。1:55おおおお…伸びるギター。プログレギター。ほぉ~ギターが泣く。ほぉ~きもちいい。ギターとバイオリンの大人の掛け合い。これいい。エモギター。耳を澄ます。3:47攻撃的なベース。大暴れ。4:15おお~っとギターも暴れる暴れる暴れるハードロック。これはすごいぞ。怒涛の音の壁。最後もUK風味。

3.Dancing Baloney
ベース開始。スパニッシュ。ああいいですねぇ。すごい。細やかなベース。アルペジオ。すごい~。01:07スパニッシュかと思ったら怒涛の音の壁。お~かっこいいな。1:24このメロディはベースかな。1:38ドラマチックなメロディ。2:08おおおおおこれはベースとギターのユニゾンなの?これはすごい。すごい速い速い。2:39ベースのスパニッシュギター化。ほーこれはすごい~。これは予想不可能な面白さ。5:23そしてベースのメロディー。これはね…象さんが鳴きながら周りの物を全部なぎ倒してドシドシ走ってる。怒涛の音の壁。おとこまえっ!!!かっこいいね。 3:09そしていきなりンデーッデーンデーッデースラップ!ギャーッ好き。愛❤おとこまえっ!こっ…これはライブでギャーギャー黄色い声をあげて思わずステージに駆け寄ってしまうわっ!Bohちゃん前に出て来てっ! 3:24そして突然のエッジの効いた美しいピアノ。あっこれもかっこいい音。3:37エモなギター。泣くギター。歌うギター。ドラマチックなギター。かっこいいね。速い速い。なんかすごいなぁ。笑顔。みんなすごい。ものすごいエネルギー。ほんと。いいメロディ。かっこいい曲。好き❤❤❤❤

4.U-yeah!!!
これは最初から海亀好み。好き好き大好物。ファンキーなベース キレのいいホーンセクション 攻撃的なスムースジャズ。仮バンドさんこういう曲もやるのですね。驚き。すごく嬉しい。いいねいいねいいねいいね 00:55そしてエモなギター❤ あぁ…これはいい。素敵よ ドラム大忙し。これは気持ちイイイ。1:27ハモンドオルガン風 後ろのドラムがカタカタカタカタカタカタかっこいいねぇ ここの音最高。素敵素敵 好き。好き好き好き。1:56そこに被さるベキベキベキべキスラップスラップベース これはいい ほぉーっいいですねぇ。オルガンが暴れる暴れる。ドラマチックなセクションの締め。これ後ろでドラムが大忙し。2:36そして粋なサックス投入。かっっっこいいわ。好きスキスキ。ドラムがかっこいいわかっこいい。荒ぶるサックス。すご~い。3:44ああエモなギターに泣く。いい。大好物。おおっとファンキーなギター。ドラムすごいすごいすごい。 4:16いけっ!ホーンセクション!スキスキ最高最高最高かっっっこいい~。拍手!最高に好きです。名曲。

5. Cloud Funding
おだやかに始まる。おっとギター。キレのいいピアノ 踊れるやつ。00:40やさしく軽快なベースのメロディ 大人ね。いいですねぇ。1:38そして静かに始まるピアノ物語。大人のジャズです。これはピアノの曲。不思議。だんだんモリアガル。饒舌なピアノ。どんどん饒舌なピアノ。踊るピアノ。遊ぶピアノ。攻撃的なピアノ。おぉすごいねぇ。ケオスケオス…。ピアノ音へのドラムの反応がいい気持ち。ピアノすごいなぁ。4:51ベースでワンクッション。5:09そして元にもどる。5:16おおぅこのギターはなんだ?突然旧マックのクラッシュ音のような音が聞えたぞ笑。軽快なスムースジャズに不協和音が踊る。

6. I See You
おとなね。ストリングス。サンセットの音楽。おだやかなベースのメロディ。いいですねぇこれも。一日も終わって晴れ晴れとした気分…でも少し哀しい哀愁のサンセット。優しいベース。歌うハーモニカ。包み込むホーンセクション。これはね…ワタクシはね…ワイハの海に沈む夕日…サンセットを見ながら聴きます。いいメロディ。しみじみいい❤❤❤。今日も終わりね。また明日。ありがとうございました。

これは本当にいいアルバムですよ。大人の音楽。大人の楽しみ。じっくり何度も何度も聴きたい。

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2020年12月23日水曜日

NegiccoのKaedeちゃん❤❤❤❤❤

 
 
 
  おめでとうございます!!!  



 
❤❤


2020年11月11日水曜日

NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」file: 456 空と大地と羊と共に〜羊飼い・酒井伸吾〜



日本でのオリジナルの放送は11月10日(火)

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北の大地に生きる羊飼い・酒井伸吾(49)。育てた羊のラム肉は洞爺湖サミットのメインディッシュを飾り、三つ星など名シェフたちからも絶賛される。羊毛も高品質ウールとして人気だ。極上の羊を生み出す酒井の口癖は、「羊と相談」「羊に聴く」「羊が教えてくれる」。遊牧民のような自給自足の暮らしを夢みて、まっさらな大地に自らの手で牧場を作り上げ、20年。北海道の美しい四季の中で、命と向き合う10か月の記録。
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北海道・白糠町の羊飼い・酒井伸吾さんの回。 

彼は哲学者だと思った。

人の生きる幸せとはなんだろう? それぞれの幸せの見つけ方とは。どういう姿勢で生きるのか…普遍的な、生きることに関する疑問。そういう抽象的なものを…私は(自分はなまけもので人生の半分も過ぎているのですけど)今もぼんやりとライフワークのように探しているのですが…。 

この番組内での酒井伸吾さんのお言葉に、その答えのヒントを感じた。大変貴重。大切。尊い。 …もちろんやり方はそれぞれ。しかし個人個人がそれぞれ自分の生き方を見つけるためのヒントが、酒井さんの言葉にたくさんあったと思った。ぜひ記録しておきたい。

それからこのお方は人として本当に大切なことをおっしゃってます。生まれてくること。命だとか、生きること、人が生きる原点、生きる喜び、学び、人生とは、幸せの基本とは…まるで哲学者のよう。お言葉を記録します。 


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羊に聞くのが一番。羊が教えてくれる。羊に相談しながら。

出産というのは命がけの、母親も子どもも命がけだし、それをリスクと言えばそうかもしれないけど、むしろ、それこそが動物を飼う本当の意味なんだと思うし。牧場の収入を増やそうだとか、生産性を上げて売り上げを伸ばそうだとかではなくて、目の前にある命と向き合って、それを何とか価値あるものにしていきたいというその一心。

命ってはかなくもあるけど 超強くもあり。生きる方向に転がり始めたら すごい勢いで生きようとする。死ぬ方向に転がり始めたら、それもまた同じようにすごい勢いで死ぬ方向に向かう。それを支えて、生きる方向に手助けしてあげる。ちょうど効果的にポンと押したときに、生きるって方向に生命が動き始めると、もう手が付けられないほど生きる。

羊がいるだけで、お肉はいろんな料理に加工されていくし、羊毛は衣服から絨毯とか、衣食住の全てを賄う魅力がすごいなって。

★26歳の時、(酒井さんは)羊と共に生きる遊牧民に会いにモンゴルへ渡った。自給自足の遊牧民と暮らすこと9ヶ月。これこそ自分の目指す生き方だと思った。

家族をもつこととか、農業をやって自ら食べるものをつくりだすこととか、衣食住の全てを作っていくとか、そういう生きることの原点がここにあって、目指すものがある中で、羊っていうのは、それを達成することにすごく近いものを提供してくれて、そこに学ぶ喜びがあって、作り出す力強さみたいなのを感じて、そこにはまっていって。

羊を飼えて幸せ。飼えることだけが純粋に幸せっていう時期だと思う、1年目2年目なんかは自分が夢の中で動いてるんじゃないかって思うくらいふわふわしてたし、わくわくしながらも、必死にやってた。

息子たちにも言っている。高校入る15歳から25歳くらいまでの経験というのが、結局人生で一番大きな経験で、そこでイメージした思いっていうのを 本当に現実のものとして達成するのが長い人生の全てで、あのころの思いっていうのは 青臭いかもしれないけど、大事にしないといけないぞ というのは子どもたちには言ってる。

自分が本気で羊に向き合って、羊を育てて、自分が良いと思うものを作っていくっていう、やっぱりそこの姿勢がすごく大事なんだってこと。自分の目の前にあるものを一生懸命やるということは、すごく大事なんだってことは羊が教えてくれたし、今はそうやって生きてる。頑張っていこうと。人間だから いろんな矛盾をはらみながらだけど、そこは発見したところかな。すごいなと思って。羊がね。

太陽に照らされて 土があって 自然があって 初めて自分の暮らしが成り立つんだっていうのは、すごく思い知らされる。羊のおかげでこういう幸せな暮らしをできているし、羊飼いであってよかったな

★プロフェッショナルとは 

羊飼いは 羊飼いとして 羊と共に 生きていく。命を頂くし 命を育むし そうやっていろんな自然との対話もするし 気候も違うし 状況も違うし そんな中でしなやかに生きる。そういうことだったと思う。生きる根源みたいな職業



2020年6月1日月曜日

NegiccoのMeguちゃん❤❤❤❤❤

 
 
 
 おめでとうございます!!!  
 
 
 
 
❤❤❤❤❤❤
 
 

2020年5月29日金曜日

ネットと憂さ晴らしと正義の戦士たち



ここのところ、先週の週末の日本からの悲しいニュースを聞いて色々と考えていた。木村花さん。彼女の事をずっと考えていた。胸が締め付けられるようだ。

テラスハウスのシリーズは私もNetflixで気軽に楽しんでいた。元気で正直で純粋で無邪気で明るく真っ直ぐな女の子。番組内の彼女の元気な姿…彼女が笑って泣いて怒って喜ぶのを見て、一緒に泣き、一緒に笑った。 

悲しい。心がこわばったようにそのことばかり考えてしまうのは、彼女の心を想像してしまうから。彼女がひとりで何を考え何を受け止めていたのかを考えてしまうから。

言いたいことがある。いややめようか。書いては消し書いては消し。しかし音楽やドラマの事はまだ書く気になれない。また考え始めてしまう。だから自分のために書きとめておこうと思った。


憂さ晴らしと正義の戦士達

現在ネット上では、人の人に対する様々な意見を数多く見かける。意見の対象はテラスハウスのメンバーもそうだし、アイドル、俳優さん、タレントさんなどの有名人、それから何らかの理由でメディアに取り上げられた一般の人に至るまで。ネット上には、様々な人々に対する様々な人々の意見が大量に飛び交っている。

それにしても今の世の中、批判、非難が多すぎる。

もしそれらの非難や批判…様々な意見が、Constructive criticism建設的な批判・批評 であるのならいい。 しかし現実のそれらの多くは(ネット上の)匿名の人々による心無い憂さ晴らし。そして匿名の正義の戦士達による誰かへの敵意と攻撃…悪意

そんな憂さ晴らしや悪意が集中して個人に向かうとき、それは恐ろしい凶器になる。


匿名でただ文句を言う人々。 何の根拠もなく、まとまった意見を言うわけでもない。気分、思いつきだけの憂さ晴らし。八つ当たり。ただ毒を吐くためだけに対象となる誰かを見つける。相手は誰でもいい。どんな理由でもいい。
そして匿名の独善的な戦士達。 俺が正義だ、俺の方が正しい。あいつは間違っている、あいつはダメだ。あいつのせいだ。お前は変だ。そんな言い方はするな、そんな風に振舞うな、醜い、死ね、消えろ…。 

匿名の立場から終わることなく暴言を吐いて吐いて吐きつくす人々。 SNSや匿名の掲示板、動画サイトやニュースのコメント欄、果ては個人ブログのコメント欄にまで人々の吐いた毒は溢れ続ける。ネットはなぜこんな場になってしまったのか。


ネット上でただ憂さ晴らしがしたい人々。ネット上で「独自の正義」を匿名で振りかざし誰かに敵意をむき出しにする顔の見えぬ人々。 彼等は、彼等自身が自ら世の中を生きづらくしていることに気づいていない。


みんながもっとおだやかで寛容になれればいい。

花さんのご冥福をお祈りします。


 

2019年11月19日火曜日

日本の犬猫の店頭販売の問題



日本人は、海外に住む日本人から日本のことを非難される事を好まない。その気持ちはよくわかる。私だって日本に住んでいたら嫌だろうと思う。外の人間に色々と言われたくはない。余計なお世話だと思う。だから普段はあまり日本の外から「日本はこうするべき、ああするべき」などということは言わないつもりだ。そもそもあまり真面目なことを書くブログでもない。しかし今回は意見を書いておこうと思う.

もうそろそろ
ペット(犬猫)の生体店頭販売をやめましょう
やめる方向に動いてもらえませんか


以前から日本のペット産業の闇は外にも聞こえてきているのだけれど、いくらメディアが問題を記事にしようとどんなに杉本彩さんが世間に訴えようと、あまり状況が変わっているようには見えない。大きな問題だと思う。

とにかく酷い。闇。闇だらけ。
これを放っておいて日本はまともな国だと本当に言えるのか?

 
Yahoo Japan1118日の記事で、「売れ残った犬猫が小さなケージに閉じ込められたままバックヤードに積まれている」という話を読んだ。

あまりに酷いペット店頭生体販売の実態。
動物好きのスタッフも壊す惨状

これは一つの例で、酷い状況はもっと沢山あるのだろうと想像する。


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※追記
1124日付で、生体販売に関する杉本さんの記事が出ていました

杉本彩さん
「ペットの生体展示販売という、野蛮なビジネスモデルをなくしたい」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191124-00206863-hbolz-soci

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動物のペットショップでの生体販売とは、要は犬や猫を野菜のように店頭に並べ、たまたまやってきた客が(その生き物を)気に入ってその値段に納得したら売る商売方法。だから客に好まれなかった個体は売れ残る。子犬や子猫はすぐに大きくなって売り物にならなくなる。トマトやキャベツなら古くなれば腐るから捨てればいい。しかし動物はそのままケージの中で生き続ける。餌代がかかるから(犬猫が)生きていれば店には損。じゃあその後はどうなる? 

この記事のようにケージに入れられたまま放置…事実上虐待。昔は保健所で殺処分されたが、2013年の法改正でそれは不可能になった。今は引取り屋がやってきて劣悪な環境で飼育/放置…死ぬ以上に辛い虐待(動物愛護のための2013年の法改正は何の解決にもなっていない。「引き取り屋」で検索すれば酷い話が沢山出てくる)。他には悪質ブリーダーに転売か、それとも闇に毒殺などもされているのか? 

ショップで売れ残った犬猫の本当の状況は、世間に十分に知られているのだろうか?


日本のペットショップで売られる子犬や子猫は、生まれてきて2ヶ月ほどで親から引き離される。その後は店の狭いケージに入れられ、明るいライトの元、多くの人の目に晒されてストレスを感じながら成長する。運悪く売れ残ったら、様々な虐待で苦しんだ後に病死、衰弱死…そんな一生。ひどすぎる。本当にひどい。おそらく肉用牛の一生よりもひどいだろう。肉用の和牛はブラッシングされたり草地に放されることもあるだろうに。

そんな状況を生み出しているのが犬猫の店頭販売
そんな野蛮で残酷なことが、なぜまだ日本では許されているのか?


随分前(たぶん数十年前)に「ドイツでペットショップでの犬の販売を止めた」というニュースを初めて知った時は大変驚いたことをよく覚えている。その頃はペットの店頭販売をしないことは世界でもまだ一般的ではなかった。しかしその後、欧米のペット産業は大きく変わった。現在はイギリスでも他の欧米諸国でもアメリカでも、犬猫の店頭販売はほとんどなくなり(詳しい数字はわからない)、人々もそれを当たり前だと思うようになっている。

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例えばこの地ハワイの状況を話そう。

11年前にこの地に引っ越してきた時、まだ個人経営のペットショップには子犬が売られていた。ダックスフントやチワワ、フレンチブルドッグの子犬がケージに入れられてショップの窓際に置かれていたのは日本のペットショップと同じ。しかし状況はすぐに変わった。

まず大型ペット(サプライ)ストアのチェーン店 Petcoが、その時点で犬猫の生体販売を既にやめていた(魚、鳥、小動物、爬虫類は今も店内で販売されている)。

その後23年後には個人経営ペットショップでも子犬を見かけなくなった。店頭で販売される犬猫を一切見なくなった(※訂正雑種の子犬を販売している個人経営の店がまだ少数存在する。地元のブリーダーから仕入れて狭いケージに入れて売っているらしい。魚、鳥、小動物、爬虫類も販売されている)。

もし決まった種類の犬や猫を飼いたいのなら(基本的に)専門のブリーダーに予約をして購入する。この土地はアメリカ本土から離れた島なので、(例えば)飼いたい犬種のブリーダーが地元にいなければ遠くオハイオ州やカリフォルニア州などのブリーダーと交渉して犬を空輸して購入する飼い主にも(購入のプロセスのめんどうを厭わないほどの)ペットのオーナーになるしっかりとした心構えが必要になる。

種類、年齢に関係なく犬猫(鳥、小動物)が欲しいなら、シェルターから雑種(多くは成犬や成猫を受け入れる方法もある(これが一般的)。うちの黒猫もシェルターからやってきた。

また Petcoでは地元のHawaiian Humane Society(動物愛護協会+シェルター)と提携し、店内に保護猫のケージを設置。店内で猫の譲渡が出来るようになっている。週末には保護犬の譲渡会も行われている。

悪質なブリーダーは度々検挙されている。そのようなニュースは過去に何度か見た。

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日本では、ペットショップで見て(準備も十分に出来ていないのに)思いつきで犬猫を購入する人も多いと聞く。ペットショップにとってはいい商売になるのだからそのような客は歓迎される。また人々も簡単にペットが購入できる気軽さを優先して、多くはペットの店頭販売に異議を唱えない。よって無責任なペットショップも、無責任な飼い主も野放し。犬猫は決して思いつきだけで飼えるような生き物ではないのに。
 
店頭で犬や猫を野菜のように売るからこそ、パピーミル(子犬工場)などと呼ばれる悪質なブリーダーも(業界内で必要とされて)存在できるのだろう。前述の「引き取り屋」の問題とともに、犬猫のショップでの店頭販売は多くの問題を発生させている。


店頭販売される子犬や子猫の何匹かは
必ず売れ残る
売れ残った犬や猫には
長い苦しみと死が待つ

 
今まで様々な日本のニュースをネット上で見てきたが、動物をモノとして扱うやりかたは異常に思えることも少なくない。動物は所有者のモノ…だから動物は所有者の都合のために痛めつけられることもやむなし。それが現状なのだろうか。
 
しかし犬や猫には間違いなく感情がある。たった1匹の猫と暮らしただけでもそれはわかる。人のような複雑な心を持つ事がはっきりと見て取れる。彼等は決してモノではない。虐待されれば人と同じように戸惑い哀しみ苦しむのだ。そのような感情を持つ生き物を、モノとして虐待する社会…明らかに虐待が生じる状況を「儲かるから」「便利だから」と黙って受け入れている社会が本当にまともな社会だと言えるだろうか?
 
 
明らかに間違っているのに、なぜ今も日本のペットの店頭販売はなくならないのだろう? もし(外国人の)誰かが日本のペット産業事情を私に聞いてきたら、事実を隠さずに話せるだろうかと思う。もし話せば、今の日本のペットショップのやり方は残酷で野蛮だといわれてもしょうがないのだ。
 
私は自分のブログに自分の意見を書く。しかし海外に住む人間がブログに書いたところで状況は何も変わらないだろう。問題の解決には、まず日本の人々が日本のペット産業の現状を知ること(杉本彩さんをはじめ動物愛護活動をなさっている方々の言葉を聞いて欲しい)。そして疑問を持つこと。そして何が出来るのかを考えることが必要。日本の人々が国内から声をあげ現状を変えていって欲しい。


2019年11月13日水曜日

今夜は大嘗祭



公式には「だいじょうさい」。古くは「おほにへまつり」「おほなめまつり」とも読むのだそうだ。

今年新しい天皇陛下がご即位になり時代は令和に変わりました。春から様々なお祝いの式典が行われてきましたが、日本では今日20191114日(木)の日没後から15日(金)の朝にかけて大嘗祭が行われるそうです。新天皇の即位で一番大切な宮中祭祀なのだそう。


Wikipediaには大嘗祭についてこう書かれている

新天皇が即位の後に新穀を神々に供え、自身もそれを食する。その意義は、大嘗宮において、国家、国民のために、その安寧、五穀豊穣を皇祖天照大神及び天神地祇に感謝し、また祈念することである


私は昭和から平成への御代替わりの時には大嘗祭のことをほとんど知ろうとしなかった。当時の私は若く日々に追われていて、この古来から続く儀式のことにも興味を持たなかった。今年、NHKのドキュメンタリーでこの儀式とその意味を初めて知った。

天皇陛下がご即位後に初めて行う新嘗祭が大嘗祭…即位の礼で皇位の継承を内外に宣明した天皇が、日本の祭り主の地位として初めてその年の収穫を神に報告し感謝する一代一度限りの儀式…なのだそうだ。

今夜の式の始まりは午後6時半。儀式が終わるのは15日の午前3時頃になるのだそう。


新しい天皇陛下が日本の国と国民のために、自然の神様と共にお食事をなさる儀式…詳しいことはわからないが、今日の儀式が一代一度限りということは、新しい天皇陛下がご即位なさって初めて神様にご挨拶をなさり神様と対話をなさる儀式ということなのだろう。天皇陛下が神様とお近づきになって、これからも日本を守ってくださいね、よろしくお願いします…とお伝えになる儀式なのだろう。

素敵だ。神秘的。言葉にならないほど心を動かされる。


令和の天皇陛下は私達の世代の天皇陛下だ。天皇陛下は昭和の時代半ばにお生まれになったお方。私が子供の頃からメディアでも常にお見かけしたお方。そのお方が今年新しい天皇陛下になられた。そして今晩、陛下が日本のために、日本の自然の神々との時をお過ごしになる。


日本は常に自然と共に生きてきた。外国に数年暮らしてみればわかる…日本の自然は決して優しくはない。季節の変化は突然やってくるし、予測のできない自然災害も多い。しかし同時に、四季が激しく移り変わっていくからこそ日本の自然は美しく恵み豊かであり、そのことは世界にもよく知られている。

日本人は、常に自然を敬い、畏怖し、お伺いを立てながら、なだめながら、自然と共に生きてきた。そうやって1000年以上を過ごしてきた。西洋のように自然を征服することなく、日本人は自然を恐れ、感謝し、自然と共に寄り添いながら長い道を歩んできた。自然が機嫌を損ねたらお祈りをして自然の神をなだめ、平和をお願いし、自然が恵みを与えてくれたら自然の神に感謝する。そうやって日本人は長い時間を生きてきた。

毎年の新嘗祭、そして新しい天皇陛下がご即位なさった時の大嘗祭とは、そうやって日本人が自然と共に生きてきたことの証なのだろうと私は思う。
 
 
近年日本の皇室をめぐる世論には、現代的な西洋化と効率化、それから政治的な意味づけ、予算の問題…等等、様々なものがあることを聞いている。神道を(全く違うものであるにもかかわらず)他の宗教と同じに位置づけて、皇室の存在や宮中祭祀を考え直す動きがあることも聞こえてくる。
 
しかし(これは私の個人的な気持ちなのだけれど)日本の皇室と、数々の宮中祭祀をこれからも大切にして欲しいと心から願う。皇室の存在は、日本人が自然と共に生きてきたことの証だと思うから。皇室とは1000年以上も続く日本の文化的な遺産だと思うから。皇室の方々が自然の神々に祈ってくださって、私達も自然を敬い感謝し疎かにしない生き方をする…それは日本独特の文化であり日本人の生きる哲学だと思うから。本当に美しい文化だと思うから。
 
日本人は1000年以上の時間を皇室と共に生きてきた。皇室を通して日本人は自然の神々と長い間対話をしながら生きてきた。そんな日本の長い歴史と伝統は、人の一世代や二世代だけで意味を変えられるようなものではないと私は思う。どうかこれからも日本の尊い文化を大切にしていって欲しいと思う。
 
 
天皇陛下に心から感謝いたします
令和の時代が幸せな時代でありますように