能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2017年10月19日木曜日

Jade Bird – Something American (2017)



美しい声。



Jade Bird – Something American (2017)


Album:  Something American - EP
Released:  Jul 7, 2017
℗ 2017 Glassnote Entertainment Group LLC



数日前に、またまた米の深夜番組『The Late Show with Stephen Colbert』に出てきたシンガー。綺麗な声です。若い女の子。ギターを弾きながら綺麗な声で歌う。番組で演奏をしたのは「Cathedral」。しかしこの曲の方が彼女の声の美しさが際立っているのでこちらをとり上げた。

この女の子の名前はJade Birdさん。翡翠の鳥…名前も綺麗だ。本名なんでしょうかね。最初はバンド名かと思った。

生粋のアメリカの女の子かと思ったら英国人だそうです。びっくりした。このお方はカントリーのジャンルに入るんでしょうか。フォークかな。それにしても綺麗な声だ。彼女の声を聴いていると、いい声というのは生まれ持った才能がなによりも一番大切なのだろうと思いますね。いい声はトレーニングできない。つまり生まれ持った声が美しければ、それだけでもある程度までいけるものなのかもしれません。

ずいぶんお若く見えますがおいくつでしょう…おっと19だそうです。彼女はアコギ片手にカントリー風味の音楽をやっているのに、ご両親は90年代の英国のダンス・ミュージックが好きで、子供の頃の家庭ではChemical BrothersProdigyが鳴っていたらしい😄。面白いですね。反動かな?今の時代の若者は反抗心でカントリーをやるのか?😄

ご両親はおそらく私よりも年下なんだろうな。彼女はStevie NicksPatti Smithが好きだそうで…ああなんとなく納得。アメリカで愛されそうですね。大きくなるかな。

それにしても美しい声です。新しい才能がどんどん出てきますね。注目しましょう。

ジェイド・バードさんの6曲入りEPSomething American』は77日にリリース。

 

2017年10月18日水曜日

お猫様H:興奮のルーティン



突然襲いかかり、
ガジガジして、
もっと激しくガジガジ攻撃して、
はっ…と我に返り、
反省してごめんなさいザリザリ
もう飽きたの…
休憩です…ネムクナッタ…
そのままお昼寝デス
…㊟海亀の腕の傷は猫がやりました。犯人は↑コイツです。

2017年10月17日火曜日

OPERA★『カルメン/Carmen』by Georges Bizet, - October 13, 2017




Bizet: Carmen, WD 31 - Overture (Prelude)

Performed at the Metropolitan Opera
Conducted by James Levine



----------------------------------------------------------------------------
Carmen
Opera by Georges Bizet
Language:  French
Based on novella of the same title by Prosper Mérimée
Premiere:  3 March 1875, Opéra-Comique, Paris
-----------------------------------------------------------------------------




Bla
isdell Concert Hall
October 13, Friday, 8:00pm




カルメンです!待ってました!

たぶん一番見たかったオペラ。昔買ったクラシックのコンピレーションCDで、小澤征爾さんの「カルメン」の前奏曲がそれはそれはもう元気がよくて好き。好き好き好き。ドッカンドッカン威勢が良くて元気が出る。これはハードロックだと思います。

このオペラは有名曲が多い。カルメンの歌う「ハバネラ「恋は野の鳥」…私を好きになってもいいけど簡単じゃないわよ」そしてドラマチックでかっこいい「闘牛士の歌」。クラシックは詳しくない海亀もこれくらいは知っている。曲を知っているならオペラも楽しいはずだ。

さっそくしっかり予習。前回見た『ホフマン物語』で、オペラは予習をしっかりしていった方がいい事を実感したので、公演当日の午後を使って情報を集める。


★自分用の粗すぎるあらすじ(ネタバレ注意)
1820年頃。美しく妖艶な女工・ジプシーのカルメンちゃんが、カタブツの衛兵ドン・ホセ君を惑わせて虜にする。ドン・ホセ君には田舎にミカエラちゃんという可愛いフィアンセがいる。それなのに彼はすっかりカルメンちゃんに惚れてしまう。その上に彼はまたカルメンちゃんにそそのかされて軍隊を辞め、ジプシーに加わって密輸業にも手を染める。一方カルメンは超かっこいい闘牛士エスカミーリョ君に出会ってしまい惚れてしまう(ロックスターのようなものですね)。密輸業に文句を言うドン・ホセ君に愛想をつかし、エスカミーリョの元へ走ろうとするカルメンちゃんを、ドン・ホセ君は刺し殺してしまうのだギャー!


★感想
これはなんとドラマチックな話なんやろう。面白かったです。お話は単純。モテモテの美女カルメンちゃんが、婚約中のカタブツ男ドン・ホセを誘惑。ホセ君は彼女のせいで仕事も辞めたのに、カルメンちゃんはかっこいい闘牛士と仲良くなってしまう。ホセ君は嫉妬に狂ってカルメンちゃんを殺めてしまう。なんと…スキャンダラスな…。なんだか漫画みたいにドラマチックな話やね。

肉感的な美女・カルメン
全ての男を魅了するカルメンちゃんは絶世の美女。お顔が綺麗。それにおそらく肉体も魅力的なのに違いない。むっちりと豊満でくびれるべきところちゃんとはくびれているいい女。いいねぇ。今回のカルメンちゃんはケイト・アルドリッチ/Kate Aldrichさん。とても綺麗な方です。それに豊満。おっぱいが大きいぞ。メロンかな。衣装からこぼれそう。お歌も上手なんだけれど、私はまず彼女のルックスに圧倒されました。衣装もステキです。4幕の黒い衣装はゴヤの絵みたい。アルドリッチさんは「現在最高のカルメン女優…”she is considered perhaps the best Carmen in opera today”」と評判の方だそうです。なんと嬉しい。オペラは演者の方が役に合っていると大変盛り上がる。

地味で真面目なカタブツ・ドン・ホセ
そしてカタブツのドン・ホセ君にはキップ・ウィルボーン/Kip Wilbornさん。小柄。地味です。カルメンちゃんが惹かれるわけだから、もう少し若くてもよかった気がするけれど、お歌は上手です。それにルックスが地味なら、最後にふられる悲しいドン・ホセ君にもリアリティがあっていいのかも。彼の最後の頑張りはちょっとドキドキしました。

派手なエエ男・闘牛士エスカミーリョ
このエスカミーリョ君はアフリカ系の方です。ダレン・ストークス/Darren Stokesさん。大柄です。まあびっくりするほど肉体派。大きい大きい。声も大きいし身体も大きいしカリスマはハンパ無いし…ええ男。これはカルメンちゃんが惚れてしまうのもしょうがないですね。


ステージセット
ステージのセットもよく考えられたデザイン。レンガを積み上げた壁と門で室内、室外全てを表現。オペラのステージセットとはよく考えられているものだと毎回感心します。地方のオペラなので規模は小さいはずなのに、ステージセットに手を抜いていないのが嬉しい。

衣装
衣装も毎回いい。近年大都市などで上演されるオペラは(歴史的な時代の話でも)現代的な衣装やモダンなデザインの衣装が使われることが多いのですが、この土地のオペラは衣装も舞台もクラシックなアプローチをしているものが多いのがいい。今回の衣装も3幕分それぞれ時代に沿ったものだったのがよかった。


カルメンはそれらしいデザインの衣装を3種類。1幕は白い衣装で、それ下着じゃないの?というデザインの衣装だったけれど、回が進むにつれて衣装に色が加わる。2幕の衣装の色は黄黒赤。4幕で待ってました…いかにもなカルメンの衣装…全身真っ黒のドレス。フリルの付いた引き摺るほど長いゴージャスなスカート。黒髪には赤いバラ。いいですねぇ。カルメンちゃんはいい女よ。

女性は皆女性らしい衣装だし、衛兵はカラフルなユニフォーム。闘牛士は派手派手。かっこいいです。一回しか出てこない騎士たちの闘牛会場への入場のシーンも、皆それぞれ闘牛のユニフォームを着ているのが派手でいい。全体でたった10分ほどの登場なのに贅沢です。


★オペラ「カルメン」
曲に馴染みのあるものが多いのでそれだけでも楽しめる。今回は「ハバネラ」や「闘牛士の歌」の歌詞を動画サイトなどで予習していったのだけれど、演者の方々がしっかり演技をしながら歌っているので楽しい。

ホセ君は普通の人なんですよね。もしホセ君が古風で気立てのいいフィアンセのミカエラちゃんと無事に結婚したならば、きっと穏やかで幸せな家庭を築けただろうに、たまたまカルメンに出会ってしまって人生を狂わされたんですね。どうして水と油のような男女が惹かれ合ってしまったんでしょうね。肉欲とは危険なものです。カルメンちゃんのような派手な女性は、最初から闘牛士のような派手なスーパースターが似合っていただろうに…。

派手でゴージャスなモデルさんが、中堅サラリーマンと恋に落ちたのにやっぱり退屈してしまって、結局ロックスターの元に走ったら、嫉妬に狂った中堅サラリーマンに刺されてしまった…というような話ですね。


★ドラマチックな第4
オペラは演出次第で印象が変わるものだろうけれど、このカルメンの第4幕は最高によかったです。

闘牛の日。闘牛士と騎士達が派手な衣装で会場のゲートに登場。彼らスター達を観客がバラの花びらを散らして迎える。大変な騒ぎ。スター達に続いて観客達も闘牛場に入っていく(舞台裏)。壁の向こうでは闘牛が行われている。会場の外ではカルメンがエスカミーリョを待つ。

そこにドン・ホセがやってきた「もう一度俺にチャンスをくれ。俺と一緒になってくれ。お前が好きだ好きだ好きだ」といいながら、カルメンを追い掛け回す。豪華なロングドレスを引き摺って逃げ回るカルメン。走るたびに、闘牛士のためにまかれた赤いバラの花びらがひらひらと舞い上がる。綺麗。

「いやよ。エスカミーリョがいいの」逃げ回るカルメンをドン・ホセが追いかける。すがりついてカルメンの腰に抱きつき「お願いだから俺とやりなおしてくれ」「いやよ!あなたなんかキライよ離して!」「待ってくれ」「もうあなたなんか嫌い。これも…こんなものももういらない!返すわ!」と言ってカルメンがドン・ホセに貰った指輪を投げつける。

これでドン・ホセが逆上。ナイフを取り出す。カルメンが数歩下がる。そして闘牛場の入り口に向って走り出す。壁の向こう側…会場内ではエスカミーリョの勝利をたたえる観客の声。威勢のいい歌声。ドン・ホセがナイフを手にカルメンを追いかける。向き合って一瞬躊躇するものの、走り去ろうとしたカルメンをとらえて振り向かせると前からナイフを突き刺す。苦痛にゆがむカルメンの顔。そのまま崩れ落ちる。カルメンの側に座り込み「さあ俺を捕まえてくれ」と天に向って叫ぶドン・ホセ。幕。


ふお~これは盛り上がる。息をのみました。ドン・ホセとカルメンの修羅場の間、闘牛場内では闘牛士の勝利で観客が盛り上がっているのがもうドラマチックでエキサイティングで感動する。オペラがこんなに面白いものだとは…もうびっくりしました。

終了した後、幕が上がって演者が出てくる。皆カルメンちゃんが出てくるのを待っている。実は最後のドン・ホセさんも素晴らしかったのだけれど、どうしても今日の主役カルメンちゃんのために立ち上がりたい。ドン・ホセさんにも周りが立ち上がり始める。最後にカルメンが出てきてからすぐに立ち上がった。会場もどどどっと一気に立ち上がる。割れんばかりの拍手。拍手はいつまでも鳴り止まない。会場中が大きな歓声に包まれる。これもオペラの楽しさ。

最後に幕が引かれた直後、幕の内側からも大きな歓声と叫び声が上がるのが聞こえた。ステージ上でもこのショーの大成功を喜んでいる。幸せな空間。


イヤー良かった良かった。とても楽しかったです。やっとオペラが本当に楽しくなってきたかも。このオペラは、カルメンのあまりにものスキャンダラスさのために1875の初演の時には評判が悪かったらしいです。それなのに現代では世界中で大変な人気のオペラ。時代は変わるものです。私もどちらかと言えば「いい娘が恋に落ちるのに結核で死んでしまう」ような話よりも、カルメンちゃんのように自由で活発なワルイ娘の話のほうが面白いですふふふ❤❤❤

 
 

2017年10月16日月曜日

LIVE★Burt Bacharach/バート・バカラック Live!! -14 Oct 2017




やっぱりこの曲が一番好き
Carpenters - (They Long to Be) Close to You (1970)

Album:  Close to You
Released:  Jan 1, 1970
℗ 1970 UMG Recordings, Inc.
 


大御所です。

おそらくこのお方ほど有名なポップスの作曲家は他にいないでしょう。60年代から70年代にかけて数多くのポップスの超有名曲を作曲なさった方。このお方のお名前を聞いたことがない人でも、曲は必ず聞いたことがあるはず。作曲した曲の多くがあまりにも有名なために、楽曲だけで一人歩きしてしまうような作曲家は、このお方とビートルズぐらいかもしれない。

バート・バカラックさんは今年89。まずこの地に来てライブをしてくださったことに感謝いたします。拝めるだけで幸せ。拝見できるだけでもミラクル。ありがとうございます。


バート・バカラックさんの曲をあらためて知ることになったのは(またまた)ロンドンにいた頃。2000年頃だったか、英国で60年代~70年代のポップス(イージーリスニング)が一時的にとても流行ったことがあって、ついつい私もその手のアルバムを買って当時よく聴いていたんでした。

バカラックさんの曲の中でも特に有名なのは、カーペンターズの「Close To You」や、映画『明日に向って撃て/Butch Cassidy and the Sundance Kid (1969)』の挿入歌「雨にぬれても/Raindrops Keep Fallin' on My Head」だろうと思います。これらの曲は私が子供の頃の70年代初期にラジオでもよく流れていました。

ロンドンで2000年頃に聴いた曲は60年代の曲が多い。楽曲を歌った歌手の方々も大御所…Dionne Warwick、Dusty Springfield他にも沢山いるんだけれど、楽曲そのものが歌手の方々よりも有名だったりするのでどなたの曲かわからなくなるほど。また一度ヒットした曲を、別のアーティストがカバーして数年後にまた大ヒットしたりする…つまりそれぐらいバート・バカラックさんの曲が素晴らしいわけです。

まさに伝説の巨人。まさかこのお方が拝見できるとは思わなかった。


当日、開場時間から1時間ほど遅れて会場に入ったらもう席はみっちりと詰まっていた。後ろのほうの合い席をかろうじて見つけて座る。同席になった方の話では、この日は完売だったそうだ。そういえば入り口で、旅行者らしい家族づれがUターンをして出て行くのを見た。どうやらチケットは事前に完売していて入れなかったらしい。

ライブ開始は午後8時がちょっと過ぎた頃。フルバンドのメンバーが出てきて席についても、バカラックさんはしばらく出てこない。ちょっと席を外して戻ってきたら、ちょうどバカラックさんがステージに出ていらしたところだった。

ああやっぱりお年を召していらっしゃるのがわかる。観客は温かく大先生を迎える。皆見守るようにバカラックさんを見つめる。

すぐにライブを開始。バカラックさんはステージ中央のピアノの前。淡い水色のジャケットの背中が見える。シンガーは右手に3人…女性2人に男性1人。その後ろにドラムス。中央後方のキーボード前に座った男性シンガーがもう一人。左手の手前にはキーボード。奥にホーンとバイオリン。ベース(この辺りはよく見えなかった)。小さいステージなのに舞台上に人が多い。

セットは有名曲につぐ有名曲。有名曲ばかりを少しずつとり上げたメドレーが続く。実はバカラックさんの作曲だと知らなかった曲も何曲かあってびっくりした「え?これもバカラックさんの曲?」

演奏された曲をヒット曲リストをなぞりながら思い出してみる…たぶんこんな曲を演ったと思う(演らなかったのも入っているかも)

Wives and Lovers
 Jack Jones (1963)
Walk On By
 Dionne Warwick (1964)/Isaac Hayes (1969)/ Gloria Gaynor (1975)/ Average White Band (1976)
A House Is Not A Home
 Brook Benton (1964)/ Dionne Warwick (1964)/
(There’s) Always Something There to Remind Me
 Lou Johnson (1964)/ Sandie Shaw (1964)/ Dionne Warwick (1968)/ R. B. Greaves (1970)/ Naked Eyes (1983)
What’s New Pussycat?
 Tom Jones(1965)
Alfie
 Cilla Black (1966)/ Cher (1966)/Dionne Warwick (1967)
The Look of Love
 Dusty Springfield(1967)/ Sergio Mendes & Brasil ’66 (1968)/ Isaac Hayes (1970)
I Say a Little Prayer
 Dionne Warwick (1967)/ Sergio Mendes (1968)/ Aretha Franklin (1968)
Do You Know the Way to San Jose
 Dionne Warwick (1968)
Promises, Promises
 Dionne Warwick (1968)
This Girl’s In Love With You
 Dionne Warwick (1969)
I’ll Never Fall in Love Again
 Burt Bacharach (1969)/ Dionne Warwick (1969)
Raindrops Keep Fallin’ On My Head
 B. J. Thomas (1969)
(They Long to Be) Close to You
 The Carpenters (1970)/ Jerry Butler featuring Brenda Lee Eager (1972)/ B.T. Express (1976)
Arthur’s Theme (The Best That You Can Do)
 Christopher Cross (1981)
That’s What Friends Are For
 Dionne Warwick and Friends (Elton John, Gladys Knight and Stevie Wonder)(1985)
On My Own
 Patti Labelle and Michael McDonald (1986)

…すごいですね。とにかくヒットに次ぐヒット曲。バカラックさんの公式サイトで、ヒット曲リストを見て動画サイトで調べ直したんだけれど、実は曲を知っているのに曲名を知らなかった曲もいくつかあった。それぐらい楽曲がよく知られている。70年代に子供時代を過ごした世代には馴染みのある曲が多い。当時ラジオでよく流れていたのだろう。また「Arthur’s Theme (The Best That You Can Do)」、「愛のハーモニー/That’s What Friends Are For 」、「On My Own 」等の80年代のヒット曲が彼の作品だったとも今まで全く知らなかった。

 
ライブではシンガーの方々が殆どの曲を歌うのだけれど、バカラックさんご本人も数曲お歌いになりました。そのリストは、
Walk On By
A House Is Not A Home
Alfie
The Look of Love
(They Long to Be) Close to You
…だったかな…しゃがれ声、弱々しいお声だけれど、それでもバカラックさんご本人の声ならありがたい。理由もわからず感激して思わず涙が出そうになる。
 
MCはユーモアに溢れ、
観客に向って「ディナーはおいしい?ディナーを食べる人達の前で演奏することはあまりないんだよ。」
それから「Mexican Divorce (1971)」を演奏する前には「離婚には3種類あってね…①弁護士を雇ってやる離婚(高くて時間がかかる)②メキシコに行ってする離婚(ほぼ法的に大丈夫)③ラスベガスに半年間(仕事/ライブをしながら)住んだら法的に離婚できる…僕がやったのは③番なんだけどね」(笑)
また、バカラックさんは現行の政府がお気に召さないらしい(←笑)。
そして20代半ばの息子さん(!)をステージに呼び、彼にもキーボードを弾かせ「息子と一緒にステージに立てるのはとても嬉しいね」

お声にもお歌にも強い力はないけれど、それでもピアノのリズムがヨレることはない。音もしっかりとよく聴こえる。繊細な綺麗な音。何よりもバカラックさんがステージでの演奏を楽しんでいらっしゃるのが伺えるのが嬉しい。

セットが進み、会場中が立ち上がり大きな拍手が鳴り響く中、バカラックさんが一旦ピアノを離れて階段を下りたところで本編が終了…と思ったら、楽屋に引っ込まずにそのまま階段を引き返してまたピアノの前へ。アンコールでやった曲について「これは新曲なんだよ。だからまだあまりやっていない(新曲です)」。最後に「みんなこの曲の歌詞を知ってたら歌ってね」と「雨にぬれても/Raindrops Keep Fallin' on My Head」のイントロが始まる。皆で一緒に歌う(海亀はこの曲の歌詞を知らないのでリズムに合わせてクチパクをしましたトホホ)。曲が終わっても演奏は止まらない。そのままバンドの演奏が続き、観客全員が立ち上がって手拍子をする中、バカラックさんがピアノの前を離れてステージを降りる。楽屋に入る瞬間の横顔がチラッと拝見できた。


素晴らしいショーでした。演奏される全ての曲が気持ちいい。バカラックさんの曲は宝物。バラードではゆっくりと時間が流れる。美しいピアノ。極上のシンガー達のボーカル。綺麗なメロディ。穏やかなリズム隊。歌いたくなる心地よい優しい音楽。本当に楽しい時間でした。

バカラックさんに会えてよかったです
心から感謝してます
ありがとうございました
💕💕💕 Thank you 💕💕💕

 
 
★Bart Bacharach Live
Bart Bacharach (Piano, Vocals)
Singers
Josie James
Donna Taylor
John Pagano (Vocals & occasional Guitar)
Band
Bill Cantos (Keyboards & Vocals)
John Ferraro (Drums)
Dennis Wilson (Woodwinds)
Tom Ehlen (Trumpet/Flugelhorn)
David Coy (Bass)
David Joyce (Keyboards)
Eliza James (Violin)