能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2014年10月7日火曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第38回「追い込まれる軍師」 9月21日放送



何も進まなかった回。官兵衛が宇都宮氏暗殺を引き摺ってぐだぐだ言ってる。

前回、長政君の宇都宮氏暗殺の場面を素晴らしいと褒めたのですが、今週はなんと官兵衛パパが宇都宮氏の息子を自ら殺害。さて前回は長政君の潔さがいいと思ったのですが、今週の官兵衛パパの黒い場面は微妙。

というのも、まず脚本家さんが官兵衛を善人に書きたい(書かねばならぬ)せいで、キャラ設定が破綻してきてると思うのよ。今回の宇都宮朝房殺害はそりゃー酷い(現代の常識では)。しかし時代は戦国。秀吉の命には絶対服従。従わなければ黒田がお取り潰しになるかもしれない。そもそも九州に左遷されてあまり優遇されてないのに秀吉に逆らうわけにはいかない。佐々さんの例を出してそんなあたりも臭わせた。上司の命令は絶対。あがいてもどうにもならん。

それなのにバッサリ行かずに無駄に時間をかけて朝房を殺し、その後うじうじ落ち込んでる。善人黒田官兵衛がたった1人の若者を殺して苦しんでるんだけど、しかしこの人、今まで実際には直接・間接共に今まで何百人単位で人を殺してきてますよね。ドラマで描かれなかっただけで戦に勝てば敵は多く死ぬ。戦略を考えて城攻めをすればまた人が多く死ぬ。そんな優秀な軍師が、今さらたった1人殺したからってそんなに悩むのか?味方の吉川さんだって病気なのに怒鳴りつけて戦に担ぎ出して殺したようなもんじゃないか…。

だから彼がこれくらいのことで今さら悔やんだり落ち込んだりするのは変なんですよ。ドラマ的には酷い上司=秀吉の命令で罪の無い青年を殺してしまった…ってことで悪いのは全部秀吉ということなんだろうけど、そんなのはおかしい。もう若くないのに今頃こんなことで苦しむのか。苦しんだからって善人には見えないし、うじうじ悩むのも頭が悪く見えてしまってる。キャラが破綻してる。

ちと気が早いとはいえ、黒田家のためにパッと行動を起こした長政君の方が有能に見えてしまった。世間の一般的なこの二人の評価ってどうなんでしょ。


それから問題はもうひとつ。光ちゃん。もう現代人の常識で戦国の成人した息子を怒鳴ったりしないで欲しいですな。この人以前にも黒田の家には迷惑にしかならないことを、自分の好き嫌いだけでヒステリックにガミガミ騒いでましたね。旦那にも息子にも「ダメだダメだ」と否定ばかりする。男達がお家存続のために必至で頑張っているのに、それを妻としてサポートすることを言わないんですよこの人。がんばってる男達には邪魔でしかない。いやなら黙ってればいいのに。たかが女一人の平和主義だけで戦国の世は動かんのだ。イライラ。

再度例に出して申し訳ないが、96年の『秀吉』の明智光秀の嫁は、夫の本能寺での勝利を聞いた後「秀吉の居城・長浜城の城兵と女子供を皆殺しにせよ」と家臣に命じたりしてるんですよ。彼女はかっこよかった。戦国の女性とはこれくらい強いもんだとワタクシは思います。


★あらすじ

肥後にて官兵衛は宇都宮氏の息子朝房を殺害。秀吉はだんだん予想不可能になってきた。官兵衛、大坂で家康に会う。


●流れと感想

豊前・中津城 長政は宇都宮氏を暗殺。落ち込む長政を又兵衛が責める「やるしかなかったのだ。父上は知らぬ。」松坂さんはいい役者。長政君ぐらい若い人なら、自分のやったことを泣いたり悩んだりしてもいいんです。
肥後 宇都宮暗殺のニュースが官兵衛に届く。人質の宇都宮氏の息子はどうする?
豊前・中津城 牢屋に入れられた鶴姫を光ちゃんが助けると言う。長政は城井谷に兵を出す。それに光ちゃんが文句を言う。おい~~~~光ちゃん…文句言うなーっ。16世紀に現代の常識を語ってもしょーがねーのだ。この人は全く役にたってません。めんどくさい母親なだけ。長政君は黒田家を救う為にがんばっとるんだよ。
肥後 官兵衛、宇都宮朝房を呼び自ら殺害。おいーいきなりじゃないかー。こういうことは官兵衛本人がやらなくても部下にやらせればいいんじゃないの?善助君、これから殺される朝房君にお父さんのことを話さなくてもいいのよ。演出が過剰に黒い。3人の家臣も一気にいけばいいのに。こういうのはうだうだやって時間を引き延ばせば引き伸ばすほど残酷。こんなジリジリ殺すなんて酷すぎる。わかんない間にパッと斬った方がまだ辛くないと思うぞ。この描写は何をやりたいのかわからんな。黒い演出も必要もない。
・そして官兵衛泣く。善助君も。九郎君も口元押さえてドキドキしてるし…。おいーそんな戦国武将達が草食獣リアクションでいいのか?長政君のほうが潔くてよかったぞ。
大坂城 ツンデレ茶々と道化関白。おっと三成が城を建てろと進言。なんと金のかかる。三成は何がしたいのだ?おっと三成と茶々、目配せし合ってますよ。長政の宇都宮氏暗殺の成功を聞いて喜ぶ秀吉。
肥後 そしてその後も落ち込む官兵衛。んもーいつまで引き摺ってるのよ。なんだかもうダメパパだな。長政君のほうが戦国武将らしい。
豊前・中津城 鶴姫は牢に。長政になまいき糸ちゃんがまたぶつぶつ文句。もーたまらんなこんな嫁。旦那は外で仕事してるんだから黙って嫁の仕事をしろ。そこへまた現代人光ちゃんも来てガタガタ文句を言う。もうだめだこのキャラ。こんな女この時代にいるわけが無い。結局鶴姫は逃がすことになった。史実は磔になったらしいけど、逃げたという説もあるらしい。
豊前・中津城 5月、官兵衛は肥後の一揆を鎮めて帰還。あ…長政君あやまらなくてもいいと思うよ。んもー光ちゃんにはイライラ。この女性には戦国の嫁らしいことは何ひとつ期待できない。中途半端に現代の女。
大坂城 秀吉は人生哲学をおねに語る「人は将棋の駒じゃ」。
尼崎・法園寺 佐々成政は切腹させられる。
大坂城 茶会。佐々のいなくなった肥後には、加藤清正と小西行長が入る。将来の明攻めの地固めのため。官兵衛はまた文句。またガタガタ文句。なんだかヤンキー風。三成も三成だけど、反対に怒鳴られておしまい。秀吉は怖いです。素晴らしい。利休危ないぞ。
・おねVS茶々。おね+官兵衛。おねちゃんが愚痴をこぼす。なんだか頼られてます。
豊前・中津城 黒田家は加藤清正と宴会。加藤さんも三成と茶々が嫌いらしい。ともに豊臣を守ると誓い合う。
駿府城 家康が北条にプレッシャーをかけると言いながら縁側で趣味の薬草の調合をやっている。
京都・聚楽第 家康がやってきた。北条の件を相談。秀吉が怖いです。
茶室 利休の茶会。あ…家康がやってきた。そうか官兵衛と家康が会うのってこれが初めてだっけ。家康は口が上手い。家康が秀吉との宴席での言葉を伝える。「次の天下人は…官兵衛じゃ」官兵衛ドキドキ、ヤバイ。

 

2014年10月5日日曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第37回「城井谷の悲劇」 9月14日放送



今回は長政君に一本! 上手い。最後の宇都宮暗殺の場面が最高によかった。細かい表情の変化、狂気をはらんだ目が素晴らしい。宇都宮さんの焦りと緊張も加わってこの場面にはドキドキしました。

それにしてもなんと黒田家の有名な黒歴史を全て長政君に押し付けるとは…。今軽くWikiで見てみたんですけど、宇都宮さんの暗殺は史実では長政君が先走りしたわけではなくて官兵衛の指示だったとのこと。なーんだそうなのか…。やっぱりストーリーを変えてでも主人公は善人に書かなきゃいけないのね。なんとくだらん。

本当に戦国大河の主人公が虫一匹殺せないような顔をしているのはなんとかならんものか。これは脚本家さん一人の責任というよりも、歴史の真実を受け入れられない視聴者=視聴者とはそういうものだと信じて甘い設定のドラマしか作れないTV業界の側の問題ですね。今回の暗殺事件も、せっかく主人公の複雑な内面を掘り下げられるいい話が出来そうな内容なのに、全部他のキャラ(長政)に責任を押し付けて主人公は我関せず…にしてしまう流れは本当にくだらないと思う。

いやだからこそ、問題児の長政君の演技の方がかえって光ることになってしまったと思う。あんな極限の緊張感を感じる演技が見れたのは、長政君が問題児の設定だからこそ。役者さんにとっては問題のあるキャラのほうがずーっと面白いはず。見ているこちらも癖のある人物のほうが面白いです。長政君(松坂さん)はいい役をもらったと思う。


★あらすじ

喧嘩っ早い長政は宇都宮軍に負けて命からがら逃げ帰る。その後、宇都宮家と黒田家は和睦。それに秀吉が待ったをかけた。宇都宮を討てと言う。肥後へ出張中の官兵衛が悩む間に、息子長政が勝手に自宅で宇都宮鎮房を暗殺してしまう。


●流れと感想
・さて前回から…宇都宮一揆に我慢できずに豊前の長政が立つ。なんと宇都宮さんの罠だそうだ。
豊前・黒田家 長政を心配して会議。助けには行かないと決定。官兵衛パパは怒ってます。
・出兵中の長政 宇都宮さんの作戦通り罠にはまる。戦闘シーン。敗退。土地勘のある宇都宮軍は強い。命からがら長政帰還。
豊前・黒田家 官兵衛が長政を張り倒す。シカーシ…こういう場面になると岡田さんは若いな。長政君悔し泣き。宇都宮攻めの作戦を考えろと宿題を出される。
・糸ちゃんは白々し~…どうもこのキャラの演出はよくわからん。全然可愛くないぞ。義母光ちゃんに対しての尊敬が全く見えない。
城井谷・大平城 宇都宮軍は祝杯。娘さんも綺麗です。
豊前・黒田家 落ち込む長政を糸ちゃんが叱り飛ばす(?オイー…)。なんか長政君が可哀想。
・官兵衛は小早川さん、安国寺さんとまた作戦会議。長政君は宿題の発表会。合格です。
大坂城 秀吉爺は怒ってます。
豊前 黒田+毛利は進軍。
城井谷・大平城 宇都宮さんちに安国寺さんがやってきた。和睦の交渉。和議を結ぶ。宇都宮さんは大平城を許され、息子と娘は黒田家へ人質に。まー宇都宮さんには屈辱ですよね。娘鶴ちゃんの肝も据わってます。
大坂城 秀吉がイライラしてます。歳をとるとキレやすい。官兵衛の宇都宮との和睦を聞いて面白くない。
豊前・中津城 官兵衛がまたお引越し。3名の家臣は家老に。宇都宮の息子にも優しい言葉をかける官兵衛。鶴姫も黒田家に受け入れられる。
寒田・宇都宮の屋敷 宇都宮家にも平和がやってきた。
大坂城 秀吉が自らの出自を捏造しているらしい噂。おねさんは秀吉のことを「あの男」とか「尾張の山猿」などと呼ぶ。うひゃーまさかあの時代の女性が殿のことをこんな風に第3者に話すことはないだろう。現代でも自分の旦那のことは他人に悪く言うべきではないのに。しかし秀吉はキャラが変わりすぎ。
豊前・中津城 佐々成政が訪ねてくる。大坂へ行くらしい。三成への不満をこぼす。
尼崎・法園寺 案の定佐々さんは秀吉に会えず。三成だけが出てきた。佐々さん怒りに任せて秀吉をののしる。
・官兵衛は肥後に出陣中。秀吉の「宇都宮を討て」というメッセージが届く。善助が大坂に行くが結局宇都宮を討つ話に。
豊前・中津城 加藤清正、福島正則が留守番中の長政に宇都宮を討つようにとの秀吉の命を伝える。一揆を鎮圧できなかった佐々さんの失敗を長政に伝える。怖くなる長政。
・長政が宇都宮さんを呼びつける。この時の俳優さんと演出が素晴らしいです。宇都宮さんもいいけど、長政の松坂桃季さんがいい。緊張してる様子が上手い。演出もいかにもな雰囲気でどんどん盛り上げていくんだけど、長政君の表情が一番素晴らしかった。ちょっと怖い。いっちゃってる目に狂気が見えてすごいです。以前から、気が早くて喧嘩っ早くてすぐテンパっていつも官兵衛パパに叱られる長政君は、ストーリー上は残念なキャラかもしれませんが、それでも松坂さんの演技は残念なキャラなりに上手いと思ってました。気持ちが前に行き過ぎて先走りしがちなキャラにリアリティーがあった。この俳優さんはすごく上手いんだろうと思う。
・あ…斬った。うわ~すごいやん。こんな描写、今の大河でも出来るのね。パチパチ拍手。長政君のイッっちゃた目が素晴らしい。
・肥後 善人官兵衛パパは夕日を眺める。

2014年10月2日木曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第36回「試練の新天地」 9月7日放送



うーん…つなぎの回? 官兵衛の豊前への国替えと宇都宮さん追い出し回ですが、なんとなくドラマを感じない。余計な事が多いのかも。佐々さんの肥後の話なんて無くてもよさそう。

いろんなことは起こっているんですけど、どうも史実を淡々と羅列した風に見えてしまう。…と思えば黒田の女性達の話はかなりの時間をとって描写。あまり意味がないと思けどな。

長政くんが気が早いのがなかなか面白いです。実際にもこんな感じだったんでしょうか。


★あらすじ

官兵衛一家は豊前に国替え。さて宇都宮さんはどうする?本領安堵を約束したのに。もちろん戦勃発。さてどうなる。右近は日本を脱出。


●流れと感想

①バテレン追放問題
・秀吉がバテレン追放令を発布
博多 キリスト教徒の高山右近、小西行長が困ってます。なぜか利休もいる。そこへ官兵衛が「バテレン追放令」のニュースを持ってやってきた。とりあえず信心は許されるが、布教はできない。
・右近「私は全てを捨てる」→右近追放。秀吉「この秀吉の上に立つものあってはならぬ!」
・南蛮寺の取り壊しも始まった。
・右近さんのお別れ会。その後右近はルソン島で生涯を閉じる。おつかれさまでした。

②官兵衛の引越し問題
・官兵衛は国替え。豊前12万石へ…さて宇都宮さんをどうする?
・宇都宮さんは伊予へ国替え…愕然とする。怒りはもちろん(本領安堵の口約束をした)官兵衛に向けられる。宇都宮さんが怖い。
豊前・馬ヶ岳城 長政が到着。希望に燃える。
城井谷・大平城 宇都宮さんを訪ねる官兵衛。「速やかにお立ち退きください」お~強気だなぁ。宇都宮さんの怒りもごもっとも。しかし官兵衛「関白殿下の命です!」って怒鳴りつけるけど、ちょっとあまりにも傲慢ですよ。だってあなた以前宇都宮さんの本領安堵を約束したじゃないか。「悪かった」ぐらい言わないの?すごく一方的なトップダウンで問答無用の命令口調はいやな感じ。もういい人のキャラじゃないですよね。傲慢だよ。
秀吉陣 官兵衛(豊前)+佐々成政(肥後)が秀吉に「九州を早くなんとかしろ」と怒られる。官兵衛苦しい。
豊前 黒田の男たちは宇都宮さんをどうするか会議中。長政は先走りがちですね。気が早い。
9月肥後で一揆勃発VS佐々成政。
肥後・隈本城 官兵衛と小早川さんが一揆鎮圧にやってきた。
豊前 宇都宮さんも立つ!一揆勃発。あせる留守番中の長政。血気盛んにイケイケ一揆鎮圧のつもり…が、官兵衛と3人の家臣がやってきた「宇都宮と戦はせん!まず地侍から討っていく」。長政は不満。
・妙に分別臭い又兵衛が止めるが、長政は我慢できずに出陣。城井谷に攻め入る。どうやら罠らしい…。

③茶々問題
大坂城 九州から帰ってきた秀吉に、茶々「私はもう一人の正室だから皆に言って。それまでおあずけよ」。またジジイが喜ぶ。公にするまでおあずけ…はアン・ブーリンと同じですな(正室と離婚しないだけ)。こういうビッチな茶々は悪くない。しかしどうでもいいと言えばどうでもいい。
・一方ねねさんは「バテレン追放令」と官兵衛の九州左遷に文句を言う。

④お福問題
・どうせ豊前に一緒に行くのならあんなに場面を引き伸ばすこともなかろう。さよならを言う時はいい場面だと思ったのに結局行くことになって全部ひっくり返った。まったく必要の無いエピソード。
・そして無事光ちゃん達も豊前に到着。


2014年9月28日日曜日

お猫様H:キッチンで猫をクネクネさせる


もうダメである。もう降参。ブログがすっかりご無沙汰になってしまっているのも、あまりにもお猫様に時間をとられるからである。毎日毎日相手をしろと言われる。

ちろんテレビも見るし、本も読むし、ネットもうろうろするけれど、文を書く前に猫と遊ぶ。そうしなければお猫様は僻んで部屋の隅で拗ねてふて寝を始めるからだ。そして仕返しに後でガジガジ噛まれる(泣)

ベタベタされるのは嫌いで未だに抱っこも大嫌い。それなのに無視されるのは我慢できないらしい。とにかく注目されたがる。無視して人間が会話を始めると「ヤウーン」と自己主張。人間が他の部屋で話していれば、いちいちやってきて仲間に入れろと主張する。

よそよそしく見えて実はものすごく甘えん坊なんだろうと思う。ものすごく寂しがり屋だ。だからどこでもいちいちついてくるし、なんにでも首をつっこみたがる。キッチンで料理をすれば床や椅子に座ってじっとこちらを見ている。洗濯物をたためば洗濯物の上に座り込む。食事をしているとテーブルに上がりたがる。シャワーを浴びればドアの外に座り込んで終わるのを待っている。旦那Aがデスクワークをしているとキーボードの横に寝そべって仕事を眺める。夜も私や旦那Aに背中やお尻をくっつけて寝る。1日中べったりと一緒にいる。

外出して帰ってくると機嫌が悪い。1人(匹)にされると寂しいらしい。ドアまで出迎えてくれて最初はベタベタしているが、そのうちなんだかふてくされてくる。表情でわかる。「一人にしてごめんね」などと撫でたりするとガジガジ噛まれる。「なんで一人にしたんだよ」と怒っているらしい。ここで手を引っ込めるともっと食いついてくるので、そのまま噛ませているとそのうちザリザリ舐めてくれる。噛んだ後はちょっと申し訳なく思うらしい。お猫様が噛むのはお猫様なりの不満の表現だと最近気がついた。もちろん傷になったことは一度も無い。引っ掻かれたことも一度も無い。ガジガジ噛むだけ。噛まれるよりも腕の内側をザリザリと舐められる方が痛かったりする。

猫はとにかく面白い。こんなに感情が豊かだとは知らなかった。感情が複雑で人間に近いとどこかで読んだが、たぶん本当だと思う。記憶力もいい。嬉しい、楽しい、甘えたい、寂しい、不安、めんどくさい、うざい、ムカツク、飽きる、ツマンナイ…いろんな感情が顔と態度に正直に出る。気分のムラも人間と全く同じ。声を出して鳴くときはたいてい文句を言っている(笑)。慣れてくると無表情な猫の表情の変化もわかるような気がしてきた。

ところで旦那Aはお猫様を走らせるのが上手い。猫じゃらしでガンガン走らせる。子猫の時だけかと思ったら今でもソファの回りを5周は全力疾走できる。階段も4段飛びで上り下り。早い早い。旦那Aが歩くとドドドドドドドッと音を立てて走り回る。そのせいか肩の筋肉がもりもりしている。それなのに触ればふわふわ柔らかい。本当に可愛い



2014年9月24日水曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第35回「秀吉のたくらみ」 8月31日放送



いよいよ九州上陸でございます。待ってましたっ!…っと思ったら、ナレーションで終わっちゃったよ。えええええええええええええええええええええええええええ?????また九州すっとばし…あ~~~~…。

ナレーション「秀吉は九州上陸からひと月あまりで薩摩に入った…」…おいーっそのひと月あまりをやらんかいっ!ひと月あまりを2回分ぐらいに分けてやってくれよぉ。官兵衛君だっていろいろあったじゃないか…。

というわけで、本格的な秀吉の九州攻めは、大河ドラマ『九州国盗り物語』でいつかまたやっていただきましょうか…くーっ…泣。

…とは言いましても、先週も書いたように秀吉の九州攻めは、今までほとんどドラマ化されていなくて(大河歴の短い私の知る限り)、黒田官兵衛のドラマならもう少し見せてくれるだろうとは思っておりましたが、それでもとにかく「九州攻め」が大河ドラマ内で描写されただけでも有難し。いつの日かぜひ九州を主役にして戦国時代のドラマをじっくりやっていただきたい。

それはともかく、今回は本当に盛りだくさん。情報過多のてんこ盛り。九州の戦闘シーンをすっ飛ばしたかわりに、宇都宮さん登場、茶々の決意、秀吉のバテレン追放令までまーいろいろと詰め込んだものです。おかげで焦点がどこかわからなくなった印象もありますが、それでも見ごたえはありました。ドラマとしてはうーんちょっとバラバラな印象かな。

秀吉は黒くなってきましたね。これは本当に楽しみ。竹中さんが怖いんだ怖い怖い。すごく面白い。まーとにかく96年の『秀吉』で描けなかった後半部分を今やってる感じで竹中さんが素晴らしいです。秀吉が主役じゃないので登場はぶつ切りなんだけど、それでも十分迫力があってとてもいい。コミカルな場面はいらないのでもっと怖く希望!


★あらすじ

官兵衛は豊前の宇都宮さんに本領安堵を約束して秀吉に下らせる。秀吉九州上陸。あっさり島津を降伏させて今度はキリスト教に目を光らせる。バテレン追放令発布。右近は困った。

●流れと感想

①九州攻め
・東の家康が上洛した。これで安心して秀吉は九州に出陣。
九州豊前・黒田陣 官兵衛たちは作戦会議。地元の武将の調略開始。長政は大阪で会った家康のことを官兵衛に嬉しそうに話す。
九州豊前・小倉城 あっ土を食べてる誰?うお~強そう。宇都宮鎮房さんはすごい武将顔。官兵衛君は迫力で完全に負けてます。ところで宇都宮さん「宇都宮一族が足軽ふぜいの家来になるなど乱世もここに極まれリ」…ってその足軽ふぜいの家来の官兵衛に文句を言ってもいいのか?正直すぎる。しかしまあそれでも本領安堵ならいいんだそうだ。官兵衛は本領安堵を約束する。しかし宇都宮さんは怖かっこいいな。迫力がすごいな。官兵衛君と善助君が子供に見える。
小倉城 秀吉到着。軍を二手に分ける作戦。秀吉軍は10万で(現)熊本県側を南下。それに毛利+小早川も加わる。弟の秀長15万は官兵衛と共に(現)大分県、宮崎県側を南下。両方あわせて25万!ひゃー大きい大きい。こんなの勝てるわけがない。地元の武将達も挨拶に来た。龍造寺政家(おおーっ!一瞬)そして官兵衛が説き伏せた宇都宮さん。やっぱりすごい迫力。

…んで、ナレ「秀吉は九州上陸からひと月あまりで薩摩に入った
エ…もう終わり?
hgjkl;‘plmばdlfっ!
んがーっ!キーッ!

薩摩・鹿児島城 島津さんが荒れてます。山賊のようだ。25万の敵に負けるのはしょうがない。しかし島津義久さんはかっこいいなイイオトコ…これで薩摩弁を喋ってくれれば。
薩摩・秀吉本陣 島津さんが頭を剃って降伏。ふぁ~頭を剃ってもステキネ この場面の秀吉が素晴らしいです。ジジイの迫力!怖いですね。
 
九州平定お終い
…次の九州攻めドラマ化まであと何年待つのだろう…。

筑前・箱崎 利休とお茶会。官兵衛は博多を立て直す予定。
・官兵衛は豊前に国替え。さて宇都宮さんとの約束はどうする?

②バテレン関連
大坂城 秀吉が片山右近にプレッシャー、「キリスト教徒は調子にのるな」と釘を刺す。竹中秀吉が怖い。
九州平定の後 ポルトガル人宣教師が自らの戦力と九州での威力を秀吉に話す。秀吉「キリスト教は危険」。まず右近にキリスト教を捨てろと言う。やってきた官兵衛にもキリスト教への懸念を話す秀吉「一向一揆と同じじゃ!」←そうだ、そのとおり。…で「バテレン追放令」発布。「これ以上キリスト教を広げるべからず。宣教師は20日以内に帰国すること」。官兵衛は文句を言う。この時の竹中秀吉が最高最高最高!怖い怖い。「抗うものは滅ぼすのみ」ほー言った言った…この人も変わりましたね。いい場面。秀吉最高。まーこの時点でキリスト教勢力を追い出したのは間違ってないと思う。

③お茶々問題
・これはですねーあのー茶々さんの台詞の内容はいいんですけど言うタイミングがおかしいと思う。とても気になったので書いておく。
・秀吉の九州出陣の日、茶々が秀吉に「私、強いお方が好きでゴザイマス…」←うんうん…この台詞はいいと思います。茶々さんのビッチな表情もなかなかいい。この後の秀吉のリアクションはコミカルすぎてちょっと変。オーバーアクションで他の場面とは別人。
・問題はその後。茶々とおねの場面。茶々さん、急に心情を語り始めるんだけど、この状態でぺらぺらと心情をおねさんに語るのはおかしい。絶対おかしい。
・茶々「母が嫁いだのは弱い男ばかり(え?パパも弱い人?)だから私は強い男を選んだ(まだ選ばれてないぞ)私は化け物になる(そんな陳腐な自己分析まで言う?)。」
・内容はともかく、こんな正直な心情を本妻=敵に全部話すかな?普通話さないですよ。ねねさんは敵なのよこの子にとって。それに「強い男を選んだ」と言ってるけど、まだ秀吉とは何事も起こっていないわけでまだ愛人にもなっていない。この時点ではなんの既成事実も無いわけです。自分の身の安全を保証されるためのカードを一枚も持ってない。秀吉が心変わりをすればこんな言葉はなんの意味もなくなる。それにおねさんがもし悪い人なら、茶々を毒殺できたかもしれない。
・こんな正直な心情は、秀吉の愛人になって男の子を一人産んだ後、自分の立ち位置をしっかり築いてからに次女にこぼすぐらいでいい。まだ何事も始まらないのにこんな内容を本妻に言うなんてありえない。早すぎる。
・二階堂さんもなかなか肝の据わった演技で(上品なお姫様には見えないけど)いいと思うし、台詞も悪くは無いと思うけどこのタイミングでこんな言葉をおねさんに言うのはおかしい。とにかくこのドラマは以前から言わなくてもいいことをぺらぺら喋る人があまりにも多すぎる。(宇都宮さんの秀吉=足軽呼ばわりもそう)敵方に正直な本音を全部説明するみたいな台詞を言ってる。すごく変だと思う。