2024年8月21日水曜日

ハワイの鳥・Pacific golden plover 海の上を旅する鳥



この文は、昨日サカナクションの曲「ミュージック」を聴いた時に、歌詞を聴いて頭に浮かんだ鳥について書いたもの。思ったよりも長文になったので、別エントリーにすることにした。ハワイの旅をする鳥についてです。


ハワイの鳥が頭に浮かんだのでその話をする。

ハワイの鳥・Pacific golden plover
日本語の名前はムナグロ、ハワイ語ではkōlea。

この鳥は毎年5月になると群れになってハワイからアラスカに向かい飛び立つ。体長 25 cm、重さ 200g のこの鳥はハワイを飛び立ち、距離 3000 マイル(4800 km)の海の上をノンストップで飛び続け、3、4日かけてアラスカにたどり着く。

彼らは高く飛ぶ。高度 3,000 フィート(910 m) から 時には 16,000 フィート (4,900 m)まで上ることもあるという。

アラスカに辿り着くと鳥達は直ぐにつがいになり産卵し、親鳥は雛が幼い間、夫婦で子育てをする。卵が孵ってから26日から28日後(8月の半ば頃)、雛が自力で生きられるようになると、親鳥は雛をアラスカに残しハワイに向かって飛び立つ…親だけが先にハワイに帰ってくる。

残された雛達は群れで生活して成長し、彼らも9月頃までにはアラスカを離れ、自力で4800 kmを飛んでハワイにやってくる。彼らがどのようにハワイへの方向を決めるのかは謎。そして彼らは秋から翌年の5月までハワイで過ごす。

ハワイの公園の芝生の上でよく見かける足の長い鳥。あれがPacific golden plover。
以前5月に、オアフ島の北端・タートル・ベイのホテルに泊まった時、彼らの群れが途絶えることなくホテルの夜の灯りの中を鳴きながら飛ぶのを見た。タートル・ベイは北に向かう彼らの通過点。まるでホテルの灯りを最後の目印にして、ハワイに別れを告げるように彼らは北の夜空に消えていった。

今は8月の半ば。既に今年の旅を終えてハワイに帰ってきた親鳥を見かける。小さな身体で4800 kmの海上を飛ぶ鳥…夜に海の上を飛んでいる時、どんなに心細いだろうかと思う。毎年本能で飛び立っていく彼らは、ある年の旅が最後になることも知らぬまま旅立つのだろう。彼らはどんな人間よりも勇敢。尊敬する。彼らを見かけるたびに「また会えてよかった おつかれさま おかえり」と声をかける。


2024年8月20日火曜日

Sakanaction/サカナクション - Music/ミュージック (2013)



トランス



Sakanaction - Music (2013)
Album: Sakanaction
Released: March 13, 2013
℗ Victor Entertainment, Inc.


一時期公式にあげられていたライブ映像でこの曲を知った。
すごくいいライブ。
この曲は初めて聴いた。本当にいい曲。好き💕

この曲のリリースは2013年。2013年頃に私はよく欧州のトランスを聴いていた。この曲はあの頃の欧州のトランス、electronic music そのままの音。トランスやハウス独特の質感の音が聴こえてくる。それがとても気持ちいい。2010年頃のイタリアの「EDX」という DJ をはじめ、アルマーダ・レーベルのトランスの DJ がよくこのような音の曲をリリースしていた。裏で拍をとるリズムがとても気持ちいい。途中1:50頃のコーラスにフランスの Stardustの「Music Sounds Better with You 」のパーツも聴こえてくる。

曲はほぼ electronic music の音。しかしサカナクションはバンド。だからライブの映像では途中からフルのバンドに次第に変わっていく。それが巧みで本当に気持ちいい。DJの音楽とバンドが徐々にブレンドしていくのが素晴らしい。このビデオでは観客もダンス・フェスの客のようにジャンプしてますね。これは間違いなく最高のダンス・ミュージック。


今どきのポップミュージックはEDMを避けて通れない。大抵の場合はDJがソフト上で曲を書いてシンガーが歌ったり、シンガー・ソングライターが書いた曲をDJがアレンジして共作としてリリースすることも多い。それらの曲は DJ のショーで公開されるのだけれど、バンドで演奏されることは少ない。しかしサカナクションのようにバンドとEDMを巧みにブレンドしてショーが出来るのであれば鬼に金棒。最高だと思う。本当に気持ちのいい音。


歌詞もいい。歌詞に鳥が出てくる。琴線に触れる。
ハワイの鳥が頭に浮かんだのでその話は次のエントリーにしよう。


2024年8月19日月曜日

Fujii Kaze - Feelin’ Go(o)d (2024)



風に揺られて いい気持ち



Fujii Kaze - Feelin’ Go(o)d (2024)
Feelin’ Go(o)d – Single
Fujii Kaze
Released: July 26, 2024
A UNIVERSAL SIGMA / HEHN RECORDS release; 
℗ 2024 UNIVERSAL MUSIC LLC


軽快。ハッピーでいいね。ハッピー
YouTubeのオススメに出てきた。いい曲です。踊れるリズム。
まったりと上品なJ-Fusionの香りもする。カシオペアが頭に浮かんだ。ブリッジの「闇を抜けて~」からも気持ちいい。

ところで最後の 4:00 から聴こえてくるジャジーなアレンジもいい。そうなの、風さんはジャズ調もいいのですよね。ちょっと前に見たNPRの『Tiny Desk Concerts』の中のジャズ調の「Kirari」は絶品。最高ですよ。身体がまったり横に揺れる。このアレンジはNPRだけではなくて作品として残して欲しい。


Fujii Kaze: Tiny Desk Concerts JAPAN
素敵な「Kirari」は14:37頃から



そしてこの「Feelin’ Go(o)d」のビデオをクリックしてよかった~。なんと藤井風さんの、今週土曜日の日産スタジアムでのライブ『Fujii Kaze Stadium Live “Feelin’ Good”』がYouTubeでライブ配信されるらしいです。ぉおおおお~💕 日本時間の 8月24日(土)17:45 から配信開始。

…これって海外からも見れるのかな?ハワイは金曜日の夜の10時45分からですね。テレビの前で待機しよう。見れるといいな。すごい嬉しい。Thank you, Kaze-san!




お猫様H:夏の花



またまた少し前のお写真
7月5日
うちの宝物


荒れ放題の裏山、でも花は綺麗
写真に撮ると実物よりも綺麗に見える
木を植えたり鉢を植え替えたり
まだまだやることが沢山の work in progress


様々な鳥が来ます
朝は鳥がよく鳴く 文鳥もいる
マングースも時々いる 鶏も見たことがある
近所の猫もよく見かける
カメレオンも見たけれど あれは幻だろう
以前はこの庭に野生の豚もやってきてました
豚はストロベリー・グアバの実や
ティー/Ti Tree(センネンボク)の葉を食べるのです


2024年8月15日木曜日

Armin van Buuren & David Guetta feat. Aldae - In The Dark (2024)



巨人二人



Armin van Buuren & David Guetta feat. Aldae - In The Dark (2024)
In the Dark (feat. Aldae) – Single
Armin van Buuren, David Guetta
Released: July 12, 2024
℗ 2024 Armada Music B.V.



YouTubeのオススメに出てきた。なんとアルマーダのアーミン社長とフランスの大御所ゲッタ親分がコラボです。巨人二人。伝説二人。そのことだけでとにかくここに記録しておこうと思った。

巨人が二人…とは言っても曲は普通でおとなしめ。尖ってなくて誰が聞いても受け入れやすい穏やかなポジティブ・メッセージ曲。優等生風ポップス曲。巨人二人のコラボだからこそ、気負わない曲なのかもしれませんね。

コロナが終わって欧米のクラブ界隈はどうなっているのだろうと思う。ここのところチャートに上がってくる曲は、じつはあまりパッとしないものも多いのです。

だからこそ今はポジティブで明るい穏やかな曲がいいのかも知れませんね。


★Aldae
Gregory Heinさん。米国テキサス州出身のソングライター、音楽プロデューサー。元々YouTubeにオリジナル曲をアップし始めたのが目に留まり、2016年にColumbia Recordsと契約。大物アーティスト達とのコラボでの作曲が多数。 Miley Cyrusのシングル「Flowers」で全米1位。


訳注
How did I ever change?
僕はどう変わったのだろう?…しかし歌詞の流れとして違和感がある。ず~っとポジティブな話をしてきて、もしこの歌詞が「How could I ever change?」「How would I ever change?」なら意味も「(ハリケーンの目の中でも)僕がどう変わるだろう?変わるわけないよ。僕は変わらないよ」とポジティブな意味に繋がると思うけれど、この歌詞では「How did I ever change?」と言っているので、彼はどうやら「変わった」らしい。それなら「ever」の意味はなんだろう?旦那Aに聞いてもわかりづらいと言っている。それでそのまま直訳した。


In the Dark
Armin van Buuren and David Guetta
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疑いの海に自分を見失って
息をするのか それとも溺れるのか
僕には 今 本当に 君が必要
Oh, わかってる 君は暗闇の中の 僕の光明
アップも ダウンも 今まで様々なものを見てきた (now)
でも僕は 暗雲を恐れない
Oh, なぜなら 君は暗闇の中の 僕の稲妻の光のようだから


Oh, oh, oh
君は 暗闇の中の 僕の光


僕は人の本質を信じている
そして愛の必要性を
僕は信じている 人の失敗こそが
僕達らしさなのだと
ハリケーンの目の中で
僕はどのように変わったのだろう? ●

今でも 人生の目的を信じている
そして大きなプランを
そして 表面の事柄は
人を定義するものではないと
ハリケーンの目の中で
君は僕の救いだった


ヒーリングは目的地
僕は今もそこに向かっている
信念を貫いて ためらわずに
たとえ僕が迷ったとしても


疑いの海に自分を見失って
息をするのか それとも溺れるのか
僕には 今 本当に 君が必要
Oh, わかってる 君は暗闇の中の 僕の光明
アップも ダウンも 今まで様々なものを見てきた (now, now)
でも僕は 暗雲を恐れない
Oh, なぜなら 君は暗闇の中の 僕の光なのだから


Lightning in the dark, lightning in the dark
Lightning in the dark, lightning in the dark
Lightning in the dark, lightning in the dark
You'll be my lightning in the dark

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Songwriters: David Guetta / Rami Yacoub / Armin Van Buuren / Ilya Salmanzadeh / John Dirne / Taylor Monet Parks / Gregory Aldae Hein








Tobtok & Oliver Nelson – Alright (2024)



ハウスハウスハウス



Tobtok & Oliver Nelson – Alright (2024)
Alright – Single
Tobtok, Oliver Nelson
Released: May 3, 2024
℗ Perfect Havoc Limited



最初から最後までノセてくれる。少し前にUK upfront club chart とcommercial pop club chartに入っていた曲。夏のハウス。一瞬も休むことなく同じリズムが鳴り続ける。

これは…あれかな?オリンピックの時に取り上げたStardustの「Music Sounds Better With You」とほぼ同じリズム。どこかの記事にもフレンチ・ハウスの影響が大きいと書いてあった。延々といい気持ち。ハウスは繰り返してなんぼ。


★Tobtok
Tobias Karlssonさん。スウェーデンのDJ/音楽プロデューサー。1992年生まれ。Nu-Discoからハウスまで、スウェーデンの新しい世代の才能と言われている。各国でのDJの活動とともに様々なアーティストのリミックスでも人気。各国のチャートに曲を送り込んでいる。…このお方は何度か取り上げていますが、彼の音はぐいぐいと煽られているよう。元気のいい音で盛り上げるのが上手いと思う。

★Oliver Nelson
スウェーデン・ストックホルム出身のDJ/音楽プロデューサー。8歳からドラムをプレイしていたが、17歳からエレクトロニックに方向転換。Funk / Disco / Nu-Disco / Electroを愛する。


歌詞はみつからなかった




2024年8月13日火曜日

Jhelisa, Sunship - Friendly Pressure (Into The Sunshine Mix)(1998/2024)



アシッドか


Jhelisa, Sunship
 - Friendly Pressure (Into The Sunshine Mix)(1998/2024)
Jhelisa, Sunship 
- Friendly Pressure (Into The Sunshine Mix) – EP
Released: September 21, 1998        
℗ 2024 Dorado Records
* * * * *
2024 ver,
Friendly Pressure (Into the Sunshine 2024) - Single
Released:  July 12, 2024
℗ 2024 Dorado Records



ガレージか。今UK upfront club chart と commercial pop club chartに入っているのですが、調べたら元は1998年のリリースらしくなるほどあの頃はこういう音が流行った。なぜそれが今チャートに上がっているのか?今年7月の再リリースで目に留まったのか。ともかく記録。

どうやら TikTok で人気になったらしい。

★Jhelisa
Jhelisa Andersonさん。アメリカのシンガー・ソングライター。ジャンルはSoul, jazz, world, electronica。お洒落ですね。ミシシッピー州生まれケンタッキー州育ち。お父様がピアニストでゴスペル・ラジオ番組のDJだったそう。妹のPamelaさんが英国のIncognitoのシンガーに。1981年にLAに移住。モータウン・レコードの受付になり、その後歌うようになる。1987年にロンドンに移住。様々なアーティストのバッキング・ボーカルを務める。その後ソロ活動へ。

★Sunship
Ceri Evansさん。英国の音楽プロデューサー。1981年にファンクバン Swamp Children のメンバーとして活動開始。1985年から1991年まで、英国のアシッド・ジャズ・バンド the Brand New Heavies のオリジナル・メンバーとなる。バンドを脱退後 electronic dance music scene で活躍。様々なリミックスを手がける。多くのR&Bアーティスト達の garage mixes で知られる。


やっとオリンピックの録画の残りも減ってきたけれど、まだ男子バレーボールの決勝を見ていない。