能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2024年2月25日日曜日

映画『バービー/Barbie』(2023):肩の力を抜こうぜ







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『Barbie (2023)/米・英/カラー
/1h 54m/監督:Greta Gerwig/脚本:Greta Gerwig, Noah Baumbach』
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話題作ということでしばらく前にテレビで放送されたものをまたまた旦那Aが録画していた。昨日鑑賞。

いや~難しい映画だったわ。難解。マジ。何が言いたいのか全然わからなかった。面白くなかった。監督のテイストと合わないのだろうと思う。監督はグレタ・ガーウィグさん。彼女の映画(世間で大絶賛された)『レディ・バード』も全然ダメだった。合わないのだろう。

メッセージ性がありそうだけれどかなりケオスで混乱する。結果映画を見終わっても「何が言いたかったのだろう?」と首を傾げた。私は大抵の映画は「…まぁこのようなものだろう」と自分なりに納得するのだけれど、この映画にはただただ混乱するばかり。

たぶん私の年齢が年寄り過ぎるのだろうと思う。それから私はジェンダー不平等問題にあまり感心がないのだろうとも思った。まず子供がいないし、育てていないし、今の若い女の子達の苦悩もメディアなどから受ける印象から勝手に想像するのみ。どのような世代であれ(男女の違いなく)それぞれの世代の悩みや苦悩というものがあるのは理解しているつもりだけれど、一体この映画の監督やクリエイター達は、何を(ジェンダーでしょう)そのように大層な問題として大騒ぎしているのだろうと思った。

というわけで時代に取り残された年寄りがトンチンカンな感想を書く。辛口なのでごめんね。ちなみにこれは1回見ただけの印象。無理にメッセージを探そうとして混乱した。2回目に見ればもう少し楽しめるかも。


個人的な話だが私はあまり…そのジェンダー不平等問題で苦労をしてこなかった。美大を出てデザイン事務所に勤務して20代を過ごした。美大の学生だった頃もデザイナーとなってからも男女で扱いが違うなどということはなかったし、世の中はバブル期で仕事が溢れて超がつくほど忙しかったので、女だろうと男だろうと終電を逃して朝の2時3時4時5時まで仕事をしてタクシーや始発で家に帰る生活をしていた。結果が出れば給料は男の同僚と変わらないし、特に男女の扱いの差で苦しんだ記憶はない(ブラックな勤務時間はかなり辛かったけれど)。

その後は仕事を辞めて(辞めざる負えなかった)海外でなんちゃって学生。そして母にならずに専業。…結局私は(男女差が今も存在する)古い体質の大企業で男性社員と競って給料や昇進に悩んだ経験がないからその辛さがわからないのかもしれぬ。2023年に公開された女性向けの映画で、これほどまでに「女が女がおんなおんなおんなおんなオンナにもっとフェアな世の中になれ!!!!」と言っているメッセージに私は少なからず驚いた。

今でも女性は社会の中で虐げられているのか?


★ネタバレ注意


この監督からの一番のメッセージは…女性がいかに「不幸」なのかということなのだろうか?私は劇中のお母さん・グロリアのあの「オンナの叫び」のすごさにとても驚いた。気になったのでネット所を探したら出てきた。訳をする

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「オンナであることは無理なのよ!あなた(バービー)はそんなに綺麗で賢いのにそれでも十分だと思ってないなんて…辛くなるわ。私達女はいつも並外れてなきゃいけないのに、とにかくいつも間違ってるのよね。痩せてなきゃいけないのに、痩せ過ぎちゃいけない。そして「痩せたい」と言うことも許されない。「健康でありたい」と言わなければならないけど、同時に痩せてなきゃいけないの。お金を持ってなきゃいけないけれど、お金を欲しがってはいけない…だって下品だから。(チームの)ボスにならなければいけないけれど、意地悪しちゃいけない。人をリードしなければいけないけど、他人のアイデアを潰しちゃいけない。母親になることを喜ぶべきなのに、子供のことを喋り続けてはいけない。キャリアウーマンになるべきなのに、常に人への心配りを忘れてはいけない。男のダメな行動に答えなきゃいけない(それ狂ってる)のに、それを言えば文句が多いと非難される。男のために美しい女性であるべきだけれど、男を魅了するほど綺麗なのはダメで、またシスターフッドが大切だから他の女性が辛い思いをしないように綺麗にし過ぎるのもだめ。でもいつも特別で感謝の気持ちを持つべきなの。でもそのシステム自体が不正に操作されていることを忘れずに。だからそれをわかった上で感謝すること。年を取ってはいけない、失礼でもいけない、人に自慢してもいけない、自分勝手もいけない、決して転ぶな、間違えるな、怖がるな、常識から外れるな。もうすっごく大変!!!矛盾が多過ぎて誰もあなたにメダルをくれたり感謝してくれることもない。その上にあなたは間違っているだけじゃなく、それは全部あなたのせいだと言われる。(その方が皆に好かれるからって)私自身も他の女性達も皆混乱して苦しんでるのを見るのにうんざりしてる。そしてその全てが女性を表す(あなた)人形も同じだなんて…もう私にはわからないわ。
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うわ~大変やな。確かに。正しい。…しかし世の中の全てをこれほどまでネガティブに見る必要もないと思うぞ。自分で選んで大変な生き方をしているようにも聞こえてしまう。必要以上に自分を追い詰めていないか? もっとイージーでいいんじゃないの?もっといいかげんに生きたほうがいい。こんな生き方は辛いと思う。

これはグレタ・ガーウィグさんだか男性脚本家だか…女性は女に生まれただけでとんでもなく大変で辛くてフェアじゃなくてものすごくものすごく苦しい苦しい苦しいのよぉ~~~!!!!と言いたいのだろうか。

唸りますね。もうちょっと皆ダラダラしたほうがいい。人生をあまり難しく考えない方がいいと思う。日常の小さなイラつくことをいちいち全部重箱の隅をつついて最後の1ミリまで見逃さず、これもだめ、あれもダメ、苦しい、辛い、ああ私は不幸不幸不幸だ…と言ったからって、あまり状況が変わるとは思えない。

それからもうひとつ気になった台詞。車の中でのバービーと親子の会話。バービーが「私、女性が好きなの。女性を助けたいのよ」と言えば、娘のサシャ(10歳くらい?)が母とバービーに言う

「Everyone hates women. Men hate women and women hate women. It's the one thing we can agree on. 皆女が嫌いでしょ。男は女が嫌いだし、女も女が嫌い。これだけは皆同じ意見だよね」

ぉおおおおぅ…女は女が嫌い?ぇぇえ…ぅ~時々思いますけどね…でもずいぶん世の中を斜めから見ていないか?女性同士だからこそわかり合えることも沢山ありますよねぇ。

…なんかね、こういうのも含めて、この映画全体に流れる「女として生まれた苦悩」があまりにも大き過ぎて気になって、なんだか私には…この映画、総天然色ピンク大爆発のカラフルな映画なのにどうもメッセージが暗い。そうか。女は辛いか。確かに皆に愛される完璧な女になろうとすると人生は苦しいものなのか。そうか。


…あ、わかった。私は間違いなくあの変てこバービー(ケイト・マッキノン)なんだ。たぶんいつもはみ出してきたんだわ。たぶん中学ぐらいからそうだった。だから「完璧な女」になるつもりなんて早い時期に諦めたのだろうと思う。だから完璧になろうとする女性達の辛さがわかりづらいのかも。いや…途中まではそれなりに頑張っていたと思うが。

はみ出して何が悪い。アダムスファミリー好きだし。


なんかさ、先日のアリアナちゃんの歌の歌詞じゃないけど、皆他人の意見なんか気にしなきゃいいと思う。上の母・グロリアさんの言葉も、全部他人からの自分への批評や批判に苦しんでいるわけですもんね。「完璧になろうと努力しているのに全部非難される」と言っている。


それから、ケン(ライアン・ゴズリング)の家父長的な価値観がどうのこうの言う場面も、今の時代にそれほど大きな問題には私には見えない(そう見ようと思わなければ)。まぁ米国とは、スーパ・ーボウルなどで国中が巨大なマッチョ男に騒ぐ国なので私にはわからないのだろうとも思うが…アメリカの女性はスーパー・マッチョの巨人好きなのですよね。もしこの映画が言うように「米国に家父長的な価値観が今も強く残っていて、そのために多くの女性が苦しんでいる」のが現実なら、それはマッチョで自分勝手で傲慢な男を「男らしい」と好む女性の側の問題でもある。

しかしだからと言って、そのような男達と戦って、追い出すのがいいのかどうかは疑問だ。皆アマゾネスにはなりたくないと思うぞ。私はなりたくない。

男女も同性同士も皆仲良くしたいですね。


…というわけでなんだか難しい映画でした。女性は今の方が生きづらいのかもしれぬ。どうなのだろう。


マーゴット・ロビーさんは本当に人形のように美しい。しかしバービーとしては結構年が上。今33歳なのでギリギリOK。演技も上手い女優さん。ユーモアのセンスもありそうでいい。
ライアン・ゴスリングさん。彼はミスキャスト。ジジイ過ぎで不自然。今43歳だもの。もうおじさんだから生々しいむんむんの男臭さがとても邪魔。子供が喜ぶ人形に見えない。バービーもケンも20代の俳優を使った方がいいのにと思った。もちろん彼のせいじゃない。大物俳優を使わなければならなかったキャスティングのせい。

白人が演じるバービーとケンを見ていて、今のアジアのポップスターの方がずっとリアルに人形っぽいなとも思った。もう白人には憧れない~(個人的意見)


1970年代初頭、子供の頃に明るいブロンドの髪のいずみちゃんを持っていた。りかちゃんのように横向きの目ではなく、当時の少女漫画のようなキラキラした目をしていた。それから70年代半ばにドーン/Dawnちゃんという小ぶりの人形をもらった。アメリカのデザインだったらしく固いまつ毛の束がバシバシに付いていた。青い目にブルーのアイシャドウ、お顔がいかにも洋風でメリハリのある身体をしていた。赤みがかった金髪はロングで艶々。眉で切りそろえた前髪が可愛かった。ピンクのホルターネックのワンピースを着ていた。今ネットで「Dawn doll」と画像検索したら写真が出てきた。いずみちゃんとドーンちゃんの二つの人形にラメ入りのリボンやハンカチでゴージャスなドレスを作って友人と遊んでいた。懐かしいね。 あ~後からいづみちゃんの髪を切った気がする笑。


2024年2月24日土曜日

Madonna - Express Yourself (1989)



これが35年前のメッセージ



Madonna - Express Yourself (1989)
Album: Like a Prayer
Released: March 21, 1989
℗ 1989 Sire Records Company

Live at the MTV Awards 1989
しっかりと歌ってますね。
この頃の姐さんはかっこよかったねぇ


昨日のアリアナさんの歌を聴いてすぐに頭に浮かんだのが、大昔の1990年にリリースされたマドンナ/Madonnaの「ヴォーグ/Vogue」。34年も前の曲なのにリズムが似ていて音の連想で頭に浮かんだ。ということはアリアナさんの「yes, and?」も80年代~90年頃の音からのインスパイアか?

もちろん今のアリアナさんの曲の方が音もずっと洗練されているのだけれど、同じようなリズムは34年前にも存在していた。そして当時の若者達もこのリズムで踊っていた。

さてマドンナの「Vogue」はすでにここにも取り上げた。それなら35年前1989年にリリースされた曲「Express Yourself 」を取り上げておこう。この曲もリズムが似ていて翌年Houseに進化した「Vogue」に繋がっていく。


昨日のアリアナさんの「yes, and?」の歌詞は、いかにも現代のネットの時代の(特にSNSの)問題に関して…

「私の事は私の事、あなたの事はあなたの事」だから他人が何を言っても「気にするな」「しっかりと強くあれ」「自分のベストフレンドになれ/自分を大切に」

…とメッセージを送っているように私には聞こえた。SNSなどの「他人の意見」に悩まされている若者達がこの歌詞を自ら歌えばもっと強くなれるような気がするのではないか? 今の時代を反映しているのだろうと思った。


そして今から35年前にはマドンナも「Express Yourself 」を歌って当時の若い女の子達に励ましのメッセージを送っていたことを思い出した。当時20代半ばだった私もこの歌を歌った…「You」を「私」に替えながら…

  You deserve the best in life
  あなたには人生最高のものが当然なの
  So if the time isn't right, then move on
  だからタイミングが合わなかったら 次に進んで
  Second best is never enough
  セカンドベストは決して十分じゃない
  You'll do much better, baby, on your own
  それなら, baby, 一人の方がずっといいわ

…この歌詞に私はずいぶん励まされた。そう、マドンナ姉さんに「2番目なんてダメよ。1番になりなさい。妥協するな。幸せはしっかりと自分でつかめ」と言われていると思った。そしてこの歌を歌って自分を元気づけていた。1989年当時はバブルの真っただ中。世の中に元気が溢れていて、頑張れば全てが手にいると信じていた。


それにしても35年後の今、あらためてこの曲の歌詞を読み直してみると多少違和感を感じないでもないのは面白い。あの強気の姐御・マドンナが、この歌で言っている「幸せ」や「目標」とは、結局は「いい男を見つけること」なのですね。「女の幸せは自分を持ち上げてくれるいいオトコを見つけること」だと言っている。

え?幸せは自分で見つけるものじゃないのか? 笑

時代が違ったのでしょうね。35年前には、マドンナほど強気な女でもやっぱり「幸せになるためには強くいいオトコを見つけろ」そしてその男と付き合うためには自分から思いを伝えるのではなく「その強い男から告白してもらうべし」と言っている。ぇえええ?自分から愛を掴むのではないのか???


近年私はこのブログで今の(西洋の)若者の歌の歌詞を訳しているのだけれど、今の女性シンガー達の歌う内容は

・私とつきあって
・あなたを絶対につかまえてやる
・いやあなたとはただ遊びたいだけ
・真面目に付き合いたいとは言ってない
・真剣になりたいなんて言ってないよ
・よくもだましたわね
・あなたなんかいらない
・別れてせいせいしたわ
・私はあなたより自分の方がず~っと大切
・一人の方がず~っと楽しい
・また女友達と飲みにいこ~♪

…みたいなものがとても多い。皆強気。今はオトコに振り回される女の子の歌のは少ないのではないか?間違ってもこのマドンナの歌のように「オトコにあなたを幸せにさせろ」とは言っていない。あらためて今は女性の立場が変わったのだろうと思った。

35年前のマドンナは当時の「強い女の象徴」だと思っていたけれど、もしかしたら今の女の子のほうがず~っとしっかりしているのかも。面白い。

そして今は「幸になるためにはまず自分を大切にすることから始めよう」のメッセージも多い。


そんな今の時代にアリアナさんが

「他人に惑わされるな、しっかりと強くあれ」

と歌っているのは、また今の時代を反映していて面白いと思った。



Express Yourself
Madonna
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[Intro]
(Hoo!)
(Hoo!)
カモン ガールズ!
愛を信じてる?
それについて言いたいことがあるの
こんな風に


[Chorus]
2番手になっちゃダメよ, baby
あなたの愛をテストして
わかってるでしょ そうしなきゃ
彼がどう思っているのか 彼に言わせるのよ
愛が本物かどうか わかるかもね

[Verse 1]
あなたにダイアモンドのリングはいらない
18金のゴールドもいらない
速く走る高級車も
永遠ではないってわかってるでしょ, no no
あなたに必要なのは大きく力強い手
あなたを高みに持ち上げるためのね
あなたを王座の上の女王様のような気分にさせてくれるほど
あなたが降りてこれなくなるくらい彼にあなたを愛させて

[Chorus]
セカンドベストになっちゃダメ, baby
あなたの愛をテストして
わかってるでしょ そうしなきゃ
彼がどう思っているのか 彼に言わせるのよ
愛が本物かどうか わかるかもね


[Verse 2]
長い茎のバラの花束は あなたの心に届きそう
でも彼は まずあなたの頭から始めなくちゃ
サテンのシーツは とてもロマンティック
でも何が起こるのかな? あなたがベッドの中にいない時には 
あなたには人生最高のものが当然なの
だからタイミングが合わなかったら 次に進んで
セカンドベストは決して十分じゃない
それなら, baby, 一人の方がずっといいわ
(Baby, on your own)

[Chorus]
2番手になっちゃダメよ, baby
あなたの愛をテストして
わかってるでしょ そうしなきゃ
彼がどう思っているのか 彼から言わせるのよ
愛が本物かどうか わかるから
Express yourself
彼に自分から想いを言わせなきゃ
Hey, hey, hey, hey
もし今すぐ欲しいのなら、
あなたがどうすればいいのか彼に言わせるのよ
彼が何を思っているのか, oh baby, たとえ準備できてなくても


[Bridge]
あなたが立ち去った時 彼は後悔する
彼が一度味わった愛を考えてみて
そのままいこうとしても でもきっと彼にはできない
彼はきっとまた跪く
彼の想いを伝えるために
想いを伝えるために
Hey, hey


[Verse 3]

あなたに必要なのは大きく力強い手
あなたを高みに持ち上げるためのね
あなたを王座の上の女王様のような気分にさせてくれるほど
あなたが降りてこれなくなるくらい 彼にあなたを愛させて


[Bridge]
あなたが立ち去った時 彼は後悔する
彼が一度味わった愛を考えてみて
そのままでいこうとしても でもきっと彼にはできない
彼はきっとまた跪く 
だからプリーズ


[Chorus]
2番手になっちゃダメよ, baby
あなたの愛をテストして
わかってるでしょ そうしなきゃ
彼がどう思っているのか 彼から言わせるの
愛が本物かどうか わかるかもね
Express yourself
あなたは彼に想いを表現するように仕向けて
Hey, hey, hey, hey
もし今すぐ欲しいのなら、
あなたがどうすればいいのか彼に言わせるのよ
彼に何があるのか, oh baby, たとえ準備できてなくても

Express yourself
Express himself
Hey, hey

(もし今すぐ欲しいのなら)
(あなたがどうすればいいのか彼に言わせたほうがいい)
彼が何を思っているのか, oh baby, たとえ準備できてなくても

Express yourself
Respect yourself/自分を大切にして
Hey, hey
(もし今すぐ欲しいのなら)
(あなたがどうすればいいのか彼に言わせるの)
彼に何があるのか, oh baby, たとえ準備できてなくても

Express yourself

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Written By Stephen Pate Bray, Madonna L. Ciccone


2024年2月22日木曜日

Ariana Grande - yes, and? (2024)



今の時代の歌



Ariana Grande - yes, and? (2024)
yes, and? - Single
Released: January 12, 2024
℗ 2024 Republic Records, a division of UMG Recordings, Inc.



ちょっと前にUKのダンスチャートにも入っていたアリアナ・グランデさんの新曲。今年の曲です。1月には米国ビルボードのシングルチャートで初登場1位を記録。

アイドルの曲はアイドルの名前だけでもよく売れるので、必ずしも私が好きな曲ばかりではないのだけれど、この曲はすごくいい。ダンス曲としても気持ちのいい音なのでメモします。


さて、内容はいかにも今の時代の曲なのだろうと思った。アリアナさんはスーパー・スターなので、ゴシップ記事やバッシング等々、普段から自分に向けられた意見や批判に困らせられることも多いのだろう。それでそういうことを気にしないと言っている…「そうよ、だから何よ?」みたいな歌。

しかしこの歌はまた彼女のファンの世代…10代や20代の若い女性にとって、Xやインスタグラムなどのソーシャル・メディア(SNS)での様々なトラブルに対して「気にするな」と言っている歌と受け取れるとも思った。

今の若い人達はSNS上での自分の評判や批判を気にしたり傷ついたりして、落ち込んだり鬱になったりする事が多いのだそう。そういうSNS に絡む問題に対して「気にしないこと」「負けてはいけない」というアリアナさんの若い人々への応援歌にも聞こえる。若い人達がこの歌を自ら歌って自分を元気づけるのだろうと思った。

私も若い頃に聴いた歌に元気づけられたのを思い出した。


訳注
① Well, everybody's tired
みんなは疲れている
② And healin' from somebody ●
=and everybody is healing from somebody
みんなが(自分を苦しめた)誰か(somebody)から回復中(healing)
③ Or somethin' we don't see just right ●
=or everybody is healing from something we don't see just right
みんなが変だと思う何か(something)から回復中


yes, and?
Ariana Grande
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女1:おぅYeah 超特別なのね いかにもアリだわ
男A: You know, 
   彼女はポニーテールが数センチ高い方がよかったと思う
男B:そうね ほんとに 
   彼女がハッピーかどうかなんてどうでもいいのよ 
   ハッピーなんていらない 私はアートが欲しいの
女2:あ~昔のアリの方が好きだわ ほらシンガーの
男C:だね 彼女、次は職人によるフムスのラインを始めるってよ
男D:オーマイガー 彼女ほんとにやるの?
女3:インターネットで読んだからたぶん本当だと思うわ
男D:きっとそうだね


[Intro]
Dancing on, I keep, I keep, I keep, I keep, I keep, I keep
Gonna be, yeah, I know, gonna be at the door


[Verse 1]
気付いてないかもしれないけど
Well, みんな疲れてるよね 
みんな「誰か」とか 
「おかしいと思う何か」から回復中 

[Pre-Chorus]
Boy, ほら口紅をつけて
(誰もあなたに口出しできない)
ほらそのまま歩いて 炎の中も通り抜けて 
(皆が何を思ってるかなんてどうでもいい)
そして暗闇に入り込んだら
ただあなたの光を灯して そしてこんな風に振舞って

[Chorus]
「ええ、だから?」
胸を張って言って そして
自分で自分のベストフレンドになりなさいよ
心の底からそう言って
前に進み続けて 「次は何?」って
「Yes、それで?」って


[Verse 2]
Now,  私 気にすることはやめたわ
あなたの思ってることを
No, 私はもう隠れない
あなたが勝手に投影した姿の下には
そして私の本当の生き方を変えることもしない

[Pre-Chorus]
Boy, さあ、口紅をつけて
(誰もあなたに口出しできない)
ほらそのまま歩いて 炎の中を通り抜けて
(皆が何を思ってるかなんてどうでもいい)
そして難しい状況に入り込んだら
ただあなたの光を灯して そしてこんな風に言って

[Chorus]
「Yes、だから?」って
胸を張って宣言して そして
自分で自分のベストフレンドになりなさいよ
心の底からそう言って
前に進み続けて 「次は何?」って
「ええ、それで?」って
 (Yeah)


[Bridge]
私の言葉は神聖なの
私は自分の好きなことを話すわ
守られていて セクシーで
自分の時間を大切にするわ (My time)
あなたのエネルギーはあなたのもの、
私のエネルギーは私のもの (It's mine, it's mine)
私のものは私だけのもの

私の顔はこのまま
ごまかす必要はない (I don't need no disguise)
私の身体についてコメントしないで 
リプライもしないで
あなたの事はあなたの事 
私の事は私の事
なんであんたは気にするのよ 
私が誰の***に乗るかなんて 
なんで?


[Chorus]
「そうよ、だから?」
(Yes, and?)
胸を張って宣言して そして
(Say that shit with your chest)
自分のベストフレンドになんなさいよ
(Oh, be your own, be your own)
心の底からそう言って
(Say that shit with your chest, baby)
前に進み続けて 「次は何?」って
「Yes?だから?」って (Yeah)

「そうよ、(Ooh), だから?」
自信を持って宣言して (Ooh) そして
自分のベストフレンドになりなさいよ
(Be your own)
心の底からそう言って
前に進み続けて「次は何?」
「で?だから?」って (Yeah)

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Written By Ariana Grande, Max Martin & ILYA





2024年2月21日水曜日

お猫様H:家の主



もうすぐ3月。
おそろしいほど時間が過ぎるのが早い。




2024年2月17日土曜日

NHK 夜ドラ『作りたい女と食べたい女』シーズン2・第22話



TV Japan にて。1話15分。シーズン2の日本での初回放送は2024年1月29日から。


★ネタバレ注意


なんかとても幸せな展開になった。いい。とてもよい。よしよし。いいことです。

野本さん(比嘉愛未)がどうやらとても奥手の方らしくて、レズビアンと言葉は出てきても御本人もまだ自分の感情に戸惑っているらしく、このお二人はこれからいったいどうなるのだろうと思っていたけれど、無理なく自然にとても幸せな方向にいった様子。いいですね~。

春日さん(西野恵未)がしっかりと意思表示をしてくれて野本さんをリードしてくれるような感じもあっていい。野本さんがとても嬉しそう。うぶな女の子みたいに。かわい~。いい感じ。うれしそうだネ。

春日さんが「野本さんと一緒に~」と言った時、私は思わず胸の前に両手を上げてパチパチパチパチと手を叩いた。よかったわ。春日さん素敵。いいなぁ~。いい話。

好きな心は同じですよね。男女でも同性でも同じ。二人が嬉しいなら、幸せならそれでよし。いいことです。

ご飯を作って食べる二人…のドラマは『きのう何食べた?』も同じテーマですが、二人が男女であれ同性であれ、とてもいい幸せの形だと思う。ご飯を一緒に食べて「おいしいね~」と言い合えるって幸せなこと。だからこの二つのドラマを見ているとほのぼの嬉しくなる。

ところで野本さんが20話で、バレンタインの日に向けてフォンダンショコラを作っていたけれどすご~く手間がかかるのだと驚いた。中身がトロっとしてとても美味しいけれど…あれは作るのは大変そうだな。


2024年2月15日木曜日

Stray Kids - CASE 143 (2022)



傑作



Stray Kids - CASE 143 (2022)
Album: MAXIDENT
Released: October 7, 2022
℗ 2022 JYP Entertainment

TV 出演時 歌ってます
Dance Practice Video マイケルを思い出す
THE FIRST TAKE 日本語で歌っている



前回マイケル・ジャクソンの映画の感想で、Kpopの中にマイケルの孫がいると書いたのだけれど、このグループのそのようなグループだと思った。


たぶん去年年末の紅白で一番驚いた曲がこの曲。韓国のStray Kidsの「CASE 143」。この曲は本当に好き。紅白で最初に聴いてから動画サイトに行って今までに何度聴いたかわからない。何度も何度もリピートして聴いている。

最初にまずびっくりしたのはサビの低音。「Why do I keep getting attracted?」と歌うFelix君のあの低音。かわいいルックスなのにあの低音は驚く。ちょっとショックを受ける。えっ?なに?え、もう1回…と何度もMVをリピート。

最初は目が回るほど複雑な曲の展開にびっくりしたが、もう1回また1回と聴いていくうちにメロディが頭に馴染んでくる。鼻歌を歌い始める。すっかり曲が頭にはいってしまう。そうするとますます癖になる。


今度はそれぞれのパーツは何だろうと思い始める。まず見たのがネット上の歌詞のサイト。それに各パートの名称とそのパートを歌うメンバーの名前が載っていた。

曲の構成は…
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Verse 1:ラップ
   [Han, Changbin, Hyunjin]

Pre-Chorus:綺麗なメロディーの繋ぎパート
   [Bang Chan, Seungmin, Hyunjin, I.N]

Chorus:半音階(Chromatic)で下がっていくサビ
   [Felix]

Chorus:オクターブ上げて繰り返し
   [Lee Know, Seungmin]

Verse 2:ラテン系メロディ(Montuno)
   [Bang Chan]

Verse 2:爆発的なラップ
   [Changbin]

Pre-Chorus:綺麗なメロディーの繋ぎパート
   [I.N, Hyunjin, Felix, Han]

Chorus:低音サビ(Chromatic)
   [Hyunjin]

Chorus:オクターブ上げて再度繰り返し
   [Lee Know, I.N]

Interlude:変形ラップ
   [Felix]

Bridge:情緒的なソフトパート
   [Lee Know]

Bridge:ラップ
   [Seungmin, I.N, Han, Hyunjin]

Chorus:サビ(Chromatic)
   [Seungmin, Felix]

Chorus:オクターブ下げてサビを繰り返し
   [Changbin]

Refrain:ラップ
   [Bang Chan, Seungmin, Han]

Outro: [I.N, Lee Know, Hyunjin]

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そして次に見たビデオがこれ。

Classical & Jazz Musicians React: Stray Kids 'CASE 143'

アメリカのジャズとクラシックのミュージシャン達のリアクションビデオ。音楽のプロ達(若い人は学生かな)が、やっぱりこの曲に驚いている。

彼らの解説によると、低音のサビの半音階/chromaticで下がっていくメロディーがシンコペーション/Syncopationのリズムの上に乗っている。そしてそのサビの(Syncopated)リズムのまま、次のモントゥ―ノ/Montunoのパートに自然に移っていく…などと言っている。

モントゥ―ノ/Montunoのパートは、リーダーのBang Chanさんの歌う「A-B-C-D-E-F-G-I Wanna send my code to you」のラテン系のメロディのパート。クロマティック・メロディーとモントゥーノが同じシンコペーションのリズムの上に乗って自然に繋がっている。巧みなのだそう。

motivic development という言葉も出てきて最初のパターンから展開していく意味らしいのだけれど、バラバラに聞こえるパーツが実はどこか似ていたり同じメロディがあったりと、展開のバリエーションのようにも聞こえて完全にバラバラではないらしい。彼らの解説が面白い。

理論はともかく、それぞれ別の曲のように聞こえる各パートが全てスムースに繋がって綺麗にまとまっているのが本当にすごいと思う。突然始まる綺麗なBridgeも見事に曲におさまっている。その上で全体がものすごくキャッチー。リズムもノリがいいので思わず踊りたくなる。


先日マイケル・ジャクソンの映画を見ていて思った…昔「Beat It」や「Thriller」のMVに私達が魅せられた理由は、マイケルとダンサー達がグループで揃って踊っていたからだったと。大勢で踊るから迫力が出る。そして今のKpopは、あの頃のマイケルのグループのダンスを大勢のメンバーで再現しているのだろうと思った。そしてマイケルは一人で歌っていたけれど、Kpopはボーカルが入れ替わり立ち代わり全員が歌う。あの頃のマイケルから進化したエンタメの形がKpopなのだろうと今回あらためて思った。


…今知った。このグループは作曲もダンスも御本人達がなさっているのだそう。ウィキによると「デビュー前から現在まで、ほぼ全ての楽曲を、メンバー自らが作詞・作曲・プロデュースを手がけるセルフプロデュースグループ」だそうだ。それはすごい。メンバーの中の3人…Bang Chanさん、Changbinさん、Hanさんが3RACHAというサブ・ユニット名でメインで楽曲制作に関わっており、編曲やボーカルディレクティングなどを自ら行っているとのこと。それからまた曲の振り付けはLee Knowさん、Hyunjinさん、FelixさんがDANCE RACHA のサブユニット名で担当することもあるそう。

先日、紅白の感想を書く時に調べていて、もう一つのKpopグループSEVENTEENのメンバーのWooziさんが作曲をしていると知って驚いたのだけれど、なんとStray Kidsも御本人達が作曲をしていたのですね。いまどきのアイドルは皆さんアーティストなのね。すごいな。


2024年2月14日水曜日

映画『Thriller 40』(2023):もう1回スリラーを練習するか







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『Thriller 40 (2023)/米/カラー
/1h 30m/監督:Nelson George』
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旦那Aが先日TVから録画していたので視聴。


「アイドル」の話をするならこの人避けて通るわけにはいかない。このお方は巨大アイドルビジネスの型を作った人の一人。

もちろん彼の前にはプレスリーがいたしビートルズもいた。まぁその他にもそれぞれの年代でアイドルは沢山いたと思うけれど、いやしかし…1983年頃のマイケルを超える人は未だいないのではないか?

人類史上最強、怪物級の大物アイドル、マイケル・ジャクソン。彼をその地位にのし上げたのは彼が1982年にリリースしたモンスター・アルバム『スリラー/Thriller』。アルバムが売れに売れて、世界中の人類が皆マイケルのように踊りたくなった。皆が彼に憧れた。

このアルバムはとにかくよく売れた。米国ビルボード・アルバムチャートで37週間1位を記録。世界中でも1位。同アルバムからのシングルは7枚全てが米国シングルチャートでトップ10入り。世界中でもチャート入り。このアルバムは、それまでのアルバム・セールス記録を塗り替えたのみならず、曲、ビデオ、アーティストの在り方、プロモーション方法、レコードレーベルのあり方、プロデューサー、マーケターのあり方、曲の振り付け…等々米国の音楽業界のスタンダードを全て書き替えたとも言われている。そして発売から現在に至るまでの売上は約7000万枚(推定)で「史上最も売れたアルバム」とされている。

この映画はそのモンスター・アルバム『スリラー/Thriller』(1982年11月29日(米国)リリース)の40周年に作られたドキュメンタリー映画。映画のリリースは2023年12月2日。


あの時代にティーンの時期を過ごした者なら誰もがよく覚えているあの頃。マイケルのファンじゃなくても、普段はR&Bを聴かない人でも、普段はプログレしか聴かない人でも、マイケルの『スリラー/Thriller』は皆買った。そして当時真夜中に日本のテレビで放送されていた米国MTVのまとめ番組でマイケルのダンスを見る。そして真似をする。みんなやった。みんな彼のように踊りたいと思った。踊らなくても踊りたいと思ったと思う。マイケルは巨大だった。

あの頃のマイケルは世界で一番かっこよかった。

1983年当時R&Bを聴かない高校生だった旦那Aも「マイケルのドキュメンタリー」をテレビでやっていると今聞けば思わずHDの録画ボタンを押してしまう。1983年は旦那Aも私もティーンだった。懐かしい時代だ。そんなわけで共に週末に見た。



★マイルドにネタバレ注意


マイケルの『スリラー/Thriller』関連のドキュメンタリー映像は今までにも何度か目にしている。特に楽曲「Thriller」のMVのメイキングオブは当時もどこかで放送されていたと思う。髭面の監督ジョン・ランディスが出てきてMVの製作を語るのは前にも見た。それ以外にもTOTOのスティーブ・ルカサーが「Beat It」でギターを弾いているとか、「Billie Jean」の裏話。あの「…But the kid is not my son 🎶」の女性は誰よ?…そのような様々な話はどこかで見たり聞いたりしていたと思う。

だからあまり期待もせず気軽に見たのだけれど、それでもいくつか見たことのない映像が出てきた。「The Girl Is Mine」でのデュエットのポール・マッカートニーのレコーディングのシーンは私は初めて見た。それから(たぶんファンの間では有名なのだろうと思うが)「Beat It」のギターソロがエディ・ヴァンヘイレンだったというのも今回初めて知った。あれもTOTOのスティーブ・ルカサーだとばかり思っていた。そして「Thriller」のイントロがほぼ全て打ち込みで演奏されているのも初めて知った。機械のボタンをどんどん押してレイヤーを重ねてリズムパターンを作り、その上にキーボードでコードを弾けば「スリラー」イントロの出来上がり。すごく面白い。

いかにも今の時代に作られたマイケルのドキュメンタリーだと思ったのは、マイケルのKpopへの影響が語られていたこと。 BTSのMVをとりあげて、マイケルの動きとBTSのダンスの比較映像が流れる。確かにそのとおり。マイケルの孫は韓国にいると私も思った。


このような過去を語るドキュメンタリーは、当時を知る人々や、誰か有名人を連れてきて語らせることが常。当時を知る人の話は面白い。当時の評論家やアレンジャーなどが何人も出てくる。ブルック・シールズも出てくる。そうそう…そういえば当時ブルック・シールズがマイケルと公の場所に出てきたことがあって、彼女はマイケルのガールフレンドか?などとも噂されていた。前述の「…But the kid is not my son 🎶」の相手はブルックではないかとの噂もあったと思うが、その件についての彼女のコメントが全くないのは面白い。おそらく当時二人はただ友人だっただけで、ブルックさんからのコメントは拒否されたのかも笑。

途中で大変驚いた情報。衣装デザイナーがマイケルの体重が99ボンドだと言っている。99ポンドは44.9キロ。彼の身長は5ft 9 (175.3 cm)だそう。ガリガリじゃないか…。だからあんなに細かったんだ。彼のスタイルがすごかったのはそのせいなのか。この99ポンドの数字が正確なのかどうかは怪しいが、おそらく身長176 cmで体重は50キロにも満たなかったのだろうと思う。とにかく細い。驚いた。

インタビューをされる有名人たちが40年前の当時を知る人々ばかりではなく(今の若い人々も惹きつけるためだろう)今の大物スター達がそれぞれの「子供の頃のマイケルの思い出」を語るのは余計かなという気もした笑。


★インタビューに出てきた人々

1983年当時を知る人々は…
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Michael Jackson(映像)
Brooke Shields(当時親しかった)
John Landis(スリラーMVの監督)
Nelson George(音楽評論家)
Robert Hilburn(音楽評論家)
Paul Jackson Jr.(ギター/ベース)
Jimmy Jam and Terry Lewis(ソングライティングチーム)
Deborah Nadoolman Landis(スリラーの衣装デザイン)
Steve Lukather(ギタリスト)
Anthony Marinelli(シンセプログラマー)
Greg Phillinganes(キーボーディスト、アレンジャー)
Raphael Saadiq(アーティスト)
Oren Waters(コーラス)
Julia Waters Tillman(コーラス)
Maxine Waters Willard(コーラス)

そして思い出を語る今のスター
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Mary J. Blige(アーティスト)
Mark Ronson(アーティスト)
Misty Copeland(バレリーナ)
Maxwell(アーティスト)
Polo G(アーティスト)
Myles Frost(ステージアクター、シンガー)
Usher(アーティスト)
Will.i.am(アーティスト)
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最後にマイケルが兄達…Jackson 5とやったVictory Tourの映像が流れる。すごくかっこいい。私はこのツアーの映像があることを知らなかった。それで動画サイトに見にいったらあったのだけれど音があまりよくなかった。あのVictory Tourの音を直した映像はないのだろうか?見たいですね。マイケルが無茶苦茶かっこいい。あのツアーは日本に来なかった。もしタイムマシンがあったら1984年のあのVictory Tourを見に行きたい。


少し思い出話
マイケルが日本に来たのは1987年の「Bad World Tour」。関東の公演は後楽園球場(ドームの前)と横浜スタジアム。9月に1回目を後楽園球場に見に行ったと思うがチケットの半券が出てこなかった。スタンドの上の方の席だったと思う。2回目は10月4日(日)横浜スタジアム(S席21ゲート20列286番)。開始時間は夕暮れ時の午後6時30分。1回目の後楽園球場から見た空はまだ明るかったのを覚えている。途中でマイケルが左にひっこんで突然右から出てきた(いや反対方向だったか?)時は狂ったように大騒ぎした。

もう一度マイケルを見たのは1992年の「Dangerous World Tour」。12月19日(土)6時30分開演。東京ドーム(S席 21ゲート 1階 17通路 5列 186番)。この公演はあまりよく覚えていない。

私はマイケルのファンだったことはないのだけれど、それでも『Thriller』の曲でのMVはよく見てフリコピをしようと必死になった。当時はビデオの録画機もなかったから「Beat It」や「Thriller」がテレビに映るたびにしっかりと目に焼き付けてフリコピをしようとした。ある程度は踊れるようになった。しかしムーンウォークだけはどうしても出来なかった。

今なら「Beat It」や「Thriller」も動画サイトで見れるんだよな。また練習しようか。