ところでダンスチャートの曲というのは、若者が今どのような歌を聞きたいのかを反映しているのだろうと思うのだけれど、この歌のpre-chorusの歌詞「I run the red lights just to see how it feels/赤信号を突っ走ってどう感じるのか知りたい」に、今の若者の「もっと自由になりたい」という強い思いを感じる。切なく美しい。
その前の「I don't know how to belong out here/ここにどう馴染めばいいのかわからない」や「One day I know that I'll disappear/いつか私は消えるんだし」の歌詞にも今の若者の焦りや戸惑いが見える。そして彼らは刹那的にでも幸せを感じることができるのなら、それが永遠であればいいと求めているのか。
★Gryffin Dan Griffithさん。米国カリフォルニア州サンフランシスコ出身のmusician、DJ、songwriter、 record producer。1987年生まれ。幼少時からクラシック・ピアノとギターを学び、南カリフォルニア大学でelectrical engineeringを学ぶ。2014年より活動開始。2016年よりコンスタントにUSダンスチャートに曲を送り続けている。ポップ・スターとのコラボ多数。2019年にデビュー・アルバム『Gravity』、2022年に『Alive』をリリース。MVではギターとキーボードを弾いているお方。
★ Elley Duhé Elley Frances Duhéさん。米国アラバマ州出身のシンガー。1992年生まれ。2018年にZeddとコラボしたシングル「Happy Now」、また2020年のシングル「Middle of the Night」、2022年にMeduzaとコラボした「Bad Memories」が世界中でヒット。
・ルイ・シュバリエ/Louis Chevalier 『快楽と犯罪のモンマルトル/Montmartre du plaisir et du crime』 河盛好蔵訳 作者が固有名詞に注釈をつけない。翻訳に困る。当時の原資料に当たるしかない。鹿島さんは1984年にパリへ。日本で高額だった古書がフランスなら手に入れやすいことがわかる。
・ルイ・レイボー/Louis Reybaud 『ジェローム・パチュロ社会的地位を求めて/Jérôme Paturot à la recherche d'une position sociale』(1846) パリが舞台、青年の人生。
その挿絵はグランヴィル/J. J. Grandville (Jean Ignace Isidore Gerard)(1803 – 1847) 風刺画/動物戯画で知られる。鹿島さんはグランヴィルのコレクターに
・Scènes de la vie privée et publique des animaux 『動物の私的・公的生活情景』2巻 (Scenes of the Private and Public Life of Animals) a collection of articles, short stories and satirical tales (1841 to 1842) バルザック/Honoré de Balzacを始めとする作家が寄稿
・タクシル・ドゥロール/Taxile Delord 『もう一つの世界/Un Autre Monde』Paris, Fournier (1844) ルイス・キャロルや後のシュールレアリズムに影響を与えたと言われる
★SG Lewis Samuel George Lewisさん。英国人のシンガーソングライター+DJ+プロデューサー。1994年生まれ。このビデオではキーボードを弾いて首を振っているお方。2014年に活動開始。2015年にデビューEP「Shivers」をリリース。2017年にVirgin EMI Recordsと契約。何曲か曲を提供して2019年に1stシングル「Blue」。いくつかのEPを出した後に2021年にアルバム『Times』をリリース。その他にも様々なアーティストに曲を提供しリミックスも多数。今年1月23日にアルバム『AudioLust & HigherLove』をリリース。
★Lucky Daye David Debrandon Brownさん。アメリカのシンガーソングライター。1985年生まれ。髪の短いアフリカ系のお方。ベースを弾いている。2005年に米のオーディション番組『American Idol』のシーズン4に19歳で出演。その後ソングライターとして活動開始。様々なスターに曲を提供。2018年にシングル曲「Roll Some Mo」でデビュー。EPを出した後、2019年のデビュー・アルバム『Painted』がグラミー賞のBest R&B Albumにノミネート。その後もEP『Table for Two』が2022年にグラミー賞の Best Progressive R&B Albumを受賞。次作アルバム『Candydrip』も2022年グラミー賞のBest R&B Albumにノミネート。色々とすごいですね。
★Ty Dolla $ign Tyrone William Griffin Jr.さん。アメリカのシンガーソングライター+プロデューサー。1982年生まれ。髪の長い(コーンロウだっけ?三つ編みの)アフリカ系のお方。ギターを弾いている。このお方はbass gから始めてdrums、guitars、keyboards、MPCと全てマスターしたマルチプレイヤー。2004年から活動開始。
[Chorus: Lucky Daye, Ty Dolla $ign, & Both] 世界中を回ってきた こんなvibeを感じたことはない (never felt a vibe like this) リスクを冒す価値があるかも 俺が逃した時間を埋めるためなら (time I missed) Ooh, yeah, ooh, yeah 世界中を回ってきた こんなvibeを感じたことはない (never felt a vibe like this, oh, no, no) リスクを冒す価値があるかも 俺が逃した時間を埋めるためなら(make up for the time I missed)
今Youtubeで「mazeppa」と検索したらVan Cliburn International Piano CompetitionでのYunchan Limさんの演奏が出てきた。2022年の金賞の方だそうです。なんとダイナミック+ドラマチックで美しい。韓国の方でまだ18歳。最年少の金賞受賞だそうだ。すごいな。この曲は弾く人によって色が変わりますね。