-----------------------------------------------------------------------------
『アキラとあきら(2022)/日/カラー
/128 m/監督:三木孝浩』
-----------------------------------------------------------------------------
しばらく前にTVJapanで放送されたものを録画していた。前情報なしで鑑賞。
主人公は二人。二人とも産業中央銀行の銀行員で同期。
● 山崎瑛/アキラ(竹内涼真):零細工場の経営者の息子、
幼い頃に父親の経営する工場が倒産。東大を卒業。
努力して銀行員になった。熱い男。
● 階堂彬/あきら(横浜流星):大企業「東海郵船」の御曹司
恵まれた環境で育ち東大を卒業。
何よりもこの映画は「売る」ために作られた映画だろうと思った。原作者は大ヒット作『半沢直樹』の池井戸潤さん。そして主人公のお二人が大変ハンサムな俳優さん達。彼らを見るためにだけでも若い観客が多く集まったのではないか。
このドラマで一番いいと思ったのはその配役。特にメインのお二人のキャスティングが素晴らしいと思った。
● 大企業の御曹司・階堂彬/あきらを演じる横浜流星さん。
綺麗なお顔の青年ですが(いい意味で)表情に憂いがある。あきらは大企業の御曹司なのに叔父達や弟の暴走で苦悩。父親からのプレッシャーからも逃れたかったのだろう。その苦悩が(ただ綺麗なだけではない)憂いを帯びた彼の表情にも見て取れる。表情に少し影がある。育ちのいいお坊ちゃんなのに悩みがありそうなその表情がキャラクターにマッチしていると思った。途中でイライラして怒鳴り散らしたり、机のものを床に払い落したりしていたけれど、彼の憂いのある表情でその行動も納得できた。うまいキャスティング。憂いのある表情というのはセクシーなのですよね。流星というお名前もまたミステリアス。月の光が似合いそうな青年。文系の女性に人気なのだろう。
● そして苦労人の山崎瑛/アキラを演じる竹内涼真さん。
このお方は見るからに真っ直ぐな好青年。お名前が涼真さんだそうですがまさに涼やか。お日様を沢山浴びて育ったような明るい印象。このアキラは苦労をして育ったにはずなのに、どうしてそんなに真っ直ぐな目をしていられるのだろうと思うほど。決して打ち負かされないスーパー・ヒーロー系にも思える。黒目がちの人懐っこそうな目はまるで子犬のよう。人が大好きでフレンドリーなゴールデン・レトリーバーが思い浮かぶ。一ミリの曇りもない好青年ぶりがお見事。アキラが銀行員になったきっかけが満島真之介さん演じる銀行員(すごくいい人)にインスパイアされた…というのも納得。そうそう満島真之介さんも「いい人」の印象ですもんね。竹内さんの太陽を沢山浴びて育ったような「陽」の魅力は体育会系の魅力なのだろう。彼は声の響きも心地よい。
そのように、俳優さん達それぞれの佇まいや印象で選ばれたのであろう配役が素晴らしかった。お二人を見ているだけでそれぞれのキャラクターに納得できる。特に竹内涼真さんの誠実な好青年ぶりがすごいと思った。適役。
昔は明るい好青年だった江口洋介さんが、凍り付くほど冷たい上司・不動をなさっているのも感慨深い。落ち着いていて父親のような融資部長・羽根の奥田瑛二さんもいい。アキラが子供の頃に憧れた誠実な銀行員・工藤(満島真之介)、悲しむアキラを慰めた(父の)工場の従業員・保原(塚地武雅)などなど、全体に配役がすごくいい。
苦労をしても諦めず真面目に努力を続けた山崎瑛/アキラくんのような「まっすぐな人」「いい人」のストーリーというのは、今の時代にはとても必要だと思う。若い人がこの映画を見て、彼のように誠実に、真っ直ぐに生きたいと思えればいい。
諦めず努力をする人が成功する映画
「まっとうな人」がヒーローになる映画
● 階堂彬/あきら(横浜流星):大企業「東海郵船」の御曹司
恵まれた環境で育ち東大を卒業。
冷静。家を継ぐことに反発して銀行員になった。
最初にアキラの父親の倒産の場面を見て「これは半沢直樹か?」と思った。すぐに調べたら原作者は池井戸潤さん。やはり『半沢直樹』の原作者だった。そして主人公二人も銀行員。
違う環境で育った(同じ名前の)二人は同期でライバル。この二人がどのように絡み合っていくのか?が話の軸。
最後は綺麗にまとまって気持ちよく終了。銀行のことはよくは知らないが、内容もわかりやすく不自然なところもなかった。それほどびっくりするような驚きや笑いはなかったけれど、ストーリーは自然に流れて違和感がなかった。最後は絵に描いたように綺麗にまとまった。人の人生に起こる様々な出来事を前向きに捉えるポジティブなメッセージを感じた。
最初にアキラの父親の倒産の場面を見て「これは半沢直樹か?」と思った。すぐに調べたら原作者は池井戸潤さん。やはり『半沢直樹』の原作者だった。そして主人公二人も銀行員。
違う環境で育った(同じ名前の)二人は同期でライバル。この二人がどのように絡み合っていくのか?が話の軸。
最後は綺麗にまとまって気持ちよく終了。銀行のことはよくは知らないが、内容もわかりやすく不自然なところもなかった。それほどびっくりするような驚きや笑いはなかったけれど、ストーリーは自然に流れて違和感がなかった。最後は絵に描いたように綺麗にまとまった。人の人生に起こる様々な出来事を前向きに捉えるポジティブなメッセージを感じた。
何よりもこの映画は「売る」ために作られた映画だろうと思った。原作者は大ヒット作『半沢直樹』の池井戸潤さん。そして主人公のお二人が大変ハンサムな俳優さん達。彼らを見るためにだけでも若い観客が多く集まったのではないか。
このドラマで一番いいと思ったのはその配役。特にメインのお二人のキャスティングが素晴らしいと思った。
● 大企業の御曹司・階堂彬/あきらを演じる横浜流星さん。
綺麗なお顔の青年ですが(いい意味で)表情に憂いがある。あきらは大企業の御曹司なのに叔父達や弟の暴走で苦悩。父親からのプレッシャーからも逃れたかったのだろう。その苦悩が(ただ綺麗なだけではない)憂いを帯びた彼の表情にも見て取れる。表情に少し影がある。育ちのいいお坊ちゃんなのに悩みがありそうなその表情がキャラクターにマッチしていると思った。途中でイライラして怒鳴り散らしたり、机のものを床に払い落したりしていたけれど、彼の憂いのある表情でその行動も納得できた。うまいキャスティング。憂いのある表情というのはセクシーなのですよね。流星というお名前もまたミステリアス。月の光が似合いそうな青年。文系の女性に人気なのだろう。
● そして苦労人の山崎瑛/アキラを演じる竹内涼真さん。
このお方は見るからに真っ直ぐな好青年。お名前が涼真さんだそうですがまさに涼やか。お日様を沢山浴びて育ったような明るい印象。このアキラは苦労をして育ったにはずなのに、どうしてそんなに真っ直ぐな目をしていられるのだろうと思うほど。決して打ち負かされないスーパー・ヒーロー系にも思える。黒目がちの人懐っこそうな目はまるで子犬のよう。人が大好きでフレンドリーなゴールデン・レトリーバーが思い浮かぶ。一ミリの曇りもない好青年ぶりがお見事。アキラが銀行員になったきっかけが満島真之介さん演じる銀行員(すごくいい人)にインスパイアされた…というのも納得。そうそう満島真之介さんも「いい人」の印象ですもんね。竹内さんの太陽を沢山浴びて育ったような「陽」の魅力は体育会系の魅力なのだろう。彼は声の響きも心地よい。
そのように、俳優さん達それぞれの佇まいや印象で選ばれたのであろう配役が素晴らしかった。お二人を見ているだけでそれぞれのキャラクターに納得できる。特に竹内涼真さんの誠実な好青年ぶりがすごいと思った。適役。
昔は明るい好青年だった江口洋介さんが、凍り付くほど冷たい上司・不動をなさっているのも感慨深い。落ち着いていて父親のような融資部長・羽根の奥田瑛二さんもいい。アキラが子供の頃に憧れた誠実な銀行員・工藤(満島真之介)、悲しむアキラを慰めた(父の)工場の従業員・保原(塚地武雅)などなど、全体に配役がすごくいい。
苦労をしても諦めず真面目に努力を続けた山崎瑛/アキラくんのような「まっすぐな人」「いい人」のストーリーというのは、今の時代にはとても必要だと思う。若い人がこの映画を見て、彼のように誠実に、真っ直ぐに生きたいと思えればいい。
諦めず努力をする人が成功する映画
「まっとうな人」がヒーローになる映画
「誠実な人」がヒーローになる映画
「困っている人を見捨てない人」がヒーローになる映画
「困っている人を見捨てない人」がヒーローになる映画
「思いやりのある人」がヒーローになる映画
そのような「いい話」の映画が今の時代は必要だと思う。情報が溢れすぎて世の中が混沌としているように思える現代、若い人達は皆「正しい生き方」の基準がもっと知りたいのではないかな。
いい話です。いい映画。
そのような「いい話」の映画が今の時代は必要だと思う。情報が溢れすぎて世の中が混沌としているように思える現代、若い人達は皆「正しい生き方」の基準がもっと知りたいのではないかな。
いい話です。いい映画。