歴史が進んでまいりました。
「池田屋事件」です。新選組が暴走。あーもう取り返しが付かない。いやー野蛮ですね。チャンバラシーンを久しぶりに見た気がする。若い人達の殺陣が上手いのかどうかは分からないけど荒っぽい感じは出てました。あまり目立たないけど沖田総司もいましたね。いきなり戦闘シーンで血を吐いてましたよ。それにしても困ったもんだ。この新選組はまるで野犬の集団。大変です。
このドラマでの新選組の位置づけは、会津がやむを得ず雇った野犬の群れ(新選組)を飼いならすことができず、その野犬は暴走を始めてしまった…というもの。だから柄が悪い。勝手に人を捕らえて拷問するし、勝手に斬り込んで何人も殺しちゃうし…。あー困った。私は幕末の歴史を全く知らないので、いろいろとネットで調べると、どうやら史実ではこういう話ではないらしいですけど。
それにしても新選組は野蛮なルックス。いいと思います。時代劇には荒々しいルックスの人がいたほうがいい。斉藤一(降谷建志)は目付きが極悪でなかなかいい。
事が終わってから、現場に覚馬(西島秀俊)と秋月さん(北村有起哉)がやってくる。そして二人とも唖然とするわけです。このシーンの武家のボンボン2人と浪人の野蛮さの対比もいい。(想像ですが)この時代の藩士達というのは生まれも育ちもよく、学問を愛し、多少の武術の覚えはあっても実戦経験は無い人が多かっただろうと思う。まさにええとこのボンボンでサラリーマンみたいなものだったんだろうと…。それに比べて浪人なんて人を殺してなんぼみたいなちょっとヤバイ人達。だから、この場面で覚馬と秋月さんがうろたえるのも妙に納得できたりする。とにかく新選組はヤバイです。そんな感じがよく出てた。
もちろん長州もこれにブチきれた。そりゃそうだ。しかし1000人もの兵を連れてきたからには冗談では済まされない。あー困ったことになりました。
妙に物腰の軽い一橋慶喜さん(小泉孝太郎)も「僕は会津の戦には関係ないから…」とプイとあっちに行ってしまう。繊細な容保公(綾野剛)は寝込んでしまう。かわいそうに。
今回の政治パートはそんな話。あとは会津のほのぼのパート。それに象山先生(奥田瑛二)も再登場。八重ちゃんのシーンはほんとに可愛い。お堅い尚之助(長谷川博已)との距離も徐々に縮まってきたみたいです。
さあ雲行きの怪しくなってきた京都、会津はこれからどうなる…?