能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2023年7月23日日曜日

映画『大草原の小さな家・初回パイロット版・旅立ち/Little House on the Prairie・Pilot (Film)』(1974):アメリカの本質を学ぶ



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『Little House on the Prairie・Pilot (Film) (1974)/米/カラー
/96m/監督:Michael Landon』
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Amazon Prime Video にて鑑賞。


ここに書いたことは全て私の個人的な意見。ドラマの感想というよりもアメリカに関する個人的な考察をメモしています。私の個人的な経験によるアメリカに対する複雑な感情を整理しようと試みた。


アメリカ人と結婚することは、「アメリカ人とは何だろう」の疑問を探求するライフワークを始めたようなものだった。

私がここで言う「アメリカ」とは東海岸から中西部のみ。それ以外の場所のことを私は知らない。

ちなみに今住むハワイは本質的に「アメリカ」だとは私は思っていない。だからここに書くことにハワイは含まれていない。ハワイはアジア寄りの違う文化圏にあると私は思う。



アメリカの北東部(首都ワシントンD.C.より北)から中西部の地域は、歴史的に長い間アメリカの土地であったことから、私は「最も伝統的なアメリカの本質」はこのエリアに存在すると思っている。白人が多数。プロテスタント多数。日曜日には教会に行きママのアップルパイを愛する地域。(フロリダやテキサスやカリフォルニアにはまたそれなりのアメリカがあるのだろうと想像する)


私が知ることになったアメリカは、昔私が日本で雑誌や映画を見て想像していたものとは違っていた。外から見るのと、中に入ってから見るのでは印象も変わってくる。

一番驚いたのは、この地域のアメリカの白人が予想以上に真面目で保守的で排他的だったこと。Xenophobic…外国、異文化を嫌う人がアメリカにはいる。白人の保守層の中には異人種や異文化を異様なくらい警戒する人々がいる。彼らは、自分たちの作った美しいネイバフッド以外は全部「敵」だと思っている…と言っても過言ではない。彼らは生真面目で勤勉、清く正しくまっとうな人々。しかし彼らの中身をよく見れば驚くほどに排他的な顔が見え隠れする。

なぜだろうと思った。アメリカとは「人種のるつぼ」で「自由の国」「アメリカンドリーム」の国ではなかったのか? …それはニューヨークやカリフォルニアの話だ。


私が以前住んだ英国の人々は、異文化も十分に受け入れているように見えた。国際的大都市ロンドンには世界中から人々が集まってくる。多くの異文化が混ざり合う都会の中では、アジア人の私も問題なくそれなりに馴染むことが出来た。英国ではあからさまな「区別」による不快感を感じることは少なかった。ロンドンの以外の地方に旅しても、むしろ異文化に興味を持ってくれる人の方が多かった。英国では喋ればなんとかなる。喋って理屈をこねれば会話が成り立つ。英国には「話せばわかる」人がかなりいた。それが心地よかった。

しかし北東部~中西部のアメリカの一部の人々は違った。会話をしてもどうもしっくりこない。壁を感じる。私の存在は彼らを緊張させる。私の登場で会話が止まる。いつまでたっても私は「アウトサイダー」のまま。 そもそもこの伝統的アメリカの人々は外国や異文化に興味を持たない人も多い。もちろん個人差はあるが「お前のことは絶対に受け入れない」と頑なで失礼な人々も少なからずいる。

そのような頑なな白人の人々を私は英国ではほとんど見たことがなかった。前述のように英国は「話せばわかる」人が多かった。外国人の私との会話を面白がる人も多くいた。彼らは「異文化」からやってきた私に興味を持ってくれた。

だからアメリカで「拒絶」に出会うたびに私は戸惑った。そして暫くして気付いた…驚いたことに彼らが拒絶する対象は私のような異人種の外国人ばかりではない。彼らの警戒心は別の地域からやってきた白人にさえ向けられていた。それらの頑なな人々は「外」に対する警戒心が強すぎて、まるで自分たちの「村」以外の存在を全否定しているようにさえ見えた。

アメリカには失礼な人々がいる。理解できないほど不愉快な人々がいる。全く残念なめぐりあわせ。会わなきゃよかった。そういう人々が存在するということを私はアメリカに関わって初めて学んだ。


そしてまた疑問を抱く。なぜだろう?なぜ彼らはそんなに排他的なのだろう?なぜ彼らは「よそ者」を異様なくらい警戒するのか?なぜそこまで「自分達だけの心地よいコミュニティーを守る」ことに必死になっているのか?

その答えのひとつがこの『大草原の小さな家・初回パイロット版・旅立ち』に見えたと思った。



★ネタバレ注意


このドラマ・シリーズは実話を元にしている。ミネソタ州の町ウォールナット・グローブでのインガルス一家の生活を元に描かれたこのドラマは、1975年開始から1983年のシーズン9まで放送された長寿ドラマ。

インガルス家の次女・ローラの残した記録によると、インガルス一家は元々住んでいたウィスコンシン州 Pepinを後にし開拓者として西に向かった。その時期は1869 年から1870年にかけて。幌馬車に乗り父親、母親、幼い女の子3人で西を目指した。そしてカンサス州の Independence 近くの荒野にたどり着き、自分たちで家を建て、1875年まで自給自足の生活を送った。このパイロット版「旅立ち」はこの時期の一家の様子を描く。


若い夫婦が幼い女の子3人を連れて幌馬車で長い旅をして荒野にたどり着き、木を切り倒し、自分達で家を建て、川から水を汲み、土地を開墾して野菜を育て、馬を飼い…。彼らはほぼ自分達だけで荒野での生活をスタートさせる。

とんでもない苦行だ。特にお母さんにとって3人の小さな娘さん達をそのような過酷な旅に連れていくのは大変辛いことだろう。お父さんは行きたいところに行きたいだけだろうけれど、お母さんは苦労ばかりだ。まさに生きるか死ぬかのサバイバル。本気のサバイバル。

そして彼らに降りかかる災難。草原が燃えることもある。必死になって彼らは家を守り生きようとする。

そしてある日インディアン(ネイティブ・アメリカン)がやってくる。元々その土地はインディアンの土地であった。当時白人入植者とインディアンは各地で戦争中。白人にとってインディアンとは大変「恐ろしい異文化/異人種の人」であり「敵」であった。最初にやってきたインディアンは言葉が通じない。夫は不在。母親は女一人で幼い3人の女の子達を守る。母親にとっては極限の恐ろしさだろうと想像できる。また別の日には「狼」が家の周りをうろつく。父と娘は家の門の前に銃を構えて家を守る。

これ。きっとこれだ。排他的なアメリカの人の本質はたぶんここにある。


アメリカとは、開拓者が荒野を切り開いてつくりあげた国。その人々の多くは欧州からやってきた真面目で勤勉なプロテスタントの人々。彼らは荒野を耕し、町を作り、周りからやってくる狼や熊などの野生動物、そしてもしかしたら襲ってくるかもしれない「恐ろしい異文化/異人種の」人々から必死に身を守りながら町を作ってきた。襲い来る「他者」を排除し戦わなければ彼らは生きていくことができなかった。

アメリカの一部の保守的な人々に、異文化に対する警戒心が今も残るのは、もしかしたら彼らのそのような歴史からくるものなのかもしれないとあらためて考えさせられた。


アメリカの人種に関する問題は彼らの歴史と密接な関係にある。
16世紀、欧州でプロテスタント(新教徒)の出現と宗教改革、続いて宗教戦争が起こると、新教徒は新天地を求め相次いでアメリカに入植した。彼らは先発のカトリックやインディアンと敵対しながら勢力を伸ばす。真面目で勤勉な彼らは、自由と幸せを求めてアメリカに移住し「異文化/異人種の」人々を攻撃して戦い土地を奪い、自分たちだけの美しい町をつくり、痩せた土地に「異文化/異人種の人々」を追いやり保留地(Reservation)に閉じ込めた。そしてその後、今度は南部から別の「異文化/異人種の」アフリカ系の人々がやってくれば、今度は街の中に線引きをして彼らをそこに閉じ込めた。

近年よく言われるsystemic racism/制度的・構造的人種差別の元はそのあたりにある。

過去の(東部~中西部の)アメリカの白人はことごとく「異なる存在」を自分たちの生活圏/縄張り/コミュニティーから排除し続けた。その理由は彼らの中にある「未知のもの」「異種のもの」に対する「恐れ」。そして彼らはその「恐れ」から銃を手に取る。


その後20世紀にアメリカは文字通り世界一の国に成長した。経済力、軍事力共に強いアメリカを作った白人社会は、力のみならず知性や能力、文化的にも自分たちが「異文化の他者」より勝ると思うようになった。彼らが開拓時代に必要に迫られて作った「人の区分け」の制度。そしてその制度と思想は人々の移動と共にアメリカ全土の白人社会に広がった。一部の人々の心は未だにその「区分け」に囚われて抜け出せずにいる。


このパイロット版「旅立ち」を見れば、彼らの「恐れ」の理由が少しは理解はできるかもしれない。理解できれば少しは納得もする。なるほどである。そしてそのように長い時間をかけて形成された彼らの排他的気質と習慣を考えれば、彼らがそのやり方を改めるにはまだまだ時間がかかるだろうと私は思う。


未知の国アメリカ。
「アメリカ人とは何だろう」の探求は続く。


ドラマのシリーズは子供の頃に楽しく見ていたが、今になって「アメリカを知る資料」として見ることになるとは考えもしなかった。これはテレビ映画/ドラマとしても良作です。何度もドキドキさせられるし、開拓者達の苦悩と頑張りは十分に理解できる。歴史的なドラマとしても大変興味深い作品。アメリカ人の本質を色々と考えさせられた。


2023年7月21日金曜日

映画『ブック・オブ・ライフ~マノロの数奇な冒険/The Book of Life』(2014):キャラクターデザインに魅せられる






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『The Book of Life (2014)/メキシコ・米/カラー
/1h 35m/監督:Jorge R. Gutiérrez』
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テレビのチャンネルをパラパラとかえていたらやっていた映画。すぐに画面の絵に魅せられた。すごく綺麗。早速録画のボタンを押して後から鑑賞。


面白かった。いい話。なによりもキャラクターデザインがいい。木彫りのパーツを針金で繋いだようなキャラクターのデザイン。ただかわいいだけのデザインではないのが個性的で楽しい。画面から溢れる独特の世界に魅せられた。

そうなのだ。ピクサーが悪いわけではないけれどピクサーのキャラクターデザインの魔法は10年ぐらい前に消えたのかもしれぬ。大昔、1995年に『トイ・ストーリー/Toy Story』を見たときは大変興奮した。ホンモノに見えるプラスチックの人形が喋ってる、動いてると感動した。その後に続く虫も悪くない。モンスターも魚も面白かった。ところが初めての人間のキャラ『Mr.インクレディブル/The Incredibles』でほんの少し感じた違和感…

『Mr.インクレディブル』はストーリーは最高にいい。傑作レベル。しかしキャラクターデザインが…なにかおかしい。人間がゴムかシリコンでできた人形のよう。丸い顔に穴がパクパク開いて話し始める。何かが変だ。その辺りから、ピクサーのCGアニメに出てくる人間のキャラクターのデザインに違和感を感じ始めた。みんな動くゴムの人形のようだ。

大変個人的な私の好みの問題だと思うけれど)気になり始めると毎回気になる。そういえば『アーロと少年/The Good Dinosaur』の恐竜にも同じように違和感を感じた。あの恐竜も美しい自然の中で浮いていた。

果ては『インサイド・ヘッド/Inside Out』に感じたキャラクターの魅力のなさ。あのキャラクターのデザインのつまらなさは単に手抜きだろう…あの映画は、ストーリーは面白いのに、あのキャラクターデザインのつまらなさでおそらく二度と見ることはあるまい。


CGアニメのキャラクターデザインは大切。そんなことを、この映画を見てあらためて実感した。


この映画、キャラクターデザインが最高なのですよ。本当に面白い。楽しい。見ていてドキドキする。綺麗。おかしい。ユーモラス。ゴージャス。派手。華やか。なんとも摩訶不思議で怖くて魅力的な世界。

以前キャラクターデザインで興奮したのは『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス/The Nightmare Before Christmas』。あれは本物の人形のストップモーション・アニメーションなのだけれど、キャラクターのデザインは今見ても傑作。ちょっと変、ちょっと妙、ちょっと異様。ちょっと怖い。なんと楽しいキャラクター・デザイン。

(あの『ナイトメア…』ように)キャラクターデザインと世界観に魅せられる興奮と感動を、私はこの『ブック・オブ・ライフ~マノロの数奇な冒険/The Book of Life』で久しぶりに感じた。画面を見ていて「うわ~~」と声の出るほどのワクワク感。これです、この映画の魅力。

画面の魅力だけでも私には70点以上。

その上に、ストーリーも楽しい。わかりやすい。これも重要。わかりやすいのがとてもいい。そしてわかりやすいのに感動もした。ドキドキした。


★ネタバレ注意


あらすじ
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舞台はメキシコ
死後の世界の支配者が二人
…明キャラ・ラ・ムエルテと、暗キャラ・シバルバの対立があって、

彼らの死後の世界の支配をめぐる懸けの駒には人間のキャラ
…闘牛士兼ミュージシャンのマノロ・サンチェスと、戦士ホアキン
そして二人の競争の真ん中に女の子マリア・ポサダ

マノロとホアキンは、マリアとの結婚をめぐって競争をする。

●マノロは芸術家肌の音楽家、しかし闘牛士の家系で将来は勇敢な闘牛士になることを期待されている。
●ホアキンは偉大なヒーローの息子で彼も戦士としてヒーローになることを夢見る。

途中でマノロが死の世界を旅することになる。

彼らの住む町に盗賊の親分Chakalが子分を引き連れてやってきた。
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キャラが皆面白くて魅せられて、ストーリーも比較的シンプルでわかりやすい。2回見たけれど、2回目もやっぱり面白かった。

人以外のデザインもいい。盗賊Chakalの重メタル感が恐ろしい。そして闘牛の重メタル戦車風のデザインが最高。現世の牛も怖いが、死者の世界の骸骨の牛もすごい。それが何百、何千と走り回る様子は圧巻。そして全部がまとまってとてつもない怪物に変わる。恐ろしい。

そして巨大な骸骨牛に対峙するマノロの戦い方は歌を歌うこと。感動した。牛のスケールの大きさに感動。マノロの歌の後の展開にまた感動。すごいなぁ。あれは…何百年と続く闘牛の伝統…死んだ牛たちの魂を慰めたのですよね。そして牛はきらきらとオレンジ色の光にかわる。とても感動したわ。いい話。


死後の世界も『リメンバーミー』と同様、キラキラと大変美しい。メキシコの人々にとって人が亡くなった後に行く世界はこんなに綺麗なイメージなのですね。すごいな。

そしてまた『リメンバーミー』と同様、死後の世界は現世と同じように存在していて、人が亡くなるとすぐに死後の世界に移動、過去の家族に会えることになっている。この映画でも、マノロのお父さんとお婆ちゃんがすぐにやってくるところでちょっと笑った。あのお婆ちゃんがなんともいえずかわいい。

ユーモアもいい。見ていてくすくす笑う。かわいかった二人の男の子が、顎の大きな大人の男に変わるのもいいデザイン。いい男が綺麗な女性に求愛する様子も大人ね。マノロがバルコニーのマリアに歌いかけるシーンが素敵。最後の敵 Chakal との戦いもドキドキした。素晴らしいエンタメ。

音楽もいい。ポップソングが沢山出てきたけれど効果的でいい。Radiohead「Creep」には驚いた笑。映画のオリジナル曲 Diego Luna の「I Love You Too Much」がすごくいい歌。


『リメンバーミー』に比べるとシンプルでわかりやすい話だと思う。『リメンバーミー』は展開が多くて大作のイメージがあるのに比べると、この映画はコンパクトな印象。ほぼ90分で短めだが、うまくまとまっていて私はそれも魅力だと思った。わかりやすいから映画全体が記憶に残りやすい。

イントロの…博物館で話を聞く子供達の中の、紫の髪の男の子の言葉がいちいち面白い。すごくかわいい。


まったく期待せずにたまたまTVで見かけて録画したのだけれど、これはすごくいい映画でした。大満足。この映画はキャラクター・デザインがすごく魅力的なので、たぶん何度も見直したくなるだろうと思った。



2023年7月20日木曜日

Gryffin - Oceans (with Kid Joi) (2023)



優しい


Gryffin - Oceans (with Kid Joi) (2023)
Oceans – Single
Gryffin, Kid Joi
Released: May 3, 2023
℗ 2023 Darkroom Records



少し前にアメリカのダンスチャートに入っていたのでメモしていた。
友人または恋人に、辛い時は助けになるよと歌う。いい歌。綺麗。Gryffinさんの曲は気持ちのいい音。以前取り上げた「Forever」もいい雰囲気でした。Gryffinさんは日系のお方だそうです。


★Gryffin
Dan Griffithさん。米国カリフォルニア州サンフランシスコ出身のmusician、DJ、songwriter、 record producer。1987年生まれ。幼少時からクラシック・ピアノとギターを学び、南カリフォルニア大学でelectrical engineeringを学ぶ。2014年より活動開始。2016年よりコンスタントにUSダンスチャートに曲を送り続けている。ポップ・スターとのコラボ多数。2019年にデビュー・アルバム『Gravity』、2022年に『Alive』をリリース。

★Kid Joi
米国デトロイト出身のシンガーソングライター。18歳。メロディーに溢れた歌を書く。ゴージャスな声はゴスペルの影響を受けている。(彼女のような)若い女性が成長していく様子を歌にする。2021年にWarner Chappell MusicとA-Listのソングライターとして契約。その後有名プロデューサーやソングライターと多数のコラボを続けている。若い才能ですね。


Oceans
Gryffin & Kid Joi
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[Verse 1]
あなたは孤独な道を歩いてきた
沢山の涙を流して 涙の井戸も枯れつつある
あなたの光を見た
家まで私についてきて

[Pre-Chorus]
私があなたを愛していることを知っているでしょ
私が気にかけていることを
もし知らなかったら 見せてあげる
私があなたをそこへ連れていけることを
私があなたを連れていってあげる, yeah, yeah

水に飛び込んで
怖がらないで
深すぎるのなら 私の空気を吸ってもいい
海よりも深く 感じる?
私の愛はそこいらじゅうに そこいらじゅうに, yeah, yeah

[Chorus]
Love is everywhere, love is everywhere, yeah, yeah
愛は全ての場所に 全ての場所に yeah, yeah


[Verse 2]
あなたはたぶん気付いてさえいないと思う
私は溺れかけていたの あなたが救い出してくれた時に
あなたは私の雨の日々を受け取って大切なものにしてくれた
約束する 私もあなたに同じことをするって

[Pre-Chorus]
だって私があなたを愛していることを知っているでしょ
私が気にかけていることを
もしそうじゃなかったら 見せてあげる
私があなたをそこへ連れていけることを
私があなたを連れていってあげる, yeah, yeah

水に飛び込んで
怖がらないで
深すぎるのなら 私のための空気を吸ってもいい
海よりも深く 感じる?
私の愛はそこいらじゅうに そこいらじゅうに, yeah, yeah

[Chorus]
Love is everywhere, love is everywhere, yeah, yeah
愛は全ての場所に 全ての場所に yeah, yeah


[Bridge]
水に飛び込んで
怖がらないで
深すぎるのなら 私の空気を吸ってもいい
海よりも深く 感じる?
私の愛はそこいらじゅうに そこいらじゅうに yeah, yeah

[Chorus]
愛は全ての場所に 全ての場所に yeah, yeah
Love, love is everywhere, love is everywhere

[Outro]
だって私があなたを愛していること わかっているでしょ
私が気にかけていること
もし知らなかったら 見せてあげる
私があなたをそこへ連れていけることを
私があなたを連れていってあげる, yeah, yeah

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Songwriters: Jordan Young / Brian Kelley / Nikki Flores / Tyler William Armes / Daniel Griffith / Press Play / Adam Halliday / Julia Ogonna Igwe





お猫様H:あくびと袋



あくびフェチ そのイチ
あくびフェチ そのニ
おすましのポーズ
あくびフェチ そのサン なにか別のいきもののような
ロデム変身
牛のおっぱいのような下腹のふくらみは
原始の袋/primordial pouch。野生の証明である キリリ
日本ではルーズスキンと言うそうだ。


2023年7月11日火曜日

英ドラマ FX『ブリーダーズ 最愛で憎い宝物/Breeders』(2022) シーズン3:今度は娘だ!







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『Breeders』(2020-) TV Series – Season 3/英 ・米
/カラー/約30分 ・全10話
Creators: Chris Addison, Simon Blackwell, Martin Freeman
Season 3 US Release Date: May 9, 2022
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『ブリーダーズ 最愛で憎い宝物/Breeders』のシーズン3。米国FXでの放送は2022年5月9日から7月11日まで。全10話。

このシーズン3は去年5月~のTVでの放送を見逃していた。先日今年のシーズン4がもうすぐ始まると聞いた。そこでAmazon Prime Videoで配信のデータを購入。今どきはわざわざDVDを買わなくてもいいのが便利。シーズン3の全10話で20ドルぐらいだったか。データは保存されているので何度も見直し可能。値段もお手頃。いいサービス。


シーズン3はシーズン2から直接継続する話の流れ。二つのシーズンで一つのドラマになっている。

元々子育てあるあるで始まったこのコメディ・ドラマも、3シーズン・30話を経て(子育ての話だけではなく)主人公の夫婦・ポールとアリーを中心とする三世代の家族の物語へと成長した。3シーズンを見終わって登場人物達に愛着も沸いた。まるで親戚の家族を見ているような気持ちになる。


長男ルークは中二病で反抗期を継続中。しかし少しずつ氷は解け始める。そしてそれまで「いい子」だった娘エヴァが反抗期に入る。ルークが落ち着くと同時にエヴァが不満を露にし始める。シーズン2からの流れで家族の「問題」がシフトしていく様子が興味深い。複数の子供の反抗期あるあるのリアルなのだろうか。ドラマに見入ってしまう。1話30分を見て、次も次もと見続ける。

ポールとアリーはうちの夫婦よりも少し下の世代。中年になって彼らの健康状態も変わった。子育ての難しさと共に、子育て以外の様々な問題も夫婦に降りかかる。…そうなのだ。こういう日々をきっと私の同級生たちも10年ぐらい前に経験していたのだろうとあらためて考えさせられる。


それにしてもどうすりゃいいのだ思春期の子供の反抗期。自分が子供だった時のことしか経験が無いから、それが親にとってどういうものなのか私にはさっぱりわからない。私自身が親子関係をうまく通過できなかったので「よその家族はどうやっているんだろう」と興味津々。知りたい。もっと知りたい。だからドラマにじっくりと見入る。

結局ポールとアリーは上手くやっているのだろう。彼ら親子の問題はあまり後を引きそうに見えない。彼らはきっとうまくやっているのだ。
ポールとアリーにとって今は辛い時期。中年の彼らには様々な問題が内から外から次々と積み重なる。子供たちは反抗期で、家族の不協和音は確かに聞こえてくるけれど…、しかしそれでも彼らはなんとかやっている。皆怒りをため込まず適度に吐き出すのもいいことなのだろう。喧嘩をしながら、ぶつかりながら、怒鳴りあいながらも彼らは家庭内のコミュニケーションを続けている。会話をし続けている。両親が子供達を愛しているのは明らかで、子供達もいつかきっとそれを理解して受け止めるのだろう。 不協和音を響かせながらも家族は前に進んでいく。きっとそれでいいのだ。

また大都会に暮らす家族だから(アリーやポールがそうであったように)子供達も今後両親からそれほど離れて住むことはなさそうだ。彼らはこれからも様々な場面で交流しながら日々を送っていくのだろうと思う。


このドラマは3つのシーズンを経て、Worsleys家の三世代の家族の物語になった。英国ロンドンの大都市に住む今の時代の三世代の家族の物語。登場人物たちそれぞれに愛着が沸いて親戚や知り合いの家族を見守るような気持ちになっている。ますますこの家族に魅了されている。


俳優さん達が皆素晴らしい。いい脚本。派手ではないがリアルな普通の人々のドラマ。ここのところ私の一番好きなドラマシリーズだと思う。


ルークとヱヴァの俳優さん達が大きくなった。シーズン2に比べてびっくりするほど成長していた。二人ともずいぶん大人びて、たぶん役の設定よりも年齢が上なのかな。

アリーの口が悪くて気の強いお洒落なお母さんが面白い。彼女は若い頃はかっこいいイケてる美女だったのだろう。彼女は友人として見るなら元気のいい素敵なマダムだけれど、しかし母親だったら娘は嫌だろうね笑。
 

シーズン4は、米国では今月7月31日からFXにて放送開始。



★ネタバレ注意


あらすじ
夫ポールは家族と離れて暮らしている。ある日腰の痛みを訴える。ポールの病が明らかに。息子ルークと和解。妻アリーは更年期障害の真っ只中。彼女の会社の危機。アリーは不安定。娘エヴァが不満を口にする。親の努力は空回り。アリーとエヴァの距離が離れていく。エヴァは教会に救いを求める。エヴァは友情を優先しようとして道を誤る。ポールの怒り。一方ルークは中二病を卒業して学生生活が楽しくなる。ポールの両親の過去が明らかになる。雨降って地固まったのか?


EPISODES--------------------------------------------------

1 No Direction Home
ルークの要望によりポールは家族と離れて義母の家に住む。
2 No Worries
ポールが一人暮らしを楽しむ。アリーが追い詰められる。
3 No Comfort
ポールの腰の痛み。ルークと和解。アリーとエヴァの不仲。
4 No Body
ポールとアリーの健康問題。子供たちは?
5 No Can Do
アリーの会社の危機。ポールの仕事は?
6 No Show
ヱヴァとアリーの距離がますます広がる。
7 No Pressure
夫婦は仲直り。ヱヴァの過ち
8 No Way Back
ポールの両親の過去
9 No More Part I
ポールの母が家を出てポール達と同居。
10 No More Part II
ポールの父の入院。家族はどうなっていくのか?
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2023年7月10日月曜日

Armin van Buuren & Punctual - On & On (feat. Alika)(2023)



大御所



Armin van Buuren & Punctual - On & On (feat. Alika)(2023)
On & On (feat. Alika) – Single
Armin van Buuren, Punctual
Released: March 31, 2023
℗ 2023 Armada Music B.V. 
under exclusive license from Armin Audio B.V.



久しぶりのアーミン・ヴァン・ビューレンさん。大御所です。トランスの大家。今はトランスのレーベル、Armada社の社長としての方が忙しいのかと思ったら、今年の3月にアルバムを出していたそうだ。その中の曲。

歌詞はリピートばかりで音もおなじみの質感ですが、いい。結局踊りやすくノリやすい曲はあまりメロディーも歌もいらないのねというのがよくわかる。気持ちがいいので記録。Alikaさんの声に特徴がありますね。

★Armin van Buuren
オランダのプロデューサー・トラックメイカー(ビートメイカー)・作曲家・編曲家の音楽アーティスト、DJ。1976年生まれの現在46歳。オランダ・ライデン出身。ジャン・ミッシェル・ジャールの曲に感化されてDJを始めた。ライデン大学で法学を学んでいたがDJ業が忙しくなって休学。後に2000年代に復学して卒業した。現在、EDM、プログレッシブ・トランスを代表するDJ。DJ MagazineによるDJ Mag Top 100において2007年・2008年・2009年・2010年・2012年に1位を獲得、その後も上位をキープ。また2003年にはMaykel Piron、David Lewisと共にダンス・ミュージック専門の独立系レーベルArmada Musicを立ち上げた。

★Punctual
英国のSongwriter/Producer/DJ duo。メンバーはWill LansleyさんとJohn Morganさん。

★Alika
ボーカル担当。ロンドン出身在住のラッパー/シンガーソングライター。


On & On
Armin van Buuren & Punctual
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延々と続く
あなたは私の一番好きな曲のように
ビートを一晩中鳴らして
朝の早い時間まで
(Repeat)

It goes on and on, on and on...

延々と続く
あなたは私の一番好きな曲のように
ビートを一晩中鳴らして
朝の早い時間まで
(Repeat)

On and on
All night long...

延々と続く
あなたは私の一番好きな曲のように
ビートを一晩中鳴らして
朝の早い時間まで
(Repeat)

It goes on and on
All night long

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Songwriters: Alika McGillivary / Armin Van Buuren / Carl Ryden / John Dirne / John Morgan / William Lansley






2023年7月9日日曜日

NHK大河ドラマ「どうする家康」第26回「ぶらり富士遊覧」7月9日放送・武田勝頼がかっこよかった





武田勝頼がかっこよかったわ。

ま~本当にかっこいい眞栄田郷敦さん。暫く前から武田勝頼が登場するたびに「いいな~この役者さんはかっこいいわ~」と感嘆していた。Gordon Maedaか。名前が西洋風だ。このお方はただただお顔が好きだ。私は普段はお若い方を見てお顔がいいから好き💕などとは決して思わないのですけれど、眞栄田郷敦さんは例外!すごくかっこいい。

この武田勝頼はすごいカリスマ。眞栄田さんは戦国武将がお似合いになる。さすが武田信玄の息子。最初に登場した時から「おおおおおおおっ」っと見入りましたよ。かっこよすぎ。ミステリアス。お若いのに威厳がある。眞栄田さんがまだ23歳と聞いて驚いた。確かにお顔は可愛らしいと思うのに威厳があってなぜかちょっと怖い。黙っていても凄みを感じる。とにかくかっこいい。

声もいい。眞栄田さんのお声は千葉真一さんのお声に似ている。この勝頼で「あれ?似てるかも」と何度も思った。声の高さは違うのに似ているように聞こえるのは発声が似ているのだろうか。

今回で勝頼も終わってしまったけれど、あまりにもかっこよかったので記録します。


さて家康の話も面白くなってきた。家康の徳川家は大企業・織田の下請け子会社でしょうか。親会社・織田の傲慢な社長・信長に無理難題を押し付けられて毎回困っている。

先週、瀬名と信康が亡くなってそれで家康は心を閉ざしました。秀吉も変化に気付いているし、信長も家康は「心を見せないようになった」と言う。以前はよくうろたえて泣いていた家康もやっとそれらしくなってきたか。

この大河では明智光秀がいや~な感じなのがまた面白い。『麒麟がくる』の光秀は不器用だが実直な男に描かれていたけれど、このドラマの光秀は嫌味。しかし実際に宣教師のルイスフロイスは光秀のことをかなり悪く書いているらしく、今回はそのようなイメージのキャラクター設定かもしれませんね。

今年は毎回の感想は書いてませんが毎週気楽に楽しんで見てます。最初は演出に戸惑うこともあったけれど、だんだん馴染んで面白くなってきた。