能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2018年3月4日日曜日

Aerosmith - Cry Me A River (1982)



ドラマチックやねぇ


 
Aerosmith - Cry Me A River (1982)

Album:  Rock In a Hard Place
Released:  Aug 1, 1982
℗ 2012, 1982 Sony Music Entertainment


アルバムは『美獣乱舞/Rock In A Hard Place (1982)。この頃のエアロはあまり元気がなかったのかも。ギターのジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォードがバンドを抜けていたんですよね。だから世間的にも地味な時期…だと思われているのかも。

このアルバムは1985年ぐらいにレンタルレコード屋で借りて聴いたんだと思う。スティーブン・タイラーがいればエアロスミスになるのか…といったらそうでもなかったんだろうか…どうなんだろう。1985年頃の当時は、海亀がそれまで聴いていなかった大物バンド=エアロスミスのアルバムを遡って聴いていた頃。前知識がなかったのでこのアルバムも普通に聴いたと記憶している。ちょっと聴きなおしてみようか。


その後エアロは1986年のRun DMCMVの「Walk This Way」で再浮上…その後1987年に出た『Permanent Vacation』で大復活。いやー嬉しかったですねぇ。絵的にもやっぱジョー・ペリーがいなくちゃ。復活したエアロも大人で最高にかっこよかった。武道館にも見に行った。

というわけでこの曲は(おそらく)低迷期(なの?)に出たアルバム『美獣乱舞/Rock In A Hard Place』からの珍品。これがいい。

もともとこのCry Me A Riverはジャズのスタンダード。1955年のJulie Londonのバージョンが一番有名。その他にも多くの人がカバーを出している超有名曲。


Julie London  - Cry me a river (1955)

Album:  Cry Me a River
Released:  16 Jul 2002                     
 ℗ 2007 AML


2000年頃にロンドンにいた頃、60年代頃のイージー・リスニングが流行って、その頃にJulie Londonのバージョンをよく聴いてた。しかしこの曲との最初の出会いは、たぶんこのエアロスミスのカバーだったんだろうと思う。

歌詞は恨み節「今さらやってきてごめんねって言ったって知らないわ。勝手に泣けばいいわよ。あたしもあなたのために沢山泣いたんだから…」という歌。


このスティーブン・タイラーはいいですねぇ。このお方は粘っこいベッタベタのバラード(演歌)を歌わせたら最高なんですけど、これもいいですねぇ。最高。

元曲でさらっと乾いたジャズギターが、ハードロックのギターになってるのがいい。ほんのちょっとだけギターを齧った旦那Aによると、オリジナルのJulie Londonのジャズ・バージョンのギターはとても難しいそうです。

ギターはJimmy Crespoさん。
プロデュースはJack Douglas

エアロもJulie Londonもどちらも好き。


2018年3月1日木曜日

お猫様H:最初の1週間



 


人間が帰ってきてから10日が過ぎた。
お猫様もほぼ通常に戻った。

最初の1週間、彼女は人の側からひとときも離れなかった。どこに行ってもついてくる。彼女が寝ている時に人がちょっと席をはずせば、彼女はいちいち起きだしてきて文句を言いながら人の後を追ってくる。丁度人が部屋に戻ってくる頃に部屋から出てきた彼女と出会う。また彼女を抱え上げてソファーに一緒に戻り、ハグしてチューしてくっついて居間で和む。そうやって1週間人も猫も何もせずに過ごした。

愛は言葉でも伝える。彼女の小さな顔を両手で包んで「Hちゃんは世界で一番大切なんだよぅ大好きだよぅHちゃんがだいしゅきしゅきしゅき…」そして「ンムンムンム」と猫の額にチューをする。三角の耳の後ろから「ミミミミミミ…」とチューをする。寝ているお猫様に覆いかぶさって柔らかいお腹に顔をうずめ「スキスキスキ…一人にしてゴメンネゴメンネ…」

最初の1週間、彼女はとてもおとなしかった。どんなに触ってもイライラした様子を見せない。決して噛まないしパンチもしない。いい子過ぎる…それも心配。しかし1週間を過ぎた頃の夜、窓の外を見る彼女の顔を覗き込んだら猫パンチが2発飛んできた。横っ面を平手打ちされた。ぷにぷにの肉球が頬に心地よく…。後ろ足に触ると体を翻してガブリと手を噛んだ。

おおぅ…よし、これで大丈夫だ。
いつものお姫様に戻った。

猫パンチを繰り出す時のお猫様はブルース・リーのような動きをする。こちらの顔をじーっと見つめて身構える。怖いねぇ… 😅

ダメな人間をもっとどんどん噛んでパンチしてぅわぅわ文句を言って叱ってください。いつものように家中をバタバタ走り回ってワイルドで元気でわがままなお姫様でいてくださいね。



2018年2月26日月曜日

平昌五輪:閉会式



1週間、毎日猫ちゃんをハグとチューしてました。

さて今回の冬季五輪はほとんど見なかったです。たまたま帰郷と同じ週だったので、移動や外出や宴会で殆ど見られなかった。見たのは羽生君と宇野君のフリーの金の演技だけ。その日、ちょうど家で宴会中で大勢の親戚とTVでワイワイ言いながら見た。羽生君はすごいな。天才なのね。それから親戚のオバチャン達の宇野君の人気もすごかったぞ。みんなギャーギャー言ってた。今回の五輪でまともに見られたのは、その男子フィギュアスケートのフリーと、こちらにに帰ってきてからの、最後のクロスカントリー・スキーと、フィギュアのエキシビション。独VS露のアイスホッケーの決勝だけ(旦那Aが吼えていた)。

それでも米TV-NBCの「平昌五輪を振り返って」のまとめ映像にはちょっと感動した。いやーいい場面があったんだろうけどなぁ。惜しい事をした。


さて、というわけで五輪の中身はほとんど見られなかったのですが、昨日の閉会式は録画もしてしっかり見ました。前回のブラジルの閉会式+日本のプレゼン(も素晴らしかったです)はタイミングを逃して書けなかったので、今回は感想を書いておこう。

今回の平昌もよかったです。五輪のように国を挙げてものすごいお金をつぎ込んでつくるショーというのはやっぱりすごいです。映像の使い方が素晴らしい。米のスーパーボウルよりも豪華。


いくつかのパーツに分けてましたがそれぞれよかったです。

長年西洋寄りの文化圏で暮らしているせいなのか、今の私はアジアの国はアジアらしさを前面に出した演出にぐっときますね。ポップスターよりも伝統的な衣装や楽器を出されるほうがいいと思う。アジアならではの集団のダンスもいい。西洋から見るとお琴の音なんて神秘的ですもん。いいなぁと思う。



天才ギタリスト少年とお琴(みたいな民族楽器)と弦楽器とダンサー達
ギターの男の子は13才だそうです。すごいねぇ。それにあわせて聖火の下で踊る光るスーツのダンサー達…糸に引かれてるみたいで面白いダンス。ギターネックのよう。それからステージ中央に出てきた(緑の衣装の)お琴の集団と弦楽器の女性とバンド。音楽はプログレ風?ちょっとLed Zeppelinの「Kashmir」風。女性の豪華な民族衣装も綺麗。光る7重の塔が出てきたぞ…これはどうやって出したんだろう。

ドローンの虎
おおすごいねぇ。ハートになった

たんぽぽの綿毛と海亀
光る海亀 😊 タンポポの綿毛もかわいい。おとぎ話風?かわいい。その後の扇子を持った民族衣装(?)のダンサーの集団もいい。音楽が神秘的で優しくていい。映像もふわふわして綺麗。

白黒の映像とダンサー達
これはかっこよかった。丸く白いキャンバスに絵を描くような演出。直線に並んだダンサーから長い影が伸びるような映像はかっこよかった。黒いステージに浮かび上がるたくさんの白い四角のなかで踊る個々のダンサー達。白黒の衣装を纏ったダンサーの集団が、動く映像の一部として見える演出が素晴らしかったです。ダンサー達が(点状で)小さいながらも映像の部品として効果的に使われているのが上手い

ブラジルの時も、熱帯のジャングルの映像の上を歩く虫やトカゲや森の人々の演出が素晴らしいと思ったのですが、今回も大きな舞台で小さな人間が駒として効果的に使われているのがいい。大きいステージではこういう見せ方は定番の見せ方なんでしょうね。

CLさん
この女性は誰?…と思ったら2曲目(ネガチェーチャラガァ…というやつ」は2NE1の曲だった(と思う)。2NE1の人なの?それにしても全世界を相手に一人で堂々と歌い踊るアジアの女性スターというのはすごいねぇ。ディーバですな。アメリカの選手達が嬉しそうに踊ってるぞ。しかしポップスターというのは1点集中型の演出になるので、大きなステージでは見せ方が難しいなとも思った。後から出てきたK-POPボーイバンドの演出もステージの真ん中だけで、大きなステージがもったいない気もした。


中国のプレゼン


・いやー私はこの中国のプレゼンにとても感動しました。この中国の演出はとにかくシンプル。白く光る衣装を着た24人のダンサー達と虹色の床の映像。それに24の踊るスクリーン(これはどうやって動いていたんだろう)…これだけなんだけどとても綺麗。
これもダンサー達と床の映像を効果的に使っていて上手いです。とても綺麗。小さな白く光る人が滑ると、床の虹色の線の映像が後に続く…人と映像のコラボが効果的で素晴らしかった「うわーきれいだなぁ」と声が出た。

・パンダちゃんも超かわいい。頭の形がかわいい。音楽に合わせてひょこひょこ踊るのがかわいい。米TVで解説をしていたジョニー・ウィアーさんが「どれが一番良かった?」と聞かれて「パンダよ。パンダがいいわ。パンダ」とパンダパンダ言っていたのが面白かった。私もパンダがいいかわいい。

・音楽がとても…なんだろうなぁ…(悪く言えば)古臭い(80年代頃のJ-FusionCasiopeaT-Squareのような)…良く言えば王道の…全く奇を衒わない普通の音楽なんですよね。全世界でどんな文化の人が聞いても違和感なく馴染みそうな攻撃性の無い音楽…というべきか。なんだか当たり障りのない耳に優しい音楽…みたいな感じなんだけれど、それがかえってこの五輪のプレゼンの演出にはとてもよく合っている気がした。
途中で中国の楽器を使ったアレンジになった時は、パンダちゃんも虹に囲まれていて、映像も綺麗で、なんだか「ああいいなぁ」とほっこりしました。
今回の演出を見て、妙なことをしない普通の「お祭り的、お祝い的」な音楽と演出って、実は五輪みたいな全世界のお祭りには一番合ってるのかもなぁとも思った。すごく明るくてポジティブで綺麗で…エッジが無いのがとてもいい。ちょっと目から鱗。そして同時に、そんな小技や特殊な演出に逃げない、王道で普通に綺麗な中国の演出に、私は今の中国の自信と余裕を見た気がしました。シンプルな演出でも魅せられるのは、今の中国だからこそ可能なのかもしれない。

・途中のパンダがお手紙を持って中国の人々を紹介する映像の数々にも、今の中国がいかに自信に溢れているのかを感じた。みんな笑顔で手を振ってる…。ああ今の中国は本当にすごいんだろうなぁ

なんか…
中国の自信と余裕
を強く感じた。すごいねぇ。

そういえばこの平昌が韓国。次回の夏が東京・日本。そして次の冬期が中国…と思えば、ここのところの五輪ってアジアアジアアジア…が続いているんですよね。それもすごいなと思った。アジアきてるな。アジアは中国を中心にもっともっと栄えていくんだろうと思わずにはいられない。すごいねぇ

・今回の中国のプレゼンの監督は映画のチャン・イーモウ監督だそうです。なんと…そうなんだ。彼は美的感覚のすごい方でしたね。この王道の演出は彼のテイストなんだろうか。
 
ともかく五輪が終わってしまった。
選手の皆様、お疲れ様でした❤❤❤❤❤❤

開会式は見られなかったけれど閉会式はとてもよかったです。記録しておきましょう。

羽生君と宇野君のスケートの、米のテレビ放送でのジョニー・ウィアーさんのコメントをまた訳そうと思ったんですけど、公式映像が見つからないぞ…。

 


2018年2月21日水曜日

お猫様H:初めてのお泊り






先週1週間ほど日本に帰ってきた。猫Hさんと暮らし始めてから家を空けるのは今回が初めてだ。日本に帰るのは4年ぶりになる。飛行機のチケットもホテルも去年の10月の終わりまでには全て手配を済ませた。人間が旅立つ準備はできた。

さて猫Hさんをどうする?


数年前から何度か調べて、近所の猫専門病院の宿泊施設を使うことは決めていた。猫の病院が猫専用のペットホテルをやってくれている。専門のお医者さんが常にいてくださるのなら何があっても安心だろう。普段かかりつけのお医者さんにもそこを勧められた。

自宅でペットシッターにお願いするという方法もある。しかしそもそもうちの猫Hさんは超人見知り…シッターさんが来てくださっても猫Hさんが人前に出てくることはまずない(健康の状態も見てもらえない)。そのうえ彼女は大変な寂しがりや…週末に人間が外出しただけでもご飯を食べずにうずくまったまま人の帰りを待っていたりする…そんな猫さんだから、家に1匹置き去りにするよりも毎日誰かに側にいてもらう環境の方がいいだろうと思った。


今年の1月に病院で健康診断をしてもらう。そして宿泊施設の下見。大きな部屋に真っ白で清潔な大きな箱がいくつも並んでいる。前面だけが檻で扉のように開く箱。全ての箱は窓の方向を向いているので猫達が檻越しに顔を合わせることもない。1匹の猫には(小さな出入り口で繋がった)2つの部屋(箱)がもらえる。猫が望むなら箱の外に出ておもちゃやキャットタワーで遊ぶことも出来るらしい。使い慣れたタオルや毛布、おもちゃ、お皿などを持っていけば少しは馴染んでくれるだろうか。

出発の数日前からHさんには事情を話して聞かせた。「これから1週間日本の家族に会ってきます。もう4年も会っていないからどうしても行かなくてはいけない。Hちゃんはホテルで待っててね。辛い思いをさせると思うけれどごめんね。6つ夜を数えたら7日目の朝に必ず迎えにいくから。着いたらすぐに迎えに行く。みんな優しいから大丈夫。皆かわいがってくれるからね。大丈夫だよ。ごめんね。」

出発の日が来るまで1週間ほど、Hさんのことが心配で心配で心が苦しくなる。


そして私達が旅立つ前日の午後、Hさんを連れて病院を訪ねる。箱にタオルや毛布を入れぬいぐるみを入れる。Hさんは驚いている。箱に入れられても何が起こっているのか分からない様子だ。さっきまで移動の車の中で「出して」と人間臭い表情で訴えかけていたHさんの顔が、怯える小動物の顔に変わっている。ナースの方は大変優しい方。ここなら、ここなら間違いない。この方にお願いすればきっと大丈夫。

病院から帰る車では夫婦共に無言。その夜の食卓で旦那Aに「ご飯が食べられないかもね。怖がってたね」と話すと、彼の顔がみるみる赤く染まる。大粒の涙が両目から3粒ほどこぼれ落ちた「可哀想で…」「…大丈夫よ。皆猫が好きな優しい方々よ。かわいがってもらえる。お医者さんがいれば安心…」自分を納得させるように事実を話し続ける。きっと大丈夫。きっと大丈夫。


1週間が過ぎて、帰宅したのは月曜の午前中。家に荷物を下ろしてそのまま車に飛び乗って迎えに行く。

受付で迎えに来た事を告げると、すぐにナースの方が出てきて説明をして下さる。予想通りHさんは怖がって暫くご飯を食べなかったらしい。食欲を出すためのお薬も少しもらったそうだ。ほんの少し体重も減ったらしい。

キャリアボックスに入って連れられてきたHさんはこちらを見て鳴いている。声に力が無い。「おうちに帰ろう。」


車の中で訴えるように鳴くHさんに話しかけながら家に帰る。家に入ってキャリアボックスのドアを開けると、Hさんはすぐに出てきた。落ち着かない様子。ひっきりなしにか細い声で「やーん、やーん」と鳴いている。こちらを見て訴えかけている。「ごめんね。もうどこにもいかない。ずっと一緒だよ。本当にごめんね。」

Hさんはまず家中をパトロール。部屋の一つ一つを訪ねて匂いを嗅ぎまわる。勝手にどんどん進んでいくのだけれど、人の姿が見えなくなると大きな声で人を呼ぶ。見に行くとまた訴えかけてくる。「大丈夫。ここにいるよ。次はどっちに行こうか。こっちがいい?お水飲む?」

そうやってHさんの後を追って家中を歩く。彼女はどんどん歩いていく。バスルームのシンクの水道から流れるお水を飲んだらすぐに部屋から出て行き、人がタオルで手を拭いている間に階下に下り、また人の姿が見えないと「やーん、やーん」と鳴き始める。「…ここにいるよ。ここにいる。」人が近づいてくるのを確かめると、また先を歩き、窓辺に寄っていって外を眺め始める「窓をあけようか…」
 
その日Hさんは、数時間そのように家中を人と一緒にパトロールし、ソファーに横になった私のお腹の上に乗って一緒に昼寝。テーブルで夕食をとり始めた人間二人を見上げると、すぐに隣の椅子にのぼって横で寝る。食後リビングに移動すれば、人間2人の間にぴたりと挟まれて寝る。始終人間のそばにぴたりとくっ付いて離れない。夜は人と一緒にベッドの上に上って眠り始めた…ここのところ1年以上ベッドでは一緒に眠らなかったのに。
 
 
3日が過ぎて、Hさんはなんとか落ち着いたように見える。一日中人にぴたりとくっ付いているのはまだまだ不安だからなのだろう。毎日一日中眠っているのは、おそらく病院でよく眠れなかったからだろうと思う。
 
眠っている時も時々声をかけ、頭や背中に手を当てる。耳を近づけるとHさんは喉を鳴らし「キュルキュル」と微かに鳴く。もう大丈夫。もうどこにも行かないから。本当にごめんね。ずっと一緒にいるから。