能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2023年7月11日火曜日

英ドラマ FX『ブリーダーズ 最愛で憎い宝物/Breeders』(2022) シーズン3:今度は娘だ!







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『Breeders』(2020-) TV Series – Season 3/英 ・米
/カラー/約30分 ・全10話
Creators: Chris Addison, Simon Blackwell, Martin Freeman
Season 3 US Release Date: May 9, 2022
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『ブリーダーズ 最愛で憎い宝物/Breeders』のシーズン3。米国FXでの放送は2022年5月9日から7月11日まで。全10話。

このシーズン3は去年5月~のTVでの放送を見逃していた。先日今年のシーズン4がもうすぐ始まると聞いた。そこでAmazon Prime Videoで配信のデータを購入。今どきはわざわざDVDを買わなくてもいいのが便利。シーズン3の全10話で20ドルぐらいだったか。データは保存されているので何度も見直し可能。値段もお手頃。いいサービス。


シーズン3はシーズン2から直接継続する話の流れ。二つのシーズンで一つのドラマになっている。

元々子育てあるあるで始まったこのコメディ・ドラマも、3シーズン・30話を経て(子育ての話だけではなく)主人公の夫婦・ポールとアリーを中心とする三世代の家族の物語へと成長した。3シーズンを見終わって登場人物達に愛着も沸いた。まるで親戚の家族を見ているような気持ちになる。


長男ルークは中二病で反抗期を継続中。しかし少しずつ氷は解け始める。そしてそれまで「いい子」だった娘エヴァが反抗期に入る。ルークが落ち着くと同時にエヴァが不満を露にし始める。シーズン2からの流れで家族の「問題」がシフトしていく様子が興味深い。複数の子供の反抗期あるあるのリアルなのだろうか。ドラマに見入ってしまう。1話30分を見て、次も次もと見続ける。

ポールとアリーはうちの夫婦よりも少し下の世代。中年になって彼らの健康状態も変わった。子育ての難しさと共に、子育て以外の様々な問題も夫婦に降りかかる。…そうなのだ。こういう日々をきっと私の同級生たちも10年ぐらい前に経験していたのだろうとあらためて考えさせられる。


それにしてもどうすりゃいいのだ思春期の子供の反抗期。自分が子供だった時のことしか経験が無いから、それが親にとってどういうものなのか私にはさっぱりわからない。私自身が親子関係をうまく通過できなかったので「よその家族はどうやっているんだろう」と興味津々。知りたい。もっと知りたい。だからドラマにじっくりと見入る。

結局ポールとアリーは上手くやっているのだろう。彼ら親子の問題はあまり後を引きそうに見えない。彼らはきっとうまくやっているのだ。
ポールとアリーにとって今は辛い時期。中年の彼らには様々な問題が内から外から次々と積み重なる。子供たちは反抗期で、家族の不協和音は確かに聞こえてくるけれど…、しかしそれでも彼らはなんとかやっている。皆怒りをため込まず適度に吐き出すのもいいことなのだろう。喧嘩をしながら、ぶつかりながら、怒鳴りあいながらも彼らは家庭内のコミュニケーションを続けている。会話をし続けている。両親が子供達を愛しているのは明らかで、子供達もいつかきっとそれを理解して受け止めるのだろう。 不協和音を響かせながらも家族は前に進んでいく。きっとそれでいいのだ。

また大都会に暮らす家族だから(アリーやポールがそうであったように)子供達も今後両親からそれほど離れて住むことはなさそうだ。彼らはこれからも様々な場面で交流しながら日々を送っていくのだろうと思う。


このドラマは3つのシーズンを経て、Worsleys家の三世代の家族の物語になった。英国ロンドンの大都市に住む今の時代の三世代の家族の物語。登場人物たちそれぞれに愛着が沸いて親戚や知り合いの家族を見守るような気持ちになっている。ますますこの家族に魅了されている。


俳優さん達が皆素晴らしい。いい脚本。派手ではないがリアルな普通の人々のドラマ。ここのところ私の一番好きなドラマシリーズだと思う。


ルークとヱヴァの俳優さん達が大きくなった。シーズン2に比べてびっくりするほど成長していた。二人ともずいぶん大人びて、たぶん役の設定よりも年齢が上なのかな。

アリーの口が悪くて気の強いお洒落なお母さんが面白い。彼女は若い頃はかっこいいイケてる美女だったのだろう。彼女は友人として見るなら元気のいい素敵なマダムだけれど、しかし母親だったら娘は嫌だろうね笑。
 

シーズン4は、米国では今月7月31日からFXにて放送開始。



★ネタバレ注意


あらすじ
夫ポールは家族と離れて暮らしている。ある日腰の痛みを訴える。ポールの病が明らかに。息子ルークと和解。妻アリーは更年期障害の真っ只中。彼女の会社の危機。アリーは不安定。娘エヴァが不満を口にする。親の努力は空回り。アリーとエヴァの距離が離れていく。エヴァは教会に救いを求める。エヴァは友情を優先しようとして道を誤る。ポールの怒り。一方ルークは中二病を卒業して学生生活が楽しくなる。ポールの両親の過去が明らかになる。雨降って地固まったのか?


EPISODES--------------------------------------------------

1 No Direction Home
ルークの要望によりポールは家族と離れて義母の家に住む。
2 No Worries
ポールが一人暮らしを楽しむ。アリーが追い詰められる。
3 No Comfort
ポールの腰の痛み。ルークと和解。アリーとエヴァの不仲。
4 No Body
ポールとアリーの健康問題。子供たちは?
5 No Can Do
アリーの会社の危機。ポールの仕事は?
6 No Show
ヱヴァとアリーの距離がますます広がる。
7 No Pressure
夫婦は仲直り。ヱヴァの過ち
8 No Way Back
ポールの両親の過去
9 No More Part I
ポールの母が家を出てポール達と同居。
10 No More Part II
ポールの父の入院。家族はどうなっていくのか?
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2023年7月10日月曜日

Armin van Buuren & Punctual - On & On (feat. Alika)(2023)



大御所



Armin van Buuren & Punctual - On & On (feat. Alika)(2023)
On & On (feat. Alika) – Single
Armin van Buuren, Punctual
Released: March 31, 2023
℗ 2023 Armada Music B.V. 
under exclusive license from Armin Audio B.V.



久しぶりのアーミン・ヴァン・ビューレンさん。大御所です。トランスの大家。今はトランスのレーベル、Armada社の社長としての方が忙しいのかと思ったら、今年の3月にアルバムを出していたそうだ。その中の曲。

歌詞はリピートばかりで音もおなじみの質感ですが、いい。結局踊りやすくノリやすい曲はあまりメロディーも歌もいらないのねというのがよくわかる。気持ちがいいので記録。Alikaさんの声に特徴がありますね。

★Armin van Buuren
オランダのプロデューサー・トラックメイカー(ビートメイカー)・作曲家・編曲家の音楽アーティスト、DJ。1976年生まれの現在46歳。オランダ・ライデン出身。ジャン・ミッシェル・ジャールの曲に感化されてDJを始めた。ライデン大学で法学を学んでいたがDJ業が忙しくなって休学。後に2000年代に復学して卒業した。現在、EDM、プログレッシブ・トランスを代表するDJ。DJ MagazineによるDJ Mag Top 100において2007年・2008年・2009年・2010年・2012年に1位を獲得、その後も上位をキープ。また2003年にはMaykel Piron、David Lewisと共にダンス・ミュージック専門の独立系レーベルArmada Musicを立ち上げた。

★Punctual
英国のSongwriter/Producer/DJ duo。メンバーはWill LansleyさんとJohn Morganさん。

★Alika
ボーカル担当。ロンドン出身在住のラッパー/シンガーソングライター。


On & On
Armin van Buuren & Punctual
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延々と続く
あなたは私の一番好きな曲のように
ビートを一晩中鳴らして
朝の早い時間まで
(Repeat)

It goes on and on, on and on...

延々と続く
あなたは私の一番好きな曲のように
ビートを一晩中鳴らして
朝の早い時間まで
(Repeat)

On and on
All night long...

延々と続く
あなたは私の一番好きな曲のように
ビートを一晩中鳴らして
朝の早い時間まで
(Repeat)

It goes on and on
All night long

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Songwriters: Alika McGillivary / Armin Van Buuren / Carl Ryden / John Dirne / John Morgan / William Lansley






2023年7月9日日曜日

NHK大河ドラマ「どうする家康」第26回「ぶらり富士遊覧」7月9日放送・武田勝頼がかっこよかった





武田勝頼がかっこよかったわ。

ま~本当にかっこいい眞栄田郷敦さん。暫く前から武田勝頼が登場するたびに「いいな~この役者さんはかっこいいわ~」と感嘆していた。Gordon Maedaか。名前が西洋風だ。このお方はただただお顔が好きだ。私は普段はお若い方を見てお顔がいいから好き💕などとは決して思わないのですけれど、眞栄田郷敦さんは例外!すごくかっこいい。

この武田勝頼はすごいカリスマ。眞栄田さんは戦国武将がお似合いになる。さすが武田信玄の息子。最初に登場した時から「おおおおおおおっ」っと見入りましたよ。かっこよすぎ。ミステリアス。お若いのに威厳がある。眞栄田さんがまだ23歳と聞いて驚いた。確かにお顔は可愛らしいと思うのに威厳があってなぜかちょっと怖い。黙っていても凄みを感じる。とにかくかっこいい。

声もいい。眞栄田さんのお声は千葉真一さんのお声に似ている。この勝頼で「あれ?似てるかも」と何度も思った。声の高さは違うのに似ているように聞こえるのは発声が似ているのだろうか。

今回で勝頼も終わってしまったけれど、あまりにもかっこよかったので記録します。


さて家康の話も面白くなってきた。家康の徳川家は大企業・織田の下請け子会社でしょうか。親会社・織田の傲慢な社長・信長に無理難題を押し付けられて毎回困っている。

先週、瀬名と信康が亡くなってそれで家康は心を閉ざしました。秀吉も変化に気付いているし、信長も家康は「心を見せないようになった」と言う。以前はよくうろたえて泣いていた家康もやっとそれらしくなってきたか。

この大河では明智光秀がいや~な感じなのがまた面白い。『麒麟がくる』の光秀は不器用だが実直な男に描かれていたけれど、このドラマの光秀は嫌味。しかし実際に宣教師のルイスフロイスは光秀のことをかなり悪く書いているらしく、今回はそのようなイメージのキャラクター設定かもしれませんね。

今年は毎回の感想は書いてませんが毎週気楽に楽しんで見てます。最初は演出に戸惑うこともあったけれど、だんだん馴染んで面白くなってきた。



2023年7月6日木曜日

映画『オクトパスの神秘: 海の賢者は語る/My Octopus Teacher』(2020):中年の僕がタコ先生に癒される話



YouTubeに日本語字幕の映像も出てます


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『My Octopus Teacher (2020)/米/カラー
/1h 25m/監督:Pippa Ehrlich, James Reed』
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またまた旦那Aのオススメで見た映画。以前見て面白かったから見ろと言う。最近は見る映画のほとんどが旦那Aがらみだ。いかんね。見たいものは自分で探さなきゃ。

原題の直訳は『僕のタコ先生』。Netflixにて。この作品は2021年度、第93回米アカデミー賞の長編ドキメンタリー映画賞を受賞。その他各種受賞。


この映画、私はてっきり海洋生物学者の実験モノだとばかり思っていた。そのような動物もののドキュメンタリーはよくある。動物学者たちは昔はゴリラに手話を習わせていたし、犬や猫はもちろん、カラスにゲームをさせて知能のテストをしたり、オウムやインコに芸をさせたりする。このタコ先生の話もタコにそのような実験をし、観察して記録したドキュメンタリーなのだろうとばかり思っていた。もちろん主役はタコ。あくまでもタコの映画だろうと思っていた。

ところがこの映画は違った。主役はあくまでも中年のおっさんだ。中年のおっさん/クレイグ・フォスターさんが(たぶん)Midlife Crisis/中年の危機で落ち込んでいた時に海で素潜りをしていたらタコに出会い、1年をかけてそのタコ先生と親しくなる間に元気を取り戻したという話。あくまでもおっさんのリカバリー/再生の物語である。

気になったのはその語り口だけなのですけどね。最初は戸惑った。「僕が、僕が…」と主人公のおっさんが身の上話をしているので「私は何を見ているのだ、実験は?早くタコ先生を出せ」と思いながら見た。そしてクレイグさんが海に潜り始めてタコ先生に出会う。その頃には美しい映像に魅了されていたけれど。


★ネタバレ注意

あらすじ
南アフリカ出身のクレイグ・フォスター氏は元々野生動物を撮影する映像作家。以前はアフリカのライオンを撮ったりしていた。カメラ機材にも触りたくないほど気持ちが沈んだ時期があって、癒しを求めて海に潜り始めた。そこで出会った不思議な生物・タコ。タコへの興味が彼をまた撮影に向かわせた。1年をかけて毎日観察を続け、撮影が終わった後にはクレイグさんはすっかり回復していた。


PROS

映像が美しい。それだけでも見る価値がある。タコ先生もいいが、それ以上に南アフリカの海の中の風景がとにかく素晴らしい。Kelp/昆布の林を抜けて泳ぐ景色にうっとり。まるでスターウォーズの映画の風景かと思うような異世界。とにかく美しい。

最近はやっていないけれどシュノーケリングは私もやる。ハワイの海は色々と潜った泳いだ/浮かんだが、あの青い水の中を泳ぐ心地はなかなか他とは比べられない。水が肌に馴染み、目に見える景色の美しさに心奪われながら、同時に(身の危険への)恐れを常に頭の隅に感じ続ける。自然に浸り、心を無にして神経を集中させる。確かに海の水に馴染むことは心の状態を良くする効果があるのだろうと思う。この映画のクレイグさんもスキューバのタンクを背負うことに違和感を感じてシュノーケルのみで潜っていたけれどその気持ちはわかる。自然を邪魔しないようにひっそりと海に馴染む。いいですねぇ。あの昆布の林は泳いでみたい。

全編、美しい海を見てうっとりする。撮影もプロのチームだから映像の全てが美しい。海がとにかく綺麗。それだけで十分OK。

タコ先生との友情も(100%信じられるとは思わないが)かなり面白い。信じて感動するというよりも「本当だろうか」と驚いたり疑ったり。素直に受け取れないのは私の中にある偏見のせい。これが脊椎動物・魚やペンギンやラッコとの友情ならもっと納得したと思う。しかし相手がタコ先生だからこそこの映像は特殊で貴重。


CONS

前述の誤解のせいで最初は随分戸惑った。語り口が「自由に生きるタコ先生に救われる僕のストーリー」だからだ。実際にはタコの観察日記なのに語り口があくまでも人の回復の物語なので、BBCあたりの動物モノのドライなドキュメンタリーに比べると随分ウェットでセンチメンタルな印象でそれに暫く慣れなかった。「おっさんが癒される話」がメインならそういう話だと事前に知っておくべきだったのかもしれぬ。

International Movie Data Base(IMDB)でスコアを低くしたレビューアーの文を読むと、同じような印象を持った人は私だけではないらしい。彼らの中には「タコ先生とトモダチになったのなら、なぜタコ先生がサメにやられるのを助けなかったのか」と憤っている人もいるがそれは私は気にならなかった。BBCのドキュメンタリーなどを思えば、自然の弱肉強食の様子を撮影するのはあたりまえ。動物モノの映像はドライに撮影するのが普通なので、クレイグさんもプロとして自然をそのまま撮影したのだろう。確かにそのような自然の動物の撮影のドライさと、「僕のタコ先生」への愛情の表現が、度々入り乱れるため多少混乱させられるのは事実。

個人的にもっと気になったのは、この話がどこまで脚色でどこまでが本物だったのかが不明なことだろうか。語り口はあくまでもクレイグさんとタコ先生の…一人と一匹の話なのだけれど、現実にはクレイグさん以外にも撮影スタッフがいることは明らか。彼の泳ぐ様子を、スタッフが近くから遠くから撮影している映像が度々出てくる。

また映画の詳細を見たら、脚本があるのですね。もちろん監督もいる。当り前の話だけれどこの映画は、「男性がタコとの友情を独白するドキュメンタリー」のように見せながら、実は数名の撮影スタッフが常に一緒にいて、(クレイグさん御本人ではなく)監督がいて脚本があって…と、意図的にストーリーが作られた(編集された)ドキュメンタリーなのだろうと後から知って少し萎えた。

この映画は、おそらく『人とタコ先生の友情物語』のパーソナルな語り口がエンタメとして観客を魅了したことで結果沢山の賞を受賞することになったのではないかと想像するが、私個人的にはその「作られた部分」がむしろ気になった。

例えば最後にタコ先生が繁殖期に入る前、クレイグさんと別れのハグをする様子があったけれど、あれはまさか本当じゃないだろう。「餌を持ってるんじゃないか」と勘ぐった。申し訳ない。

動物モノのドキュメンタリーは、私はあまり人間の「意図や感情」が出てこないほうがいい。だからBBCのドライな自然モノのドキュメンタリーやNHKの『ダーウィンが来た!』の方が単純に感動したりする。


というわけで語り口の好みの問題で多少は戸惑ったけれど、それでも十分面白かったです。映像がとても綺麗だった。

タコは頭がいい生き物だということは以前から聞いていた。もしかしたら将来はタコかイカが陸に上がって知的生物として闊歩する時代もあるかもしれぬ…というドキュメンタリーを以前(これも)BBCで見たけれど、本当にそうなら実際にタコの知恵も見てみたいものだと思う。ゲームの実験などできないものだろうか。

それから、知恵と感情は別のものだと思うので、この映画で実際にクレイグさんとタコ先生が本物の友情を育んだのかどうかは私には信じられなかった。やらせ…の言葉が頭に浮かんだのは致し方なし。だってタコが人間を好きになるかね?友情を感じるのか?そもそもタコに友情のコンセプトなど理解できるのか? その辺りの本当のところも知りたいものだと思う。

文句を言いながらもこれだけ色々と考えているということは、動物モノのドキュメンタリーとしていい作品のだろうと思います。もう1回見ようかな。



2023年7月2日日曜日

お猫様H:夏至の頃まで



5月22日 11:29
6月9日 11:42
6月15日 11:06
6月20日 11:10 翌日は夏至
6月13日 11:58 階段はキャットタワー


2023年6月29日木曜日

Maia Wright and NOTD – AM:PM (2023)



良曲


Maia Wright and NOTD – AM:PM (2023)
AM:PM - Single
NOTD , Maia Wright
Released: March 24, 2023
An EMI Sweden release; ℗ 2023 NOTD AB, 
under exclusive license to Universal Music AB



アメリカのダンスチャートに入っているとYouTubeで見たのだけれどWikipediaの情報ではチャートインしていない。しかしすごくキャッチーないい曲。

ポップでメロディも親しみやすく音も凝っていて、ポップスとダンスの中間ぐらいの質感。すごく心地よい曲。今どきこういう気持ちのいい曲はなかなかない。なんだかちょっと前のPerfumeの曲の音にも聞こえますね。キラキラ。


★NOTD
スウェーデンの人気音楽プロデューサーのデュオ。メンバーはTobias DanielssonさんとSamuel Brandtさん。大物アーティストのコラボ多数。

★Maia Wright
Maia Linnea Wrightさん。1997年生まれのスウェーデンのシンガーソングライター。デビューは2017年。


このストーリーの二人はどうやらバーにいるらしくて、
And I feel the night fading
…の意味は、夜も更けて夜の賑わいも静かになり始めたころ…ということらしいです。それで彼女は「まだ眠くない、帰りたくない」と言っている。スキスキモードだな。
 


AM:PM
NOTD , Maia Wright
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私すぐに恋に落ちるの
それにダメになるまで複雑にしてしまう
私ちょっと怖がってる
だから もうお喋りはおしまい
流れにまかせよう この成り行きのまま
そばにいて

ずっとこんな気持ちでいたい
ちょっと無謀かも, babe
私達何でも好きなことができるわ
Yeah, ずっとこんな風に感じていてもいいでしょ
あなたに私の目の前、真ん中にいて欲しいの
私はあなたの日常になれるから, ooh

Ooh, 欲しいのはあなただけ
あなたの全ての愛を四六時中ちょうだい
午前も午後も
Ooh, 欲しいのはあなただけ
私達このまま進んで 止まらない
AM:PM

AM:PM

一秒だって無駄にしてない
夜が終わりかけてるのを感じるけど 
でも私は眠くない まだ行きたくない
だから これを無駄にしないで
いいわよショットを飲み干して 私の唇はチェイサーね
家には帰らない

永遠にこんな気持ちでいたい
ちょっと無謀かな, babe
何でも好きなことができるでしょ
Yeah, ずっとこんな風に感じていたい
あなたに私の目の前、真ん中にいて欲しい
私はあなたの日々のルーティンになりたい, ooh

Ooh, 欲しいのはあなただけ
あなたの全ての愛を 四六時中ちょうだい
午前も午後も
Ooh, 欲しいのはあなただけ
私達このまま進んで 止まらない
AM:PM

AM:PM

永遠にこんな気持ちでいたい
ちょっと無謀よね, babe
私達好きなことをしてもいいでしょ
Yeah, ずっとこんな風に感じていたい
あなたに私の目の前、真ん中にいて欲しい
私はあなたの日常のルーティンになりたい, ooh

Ooh, 欲しいのはあなただけ
あなたの全ての愛を 四六時中ちょうだい
午前も午後も
Ooh, 欲しいのはあなただけ
私達このまま進んで 止まらない
AM:PM

AM:PM
AM:PM

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Songwriters: Samuel Brandt / Tobias Danielsson / Maia Wright / Grant Boutin / Devan Glover



2023年6月28日水曜日

ANOTR, Abel Balder - Relax My Eyes (2022)



リラックス


ANOTR, Abel Balder - Relax My Eyes (2022)
Relax My Eyes – Single
ANOTR, Abel Balder
Released: November 4, 2022
℗ 2022 NO ART


この曲はここ数週間、英国と米国の両方でダンスチャートに入っている。単調でちょっと昔の音に聴こえるので、どうしようかと思ったのだけれどやっぱり記録しておこう。

もしかして今のダンス曲界隈って2000年頃のアシッドジャズあたりの音がまた流行ってるのか。ロンドンで2000年頃に聴いてたアシッドジャズのバンド Down To The Bone の音によく似ている。1970年代のディスコやフュージョンの影響を受けた2000年ごろのロンドンの音が、2023年の今また流行っているのか。今こんな感じの曲は他にもチャートにあがっていますね。

それにしても今どきの若者達の集うダンスフェスだかなんだかの映像が上がってますが、本当に今の若者文化は私達の頃とは違う。私の世代が若かった頃は、バンドがいて、ステージ上のバンドに観客が一方的に声援を送るのがライブのスタンダードだったのだけれど、今のDJのショーは、若者達が集って観客の仲間同士がお互いを見ながらわいわい騒ぐ…という楽しみ方らしいですね。世代が違うわ。私にはできないぞ。


★ANOTR
オランダ・アムステルダム在住のDJデュオ。メンバーはJesse van der HeijdenさんとOguzhan Guneyさん。2012年に活動開始。自分達のレーベル「NO ART」を2017年に設立。様々なフェスに呼ばれて人気だそう。ハウスでありながらも新しいアプローチを探しているそうで、その影響はdisco, soul, funk, jazzなどなど。温故知新ですね。

★Abel Balder
この曲では歌を担当。オランダ・アムステルダムのアーティスト。インストのダンス曲がSpotifyで2.5億のストリーミングされるほどの人気だそうだ。ANOTRのデビューアルバム『The Reset』に最初はギターで参加。そしてこの曲「 Relax My Eyes」では歌を担当することに。その声の評判が良く、御本人もこれからは歌を表現の方法として取り入れようとしているそう。ボーカリストとしての目覚めだな。


歌詞は「皆でリラックスして踊ろうよ」と繰り返し歌っているのですが、大きな権威に騙されないようにとのメッセージがちょっとだけ出てくる。
● I feel the rise in the brother's eyes but we're not alone
の意味がわからなかったので旦那Aに聴いてみたら、これはオーウェルの『1984』のビッグ・ブラザーのブラザーではないかと言った。若者を監視するビッグ・ブラザーの目の力が強くなりつつあるのを感じるけれど、
● We'll see the signs when the kingdom dies and we'll all be free
(権威の)王国が死に絶える兆しが見えるだろう、そして僕らは皆自由になる。…とかなんとか。ああ確かにそうかも。納得。ということでそのような訳。正しいとは限りませんが。


Relax My Eyes
ANOTR, Abel Balder
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Relax my eyes, フラッシュライトが見える、僕らは孤独じゃない
君は元気?向こう側で 君を近くに感じるよ
僕は生きてるって感じる。ドラムの音は高く、ベースは低く
心を開いて 一晩中踊ろうよ 他に行きたくない

社会の嘘から 僕らの心を解放して 自分でコントロールしよう
ブラザーの目が力を増しているけれど でも僕らは一人じゃない ● 
王国が死に絶える兆しが見えるだろう そして僕らは皆自由になる ● 

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