能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年10月15日月曜日

最近のPerfume:アジア関連など…



最近、Perfumeのネタが無いと思っていたら、実はいろいろと忙しくしてるみたいです。海外最初の台湾公演が1026日なので…あと10日(きゃー!)。Perfumeさん達もスタッフさんも公演に向けてリハーサル中かと思ったら、一昨日ABU TV Song Festival 2012という韓国の番組(?)に出たみたい。そうか韓国ならすぐ飛んでいけるんだな。東京の仕事の合間にちょこっと飛んで、ぱぱっと現地で仕事して、すぐ帰ってこれるんですね。そうかアジアツアーはそのあたりがすごく楽なんだな。あまり国内のツアーと変わらないのかも

今回のアジアツアーの日程も、1026日、117日、1117日、1124日なので、連日のライブではなく、現地で一晩ライブして、東京に帰ってきて仕事して、それからまた次の国に飛んで、また帰ってきて…なんていうスケジュールなんでしょう。そうか日本の仕事に穴を開ける必要が無いんですね。なるほど。

それから1124日のシンガポール公演は、ライブビューイングも行われるそう。なんと全国の映画館62館で生中継なんだそうだ。すごいですね。これをハイテクというのかどうかは分からないけど、Perfumeはこういう彼女達をダシにしたセッティングがいつも面白いですね。以前のグローバルサイトでの踊るデータも珍しかったし、先日のキリンのイベントでの3Dの映像も面白かったし、今回はシンガポールと日本全国62館の映画館で同時進行ライブなわけだ。こんな面白いことって他のアーティストもやってるんだろうか…。ほんとにPerfumeは曲や本人達も素晴らしいけど、まわりのいろんなことがますます面白い。ライブビューイングは日本時間で夜8時から?ひゃーいいなー。盛り上がりそうだな。ちょっとうらやましい。いつか海外でもやって。あ、ネットでやって…。

えーそれから…台湾での「Love The World」のCMが動画サイトにあがっていて見たけど、こういう外国語でのCMは、ちょっと盛り上がりますね。宣伝してくれてるんだ…なんだか嬉しい。私達にとっての外タレのアルバムのテレビCM(なんてあったっけ?)みたいなもの?なんだか盛り上がるわ。
 
3人も相変わらず可愛い。

 

2012年10月12日金曜日

2012年米大統領戦ウォッチ-その3: バイデンvsライアンTV討論バトル

 
 
バイデン副大統領6vsライアン候補4
 
 
こちらアメリカ1011日の夜、大統領選に向けて、米民主党の現副大統領ジョー・バイデンさんと共和党の副大統領候補のポール・ライアンさんの「TV公開生ガチンコ勝負」が開催。予想通り始まりましたね「オバマ帝国の大逆襲」。今回は副大統領のバイデン氏が攻める攻める攻める攻める…ぃやー面白かったです。火ぃ吹くかと思った。やっぱ目が覚めたみたい。
 
もう…バイデン大統領でいいんじゃね…?と思いました。
 
 
先週のオバマVSロムニーTV公開討論では、オバマさんが残念な結果だったため、どうやら米民主党が本気を出したらしいです。69歳バイデンさんの豊富な経験と知識の前に、42歳ライアンさんはまるでお子様のよう。バイデンさんが火を吹くたびに、ライアンさんはついていくのも必死。あー面白かった。それでもライアンさんはよく持ちこたえてましたけどね。
 
先週モグモグ言ってたオバマさんと打って変わって、今回米民主党バイデンさんは攻撃攻撃攻撃。共和党ライアンさんが不明確な内容や理想論を語ったり、根拠の無いオバマ陣営への非難を始めると、カメラを見つめてまるで「ちょっと…皆さん、この若造…何言ってんですかね…?困ったもんだ…ははは」と言わんばかりにせせら笑ってみせる。苦笑につぐ苦笑。何度もライアンさんの話を遮って横槍を入れる。大変攻撃的です。なんだか老獪なバイデン爺が若いライアン君をオラオラ弄っているように見えてしまった。はははは。実はそんなふうにバイデンさんがあまりにもくだけていて、露骨に「オレ様のほうが上」的な態度だったので、多少世間から反感も買ったらしい…(笑)。もちろんこれは全て先週の自信なさげだったオバマさんを擁護するためのもの。米民主党の強さと自信を示すための大げさなお芝居=心理戦なんです。
 
 
論議の内容は申し分なし。先週、理想論しか語らなかった「オバマ対ロムニー」より内容は数段上。バイデンさんが現在進行形の政府で、具体的に事実のみを述べていたのに対し、ライアンさんは理想論の枠を出ていない様子。私個人的には今回バイデンさんの大勝利だと思う。過去4年間のあまりぱっとしない様子を見て、実はオバマ陣営が何も出来ないんじゃないかと内心心配していたけど、こういう人が中にいるなら捨てたもんじゃない。少なくとも今の米民主党はアメリカをこれからどうしたいのかの「大きな絵」が見えていると思った。(もちろん理想と現実は違うのかもしれないけど…経済は……)
 
一方、極右だと噂の共和党のライアンさんは、もうとにかく中東が怖くて怖くてたまんない様子。怖いから軍の予算を減らすどころか軍そのものを拡張さえしかねない。「まず話し合う前に敵を打つべし」的な思想は危ない危ない。そんな彼に向かってバイデンさんも「君また戦争するの?」と聞く始末。
 
そもそも現在アメリカの経済が大変なことになってる理由の一つは、近年2度の(共和党に率いられた)戦争なのに、ライアンさん側はまた軍事費を増やしかねない様子。それなのに経済を復興させて職を増やして、税金も引き下げるし、高齢者の医療保険はそのままにするし…なんて、どうやってやるのよ。矛盾しすぎ。そんな都合のいい事出来るわけないじゃないの。そこに、バイデンさんや司会が突っ込みを入れても、質問に一切答えること無く独白を続けるライアンさんは、ちと危ないと思うぞ。私はダメだ…この人は。
 
 
とにかく私個人的に今回は民主党バイデン副大統領の勝利。ライアンさんも頑張っていたので、10点満点でバイデン6vsライアン4かな。しかしアメリカの世間はそうは見ていない。討論会直後のCNNでの世論調査では、ライアン48vsバイデン44。誤差プラスマイナス5%でほぼ引き分けらしい。
 
ウーン…何でだろう。ライアンさんが若くてイケメンだからだろうか。やっぱりこの人も長身で縦に長い長方形の顔に黒髪。目の色が薄くて大きな顎のいかにもアメリカウケしそうな政治家的ルックス。今まで迷うことなくエリート人生を送ってきたんだろうな。
 
ライアンさんは極右らしい。もちろん銃も賛成。面白いのは好きなバンドがレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(笑)。「私のiPodのプレイリストはAC/DCで始まりレッド・ツェッペリンで終わる」と言ったらしい。なんだ…やかましい音楽聴いてライフル振り回してるような42歳?(←私の想像です)。困りましたね、こんな人に当選されるとアメリカはやばいと思うぞ。
 
 
それにしても討論会を見ていて思ったのは、この政党の違う2人の政治家の方々、いずれも目指す目標は同じだということ。二人とも同じ神様の子供達で、アメリカのためを思って一生懸命なのも同じ。TVの視聴者を前に公開喧嘩をする二人を見て、そんなに国の事を思うのなら、一緒に協力し合ってよりよい国のために頑張ればいいのに…と思ってしまった。
 
現代のアメリカの大きな問題は、2大政党の共和党民主党がお互いに大変嫌いあっていること。政治そのものが政党の競争だけになってしまって、本来の政治が疎かになっている状況は、どこの国も同じ。そもそもは国を想うための政党なんだから、お互いもっと頭を冷やせばいいのに…といつも思う。
 
 
 
 
 

2012年10月11日木曜日

2012年米大統領戦ウォッチ-その2: オバマvsロムニーTV討論バトル第1回


さて結果はいかに…。

ロムニー候補7オバマ大統領3

えー…オバマさん、ちょっと日々の業務に忙しかったんですかね…、ちょっと精彩に欠ける感じでした。ロムニーさんがマシンガンのようにガンガン攻撃をしてくるのを、上手くかわせてませんでした。オバマさんの言ってること、考えてることはすべて現在進行形。国政に問題があっても、現大統領として今はそれを改善するための途中段階なんで、思い切った話が出来ないのはしょうがない。だけど、攻撃されたら自分の主張をはっきりと返さなきゃ。あまり防御出来てない気がした。下ばっかり向いてなんだかモグモグ言ってる感じ。もっと上手くディフェンスしなきゃ…。

 
比べてロムニー候補は絶好調。この人はとにかく攻め攻め攻めばかり。実は現大統領に対する対抗馬の候補は論が立てやすいんです。今現在と過去4年間を振り返って、上手くいってないことをぜーんぶ現大統領のせいにして論が進められるから。だから割と攻撃がやりやすいんだけど、もともと口が立つ人なんでしょうね。まるでマシンガンのようにあれもだめこれもだめだめだめだめ…だから私に投票しましょう…という感じだった。

 
今回のガチンコ勝負、旦那Aによると、10点の点取り合戦でロムニー7オバマ3だそう。ロムニーさんの一本勝ち。ひゃーこれは厳しい。今年のように分かりやすい選択の理由がない場合、こういう「どっちが喧嘩が強いのか」で印象が決まってしまう場合も多いのだ。というのも、今年の最大の論点=内政の改善なんて一般人にはさっぱり理解できないんだから。国民に不安が充満している時期だからこそ、ドヤ顔で自己主張をする候補者を頼もしいと思うのもしょうがない。ちょっと危ないんだけどな…。

 
私は基本的にオバマさんの人としての良心は信頼できると思う。それにオバマさん以前から脈々と存在したアメリカの教育や社会保障などの大問題は、共和党の政策(国民が自由に自分の生活を選べるように政府は過剰な干渉をしない)よりも、民主党の政策(政府が率先して国民全員を率いていこう)のほうが、ずーっと理にかなっていると思う。だからもし私に選挙権があるとしたら、今回もオバマさんに投票するだろうと思う。今のアメリカの問題は短期の表面的な改善よりも、長期的な視点に立った改善が必要。それぐらいもう後が無い状態。オバマさんは(少なくとも)それが解っていると思う。とにかく今彼を追い出すのは今までの4年間を無駄にしてしまうことになりかねない。オバマさんの良心を信じて4年後の結果で評価したいと思う。

 
一方ロムニーさんは、彼がこの討論会で、一見非常に口の立つ切れ者であることを上手く印象づけたにもかかわらず、実際には具体的な政策の内容を一切言っていないことが気になる。要は、喧嘩が強く、夢や理想を語って威勢ばかりはいいけれど「じゃあ具体的にどうするのよ…」の問いには答えていない感じがした。うーん…。

 
…ところで、ここで旦那Aが発言。どうも「オバマさんは経済に弱い」らしい。今までの政策を見ても全然経済が解ってないんじゃないか…と思うらしい。その点は経済に詳しいロムニーさんのほうが数段上。そのため金融業界やビジネス業界の人達の間では、オバマさんを疑問視する声も多く、ロムニーさんに期待を寄せる人も少なくないらしい。ただし、今現在で彼にどれほどの実力があるのかはまだ不明だそうだ。

 
討論の最後でどんな政府にしたいかのそれぞれの言葉は以下の通り

 
オバマ大統領「私は皆さんの良心を信じている。いろいろな問題(教育、エネルギー、海外外注の問題や国内産業の復興、財政赤字、よりよい社会保障など)はあるけれど、今頑張っている。この国には素晴らしい人々が住んでいる。素晴らしいアメリカなら出来る。どうか私を信じてくれ。」


ロムニー候補「オバマさんなんか選んだら大変ですよ。中流家庭は苦労する。彼は年寄りにもイジワルだし、軍も縮小する。税金の無駄遣いもする。それに比べて私なら、失業問題もちゃんとやる。健康保険問題もやる。州ごとにやろう。老人の健康保険も現状のまま。税金は下げるよ。さあどっちを選ぶ?」

 
それから最後の締めくくりの言葉を聞かれて

 
オバマ大統領「まず、安全を保障しましょう。それから全国でまとめて改善したほうがいいこと=教育や医療保険は、国がやりましょう。財政赤字も治しましょう。沢山の先生をやとって子供の教育に力を入れましょう。(現在私がやってることを信じてくれ)」

 
ロムニー候補「私の作る政府は、皆さんの自由を守るために、前に出ることなく後ろから支える存在でありたい。私達の生活と自由、宗教の自由や幸福の権利を守りましょう。そのためには軍を疎かにはしない。オバマさんは軍を縮小するがとんでもない。私は強いアメリカを守る。私達はみな平等に神様の子供達だ(私:おいおいおい仏教徒はどうするんだ)。みんな夢を追いましょう。政府はそこに口を出すべきではない。過去4年間の失敗はぜーんぶオバマさんのせい…。」

 
これだけでも、いかにオバマさんが予習をせず、ロムニーさんが(攻撃のための)予習バリバリでやってきたかが分かりますね(私の印象だけど)。なんだかオバマさんが下ばかり見て自信なさげなのに比べて、ロムニーさんは、ハンサムで(長身で顔が長方形に縦に長い黒髪の人は政治家としてうける外見)押しが強くて、そりゃーもう見栄えが良かったです。保守派陣営が涙を流して喜ぶほど上手くやったと思うけれど、私には上手く書かれた台本を読んでるだけに聞こえてしまった。だってまた「強いアメリカ」よ。げげっこの期に及んで何を言っているのよ…。この国にはこんな子供だましの合言葉を言えばすぐ喜ぶ輩が結構いるから困ったもんです。それにしてもオバマさんは、もう少し自分のやってる事に自信を持って国民に解説して欲しかった。

 
さて、今後このような2人の候補者の「生TVガチンコ勝負」はあと2。それに、同じく副大統領と副大統領候補の「生TVガチンコ勝負」も1回放送される。さて、これからどうなるのか。まず、次回に予想できるのは「オバマ帝国の大逆襲」でしょう。オバマさん、今回これだけ一方的にやられたら、横っ面を殴られたようなもの。次回はしっかりと目を覚まして、一生懸命予習をしてくるでしょう。もともとは弁護士なんだから弁は立つはず。イイ人なんで喧嘩は得意そうじゃないけれど、なんとか頑張ってもらうしかない。どこまで優雅にロムニーさんの論説に穴を見つけて(結構あるぞ)そこを綺麗に攻撃できるかにかかっているでしょう。次回も見逃せません。

 
討論会の翌日、夜の人気トークショーは、さっそくこのTV討論会を茶化しまくっていた。それから週末のコメディーショーでも散々オバマさんを笑いものにしていた。皆「オバマさんはいったいどうしたんだ…」みたいな内容で笑っている。こういうのも一般国民を大統領選に参加させるために役に立っていたりする。




2012年10月10日水曜日

2012年米大統領戦ウォッチ-その1: 今年の戦いの場とは?

 
 
今年も4年に1度の大統領選が迫ってまいりました。私が米国内で大統領選を見るのは今回が2度目。前回2008年の大統領選は、ブッシュさんの時代が終わり、次のリーダーを決めるためのもので、若いオバマさんとマッケイン爺の戦いで大変盛り上がった。マッケイン爺は途中からサラ・ペイリンという誤爆をしてしまい、結果、オバマ候補の一人勝ちという状態だったのだが、今回はちょっと違う。
 
 
今回の選挙戦で戦うのは再選をめざす米民主党のオバマ大統領、それに挑戦する共和党のロムニー候補。前回とくらべて何が違うって、今回はどちらを選んだらいいのか前回ほどはっきりとした理由がないのだ。
 
 
前回は明白だった。2001年からの中東でのドンパチでアメリカは疲弊。「戦争なんてもううんざり」と皆が思ってた。ブッシュさんの「保守的な共和党にもうんざり…」な空気も漂っていた。だからそんな共和党からの候補者も、皆あまり乗り気ではなかったんだろうと聞いた。出ても勝てないかもしれない。そこに出てきたのは、かなりお年を召したベトナム戦争のベテラン、マッケイン候補。
 
 
対する米民主党の候補は、聡明で若くてスタイリッシュな元弁護士の上院議員。話術も巧み、カリスマに溢れたアフリカ系と白人の混血の、それはそれはかっこいいオバマ候補。「Change, Yes, We Can!」の合言葉は、それまでのブッシュ政権にうんざりしていた国民の気持ちを代弁したものだった。世間は米民主党の新しい時代に期待していた。歴史上初めてのアフリカ系の大統領候補というのも、新しい時代を希望する空気にピッタリあっていた。彼が勝たないわけがなかった。
 
 
ところが今年。共和党 (Republican) 民主党 (Democrat) どちらの側にもそんな明らかな勝利の理由がない。経済の悪化、高い失業率、財政赤字問題、税金、年金、健康保険、継続する中東での戦争…等々問題は山積み。今まで4年間大統領をやってきたオバマさんももちろん頑張ってきたんだけど、当然たった4年じゃ結果は出ていない。米民主党オバマ陣営にとってはまだまだ途中段階で今までの結果をどうこう言えるものでもない。(いや実はあまり上手くいっていないらしい)
 
 
かといって、対する共和党のロムニー候補に何が出来るかも微妙なところ。もともと金融関係の出身で経済のことには詳しいし、ビジネスにも明るい。元マサチューセッツ州知事として政治の経験もあるのだが、いかんせん国と州では規模も問題も違う。4年前のオバマさんのような万人受けする魅力があるとも言い難い。そもそもこの大統領選に向けての発言も(極右を含む共和党内での人気を得る為なのだろう)右に左にころころと変えているらしい。彼のことはまだよく分からないのだ。
 
 
国民が無関心にさえなりかねない、そんな盛り上がりにかける今年の大統領選。こちらの103日、全国ネットワークのテレビで2人の討論バトルLIVEが放送された。
 
 
このテレビ討論会というのは、大統領選に望む2人の候補者(今年は再選を目指す大統領本人)がTVで公開生ガチンコ勝負をするというもの。視聴者は自宅にいながら、各候補者の政治的な主張のみならず、彼らの表情や口調、押しの強さ、性格までしみじみと値踏みできるというイジワルな企画(笑)。これアメリカの伝統です。要するに、候補者の2人を大衆の面前で礼儀正しく喧嘩をさせてみて、どっちが上手く立ち回るか、どっちが強いか、とっちが頭がいいのか、とっちが道理にかなった主張をするのかを見るというもの。ひゃー厳しいですねー。見てる視聴者にとっては、だから面白いんだけど、候補者はこれで勝たなきゃ選挙にも負けるんです。だから両方とも必死。実際にこのTV討論会で候補者の良し悪しが決まる場合も少なくないという。
 
 
さて、そんな今年のTV討論会=ガチンコ生勝負、結果はどうだったのか…。
 
 
 
 
 
 

2012年10月9日火曜日

Down to the Bone - On The Corner Of Darcy Street (1997)



Down to the Bone話その8

 

Down to the Bone - On The Corner Of Darcy Street (1997)

Album: From Manhattan to Staten
Released: Oct 28, 1997 ℗ 2007 Down To The Bone Ltd.
under exclusive license to The Blue Note Label Group. All rights reserved. Unauthorized reproduction is a violation of applicable laws. Manufactured by Narada Productions, Inc,
 

 
ともかく長々と書いてきたけれど、初期4枚のアルバムは素晴らしいです。カチカチの打ち込みのリズムに生の楽器が重なったタイトなダンスミュージックはすごく気持ちよかった。

 それまで生のバンドの音しか聞いてなかった私が、打ち込み音楽にも抵抗がなくなったのはこのDown To The Boneのおかげ。元々あまり聴かなかった打ち込みの音楽を、DJではなく、バンドの形でライブで演奏したのを見たので、音楽的にも偏見が無くなった。後にPerfumeの音楽がすんなりと聴けたのもたぶん彼らのおかげ(あ、打ち込みを生演奏といえば…初音ミクさんのライブと同じかも…)。

 それに歌の無い音楽が聴けるようになったのもDown To The Boneのおかげ。以前から好きだったけどよく知らなかった歌のないJazzだのFusionなども好んで聴けるようになった。おかげでいい楽しみが増えた。

 Down To The Boneはその後も何枚もアルバムを出していて、それなりの評判らしい。動画サイトで聴いてみたら、前よりもっと70年代っぽく、ソウルっぽく、生っぽくなってる気がした。Stuartさんは元々好きだった70年時代の音を探っているのかもしれないと思う。



Down To The Bone - Staten Island Groove (1997)---DTTB-1
Down To The Bone - Muesli Brown (1997)---DTTB-2
Down To The Bone - 17 Mile Drive (1997)---DTTB-3
Down To The Bone - Long Way From Brooklyn (1999) ---DTTB-4
Down To The Bone - Mighty Mighty Fine (2000)---DTTB-5
Down To The Bone - The Zodiac (1999)---DTTB-6
Down To The Bone - Bump 'N' Hustle (1999)---DTTB-7
Down To The Bone - On The Corner Of Darcy Street (1997) ---DTTB-8
Down To The Bone - The Lowdown (2000)

 
 



Down to the Bone - Bump 'N' Hustle (1999)



Down to the Bone話その7


Down to the Bone - Bump 'N' Hustle (1999)

Album: The Urban Grooves - Album II
Released: Jun 29, 1999 ℗ 2007 Down To The Bone Ltd.
under exclusive license to The Blue Note Label Group. All rights reserved. Unauthorized reproduction is a violation of applicable laws. Manufactured by Narada Productions, Inc,  

 
このDown To The Boneの曲は、楽曲としてCDなどの音源で聴いても素晴らしいんだけど、私はとにかくライブではまった。ロンドンのジャズ界隈での実力派ミュージシャンを集めたバンドは全員凄腕。とんでもなく上手い人たちがバリバリの打ち込み音楽を生で演奏して、CDとは別のグルーブを出すのが超かっこよかった。

前述のように、たぶん2000年頃が初期Down To The Boneライブバンドの一番油が乗っていた時期。レコーディングにも参加した固定メンバーでのライブが、非常にハイレベルだったので当時のバンドメンバーを記録しておきたい。

Stuart Wade - Producer
Neil Angilley - Keyboard
Tony Remy - Guitar
Paul Turner – Bass
Julian Crampton – Bass
Paul ‘Shilts’ Weimar - Sax
Adrian Revell - Flute
Satin Singh - Percussion
Frank Tontoh – Drums

 彼らがむちゃくちゃかっこよかったです。もし今このメンバーでやるっていったら、海をとび越えてでも追いかけて見に行きたい。この頃のライブの音源があるならいくら出してもいい。それぐらいよかった。当時追っかけまがいに通ったので、メンバーとちょこっと顔馴染みになったのもいい思い出。2000年当時からもう10年以上過ぎているのでみんな出世してDown To The Boneには誰も残っていないのだけど、みんなそれぞれ有名アーティストのバックバンドやサポートをやったり、ソロアルバムを出したり、ソロのアーティストになったりして活躍している。

 

Down To The Bone - Staten Island Groove (1997)---DTTB-1
Down To The Bone - Muesli Brown (1997)---DTTB-2

Down To The Bone - Long Way From Brooklyn (1999) ---DTTB-4
Down To The Bone - Mighty Mighty Fine (2000)---DTTB-5
Down To The Bone - The Zodiac (1999)---DTTB-6
Down To The Bone - Bump 'N' Hustle (1999)---DTTB-7
Down To The Bone - On The Corner Of Darcy Street (1997) ---DTTB-8
Down To The Bone - The Lowdown (2000)
 

 

2012年10月8日月曜日

第39回「兎丸無念」


不快ですね。もうダメですねこれは。この大河はもう改善も改良も無理でしょう。このまんま最後まで進むんでしょうな…。
 
 
先々週あたりから出てきた「カムロ」ちゃん達。別にいいんですよ、出てきても。だけどね、どうして演出であそこまで邪悪にしなきゃいけないのか…。どうしてあんなにとってつけたようなオドロオドロしい感じにしなくちゃいけないのか…もう分からん。先週も酷かったけど、今週も酷いね。なんだか画面から悪い「気」が出てきそうだ。こんなので(本来は大河の命綱の)60歳以上の視聴者が喜ぶとでも思ってるんだろうか。お年寄りは縁起の悪いものを嫌うのよ。
 
 
暫く前の崇徳上皇マリリン・マンソンの回でも呆れたのだけど、このカムロさん達もそうね。いかにも癖のある「アートですよぉ」的な演出。カムロなんて「童子」らしいけど、このドラマでは明らかに厚化粧をした27歳ぐらいの女優さん(男性だそうです)。白塗りに真っ黒のアイラインで前衛舞踏か?ホラー映画か?もういい加減にしてほしい。こんなのでいい気になってる演出のスタッフの浅はかさを考えると、薄ら寒くてゾッとするわ。
 
 
そもそもカムロさん達というのは歴史上の記述でも「平家の悪口を言う者を密告した」子供らしいんだけど、じゃあこのドラマでカムロさん達が、あの羽に刃物がついたみたいなので人を殺しているのも「また」創作?今回兎丸さんのサヨナラ回だったけど、あんな殺され方なんて拷問よ。史実ならともかく、なぜ創作してまでああいう邪悪なシーンを見せるんですかね。不快。丁寧にカラスまで連れてきて得意満面でしょこのスタッフ。とんでもねえぜ。ほんとにとんでもねえ。ましてや今週の主役の兎丸は架空の人物…。
 
 
最後のキメは頼朝君のナレーション。「その後、1年をかけて平清盛は、ついに大輪田泊を完成し宋国の使者を迎えた…。」っておいおいおいおい、ナレーションで終わり???あれだけ「宋の皇帝の名代とも言える宋・明州の長官」を迎えるためにジタバタしたのにナレーションで終わり??これが史実かどうか知らないけど、話としてすごく盛り上がる場面なんじゃないの?なんでナレーションで済ますかなー。解らん、さっぱり解らん。そういえば大輪田泊の工事現場も一切見ませんでしたね。CGはどうした…?どう考えても力の入れどころが間違ってますよねこのドラマ。
 
 
脱落しそう…。
 
最後に、私は個人的には俳優さん達を攻めるつもりはない。とにかくこの脚本でこの演出じゃ誰がやっても難しいでしょう。むしろ俳優さん達が可哀想だ。ほんとにどうしちゃったんだろう…。