能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2017年5月18日木曜日

Casiopea – Domino Line (1981)



ンベンベスラップ大王サクライテツオ!



Casiopea – Domino Line (1981)

Album:  MINT JAMS (LIVE)←名盤
Release:  May 21, 1982
℗ 1982 Sony Music Direct(Japan)Inc.
-----
Album:  CROSS POINT
Release:  Oct 21, 1981
℗ 1981 Sony Music Direct(Japan)Inc.
-----
LIVE@築地中央会館 Feb 24, 1982
野呂一生(Guitars--- 25
櫻井哲夫(Bass--- 24
向谷実(Keyboards--- 25
神保彰(Drums---22
 
 
というわけで本田雅人さん界隈の次はカシオペア。カシオペアも10年程前に「海亀のJ-フュージョン振り返り発見マイブーム」が来た時に改めて拝聴。

まずは動画サイトで検索。ありがたいことにカシオペアはその頃(2007年の時点で廃盤になっていた)80年代初期の映像がネット上にかなりあがってました。早速色々と拝見。そして「Domino Line」にやられる。

うはーこれは…これはすごい…。

他にもいろいろと見た。映像の中のカシオペアのお兄さん方はとても若い。なんだか「あの頃」のファッションも懐かしい。ちょっといい。有名な79年・六本木Pit Inの映像とか「Mint Jams」の時の映像とか…ロンドンとか、変な衣装のライブとか…諸々のライブ映像。まーなんと素晴らしい。すっかりハマる。

CDは大人買い。まず(映像を見ていいなと思った)ベースとドラムが変わる時までのやつにしよう。DVDも集める。2007年当時には既に廃盤になってた映像作品Casiopea Againもアマゾンのマーケットプレイスで購入。素晴らしいものはとにかく手元に置いておきたい。欲求に駆られてコレクションは増える増える。そして聴く聴く聴く。海亀は何事も広く浅くしかハマらないんだけれど、カシオペアには暫くハマってました。2年ぐらいですかね。毎日よく聴いてた。
 
まぁそれでもハマり方が人より薄いので熱が冷めると聴かなくなっちゃうんですよ。そんなわけでカシオペアも今までずーっと7年以上聴いていなかった。今回カシオペアの事を書こうと思ったら直ぐにコレというのが出てこない。「カシオペアは歌謡フュージョンだからあんまり踊れないんだっけ…」「歌謡フュージョンになる前の最初の頃がいいんだよな」「やっぱりライブがいいかな…」などなど考えたらどの曲を選んでいいのかわからない。というわけで久しぶりにカシオペアのCDを取り出して最初から聴きなおしておさらいすることにした。
 
1枚目からのんびり聴き始めて今日で3日目、「THUNDER LIVEはやっぱいいなぁ…お、こんなところにこんな名曲があるじゃないか…アメリカ人とやるとなんか違う?…」うだうだ考えながらMint Jamsに到着。そしてDomino Lineに至る…。
 
228のドミノ倒しの次
サクライテツオのベースソロ開始っ243)!
んべんべンベンベンベうンベベんベんベッ! 
おおおおおおこれやこれやっ!                                
ぅひょ~これはすごい…\(^o^)

思わずソファーから立ち上がり踊り始める。リビングからキチンに移動してぐねぐね踊る踊る踊る。やはりこのベースソロは踊らずにはいられない。たまらんね。この曲はよく聴いたので細かいところもよく覚えている。ベースからドラムソロの間は問答無用で踊り狂う。毎回こうなる。何度聴いても飽きない。

ほー…この櫻井哲夫氏のベースソロはやっぱりヤバいね。何度聴いてもいい。コレが鳴り始めるともうじっとしていられないのよ。櫻井さんはきっとご本人がとてつもなくファンキーなのね。弾いてるお姿がファンキーだもの。リズムの取り方がファンキー。弾きながら踊っていらっしゃる。このお方はきっとダンスもお上手ですね。濃いわ 音も凄いがこの映像も凄いぞ。最初にこの映像を見た時は目が点。まーこんなパワフルでファンキーな方があの頃の日本にいらっしゃったとは…。

この曲もJ-フュージョンらしくカチッとキメキメで、元々はそれほど踊りやすい曲じゃないと思うんだけど、櫻井さんのベースが異様にファンキーで無理やり踊らされる。んべんべサクライテツオベース踊れや踊れ。元気がいいな。

このライブは81年だそうですが、もしこの映像や音を海亀が当時高校生の頃に見て聴いていたら、もしかしたらその後洋楽にハマることもなかったかもしれないなと思う。それぐらいかっこいい。中学1年の頃にプログレ・ゴダイゴを聴いて、そのままQueenを始めとする洋楽にハマって抜けられなくなったんですけど、この映像を当時見ていたらまた日本のバンドに戻ってきていたかも。ほんとにすごいねぇ、2006年ごろにこの映像を最初に見た時は衝撃でしたほんと。

というわけで数日前からカシオペアのアルバムを聴いてきて、どれにしようかな…どの曲から取り上げようかなぁと思っていたんですけど、Mint JamsDomino Lineでやっぱりぐねぐね踊っちゃったのでこれにします。ベースだけじゃなくてそれぞれみんなのソロもいい。

カシオペアの日本人優等生的完璧主義的正確さとか、技の細かい昭和歌謡フュージョン論とか、サクライ氏のファンク魂とか、実は向谷氏のキーボードが上品でいいとか、神保先生は22歳のこの頃は可愛いかったとか、スラップ・ギター「Galactic Funk」野呂さんは顔が聖徳太子とか…いろいろ書こうと思っていたんですけど、とりあえずまあいいや。まずはガチの4つ打ちDomino Line」を聴けっ!


Casiopea - Halle (1985)
Casiopea - Twinkle Wing (1980)
Casiopea - Black Joke (1979)
Casiopea – Time Limit (1979)
Casiopea – Domino Line (1981)



2017年5月16日火曜日

お猫様H:逃げる



お猫様がのびのびと寝ています。
あ、起きた。「オハヨウゴザイマス。写真を撮ってもいい?」
「ニャダッ!」
椅子の下でふてくされています。
「ブラッシングする?」
「エ?ウーン…」
素直にブラシの下へ。
 
 
 
 

2017年5月14日日曜日

T-Square/Masato Honda – Megalith (1991)



メタルの心。


T-Square/Masato Honda – Megalith (1991)
MASATO HONDA with Voice Of Elements LIVE 2006 at Shibuya-AX [DVD]
販売元: BSフジ
発売日 2007/03/28
-----
Album:  NEW-S
T-Square
Released:  March 21 1994
レーベル:  CBSソニーレコード


本田さんを語る上でこれを取り上げないわけにはいかない。ベタではありますがやっぱ本田さんと言えばこれでしょう「メガリス」。いやーかっこいいな。本田さんのシグナチヤー・ソング。

この曲も私40歳を過ぎるまで知らなかったんですよ。だから最初にこの曲を発見したときは本当に驚いた。こんな曲を書く人が日本にいるんだ…。専門的なことはわからないので見当違いなのかもしれないけれど、ワタシ最初にこの曲を聴いたときには、ブレッカー・ブラザーズの「Some Skunk Funk」への日本からの答なのかと思った。

技術的にどちらが難しいとか、曲としてどちらが複雑なのかとか全くわからないですけど、おそらく両者が目指しているところは同じようなものではないかと。血気盛ん。若気のいたり(笑)。どちらも大変激しい。

The BreckerBrothers - Some Skunk Funk (1975)


特に「Megalith」はフュージョンではあってもフュージョンには聴こえないです。ノリはほぼハードロックやメタルに近い。J-フュージョンならではのキレのよさも大変気持ちいい。そしてとてもキャッチー

もともとこのMegalith1991年のT-SquareのアルバムNEW-Sの曲。本田さんがT-Square に加入して初めてのアルバムだそう。この時本田さんは28歳。当時のことは全く知らないのですが、本田さんも有名なバンドのメンバーになって「どうよ、これが俺やどうや」と本田節を思い切り吹かせたんだろうかと思いますね。やたら元気がいい。激しい。

当時のT-Squareのファンも、この曲にはかなり驚いたそうです。「MEGALITHショック」などという言葉もあったそうな。
そりゃそうだわ (^_^;)\


上のライブの模様は前述のVoice of Elements2006年のライブより。元曲のT-Square の頃のアレンジより演奏がこなれて大変かっこいい素晴らしいです。全体のドライブ感がたまらない。ベースも唸る。110の則竹さんのドラムソロがかっこよすぎキャー惚れる。彼らのライブを見ていた10年前頃は、本田さんもいいけれど、則竹さんのドラムも好きで色んなところに見に行った。可愛いのにドラムは凄い。キレがよくて手数が多い。懐かしいねぇ。ノリちゃんは今もバシバシ太鼓を叩いているんだろうねぇ。見たいねぇ。

そういえば、この曲は本田さんの十八番なので、ライブにいけば必ず聴くことになるんですが、この曲を則竹さんじゃないドラムで1度だけ聴いた事があった。しかしドラムが違うだけでノリが全然違うのね。則竹さんの手数が多いからなのかなんなのか…違うドラムで聴いた「Megalith」は気の抜けたコーラのようだった。ほんと。びっくりした。この曲だけは則竹さんのドラムじゃないとダメなのかも。いや本田さんの曲は則竹さんがいてこそ完成するものなのかも。彼等は一緒に演って長いですからね。独特の化学反応があるのだろうと思います。そういうのもフュージョンやジャズ系のライブって面白いもんだなと思った。


Voice Of Elements Tour 2006
本田雅人(Sax)
松本圭司(Key)
須藤満(B)
則竹裕之(Ds)


T-Square/Masato Honda – Megalith (1991)
T-Square - Bad Moon (1994)
Masato Honda/本田雅人 – Blue Black (1999)
Masato Honda/本田雅人 with Voice of Elements – 4P Layers (2006)



2017年5月11日木曜日

T-Square - Bad Moon (1994)



超人・本田雅人



T-Square - Bad Moon (1994)

 VISUAL ANTHOLOGY VOL.III [DVD]
販売元: ヴィレッジ・レコード
発売日 2005/12/21
-----
Album:  夏の惑星
Released:  April 21 1994
レーベル:  ソニーレコード
 

T-Squareは流行ったんですよ…バブルの頃に。F1のテーマソングでおそらく国民の誰もがSQUAREの曲は聴いていた。ところが私はこの頃は洋楽のロックしか聴かなかったのでSQUAREは「Truth」ぐらいしか知らなかった。本田さんのことも2005年くらいまで知らなかったのかも(よく覚えていない)。

40歳を過ぎてハマったJ-フュージョンは面白かった。40歳になるまでこんな素晴らしい物が日本にあったことを知らなかったとは…。

ところで日本人のフュージョンには独特のノリがあるんじゃないかと思っている。海外に出てから何度か「日本人は完璧主義=perfectionist」と聞こえてきた事があった。英国では友人に直接言われた事もある。どうやら何事も細部にこだわる日本人の細やかさが、海外の人々にそういう印象を与えるらしい。

そんな日本人が音楽をやれば、日本人らしいグルーブが出るのも自然なことなのだろう。神経が細部まで行き届いてカチッとしているのがその魅力なんじゃないのか。全体はカチッとしているけれど、個人個人でグルーブが違うからライブバンドになると化学反応が起こって面白い音が鳴る。

たぶんカラダをぐねぐね揺らして踊るための音楽ではない。特にちょっと前の世代のバンドは硬い音の曲が多いような気もする。しかしそれはそれでまた気持ちいい。

本田さんの作る音楽なんて、ノリやグルーブだけで演奏できるものではないのかもしれないとも思う。決められた範囲内に高速で音を刻み込む…正確さがまず第一。皆上手い方々なのでその正確さの上に独特のグルーブが生まれる。則竹さんのドラムなんて、アメリカのどっしりしたお父さん型のドラマーとは全く違いますよね。でもまたそれがいい。

そんなことを日本のフュージョンを聴くと考えてしまう。日本のトップの方々は決して海外の大物にに劣っているわけではないと思います。正確さとスピード感と…特に本田雅人さんに関しては彼の規格外の才能があまりにも特殊なので他と比べられない。唯一無二です。

ほんとにこういう方々はもっと海外で知られてもいいと思うんですよね。
せめてiTunes…

このライブは映像作品『Farewell and Welcome Concert 1998』。本田さんがT-SQUAREを脱退した時に新旧のメンバーが揃った「引継ぎライブ」の模様だそうです。本田雅人さん35歳。214からのソロ、それから647の高速ソロがとにかくすごい。これでもかこれでもかと延々と高速ソロを演奏し続ける。超人ですね。


Farewell and Welcome Concert 1998
安藤正容 (G.)

則竹裕之(Ds)
須藤満(B)
難波正司(Key)
宮崎隆睦(Sax)

和泉宏隆(Key)
本田雅人(Sax)


T-Square/Masato Honda – Megalith (1991)
T-Square - Bad Moon (1994)
Masato Honda/本田雅人 – Blue Black (1999)
Masato Honda/本田雅人 with Voice of Elements – 4P Layers (2006)