能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2024年5月18日土曜日

謎の発疹②…医者に見てもらえない?



14日火曜日から皮膚に異常が出ているので医者に行こうと思った。


アメリカで医療ケアを受けたい場合、何事もまず「かかりつけの医者GPを通す」というシステムがある。今うちが世話になっているのが総合病院だからなのだが、そのシステムは英国でも同じだったと記憶している。


かかりつけの医者とはGP=General Practitionerこれは英国式で、アメリカではPrimary Care Physicianと呼ばれることが多いそうだ。身体の調子がおかしいと思ったら、まずはかかりつけの医者GPに相談する。そしてそのGPが「専門医が必要」だと判断したら専門医に紹介してもらえることになる。つまり患者は専門医に会えるまでにフィルターにかけられる…専門医に会えるまでに時間がかかるシステムになっているということだ。


それではGPならすぐ見てもらえるのか?

今回は今まで経験がないほど異常な数の発疹が出たことから医者に診てもらおうと思った。まず総合病院のサイトにアクセス。GPにコンタクトできる方法は4つ。

① 直接医者に診てもらえる診察
② オンラインビデオ診察
③ 電話での問診
④ メールによる質問(皮膚病の場合は写真添付可)


…④のメール以外は全て予約制。

病人は直接病院に出かけても見てもらえない。


早速オンラインで予約を試みる。①~③までの予約の空き情報はサイトに出ている。PCの画面をクリックして予約ができるシステム。

①の医者に直接会う
私がGPに会える一番近い日は5月31日。ずいぶん先だ。

それなら
② ビデオ診察は? 5月29日

③電話での相談は? 5月21日

やっぱりそうか。ほぼ絶望的。電話でお医者さんと話すことさえ来週の火曜日までできない。この皮膚の異常を電話で話しても通じるとは思えない。症状を見せられるビデオ診察も5月29日。直接GPに会える日はほぼ2週間後である。

まずGPに見てもらい、そこから皮膚科の専門医に通してもらうとして実際に専門医に見てもらえるのは2週間後以降ということになる。2週間以上も皮膚の異常を放置していたら治ってしまうかもしれぬ。つまり…緊急の事態にでもならない限りは専門医に会えないということか?


まだ希望はある。メールで写真を送る方法があった。

今日は土曜日、これからこの状態がもっと酷くなるようなら月曜日に写真をメールで送ってみようと思う。それで異常だと診断されたら専門医に早く通してもらえるかもしれない。しかし月曜日までに治り始めていたら連絡しないかもしれない。


しかしどうなんだろうこのゆるい医療システム。ハワイは医者不足だとは聞いているがそれでもずいぶん酷いと思う。病人をフィルターにかけて医者に会えないようにしているとしか思えない。

なぜ日本のように皮膚科に直接行けないのだろう?


もちろんこの診察の方法は症状が緊急でない場合のみ。痛みや熱などの緊急を要する場合はまず看護師さんに相談ができる緊急の電話番号(24時間連絡可能)もある…そこからGPの診察を早めてもらうこともできる。オンラインでのビデオによる看護師や医師への相談も可能。またUrgent Careでは(GPではないが)空いている医者からの比較的早い診察も受けられる(予約制)。息切れなどもっと緊急を要する場合はEmergencyということになる。救急車を呼ぶ可能性もある。

それにしても病人が病院で実際に診察を受けられるまでかなり複雑な方法を通らなければならないので本当にめんどくさいなと思う。そして私は病院にいかなくなってしまう。病院にいかない、追い詰められるまでなかなか病院にいく決心がつかない…それだけで症状が悪化する可能性もある。問題だなと思う。