ほのぼのとシーズン2の最終話が終わってしまった。いいドラマ。穏やかなドラマ。とうとう野本さん(比嘉愛未)と春日さん(西野恵未)が一歩前進した。そして南雲さん(藤吉夏鈴)がハローワークで前に一歩踏み出している様子も嬉しかったし、同じハーローワークで春日さんの同僚の女性も次の職を見つけようとしていた様子も見れてよかった。野本さんと春日さんはとうとう引っ越して同居を始めたし、皆さん前に進んでますね。めでたしめでたし。
彼女達のこの先も描かれるのかな。いつかまた次が見たいな。
このドラマは登場人物が女性ばかりなのですね。野本さんの同僚の男性が一人いるだけで、他は全て女性ばかり。それに全く違和感がないのは、女性達がお互いを思いやって助け合う姿がとても心地よいからだろうと思う。それだけでも和み。穏やかな癒し系の心地よいドラマ。素敵なドラマ。
さてこのシーズン2では、野本さんと春日さんがレズビアンだと自認して、そのつもりでゆっくりと前に進むプロセスが描かれた。なんとかうまくいきそうですが私は彼女達の関係がしばらく不思議だった。
彼女達のやりとりが「お堅い」のですよ。会話の言葉遣いも敬語でフォーマル。ほとんど触れ合うこともない。それがすごく不思議だった。「レズビアン」の言葉は出てくるものの、二人とも手も握らない。それなら女同士の「親友/BFF (Best Friend Forever)」と何が違うのだろうと思った。だからもしかしたら野本さんと春日さんは30代半ばまでずっとアセクシュアルで生きてきて、(新しく知る)女性同士の穏やかな友情が心地よい人達なのかなとも思った。ハグをしなくてもいい関係。お互いにただ「あなたが好き」なだけの関係なのかも。(矢子さん(ともさかりえ)がそうだと言ってましたね)
そうしたら最終回でキスしたので、ああやっぱりそうなのかと思った。じゃあよかったですね。どんどん仲良くすればいい笑。
…しかしいきなり言葉で確認してからチューにいったのでびっくりしたわ。もっとカジュアルでもいいのにね笑 自然に肩を寄せあったり、腕を組んだり、頭と頭を近づけたり引き寄せたり、頬に触ってニヤニヤするとか…もっと自然な流れの触れ合い方があると思うぞ笑。
「レズビアン」や「ゲイ」の人々とはたまたま好きな人が同性だっただけで、二人がお互いを好きならその気持ちはヘテロの恋人同士と同じだろうと思う。好きな二人だから一緒にいたいだけ。「同性愛」などと言葉で言うからそればかりを想像しがちだけれど、人と人の関係は性欲とSEXが全てではない。
だから野本さんと春日さんの大変礼儀正しい(距離のある)やり取りを見ていて、この二人はお互いに触らなくてもいいのかな~と思っていた。でもこれからはもっと腕を組んだり、肩に手を置いたり、お互いに好きだからこそ自然に相手の温もりが感じられるようになればもっと嬉しいと思う。まぁそれを見せるドラマでもないのだろうとは思うけれど。
今回少し歩み寄れてよかったですね。ほっとした。もっと楽しくなるね。よかったよかった。
コロッケがおいしそうだった。作りたくなった。