少し前にTV Japanで放送になったのを見た。日本での放送はWOWOWで2023年7月9日から8月6日まで。
このシリーズは面白い。シーズン2も面白かった。ストーリーも面白いがドラマとして演出やカメラワークがとことん秀逸。すごく盛り上がった。
これは政治的なsatire/風刺ドラマと言うべきか。…倫理的にも常識的にも妙な話(それとも日本ではこれが常識か)だとは思うが、それも含めてドラマとして面白い。
シーズン1の感想で「これがリアルなのかもフィクションなのか、それとも限りなくリアリティに近いフィクションなのかわからない」と書いたけれど実際にはどうなのだろう。どうやらドラマの趣旨は、主人公の設楽拳一(唐沢寿明)がたった一人で腐敗した日本の政界に挑むヒーロー物語…のフィクションなのだろうけれど、結局最後はこの設楽も前の世代と同じ方法で政界に関わっていく…彼もラスボス本郷と同じことをやっているという。 これは皮肉なのだろうか。それとも、日本ではそれ以外に政界に切り込む方法がないのか?…いろいろと疑問が残りますが、その辺りも含めて面白い。
面白いから考えさせられる。
考えたことをうだうだと書く。長文です。
★ネタバレ注意
俳優さん達がいい。いい役者さん達のいい芝居が拝見できるのが楽しい。もちろん俳優の技を引き出すのは脚本がいいからだろう。ラスボスの本郷吾一/西田敏行さん、その子分の須崎一郎/小林薫さんは本当に悪そう。(シーズン1でも書いたが)小林さんのあくどい表情が最高。それを捉えるカメラも最高。本物の悪徳政治家みたい。
主人公の設楽拳一/唐沢寿明さんも悪いお顔が馴染んできた。設楽は大きな目がギラギラしていて怖い。役者さんの年齢による変化も面白い。(おそらく)唐沢さん御本人のユーモラスなお人柄と、設楽拳一の少し世の中をバカにしたような雰囲気がマッチしていて面白いキャラになってる。やっぱりこの設楽のキャラは、政界にたった一人で挑むスーパーヒーローの設定でしょうね。そんな雰囲気がある。
新聞記者の渡辺達哉/町田啓太さん。このお方は爽やかさが魅力のお若い俳優さんなのだけれど、今回の第4話目、拘置所での面会の場面の表情はまるで別人。曇った表情から目に涙があふれて…いい役者さんだ。本当に別人に見えた。
それから丸岡慎之介/要潤!カナメジュンカナメジュン…最高。いや~似合うわ。彼はこの丸岡の役が本当に似合う。とことん似合う。すごくかっこいい。要さんは大柄ですね。皆よりも頭一つ大きい。スラっとしているのに幅も大きい。なんだか…劇画のキャラクターみたい。劇画的オトコ・カナメジュン。楽しい。出てくるだけで嬉しくなる。
…丸岡で一番盛り上がったのは第4話の最後。本郷に仕えるリュウ/暗殺サイボーグが都知事の奥さんを殺しにやってきて「わあぁこわい」と思ったら、ドアが開いてカナメジュンが立っている場面。思わず拍手。それで回が終わったので「ぇええええ」と声が出た。その後の1週間。私はもしかしたらカナメジュンが暗殺サイボーグにやられたんじゃないかと心配した。あのサイボーグは怖い。そして第5話、カナメジュンはどうなったのか?…サイボーグをボコボコにしてた笑。拍手。すごーい。カナメジュン最強。このキャラクターは忘れないわ。すごぃかっこいい。…カナメジュンはもう帰ってこないのか。
色々と役者さん達全員がいい。渡辺響子/斉藤由貴さんの素朴な母の存在感。キャスター・沢村玲子/内田有紀さんは本当にいい女。弁護士・杉谷菜穂子/鈴木保奈美さんも印象が変わりました。大人だ。真面目な女性総理・新田さゆり/富田靖子さんは、実は民自党のパペット総理だった。心の葛藤の表情がすごくリアル。検察官・佐々木雪乃/江口のりこさんのガチガチな真面目人間と素直な娘の表情の変化、そして都知事の嫁・横宮妃呂子/真飛聖さんの高飛車な美人妻もいいキャスト。
刑事・板倉晃司/小泉孝太郎さんはどこか純で可愛い…このお方はこのような政界の風刺的ドラマをどうお考えになるのだろう。都知事・横宮三郎/石黒賢さんの…上に頭が上がらない都知事の悪い顔。内面の葛藤を表す表情がうまい。石黒さんもお若い頃は爽やかな青年でしたネ。
脚本が面白い、配役が巧みなうえに、演出、カメラワークが大変素晴らしい。俳優さん達の顔に迫るカメラ。光の当て方と影で、小林薫さんが本物の悪徳政治家に見える。すごいと思う。画面もアートっぽいシーンが沢山。第5話で、倒れた本郷の、空の白い背景に画面のななめ左上にカットされて入るお顔から滴る血。あ~すごいな~と思った。
役者さん達が皆真剣な芝居をなさっている様子を、カメラが巧みに捉える。役者さん達の芝居合戦としても面白いです。いいドラマ。
私は現実の日本の政治のことがわからないので、これがリアルなのかどうかはわからないけれど、ストーリーとして理解できるし面白かった。暴力場面がなかったのもよかったです(シーズン1は製薬会社の社長の扱いが辛かった)。
今シーズンもとても面白かった。
さて、これはドラマの批判というよりも単純に疑問です。重箱の隅をつつきたい。
① 設楽拳一(唐沢寿明)というのは(今回も理由がわからなかったが)たった一人で日本の政界に挑んで改善したいと思っているらしい人。お金には不自由していないようだし頭もいいので、1匹狼の彼が強大な敵…日本の政界に立ち向かうという設定もとりあえずは理解した。しかしシーズン1でも書いたように、あまり説得力はない。
…例えば本郷(西田敏行)が設楽拳一を目ざわりだと思えば、カナメジュンに指示して毒を盛らせるのは簡単。わざわざ拳銃なんて使う必要はなし。渡辺の裁判の間も本郷がなぜ設楽をず~っと泳がせたのか疑問。本郷の権力は大きく…国のトップの多くが彼に繋がっているだろうことを思えば、どのようなカタチであれ(家族も仲間もいない)設楽を始末した後、医者に命じて急性心筋梗塞などの嘘の診断書を書かせて事件性をなくすのも簡単だろう。ドラマのプロットのためだけに設楽拳一を泳がせたように見えたことが不自然だと思った。
本郷とは、自分の息のかかった人物を選挙で当選させるために、全く関係のない人物を殺人未遂の犯人に仕立て上げることも出来るほどの人物。政界には隅々にまで手を伸ばしているし、東京地検には身内を送り込んでいる。設楽が彼に逆らって勝てるとは思えない。 今回は養女の検察官・雪乃の正義感でなんとか解決したけれど、あのまま本郷が渡辺を犯人に仕立て上げる事は可能だったはず。
②それから本郷の養女/検察官の佐々木雪乃。養父を尊敬しているとはいえ、長年一緒に暮らした本郷の裏の顔が全く見えなかったというのも不思議。検察官になるほど頭脳明晰な人が、長い間裏の事実に気づかないのはおかしい。そもそも先輩の杉谷菜穂子が東京地検の内部事情がいやになって辞めた(個人が権力に逆らっても勝てないから諦めた)と言っていたけれど、佐々木雪乃がそれに気付かないのはおかしい。
③それから設楽拳一は「不遇な環境に育っても逆転できるような時代にしたい」と言った。要は現状ではそれなりのコネや財力がない者は力を持つこともできないということ…誰にでもチャンスが与えられる時代ではないということか。古い世代が世の中を動かしている。それは長い間一党優位政党制の日本の政界のことを言っているようにも聞こえてくる。
ところが、その民自党にチャレンジするために(政界に揺さぶりをかけるために)設楽がやろうとしたことは、美人キャスターの沢村玲子(内田有紀)を都知事に推すこと。矛盾していないか。
…これは特に日本では現実にもあることなので笑えないのだけれど、…良く知られた人気商売の人(タレントやキャスター、スポーツ選手、元役者、YouTuber等々)が(本人に政治家になる気があるかどうかにかかわらず)本人の知名度と人気を買われて政界からの甘い声に誘われ、本人もその気になって選挙に立候補することの現実。 そのようなことは私には政治に対しての冒涜に思えるのだけれど。
なぜ人気商売の人が推されて政界に入るのか…?それは国民がバカだからだ。政治家を選ぶ選挙はタレントの人気投票ではない…にもかかわらず「テレビで見て知っているから、以前ファンだったから、いい人っぽいから、顔がいいから、面白いから」というだけで有名人にホイホイ票を入れる国民。どうしようもない。
このドラマの設楽拳一も人気キャスターの沢村玲子を(テレビでよく知られているからと)都知事選に推している。そして彼女もそれを受ける…のもまたばかばかしい。そして彼女がダメになれば、今度は殺人未遂事件の元被疑者・渡辺を連れ出してきた(無罪になったヒーローとして名前を知られたという理由で)。おかしいでしょう。どこまで国民をバカにしているのか。全く笑えない。政治家は政治をやりたい強い意志のある人がなるべきで、FIXERに推され、操られるだけの人形は不要。設楽拳一は、現状の政界を変えようとしているのに、結局前の世代と同じことをやっている。
この設定が、同じような現状への「風刺」なのか、それとも設楽拳一のような人物でさえ政界の悪習をなぞるしかない「現実」を見せているのか。考えさせられますね。
もしシーズン3で渡辺達哉が当選することになったとしても、さて設楽拳一はいったいどうするのだろう。渡辺達哉を使って彼は何がやりたいのか。須崎幹事長と握手していたけれどどういうことだ。ものすごく変だと思う。
どう考えても設楽拳一に現実的な力はないと思う。彼は何がやりたいのか全くわからない。その辺りが、プロットとしてやはりヒーローもののファンタジーかなと思った。とても面白いドラマだけれど。
最終話・第5話では怒涛のような種明かしと、次のシーズンに向けての時限爆弾が仕掛けられた。さてどうなるか。またシーズン3を期待しましょう。
★超ネタバレ注意
種明かしが全部入っているので、これから本作品を見る予定の方は決してお読みになりませぬよう。
あらすじ
★ネタバレ注意
Pros
俳優さん達がいい。いい役者さん達のいい芝居が拝見できるのが楽しい。もちろん俳優の技を引き出すのは脚本がいいからだろう。ラスボスの本郷吾一/西田敏行さん、その子分の須崎一郎/小林薫さんは本当に悪そう。(シーズン1でも書いたが)小林さんのあくどい表情が最高。それを捉えるカメラも最高。本物の悪徳政治家みたい。
主人公の設楽拳一/唐沢寿明さんも悪いお顔が馴染んできた。設楽は大きな目がギラギラしていて怖い。役者さんの年齢による変化も面白い。(おそらく)唐沢さん御本人のユーモラスなお人柄と、設楽拳一の少し世の中をバカにしたような雰囲気がマッチしていて面白いキャラになってる。やっぱりこの設楽のキャラは、政界にたった一人で挑むスーパーヒーローの設定でしょうね。そんな雰囲気がある。
新聞記者の渡辺達哉/町田啓太さん。このお方は爽やかさが魅力のお若い俳優さんなのだけれど、今回の第4話目、拘置所での面会の場面の表情はまるで別人。曇った表情から目に涙があふれて…いい役者さんだ。本当に別人に見えた。
それから丸岡慎之介/要潤!カナメジュンカナメジュン…最高。いや~似合うわ。彼はこの丸岡の役が本当に似合う。とことん似合う。すごくかっこいい。要さんは大柄ですね。皆よりも頭一つ大きい。スラっとしているのに幅も大きい。なんだか…劇画のキャラクターみたい。劇画的オトコ・カナメジュン。楽しい。出てくるだけで嬉しくなる。
…丸岡で一番盛り上がったのは第4話の最後。本郷に仕えるリュウ/暗殺サイボーグが都知事の奥さんを殺しにやってきて「わあぁこわい」と思ったら、ドアが開いてカナメジュンが立っている場面。思わず拍手。それで回が終わったので「ぇええええ」と声が出た。その後の1週間。私はもしかしたらカナメジュンが暗殺サイボーグにやられたんじゃないかと心配した。あのサイボーグは怖い。そして第5話、カナメジュンはどうなったのか?…サイボーグをボコボコにしてた笑。拍手。すごーい。カナメジュン最強。このキャラクターは忘れないわ。すごぃかっこいい。…カナメジュンはもう帰ってこないのか。
色々と役者さん達全員がいい。渡辺響子/斉藤由貴さんの素朴な母の存在感。キャスター・沢村玲子/内田有紀さんは本当にいい女。弁護士・杉谷菜穂子/鈴木保奈美さんも印象が変わりました。大人だ。真面目な女性総理・新田さゆり/富田靖子さんは、実は民自党のパペット総理だった。心の葛藤の表情がすごくリアル。検察官・佐々木雪乃/江口のりこさんのガチガチな真面目人間と素直な娘の表情の変化、そして都知事の嫁・横宮妃呂子/真飛聖さんの高飛車な美人妻もいいキャスト。
刑事・板倉晃司/小泉孝太郎さんはどこか純で可愛い…このお方はこのような政界の風刺的ドラマをどうお考えになるのだろう。都知事・横宮三郎/石黒賢さんの…上に頭が上がらない都知事の悪い顔。内面の葛藤を表す表情がうまい。石黒さんもお若い頃は爽やかな青年でしたネ。
脚本が面白い、配役が巧みなうえに、演出、カメラワークが大変素晴らしい。俳優さん達の顔に迫るカメラ。光の当て方と影で、小林薫さんが本物の悪徳政治家に見える。すごいと思う。画面もアートっぽいシーンが沢山。第5話で、倒れた本郷の、空の白い背景に画面のななめ左上にカットされて入るお顔から滴る血。あ~すごいな~と思った。
役者さん達が皆真剣な芝居をなさっている様子を、カメラが巧みに捉える。役者さん達の芝居合戦としても面白いです。いいドラマ。
私は現実の日本の政治のことがわからないので、これがリアルなのかどうかはわからないけれど、ストーリーとして理解できるし面白かった。暴力場面がなかったのもよかったです(シーズン1は製薬会社の社長の扱いが辛かった)。
今シーズンもとても面白かった。
Cons
さて、これはドラマの批判というよりも単純に疑問です。重箱の隅をつつきたい。
① 設楽拳一(唐沢寿明)というのは(今回も理由がわからなかったが)たった一人で日本の政界に挑んで改善したいと思っているらしい人。お金には不自由していないようだし頭もいいので、1匹狼の彼が強大な敵…日本の政界に立ち向かうという設定もとりあえずは理解した。しかしシーズン1でも書いたように、あまり説得力はない。
…例えば本郷(西田敏行)が設楽拳一を目ざわりだと思えば、カナメジュンに指示して毒を盛らせるのは簡単。わざわざ拳銃なんて使う必要はなし。渡辺の裁判の間も本郷がなぜ設楽をず~っと泳がせたのか疑問。本郷の権力は大きく…国のトップの多くが彼に繋がっているだろうことを思えば、どのようなカタチであれ(家族も仲間もいない)設楽を始末した後、医者に命じて急性心筋梗塞などの嘘の診断書を書かせて事件性をなくすのも簡単だろう。ドラマのプロットのためだけに設楽拳一を泳がせたように見えたことが不自然だと思った。
本郷とは、自分の息のかかった人物を選挙で当選させるために、全く関係のない人物を殺人未遂の犯人に仕立て上げることも出来るほどの人物。政界には隅々にまで手を伸ばしているし、東京地検には身内を送り込んでいる。設楽が彼に逆らって勝てるとは思えない。 今回は養女の検察官・雪乃の正義感でなんとか解決したけれど、あのまま本郷が渡辺を犯人に仕立て上げる事は可能だったはず。
②それから本郷の養女/検察官の佐々木雪乃。養父を尊敬しているとはいえ、長年一緒に暮らした本郷の裏の顔が全く見えなかったというのも不思議。検察官になるほど頭脳明晰な人が、長い間裏の事実に気づかないのはおかしい。そもそも先輩の杉谷菜穂子が東京地検の内部事情がいやになって辞めた(個人が権力に逆らっても勝てないから諦めた)と言っていたけれど、佐々木雪乃がそれに気付かないのはおかしい。
③それから設楽拳一は「不遇な環境に育っても逆転できるような時代にしたい」と言った。要は現状ではそれなりのコネや財力がない者は力を持つこともできないということ…誰にでもチャンスが与えられる時代ではないということか。古い世代が世の中を動かしている。それは長い間一党優位政党制の日本の政界のことを言っているようにも聞こえてくる。
ところが、その民自党にチャレンジするために(政界に揺さぶりをかけるために)設楽がやろうとしたことは、美人キャスターの沢村玲子(内田有紀)を都知事に推すこと。矛盾していないか。
…これは特に日本では現実にもあることなので笑えないのだけれど、…良く知られた人気商売の人(タレントやキャスター、スポーツ選手、元役者、YouTuber等々)が(本人に政治家になる気があるかどうかにかかわらず)本人の知名度と人気を買われて政界からの甘い声に誘われ、本人もその気になって選挙に立候補することの現実。 そのようなことは私には政治に対しての冒涜に思えるのだけれど。
なぜ人気商売の人が推されて政界に入るのか…?それは国民がバカだからだ。政治家を選ぶ選挙はタレントの人気投票ではない…にもかかわらず「テレビで見て知っているから、以前ファンだったから、いい人っぽいから、顔がいいから、面白いから」というだけで有名人にホイホイ票を入れる国民。どうしようもない。
このドラマの設楽拳一も人気キャスターの沢村玲子を(テレビでよく知られているからと)都知事選に推している。そして彼女もそれを受ける…のもまたばかばかしい。そして彼女がダメになれば、今度は殺人未遂事件の元被疑者・渡辺を連れ出してきた(無罪になったヒーローとして名前を知られたという理由で)。おかしいでしょう。どこまで国民をバカにしているのか。全く笑えない。政治家は政治をやりたい強い意志のある人がなるべきで、FIXERに推され、操られるだけの人形は不要。設楽拳一は、現状の政界を変えようとしているのに、結局前の世代と同じことをやっている。
この設定が、同じような現状への「風刺」なのか、それとも設楽拳一のような人物でさえ政界の悪習をなぞるしかない「現実」を見せているのか。考えさせられますね。
もしシーズン3で渡辺達哉が当選することになったとしても、さて設楽拳一はいったいどうするのだろう。渡辺達哉を使って彼は何がやりたいのか。須崎幹事長と握手していたけれどどういうことだ。ものすごく変だと思う。
どう考えても設楽拳一に現実的な力はないと思う。彼は何がやりたいのか全くわからない。その辺りが、プロットとしてやはりヒーローもののファンタジーかなと思った。とても面白いドラマだけれど。
最終話・第5話では怒涛のような種明かしと、次のシーズンに向けての時限爆弾が仕掛けられた。さてどうなるか。またシーズン3を期待しましょう。
★超ネタバレ注意
種明かしが全部入っているので、これから本作品を見る予定の方は決してお読みになりませぬよう。
あらすじ
(最終話の種明かしの後で時間の経過順に並べなおした話の流れ)
本郷吾一(西田敏行)の指示のもと東京湾の埋め立て計画が密かに進められている。その計画を進めるため本郷の息のかかった建設会社を雇い、また(既に本郷の懐に入っている)現役都知事・横宮(石黒賢)を次の都知事選で再選させる計画だ。そのような折、 横宮が妻・妃呂子(真飛聖)を殴り怪我をさせた。事実が世間に知られたら都知事選の結果に響く。そこで本郷は新聞記者の渡辺(町田啓太)を殺人未遂の犯人として仕立て上げるよう指示を出す。渡辺を救うため設楽拳一(唐沢寿明)がヤメ検の敏腕弁護士・杉谷菜穂子(鈴木保奈美)に弁護を依頼。検察側にはかつて拳一を刑務所に送った検察官・佐々木雪乃(江口のりこ)。彼女は実は本郷の養女だった。また佐々木雪乃は養父・本郷の FIXER としての過去の悪行を知らない。その後、法廷に凶器が提出された。設楽は都知事の妻・妃呂子を説得に出かける。妃呂子が真実を打ち明ける。本郷の養女/検察官の佐々木雪乃が事実に気づき始める。4度目の公判で佐々木雪乃が決断をする。本郷は失脚。設楽は渡辺を都知事選に立候補させようとする。
本郷吾一(西田敏行)の指示のもと東京湾の埋め立て計画が密かに進められている。その計画を進めるため本郷の息のかかった建設会社を雇い、また(既に本郷の懐に入っている)現役都知事・横宮(石黒賢)を次の都知事選で再選させる計画だ。そのような折、 横宮が妻・妃呂子(真飛聖)を殴り怪我をさせた。事実が世間に知られたら都知事選の結果に響く。そこで本郷は新聞記者の渡辺(町田啓太)を殺人未遂の犯人として仕立て上げるよう指示を出す。渡辺を救うため設楽拳一(唐沢寿明)がヤメ検の敏腕弁護士・杉谷菜穂子(鈴木保奈美)に弁護を依頼。検察側にはかつて拳一を刑務所に送った検察官・佐々木雪乃(江口のりこ)。彼女は実は本郷の養女だった。また佐々木雪乃は養父・本郷の FIXER としての過去の悪行を知らない。その後、法廷に凶器が提出された。設楽は都知事の妻・妃呂子を説得に出かける。妃呂子が真実を打ち明ける。本郷の養女/検察官の佐々木雪乃が事実に気づき始める。4度目の公判で佐々木雪乃が決断をする。本郷は失脚。設楽は渡辺を都知事選に立候補させようとする。