心地よい良曲
Kelli-Leigh & Dissent - Without You (Dissent Remix)(2019)
Without You (Remixes) - EP
Released: Jul 5, 2019
℗ 2019 Music Core
この曲が英国のダンスチャートに入っていたのは、たぶん今年の8月頃。今年に入ってから英国のダンスチャートを見ていて、ちょっといいかな…と思った物をメモしているのだけれど、タイミングを逃してブログに書かないままになっている曲がいくつか。この曲もその一つ。久しぶりに聴いてみたらやっぱり気持ちのいい良曲だった。忘れないように取り上げておこう。
Kelli-Leighさんは
南ロンドンのシンガー・ソングライター。34歳。彼女は2014年に英国のプロデューサーDuke DumontがJax Jonesと組んで出したダンスチャート英米1位のシングル「I Got U」のボーカルをつとめたそう。
Dissentさん
うわー見事に情報が見つからない。全くわからない。というのもDissentの名前を使うDJが英国とアメリカだけで数名いる。誰でしょう?
昨日BABYMETALのチャート入りについて書いたエントリーでは、「アメリカのビルボード・チャートは、スターのブランド化と珍妙なデータ操作ばかりで、本当にいいものはチャート上にはないかもしれないよ」ということも書こうとしたのだけれど、まぁいつものようにふらふらとあまり関係ない結論で結んだのですが…。
そんな商業主義に侵されたアメリカのチャートに比べれば、英国のダンスチャートには、曲そのものの魅力で地味にチャートに上がってくる曲もあるのが面白い。ここのところ英国のダンスチャートばかり覗いている理由もそのあたりにある。
欧州のダンスチャートでは、沢山の若いDJと無名のシンガー達の作る音楽が毎週毎週しのぎを削っている。まだ駆け出し+無名の20代前半のDJとシンガー達が、ゲッタやケミカルブラザーズ等の大物と、曲の魅力だけで互角に戦っているのにちょっと感動したりもするのです。
おそらくこのジャンルには、心をがっつり摑まれる傑作は少ないのだろうと思う。しかしBGM用の曲であればほとんど問題ない。音楽の聴き方もかわりましたね。