演者が違いますが同じプロダクションだそうです
主演のDerrick Davisさんのインタビュー
🌹
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The Phantom of the Opera
Musical
Music by Andrew Lloyd Webber
Lyrics by Charles Hart
Book: Richard Stilgoe,
Andrew Lloyd Webber
Language: English
Based on ‘The Phantom
of the Opera’ by Gaston Leroux
Premiere: 9 October
1986: Her Majesty's Theatre, London
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Derrick Davis: The Phantom
Emma Grimsley: Christine Daaé
Jordan Craig: Raoul, Vicomte de Chagny
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Blaisdell Concert Hall
Aug 30, Friday, 8:00pm
待ってました『オペラ座の怪人』。先週の週末に拝見。すごかったですねぇ~。ゴージャス。あ~本当に世界クラスってすごいねぇ…とあらためて感嘆。これはね…ツアーの始めの方と後のほうで2回チケットを取ってもよかったかも。もう1回見たかった。
アメリカのミュージカルと言えばニューヨークのブロードウェイなのですが、どうやらアメリカでは、ブロードウェイで評判のミュージカルをそのまま全部パッケージにしてツアーを組んで全米を公演して回る…ということをやっているらしく…。
それでやってきた『オペラ座の怪人』。有名…超有名ですね。たぶん数あるミュージカルの中でも世界トップの有名ミュージカルだろうと思います。
『オペラ座の怪人』は、23年前1996年にロンドンで見た。場所はHer
Majesty's Theatreだったと思います。内装が豪華だった。座席は3階の天井に近い席。『オペラ座の怪人』は当時も大変な人気でチケットはほぼ売り切れ。なんとか買えたチケットはステージから遠い席だった。会場の上の席だったので最初に上がってくるシャンデリアが綺麗だった。
しかし当時はロンドンに移住したばっかりで英語も全然だめ。ただでさえ歌の歌詞を聞き取るのは難しいのに大きな音と高音で…すぐに何が起こっているのかわからなくなった。でも舞台が綺麗だな~とか歌がいいねぇ…とか思いながらぼーっと見た記憶。遠い昔の記憶。
今回は米ナショナル・ツアー。この地の公演開始は8月7日。最終日は9月1日。やっぱりチケットはよく売れている。ステージ前のいい席が残っていたのはスケジュールの最後の方だった。8月30日、ツアー終了の2日前のチケットが取れた。
わくわく。そういえば23年前にロンドンで見て、2004年には映画も見たはずなのに、未だに話がよくわからない。予習をしておいたほうがよかったかもなぁ…。また歌詞がわからなくなるかもしれないし…。
当日、予習をせずに出かける。始まった。
豪華豪華豪華
セットがすごい~っ
これはすごい本当にすごい
豪華絢爛。
そして演者がとてつもなく高レベル
圧倒される
とにかくすごいわ。小さいワタクシの目が倍に開く。瞳孔も開く。完全に圧倒される。ブロードウェイ・クラスって本当にすごいんですね。迫力がすごすぎ。最初から最後まで圧倒された。
すごいすごいばかり書いてますが、実際「すごい」以外の言葉が出てこない。
歌がすごい。主演のお二人が本当にすごい。
上手い上手い上手い
上手すぎて口パクかと一瞬思ったぐらいすごい。生の声が聞えるくらいステージは近いのに、生の声らしい歪みやヨレが全然ない。まっすぐなまっすぐな直球の声。
本当に綺麗だ。
ほあーこれはすごいものを見てるんだわ…と何度も溜息をつく。
やっぱりブロードウェイ・クラス/ナショナルツアー・クラスってすごいのね。
ロンドンにいた時に、有名どころのミュージカルは結構見たんですよ。チケットが高くていい席で見ることは少なかったのですが、見るだけは結構見ていた。しかしこんなにすごかったっけ?
少し考えた。ブロードウェイって…もしかたらロンドン・ウェスト・エンドよりもレベルが上なんじゃないか…?どうなの?英国の方に叱られそうですが、ニューヨークのレベル…どうなのよ。すごくない? だって全米から集まってきたアーティスト達の中のトップの人々でしょう?国が大きいからこそ声楽を勉強してオーディションにやってくるミュージカル人口が桁違いなのでは?ブロードウェイや全米ナショナル・ツアー・レベルってその頂点の人々でしょう?実際に実力で世界トップクラスじゃないのか…?(もちろん個人的な意見)
それが本当かどうかはともかく…
●怪人
背が高く大柄、超ハンサムでゴージャスなDerrick
Davisさん。アフリカ系のお方。かっこいいのね~…まーお声が本当に素敵。ベルベットのように滑らかな声。素敵。ステキ❤ でも怖いんですよ。パワフル。大きな方でカリスマがあって怖い。でもかっっっこいいわ…。ちょっと哀しいんですよね。怪人さんはかわいそうだわ。辛いよなぁ。
そして怪人に好かれる
●美少女クリスティン
Emma Grimsleyさん。このお方がかわいい。綺麗なお姿に綺麗な声。御本人はたぶん20代半ばだと思うのですが、まるで少女のように可憐。彼女も上手い上手い上手い。小柄なお姿も美しい声も適役でしょう。ちょっとケイト・ブッシュを思い出した。
主役の怪人とクリスティンがとにかく素晴らしかった。
大柄でディープな美しい声の不幸な怪人。何歳ぐらいなのかなぁ。若くはないんですよねたぶん。特異な外見から人と交流を絶ち生涯孤独。そんな彼が美しい少女に恋をする。しかしその想いは決して彼女には届かない。彼女はハンサムな貴族の若者が好きなんですよ。そして若い娘は時に残酷…。想いが届かぬことで怪人は怒りを爆発させる。怖いですよ。本当に。彼にとっての彼女は唯一の希望だったのかもしれませんよね。苦しいな。
怪人が怒ってクリスティンに迫る場面は、苦しいほどのセクシュアルなテンション。これは古典的な美女と野獣のモチーフ。野獣系の男性に可憐な美少女のセットはクラシックな浪漫。演者のお二人があまりにも役に添ったルックスで、そのイメージにぴったりで素晴らしかったです。危険。取り扱い注意。肌は全く見せていないのにあぶない。それもエンタメ。
怪人のDerrick Davisさんは、上のインタビューのとおりとても紳士的な方で、このプロダクションの怪人が恐ろしいながらも少し優しい感じがしたのは、御本人の声にお人柄が出ていたからではないかとも思った…荒々しいばかりでなく知性と哀しみを感じる声。そういうのも面白いですよね。こういう舞台は演者によって印象が変わりますね。
Derrickさんの怪人はとにかくいい男。深く包み込むようなゴージャスな声は麻薬のように。女性の観客は彼の声だけでぼ~っとなってしまう。おまけに荒々しくてちょっと怖い…最高。
Derrick Davisさんはこの役をナショナル・ツアーで何度もなさってるらしい。以前彼の怪人を見た方が「今まで"オペラ座の怪人"を10回以上見ているけれど、彼の怪人は最高」と書いているのもネット上で見つけた。納得です。
ゴージャスな怪人に可憐な美少女クリスティン。最高。最高ですよこれは。
もちろん他の演者の方々も全員素晴らしい。ステージ上の全員が上手いのでコーラスの響きも美しい。声の音の壁に圧倒される。豪華。すごいぞ。バレリーナは肉体の礼賛。そして豪華な衣装。豪華な小物の数々。1分1秒どの場面を切り取っても全てがゴージャス。嗚呼…。
Derrickさんの怪人はとにかくいい男。深く包み込むようなゴージャスな声は麻薬のように。女性の観客は彼の声だけでぼ~っとなってしまう。おまけに荒々しくてちょっと怖い…最高。
Derrick Davisさんはこの役をナショナル・ツアーで何度もなさってるらしい。以前彼の怪人を見た方が「今まで"オペラ座の怪人"を10回以上見ているけれど、彼の怪人は最高」と書いているのもネット上で見つけた。納得です。
ゴージャスな怪人に可憐な美少女クリスティン。最高。最高ですよこれは。
もちろん他の演者の方々も全員素晴らしい。ステージ上の全員が上手いのでコーラスの響きも美しい。声の音の壁に圧倒される。豪華。すごいぞ。バレリーナは肉体の礼賛。そして豪華な衣装。豪華な小物の数々。1分1秒どの場面を切り取っても全てがゴージャス。嗚呼…。
セットも豪華。よくあんなに色んな場面を沢山繰り出せるものだと驚く。何シーンあったのだろう。上から左右から後ろからセットが迫ってくるし、真ん中の大きな円柱状のセットは回転して、ドアが開くたびに風景が変わる。円柱の外から突き出す階段も面白いし、ゴンドラが移動するわ、夜のお墓には大きな墓石が出てくるわ、本当にどうやってあんなセットのからくりを考えたのだろう。
昔ロンドンで見たステージの記憶と全く違っている気がして(ろくに覚えていないのだけれど)あれもこれも初めて見るセットじゃないか…と思っていたら、このプロダクションは新しいものらしいです。最新の技術を導入して、風景もセットも衣装もライティングもダンスも新しくなったものだそう。この新しいプロダクションは批評家からも「bigger
and better than ever before.(今までと比べてもっと大きくもっと素晴らしい)」と評判らしい。
演者の皆様、チームの皆様、素晴らしいショーをありがとうございます。
本当に圧倒されました。感激です。感謝感謝感謝。Love Love Love ...
本当に圧倒されました。感激です。感謝感謝感謝。Love Love Love ...
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この公演のナショナル・ツアーは、この地の公演を終えて他の州に移動。同じセットと同じ演者で国を回っていくらしいです。
これからの各地のスケジュールは
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・FORT WORTH, TX Bass Performance Hall, Sep
24, 2019 - Oct 5, 2019
・BALTIMORE, MD Hippodrome, Oct 9,
2019 - Oct 20, 2019
・LINCOLN, NE Lied Center for the Performing Arts, Oct 23, 2019 - Nov 3, 2019
・DENVER, CO Buell Theatre, Nov 6,
2019 - Nov 17, 2019
・MINNEAPOLIS, MN Orpheum Theatre, Nov 20,
2019 - Dec 1, 2019
・APPLETON, WI Fox Cities Performing Arts Center, Dec 4, 2019 - Dec 15, 2019
・CHICAGO, IL Cadillac Palace Theatre, Dec 18,
2019 - Jan 5, 2020
・TORONTO, ONT Princess of Wales Theatre, Jan 8,
2020 - Feb 2, 2020
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