昨日のニューヨークでのショーの後に出た記事です。メタルの専門（だと思う）オンラインサイト『Metalsucks』。このサイトの名前も今までに何度か聞きましたね。どちらかと言えばアンチが多くなかったっけ？どうだっけ？
内容は実はかなり真面目な記事です。実際のショーを見て淡々と冷静なレビュー。今までのいくつかの他のメディアのように手放して興奮気味に絶賛するのではなく、「とりあえずライブのレベルは高いんで、今度はバンドのことを真面目に考えようか」という感じです。それでも実際にはかなり褒めてくれています。映像のリンクも多数。
最初はスラングも多くて軽い記事なのかと思ってましたが、だんだん進むに連れて「これからどうなるのか」「ＵＳメジャーデビューは？」などと内容の多くが記者の想像ではあってもかなり具体的な生々しい話が出てくるのは興味深い。
私の個人的な印象ですが、このように冷静な分析型の記事が出るということは、かなり前向きに受け入れらたんじゃないかと思う。ニューヨークの人達はクセがありますね。何事もそうそう大絶賛にはならないのはしょうがないでしょう。スノッブですから。彼らは褒めることには非常に慎重。
むしろ日本人のバンドにこういう記事が出始めたということが異例で、かなりいろんなことが具体的になってきたんじゃないかと思う。どうなんだろう？
それでは本文。意訳です。
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リンク自由。しかし一見ネガティブに思えるような内容もありますので、この記事の一部をコピー、また曲解してBabymetalアンチ活動に利用することは固くお断り致します。
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元記事はこれ
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Fifteen Burning Questions We Have About Babymetal
（BABYMETALについてどうしても知りたい15の質問）
Wednesday, November 5th, 2014 at 3:30PM By Vince Neilstein
昨夜のBabymetalの待ちに待ったニュヨーク市でのデビューに触発されて出てきた…これが、この日本の最新の音楽輸出品、そしてアメリカの最新の熱中…について、我々がどうしても答えが知りたい15の質問。
1.彼女達は過去最高？
近い…しかしもう少し。ショーの後で話した皆全員が同意したのは、パフォーマンスはいろんな意味でわくわくして驚くほど素晴らしいものだったけど、GREATまではいかなかった。少なくともまだ…彼女達はパフォーミングアクトとして明らかにまだ発展途上だし（俺は経験次第だと思う）、それに彼女達はまだすごく若いだろ！ Babymetalをマキシマム･ザ･ホルモンと比べるのはちょっと不精すぎるかもしれないけど…ホルモンは先週見たしそれに両バンド共めったにアメリカに来ない日本のバンドだから丁度いいよな…いかにびっくり仰天で魅惑的かと言う点ではBabymetalよりホルモンに軍配が上がる。
2.だけどショーはとてつもなくすごかっただろ？
もちろん。最大級のスペクタクルで背景幕のビデオではストーリーを英語で語る（ヘビーメタルのキツネ神が地球を救う？とかなんとか…）大量のライト、階段付きプラットフォームに、花火！そしてもちろんたくさんの振りのダンスとカワイイ衣装。（ライブ映像）
3.どうして彼女達は汗をかかないんだろう？
ほんとに驚くよ！俺がもし彼女達のように走って踊ったらきっと水1インチの下にステージがあるな。たった一つ思いつく解説は…毎回彼女達が衣装替えのためにバックステージに行くたびに、メイクさんがドライヤーで乾かすんだろう。クレイジーだけどあり得るぞ。
4．口パクなの？
答えは…たぶんYesなのかな…時々。Su-Metalがリードをとるときは明らかにマイクはオンだけど、女の子達が激しいダンスを踊る時（特にYui-MetalとMoa-Metalがヘッドセットのマイクの時）はあやしい。少なくとも全てのバッキングボーカルは確実に入れられてる…Su-Metalがステージ上で一人の時でもハーモニーがPAから流れている。でもこれは口パクじゃない→（ライブ映像「イジメ」の動画）
5.バックバンドはいい？
すっっっっっっっげえ…最高…全員。マーティ・フリードマンがギタリストの大村孝佳を自分のバンドメンバーに選んだのも納得。Babymetalのバックバンドはただ後ろにいるのを見る喜びだけでなく、彼らそれぞれが脚光を浴びていて、セットの何度かの幕間ではバンドが自ら前に出てきて観客を楽しませる。（ライブ映像）
6.観客はいったいどんな奴ら？
たった6ヶ月前にこのバンドを発見したばかりで、3500人キャパのHammerstein
Ballroomをほぼ満席にしてしまった客とはいったいどんな奴らなのだ？観客は今まで見たどんなメタルショーの客よりも一番多種多様。明らかにBabymetalはいろんな興味の方向からファンを引き寄せている―J-MusicとJ-Cultureのファン、コミック／アニメオタク、全てのタイプのメタルヘッズとただ見世物を見に来た人―そしてまた観客はそれにふさわしく多種多様な年齢と人種と性別だ。
7.なんでGrim Kimがいるんだよ？（有名なメタルヘッド記者らしい）
明らかに「Noisey」に書くためのブツのリサーチ。俺は本当にそれが読みたいし、それに（IMNsから触発されるだろう）とんでもなく怒りまくった奴らのリアクションも見てみたいぜ。彼女の記事はここだリンク
8.本物のメタルヘッド達はハマったのか？
完全に。メタルファンは大勢。そして観客全体と同じように彼らも多種多様―Megadethのバックパッチ（背中のロゴ）をつけたタフなバイカー野郎、よくいるタイプのMetallica、Children of Bodom やAmon AmarthのTシャツを着たメタルヘッズ達。男女のKvelertakやAsphyx などの‶インディー”（いい言葉を思いつかない）メタルバンドを推す奴らやその他いろいろ…。Babymetalはそのポップなスタイルにもかかわらず、全てのメタルのコミュニティーの分野から承認を得ている（少なくとも今のところ）。
9.小さな子供達がエンタテイメントのために利用されていることを、まずい／イケナイと感じるべきなのか？
スクリーンを見ている時に若いエンタテイナー達を「大人みたいだね」と却下するのは簡単だ。しかし俺が昨夜ステージの前から数列目にいてMoa-Metalと Yui-Metalを目の前で見た時…なんてこった…彼女達は本当に若い女の子！なんだ。彼女達の学校のスケジュールはどうなんだとか、あれだけ凝ったBabymetalのプレゼンテーションの為に必要なリハーサル以外の時間を彼女達は持てるのだろうか…などと考えずにはいられない。もちろん子供達のグループは珍しいものではないけど、俺達は皆（今まで）いかに数多くの子供スターたちが後々どうなったかを知っているだろ。10.バンドのハンドラー（マネジメント）は今の女の子達が大きくなりすぎたら、Menudo（プエルトリコ出身のアイドルグループ）のようにメンバーを変えるのかな？
わからない、しかしそうなるかも。女の子達はもう2年前にプロモの写真やビデオを撮った時よりずいぶん大きく見えるし、それに18歳を過ぎてからもあの全ての‶カワイイ”売りが出来るとは考えにくい。
（プロモーション映像）
11.
Babymetalはアメリカで巨大なアルバム契約を結ぶのか？
たぶんそうなるだろう。会場には全てのレーベルのトップ達がいたし、俺が聞いたところによると彼女たちはメジャーレーベルとUnlocking
the Truthが
12.アルバムはどれぐらい売れるだろう？
俺が話したとある業界の人物は、アルバム一枚のトータルセールスとして50000枚が妥当な見積もりだろうと言った。
13.彼女達はどこまでいくつもりなのか、そして限界は？
次のアルバムでBabymetal関連のマーケティングがどう展開されるのかは興味深いところ。彼女達のレーベルがBabymetalをメタルバンドとしてプッシュするのか、それとも子供にアピールするためにディズニー路線でいくのか？ 俺には両方の方向が見える、しかし子供達が実際にこんなにヘビーな音楽に共感するのは難しいのではないか…たとえカワイイジャパニーズガールズがチュチュを着てやっていても。（Youtubers react to Babymetal映像）
14.会場の外でブートのBabymetalポスターを5ドルで売っていたこの男はいったいいくら儲けたんだろう？
とんでもなくたくさん―バンバン売れていた！（写真）
15.この Babymetalヒステリアがおさまるまでどれぐらいかかるだろう？
しばらくかかるだろう。昨夜俺達はFox 5 newsのチームが撮影してるのを見たし、間違いなく他にもいるはず…メインストリームのメディアはやっと追いついたばかり。
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